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JP2614667B2 - マンコンベア遠隔監視装置 - Google Patents

マンコンベア遠隔監視装置

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JP2614667B2
JP2614667B2 JP19904090A JP19904090A JP2614667B2 JP 2614667 B2 JP2614667 B2 JP 2614667B2 JP 19904090 A JP19904090 A JP 19904090A JP 19904090 A JP19904090 A JP 19904090A JP 2614667 B2 JP2614667 B2 JP 2614667B2
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conveyor
man
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rank
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正志 増田
勝美 山口
悟 野内
始 佐々木
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株式会社日立ビルシステムサービス
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、マンコンベアを遠隔監視し、これに異常が
生じたとき適切に対応するためのマンコンベア遠隔監視
装置に関する。
〔従来の技術〕 近年、各種建造物にはエレベータ、エスカレータや動
く歩道等のマンコンベア、リフト等の昇降機が設置さ
れ、移住者や来客等の便に供され、人々にとつて不可欠
のものとなつている。したがつて、この昇降機に故障が
発生すると、その建造物の移住者や出入の人々はその生
活や業務に多大の迷惑を蒙るばかりでなく、人身事故に
つながるおそれも生じる。このため、昇降機に対しては
常時その異常の有無を監視する監視システムが採用され
ている。
このような監視システムには種々のものがあるが、一
例として、特願昭63−275106号に記載されたものの概略
を説明する。この監視システムは、昇降機制御装置、監
視端末装置、監視センタ、および昇降機を管理する営業
所で構成され、監視端末装置と監視センタ、および監視
センタと営業所は電話線で接続されている。なお、監視
センタは多数の監視端末装置を管轄する。
上記構成において、昇降機制御装置は、昇降機の運行
の制御および昇降機の異常発生有無の判断を実行する。
この異常発生有無の判断において、発生した異常は、そ
の異常の重要度毎にランク付けされて記憶され、又、異
常発生時点における諸データも記憶される。監視端末装
置は常時昇降機制御装置を監視しており、異常が発生し
たとき、監視センタに自動ダイヤルして監視センタとの
電話回線を接続し、監視センタに異常のランクを出力す
る。監視センタは監視端末装置からの異常のランクを受
信すると、その異常のランクが重要度の高いものである
ときには監視端末装置から異常の内容および昇降機の状
態をとり出し、これを記憶する。一方、監視センタの係
員は、監視端末装置から異常のランクを受信すると直ち
にこれを異常発生昇降機を管理する営業所に連絡し、巡
回中の保守員を現場に急行せしめるとともに、その後入
力された異常の内容等を営業所に連絡し、さきに急行せ
しめた保守員への人員、修理機材等の必要なバツクアツ
プを行なわせる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記昇降機の遠隔監視装置は、異常発生時に、迅速か
つ適切な処理を行なうことができる装置であるが、これ
はエレベータやリフトに最適の装置であり、マンコンベ
アに適用した場合、マンコンベアのすべての異常をカバ
ーすることはできない。即ち、マンコンベアは、エレベ
ータやリフトに比較して遥かに機械部品が多く、これら
の機械部品の中には運転中の状態と停止中の状態を知ら
なければ異常の有無を判断できないものがあるからであ
る。
本発明の目的は、上記従来技術における課題を解決
し、マンコンベア特有の異常発生をも確実に捕捉するこ
とができるマンコンベア遠隔監視装置を提供するにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明は、建造物に備え
られたマンコンベアの異常を診断する機能を有するマン
コンベア監視装置と、このマンコンベア監視装置により
前記マンコンベアの異常が検出されたときこの異常を発
報する発報端末装置と、この発報端末装置の複数を電話
回線を介して管理する監視センタとで構成されるマンコ
ンベアの遠隔監視装置において、前記マンコンベア監視
装置に、前記マンコンベアが運転中か否かを判断する第
1の判断手段と、この第1の判断手段により運転中でな
いと判断されたとき所定個所の停止時データを測定させ
る第1の測定指令手段と、前記第1の判断手段により運
転中であると判断されたとき前記所定個所の運転時デー
タを測定させる第2の測定指令手段と、同一個所につい
て前記第1の測定指令手段の指令により測定された測定
値と前記第2の測定指令手段の指令により測定された測
定値とを比較して異常の有無を判断する第2の判断手段
と、この第2の判断手段により異常と判断されたときこ
れを記憶する記憶手段とを設けたことを特徴とする。
〔作用〕
マンコンベア制御装置は、第1の判断手段でマンコン
ベアが運転中か否かを判断し、運転中でない場合には、
第1の測定指令手段の指令により所定個所の停止時デー
タを測定し、運転中のときは第2の測定指令手段の指令
により前記所定個所の運転時データを測定し、これら各
測定の測定値を第2の判断手段で比較することにより異
常の有無が判断される。異常が判断された場合は、これ
を記憶手段に記憶する。
〔実施例〕
以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図は本発明の実施例に係るマンコンベア遠隔監視
装置のブロツク図である。図で、Mはマンコンベア(エ
スカレータ)、10はマンコンベアMの各所定個所の測定
や検出を行なう各装置を総合して示す測定・検出部であ
る。20は従来の昇降機制御装置に相当するマンコンベア
監視装置、30は従来の監視端末装置に相当する発報端末
装置、40は監視センタである。AはマンコンベアMを管
理する営業所、Tはマンコンベア監視装置30と監視セン
タ40との間、および監視センタ40と営業所Aとの間の電
話回線を示す。なお、通常は1つの建造物に複数のマン
コンベアMが備えられており、測定・検出部10およびマ
ンコンベア監視装置20が各マンコンベアMに付属し、そ
れら複数のマンコンベア監視装置20を1つの発報端末装
置が監視する構成となつているが、図では、1台のマン
コンベアMとこれに付属する測定・検出部10およびマン
コンベア監視装置20のみが示され、他は図示が省略され
ている。又、監視センタ40は、多数の発報端末装置30を
管轄するが、1つの発報端末装置30のみが示され、他は
図示が省略されている。マンコンベア監視装置20は、所
要の演算、制御を行なうMPU20a、このMPU20aの処理手順
を記憶するROM20b、所要のデータを記憶するRAM20c、お
よびデータの入出力を行なうI/O20dより成るマイクロコ
ンピユータで構成されている。発報端末装置30は、所要
の演算、制御を行なうMPU30a、このMPU30aの処理手順を
記憶するROM30b、所要のデータを記憶するRAM30c、およ
びデータの入出力を行なうI/O30dより成るマイクロコン
ピュータ、監視センタ40の電話番号を自動的にダイヤル
する自動ダイヤル装置30e、および電話回線Tを介して
情報の授受を行なう送受信回路30fで構成されている。
第2図は第1図に示すRAM20cの一部の内容説明図であ
る。RAM20cには図示されているように、一部に、Aラン
ク故障記憶部20c1,Bランク故障記憶部20c2,Cランク故障
記憶部20c3,Dランク故障記憶部20c4、および状態記憶部
20c5等を備えており、マンコンベアMの異常をその異常
に対して予め定められているランク付けに従つて該当す
るランクの故障記憶部に記憶する。状態記憶部20c5は、
マンコンベアMの状態を記憶する記憶部である。上記ラ
ンク付けおよび状態については、第3図により説明す
る。
第3図はマンコンベアの異常項目(自己診断内容)の
ランクおよびマンコンベアの状態の一例を説明する説明
図である。第3図で、Aランクに区分される異常項目
は、マンコンベアの乗客に優慮すべき影響を及ぼすおそ
れがある重大な異常である。又、Bランクに区分される
異常項目は、マンコンベアの乗客に直ちに優慮すべき影
響を及ぼすおそれはないが、そのまま運転を続けると重
大な異常となる項目、又は一時的に停止し再起動するべ
き異常項目である。さらに、Cランクに区分される異常
項目は、そのまま運転を続けると運転に支障を生じるお
それがあり、整備を必要とする異常項目である。これら
各ランクに区分される異常項目はすべて、マンコンベア
監視装置20が有する診断機能により自己診断され、各異
常毎に該当するランクの故障記憶部に記憶される。具体
的には、各異常項目は個別に、RAM20cの定められたアド
レスに対応せしめられ、これら各アドレス毎にランクが
定められることになる。そして、ある異常項目に異常が
生じると、この異常項目に対応するアドレスの値が例え
ば「0」から「1」に変化するようになつている。
なお、上記異常項目について補足説明する。マンコン
ベアにおいては、故障発生時、その故障に応じて安全装
置が作動するが、重大な故障の場合は手動でなければ安
全装置を復帰することができず、又、それ程重大な故障
でなければ安全装置は自動復帰するようになっている。
Aランクの「手動復帰安全装置動作」およびBランクの
「自動復帰安全装置動作」がこれに相当する。「発煙」
は、タバコ等がマンコンベアに巻込まれて落下し、油の
しみ込んだ綿埃等から煙が発生する異常である。「ブレ
ーキ制動距離異常」は、マンコンベア停止時に乗客が将
棋倒しになるのを防止べく、徐行停止するために必要な
制動距離が異常であることを意味する。「ハンドレール
走行異常」は、左右のハンドレールの走行速度、又はス
テツプと各ハンドレールの走行速度が同期していない状
態をいう。「ステツプチエーン伸び異常」は、ステツプ
とステツプの間を連結するステツプチエーンが所定値以
上に伸びる異常であり、この伸びが大きくなると乗客が
ステツプとステツプの間に足を挟まれるおそれが生じ
る。「ドライビングチエーン伸び異常」は、ステツプチ
エーンが係合しているスプロケツトの回転部とモータと
の間を連結するチエーン(ドライビングチエーン)が所
定値以上に伸びる異常であり、この伸びが大きくなると
運転中にチエーンのコマ飛びが生じ、異様な音が発生す
る。「ハンドレール駆動チエーン伸び異常」は、ハンド
レール駆動体とモータとの間を連結するチエーンが所定
値以上に伸びる異常であり、この伸びが大きくなるとハ
ンドレールの走行に異常を生じる。
次に、第3図に示す状態記憶項目について説明する。
状態記憶項目とは、測定・検出部10から出力されるデー
タおよび診断後のデータの項目であり、これら項目のデ
ータは変化するデータではなく、ある数値のデータであ
つて、具体的には、これら項目は個々にRAM20cの定めら
れたアドレスに対応せしめられ、これらアドレスが第2
図に示す状態記憶部を構成する。これら各項目のデータ
が、基準値等と比較され、比較の結果異常の場合は、各
故障ランクの所定の個所へ登録されることとなる。
なお、図示の状態記憶項目について補足説明する。
「起動・停止回数」は点検間隔の決定の判断をする値、
「照明点灯時間」はランプ寿命の判断のための値、「ス
テツプチエーン伸び量」、「ドライビングチエーン伸び
量」、「ハンドレール駆動チエーン伸び量」は、各チエ
ーンの伸び量の測定値である。
ところで、第3図に示すCランクの各チエーン伸び異
常の診断は、状態記憶項目の各チエーン伸び量に基づい
て判断されるが、この伸び量は、マンコンベア運転時と
停止時の各チエーンのたわみ状態で測定される。これを
第4図により説明する。第4図はステツプ駆動機構の系
統図である。図で51は図示されていないステツプを移動
させるステツプチエーン、52はステツプチエーン51と係
合するスプロケツト、53はスプロケツト52を駆動するモ
ータ、54はモータ53に連結されたスプロケツト、55はス
プロケツト54と、スプロケツト52と一体のスプロケツト
(図示されていない)との間に掛け渡されたドライビン
グチエーンである。56は床を示す。
ドライビングチエーン55の伸び量は次のようにして測
定される。今、床56の所定点をP1とする。マンコンベア
MのUP運転時、ドライビングチエーン55の上側は張力が
大きくなり、これに伴つて下側は破線に示されるように
大きくたるむ。このときの所定点P1の直上のドライビン
グチエーン55の位置をP2とする。一方、マンコンベアM
の停止時、ドライビングチエーン55の上側の張力は運転
時のように大きくはなく、したがつて、下側のたるみも
実線に示されるようにそれほど大きくはない。このとき
の所定点P1の直上のドライビングチエーン55の位置をP3
とする。ドライビングチエーン55の伸び量は、位置P1
P2間の距離と、位置P1,P3間の距離との差(P3−P2)に
より表わされる。即ち、マンコンベアMの運転時と停止
時の両方の測定値が必要である。これは、他のチエーン
についても同じであり、例えばステツプチエーンの伸び
量は、ステツプチエーンに張りを与えるためのスプリン
グについて、マンコンベアMの運転時と停止時の当該ス
プリングの長さの差により表わされる。
次に、本実施例の動作を第5図、第6図および第7図
に示すフローチヤートを参照しながら説明する。第5図
はマンコンベア監視装置20の自己診断動作を示すフロー
チヤートである。マンコンベア監視装置20はまず、測定
・検出部10の測定値や検出信号を監視し、これに基づい
て、前記運転時データと停止時データを比較しなくても
異常判定を行なうことができる各異常項目について異常
が発生しているか否かの判定を行なう(第5図に示す手
順S20)。そして、もし異常と判定された場合は、RAM20
cの所定のアドレスにその異常を記憶する。前記各異常
