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JP2607124Y2 - 車両用窓ガラスの取付け構造 - Google Patents

車両用窓ガラスの取付け構造

Info

Publication number
JP2607124Y2
JP2607124Y2 JP8701692U JP8701692U JP2607124Y2 JP 2607124 Y2 JP2607124 Y2 JP 2607124Y2 JP 8701692 U JP8701692 U JP 8701692U JP 8701692 U JP8701692 U JP 8701692U JP 2607124 Y2 JP2607124 Y2 JP 2607124Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
window
glass plate
plate
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8701692U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0650921U (ja
Inventor
孝光 佐々
章一 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sharyo Ltd
Original Assignee
Nippon Sharyo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Sharyo Ltd filed Critical Nippon Sharyo Ltd
Priority to JP8701692U priority Critical patent/JP2607124Y2/ja
Publication of JPH0650921U publication Critical patent/JPH0650921U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2607124Y2 publication Critical patent/JP2607124Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、鉄道車両に用いられる
窓ガラスの取付け構造に係り、特に、運転台前面の固定
窓や、固定式の側窓等に用いられる窓ガラスの取付け構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、鉄道車両の高速化に伴って、走行
時の空気抵抗や風切り音の低減を図るために、高速車体
の外板表面と窓ガラス外面は、できる限り面一に取付け
られるようになっている。例えば実開平3−17974
号公報に示されるものでは、窓ガラスをシール材を介し
てアルミ等の窓枠に組み込み、それをネジ等によって、
車体の窓開口部に、外板表面と面一に取付けている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし上述のもので
は、窓ガラスの取付け構造が複雑になり、取付けに手間
がかかると共に、窓の取付けに多くの部材が必要となっ
ていた。また、取付け構造が複雑になることにより、窓
ガラス外面と車体の外板表面との平滑化、及び窓ガラス
取付け後の気密性,水密性の確保が難しくなっていた。
さらに、窓ガラスを窓枠を介してネジ等によって車体に
固着するので、トンネルへの出入りやすれちがい時に発
生する車体への圧力変動に対して、取付け強度を充分に
保持することも困難であった。
【0004】そこで本考案は、簡単な構造で窓ガラスを
車体の外板と面一に取付けることができ、気密性,水密
性及び取付け強度を充分に確保することのできる車両用
窓ガラスの取付け構造を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案は、車体の外板に形成された窓開口部周囲
外板内面に窓ガラスを取り付ける車両用窓ガラスの取付
け構造において、前記窓開口部の外板内面周囲に接着代
を存してフレームを固設し、前記窓ガラスを、内側ガラ
ス板と外側ガラス板とをスペーサによって一定間隔に保
持した複合ガラスとし、内側ガラス板を、窓開口部の開
口寸法より大きなサイズに形成し、外側ガラス板を、内
側部を内側ガラス板のサイズより小さく、かつ窓開口部
の開口寸法より大きなサイズに形成するとともに、外側
部を窓開口部の開口寸法より小さなサイズに形成し、内
側ガラス板の車外側面周囲と外側ガラス板の内側部の車
外側面を接着代とし、外板内面の窓開口部周囲の前記接
着代と窓ガラスの車外面周囲の前記接着代との間に弾性
接着剤を充填し、かつ、外側ガラス板の外側部周縁と窓
開口部の周縁との隙間にシール材を充填し、窓ガラスの
車外面が弾性接着剤の接着力のみで外板の外面と面一に
取付けられていることを特徴としている。
【0006】
【作用】窓ガラスを構成するガラス板を弾性接着剤の接
着力のみによって直接車体の窓開口部に取付けることに
より、窓ガラスは、この弾性接着剤によって気密シール
される。また、車体に発生する圧力変動を弾性接着剤で
吸収できるので、窓ガラスの取付け強度を確保すること
ができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1及び2に基づ
いて説明する。車体の外板1に形成した窓開口部2の周
囲の外板内面1aには、フレーム8が接着代7を存して
固設され、弾性接着剤3(例えばウレタン系接着剤)を
外板内面1aの窓開口部2周囲の接着代7に所定の厚さ
