JP2603371Y2 - 防水栓及び防水栓付きワイヤ端子 - Google Patents
防水栓及び防水栓付きワイヤ端子Info
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- JP2603371Y2 JP2603371Y2 JP1993045898U JP4589893U JP2603371Y2 JP 2603371 Y2 JP2603371 Y2 JP 2603371Y2 JP 1993045898 U JP1993045898 U JP 1993045898U JP 4589893 U JP4589893 U JP 4589893U JP 2603371 Y2 JP2603371 Y2 JP 2603371Y2
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- Japan
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- wire
- waterproof plug
- contact
- diameter hole
- waterproof
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/46—Bases; Cases
- H01R13/52—Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases
- H01R13/5205—Sealing means between cable and housing, e.g. grommet
Landscapes
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は防水栓及び防水栓付きワ
イヤ端子に関し、特にコンタクトが接続されたワイヤの
絶縁被覆の端部に取付けられる防水栓及び防水栓付きワ
イヤ端子に関する。
イヤ端子に関し、特にコンタクトが接続されたワイヤの
絶縁被覆の端部に取付けられる防水栓及び防水栓付きワ
イヤ端子に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】従来、防水コネクタ用と
してワイヤに防水栓を装着して防水構造としたものが種
々知られている。これらの防水栓の中で、最もよく知ら
れている構造は、例えば実開平5-17958 号公報に記載さ
れた防水栓の如きものがある。この防水栓は複数の環状
リブを有する略円筒状のもので前端部の円筒形部分をコ
ンタクトのインシュレーション(絶縁)バレルでワイヤ
の被覆上に圧着してワイヤ端部に固定するものである。
この形式の防水栓は、圧着の工程が必要であり、またイ
ンシュレーションバレルを有しないコンタクトの場合は
使用することができないという問題がある。
してワイヤに防水栓を装着して防水構造としたものが種
々知られている。これらの防水栓の中で、最もよく知ら
れている構造は、例えば実開平5-17958 号公報に記載さ
れた防水栓の如きものがある。この防水栓は複数の環状
リブを有する略円筒状のもので前端部の円筒形部分をコ
ンタクトのインシュレーション(絶縁)バレルでワイヤ
の被覆上に圧着してワイヤ端部に固定するものである。
この形式の防水栓は、圧着の工程が必要であり、またイ
ンシュレーションバレルを有しないコンタクトの場合は
使用することができないという問題がある。
【0003】次に、他の従来例として図5に示す防水栓
の保持構造が知られている。この保持構造は複数の環状
リブ101 を有する略円筒状の防水栓100 がワイヤ90''に
冠挿され、その両側面102 、104 を夫々保持手段106 、
116 により保持されてワイヤ90''上に固定されている。
保持手段106 はフランジ状に拡開して側面102 に当接す
る保持部108 とワイヤ90''に圧着されるインシュレーシ
ョンバレル110 を有する。保持手段116 は、保持部108
と同様な形状を有し、防水栓100 の側面104 に当接する
保持部118 及びワイヤ90' に圧着される圧着部120 を有
する。防水栓100 は、両保持部108 及び118 により挟持
