JP2605207Y2 - 防音および電磁波シールドドア - Google Patents
防音および電磁波シールドドアInfo
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- JP2605207Y2 JP2605207Y2 JP1993042730U JP4273093U JP2605207Y2 JP 2605207 Y2 JP2605207 Y2 JP 2605207Y2 JP 1993042730 U JP1993042730 U JP 1993042730U JP 4273093 U JP4273093 U JP 4273093U JP 2605207 Y2 JP2605207 Y2 JP 2605207Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber gasket
- sliding door
- door
- frame
- soundproof
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- Wing Frames And Configurations (AREA)
- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ドアを閉じたときに防
音効果と電磁波シールド効果を持たせたドアに関するも
のである。
音効果と電磁波シールド効果を持たせたドアに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、スライド式の自動ドアは、閉じ
たとき出入り口13の壁面に、スライド式ドア10の框
部分が密接して遮音性を高めるものがあったが、簡単な
構成により電磁波シールド効果をも持たせたものがな
く、あっても極めて複雑な構造となっていた。
たとき出入り口13の壁面に、スライド式ドア10の框
部分が密接して遮音性を高めるものがあったが、簡単な
構成により電磁波シールド効果をも持たせたものがな
く、あっても極めて複雑な構造となっていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】頻繁に開閉するスライ
ド式の自動ドアにおいて、ドアを閉じたときに防音効果
を持たせたドアに、簡単な構成を付加するだけで電磁波
シールド効果を持たせたものが望まれていた。
ド式の自動ドアにおいて、ドアを閉じたときに防音効果
を持たせたドアに、簡単な構成を付加するだけで電磁波
シールド効果を持たせたものが望まれていた。
【0004】本考案は、スライド式の自動ドアにおい
て、ドアを閉じたときに防音効果を持たせるとともに、
簡単な構成を付加して電磁波シールド効果をも持たせた
ものを得ることを目的とするものである。
て、ドアを閉じたときに防音効果を持たせるとともに、
簡単な構成を付加して電磁波シールド効果をも持たせた
ものを得ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、無目11内に
レール24を設け、スライド式ドア10をレール24上
を転動する吊り車23によって支持し、前記スライド式
ドア10の外周囲にゴムガスケット27を設けて、この
ゴムガスケット27をスライド式ドア10の閉鎖時に出
入り口13に密接するようにしたスライド式ドアにおい
て、前記スライド式ドア10と出入り口13を防音およ
び電磁波シールド材料で構成し、前記スライド式ドア1
0の上框17と両側の立框18に取り付けられる導電性
被膜34つき側面用ゴムガスケット27は、一側面側に
2列の空洞圧接部28が、他側面側に係止片部29がそ
れぞれ一体に形成され、この係止片部29を前記上框1
7と両側の立框18の細幅溝部33を介してガスケット
嵌め込み溝32に嵌め込み、前記スライド式ドア10の
下框19に取り付けられる導電性被膜34つき下面用ゴ
ムガスケット37は、下側面側に2列の空洞圧接部28
が、上側に係止片部29がそれぞれ一体に形成され、こ
の係止片部29を前記下框19の内側にてチャンネル材
35にて挟みつけ固定し、前記レール24を出入り口1
3とは反対側に傾斜させて形成し、このレール24の閉
鎖位置に凹溝部26を設けてなる防音および電磁波シー
ルドドアである。
レール24を設け、スライド式ドア10をレール24上
を転動する吊り車23によって支持し、前記スライド式
ドア10の外周囲にゴムガスケット27を設けて、この
ゴムガスケット27をスライド式ドア10の閉鎖時に出
入り口13に密接するようにしたスライド式ドアにおい
て、前記スライド式ドア10と出入り口13を防音およ
