JP3212674B2 - 流体圧縮機 - Google Patents
流体圧縮機Info
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- JP3212674B2 JP3212674B2 JP06844292A JP6844292A JP3212674B2 JP 3212674 B2 JP3212674 B2 JP 3212674B2 JP 06844292 A JP06844292 A JP 06844292A JP 6844292 A JP6844292 A JP 6844292A JP 3212674 B2 JP3212674 B2 JP 3212674B2
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- bearing
- rotating body
- peripheral surface
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/08—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
- F04C18/10—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth equivalents, e.g. rollers, than the inner member
- F04C18/107—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth equivalents, e.g. rollers, than the inner member with helical teeth
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば冷凍サイクル
の冷媒ガスを圧縮するのに適する螺旋方式の流体圧縮機
に関する。
の冷媒ガスを圧縮するのに適する螺旋方式の流体圧縮機
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より一般的な圧縮機として、レシプ
ロ方式、ロータリ方式等のものが知られており、その外
に、シリンダの吸込端側から作動室に流入した冷媒をシ
リンダの吐出端側の作動室へ順次移送させながら圧縮し
ていき外部へ吐出する螺旋方式の流体圧縮機が提供され
ている。
ロ方式、ロータリ方式等のものが知られており、その外
に、シリンダの吸込端側から作動室に流入した冷媒をシ
リンダの吐出端側の作動室へ順次移送させながら圧縮し
ていき外部へ吐出する螺旋方式の流体圧縮機が提供され
ている。
【０００３】螺旋方式の圧縮機の概要は、例えば、図７
に示す如くステータ１０１及びロータ１０３から成る駆
動手段によって回転するシリンダ１０５と、シリンダ１
０５内にｅだけ偏心して配置され一側、図面左側にオル
ダム機構１０７を介してシリンダ１０５に対し相対的に
旋回可能な回転ロッド１０９とを備え、回転ロッド１０
９の両端から突出する両支軸部１１１，１１１は左右の
軸受部材１１３，１１３により回転自在に両端支持され
ている。回転ロッド１０９の外周面には中央部から左右
両側へ向かってピッチが徐々に小さくなる一対の螺旋状
の溝１１５が形成され各螺旋状の溝１１５には、螺旋状
のブレード１１７がそれぞれ出入自在に嵌合している。
ブレード１１７の外周面はシリンダ１０５の内周面と密
着し合い、ブレード１１７は回転ロッド１０９と一体的
に旋回する。シリンダ１０５に対する回転ロッド１０９
は外周面の一部をシリンダ１０５の内周面の一部と線接
触しながら偏心して旋回するためブレード１１７が螺旋
状の溝１１５に対して出入することで回転ロッド１０９
とシリンダ１０５との間の空間に複数の作動室１１９が
軸方向に沿って形成されるようになる。作動室１１９の
容積は、図８に示す如くブレード１１７が嵌合される螺
旋状の溝１１１のピッチＰによって決定され、前記ブレ
ード１１７によって形成される作動室１１９の容積は、
中央部から左右両側に向かって徐々に小さくなるため、
吹込パイプ１２１から吹込孔１２３を介して中央の作動
室１１９内に取込まれた冷媒は、左右両側へ向けて順次
移送される間に圧縮されて吐出パイプ１２５から外に吐
出される構造となっている。
に示す如くステータ１０１及びロータ１０３から成る駆
動手段によって回転するシリンダ１０５と、シリンダ１
０５内にｅだけ偏心して配置され一側、図面左側にオル