された状態でワイヤ90''に固定される。この保持構造は
ワイヤ90''への圧着部を2ケ所必要とし組立工程が多
い。更に、保持部108 、118 が外方に突出するので高密
度実装が困難であり、部品点数も多いという問題があ
る。
の保持構造が知られている。この保持構造は複数の環状
リブ101 を有する略円筒状の防水栓100 がワイヤ90''に
冠挿され、その両側面102 、104 を夫々保持手段106 、
116 により保持されてワイヤ90''上に固定されている。
保持手段106 はフランジ状に拡開して側面102 に当接す
る保持部108 とワイヤ90''に圧着されるインシュレーシ
ョンバレル110 を有する。保持手段116 は、保持部108
と同様な形状を有し、防水栓100 の側面104 に当接する
保持部118 及びワイヤ90' に圧着される圧着部120 を有
する。防水栓100 は、両保持部108 及び118 により挟持
された状態でワイヤ90''に固定される。この保持構造は
ワイヤ90''への圧着部を2ケ所必要とし組立工程が多
い。更に、保持部108 、118 が外方に突出するので高密
度実装が困難であり、部品点数も多いという問題があ
る。
【0004】
【課題を解決する為の手段】本考案は、以上の点に鑑み
てなされたもので、部品点数が少なく、構造が簡単であ
り且つ高密度実装に適した防水栓及び、防水栓付きワイ
ヤ端子を提供することを目的とする。
てなされたもので、部品点数が少なく、構造が簡単であ
り且つ高密度実装に適した防水栓及び、防水栓付きワイ
ヤ端子を提供することを目的とする。
【0005】本考案の防水栓は、コンタクトが接続され
たワイヤ端部に装着されて、前記コンタクトが挿入され
るコンタクト受容キャビティ内を防水する防水栓におい
て、前記コンタクト受容キャビティの内径と略同一の外
径を有する前部に小径穴を、外周にリブを有する後部に
大径穴をそれぞれ有し、前記後部は、最も後方のリブの
半径方向の寸法が他のリブの半径方向の寸法より大きい
複数の前記リブを外周上に有し、ワイヤの被覆を剥離し
て導線が露出された前記ワイヤ端部に冠装される際に、
前記小径穴及び前記大径穴が前記導線及び前記被覆にそ
れぞれ密接することを特徴とする。
たワイヤ端部に装着されて、前記コンタクトが挿入され
るコンタクト受容キャビティ内を防水する防水栓におい
て、前記コンタクト受容キャビティの内径と略同一の外
径を有する前部に小径穴を、外周にリブを有する後部に
大径穴をそれぞれ有し、前記後部は、最も後方のリブの
半径方向の寸法が他のリブの半径方向の寸法より大きい
複数の前記リブを外周上に有し、ワイヤの被覆を剥離し
て導線が露出された前記ワイヤ端部に冠装される際に、
前記小径穴及び前記大径穴が前記導線及び前記被覆にそ
れぞれ密接することを特徴とする。
【0006】また、本考案の防水栓付きワイヤ端子は、
コンタクトが接続されたワイヤ端部に装着された防水栓
により前記コンタクトが挿入されるコンタクト受容キャ
ビティ内を防水する防水栓付きワイヤ端子において、前
記防水栓は、前記コンタクト受容キャビティの内径と略
同一の外径を有する前部に小径穴を、外周にリブを有す
る後部に大径穴をそれぞれ有し、ワイヤの被覆を剥離し
て導線が露出された前記ワイヤ端部に冠装される際に、
前記小径穴及び前記大径穴が前記導線及び前記被覆にそ
れぞれ密接し、露出した前記導線に圧着された前記コン
タクトの圧着部と前記被覆との間に前記防水栓が保持さ
れることを特徴とする。
コンタクトが接続されたワイヤ端部に装着された防水栓
により前記コンタクトが挿入されるコンタクト受容キャ
ビティ内を防水する防水栓付きワイヤ端子において、前
記防水栓は、前記コンタクト受容キャビティの内径と略
同一の外径を有する前部に小径穴を、外周にリブを有す
る後部に大径穴をそれぞれ有し、ワイヤの被覆を剥離し
て導線が露出された前記ワイヤ端部に冠装される際に、
前記小径穴及び前記大径穴が前記導線及び前記被覆にそ
れぞれ密接し、露出した前記導線に圧着された前記コン
タクトの圧着部と前記被覆との間に前記防水栓が保持さ
れることを特徴とする。
【0007】
【実施例】以下、本考案に係る防水栓及び防水栓付きワ
イヤ端子(以下単にワイヤ端子という)の好適実施例に