び電磁波シールド材料で構成し、前記スライド式ドア1
0の上框17と両側の立框18に取り付けられる導電性
被膜34つき側面用ゴムガスケット27は、一側面側に
2列の空洞圧接部28が、他側面側に係止片部29がそ
れぞれ一体に形成され、この係止片部29を前記上框1
7と両側の立框18の細幅溝部33を介してガスケット
嵌め込み溝32に嵌め込み、前記スライド式ドア10の
下框19に取り付けられる導電性被膜34つき下面用ゴ
ムガスケット37は、下側面側に2列の空洞圧接部28
が、上側に係止片部29がそれぞれ一体に形成され、こ
の係止片部29を前記下框19の内側にてチャンネル材
35にて挟みつけ固定し、前記レール24を出入り口1
3とは反対側に傾斜させて形成し、このレール24の閉
鎖位置に凹溝部26を設けてなる防音および電磁波シー
ルドドアである。
【0006】
【作用】ドア10を閉じる方向に移動し、吊り車23が
凹溝部26にその深さ分だけ落ち込むことにより、ドア
10の下端が下がり、下面用ゴムガスケット37の空洞
圧接部28が敷居15の上面に押しつけられてやや押し
つぶされる。同時に、ドア10は、自重により出入り口
13側に斜めに下がって、上框17と立框18における
側面用ゴムガスケット27の空洞圧接部28が、鴨居1
4と柱16の側面に押しつけられてやや押しつぶされ
る。この結果、ドア10は、導電性被膜34を介して出
入り口13に電気的に接続されてアースへ落されるとと
もに、側面用ゴムガスケット27と下面用ゴムガスケッ
ト37の空洞圧接部28が出入り口13に押しつぶされ
て密接するので、空気の流通が遮断され、電磁波シール
ド効果と防音効果が同時に得られる。
凹溝部26にその深さ分だけ落ち込むことにより、ドア
10の下端が下がり、下面用ゴムガスケット37の空洞
圧接部28が敷居15の上面に押しつけられてやや押し
つぶされる。同時に、ドア10は、自重により出入り口
13側に斜めに下がって、上框17と立框18における
側面用ゴムガスケット27の空洞圧接部28が、鴨居1
4と柱16の側面に押しつけられてやや押しつぶされ
る。この結果、ドア10は、導電性被膜34を介して出
入り口13に電気的に接続されてアースへ落されるとと
もに、側面用ゴムガスケット27と下面用ゴムガスケッ
ト37の空洞圧接部28が出入り口13に押しつぶされ
て密接するので、空気の流通が遮断され、電磁波シール
ド効果と防音効果が同時に得られる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明
する。図7ないし図9において、13は構造物12の出
入り口で、この出入り口13は、鴨居14と敷居15と
両側の柱16とで構成されている。これらの鴨居14、
敷居15、柱16は、金属の角形パイプ状をなし、内部
にガラスウールなどが充填されて、防音効果と電磁波シ
ールド効果を有するように構成されている。また、鴨居
14と柱16の側面と、敷居15の上面は、後述する側
面用ゴムガスケット27と下面用ゴムガスケット37が
密接するように平面になっている。
する。図7ないし図9において、13は構造物12の出
入り口で、この出入り口13は、鴨居14と敷居15と
両側の柱16とで構成されている。これらの鴨居14、
敷居15、柱16は、金属の角形パイプ状をなし、内部
にガラスウールなどが充填されて、防音効果と電磁波シ
ールド効果を有するように構成されている。また、鴨居
14と柱16の側面と、敷居15の上面は、後述する側
面用ゴムガスケット27と下面用ゴムガスケット37が
密接するように平面になっている。
【0008】前記鴨居14の上部の無目11内には、出
入り口13とは反対側に約45度傾斜した2列上部レー
ル24が設けられ、この上部レール24の閉鎖位置には
凹溝部26が設けられている。この上部レール24の上
に吊枠22に取付けられた左右の吊り車23、23がそ
れぞれ転動可能に乗せられ、下側に振れ防止ローラ25
が設けられ、また、吊枠22の下端には、スライド式ド
ア10が吊り下げられている。前記無目11の内部に
は、また、モータ38が収納固定されるとともに、左右
両端部にプーリ39が取付けられ、このプーリ39に掛
け渡された歯付きベルト40が前記吊枠22に連結され
ている。
入り口13とは反対側に約45度傾斜した2列上部レー
ル24が設けられ、この上部レール24の閉鎖位置には
凹溝部26が設けられている。この上部レール24の上
に吊枠22に取付けられた左右の吊り車23、23がそ
れぞれ転動可能に乗せられ、下側に振れ防止ローラ25
が設けられ、また、吊枠22の下端には、スライド式ド
ア10が吊り下げられている。前記無目11の内部に
は、また、モータ38が収納固定されるとともに、左右