項目についての判定が終了すると、今度は前述のよう
に、運転時データと停止時データとの比較が必要な項目
についての判定に移る。
まず、マンコンベアMが運転中か否かが、例えば運転
指令のリレーが作動しているか否かにより判断される
(手順S21)。運転中と判断された場合、マンコンベア
監視装置20は測定・検出部10に対して指令を出力し(手
順S22)、運転時に測定、検出すべき個所のデータを採
取し、これを既に記憶されている停止時データと照合す
る(手順S23)。次いで、この照合の結果が異常値か否
か判断し(手順S24)、異常値の場合はRAM20cの所定の
アドレスにこれを記録する(手順S25)。例えば、前述
のドライビングチエーン伸び量の場合、位置P2が測定さ
れ、既に測定されている停止時の位置P3と照合され(演
算〔P3−P2〕が実行され)、これが規定値以上の場合、
ドライビングチエーンの伸びが異常であるとして、RAM2
0cに記録されることとなる。この記録は、該当する異常
項目のアドレスに、例えば「1」(正常の場合は
「0」)として格納され、当該アドレスがランク付けさ
れていることにより、当該異常もランク付けされたこと
となる。
次に、マンコンベア監視装置20は、マンコンベアMが
保安作業中であるか否かを保安作業時閉成されるスイツ
チ等により判断し(手順S26)、保安作業中でなけれ
ば、処理を再び手順S20へ戻す。保安作業中の場合は、
処理は終了する。
手順S21において、マンコンベアMは運転中でない
(停止している)と判断された場合、マンコンベア監視
装置20は測定・検出部10に指令を出力し(手順S27)、
停止時に測定・検出すべき個所のデータを採取し、この
データを停止時データとして記録しておく(手順
S28)。次いで、これら停止時データのうち、これが異
常か否かについて判断すべきものについてはその判断を
行ない(手順S29)、異常であればこれを記録し(手順S
25)、異常でなければ処理は前述の手順S26へ移行す
る。
次に、発報端末装置30の動作を説明する。第6図は発
報端末装置30の動作を説明するフローチヤートである。
発報端末装置30はI/O20d,30dを介してマンコンベア監視
装置20のRAM20cの故障記憶部20c1〜20c4の各アドレスの
記憶の状態を、例えばミリ秒単位で繰返して確認し(第
6図に示す手順S31)、異常が記録されているか否かを
判断する(手順S32)。もし、RAM20cの故障記憶部20c1
〜20c4の各アドレスの記憶状態が「0」から「1」に変
化し、手順S32で異常が発生したと判断されると、その
異常が属するランクを確認する(手順S33)とともに、
そのランクのすべての異常項目の内容、およびそのとき
状態記憶部20c5に記憶されている内容を直ちにRAM30cに
格納する。なお、マンコンベアMが複数台ある場合に
は、異常の内容は各マンコンベア毎にそのマンコンベア
の番号を付して記憶される。次いで、自動ダイヤル装置
30eに監視センタ40へのダイヤルを指令し、電話回線5
を介して監視センタ40との電話回線を接続する(手順S
34)。そして、監視センタ40に、発生した異常のランク
のみを発報する(手順S35)。異常のランクが複数ある
場合は緊急度が上位のランクのみを発報する。
次に、監視センタ40の動作を説明する。第7図は、監
視センタ40の動作を説明するフローチヤートである。監
視センタ40は発報端末装置30からの電話回線接続要求に
応じて電話回線接続を行ない(第7図に示す手順
S41)、発報端末装置30から発報された異常のランクを
受信し、かつ、これを記憶装置に記憶する(手順
S42)。そして、受信したランクを表示装置に表示し
(手順S43)、このランクに基づいて異常の内容を確認
するか否かの判断をする(手順S44)。この確認の要、
否は各ランクに対して予め定められている。例えば、第
3図に示すマンコンベアMの異常のランクの例では、A
ランク〜Cランクはすべて確認を要する。手順S44で確
認が必要であると判断された場合、監視センタ40は直ち
に電話回線5を介して発報端末装置30に対し、発報端末
装置30のRAM30cに記憶されている異常の内容および状態
を問合せ、これらを監視センタ40に発信するように指令
し、それらを受信し記憶する(手順S45)。そして、受
信された異常の内容および状態を表示装置に表示する
(手順S46)。
監視センタ40の係員は、電話回線7を介して、異常が
生じているマンコンベアMを管理する営業所6に、ま
ず、異常発生およびその異常のランクを連絡するととも
に、その後、その異常がAランク〜Cランクである場合
には、上記手順S45の処理により読出されたデータに基
づき、手順S46により表示された表示事項をみて、異常
の内容およびマンコンベアMの状態をも営業所Aに報知
する。営業所Aではこのような監視センタ40からの異常
の報知に基づいて、直ちに巡回中の保守員にマンコンベ
アMに異常が発生していることおよびその異常のランク
を連絡し、もしそのとき、異常項目およびそのときのマ
ンコンベアMの状態が判明しているときにはこれらの内
容も連絡し、マンコンベアMに保守員を急行させる。保
守員は、この連絡によりマンコンベアMの異常原因がど
の部分にあるか、又、マンコンベアMがどのような状態
にあるかを予め知ることができるので、マンコンベアM
に到着したとき、迅速に適切な処置を採ることができ
る。又、最初保守員に異常のランクのみが連絡された状
態で保守員がマンコンベアMに急行したときには、その
後営業所6に問合せを行なうことにより、保守員は異常
項目とマンコンベアMの状態を知ることができ、同じく
迅速、適切な処置を採ることができる。
一方、営業所6では、異常の内容に基づいて、マンコ
ンベアMの異常の修復に必要な機器であつて保守員が携
行していないものがある場合には、係員を派遣してこれ
を直ちにマンコンベアMへ運搬させることができ、これ
により、確実かつ迅速な異常の修復を保証することがで
きる。又、最初に異常のランクが報知されるので、これ
に対応する人員の手当てを迅速に行なうことができる
(通常Aランクの場合、2名の保守員を要することが多
い)。さらに、同時に複数のマンコンベアに異常が発生
したときでも、ランクが報知されることにより直ちに上
位ランクの異常に対して優先処置をとることができる。
なお、監視センタ40で必要がある場合には、電話回線
Tを介して発報端末装置30に記憶されているマンコンベ
アの診断内容・状態記憶項目の個々の内容を読出し、こ
れを表示装置に表示させることができる。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明では、運転時と停止時を判
断し、それぞれ必要なデータを測定し、両データを比較
して異常の有無を判断するようにしたので、マンコンベ
ア特有の異常発生をも確実に捕捉することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係るマンコンベア遠隔監視装
置のブロツク図、第2図は第1図に示す発報端末装置の
RAMの記憶内容説明図、第3図はマンコンベアの異常項
目のランクおよびマンコンベアの状態例の説明図、第4
図はステツプ駆動機構の系統図、第5図、第6図および
第7図は第1図に示す装置の動作を説明するフローチヤ
ートである。 10……測定・検出部、20……マンコンベア監視装置、20
c……RAM、30……発報端末装置、30c……RAM、40……監
視センタ、M……マンコンベア、A……営業所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 始 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 日立エレベータサービス株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−281287(JP,A) 特開 平3−256995(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建造物に備えられたマンコンベアの異常を
    診断する機能を有するマンコンベア監視装置と、このマ
    ンコンベア監視装置により前記マンコンベアの異常が検
    出されたときこの異常を発報する発報端末装置と、この
    発報端末装置の複数を電話回線を介して管理する監視セ
    ンタとで構成されるマンコンベアの遠隔監視装置におい
    て、前記マンコンベア監視装置に、前記マンコンベアが
    運転中か否かを判断する第1の判断手段と、この第1の
    判断手段により運転中でないと判断されたとき所定個所
    の停止時データを測定させる第1の測定指令手段と、前
    記第1の判断手段により運転中であると判断されたとき
    前記所定個所の運転時データを測定させる第2の測定指
    令手段と、同一個所について前記第1の測定指令手段の
    指令により測定された測定値と前記第2の測定指令手段
    の指令により測定された測定値とを比較して異常の有無
    を判断する第2の判断手段と、この第2の判断手段によ
    り異常と判断されたときこれを記憶する記憶手段とを設
    けたことを特徴とするマンコンベア遠隔監視装置
  2. 【請求項2】請求項(1)において、前記第2の判断手
    段の判断に用いられる前記第1の測定指令手段の指令に
    より得られた測定値は、前記第2の測定指令手段の指令
    による測定時の運転の直前の停止時のデータであること
    を特徴とするマンコンベア遠隔監視装置
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