ついて添付図を参照して詳細に説明する。
イヤ端子(以下単にワイヤ端子という)の好適実施例に
ついて添付図を参照して詳細に説明する。
【0008】図1に本考案のワイヤ端子の第1実施例を
示す。ワイヤ90はビニール等の被覆92及び導線94
から成る。導線94は単線或いは複数本の撚線でもよ
い。このワイヤ90の先端部の露出された導線94には
防水栓1が冠装され、更に導線94の先端部にピンコン
タクト(コンタクト)40が圧着されている。防水栓1
はゴム等の弾性材料からなる略円筒形状であり、フラン
ジ状の前部2と円環状のリブ4、6を有する後部8とか
らなっている。前部2、及び後部8は内方に小径穴10
及び大径穴12を夫々有している。小径穴10及び大径
穴12により貫通穴13が構成される。小径穴10及び
大径穴12の内径は夫々導線94及び被覆92の外径に
略等しい。小径穴10と大径穴12との段差部14は僅
かに傾斜した環状の壁面となっている。これは防水栓1
を冠挿する際、導線94が円滑に挿入される案内面とな
るが、必ずしも傾斜していなくともよい。段差部14は
被覆92の切断された前端97と当接しており、防水栓
1はワイヤ90の導線94及び被覆92の上に実質的に
密着状態に取付けられている。即ち、貫通穴13は被覆
92を剥離されたワイヤ端部と略相補形であり且つワイ
ヤ端部と密接する形状となっている。
示す。ワイヤ90はビニール等の被覆92及び導線94
から成る。導線94は単線或いは複数本の撚線でもよ
い。このワイヤ90の先端部の露出された導線94には
防水栓1が冠装され、更に導線94の先端部にピンコン
タクト(コンタクト)40が圧着されている。防水栓1
はゴム等の弾性材料からなる略円筒形状であり、フラン
ジ状の前部2と円環状のリブ4、6を有する後部8とか
らなっている。前部2、及び後部8は内方に小径穴10
及び大径穴12を夫々有している。小径穴10及び大径
穴12により貫通穴13が構成される。小径穴10及び
大径穴12の内径は夫々導線94及び被覆92の外径に
略等しい。小径穴10と大径穴12との段差部14は僅
かに傾斜した環状の壁面となっている。これは防水栓1
を冠挿する際、導線94が円滑に挿入される案内面とな
るが、必ずしも傾斜していなくともよい。段差部14は
被覆92の切断された前端97と当接しており、防水栓
1はワイヤ90の導線94及び被覆92の上に実質的に
密着状態に取付けられている。即ち、貫通穴13は被覆
92を剥離されたワイヤ端部と略相補形であり且つワイ
ヤ端部と密接する形状となっている。
【0009】次に、導線94と略等しい内径を有する導
線受容穴42を有するピンコンタクト40が、導線94
の先端部96に冠装され圧着部46が導線94に圧着さ
れて固定される。この際、圧着部46の後部48は、防
水栓1の前部2の前端16に略当接している。従って、
防水栓1は、ピンコンタクト40の後部48とワイヤ9
0の被覆92の前端97とにより挟持された状態とな
る。斯くの如く取付けられた防水栓1は、ワイヤ90を
押圧してコネクタハウジング(図示せず)の端子受容キ
ャビティ(図示せず)に挿入しても、端子受容キャビテ
ィとの摩擦で後方にずれてしまうといった不具合は生じ
ない。従って、防水栓1の位置ずれを抑える他の追加部
材は不要となる。リブ4、6は、端子受容キャビティの
内面と接触し、内方且つ後方に圧縮されて良好な密封構
造を付与する。前部2の外径を端子受容キャビティの内
径と略同一にすることにより、前部2の外周面が案内の
役割をして防水栓1が円滑に挿入される。更に、前部2
が外方にめくれることも防止でき、良好な防止構造が維
持できる。
線受容穴42を有するピンコンタクト40が、導線94
の先端部96に冠装され圧着部46が導線94に圧着さ
れて固定される。この際、圧着部46の後部48は、防
水栓1の前部2の前端16に略当接している。従って、
防水栓1は、ピンコンタクト40の後部48とワイヤ9
0の被覆92の前端97とにより挟持された状態とな
る。斯くの如く取付けられた防水栓1は、ワイヤ90を
押圧してコネクタハウジング(図示せず)の端子受容キ
ャビティ(図示せず)に挿入しても、端子受容キャビテ
ィとの摩擦で後方にずれてしまうといった不具合は生じ