両端部にプーリ39が取付けられ、このプーリ39に掛
け渡された歯付きベルト40が前記吊枠22に連結され
ている。
【0009】前記スライド式ドア10は、ドア板21の
上端に上框17が、両側に立框18が、下端に下框19
がそれぞれドア板嵌め込み溝31をもって嵌められて構
成されている。このスライド式ドア10を構成するドア
板21、上框17、立框18、下框19は、金属材料な
どの防音効果と電磁波シールド効果を有するような材料
により構成されている。上框17と立框18の側面に
は、前記鴨居14と柱16に相対した面に、細幅溝部3
3を設けるとともに、その内部に両側に延びたガスケッ
ト嵌め込み溝32が設けられている。
上端に上框17が、両側に立框18が、下端に下框19
がそれぞれドア板嵌め込み溝31をもって嵌められて構
成されている。このスライド式ドア10を構成するドア
板21、上框17、立框18、下框19は、金属材料な
どの防音効果と電磁波シールド効果を有するような材料
により構成されている。上框17と立框18の側面に
は、前記鴨居14と柱16に相対した面に、細幅溝部3
3を設けるとともに、その内部に両側に延びたガスケッ
ト嵌め込み溝32が設けられている。
【0010】前記上框17と両側の立框18の細幅溝部
33とガスケット嵌め込み溝32には、側面用ゴムガス
ケット27が嵌め込まれている。この側面用ゴムガスケ
ット27は、一側面側に、2列の空洞圧接部28が、他
側面側に係止片部29が一体に成型され、また、外周面
には、導電性被膜34が設けられている。この導電性被
膜34は、図3に示すように、化学繊維の表面に、銅、
ニッケル、カーボンブラックなど1ないし数種類の導電
性金属を無電解めっきなどにより塗布した柔軟性を有す
る金属化繊の織物からなり、これを前記側面用ゴムガス
ケット27に貼着してなるものである。また、導電性被
膜34は、織物ではなく、図5に示すように、直接側面
用ゴムガスケット27の表面に、銅、ニッケル、カーボ
ンブラックなど1ないし数種類の導電性金属を無電解め
っきなどにより塗布したものであってもよい。このよう
な表面に導電性被膜34を形成した側面用ゴムガスケッ
ト27を、上框17と立框18の細幅溝部33からガス
ケット嵌め込み溝32へ圧入固定する。
33とガスケット嵌め込み溝32には、側面用ゴムガス
ケット27が嵌め込まれている。この側面用ゴムガスケ
ット27は、一側面側に、2列の空洞圧接部28が、他
側面側に係止片部29が一体に成型され、また、外周面
には、導電性被膜34が設けられている。この導電性被
膜34は、図3に示すように、化学繊維の表面に、銅、
ニッケル、カーボンブラックなど1ないし数種類の導電
性金属を無電解めっきなどにより塗布した柔軟性を有す
る金属化繊の織物からなり、これを前記側面用ゴムガス
ケット27に貼着してなるものである。また、導電性被
膜34は、織物ではなく、図5に示すように、直接側面
用ゴムガスケット27の表面に、銅、ニッケル、カーボ
ンブラックなど1ないし数種類の導電性金属を無電解め
っきなどにより塗布したものであってもよい。このよう
な表面に導電性被膜34を形成した側面用ゴムガスケッ
ト27を、上框17と立框18の細幅溝部33からガス
ケット嵌め込み溝32へ圧入固定する。
【0011】前記下框19の下面には、チャンネル材3
5との間に、下面用ゴムガスケット37が嵌め込まれて
いる。この下面用ゴムガスケット37は、下側面に、2
列の空洞圧接部28が、上側に係止片部29が一体に成
型され、また、外周面には、図4に示すように、前記同
様柔軟性を有する金属化繊織物からなる導電性被膜34
を前記側面用ゴムガスケット27に貼着するか、また
は、図6に示すように、導電性金属を無電解めっきなど
の導電性被膜34を塗布する。このような表面に導電性
被膜34を形成した下面用ゴムガスケット37を、下框
19とチャンネル材35にて挾み付けるとともに、抜け
止め突起36で抜け出るのを防止している。
5との間に、下面用ゴムガスケット37が嵌め込まれて
いる。この下面用ゴムガスケット37は、下側面に、2
列の空洞圧接部28が、上側に係止片部29が一体に成
型され、また、外周面には、図4に示すように、前記同
様柔軟性を有する金属化繊織物からなる導電性被膜34
を前記側面用ゴムガスケット27に貼着するか、また
は、図6に示すように、導電性金属を無電解めっきなど
の導電性被膜34を塗布する。このような表面に導電性
被膜34を形成した下面用ゴムガスケット37を、下框
19とチャンネル材35にて挾み付けるとともに、抜け
止め突起36で抜け出るのを防止している。
【0012】以上のような構成による作用を説明する。