ダム機構１０７を介してシリンダ１０５に対し相対的に
旋回可能な回転ロッド１０９とを備え、回転ロッド１０
９の両端から突出する両支軸部１１１，１１１は左右の
軸受部材１１３，１１３により回転自在に両端支持され
ている。回転ロッド１０９の外周面には中央部から左右
両側へ向かってピッチが徐々に小さくなる一対の螺旋状
の溝１１５が形成され各螺旋状の溝１１５には、螺旋状
のブレード１１７がそれぞれ出入自在に嵌合している。
ブレード１１７の外周面はシリンダ１０５の内周面と密
着し合い、ブレード１１７は回転ロッド１０９と一体的
に旋回する。シリンダ１０５に対する回転ロッド１０９
は外周面の一部をシリンダ１０５の内周面の一部と線接
触しながら偏心して旋回するためブレード１１７が螺旋
状の溝１１５に対して出入することで回転ロッド１０９
とシリンダ１０５との間の空間に複数の作動室１１９が
軸方向に沿って形成されるようになる。作動室１１９の
容積は、図８に示す如くブレード１１７が嵌合される螺
旋状の溝１１１のピッチＰによって決定され、前記ブレ
ード１１７によって形成される作動室１１９の容積は、
中央部から左右両側に向かって徐々に小さくなるため、
吹込パイプ１２１から吹込孔１２３を介して中央の作動
室１１９内に取込まれた冷媒は、左右両側へ向けて順次
移送される間に圧縮されて吐出パイプ１２５から外に吐
出される構造となっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記した如く冷媒は、
中央部の作動室１１９から左右両側の作動室１１９へ送
られる間に圧縮され、外に吐出される。この時のガス圧
は両サイドが高くなる所から図８に示すように回転ロッ
ド１０９の両端にガス負荷力Ｆ・Ｆが働くようになる。
中央部の作動室１１９から左右両側の作動室１１９へ送
られる間に圧縮され、外に吐出される。この時のガス圧
は両サイドが高くなる所から図８に示すように回転ロッ
ド１０９の両端にガス負荷力Ｆ・Ｆが働くようになる。
【０００５】ガス負荷力Ｆは軸受部材１１３で受けるよ
うになるが、その軸受部材１１３の支持領域ａは、ガス
負荷力Ｆの負荷点から外側に大きく離れた位置となる。
さらに、軸受部材１１３の支持領域ａに、螺旋ポンプ１
２５が設けられたタイプであると、支持領域ｂは外側半
分となり、ガス負荷力Ｆの負荷点からさらに遠くなる所
から、回転ロッド１０９は鎖線で示すように変形し易く
なり、変形領域において作動室１１９を形成するブレー
ド１１７がシリンダ１０５の内壁面から離れてリークが
生じ、性能が著しく低下する問題があった。
うになるが、その軸受部材１１３の支持領域ａは、ガス
負荷力Ｆの負荷点から外側に大きく離れた位置となる。
さらに、軸受部材１１３の支持領域ａに、螺旋ポンプ１
２５が設けられたタイプであると、支持領域ｂは外側半
分となり、ガス負荷力Ｆの負荷点からさらに遠くなる所
から、回転ロッド１０９は鎖線で示すように変形し易く
なり、変形領域において作動室１１９を形成するブレー
ド１１７がシリンダ１０５の内壁面から離れてリークが
生じ、性能が著しく低下する問題があった。
【０００６】この場合、回転ロッド１０９の支軸部１１
１を長くして支持領域ａの拡大を図ることで変形量が小
さく抑えられ、性能の向上が図れるが、反面、流体圧縮
機全体が長くなり大型化する新たな問題を招来する。
１を長くして支持領域ａの拡大を図ることで変形量が小
さく抑えられ、性能の向上が図れるが、反面、流体圧縮
機全体が長くなり大型化する新たな問題を招来する。
【０００７】そこで、この発明はリークを抑え、性能、
信頼性の向上が図れるようにした流体圧縮機を提供する
ことを目的としている。
信頼性の向上が図れるようにした流体圧縮機を提供する
ことを目的としている。
【０００８】前記目的を達成するために、この発明は、
密閉ケース内に対向して配置された一対の軸受部材と、
前記軸受部材に回転可能に支持されたシリンダと、前記
シリンダに回転動力を与える駆動手段と、前記軸受部材
に回転自在に支持されると共に前記シリンダの軸心と並
行し、且つその軸心がシリンダの軸心と偏心して配置さ
れ、その一部が前記シリンダの内周面に接触した状態で
シリンダと相対的に旋回可能な円柱状の回転体と、回転
体の外周に設けられ前記シリンダの吸込部側から吐出部
側へ徐々に小さくなるピッチで形成された螺旋状の溝
と、この溝に出入自在に嵌合されると共に前記シリンダ
の内周面に密着する外周面を有し前記シリンダと回転体
との間を複数の作動室に区画する螺旋状のブレードとを
