JP2601961B2 - 靭性の優れた圧延形鋼の製造方法 - Google Patents
靭性の優れた圧延形鋼の製造方法Info
- Publication number
- JP2601961B2 JP2601961B2 JP29553791A JP29553791A JP2601961B2 JP 2601961 B2 JP2601961 B2 JP 2601961B2 JP 29553791 A JP29553791 A JP 29553791A JP 29553791 A JP29553791 A JP 29553791A JP 2601961 B2 JP2601961 B2 JP 2601961B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel
- toughness
- rolling
- weight
- section steel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Continuous Casting (AREA)
- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建造物の構造部材とし
て用いられる靭性の優れた圧延形鋼の製造方法に係わる
ものである。
て用いられる靭性の優れた圧延形鋼の製造方法に係わる
ものである。
【0002】
【従来の技術】建築物の超高層化、安全規準の厳格化な
どから、柱用に用いられる鋼材、例えば特に板厚の大き
なサイズのH形鋼(以下、極厚H形鋼と称す)には、一
層の高強度化、高靭性化、低降伏比化が求められてい
る。このような要求特性を満たすために、従来は圧延終
了後に焼準処理などの熱処理を施すことが行われた。熱
処理の付加は熱処理コストと生産効率の低下など大幅な
コスト上昇を招き、経済性に問題があった。この課題を
解決するためには圧延ままで高性能の材質特性を得られ
るように、新しい合金設計、製造法の開発が必要となっ
た。
どから、柱用に用いられる鋼材、例えば特に板厚の大き
なサイズのH形鋼(以下、極厚H形鋼と称す)には、一
層の高強度化、高靭性化、低降伏比化が求められてい
る。このような要求特性を満たすために、従来は圧延終
了後に焼準処理などの熱処理を施すことが行われた。熱
処理の付加は熱処理コストと生産効率の低下など大幅な
コスト上昇を招き、経済性に問題があった。この課題を
解決するためには圧延ままで高性能の材質特性を得られ
るように、新しい合金設計、製造法の開発が必要となっ
た。
【0003】一般に、フランジを有する形鋼、例えばH
形鋼をユニバーサル圧延により製造すると、圧延造形上
の制約およびその形状の特異性からウエブ、フランジ、
フィレットの各部位で圧延仕上げ温度、圧下率、冷却速
度に差を生じる。その結果、強度、延性、靭性がバラつ
き、例えば溶接構造用圧延鋼材(JIS G3106)
等の規準に満たない部位が生じる。特に極厚H形鋼を連
続鋳造スラブを素材とし圧延する場合には連続鋳造設備
で製造可能なスラブ最大厚みに限界があるため、低圧下
比となる。さらに、圧延造形上の制約から板厚の厚いフ
ランジ部は高温圧延となり、圧延終了後の鋼材冷却は徐
冷となって、ミクロ組織は粗粒化する。細粒化方法とし
ては厚鋼板分野で行われている制御圧延法があるが、造
形上の制約から適用は困難である。
形鋼をユニバーサル圧延により製造すると、圧延造形上
の制約およびその形状の特異性からウエブ、フランジ、
フィレットの各部位で圧延仕上げ温度、圧下率、冷却速
度に差を生じる。その結果、強度、延性、靭性がバラつ
き、例えば溶接構造用圧延鋼材(JIS G3106)
等の規準に満たない部位が生じる。特に極厚H形鋼を連
続鋳造スラブを素材とし圧延する場合には連続鋳造設備
で製造可能なスラブ最大厚みに限界があるため、低圧下
比となる。さらに、圧延造形上の制約から板厚の厚いフ
ランジ部は高温圧延となり、圧延終了後の鋼材冷却は徐
冷となって、ミクロ組織は粗粒化する。細粒化方法とし
ては厚鋼板分野で行われている制御圧延法があるが、造
形上の制約から適用は困難である。
【0004】一方、厚鋼板分野ではVNの析出効果を利
用し高強度・高靭性鋼を製造する、例えば特公昭62−
50548号公報、特公昭62−54862号公報に開
示された技術が提案されているが、溶鋼を従来法による
Al脱酸処理をしているため粒内フェライト生成核とし
て、組織の細粒化に効果を示す微細な複合酸化物が生成
せず、組織の細粒化が十分ではなかった。即ち、従来の
Al脱酸は溶製過程の初期段階でAl添加し、溶鋼の脱
酸と生成したAl2 O3 を浮上分離し高清浄化を目的に
していた。即ち、如何に溶鋼の酸素濃度を下げ、鋼中の
一次脱酸酸化物数を減らすかに主題がおかれていた。本
発明は従来の発想とは異なり、脱酸過程を制御すること
により粒内フェライト変態核として有能な微細な複合酸
化物を析出させ利用する点に特徴がある。
用し高強度・高靭性鋼を製造する、例えば特公昭62−
50548号公報、特公昭62−54862号公報に開
示された技術が提案されているが、溶鋼を従来法による
Al脱酸処理をしているため粒内フェライト生成核とし
て、組織の細粒化に効果を示す微細な複合酸化物が生成
せず、組織の細粒化が十分ではなかった。即ち、従来の
Al脱酸は溶製過程の初期段階でAl添加し、溶鋼の脱
酸と生成したAl2 O3 を浮上分離し高清浄化を目的に
していた。即ち、如何に溶鋼の酸素濃度を下げ、鋼中の
一次脱酸酸化物数を減らすかに主題がおかれていた。本
発明は従来の発想とは異なり、脱酸過程を制御すること
により粒内フェライト変態核として有能な微細な複合酸
化物を析出させ利用する点に特徴がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の課題
を解決するために、製鋼過程において適正な脱酸処理を
行い、溶鋼の高清浄化、溶存酸素濃度の制御、Alを最
後に添加するAlの添加順序とAl添加量の制御を行
い、鋼中に多数の微細な複合酸化物を分散させることに
より、上述したような形鋼特有の圧延条件下において
も、オーステナイト粒内から粒内フェライト(以下、I
GFと称す)を生成させ、ミクロ組織の細粒化により、
材質特性に対し圧延仕上げ温度、圧延圧下比、鋼板厚
(冷却速度)等の依存性が鈍感な、材質特性に優れ、安
価で経済的な、靭性の優れた圧延形鋼の製造方法を提供
することにある。
を解決するために、製鋼過程において適正な脱酸処理を
行い、溶鋼の高清浄化、溶存酸素濃度の制御、Alを最
後に添加するAlの添加順序とAl添加量の制御を行
い、鋼中に多数の微細な複合酸化物を分散させることに
より、上述したような形鋼特有の圧延条件下において
も、オーステナイト粒内から粒内フェライト(以下、I
GFと称す)を生成させ、ミクロ組織の細粒化により、
材質特性に対し圧延仕上げ温度、圧延圧下比、鋼板厚
(冷却速度)等の依存性が鈍感な、材質特性に優れ、安
価で経済的な、靭性の優れた圧延形鋼の製造方法を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧延冷却途上
のオーステナイト相からのフェライト変態時にオーステ
ナイト粒内にIGFを生成させ、ミクロ組織を細粒化す
る方法により、高能率で製造コストの安価な形鋼の製造
が可能であると言う知見に基づき前記課題を解決したも
ので、その要旨とするところは、(1)重量%でC:
0.04〜0.20%、Si:0.05〜0.50%、
Mn:0.8〜1.8%、V:0.05〜0.20%、
N:0.004〜0.015%、Ti:0.005〜
0.025%を含み、残部がFeおよび不可避不純物か
らなる溶鋼を、予備脱酸処理によって、溶存酸素を重量
%で0.003〜0.015%に調整後さらに、金属ア
ルミもしくはフェロアルミの添加により脱酸し、該Al
含有量が重量%で0.005〜0.015%で、かつ溶
鋼の溶存酸素〔O%〕に対し−0.004≦〔Al%〕
−1.1〔O%〕≦0.006の関係を満たす鋳片に鋳
造し、該鋳片を1100〜1300℃の温度域に再加熱
後、熱間圧延を行い750〜1050℃の温度範囲で圧
延を終了することを特徴とする靭性の優れた圧延形鋼の
製造方法および、(2)重量%でC:0.04〜0.2
0%、Si:0.05〜0.50%、Mn:0.8〜
1.8%、V:0.05〜0.20%、N:0.004
〜0.015%、Ti:0.005〜0.025%を含
み、加えてCr≦0.7%、Mo≦0.3%、Nb≦
0.05%、Ni≦1.0%、Cu≦1.0%、の1種
または2種以上を含み、残部がFeおよび不可避不純物
からなる溶鋼を、予備脱酸処理によって、溶存酸素を重
量%で0.003〜0.015%に調整後さらに、金属
アルミもしくはフェロアルミの添加により脱酸し、該A
l含有量が重量%で0.005〜0.015%で、かつ
溶鋼の溶存酸素〔O%〕に対し−0.004≦〔Al
%〕−1.1〔O%〕≦0.006の関係を満たす鋳片
に鋳造し、該鋳片を1100〜1300℃の温度域に再
加熱後、熱間圧延を行い750〜1050℃の温度範囲
で圧延を終了することを特徴とする靭性の優れた圧延形
鋼の製造方法である。
のオーステナイト相からのフェライト変態時にオーステ
ナイト粒内にIGFを生成させ、ミクロ組織を細粒化す
る方法により、高能率で製造コストの安価な形鋼の製造
が可能であると言う知見に基づき前記課題を解決したも
ので、その要旨とするところは、(1)重量%でC:
0.04〜0.20%、Si:0.05〜0.50%、
Mn:0.8〜1.8%、V:0.05〜0.20%、
N:0.004〜0.015%、Ti:0.005〜
0.025%を含み、残部がFeおよび不可避不純物か
らなる溶鋼を、予備脱酸処理によって、溶存酸素を重量
%で0.003〜0.015%に調整後さらに、金属ア
ルミもしくはフェロアルミの添加により脱酸し、該Al
含有量が重量%で0.005〜0.015%で、かつ溶
鋼の溶存酸素〔O%〕に対し−0.004≦〔Al%〕
−1.1〔O%〕≦0.006の関係を満たす鋳片に鋳
造し、該鋳片を1100〜1300℃の温度域に再加熱
後、熱間圧延を行い750〜1050℃の温度範囲で圧
延を終了することを特徴とする靭性の優れた圧延形鋼の
製造方法および、(2)重量%でC:0.04〜0.2
0%、Si:0.05〜0.50%、Mn:0.8〜
1.8%、V:0.05〜0.20%、N:0.004
〜0.015%、Ti:0.005〜0.025%を含
み、加えてCr≦0.7%、Mo≦0.3%、Nb≦
0.05%、Ni≦1.0%、Cu≦1.0%、の1種
または2種以上を含み、残部がFeおよび不可避不純物
からなる溶鋼を、予備脱酸処理によって、溶存酸素を重
量%で0.003〜0.015%に調整後さらに、金属
アルミもしくはフェロアルミの添加により脱酸し、該A
l含有量が重量%で0.005〜0.015%で、かつ
溶鋼の溶存酸素〔O%〕に対し−0.004≦〔Al
%〕−1.1〔O%〕≦0.006の関係を満たす鋳片
に鋳造し、該鋳片を1100〜1300℃の温度域に再
加熱後、熱間圧延を行い750〜1050℃の温度範囲
で圧延を終了することを特徴とする靭性の優れた圧延形
鋼の製造方法である。
【0007】
【作用】以下、本発明について詳細に説明する。鋼の高
強度化は、フェライト結晶の細粒化、合金元素によ
る固溶体強化、硬化相による分散強化、微細析出物
による析出強化等によって達成される。また、高靭性化
は、結晶の細粒化、母相(フェライト)の固溶N,
Cの低減、破壊の発生起点となる硬化相の高炭素マル
テンサイト及び粗大な酸化物、析出物の低減と微細化等
により達成される。
強度化は、フェライト結晶の細粒化、合金元素によ
る固溶体強化、硬化相による分散強化、微細析出物
による析出強化等によって達成される。また、高靭性化
は、結晶の細粒化、母相(フェライト)の固溶N,
Cの低減、破壊の発生起点となる硬化相の高炭素マル
テンサイト及び粗大な酸化物、析出物の低減と微細化等
により達成される。
【0008】一般的には鋼の高強度化により靭性は低下
し、高強度化と高靭性化は相反する対処が必要である。
両者を同時に満たす冶金因子は唯一、結晶の細粒化であ
る。本発明の特徴は製鋼工程における溶鋼の溶存酸素量
の制御と出鋼直前に微量Alを添加する脱酸元素の添加
手順とにより、鋼中に、Al,Ti,Mn,Si元素に
より構成される複合酸化物粒子を核にしたMnS,Ti
NとVNの複合析出物を分散析出させることにより、加
熱圧延時のオーステナイト粒内からの粒内フェライト変
態の促進効果を利用し、形鋼の圧延時の制約条件のもと
で圧延中に、その析出物を核に粒内フェライトを生成さ
せ、上記の結晶の細粒化を行い、圧延ままで母材の高強
度化と高靭性化を達成するものである。
し、高強度化と高靭性化は相反する対処が必要である。
両者を同時に満たす冶金因子は唯一、結晶の細粒化であ
る。本発明の特徴は製鋼工程における溶鋼の溶存酸素量
の制御と出鋼直前に微量Alを添加する脱酸元素の添加
手順とにより、鋼中に、Al,Ti,Mn,Si元素に
より構成される複合酸化物粒子を核にしたMnS,Ti
NとVNの複合析出物を分散析出させることにより、加
熱圧延時のオーステナイト粒内からの粒内フェライト変
態の促進効果を利用し、形鋼の圧延時の制約条件のもと
で圧延中に、その析出物を核に粒内フェライトを生成さ
せ、上記の結晶の細粒化を行い、圧延ままで母材の高強
度化と高靭性化を達成するものである。
【0009】次に本発明形鋼の基本成分範囲の限定理由
について述べる。まず、Cは鋼の強度を向上させる有効
な成分として添加するもので、0.04%未満では構造
用鋼として必要な強度が得られず、また、0.20%を
超える過剰の添加は、母材靭性、耐溶接割れ性、溶接熱
影響部靭性など著しく低下させるので下限を0.04
%、上限を0.20%とした。
について述べる。まず、Cは鋼の強度を向上させる有効
な成分として添加するもので、0.04%未満では構造
用鋼として必要な強度が得られず、また、0.20%を
超える過剰の添加は、母材靭性、耐溶接割れ性、溶接熱
影響部靭性など著しく低下させるので下限を0.04
%、上限を0.20%とした。
【0010】次に、Siは母材の強度確保、溶鋼の予備
脱酸などに必要であるが、0.50%を超えるとHAZ
組織内に硬化組織の高炭素マルテンサイトを生成し、溶
接継手部靭性を著しく低下させる。また、0.05%未
満では必要な溶鋼の予備脱酸ができないためSi含有量
を0.05〜0.50%の範囲に限定した。Mnは母材
の強度、靭性の確保には0.8%以上の添加が必要であ
るが、溶接部の靭性、割れ性などの許容できる範囲で上
限を1.8%とした。
脱酸などに必要であるが、0.50%を超えるとHAZ
組織内に硬化組織の高炭素マルテンサイトを生成し、溶
接継手部靭性を著しく低下させる。また、0.05%未
満では必要な溶鋼の予備脱酸ができないためSi含有量
を0.05〜0.50%の範囲に限定した。Mnは母材
の強度、靭性の確保には0.8%以上の添加が必要であ
るが、溶接部の靭性、割れ性などの許容できる範囲で上
限を1.8%とした。
【0011】VはVNとして粒内フェライト組織の生成
による細粒化、析出強化による高強度化のために極めて
重要な元素であり、0.05%未満ではVNの析出量が
不十分であり、0.20%を超えると析出量が過剰にな
り母材靭性が低下するため0.05〜0.20%に限定
した。
による細粒化、析出強化による高強度化のために極めて
重要な元素であり、0.05%未満ではVNの析出量が
不十分であり、0.20%を超えると析出量が過剰にな
り母材靭性が低下するため0.05〜0.20%に限定
した。
【0012】NはVNの析出には極めて重要な元素であ
り、0.004%未満ではVNの析出量が不足し、粒内
フェライト組織の十分な生成量が得られないため0.0
04%以上とした。含有量が0.015%を超えると母
材靭性を低下させ、連続鋳造時の鋼片の表面割れを生じ
させるため0.015%以下に限定した。
り、0.004%未満ではVNの析出量が不足し、粒内
フェライト組織の十分な生成量が得られないため0.0
04%以上とした。含有量が0.015%を超えると母
材靭性を低下させ、連続鋳造時の鋼片の表面割れを生じ
させるため0.015%以下に限定した。
【0013】Tiは脱酸材としTi系酸化物を生成さ
せ、圧延時には粒内フェライトの生成を促進させる効果
と微細なTiNを析出させオーステナイトの細粒化と粒
内フェライトの生成を促進し母材及び溶接部の靭性を向
上させる。従って、0.005%以下では酸化物中のT
i含有量が不足し、粒内フェライト生成核としての作用
が低下するためTi量の下限値を0.005%以上とし
た。しかし0.025%を超えると過剰なTiはTiC
を生成し、析出硬化を生じ溶接熱影響部の靭性を著しく
低下させるためこれ未満に限定した。
せ、圧延時には粒内フェライトの生成を促進させる効果
と微細なTiNを析出させオーステナイトの細粒化と粒
内フェライトの生成を促進し母材及び溶接部の靭性を向
上させる。従って、0.005%以下では酸化物中のT
i含有量が不足し、粒内フェライト生成核としての作用
が低下するためTi量の下限値を0.005%以上とし
た。しかし0.025%を超えると過剰なTiはTiC
を生成し、析出硬化を生じ溶接熱影響部の靭性を著しく
低下させるためこれ未満に限定した。
【0014】Alは強力な脱酸元素であり、0.015
%超の含有は粒内フェライト変態を促進する複合酸化物
が形成されず、靭性の低下がもたらされることと、過剰
の固溶AlはNと化合しAlNを生成し発明鋼の特徴で
あるVNの析出量を低減させるため0.015%以下に
限定した。また、0.005%未満では目的のAlを含
有する複合酸化物が生成できないため、0.005%以
上とした。かつ溶鋼の溶存酸素〔O%〕に対しAl量を
重量%で、−0.004%≦〔Al%〕−1.1〔O
%〕≦0.006%の関係を満たすように限定したの
は、この関係式において重量%でAlが[O]濃度に対
し過剰である場合は複合酸化物の生成数が減少し、粒内
フェライト生成核として無効なAl2 O3 を多数生成し
組織の細粒化ができず靭性が低下し、重量%でAlが
[O]濃度に対し過小である場合は粒内フェライト核と