ない。従って、防水栓1の位置ずれを抑える他の追加部
材は不要となる。リブ4、6は、端子受容キャビティの
内面と接触し、内方且つ後方に圧縮されて良好な密封構
造を付与する。前部2の外径を端子受容キャビティの内
径と略同一にすることにより、前部2の外周面が案内の
役割をして防水栓1が円滑に挿入される。更に、前部2
が外方にめくれることも防止でき、良好な防止構造が維
持できる。
【0010】ピンコンタクト40は銅等の一体の金属部材
を研削して形成され、相手方のリセプタクルコンタクト
(図示せず)と接触する円柱状の接触部50、圧着部46、
及びその中間にあって両部分を連結する保持部52を有す
る。保持部52は円柱状であり、圧着部46の前端54により
界限されている。また、接触部50と保持部52との間には
フランジ56が形成されている。保持部52にはステンレス
スチールの如き金属板を円筒形に折曲げた固定部材58が
保持部52を取巻いて装着されている。固定部材58には打
抜いて後部を切起こしたコンタクトランス60が複数個形
成されている。また圧着部46の前部には突起62が複数個
形成されている。ピンコンタクト40がハウジングに挿入
されると、コンタクトランス60が一旦撓んで復帰すると
共にハウジングの一部をコンタクトランス60の後部64と
突起62との間に保持してピンコンタクト40がハウジング
に固定される。
を研削して形成され、相手方のリセプタクルコンタクト
(図示せず)と接触する円柱状の接触部50、圧着部46、
及びその中間にあって両部分を連結する保持部52を有す
る。保持部52は円柱状であり、圧着部46の前端54により
界限されている。また、接触部50と保持部52との間には
フランジ56が形成されている。保持部52にはステンレス
スチールの如き金属板を円筒形に折曲げた固定部材58が
保持部52を取巻いて装着されている。固定部材58には打
抜いて後部を切起こしたコンタクトランス60が複数個形
成されている。また圧着部46の前部には突起62が複数個
形成されている。ピンコンタクト40がハウジングに挿入
されると、コンタクトランス60が一旦撓んで復帰すると
共にハウジングの一部をコンタクトランス60の後部64と
突起62との間に保持してピンコンタクト40がハウジング
に固定される。
【0011】図2(A)に、図1に示した第1実施例の
防水栓の縦断面図を示す。図中、前部2と後部8との境
界にある環状溝18は、防水栓1の半径方向及び軸線方
向への伸縮を吸収する為に設けられている。リブ6は、
リブ4より半径方向の寸法が大きくなっており、ワイヤ
90の曲げに対する抵抗力を増大している。
防水栓の縦断面図を示す。図中、前部2と後部8との境
界にある環状溝18は、防水栓1の半径方向及び軸線方
向への伸縮を吸収する為に設けられている。リブ6は、
リブ4より半径方向の寸法が大きくなっており、ワイヤ
90の曲げに対する抵抗力を増大している。
【0012】図2(B)に防水栓1を後方から見た斜視
図を示す。この図により全体の外観形状が容易に把握で
きよう。
図を示す。この図により全体の外観形状が容易に把握で
きよう。
【0013】図3に本考案のワイヤ端子の第2実施例を
示す。図中、図1の第1実施例と同様な部品については
同一符号に’を付して表示する。第2実施例では防水栓
1'の前部2'が環状のプラスチックで成形されている点が
第1実施例と相違する。この前部2'を構成する環状部材
3は後部8'と一体に成形されている。環状部材3は、第
1実施例の防水栓1の前部2と同様の形状を有している
が、後部8'の方向に延びる筒状体20が一体に成形されて
いる。筒状体20は後部8'の前端に対応する位置に形成さ
れ複数の穴22を有する。この穴22は適宜形状を有し後部
8'を環状部材3と一体に成形したとき、ゴム等の後部8'
の材料がこの穴22内に充填され前部2'と後部8'の確実な
係合がなされる。
示す。図中、図1の第1実施例と同様な部品については
同一符号に’を付して表示する。第2実施例では防水栓
1'の前部2'が環状のプラスチックで成形されている点が
第1実施例と相違する。この前部2'を構成する環状部材
3は後部8'と一体に成形されている。環状部材3は、第
1実施例の防水栓1の前部2と同様の形状を有している
が、後部8'の方向に延びる筒状体20が一体に成形されて
いる。筒状体20は後部8'の前端に対応する位置に形成さ
れ複数の穴22を有する。この穴22は適宜形状を有し後部
8'を環状部材3と一体に成形したとき、ゴム等の後部8'
の材料がこの穴22内に充填され前部2'と後部8'の確実な
係合がなされる。
【0014】前部2’には、実施例1と同様に導線9
4’に密接する小径穴10’が形成されている。小径穴
10’には導線94’に冠装される際、案内となるテー
パ24が形成されているが、このテーパ24はなくても
よい。後部8’の大径穴12’にワイヤ90’の被覆9
2’が挿入され、被覆92’の前端97’は環状部材3
の後面26に当接する。防水栓1’は、前部2’が実施
例1と同様にピンコンタクト(コンタクト)40’の圧
着部46’と被覆92’の前端96’により保持され
る。前部2’がプラスチック或いは金属等の硬質材料か
らなる場合は、ピンコンタクト40’がコンタクト受容
キャビティ内へ挿入されるときの案内の効果が向上す
る。また、挿入の際にめくれ等の変形の虞れもない。ま
た、前部2’は、他のゴム等の弾性部材を用いることも
可能である。
4’に密接する小径穴10’が形成されている。小径穴
10’には導線94’に冠装される際、案内となるテー
パ24が形成されているが、このテーパ24はなくても
よい。後部8’の大径穴12’にワイヤ90’の被覆9
2’が挿入され、被覆92’の前端97’は環状部材3
の後面26に当接する。防水栓1’は、前部2’が実施
例1と同様にピンコンタクト(コンタクト)40’の圧
着部46’と被覆92’の前端96’により保持され
る。前部2’がプラスチック或いは金属等の硬質材料か
らなる場合は、ピンコンタクト40’がコンタクト受容
キャビティ内へ挿入されるときの案内の効果が向上す
る。また、挿入の際にめくれ等の変形の虞れもない。ま
た、前部2’は、他のゴム等の弾性部材を用いることも
可能である。
【0015】図4(A)に第2実施例の防水栓1'を後方
から見た斜視図を示す。防水栓1'の外形形状は防水栓1
と略同じであるが防水栓1の環状溝18がない点が相違す
る。
から見た斜視図を示す。防水栓1'の外形形状は防水栓1
と略同じであるが防水栓1の環状溝18がない点が相違す
る。
【0016】図4(B)に図4(A)に示す防水栓1'を
一部破断した斜視図を示す。破断部分には環状部材3の
穴22と後部8'との係合状態が明瞭に示されており容易に
理解できよう。
一部破断した斜視図を示す。破断部分には環状部材3の
穴22と後部8'との係合状態が明瞭に示されており容易に
理解できよう。
【0017】以上本考案の好適実施例について説明した
が、本考案の防水栓及びワイヤ端子の構造は、本考案の
要旨を逸脱することなく変形、変更が可能であることは
当業者にとって容易に理解できよう。例えば、段差部1
4は、僅かに傾斜する代わりに導線94の軸線に対して
直交する面であってもよい。
が、本考案の防水栓及びワイヤ端子の構造は、本考案の
要旨を逸脱することなく変形、変更が可能であることは
当業者にとって容易に理解できよう。例えば、段差部1
4は、僅かに傾斜する代わりに導線94の軸線に対して
直交する面であってもよい。
【0018】
【考案の効果】本考案の防水栓によれば、コンタクト受
容キャビティの内径と略同一の外径を有する前部に小径
穴を、外周にリブを有する後部に大径穴をそれぞれ有
し、後部は、最も後方のリブの半径方向の寸法が他のリ
ブの半径方向の寸法より大きい複数のリブを外周上に有
し、ワイヤの被覆を剥離して導線が露出されたワイヤ端
部に冠装される際に、小径穴及び大径穴が導線及び被覆
にそれぞれ密接するので、構造が極めて簡単であり、ワ
イヤへ取り付けるための圧着工程を不要にし、前部によ
りコンタクト受容キャビティ内への挿入を円滑に案内す
ると共に、後部の最後方のリブによりワイヤの曲げに対
し抗するという効果を奏する。
容キャビティの内径と略同一の外径を有する前部に小径
穴を、外周にリブを有する後部に大径穴をそれぞれ有
し、後部は、最も後方のリブの半径方向の寸法が他のリ
ブの半径方向の寸法より大きい複数のリブを外周上に有