備えた流体圧縮機において、前記軸受部材の少なくとも
一方はベース部から突出され前記シリンダの外周面を支
持するリング状の第１軸受部と、前記第１軸受部の内側
において第１軸受部より長く突出され回転体の開口部を
支持する第２軸受部を具備していることを特徴とする。
密閉ケース内に対向して配置された一対の軸受部材と、
前記軸受部材に回転可能に支持されたシリンダと、前記
シリンダに回転動力を与える駆動手段と、前記軸受部材
に回転自在に支持されると共に前記シリンダの軸心と並
行し、且つその軸心がシリンダの軸心と偏心して配置さ
れ、その一部が前記シリンダの内周面に接触した状態で
シリンダと相対的に旋回可能な円柱状の回転体と、回転
体の外周に設けられ前記シリンダの吸込部側から吐出部
側へ徐々に小さくなるピッチで形成された螺旋状の溝
と、この溝に出入自在に嵌合されると共に前記シリンダ
の内周面に密着する外周面を有し前記シリンダと回転体
との間を複数の作動室に区画する螺旋状のブレードとを
備えた流体圧縮機において、前記軸受部材の少なくとも
一方はベース部から突出され前記シリンダの外周面を支
持するリング状の第１軸受部と、前記第１軸受部の内側
において第１軸受部より長く突出され回転体の開口部を
支持する第２軸受部を具備していることを特徴とする。
【０００９】
【作用】かかる流体圧縮機によれば、回転体の旋回時に
吸込部側から流入した冷媒を吐出部側の作動室へ順次圧
縮しながら外へ吐出するようになる。この作動時におい
て、回転体を支持する第２軸受部の支持領域は、ガス負
荷力の負荷点近づくようになるので、ガス負荷力による
回転体の変形は小さく抑えられる。
吸込部側から流入した冷媒を吐出部側の作動室へ順次圧
縮しながら外へ吐出するようになる。この作動時におい
て、回転体を支持する第２軸受部の支持領域は、ガス負
荷力の負荷点近づくようになるので、ガス負荷力による
回転体の変形は小さく抑えられる。
【００１０】
【実施例】以下、図１乃至図４の図面を参照しながらこ
の発明の一実施例を詳細に説明する。図１において、１
は冷凍サイクルに使用される密閉型の流体圧縮機３の密
閉ケースを示しており、密閉ケース１の一方には冷凍サ
イクルの吸込パイプ５が、他方には吐出パイプ７がそれ
ぞれ設けられている。密閉ケース１内には駆動手段とし
ての電動要素９および圧縮手段としての圧縮要素１１が
それぞれ配置されている。
の発明の一実施例を詳細に説明する。図１において、１
は冷凍サイクルに使用される密閉型の流体圧縮機３の密
閉ケースを示しており、密閉ケース１の一方には冷凍サ
イクルの吸込パイプ５が、他方には吐出パイプ７がそれ
ぞれ設けられている。密閉ケース１内には駆動手段とし
ての電動要素９および圧縮手段としての圧縮要素１１が
それぞれ配置されている。
【００１１】電動要素９は、密閉ケース１の内面に固定
されたステータ１３と、その内側に設けられた回転可能
なロータ１５とを有し、シリンダ１７に回転動力を与え
るよう機能する。
されたステータ１３と、その内側に設けられた回転可能
なロータ１５とを有し、シリンダ１７に回転動力を与え
るよう機能する。
【００１２】圧縮要素１１は左右の軸受部材１９，１９
によって支持された前記シリンダ１７と、シリンダ１７
内に配置された回転体２１とを有している。
によって支持された前記シリンダ１７と、シリンダ１７
内に配置された回転体２１とを有している。
【００１３】軸受部材１９は、密閉ケース１内に固着さ
れたベース部２３と、ベース部２３から内側へ延長され
た軸筒状の第１軸受部２５と、第１軸受部２５からさら
に内側へ延長された軸筒状の第２軸受部２７とから成っ
ている。軸受部材１９の第１軸受部２５には前記ロータ
１５に固着されたシリンダ１７の両端が回転自在に嵌挿
支持されると共にシリンダ１７の両端は気密的に閉塞さ
れている。
れたベース部２３と、ベース部２３から内側へ延長され
た軸筒状の第１軸受部２５と、第１軸受部２５からさら
に内側へ延長された軸筒状の第２軸受部２７とから成っ
ている。軸受部材１９の第１軸受部２５には前記ロータ
１５に固着されたシリンダ１７の両端が回転自在に嵌挿
支持されると共にシリンダ１７の両端は気密的に閉塞さ
れている。
【００１４】回転体２１は鉄系又はその他の材料から成
り、シリンダ１７の内径よりも小さい円筒状に形成さ
れ、内部には中心軸線Ｂに沿って貫通したメイン通路２
９が設けられている。
り、シリンダ１７の内径よりも小さい円筒状に形成さ
れ、内部には中心軸線Ｂに沿って貫通したメイン通路２