なる複合酸化物が著しく減少するため、このように限定
した。なお、Alを製鋼過程の最後に添加する理由はA
lは脱酸力が強く安定なAl2 O3 を生成し、目的の低
融点の複合酸化物が生成しにくいためである。
%超の含有は粒内フェライト変態を促進する複合酸化物
が形成されず、靭性の低下がもたらされることと、過剰
の固溶AlはNと化合しAlNを生成し発明鋼の特徴で
あるVNの析出量を低減させるため0.015%以下に
限定した。また、0.005%未満では目的のAlを含
有する複合酸化物が生成できないため、0.005%以
上とした。かつ溶鋼の溶存酸素〔O%〕に対しAl量を
重量%で、−0.004%≦〔Al%〕−1.1〔O
%〕≦0.006%の関係を満たすように限定したの
は、この関係式において重量%でAlが[O]濃度に対
し過剰である場合は複合酸化物の生成数が減少し、粒内
フェライト生成核として無効なAl2 O3 を多数生成し
組織の細粒化ができず靭性が低下し、重量%でAlが
[O]濃度に対し過小である場合は粒内フェライト核と
なる複合酸化物が著しく減少するため、このように限定
した。なお、Alを製鋼過程の最後に添加する理由はA
lは脱酸力が強く安定なAl2 O3 を生成し、目的の低
融点の複合酸化物が生成しにくいためである。
【0015】不可避不純物として含有するP,Sはその
量について特に限定しないが凝固偏析による溶接割れ、
靭性の低下を生じるので、極力低減すべきであり、望ま
しくはP,S量はそれぞれ0.02%未満である。
量について特に限定しないが凝固偏析による溶接割れ、
靭性の低下を生じるので、極力低減すべきであり、望ま
しくはP,S量はそれぞれ0.02%未満である。
【0016】以上が本発明鋼の基本成分であるが、母材
強度の上昇、および母材の靭性向上の目的で、Cr,M
o,Nb,Ni,Cu,の1種または2種以上を含有す
ることができる。
強度の上昇、および母材の靭性向上の目的で、Cr,M
o,Nb,Ni,Cu,の1種または2種以上を含有す
ることができる。
【0017】まず、Crは焼き入れ性の向上により、母
材の強化に有効である。しかし0.7%を超える過剰の
添加は、靭性および硬化性の観点から有害となるため、
上限を0.7%とした。Moは母材強度の確保に有効な
元素であるが、高価であるため0.3%以下に限定し
た。Nbは母材の強靭化に有効であるが0.05%を超
える過剰の添加は、靭性及び硬化性の観点から有害とな
るため0.05%以下とした。Niは、母材の強靭性を
高める極めて有効な元素であるが、1.0%を超える添
加は合金コストを増加させ経済的でないので上限を1.
0%とした。Cuは母材の強化、耐候性に有効な元素で
あるが、応力除去焼鈍による焼き戻し脆性、溶接割れ
性、熱間加工割れを促進するため、上限を1.0%とし
た。
材の強化に有効である。しかし0.7%を超える過剰の
添加は、靭性および硬化性の観点から有害となるため、
上限を0.7%とした。Moは母材強度の確保に有効な
元素であるが、高価であるため0.3%以下に限定し
た。Nbは母材の強靭化に有効であるが0.05%を超
える過剰の添加は、靭性及び硬化性の観点から有害とな
るため0.05%以下とした。Niは、母材の強靭性を
高める極めて有効な元素であるが、1.0%を超える添
加は合金コストを増加させ経済的でないので上限を1.
0%とした。Cuは母材の強化、耐候性に有効な元素で
あるが、応力除去焼鈍による焼き戻し脆性、溶接割れ
性、熱間加工割れを促進するため、上限を1.0%とし
た。
【0018】なお、溶鋼の予備脱酸処理を行い溶存酸素
を重量%で0.003〜0.015%に制御するのは、
溶鋼を高清浄化すると同時に鋳片内に微細な複合酸化物
を生成させるために極めて重要なものである。予備脱酸
後の〔O〕濃度が0.003%未満では粒内フェライト
変態を促進する粒内フェライト生成核の複合酸化物が減
少し、細粒化できず靭性を向上できない。一方、0.0
15%を超える場合は、他の条件を満たしていても、酸
化物が粗粒化し脆性破壊の起点となり、靭性を低下させ
るための予備脱酸後の〔O〕濃度を重量%で0.003
〜0.015%に限定した。
を重量%で0.003〜0.015%に制御するのは、
溶鋼を高清浄化すると同時に鋳片内に微細な複合酸化物
を生成させるために極めて重要なものである。予備脱酸
後の〔O〕濃度が0.003%未満では粒内フェライト
変態を促進する粒内フェライト生成核の複合酸化物が減
少し、細粒化できず靭性を向上できない。一方、0.0
15%を超える場合は、他の条件を満たしていても、酸