し、ワイヤの被覆を剥離して導線が露出されたワイヤ端
部に冠装される際に、小径穴及び大径穴が導線及び被覆
にそれぞれ密接するので、構造が極めて簡単であり、ワ
イヤへ取り付けるための圧着工程を不要にし、前部によ
りコンタクト受容キャビティ内への挿入を円滑に案内す
ると共に、後部の最後方のリブによりワイヤの曲げに対
し抗するという効果を奏する。
【0019】また、本願考案の防水栓付きワイヤ端子に
よれば、防水栓は、コンタクト受容キャビティの内径と
略同一の外径を有する前部に小径穴を、外周にリブを有
する後部に大径穴をそれぞれ有し、ワイヤの被覆を剥離
して導線が露出されたワイヤ端部に冠装される際に、小
径穴及び大径穴が導線及び被覆にそれぞれ密接し、露出
した導線に圧着されたコンタクトの圧着部と被覆との間
に防水栓が保持されるように構成したので、部品点数が
少なく、構造が極めて簡単であり、防水栓の保持のため
に追加部材及びワイヤへ取り付けるための圧着工程を不
要にすると共に、コンタクト受容キャビティ内への挿入
を円滑になるという効果を奏する。
よれば、防水栓は、コンタクト受容キャビティの内径と
略同一の外径を有する前部に小径穴を、外周にリブを有
する後部に大径穴をそれぞれ有し、ワイヤの被覆を剥離
して導線が露出されたワイヤ端部に冠装される際に、小
径穴及び大径穴が導線及び被覆にそれぞれ密接し、露出
した導線に圧着されたコンタクトの圧着部と被覆との間
に防水栓が保持されるように構成したので、部品点数が
少なく、構造が極めて簡単であり、防水栓の保持のため
に追加部材及びワイヤへ取り付けるための圧着工程を不
要にすると共に、コンタクト受容キャビティ内への挿入
を円滑になるという効果を奏する。
【図1】本考案の防水栓付きワイヤ端子の第1実施例を
示す、ワイヤ端部を部分的に破断した正面図である。
示す、ワイヤ端部を部分的に破断した正面図である。
【図2】(A)本考案の防水栓の第1実施例の縦断面図
である。
である。
【図2】(B)図2(A)に示す防水栓を後方からみた
斜視図である。
斜視図である。
【図3】本考案の防水栓付きワイヤ端子の第2実施例を
示す、ワイヤ端部を部分的に破断した正面図である。
示す、ワイヤ端部を部分的に破断した正面図である。
【図4】(A)第2実施例の防水栓を後方から見た斜視
図である。
図である。
【図4】(B)図4(A)に示す防水栓を部分的に破断
した斜視図である。
した斜視図である。
【図5】従来例の防水栓付きワイヤ端子を示す正面図で
ある。
ある。
【符号の説明】 1、1' 防水栓 2、2' 前部 8、8' 後部 10、10' 小径穴 12、12' 大径穴 40、40' コンタクト 46、46' 圧着部 90、90' ワイヤ 92、92' 被覆 94、94' 導線
Claims (2)
- 【請求項1】 コンタクトが接続されたワイヤ端部に装
着されて、前記コンタクトが挿入されるコンタクト受容
キャビティ内を防水する防水栓において、前記コンタクト受容キャビティの内径と略同一の外径を
有する前部に小径穴を、外周にリブを有する後部に大径
穴をそれぞれ有し、 前記後部は、最も後方のリブの半径方向の寸法が他のリ
ブの半径方向の寸法より大きい複数の前記リブを外周上
に有し、 ワイヤの被覆を剥離して導線が露出された前記ワイヤ端
部に冠装される際に、前記小径穴及び前記大径穴が前記
導線及び前記被覆にそれぞれ密接することを特徴とする
防水栓。 - 【請求項2】 コンタクトが接続されたワイヤ端部に装
着された防水栓により前記コンタクトが挿入されるコン
タクト受容キャビティ内を防水する防水栓付きワイヤ端
子において、 前記防水栓は、前記コンタクト受容キャビティの内径と
略同一の外径を有する前部に小径穴を、外周にリブを有
する後部に大径穴をそれぞれ有し、 ワイヤの被覆を剥離して導線が露出された前記ワイヤ端
部に冠装される際に、前記小径穴及び前記大径穴が前記
導線及び前記被覆にそれぞれ密接し、 露出した前記導線に圧着された前記コンタクトの圧着部
と前記被覆との間に前記防水栓が保持されることを特徴
とする防水栓付きワイヤ端子。
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