スライド式ドア10が開いている状態では、図8および
図9のように、両側の吊り車23が上部レール24の水
平部分に乗っているから、スライド式ドア10は、敷居
15よりもやや浮き上がっているとともに、上部レール
24が約45度に傾斜しているので、出入り口13とス
ライド式ドア10とがやや離れた状態にあって、したが
って、側面用ゴムガスケット27と下面用ゴムガスケッ
ト37の空洞圧接部28は、鴨居14、柱16、敷居1
5との間にわずかな隙間をもって敷居15の上のガイド
コロ30にガイドされつつ、スライドによる開閉をす
る。
スライド式ドア10が開いている状態では、図8および
図9のように、両側の吊り車23が上部レール24の水
平部分に乗っているから、スライド式ドア10は、敷居
15よりもやや浮き上がっているとともに、上部レール
24が約45度に傾斜しているので、出入り口13とス
ライド式ドア10とがやや離れた状態にあって、したが
って、側面用ゴムガスケット27と下面用ゴムガスケッ
ト37の空洞圧接部28は、鴨居14、柱16、敷居1
5との間にわずかな隙間をもって敷居15の上のガイド
コロ30にガイドされつつ、スライドによる開閉をす
る。
【0013】スライド式ドア10を閉じる方向に移動し
てきて、完全に閉じる位置からPの距離までくると、こ
れまで上部レール24の水平部を転動していた両吊り車
23は、凹溝部26に落ち込む。スライド式ドア10が
凹溝部26の深さ分だけ落ち込むことにより、スライド
式ドア10の下端が下がり、下面用ゴムガスケット37
の空洞圧接部28が敷居15の上面に押しつけられてや
や押しつぶされる。同時に、上部レール24が約45度
に傾斜していることにより、凹溝部26も傾斜している
ので、スライド式ドア10は、自重により出入り口13
側に斜めに下がって、上框17と立框18における側面
用ゴムガスケット27の空洞圧接部28が、鴨居14と
柱16の側面に押しつけられてやや押しつぶされる。
てきて、完全に閉じる位置からPの距離までくると、こ
れまで上部レール24の水平部を転動していた両吊り車
23は、凹溝部26に落ち込む。スライド式ドア10が
凹溝部26の深さ分だけ落ち込むことにより、スライド
式ドア10の下端が下がり、下面用ゴムガスケット37
の空洞圧接部28が敷居15の上面に押しつけられてや
や押しつぶされる。同時に、上部レール24が約45度
に傾斜していることにより、凹溝部26も傾斜している
ので、スライド式ドア10は、自重により出入り口13
側に斜めに下がって、上框17と立框18における側面
用ゴムガスケット27の空洞圧接部28が、鴨居14と
柱16の側面に押しつけられてやや押しつぶされる。
【0014】この結果、スライド式ドア10は、ドア板
21、上框17、立框18、下框19、導電性被膜34
を介して出入り口13に電気的に接続されてアースへ落
されるとともに、側面用ゴムガスケット27と下面用ゴ
ムガスケット37の空洞圧接部28が出入り口13に押
しつぶされて密接するので、空気の流通が遮断され、電
磁波シールド効果と防音効果が同時に得られる。
21、上框17、立框18、下框19、導電性被膜34
を介して出入り口13に電気的に接続されてアースへ落
されるとともに、側面用ゴムガスケット27と下面用ゴ
ムガスケット37の空洞圧接部28が出入り口13に押
しつぶされて密接するので、空気の流通が遮断され、電
磁波シールド効果と防音効果が同時に得られる。
【0015】
【考案の効果】本考案は、スライド式ドア10と出入り
口13を防音および電磁波シールド材料で構成するとと
もに、ゴムガスケット27に導電性被膜34を形成した
ので、防音効果を持たせたドアに、簡単な構成を付加す
るだけで電磁波シールド効果を持たせることができる。
また、側面用ゴムガスケット27の一側面側に2列の空
洞圧接部28を設け、かつ、下面用ゴムガスケット37
の下側面側に2列の空洞圧接部28を設けたので、出入
り口13の鴨居14、柱16、敷居15への密着性に優
れ、防音と電磁波シールド効果をより一層向上させるこ
とができる。さらに、側面用ゴムガスケット27の他側
面側に係止片部29を一体に形成し、この係止片部29
を上框17と両側の立框18の細幅溝部33を介してガ
スケット嵌め込み溝32に嵌め込み、また、下面用ゴム
ガスケット37の係止片部29を下框19の内側とチャ
ンネル材35とで挟みつけ固定するようにしたので、係
止片部29の取付けが熟練を要せずに簡単に、しかも、
確実に固定でき、取付け作業時間を短縮できる。下面用
ゴムガスケット37を下框19の内側とチャンネル材3
5とで挟みつけ固定する際に、抜け止め突起36で抜け
