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JP2600755B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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Publication number
JP2600755B2
JP2600755B2 JP2787688A JP2787688A JP2600755B2 JP 2600755 B2 JP2600755 B2 JP 2600755B2 JP 2787688 A JP2787688 A JP 2787688A JP 2787688 A JP2787688 A JP 2787688A JP 2600755 B2 JP2600755 B2 JP 2600755B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound semiconductor
group
layer
group iii
iii
Prior art date
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JP2787688A
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Inventor
達也 大堀
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 III V族化合物半導体からなりチャネル層上にキャリ
ア供給層を有してチャネル層の界面に生ずる2次元電子
ガスをキャリアとする半導体装置に関し、 DXセンターの悪影響を回避しながら2次元電子ガスの
移動度を増加させることを目的とし、 ノンドープの第1のIII V族化合物半導体からなるチ
ャネル層と、III族元素にアルミニウムを含まず且つV
族元素が第1のIII V族化合物半導体と異なって、電子
親和力が第1のIII V族化合物半導体より小さいドープ
された第2のIII V族化合物半導体からなるキャリア供
給層との間に、V族元素が第1のIII V族化合物半導体
と同じで電子親和力が第1のIII V族化合物半導体より
小さいノンドープの第3のIII V族化合物半導体からな
りキャリア供給層より薄いスペーサ層が介在するように
構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、III V族化合物半導体からなりチャネル層
上にキャリア供給層を有してチャネル層の界面に生ずる
2次元電子ガスをキャリアとする半導体装置に関す。
上記半導体装置は、2次元電子ガスの移動度が大であ
ることを利用して動作速度を速めたものであり、HEMTと
称せられるFETが実用化されている。そして一層の高速
化のために、上記移動度を更に増加させるようにするこ
とが望まれている。
〔従来の技術〕
第2図はHEMTの従来例の模式側断面図である。
第2図において、1はGaAsの基板、2は基板1上にエ
ピタキシャル成長したノンドープのGaAsからなるチャネ
ル層、3はチャネル層2上にエピタキシャル成長したノ
ンドープのInGaPからなるスペーサ層、4はスペーサ層
3上にエピタキシャル成長したn−InGaPからなるキャ
リア供給層で、であり、キャリア供給層4上には、ショ
ットキ接合のゲート電極5とオーミック接続のソース電
極6及びドレイン電極7が形成されている。
InGaPの電子親和力がGaAsのそれより小さいことから
チャネル層2のスペーサ層3との界面に2次元電子ガス
8が生じ、これがチャネルのキャリアとなってゲート電
極5により制御されて、電極6及び7間のドレイン電流
が変化する。そして2次元電子ガス8の移動度がSiの電
子移動度に比べて大であることから、HEMTはSiのFETよ
り動作速度が速い特徴を有している。
スペーサ層3は、キャリア供給層4のドナーの近接に
よる2次元電子ガス8の散乱を低減させるために設けら
れている。
スペーサ層3及びキャリア供給層4は、その半導体を
AlGaAsにしたものもあるが、その場合、Alの存在により
ドナーがDXセンターと称せられる深い準位を形成して、
それが2次元電子ガス8となるキャリアの供給を阻害し
ドレイン電流を低下させるという悪影響を及ぼすことか
ら、上記のようにAlを含まないInGaPにしてドレイン電
流を大きくさせている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、相互に接合するチャネル層2とスペー
サ層3では、前者がAs、後者がPといった具合に相互間
でV族元素が異なるため界面にトラップが多く形成され
て、そのトラップが2次元電子ガス8の散乱要因として
作用して移動度を減少させている〔参考文献:電子通信
学会技術研究報告、Vol.86,No.305,ED86−144、大場,
他、“InGaAlPヘテロ界面特性とHEMTの試作”〕。
また、キャリア供給層4とするInGaPは、Pが存在す
るため成長に専らMOCVD法が用いられるが、MOCVD法でIn
GaPを成長した場合には、〈110〉方向にInとGaの原子が
規則性をもって配列する〔参考文献:第43回応用物理学
関係連合講演会講演予稿集、第一分冊,P.119、五明,
他、“MOVPE−AlGaInPバンドギャップエネルギーと格子
配列状態(I)”〕。このためチャネル層2とスペーサ
層3の界面は、規則性を持った凹凸状態となり2次元電
子ガス8の伝導率に異方性が生じて移動度を減少させて
いる。
そして減少した移動度の下では、HEMTの動作速度が十
分に速くなり得ない。
そこで本発明は、先に述べたDXセンターの悪影響を回
避しながら2次元電子ガス8の移動度を増加させること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、ノンドープの第1のIII V族化合物半導
体からなるチャネル層と、III族元素にアルミニウムを
含まず且つV族元素が第1のIII V族化合物半導体と異
なって、電子親和力が第1のIII V族化合物半導体より
小さいドープされた第2のIII V族化合物半導体からな
るキャリア供給層との間に、V族元素が第1のIII V族
化合物半導体と同じで電子親和力が第1のIII V族化合
物半導体より小さいノンドープの第3のIII V族化合物
半導体からなりキャリア供給層より薄いスペーサ層が介
在しており、チャネル層のスペーサ層との界面に生ずる
2次元電子ガスをキャリアとする本発明の半導体装置に
よって達成される。
〔作 用〕
キャリアとする2次元電子ガスが生ずる界面を形成す
るチャネル層とスペーサ層は、相互のIII V族化合物半
導体においてV族元素が同じである。このことにより、
その界面における先に述べたトラップの形成が大幅に減
少して2次元電子ガスの移動度が従来例の場合より増加
する。
然も、キャリア供給層にはAlが含まれないこと、スペ
ーサ層にAlが含まれたとしてもスペーサ層がノンドープ
であり且つ薄いこと、により、先に述べたDXセンターの
悪影響は回避される。
また、キャリア供給層とスペーサ層の界面は、従来例
のキャリア供給層とチャネル層の界面の如く凹凸状態と
なったとしても、キャリアとする2次元電子ガスの領域
外であるので、着目している移動度に無関係である。
かくして、DXセンターの悪影響を回避しながらキャリ
アとする2次元電子ガスの移動度が増加される。
〔実施例〕
以下本発明の実施例について第1図の模式側断面図を
用いて説明する。全図を通じ同一符号は同一対象物を示
す。
第1図に示す実施例は、第2図に示す従来例に対応す
るHEMTであり、従来例のノンドープのInGaPからなるス
ペーサ層3を、ノンドープのAlGaAsからなるスペーサ層
3aに変えたものである。
チャネル層2は、GaAsの基板1上にノンドープのGaAs
をエピタキシャル成長して厚さが約1μmである。
スペーサ層3aは、AlxGa1-xAsのxが約0.3、厚さが約5
0Åであり、チャネル層2上にエピタキシャル成長して
ある。このxは、チャネル層2のスペーサ層3aとの界面
に2次元電子ガス8が生ずるように、AlxGa1-xAsの電子
親和力がチャネル層2のGaAsのそれより大きくなる値と
する必要があり、0.1から1までの範囲内なら適宜で良
い。その場合、AlxGa1-xAsは、その格子定数がGaAsの格
子定数から若干ずれることがあるが、厚さが薄いので格
子間距離がGaAsに倣った状態でエピタキシャル成長す
る。
キャリア供給層4は、格子定数がチャネル層2のGaAs
に揃うようにInxGa1-xPのxを約0.49にし、またSiを1
×1018cm-3の濃度にドープしてn型にしてあり、スペー
サ層3a上にエピタキシャル成長して厚さが約350Åであ
る。
ゲート電極5、ソース電極6及びドレイン電極7は、
従来例と同様である。
このように構成したHEMTは、先に説明した理由によ
り、チャネル層2とスペーサ層3aの界面に形成されるト
ラップが少なく、然もその界面が凹凸状態になることも
なくて、2次元電子ガス8の移動度が従来例より大幅に
増加する。
本発明者の確認によれば、77Kにおける移動度は、従
来例で35,000cm2/V・sであったのが、実施例では45,00
0cm2/V・sに増加していた。また、キャリア供給層4を
InGaPにして大きくしたドレイン電流は、スペーサ層が
3から3aに変わってAlを含むにもかかわらず低下してい
なかった。
なお、実施例は、GaAsでチャネル層を、InGaPでキャ
リア供給層を、AlGaAsでスペーサ層を構成した場合であ
るが、上述の説明から、ノンドープの第1のIII V族化
合物半導体でチャネル層を、III族元素にアルミニウム
を含まず且つV族元素が第1の化合物半導体と異なっ
て、電子親和力が第1のIII V族化合物半導体より小さ
いドープされた第2のIII V族化合物半導体でキャリア
供給層を、V族元素が第1のIII V族化合物半導体と同
じで電子親和力が第1のIII V族化合物半導体より小さ
いノンドープの第3のIII V族化合物半導体でスペーサ
層を構成することにより、DXセンターの悪影響を回避し
ながらキャリアとする2次元電子ガスの移動度を増加さ
せ得ることが容易に理解されよう。
また、実施例はHEMTであるが、本発明の適用は、その
原理からして、チャネル層の界面に生ずる2次元電子ガ
スをキャリアとする半導体装置ならば良く、HEMTに限定
されるものでない。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明の構成によれば、III V族
化合物半導体からなりチャネル層上にキャリア供給層を
有して、チャネル層の界面に生ずる2次元電子ガスをキ
ャリアとする半導体装置において、DXセンターの悪影響
を回避しながら2次元電子ガスの移動度を増加させるこ
とができて、例えばHEMTにおいて大きなドレイン電流を
確保しながら動作速度の一層の高速化を可能にさせる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の模式側断面図、 第2図は従来例の模式側断面図、 である。 図において、 1は基板、 2はチャネル層、 3、3aはスペーサ層、 4はキャリア供給層、 5はゲート電極、 6はソース電極、 7はドレイン電極、 8は2次元電子ガス、 である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノンドープの第1のIII V族化合物半導体
    からなるチャネル層(2)と、III族元素にアルミニウ
    ムを含まず且つV族元素が第1のIII V族化合物半導体
    と異なって、電子親和力が第1のIII V族化合物半導体
    より小さいドープされた第2のIII V族化合物半導体か
    らなるキャリア供給層(4)との間に、V族元素が第1
    のIII V族化合物半導体と同じで電子親和力が第1のIII
    V族化合物半導体より小さいノンドープの第3のIII V
    族化合物半導体からなりキャリア供給層(4)より薄い
    スペーサ層(3a)が介在しており、チャネル層(2)の
    スペーサ層(3a)との界面に生ずる2次元電子ガス
    (8)をキャリアとすることを特徴とする半導体装置。
JP2787688A 1988-02-09 1988-02-09 半導体装置 Expired - Fee Related JP2600755B2 (ja)

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