９が設けられている。
【００１５】メイン通路２９の両端開口２９ａ，２９ａ
は、前記軸受部材１９の第２軸受部２７に回転自在に嵌
挿支持されると共にその中心軸線Ｂがシリンダ１７の中
心軸線Ａに対して距離ｅだけ、図１において下方に偏心
して配置され一部が円周面と線接触している。
は、前記軸受部材１９の第２軸受部２７に回転自在に嵌
挿支持されると共にその中心軸線Ｂがシリンダ１７の中
心軸線Ａに対して距離ｅだけ、図１において下方に偏心
して配置され一部が円周面と線接触している。
【００１６】また、回転体２１を支持する軸受部材１９
の第２軸受部２７には、基部側となる外側寄りに螺旋ポ
ンプ３１が設けられ、中心部寄りとなる第２軸受部２７
の内側が回転体２１の支持領域Ｄとなっている。
の第２軸受部２７には、基部側となる外側寄りに螺旋ポ
ンプ３１が設けられ、中心部寄りとなる第２軸受部２７
の内側が回転体２１の支持領域Ｄとなっている。
【００１７】螺旋ポンプ３１は、図３に示すように第２
軸受部２７の外周に形成された螺旋溝３３内に、回転体
２１の両端偏心開口２９ｂとで順次小さくなるポンプ室
３５を形成する螺旋状のブレード３７が弾性力を利用し
て出入自在に嵌挿されている。ポンプ室３５は、油吸込
ポート３９、給油パイプ４１を介して底部の油溜り４３
と連通している。これにより、回転体２１の旋回運動時
にポンプ室３５に送り込まれた潤滑油は圧縮要素１１の
各回転部及び摺動部に供給されるようになる。
軸受部２７の外周に形成された螺旋溝３３内に、回転体
２１の両端偏心開口２９ｂとで順次小さくなるポンプ室
３５を形成する螺旋状のブレード３７が弾性力を利用し
て出入自在に嵌挿されている。ポンプ室３５は、油吸込
ポート３９、給油パイプ４１を介して底部の油溜り４３
と連通している。これにより、回転体２１の旋回運動時
にポンプ室３５に送り込まれた潤滑油は圧縮要素１１の
各回転部及び摺動部に供給されるようになる。
【００１８】さらに、回転体２１には、オルダム機構４
５と螺旋状の溝４７がそれぞれ設けられている。
５と螺旋状の溝４７がそれぞれ設けられている。
【００１９】螺旋状の溝４７は、中央部から両側へ向か
ってピッチが順次小さくなるよう左右に一対設けられ、
各螺旋状の溝４７には、螺旋状のブレード４９，４９が
弾性力を利用して出入自在に嵌め込まれている。
ってピッチが順次小さくなるよう左右に一対設けられ、
各螺旋状の溝４７には、螺旋状のブレード４９，４９が
弾性力を利用して出入自在に嵌め込まれている。
【００２０】したがって、ブレード４９により、各作動
室５１が形成されると共に吹込部側となる中央の作動室
５１の容積が一番大きくなっている。以下、吐出部側と
なる左右両側へ向けて各作動室５１の容積が順次小さく
なるよう設定され、吐出部側となる左右両端の最終作動
室５１は、各軸受部材１９，１９に形成され密閉ケース
１内に開放された吐出孔５３と接続連通している。ま
た、中央部側となる吸込部側の第１番目の作動室５１
は、周方向へ抜ける通路５５を介して連通し合う前記回
転体２１のメイン通路２９及び一方の軸受部材１９に設
けられた貫通孔５７を介して前記冷凍サイクルの吸込パ
イプ５と接続連通している。これにより、吸込パイプ５
からシンリダ１７内に吸引される冷媒は第１番目となる
中央の作動室５１に途切れることなく確実に導入される
ようになっている。
室５１が形成されると共に吹込部側となる中央の作動室
５１の容積が一番大きくなっている。以下、吐出部側と
なる左右両側へ向けて各作動室５１の容積が順次小さく
なるよう設定され、吐出部側となる左右両端の最終作動
室５１は、各軸受部材１９，１９に形成され密閉ケース
１内に開放された吐出孔５３と接続連通している。ま
た、中央部側となる吸込部側の第１番目の作動室５１
は、周方向へ抜ける通路５５を介して連通し合う前記回
転体２１のメイン通路２９及び一方の軸受部材１９に設
けられた貫通孔５７を介して前記冷凍サイクルの吸込パ
イプ５と接続連通している。これにより、吸込パイプ５
からシンリダ１７内に吸引される冷媒は第１番目となる
中央の作動室５１に途切れることなく確実に導入される
ようになっている。
【００２１】オルダム機構４５は、回転体２１の右側端
部に、オルダムリング５７を介してシリンダ１７側から
の回転動力が伝達される動力伝達面として機能する断面
正方形状の角柱部５９が形成されている。この角柱部５
９は、図４に示すように前記オルダムリング５７に形成
された矩形状の長孔６１と遊びを有して嵌合し合うと共
に遊びの範囲内において角柱部５９のスライドが可能と
なっている。また、オルダムリング５７の外周面には、
前記長孔６１の長手方向と直交する径方向に一対の伝達
ピン６３，６３の一端部がそれぞれスライド自在に嵌挿
され、伝達ピン６３，６３の他端部は前記シリンダ１７
の周壁に穿設された嵌合孔６５に嵌合固定されている。
これにより、前記回転体２１はシリンダ１７に対して偏
心した位置で無理なく結合状態が確保されると共に、シ
リンダ１７の回転力はオルダムリング５７を介して回転
体２１に伝達されるようになっている。
部に、オルダムリング５７を介してシリンダ１７側から
の回転動力が伝達される動力伝達面として機能する断面
正方形状の角柱部５９が形成されている。この角柱部５
９は、図４に示すように前記オルダムリング５７に形成
された矩形状の長孔６１と遊びを有して嵌合し合うと共
に遊びの範囲内において角柱部５９のスライドが可能と
なっている。また、オルダムリング５７の外周面には、
前記長孔６１の長手方向と直交する径方向に一対の伝達
ピン６３，６３の一端部がそれぞれスライド自在に嵌挿
され、伝達ピン６３，６３の他端部は前記シリンダ１７
の周壁に穿設された嵌合孔６５に嵌合固定されている。
これにより、前記回転体２１はシリンダ１７に対して偏
心した位置で無理なく結合状態が確保されると共に、シ
リンダ１７の回転力はオルダムリング５７を介して回転
体２１に伝達されるようになっている。
【００２２】従って、電動要素９の作動によりシリンダ
１７がロータ１５と一体的に回転することで、シリンダ
１７に対して回転体２１はオルダム機構４５を介して偏
心して回転運動する。この時、回転体２１の外周面と、
それに対向するシリンダ１７の内周面との間には相対速
度が生じ、一部線接触しながらシリンダ１７内で内転
し、シリンダ１７に対して旋回運動するようになる。
１７がロータ１５と一体的に回転することで、シリンダ
１７に対して回転体２１はオルダム機構４５を介して偏
心して回転運動する。この時、回転体２１の外周面と、
それに対向するシリンダ１７の内周面との間には相対速
度が生じ、一部線接触しながらシリンダ１７内で内転
し、シリンダ１７に対して旋回運動するようになる。
【００２３】次に、このように構成された流体圧縮機の
動作について説明する。
動作について説明する。
【００２４】まず、電動要素９に通電するとロータ１５
が回転し、このロータ１５と一体にシリンダ１７も回転
する。シリンダ１７が回転すれば、オルダム機構４５を
介して回転体２１も回転する。シリンダ１７に対して回
転体２１は旋回運動し、この結果、中央部の作動室５１
に取り込まれた冷媒等の流体は閉じ込められた状態で回
転体２１の回転にともない左右両側の作動室５１へ向け
て順次送られながら圧縮され、吐出パイプ７から外へ吐
出されるようになる。
が回転し、このロータ１５と一体にシリンダ１７も回転
する。シリンダ１７が回転すれば、オルダム機構４５を
介して回転体２１も回転する。シリンダ１７に対して回
転体２１は旋回運動し、この結果、中央部の作動室５１
に取り込まれた冷媒等の流体は閉じ込められた状態で回
転体２１の回転にともない左右両側の作動室５１へ向け
て順次送られながら圧縮され、吐出パイプ７から外へ吐
出されるようになる。
【００２５】この作動時において、図５に示すように回
転体２１の両サイドに発生するガス負荷力Ｆ・Ｆは、負
荷点の近傍となる第２軸受部２７で受けるようになるた
め、回転体２１の変形は小さく抑えられる。この結果、
リークを起こすことがなくなり作動室５１の確実な圧縮
状態が得られるようになる。
転体２１の両サイドに発生するガス負荷力Ｆ・Ｆは、負
荷点の近傍となる第２軸受部２７で受けるようになるた
め、回転体２１の変形は小さく抑えられる。この結果、
リークを起こすことがなくなり作動室５１の確実な圧縮
状態が得られるようになる。
【００２６】図６は軸受部材１９の変形例を示したもの
である。
である。
【００２７】この実施例の軸受部材１９は、ベース部２
３及び第１、第２軸受部２５，２７から成っている。第
２軸受部２７はベース部２３のほぼ中心部位から内側へ
向け軸筒状に突出した形状となっており、回転体２１の
両端開口２９ａが回転自在に嵌挿支持されている。
３及び第１、第２軸受部２５，２７から成っている。第
２軸受部２７はベース部２３のほぼ中心部位から内側へ
向け軸筒状に突出した形状となっており、回転体２１の
両端開口２９ａが回転自在に嵌挿支持されている。
【００２８】第１軸受部２５は、ベース部２３から前記
第２軸受部２７を取囲むようにリング状に突出し、その
内周面に、シリンダ１７の両端が回転自在に嵌挿支持さ
れ、シリンダ１７と回転体２１の寸法がほぼ同一に設定
された形状となっている。
第２軸受部２７を取囲むようにリング状に突出し、その
内周面に、シリンダ１７の両端が回転自在に嵌挿支持さ
れ、シリンダ１７と回転体２１の寸法がほぼ同一に設定
された形状となっている。
【００２９】なお、他の機能部品は第１実施例と同一の
ため同一符号を付して説明を省略する。
ため同一符号を付して説明を省略する。
【００３０】従って、この実施例によれば、第１実施例
の効果に加えて、シリンダ１７の両端を、内側の回転体
２１の両端に揃えることが出来るようになり、流体圧縮
全体を小型、軽量にできるメリットが得られる。
の効果に加えて、シリンダ１７の両端を、内側の回転体
２１の両端に揃えることが出来るようになり、流体圧縮
全体を小型、軽量にできるメリットが得られる。
【００３１】なお、この実施例では、中央部の吹込部側
から左右両側の吐出部側へ向けて圧縮する流体圧縮機に
この発明を適用したが、左右両側の吹込部側から中央部
の吐出部側へ向けて圧縮する流体圧縮機に適用してもよ
く、また、シリンダの一側から他側へ向けて圧縮するシ
ングルタイプの流体圧縮機に適用しても同様の効果が得
られる。
から左右両側の吐出部側へ向けて圧縮する流体圧縮機に
この発明を適用したが、左右両側の吹込部側から中央部
の吐出部側へ向けて圧縮する流体圧縮機に適用してもよ
く、また、シリンダの一側から他側へ向けて圧縮するシ
ングルタイプの流体圧縮機に適用しても同様の効果が得
られる。
【００３２】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明の流体
圧縮機によれば、軸受部材により、ガス負荷力が作用す
る負荷点の近傍で回転体を支持することができるため、
回転体の変形を小さく抑えられる。したがって、作動室
のリークが最小となり性能及び信頼性が向上する。
圧縮機によれば、軸受部材により、ガス負荷力が作用す
る負荷点の近傍で回転体を支持することができるため、
回転体の変形を小さく抑えられる。したがって、作動室
のリークが最小となり性能及び信頼性が向上する。
【図１】この発明を実施した流体圧縮機の概要切断面
図。
図。
【図２】回転体の側面図。
【図３】螺旋ポンプの分解説明図。
【図４】オルダム機構を示した切断面図。
【図５】別の実施例を示した図１と同様の概要切断面
図。
図。
【図６】回転体の動作説明図。
【図７】従来例を示した図１と同様の概要切断面図。
【図８】従来例を示した回転体の斜視図。
【図９】従来例の回転体の動作説明図。
１ 密閉ケース ９ 駆動手段 １７ シリンダ １９ 軸受部材 ２１ 回転体 ２３ ベース部 ２５ 第１軸受部 ２７ 第２軸受部 ４７ 螺旋状の溝 ４９ ブレード ５１ 作動室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F04C 18/107 F04C 18/344 311 F04C 18/22
Claims (1)
- 【請求項１】 密閉ケース内に対向して配置された一対
の軸受部材と、前記軸受部材に回転可能に支持されたシ
リンダと、前記シリンダに回転動力を与える駆動手段
と、前記軸受部材に回転自在に支持されると共に前記シ
リンダの軸心と並行し、且つその軸心がシリンダの軸心
と偏心して配置され、その一部が前記シリンダの内周面
に接触した状態でシリンダと相対的に旋回可能な円柱状
の回転体と、回転体の外周に設けられ前記シリンダの吸
込部側から吐出部側へ徐々に小さくなるピッチで形成さ
れた螺旋状の溝と、この溝に出入自在に嵌合されると共
に前記シリンダの内周面に密着する外周面を有し前記シ
リンダと回転体との間を複数の作動室に区画する螺旋状
のブレードとを備えた流体圧縮機において、前記軸受部
材の少なくとも一方はベース部から突出され前記シリン
ダの外周面を支持するリング状の第１軸受部と、前記第
１軸受部の内側において第１軸受部より長く突出され回
転体の開口部を支持する第２軸受部を具備していること
を特徴とする流体圧縮機。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06844292A JP3212674B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 流体圧縮機 |
| KR1019930004565A KR970009959B1 (ko) | 1992-03-26 | 1993-03-24 | 유체 압축기 |
| US08/036,730 US5368456A (en) | 1992-03-26 | 1993-03-25 | Fluid compressor with bearing means disposed inside a rotary rod |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06844292A JP3212674B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 流体圧縮機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05272471A JPH05272471A (ja) | 1993-10-19 |
| JP3212674B2 true JP3212674B2 (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=13373823
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06844292A Expired - Fee Related JP3212674B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 流体圧縮機 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5368456A (ja) |
| JP (1) | JP3212674B2 (ja) |
| KR (1) | KR970009959B1 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2612035A2 (en) | 2010-08-30 | 2013-07-10 | Oscomp Systems Inc. | Compressor with liquid injection cooling |
| US9267504B2 (en) | 2010-08-30 | 2016-02-23 | Hicor Technologies, Inc. | Compressor with liquid injection cooling |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2401189A (en) * | 1944-05-12 | 1946-05-28 | Francisco A Quiroz | Rotary pump construction |
| DE3878073T2 (de) * | 1987-07-31 | 1993-06-03 | Toshiba Kawasaki Kk | Fluessigkeitsverdichter. |
| JP2619022B2 (ja) * | 1988-10-31 | 1997-06-11 | 株式会社東芝 | 流体機械 |
| JPH041493A (ja) * | 1990-04-13 | 1992-01-06 | Toshiba Corp | 流体圧縮機 |
| JP2888936B2 (ja) * | 1990-06-28 | 1999-05-10 | 株式会社東芝 | 流体圧縮機 |
-
1992
- 1992-03-26 JP JP06844292A patent/JP3212674B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-03-24 KR KR1019930004565A patent/KR970009959B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1993-03-25 US US08/036,730 patent/US5368456A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR970009959B1 (ko) | 1997-06-19 |
| US5368456A (en) | 1994-11-29 |
| JPH05272471A (ja) | 1993-10-19 |
| KR930020020A (ko) | 1993-10-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |