JP2600660Y2 - 調理器用温度センサ - Google Patents
調理器用温度センサInfo
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- JP2600660Y2 JP2600660Y2 JP1993035888U JP3588893U JP2600660Y2 JP 2600660 Y2 JP2600660 Y2 JP 2600660Y2 JP 1993035888 U JP1993035888 U JP 1993035888U JP 3588893 U JP3588893 U JP 3588893U JP 2600660 Y2 JP2600660 Y2 JP 2600660Y2
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- Japan
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- case
- temperature sensor
- lid
- temperature
- cooker
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、調理器用温度センサに
関するものである。
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の調理器用温度センサは、
外鍋に着脱自在の内鍋を収納して成る炊飯ジャー等の調
理器に組み込まれ、内鍋の異常温度を感知するものであ
る。
外鍋に着脱自在の内鍋を収納して成る炊飯ジャー等の調
理器に組み込まれ、内鍋の異常温度を感知するものであ
る。
【0003】図5を参照して、従来の調理器用温度セン
サは、蓋13と、絶縁体からなる略円筒状の頂部を有す
るとともに内鍋検出用の検出素子23および感温素子1
1を支持するホルダー14aと、このホルダー14aを
収納支持する円筒状の内ケース15と、この内ケースと
摺動自在に嵌合されると共に外鍋に対して固定される外
ケース16とを備えている。
サは、蓋13と、絶縁体からなる略円筒状の頂部を有す
るとともに内鍋検出用の検出素子23および感温素子1
1を支持するホルダー14aと、このホルダー14aを
収納支持する円筒状の内ケース15と、この内ケースと
摺動自在に嵌合されると共に外鍋に対して固定される外
ケース16とを備えている。
【0004】内ケース15にホルダー14aを収納し蓋
13で開口上端を閉じてから蓋13の側縁をかしめるこ
とにより、感熱体14が組み立てられる。蓋13は内鍋
の底部と接するように配され内鍋の熱を感熱体14内の
感温素子(サーミスタ)11に伝達するものである。
13で開口上端を閉じてから蓋13の側縁をかしめるこ
とにより、感熱体14が組み立てられる。蓋13は内鍋
の底部と接するように配され内鍋の熱を感熱体14内の
感温素子(サーミスタ)11に伝達するものである。
【0005】感熱体14のホルダー14aは、その頂部
の上面に凹部14−1が設けられている。凹部14−1
には、熱伝導性の良い材料より成る保護チューブ20に
よって被膜された感温素子11が収納されている。端子
19、19はホルダー14aの側壁部に圧挿された後、
接着剤等で固定される。リード線21は、この端子1
9、19にスポット溶接された後、係止部22に引っ掛
けられ、ホルダー14aの下方の円弧状部の穴を通って
外部に導出されている。更に、ホルダー14aは、下部
に検出素子として作用するリードスイッチ23を保持し
ている。このリードスイッチ23の両端のリードはそれ
ぞれ端子19、19にスポット溶接されている。
の上面に凹部14−1が設けられている。凹部14−1
には、熱伝導性の良い材料より成る保護チューブ20に
よって被膜された感温素子11が収納されている。端子
19、19はホルダー14aの側壁部に圧挿された後、
接着剤等で固定される。リード線21は、この端子1
9、19にスポット溶接された後、係止部22に引っ掛
けられ、ホルダー14aの下方の円弧状部の穴を通って
外部に導出されている。更に、ホルダー14aは、下部
に検出素子として作用するリードスイッチ23を保持し
ている。このリードスイッチ23の両端のリードはそれ
ぞれ端子19、19にスポット溶接されている。
【0006】内ケース15は、下部に3つの突起15b
を備えている。感熱体14は、コイルばね15aの内部
に遊挿される。
を備えている。感熱体14は、コイルばね15aの内部
に遊挿される。
【0007】外ケース16の底面には、突起15bが収
納される3つのスリット穴16aが形成され、リードス
イッチ23を駆動するための永久磁石25、26を支持
する永久磁石支持板17が取り付けられている。感熱体
14は外ケース16内にコイルばね15aを介して上下
垂直方向に移動可能に支持される。
納される3つのスリット穴16aが形成され、リードス
イッチ23を駆動するための永久磁石25、26を支持
する永久磁石支持板17が取り付けられている。感熱体
14は外ケース16内にコイルばね15aを介して上下
垂直方向に移動可能に支持される。
【0008】調理器用温度センサの組み立ての際には、
外ケース16の底面のスリット穴16aに突起15bを
挿入し、突起15bが底面に引っ掛かるように、感熱体
14を、外ケース16内に収納する。
外ケース16の底面のスリット穴16aに突起15bを
挿入し、突起15bが底面に引っ掛かるように、感熱体
14を、外ケース16内に収納する。
【0009】ところで、調理器用温度センサを調理器に
適用した場合、内鍋(図示せず)を外鍋内に設置する
と、内鍋は感熱体14の蓋13上に搭載され、内鍋の重
みで、感熱体14がコイルばね15aに抗して降下す
る。これにより、リードスイッチ23が永久磁石25、
26の近接する位置にまで移動すると、リードスイッチ
23は永久磁石25、26から磁界を受けそのリード片
が短絡し、これにより、内鍋がセットされていることが
検出される。
適用した場合、内鍋(図示せず)を外鍋内に設置する
と、内鍋は感熱体14の蓋13上に搭載され、内鍋の重
みで、感熱体14がコイルばね15aに抗して降下す
る。これにより、リードスイッチ23が永久磁石25、
26の近接する位置にまで移動すると、リードスイッチ
23は永久磁石25、26から磁界を受けそのリード片
が短絡し、これにより、内鍋がセットされていることが
検出される。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
調理器用温度センサは、ホルダーに内鍋の検出素子およ
び感温素子を組み付けた後蓋を取り付けるために蓋の縁
をかしめることを必要としていた。このかしめ作業は繁
雑である。
調理器用温度センサは、ホルダーに内鍋の検出素子およ
び感温素子を組み付けた後蓋を取り付けるために蓋の縁
をかしめることを必要としていた。このかしめ作業は繁
雑である。
【0011】さらに、従来の調理器用温度センサは、外
ケースに永久磁石支持板等の部品を取り付けことを必要
とする構造のため、その分、部品点数が多くなると共に
組み立て時の作業能率が悪いという欠点がある。
ケースに永久磁石支持板等の部品を取り付けことを必要
とする構造のため、その分、部品点数が多くなると共に
組み立て時の作業能率が悪いという欠点がある。
【0012】また、従来の調理器用温度センサは、内鍋
の検出素子および感温素子を組み付けるホルダーを用
い、これら検出素子および感温素子をホルダーに取り付
けた後、内ケース内にホルダーを挿入したのち蓋を取り
付ける必要があるため、内ケースとは別にホルダーを有
することから、部品点数が多く、また、組み立て作業が
繁雑になる欠点がある。
の検出素子および感温素子を組み付けるホルダーを用
い、これら検出素子および感温素子をホルダーに取り付
けた後、内ケース内にホルダーを挿入したのち蓋を取り
付ける必要があるため、内ケースとは別にホルダーを有
することから、部品点数が多く、また、組み立て作業が
繁雑になる欠点がある。
【0013】このため、本考案の技術的課題は、組み立
て時の作業能率が良く、また部品点数が少ない調理器用
温度センサを得ることにある。
て時の作業能率が良く、また部品点数が少ない調理器用
温度センサを得ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、調理器
の被加熱体に押圧されるべき蓋と、該蓋を一端に取り付
けられた筒状の第1のケースと、該第1のケース内に支
持され、該蓋に該被加熱体が押圧されているか否かを検
出するための検出素子と、前記被加熱体の温度を感知す
るために前記第1のケース内で前記蓋の近傍に固定支持
された感温素子と、該第1のケースに該第1のケースの
他端側から摺動可能に嵌め合わされた第2のケースと、
該第2のケースに対して前記第1のケースを弾性支持す
るスプリングとを備え、前記検出素子の検出信号と前記
感温素子の温度信号とで前記調理器を制御するための調
理器用温度センサにおいて、前記第1のケースの前記一
端部の外周壁には螺旋状の溝が形成されており、前記蓋
の外周縁には前記螺旋状の溝に螺合する突起を備え、該
螺合用突起と該螺旋状溝との螺合によって、前記蓋が前
記第1のケースの前記一端に取り付けられていることを
特徴とする調理器用温度センサが得られる。
の被加熱体に押圧されるべき蓋と、該蓋を一端に取り付
けられた筒状の第1のケースと、該第1のケース内に支
持され、該蓋に該被加熱体が押圧されているか否かを検
出するための検出素子と、前記被加熱体の温度を感知す
るために前記第1のケース内で前記蓋の近傍に固定支持
された感温素子と、該第1のケースに該第1のケースの
他端側から摺動可能に嵌め合わされた第2のケースと、
該第2のケースに対して前記第1のケースを弾性支持す
るスプリングとを備え、前記検出素子の検出信号と前記
感温素子の温度信号とで前記調理器を制御するための調
理器用温度センサにおいて、前記第1のケースの前記一
端部の外周壁には螺旋状の溝が形成されており、前記蓋
の外周縁には前記螺旋状の溝に螺合する突起を備え、該
螺合用突起と該螺旋状溝との螺合によって、前記蓋が前
記第1のケースの前記一端に取り付けられていることを
特徴とする調理器用温度センサが得られる。
【0015】本考案の1態様よれば、前記検出素子はリ
ードスイッチであり、前記蓋に前記被加熱体が押圧され
ることによって前記第1のケースが移動したとき該リー
ドスイッチを動作させるための永久磁石を前記第2のケ
ースの側壁に固定支持したものである。
ードスイッチであり、前記蓋に前記被加熱体が押圧され
ることによって前記第1のケースが移動したとき該リー
ドスイッチを動作させるための永久磁石を前記第2のケ
ースの側壁に固定支持したものである。
【0016】本考案の他の態様よれば、前記検出素子の
リード端子と前記感温素子のリード端子とを共通の圧着
端子によってリード線に固定接続し、前記第1のケース
の内部に設けた係止部に該圧着端子を係止したものであ
る。
リード端子と前記感温素子のリード端子とを共通の圧着
端子によってリード線に固定接続し、前記第1のケース
の内部に設けた係止部に該圧着端子を係止したものであ
る。
【0017】本考案の別の態様よれば、前記第1のケー
スは両端開口の筒状の絶縁体からなり、前記一端の内面
から内向きに突出した凸部を有し、前記開口側の該凸部
の側面には前記感温素子を収納した収納溝が形成されて
おり、他端の開口内面に前記圧着端子を係止する係止部
が形成されているものである。
スは両端開口の筒状の絶縁体からなり、前記一端の内面
から内向きに突出した凸部を有し、前記開口側の該凸部
の側面には前記感温素子を収納した収納溝が形成されて
おり、他端の開口内面に前記圧着端子を係止する係止部
が形成されているものである。
【0018】本考案の更に他の態様よれば、前記第2の
ケースは所定径の円筒状に形成されており、前記永久磁
石は前記第2のケースの内側面上に固定支持されてお
り、前記第1のケースは前記第2のケースの所定径より
小さい径を有する小径円筒状に形成されていると共に、
その外周壁は、該第1および第2のケースを嵌め合わせ
たとき前記永久磁石の該第1および第2のケース間の通
過を許すために、部分的に該小径円筒よりも内側に窪ん
だ部分を形成されているものである。
ケースは所定径の円筒状に形成されており、前記永久磁
石は前記第2のケースの内側面上に固定支持されてお
り、前記第1のケースは前記第2のケースの所定径より
小さい径を有する小径円筒状に形成されていると共に、
その外周壁は、該第1および第2のケースを嵌め合わせ
たとき前記永久磁石の該第1および第2のケース間の通
過を許すために、部分的に該小径円筒よりも内側に窪ん
だ部分を形成されているものである。
【0019】
【実施例】本考案の一実施例による調理器用温度センサ
を図面を用いて説明する。
を図面を用いて説明する。
【0020】図1、図2、図3及び図4を参照して、図
示の調理器用温度センサは、調理器の被加熱体に押圧さ
れるべき蓋33と、該蓋33を一端に取り付けられた筒
状の第1のケース34aと、該第1のケース34a内に
支持され、該蓋33に該被加熱体(図示せず)が押圧さ
れているか否かを検出するための検出素子23と、前記
被加熱体の温度を感知するために前記第1のケース34
a内で前記蓋33の近傍に固定支持された感温素子30
aと、該第1のケース34aに該第1のケースの他端側
から摺動可能に嵌め合わされた第2のケース36と、該
第2のケースに対して前記第1のケース34aを弾性支
持するスプリングとしてのコイルばね15aとを備え、
前記検出素子23の検出信号と前記感温素子30aの温
度信号とで前記調理器を制御するための調理器用温度セ
ンサである。
示の調理器用温度センサは、調理器の被加熱体に押圧さ
れるべき蓋33と、該蓋33を一端に取り付けられた筒
状の第1のケース34aと、該第1のケース34a内に
支持され、該蓋33に該被加熱体(図示せず)が押圧さ
れているか否かを検出するための検出素子23と、前記
被加熱体の温度を感知するために前記第1のケース34
a内で前記蓋33の近傍に固定支持された感温素子30
aと、該第1のケース34aに該第1のケースの他端側
から摺動可能に嵌め合わされた第2のケース36と、該
第2のケースに対して前記第1のケース34aを弾性支
持するスプリングとしてのコイルばね15aとを備え、
前記検出素子23の検出信号と前記感温素子30aの温
度信号とで前記調理器を制御するための調理器用温度セ
ンサである。
【0021】図示の実施例では、前記第2のケース36
は所定径の円筒状に形成されて、外ケースを構成してお
り、前記第1のケース34aは前記第2のケース36の
所定径より小さい径を有する小径円筒状に形成されて,
内ケースを構成している。
は所定径の円筒状に形成されて、外ケースを構成してお
り、前記第1のケース34aは前記第2のケース36の
所定径より小さい径を有する小径円筒状に形成されて,
内ケースを構成している。
【0022】前記第1のケース34aは両端開口の筒状
の絶縁体からなり、前記一端としての上端34a−1の
内面から内向きに突出した凸部34−1を有し、前記開
口側の該凸部34−1の側面には前記感温素子(一例と
してサーミスタが用いられる)30aを収納した収納溝
34−2が形成されている。この収納溝34−2内に感
温素子30aを収納すると共に、前記検出素子23のリ
ード端子と前記感温素子30aのリード端子とを共通の
圧着端子29によってリード線21に固定接続し、前記
第1のケースの他端としての下端34a−2の開口内面
に設けた圧着端子用係止部22に該圧着端子29を係止
して、感温素子30aと検出素子23とを第1のケース
34aに取り付けている。
の絶縁体からなり、前記一端としての上端34a−1の
内面から内向きに突出した凸部34−1を有し、前記開
口側の該凸部34−1の側面には前記感温素子(一例と
してサーミスタが用いられる)30aを収納した収納溝
34−2が形成されている。この収納溝34−2内に感
温素子30aを収納すると共に、前記検出素子23のリ
ード端子と前記感温素子30aのリード端子とを共通の
圧着端子29によってリード線21に固定接続し、前記
第1のケースの他端としての下端34a−2の開口内面
に設けた圧着端子用係止部22に該圧着端子29を係止
して、感温素子30aと検出素子23とを第1のケース
34aに取り付けている。
【0023】前記第1のケース34aの前記一端部の外
周壁には螺旋状の溝34−3が形成されており、前記蓋
33の外周縁には前記螺旋状の溝34−3に螺合する突
起33aを備え、該螺合用突起33aと該螺旋状溝34
−3との螺合によって、前記蓋33が前記第1のケース
34aの前記一端に取り付けられ,感熱体34が構成さ
れている。なお、蓋33と第1のケースとの間には、感
温素子30aを保護する保護シート32が設けられると
良い。
周壁には螺旋状の溝34−3が形成されており、前記蓋
33の外周縁には前記螺旋状の溝34−3に螺合する突
起33aを備え、該螺合用突起33aと該螺旋状溝34
−3との螺合によって、前記蓋33が前記第1のケース
34aの前記一端に取り付けられ,感熱体34が構成さ
れている。なお、蓋33と第1のケースとの間には、感
温素子30aを保護する保護シート32が設けられると
良い。
【0024】前記第1のケースの下端34a−2には下
方に突出する引っ掛け突起35bが設けられている。
方に突出する引っ掛け突起35bが設けられている。
【0025】第2のケース36は、円筒部36aと、そ
の下端から外方に伸びる鍔状の底面部36bを有し、円
筒部36aの外周にスプリングとしてのコイルばね15
aを装着した後、感熱体34は、下端から第2のケース
36内に挿入することによって、引っ掛け突起35bが
第2のケース36の下端に係止した状態でコイルばね1
5aで弾性支持される。
の下端から外方に伸びる鍔状の底面部36bを有し、円
筒部36aの外周にスプリングとしてのコイルばね15
aを装着した後、感熱体34は、下端から第2のケース
36内に挿入することによって、引っ掛け突起35bが
第2のケース36の下端に係止した状態でコイルばね1
5aで弾性支持される。
【0026】前記検出素子23はリードスイッチであ
り、前記蓋33に前記被加熱体が押圧されることによっ
て前記第1のケース34aが移動したとき該リードスイ
ッチ23を動作させるための永久磁石26は,前記第2
のケース36の側壁に固定支持されている。すなわち、
前記永久磁石26は,前記第2のケース36の内側面に
設けた装着用突起24に固定支持されている。これに応
じて、内ケースである第1のケース34aの外周壁は、
該第1および第2のケースを嵌め合わせたとき前記永久
磁石26の該第1および第2のケース間の通過を許すた
めに、部分的に該小径円筒よりも内側に窪んだ部分を形
成されている。すなわち、第1のケース34aは、その
円筒壁の一部が、平坦面34a−3に形成されている。
り、前記蓋33に前記被加熱体が押圧されることによっ
て前記第1のケース34aが移動したとき該リードスイ
ッチ23を動作させるための永久磁石26は,前記第2
のケース36の側壁に固定支持されている。すなわち、
前記永久磁石26は,前記第2のケース36の内側面に
設けた装着用突起24に固定支持されている。これに応
じて、内ケースである第1のケース34aの外周壁は、
該第1および第2のケースを嵌め合わせたとき前記永久
磁石26の該第1および第2のケース間の通過を許すた
めに、部分的に該小径円筒よりも内側に窪んだ部分を形
成されている。すなわち、第1のケース34aは、その
円筒壁の一部が、平坦面34a−3に形成されている。
【0027】
【考案の効果】以上、述べたごとく、本考案によれば、
蓋に設けた螺合用突起と第一のケースの一端外周に設け
た螺旋状溝との螺合によって、蓋を第1のケースに容易
に取り付けることができる。また、検出素子を動作させ
る永久磁石を第2のケースの側壁に直接取り付けたの
で、永久磁石支持用の部品を必要とせず、部品点数の減
少および組み立ての容易性が実現される。さらに、検出
素子と感温素子を第1のケースに直接支持させ、かつ共
通のリード線に圧着端子によって接続すると共にその圧
着端子を第1のケースの下端に直接係止させたので、ケ
ースの他に従来必要としていたホルダーを必要としない
ため、部品点数の減少および組み立ての容易性を実現で
きるとの効果がある。
蓋に設けた螺合用突起と第一のケースの一端外周に設け
た螺旋状溝との螺合によって、蓋を第1のケースに容易
に取り付けることができる。また、検出素子を動作させ
る永久磁石を第2のケースの側壁に直接取り付けたの
で、永久磁石支持用の部品を必要とせず、部品点数の減
少および組み立ての容易性が実現される。さらに、検出
素子と感温素子を第1のケースに直接支持させ、かつ共
通のリード線に圧着端子によって接続すると共にその圧
着端子を第1のケースの下端に直接係止させたので、ケ
ースの他に従来必要としていたホルダーを必要としない
ため、部品点数の減少および組み立ての容易性を実現で
きるとの効果がある。
【図1】本考案の一実施例による調理器用温度センサを
示す分解斜視図である。
示す分解斜視図である。
【図2】図1の感温体の平面図、正面図、及び底面図で
ある。
ある。
【図3】図1の感温体のA−A´断面図である。
【図4】図1の感温体のB−B´断面図である。
【図5】調理器用温度センサの従来例の分解斜視図であ
る。
る。
10 調理器用温度センサ 11 感温素子(サーミスタ) 13 蓋 14 感熱体 14a ホルダー 15 内ケース 15a コイルばね 15b 突起 16 外ケース 17 永久磁石支持板 19 端子 20 保護チューブ 21 リード線 22 係止部 23 検出素子(リードスイッチ) 24 装着用突起部 25、26 永久磁石 29 圧着端子 30a 感温素子(サーミスタ) 32 保護シート 33 蓋 33a 螺合突起 34 感熱体 34−1 凸部 34−2 収納溝 34−3 螺旋状溝 34a 第1のケース(内ケース) 34a−1 上端 34a−2 下端 34a−3 平坦面 35b 引っ掛け突起 36 第2のケース(外ケース) 36a 円筒部 36b 底面部
Claims (5)
- 【請求項1】 調理器の被加熱体に押圧されるべき蓋
と、該蓋を一端に取り付けられた筒状の第1のケース
と、該第1のケース内に支持され、該蓋に該被加熱体が
押圧されているか否かを検出するための検出素子と、前
記被加熱体の温度を感知するために前記第1のケース内
で前記蓋の近傍に固定支持された感温素子と、該第1の
ケースに該第1のケースの他端側から摺動可能に嵌め合
わされた第2のケースと、該第2のケースに対して前記
第1のケースを弾性支持するスプリングとを備え、前記
検出素子の検出信号と前記感温素子の温度信号とで前記
調理器を制御するための調理器用温度センサにおいて、
前記第1のケースの前記一端部の外周壁には螺旋状の溝
が形成されており、前記蓋の外周縁には前記螺旋状の溝
に螺合する突起を備え、該螺合用突起と該螺旋状溝との
螺合によって、前記蓋が前記第1のケースの前記一端に
取り付けられていることを特徴とする調理器用温度セン
サ。 - 【請求項2】 請求項1に記載の調理器用温度センサに
おいて、前記検出素子はリードスイッチであり、前記蓋
に前記被加熱体が押圧されることによって前記第1のケ
ースが移動したとき該リードスイッチを動作させるため
の永久磁石を前記第2のケースの側壁に固定支持したこ
とを特徴とする調理器用温度センサ。 - 【請求項3】 請求項1に記載の調理器用温度センサに
おいて、前記検出素子のリード端子と前記感温素子のリ
ード端子とを共通の圧着端子によってリード線に固定接
続し、前記第1のケースの内部に設けた係止部に該圧着
端子を係止したことを特徴とする調理器用温度センサ。 - 【請求項4】 請求項1に記載の調理器用温度センサに
おいて、前記第1のケースは両端開口の筒状の絶縁体か
らなり、前記一端の内面から内向きに突出した凸部を有
し、前記開口側の該凸部の側面には前記感温素子を収納
した収納溝が形成されており、他端の開口内面に前記圧
着端子を係止する係止部が形成されていることを特徴と
する調理器用温度センサ。 - 【請求項5】 請求項2に記載の調理器用温度センサに
おいて、前記第2のケースは所定径の円筒状に形成され
ており、前記永久磁石は前記第2のケースの内側面上に
固定支持されており、前記第1のケースは前記第2のケ
ースの所定径より小さい径を有する小径円筒状に形成さ
れていると共に、その外周壁は、該第1および第2のケ
ースを嵌め合わせたとき前記永久磁石の該第1および第
2のケース間の通過を許すために、部分的に該小径円筒
よりも内側に窪んだ部分を形成されていることを特徴と
する調理器用温度センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993035888U JP2600660Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 調理器用温度センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993035888U JP2600660Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 調理器用温度センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0742488U JPH0742488U (ja) | 1995-08-04 |
JP2600660Y2 true JP2600660Y2 (ja) | 1999-10-18 |
Family
ID=12454562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993035888U Expired - Lifetime JP2600660Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 調理器用温度センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2600660Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7097419B2 (ja) * | 2020-10-28 | 2022-07-07 | 株式会社芝浦電子 | 温度センサおよび調理機器 |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP1993035888U patent/JP2600660Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0742488U (ja) | 1995-08-04 |
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