出るのを防止され、長期間の使用によっても外れるよう
なことがない。
口13を防音および電磁波シールド材料で構成するとと
もに、ゴムガスケット27に導電性被膜34を形成した
ので、防音効果を持たせたドアに、簡単な構成を付加す
るだけで電磁波シールド効果を持たせることができる。
また、側面用ゴムガスケット27の一側面側に2列の空
洞圧接部28を設け、かつ、下面用ゴムガスケット37
の下側面側に2列の空洞圧接部28を設けたので、出入
り口13の鴨居14、柱16、敷居15への密着性に優
れ、防音と電磁波シールド効果をより一層向上させるこ
とができる。さらに、側面用ゴムガスケット27の他側
面側に係止片部29を一体に形成し、この係止片部29
を上框17と両側の立框18の細幅溝部33を介してガ
スケット嵌め込み溝32に嵌め込み、また、下面用ゴム
ガスケット37の係止片部29を下框19の内側とチャ
ンネル材35とで挟みつけ固定するようにしたので、係
止片部29の取付けが熟練を要せずに簡単に、しかも、
確実に固定でき、取付け作業時間を短縮できる。下面用
ゴムガスケット37を下框19の内側とチャンネル材3
5とで挟みつけ固定する際に、抜け止め突起36で抜け
出るのを防止され、長期間の使用によっても外れるよう
なことがない。
【0016】導電性被膜34は、化学繊維の表面に、
銅、ニッケル、カーボンブラックなど1ないし数種類の
導電性金属を無電解めっきなどにより塗布した柔軟性を
有する金属化繊織物をゴムガスケット27に貼着する
か、または、ゴムガスケット27の表面に直接、銅、ニ
ッケル、カーボンブラックなど1ないし数種類の導電性
金属を無電解めっきなどにより塗布したものからなるの
で、側面用ゴムガスケット27や下面用ゴムガスケット
37の防音特性を害することなく電磁波シールド効果を
持たせることができる。
銅、ニッケル、カーボンブラックなど1ないし数種類の
導電性金属を無電解めっきなどにより塗布した柔軟性を
有する金属化繊織物をゴムガスケット27に貼着する
か、または、ゴムガスケット27の表面に直接、銅、ニ
ッケル、カーボンブラックなど1ないし数種類の導電性
金属を無電解めっきなどにより塗布したものからなるの
で、側面用ゴムガスケット27や下面用ゴムガスケット
37の防音特性を害することなく電磁波シールド効果を
持たせることができる。
【図1】本考案による防音および電磁波シールドドアの
一実施例を示す図2のA−A線断面図である。
一実施例を示す図2のA−A線断面図である。
【図2】本考案による防音および電磁波シールドドアの
正面図である。
正面図である。
【図3】本考案による側面用ゴムガスケット27の第1
実施例の断面図である。
実施例の断面図である。
【図4】本考案による下面用ゴムガスケット37の第1
実施例の断面図である。
実施例の断面図である。
【図5】本考案による側面用ゴムガスケット27の第2
実施例の断面図である。
実施例の断面図である。
【図6】本考案による下面用ゴムガスケット37の第2
実施例の断面図である。
実施例の断面図である。
【図7】スライド式ドア10の断面図である。
【図8】上部レール24と吊り車23の動作説明図であ
る。
る。
【図9】スライド式ドア10の開放時と閉鎖時の説明図
である。
である。
10…スライド式ドア、11…無目、12…構造物、1
3…出入り口、14…鴨居、15…敷居、16…柱、1
7…上框、18…立框、19…下框、20…床、21…
ドア板、22…吊枠、23…吊り車、24…上部レー
ル、25…振れ防止ローラ、26…凹溝部、27…側面
用ゴムガスケット、28…空洞圧接部、29…係止片
部、30…ガイドコロ、31…ドア板嵌め込み溝、32
…ガスケット嵌め込み溝、33…細幅溝部、34…導電
性被膜、35…チャンネル材、36…抜け止め突起、3
7…下面用ゴムガスケット、38…モータ、39…プー
リ、40…歯付きベルト。
3…出入り口、14…鴨居、15…敷居、16…柱、1
7…上框、18…立框、19…下框、20…床、21…
ドア板、22…吊枠、23…吊り車、24…上部レー
ル、25…振れ防止ローラ、26…凹溝部、27…側面
用ゴムガスケット、28…空洞圧接部、29…係止片
部、30…ガイドコロ、31…ドア板嵌め込み溝、32
…ガスケット嵌め込み溝、33…細幅溝部、34…導電
性被膜、35…チャンネル材、36…抜け止め突起、3
7…下面用ゴムガスケット、38…モータ、39…プー
リ、40…歯付きベルト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 5/18 E06B 3/46 E06B 5/20 E06B 7/22 H05K 9/00
Claims (4)
- 【請求項1】 無目11内にレール24を設け、スライ
ド式ドア10をレール24上を転動する吊り車23によ
って支持し、前記スライド式ドア10の外周囲にゴムガ
スケット27を設けて、このゴムガスケット27をスラ
イド式ドア10の閉鎖時に出入り口13に密接するよう
にしたスライド式ドアにおいて、前記スライド式ドア1
0と出入り口13を防音および電磁波シールド材料で構
成し、前記スライド式ドア10の上框17と両側の立框
18に取り付けられる導電性被膜34つき側面用ゴムガ
スケット27は、一側面側に2列の空洞圧接部28が、
他側面側に係止片部29がそれぞれ一体に形成され、こ
の係止片部29を前記上框17と両側の立框18の細幅
溝部33を介してガスケット嵌め込み溝32に嵌め込
み、前記スライド式ドア10の下框19に取り付けられ
る導電性被膜34つき下面用ゴムガスケット37は、下
側面側に2列の空洞圧接部28が、上側に係止片部29
がそれぞれ一体に形成され、この係止片部29を前記下
框19の内側にてチャンネル材35にて挟みつけ固定
し、前記レール24を出入り口13とは反対側に傾斜さ
せて形成し、このレール24の閉鎖位置に凹溝部26を
設けてなることを特徴とする防音および電磁波シールド
ドア。 - 【請求項2】 下面用ゴムガスケット37を下框19の
内側とチャンネル材35とで挟みつけ固定する際に、抜
け止め突起36で抜け出るのを防止するようにしたこと
を特徴とする請求項1記載の防音および電磁波シールド
ドア。 - 【請求項3】 導電性被膜34は、化学繊維の表面に、
銅、ニッケル、カーボンブラックなど1ないし数種類の
導電性金属を無電解めっきなどにより塗布した柔軟性を
有する金属化繊の織物からなり、これをゴムガスケット
27に貼着してなる請求項1または2記載の防音および
電磁波シールドドア。 - 【請求項4】 ゴムガスケット27の表面に、銅、ニッ
ケル、カーボンブラックなど1ないし数種類の導電性被
膜34を無電解めっきなどにより塗布してなる請求項1
または2記載の防音および電磁波シールドドア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993042730U JP2605207Y2 (ja) | 1993-07-08 | 1993-07-08 | 防音および電磁波シールドドア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993042730U JP2605207Y2 (ja) | 1993-07-08 | 1993-07-08 | 防音および電磁波シールドドア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0710373U JPH0710373U (ja) | 1995-02-14 |
JP2605207Y2 true JP2605207Y2 (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=12644175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993042730U Expired - Lifetime JP2605207Y2 (ja) | 1993-07-08 | 1993-07-08 | 防音および電磁波シールドドア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2605207Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52150466U (ja) * | 1976-05-12 | 1977-11-15 | ||
EP3379016A1 (de) * | 2017-03-23 | 2018-09-26 | Hawa Sliding Solutions AG | Schiebeelement mit dichtungsvorrichtung und dichtungselement |
KR200497670Y1 (ko) * | 2021-01-26 | 2024-01-23 | 김상기 | 슬라이딩 행거도어용 하부개스킷 |
-
1993
- 1993-07-08 JP JP1993042730U patent/JP2605207Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0710373U (ja) | 1995-02-14 |
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