化物が粗粒化し脆性破壊の起点となり、靭性を低下させ
るための予備脱酸後の〔O〕濃度を重量%で0.003
〜0.015%に限定した。
【0019】上記の予備脱酸処理は真空脱ガス,Al,
Si,Ca,Mg脱酸により行った。その理由は真空脱
ガス処理は直接溶鋼中の酸素をガスおよびCOガスとし
て除去し、Al,Si,Ca,Mgなどの強脱酸により
生成する酸化物系介在物は浮上、除去しやすいため溶鋼
の清浄化に極めて効果的なためである。
Si,Ca,Mg脱酸により行った。その理由は真空脱
ガス処理は直接溶鋼中の酸素をガスおよびCOガスとし
て除去し、Al,Si,Ca,Mgなどの強脱酸により
生成する酸化物系介在物は浮上、除去しやすいため溶鋼
の清浄化に極めて効果的なためである。
【0020】再加熱温度を1100〜1300℃の温度
域に限定したのは、熱間加工による形鋼の製造には塑性
変形を容易にするため1100℃以上の加熱が必要であ
り、且つV,Nbなどの元素を十分に固溶させる必要が
あるため再加熱温度の下限を1100℃とした。その上
限は加熱炉の性能、経済性から1300℃とした。
域に限定したのは、熱間加工による形鋼の製造には塑性
変形を容易にするため1100℃以上の加熱が必要であ
り、且つV,Nbなどの元素を十分に固溶させる必要が
あるため再加熱温度の下限を1100℃とした。その上
限は加熱炉の性能、経済性から1300℃とした。
【0021】熱間加工終了温度を750〜1050℃と
したのは、低温圧延ほど靭性は向上するが、形鋼の造形
上750℃未満での加工は困難であり、また1050℃
超えての加工は粗粒組織を形成し靭性が低下するためで
ある。
したのは、低温圧延ほど靭性は向上するが、形鋼の造形
上750℃未満での加工は困難であり、また1050℃
超えての加工は粗粒組織を形成し靭性が低下するためで
ある。
【0022】
【実施例】以下に実施例によりさらに本発明の効果を示
す。試作形鋼は転炉溶製し、合金を添加後、予備脱酸処
理を行い、溶鋼の酸素濃度を測定し、その量に見合った
Al量を添加し連続鋳造により250〜300mm厚鋳片
に鋳造した後、圧延造形によりフランジ厚み毎に表1に
示す種々の寸法のH形鋼を製造した。機械特性は図1に
示すフランジ2の板厚t2 の中心部(1/2t2 )でフ
ランジ幅全長(B)の1/4,1/2幅(1/4B,1
/2B)から試験片を採集し求めた。なお、これらの箇
所の特性を求めたのはフランジ1/4F部はH形鋼のほ
ぼ平均的な機械特性を示し、フランジ1/2F部はその
特性が最も低下するため、この二箇所によりH形鋼の機
械試験特性を代表できるとしたためである。
す。試作形鋼は転炉溶製し、合金を添加後、予備脱酸処
理を行い、溶鋼の酸素濃度を測定し、その量に見合った
Al量を添加し連続鋳造により250〜300mm厚鋳片
に鋳造した後、圧延造形によりフランジ厚み毎に表1に
示す種々の寸法のH形鋼を製造した。機械特性は図1に
示すフランジ2の板厚t2 の中心部(1/2t2 )でフ
ランジ幅全長(B)の1/4,1/2幅(1/4B,1
/2B)から試験片を採集し求めた。なお、これらの箇
所の特性を求めたのはフランジ1/4F部はH形鋼のほ
ぼ平均的な機械特性を示し、フランジ1/2F部はその
特性が最も低下するため、この二箇所によりH形鋼の機
械試験特性を代表できるとしたためである。
【0023】表2は、試作鋼の化学成分、表3は圧延条
件及び機械試験特性を示す。なお、圧延加熱温度を12
80℃に揃えたのは、一般的に加熱温度の低減は機械特
性を向上させることは周知であり、高温加熱条件は機械
特性の最低値を示すと推定され、この値がそれ以下の加
熱温度での特性を代表できると判断したためである。
件及び機械試験特性を示す。なお、圧延加熱温度を12
80℃に揃えたのは、一般的に加熱温度の低減は機械特
性を向上させることは周知であり、高温加熱条件は機械
特性の最低値を示すと推定され、この値がそれ以下の加
熱温度での特性を代表できると判断したためである。
【0024】表3に示すように、本発明による鋼1〜8
は圧延仕上げ温度、フランジ板厚(冷却速度)の変化に
対して、目標の母材強度(前記JIS G3106)と
0℃でのシャルピー値34(J)以上を十分に満たして
いる。一方、比較鋼の鋼9〜12は母材強度は規格を満
たすものの、フランジの板厚1/2で幅1/2部の靭性
は何れも目標の値を満足しない。その原因は鋼9,1
1,12は通常のAl脱酸処理であり、Al添加を製鋼
工程の初期段階に行ったことと、溶鋼の酸素濃度に対す
るAl量の制限範囲−0.004%≦〔Al%〕−1.