になるまで塗布し、車内側より窓ガラス4を嵌め込んで
いる。
【0008】窓ガラス4は、無機ガラスで形成した内側
ガラス4aと外側ガラス4bとをスペーサ5によっ
て一定間隔に保持した複合ガラスで、内側ガラス4a
は、窓開口部2の開口寸法より大きなサイズに形成され
ており、外側ガラス4bは、内側4cが内側ガラス
板4aのサイズより小さく、かつ窓開口部2の開口寸法
より大きなサイズに形成されており、外側4dが窓開
口部2の開口寸法より小さなサイズに形成されており、
内側ガラス板4aの車外側面周囲及び外側ガラス板4b
の内側部の車外側面を2段の接着代4f,4gとしてい
。この窓ガラス4は、車内側から嵌め込まれることに
より、接着代4f,4gにて窓開口部2周囲の接着代
に塗布された弾性接着剤3を圧着して、弾性接着剤3の
接着力のみで外側ガラス4bの車外面4hを外板1の外
面1bと面一に取付け、外側ガラス4bの外面外周4e
と窓開口部2の周縁との隙間にシール材6を充填する。
【0009】このように窓ガラス4を窓開口部2に取付
けることにより、窓ガラス4を、容易に外板1の外面1
bと平滑に取付けることができる。また、窓ガラス4
は、外板内面1aの窓開口部2周囲の接着代7と窓ガラ
ス4の車外面周囲の接着代4f,4gとの間に充填され
弾性接着剤3の接着力のみで取付け、窓開口部2の周
縁との隙間にシール材6を充填することにより、簡単に
取付けることができ、ネジや窓枠等の取付け用の部材が
不要になる。さらに、弾性接着剤3及びシール材6の働
きによって窓ガラス4は気密シールされるとともに、車
体に発生する圧力の変動をこの弾性接着剤3で吸収させ
ることができるので、窓ガラス4の気密性,水密性及び
取付け強度を充分に確保することができる。
【0010】上記構造において、ガラス表面積の略30
%に相当する部分を接着面として、接着強度の確認実験
を行った。その結果、高速車両の走行時に車体にかかる
圧力の約200%に相当する負荷を、車両の耐用年数に
相当する10万回以上の負荷を与えたが、何等問題は発
生しなかった。
【0011】
【考案の効果】本考案は以上のように、車体の外板に形
成した窓開口部に、弾性接着剤の接着力のみによって窓
ガラスを前記外板の表面と面一に取付けるので、窓ガラ
スを簡単に車体と面一に取付けることができるようにな
る。また、窓ガラスを構成する内側ガラス板及び外側ガ
ラス板を弾性接着剤によって外板内面に直接取り付ける
から、特に窓ガラス取付け用のサッシやガラス押さえ等
の部材を用いる必要がなくなり、コストの低減化を図る
ことができる。さらに、弾性接着剤によって窓ガラスを
取付けるので、窓ガラスの気密性,水密性及び取付け強
度を充分に確保することのできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例を示す車両用窓ガラスの取
付け構造の断面図
【図2】 車両用窓ガラスの取付け状態を示す説明図
【符号の説明】 1…外板、2…窓開口部、3…弾性接着剤、4…窓ガラ
ス、4a…内側ガラス板、4b…外側ガラス板、4c…
内側部、4d…外側部、4e…外面外周、4f,4g…
接着代、5…スペーサ、6…シール材、7…接着代、8
…フレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 1/10 E06B 3/56 B61D 25/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の外板に形成された窓開口部周囲
    外板内面に窓ガラスを取り付ける車両用窓ガラスの取付
    け構造において、前記窓開口部の外板内面周囲に接着代
    を存してフレームを固設し、前記窓ガラスを、内側ガラ
    ス板と外側ガラス板とをスペーサによって一定間隔に保
    持した複合ガラスとし、内側ガラス板を、窓開口部の開
    口寸法より大きなサイズに形成し、外側ガラス板を、内
    側部を内側ガラス板のサイズより小さく、かつ窓開口部
    の開口寸法より大きなサイズに形成するとともに、外側
    部を窓開口部の開口寸法より小さなサイズに形成し、内
    側ガラス板の車外側面周囲と外側ガラス板の内側部の車
    外側面を接着代とし、外板内面の窓開口部周囲の前記接
    着代と窓ガラスの車外面周囲の前記接着代との間に弾性
    接着剤を充填し、かつ、外側ガラス板の外側部周縁と窓
    開口部の周縁との隙間にシール材を充填し、窓ガラスの
    車外面が弾性接着剤の接着力のみで外板の外面と面一に
    取付けられていることを特徴とする車両用窓ガラスの取
    付け構造。
JP8701692U 1992-12-18 1992-12-18 車両用窓ガラスの取付け構造 Expired - Lifetime JP2607124Y2 (ja)

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JPH0650921U JPH0650921U (ja) 1994-07-12
JP2607124Y2 true JP2607124Y2 (ja) 2001-04-16

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WO2004041705A1 (ja) * 2002-11-08 2004-05-21 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha エレベータの窓付扉

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