1〔O%〕≦0.006%の上限値を外れたことにあ
り、また鋼10は予備脱酸による溶鉄の酸素濃度は制限
範囲内にあるものの、Ti添加処理を加えていないた
め、IGF核生成サイトとして働くTiを含む微細複合
酸化物+MnS+TiN+VNの個数が不足しIGFが
生成せず、細粒化による靭性改善ができなかったためで
ある。
は圧延仕上げ温度、フランジ板厚(冷却速度)の変化に
対して、目標の母材強度(前記JIS G3106)と
0℃でのシャルピー値34(J)以上を十分に満たして
いる。一方、比較鋼の鋼9〜12は母材強度は規格を満
たすものの、フランジの板厚1/2で幅1/2部の靭性
は何れも目標の値を満足しない。その原因は鋼9,1
1,12は通常のAl脱酸処理であり、Al添加を製鋼
工程の初期段階に行ったことと、溶鋼の酸素濃度に対す
るAl量の制限範囲−0.004%≦〔Al%〕−1.
1〔O%〕≦0.006%の上限値を外れたことにあ
り、また鋼10は予備脱酸による溶鉄の酸素濃度は制限
範囲内にあるものの、Ti添加処理を加えていないた
め、IGF核生成サイトとして働くTiを含む微細複合
酸化物+MnS+TiN+VNの個数が不足しIGFが
生成せず、細粒化による靭性改善ができなかったためで
ある。
【0025】即ち、本発明の要件が総て満たされた時
に、表3に示される形鋼1〜8のように、圧延形鋼の機
械試験特性を最も満たしにくいフランジ板厚1/2,幅
1/2部においても十分な強度を有し、優れた靭性を持
つ圧延形鋼の製造が可能になる。なお、本発明が対象と
する圧延形鋼は上記実施例のH形鋼に限らずI形鋼、山
形鋼、溝形鋼、不等辺不等厚山形鋼等のフランジを有す
る形鋼にも適用できることは勿論である。
に、表3に示される形鋼1〜8のように、圧延形鋼の機
械試験特性を最も満たしにくいフランジ板厚1/2,幅
1/2部においても十分な強度を有し、優れた靭性を持
つ圧延形鋼の製造が可能になる。なお、本発明が対象と
する圧延形鋼は上記実施例のH形鋼に限らずI形鋼、山
形鋼、溝形鋼、不等辺不等厚山形鋼等のフランジを有す
る形鋼にも適用できることは勿論である。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】
【表3】
【0029】
【発明の効果】本発明により圧延形鋼は機械試験特性を
最も保証しにくいフランジ板厚1/2,幅1/2部にお
いても十分な強度を有し、優れた靭性を持つ圧延形鋼の
製造が圧延ままで可能になり、大型建造物の信頼性向
上、安全性の確保、経済性等の産業上の効果は極めて顕
著なものがある。
最も保証しにくいフランジ板厚1/2,幅1/2部にお
いても十分な強度を有し、優れた靭性を持つ圧延形鋼の
製造が圧延ままで可能になり、大型建造物の信頼性向
上、安全性の確保、経済性等の産業上の効果は極めて顕
著なものがある。
【図1】H形鋼の断面形状を示し、各部位の名称と機械
試験片の採取位置を示す図である。
試験片の採取位置を示す図である。
1 H形鋼 2 フランジ 3 ウェブ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C22C 38/00 301 C22C 38/00 301A 38/14 38/14
Claims (2)
- 【請求項1】 重量%でC:0.04〜0.20%、S
i:0.05〜0.50%、Mn:0.8〜1.8%、
V:0.05〜0.20%、N:0.004〜0.01
5%、Ti:0.005〜0.025%を含み、残部が
Feおよび不可避不純物からなる溶鋼を、予備脱酸処理
によって、溶存酸素を重量%で0.003〜0.015
%に調整後さらに、金属アルミもしくはフェロアルミの
添加により脱酸し、該Al含有量が重量%で0.005
〜0.015%で、かつ溶鋼の溶存酸素〔O%〕に対し
−0.004≦〔Al%〕−1.1〔O%〕≦0.00
6の関係を満たす鋳片に鋳造し、該鋳片を1100〜1
300℃の温度域に再加熱後、熱間圧延を行い750〜
1050℃の温度範囲で圧延を終了することを特徴とす
る靭性の優れた圧延形鋼の製造方法。 - 【請求項2】 重量%でC:0.04〜0.20%、S
i:0.05〜0.50%、Mn:0.8〜1.8%、
V:0.05〜0.20%、N:0.004〜0.01
5%、Ti:0.005〜0.025%を含み、加えて
Cr≦0.7%、Mo≦0.3%、Nb≦0.05%、
Ni≦1.0%、Cu≦1.0%、の1種または2種以
上を含み、残部がFeおよび不可避不純物からなる溶鋼
を、予備脱酸処理によって、溶存酸素を重量%で0.0
03〜0.015%に調整後さらに、金属アルミもしく
はフェロアルミの添加により脱酸し、該Al含有量が重
量%で0.005〜0.015%で、かつ溶鋼の溶存酸
素〔O%〕に対し−0.004≦〔Al%〕−1.1
〔O%〕≦0.006の関係を満たす鋳片に鋳造し、該
鋳片を1100〜1300℃の温度域に再加熱後、熱間
圧延を行い750〜1050℃の温度範囲で圧延を終了
することを特徴とする靭性の優れた圧延形鋼の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29553791A JP2601961B2 (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | 靭性の優れた圧延形鋼の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29553791A JP2601961B2 (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | 靭性の優れた圧延形鋼の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05132716A JPH05132716A (ja) | 1993-05-28 |
JP2601961B2 true JP2601961B2 (ja) | 1997-04-23 |
Family
ID=17821923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29553791A Expired - Lifetime JP2601961B2 (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | 靭性の優れた圧延形鋼の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2601961B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2760713B2 (ja) * | 1992-09-24 | 1998-06-04 | 新日本製鐵株式会社 | 耐火性及び靱性の優れた制御圧延形鋼の製造方法 |
JP3509603B2 (ja) * | 1998-03-05 | 2004-03-22 | Jfeスチール株式会社 | 靱性に優れた降伏強さが325MPa以上の極厚H形鋼 |
CN100368577C (zh) * | 2005-12-29 | 2008-02-13 | 攀枝花钢铁(集团)公司 | 细化型钢晶粒的生产方法 |
WO2019122949A1 (en) * | 2017-12-18 | 2019-06-27 | Arcelormittal | Steel section having a thickness of at least 100mm and method of manufacturing the same |
-
1991
- 1991-11-12 JP JP29553791A patent/JP2601961B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05132716A (ja) | 1993-05-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2760713B2 (ja) | 耐火性及び靱性の優れた制御圧延形鋼の製造方法 | |
JP2661845B2 (ja) | 含オキサイド系耐火用形鋼の制御圧延による製造方法 | |
JP4464486B2 (ja) | 高強度高靱性圧延形鋼とその製造方法 | |
JP2579841B2 (ja) | 圧延ままで耐火性及び靱性の優れた粒内フェライト系形鋼の製造方法 | |
JP2607796B2 (ja) | 靭性の優れた低合金圧延形鋼の製造方法 | |
JP2601961B2 (ja) | 靭性の優れた圧延形鋼の製造方法 | |
JPH0765097B2 (ja) | 耐火性及び溶接部靭性の優れたh形鋼の製造方法 | |
JP2579842B2 (ja) | 圧延ままで靱性に優れ、かつ溶接部靱性に優れた粒内フェライト系形鋼の製造方法 | |
JP2596853B2 (ja) | 圧延ままで母材靱性に優れると共に、溶接部靱性に優れた粒内フエライト系形鋼の製造方法 | |
JP3397271B2 (ja) | 耐火用圧延形鋼およびその製造方法 | |
JP3181448B2 (ja) | 含酸化物分散鋳片及びその鋳片による靱性の優れた圧延形鋼の製造方法 | |
JP3241199B2 (ja) | 酸化物粒子分散鋳片及びその鋳片を素材とする靭性の優れた圧延形鋼の製造方法 | |
JP3004155B2 (ja) | 靭性の優れた形鋼の製造方法 | |
JP3004154B2 (ja) | 靭性の優れた形鋼の製造方法 | |
JP2543282B2 (ja) | 靭性の優れた制御圧延形鋼の製造方法 | |
JP3107697B2 (ja) | 強度・靱性および溶接性の優れたフランジを有する形鋼の製造方法 | |
JP3107698B2 (ja) | 強度・靱性および耐火性の優れたフランジを有する形鋼の製造方法 | |
JP2936235B2 (ja) | 靭性の優れた圧延形鋼およびその製造方法 | |
JP2647313B2 (ja) | 含オキサイド系降伏点制御圧延形鋼およびその製造方法 | |
JP3107695B2 (ja) | 強度・靱性および溶接性の優れたフランジを有する形鋼の製造方法 | |
JP3107696B2 (ja) | 強度・靱性および耐火性の優れたフランジを有する形鋼の製造方法 | |
JP2834500B2 (ja) | 抵温靭性の優れた高張力鋼板の製造法 | |
JP3241198B2 (ja) | 耐火用酸化物粒子分散鋳片及びこの鋳片を素材とした耐火用圧延形鋼の製造方法 | |
JPH03249149A (ja) | 耐火性及び靭性の優れたh形鋼並びにその製造方法 | |
JP2962629B2 (ja) | 超音波探傷試験における内部特性の優れた耐火形鋼の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19961126 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090129 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100129 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110129 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120129 Year of fee payment: 15 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |