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JP2688670B2 - 内燃エンジンの空燃比フィードバック制御方法 - Google Patents

内燃エンジンの空燃比フィードバック制御方法

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Publication number
JP2688670B2
JP2688670B2 JP1204387A JP20438789A JP2688670B2 JP 2688670 B2 JP2688670 B2 JP 2688670B2 JP 1204387 A JP1204387 A JP 1204387A JP 20438789 A JP20438789 A JP 20438789A JP 2688670 B2 JP2688670 B2 JP 2688670B2
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engine
air
fuel ratio
answer
Prior art date
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Application number
JP1204387A
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文男 細田
幸人 藤本
弘志 大野
勝志 渡辺
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE4025028A priority patent/DE4025028A1/de
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Application granted granted Critical
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/14Introducing closed-loop corrections
    • F02D41/1438Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor
    • F02D41/1477Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor characterised by the regulation circuit or part of it,(e.g. comparator, PI regulator, output)
    • F02D41/1483Proportional component
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/14Introducing closed-loop corrections
    • F02D41/1438Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor
    • F02D41/1486Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor with correction for particular operating conditions
    • F02D41/1487Correcting the instantaneous control value

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は内燃エンジンの空燃比フィードバック制御方
法に関し、特にエンジンの高負荷又は高回転運転時にお
ける空燃比フィードバック制御方法に関する。
(従来の技術) 内燃エンジンの排気系に配された排気濃度検出器の検
出値が所定の基準値に関してリッチ側からリーン側に変
化したとき増量比例項によって燃料供給量を増量方向へ
補正する一方、前記検出値が前記所定の基準値に関して
リーン側からリッチ側に変化したとき減量比例項によっ
て燃料供給量を減量方向へ補正するようにした空燃比フ
ィードバック制御方法は、従来より知られている。
このような空燃比フィードバック制御方法において、
エンジンの高負荷定常運転時のNOx排出量を低減すべ
く、所定時間以上高負荷運転を継続したときには、前記
増量比例項をより大きな値に設定することが、既に本願
出願人により提案されている(特開昭63−246432号公
報)。
(発明が解決しようとする課題) 上記提案の空燃比リッチ化手法によれば、増量比例項
を適用したとき空燃比のリッチ方向への変化量が一時的
に増加するが、その後リーン方向への第2の補正値によ
る積分制御が適用される、即ちいわゆる積分項による空
燃比のリーン方向への制御が行われるため、平均空燃比
は目標空燃比、即ち排気浄化装置の浄化効率が最大とな
る空燃比(A/F=14.7)から大きくリッチ方向へ変化さ
せることができない。
また、この点を改善するために、増量比例項をさらに
大きな値に設定し、空燃比のリッチ方向への変化量をよ
り大きくすることもできるが、排気濃度検出値がリッチ
側からリーン側へ移行する時点における燃料供給量の変
化量が増加することとなる。その結果、該移行時点にお
けるエンジン出力トルクの変化量が増大し、運転性を悪
化させるという問題を生ずる。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、エン
ジンの高負荷又は高回転運転状態における空燃比のフィ
ードバック制御をより適切に行い、運転性を悪化させる
ことなく排気浄化装置内の触媒の劣化を防止することが
できる空燃比フィードバック制御方法を提供することを
目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本発明は、内燃エンジンの排
気系に配された排気濃度検出器により検出した排気濃度
検出値と所定の基準値とを比較し、エンジンに供給され
る混合気の空燃比を、排気濃度検出値が前記所定の基準
値に関してリッチ側からリーン側に又はリーン側からリ
ッチ側に変化したとき、前記空燃比を第1の補正値によ
り増減補正する比例制御、及び排気濃度検出値が前記所
定の基準値に関してリーン側又はリッチ側にあるとき、
空燃比を夫々第2の補正値により所定期間毎に増減補正
する積分制御により目標空燃比にフィードバック制御す
る内燃エンジンの空燃比フィードバック制御方法におい
て、前記エンジンが所定の高負荷又は高回転数状態にあ
って且つ前記排気濃度検出値が前記所定の基準値に関し
てリーン側からリッチ側に変化したとき、前記第1の補
正値による補正を停止するようにしたものである。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて詳述す
る。
第1図は本発明の制御方法が適用される燃料供給制御
装置の全体の構成図であり、エンジン1の吸気管2の途
中にはスロットルボディ3が設けられ、その内部にはス
ロットル弁3′が配されている。スロットル弁3′には
スロットル弁開度(θTH)センサ4が連結されており、
当該スロットル弁3の開度に応じた電気信号を電子コン
トロールユニット(以下「ECU」という)5に供給す
る。
燃料噴射弁6はエンジン1とスロットル弁3との間且
つ吸気管2の図示しない吸気弁の少し上流側に各気筒毎
に設けられており、各噴射弁6は図示しない燃料ポンプ
に接続されていると共に、ECU5に電気的に接続されて当
該ECU5からの信号により燃料噴射の開弁時間が制御され
る。
一方、スロットル弁3の直ぐ下流には管7を介して吸
気管内絶対圧(PBA)センサ8が設けられており、この
絶対圧センサ8により電気信号に変換された絶対圧信号
は前記ECU5に供給される。また、その下流には吸気温
(TA)センサ9が取り付けられており、吸気温TAを検出
して対応する電気信号をECU5に供給する。
エンジン1の本体に装着されたエンジン水温(Tw)セ
ンサ10はサーミスタ等から成り、エンジン冷却水温Twを
検出して対応する温度信号をECU5に供給する。エンジン
回転数(Ne)センサ11はエンジン1の図示しないカム軸
周囲又はクランク軸周囲に取り付けられており、該クラ
ンク軸の180度回転毎に所定のクランク角度位置でパル
ス(以下「TDC信号パルス」という)を出力し、ECU5に
供給する。
三元触媒14はエンジン1の排気管13に配置されてお
り、排気ガス中のHC、CO、NOx等の成分の浄化を行う。
排気濃度検出器としてのO2センサ15は排気管13の三元触
媒14の上流側に装着されており、排気ガス中の酸素濃度
を検出してその検出値に応じた信号をECU5に供給する。
ECU5には車速を検出する車速(VH)センサ16及び大気圧
を検出する大気圧(PA)センサ17が接続されており、車
速VH及び大気圧PAを示す信号が供給される。
ECU5は各種センサからの入力信号波形を整形し、電圧
レベルを所定レベルに修正し、アナログ信号値をデジタ
ル信号値に変換する等の機能を有する入力回路5a、中央
演算処理回路(以下「CPU」という)5b、CPU5bで実行さ
れる各種演算プログラム及び演算結果等を記憶する記憶
手段5c、前記燃料噴射弁6に駆動信号を供給する出力回
路5d等から構成される。
CPU5bは上述の各種エンジンパラメータ信号に基づい
て、後述するようにフィードバック制御領域やフィード
バック制御を行わない複数の特定運転領域(以下「オー
プンループ制御領域」という)の種々のエンジン運転状
態を判別するとともに、該判別されたエンジン運転状態
に応じ、次式(1)に基づき、前記TDC信号パルスに同
期する燃料噴射弁6の燃料噴射時間TOUTを演算する。
TOUT=Ti×KO2×KLS×K1+K2 …(1) ここに、Tiは燃料噴射弁6の基本燃料噴射時間であ
り、エンジン回転数Ne及び排気管内絶対圧PBAに応じて
決定される。
KO2はO2フィードバック補正係数(以下、単に「補正
係数」という)であり、フィードバック制御時、排気ガ
ス中の酸素濃度に応じて例えば第4図に示す手法により
求められ、更にオープンループ制御領域では各運転領域
に応じて第2図に示す手法により設定される。
KLSはエンジン1がオープンループ制御領域のうち、
リーン化領域又はフューエルカット領域、即ち所定の減
速運転領域にあるときに値1.0未満の所定値(例えば0.9
5)に設定されるリーン化係数である。
K1及びK2は夫々各種エンジンパラメータ信号に応じて
演算される他の補正係数及び補正変数であり、エンジン
運転状態に応じた燃費特性、エンジン加速特性等の諸特
性の最適化が図られるような所定値に決定される。
CPU5bは上述のようにして求めた燃料噴射時間TOUT
基づいて燃料噴射弁6を開弁させる駆動信号を出力回路
5dを介して燃料噴射弁6に供給する。
第2図はエンジン1がフィードバック制御領域及び複
数のオープンループ制御領域のいずれの運転状態にある
かを判別するとともに、判別された運転状態に応じて補
正係数KO2を設定するプログラムのフローチャートを示
す。本プログラムは、TDC信号パルスの発生時に、これ
と同期して実行される。
まず、ステップ201においてフラグηO2が値1に等し
いか否かを判別する。該フラグηO2はO2センサ15が活性
化状態にあると判別されているか否かを表すものであ
り、イニシャライズ時には値0に設定され、O2センサ15
が活性化状態にあると判別されたとき値1に設定され
る。ステップ201の答が肯定(Yes)、即ちηO2=1が成
立し、従ってO2センサ15が活性状態にあると判別された
ときには、ηO2=1の成立後、即ちO2センサ15の活性化
完了後、所定時間txが経過したか否かを判別する(ステ
ップ202)。この答が肯定(Yes)のときには吸気温TA
び車速VHに応じて所定水温TWO2を設定する(ステップ20
3)。
第3図は、この所定水温TWO2を設定するサブルーチン
のフローチャートであり、ステップ301では吸気温TA
所定吸気温TAO2(例えば19℃)より高いか否かを判別す
る。その答が否定(No)、即ちTA≦TAO2のときには、所
定水温TWO2を第1の値TWO2・1(例えば80℃)に設定
する(ステップ305)。ステップ301の答が肯定(Ye
s)、即ちTA>TAO2のときには、車速VHが所定車速VTWO2
(例えば15km/h)より高いか否かを判別する(ステップ
302)。ステップ302の答が肯定(Yes)、即ちVH>VTWO2
のときには、所定水温TWO2を第2の値TWO2・2(例え
ば24℃)に設定し(ステップ304)、ステップ303の答が
否定(No)、即ちVH≦VTWO2のときには、所定水温TWO2
を第3の値TWO2・3(例えば49℃)に設定する(ステ
ップ303)。
第2図にもどり、ステップ204ではエンジン冷却水温T
wが上記算出された所定水温TWO2より高いか否かを判別
する。この答が肯定(Yes)、即ちTw>TWO2が成立し、
エンジン1が暖機を完了しているときには、フラグFLG
WOTが値1に等しいか否かを判別する(ステップ205)。
このフラグFLGWOTは図示しないプログラムにより、エン
ジン1が供給燃料量を増量すべき高負荷領域にあると判
別されたときに値1にセットされるものである。
前記ステップ205の答が肯定(No)、即ちエンジン1
が前記高負荷領域にないときには、エンジン回転数Neが
高回転側の所定回転数NHOPより大きいか否かを判別し
(ステップ206)、この答が否定(No)のときには更
に、エンジン回転数Neが低回転側の所定回転数NLOPより
大きいか否かを判別する(ステップ207)。この答が肯
定(Yes)、即ちNLOP<Ne≦NHOPが成立するときには、
リーン化係数KLSが値1.0未満であるか否か、即ちエンジ
ン1が所定の減速運転領域にあるか否かを判別する(ス
テップ208)。このステップ208の答が否定(No)のとき
には、エンジン1がフューエルカットの実行中であるか
否かを判別する(ステップ209)。この答が否定(No)
のときには、エンジン1がフィードバック制御領域にあ
ると判別し、ステップ210に進み、後述するKO2算出サブ
ルーチン(第4図)に基づきO2センサ15の出力に応じて
補正係数KO2及び補正係数KO2の平均値KREFを算出し、本
プログラムを終了する。
前記ステップ207の答が肯定(No)、即ちNe≦NLOP
成立しエンジン1が低回転領域にあるとき、前記ステッ
プ208の答が肯定(Yes)、即ちエンジン1が所定の減速
運転領域にあるとき又は前記ステップ209の答が肯定(Y
es)、即ちエンジン1がフューエルカットの実行中であ
るときにはステップ211に進む。このステップ211では、
当該ループを所定時間tD継続したか否かを判別し、この
答が否定(No)のときには補正係数KO2を当該ループへ
移行する直前の値にホールドする一方(ステップ21
2)、肯定(Yes)のときには補正係数KO2を値1.0に設定
して(ステップ213)、オープンループ制御を行い本プ
ログラムを終了する。即ち、前記ステップ207〜209のい
ずれかの条件によってエンジン1がフィードバック制御
領域からオープンループ制御領域へ移行したと判別され
た場合、補正係数KO2は、該移行後所定時間tDが経過す
るまでは該移行直前のフィードバック制御時に算出され
た値にホールドされる一方、所定時間tDが経過した後は
値1.0に設定される。
前記ステップ204の答が否定(No)、即ちエンジン1
が暖機を完了していないとき、前記ステップ205の答が
肯定(Yes)、即ちエンジン1が高負荷領域にあるとき
又は前記ステップ206の答が肯定(Yes)、即ちエンジン
1が高回転領域にあるときには、前記ステップ213に進
み、オープンループ制御を実行して本プログラムを終了
する。
前記ステップ201の答が否定(No)、即ちO2センサ15
が不活性状態にあると判別されたとき、又は前記ステッ
プ202の答が否定(No)、即ちO2センサ15の活性化完了
後所定時間txが経過していないときには、前記ステップ
203及び204と全く同様にステップ214及び215を実行し、
このステップ215の答が否定(No)、即ちエンジン1が
暖機を完了していないときには前記ステップ213を実行
して本プログラムを終了する。
前記ステップ215の答が肯定(Yes)、即ちエンジン1
の暖機が完了しているときには、エンジン1がアイドル
領域にあるか否かを判別する(ステップ216)。この判
別は、例えばエンジン回転数Neが所定回転数以下で且つ
スロットル弁開度θTHが所定開度以下であるか否かを判
別することにより行われる。このステップ216の答が肯
定(Yes)、即ちエンジン1がアイドル領域にあるとき
には、補正係数KO2を、後述のようにして算出されたア
イドル領域用のKO2の平均値(以下「アイドル領域用の
平均値」という)KREFOに設定し(ステップ217)、オー
プンループ制御を実行して本プログラムを終了する。
前記ステップ216の答が否定(No)、即ちエンジン1
がアイドル領域以外の運転領域(以下「オフアイドル領
域」という)にあるときには、エンジン1が搭載される
当該車輌がAT車、即ち自動変速機を備えた車輌であるか
否かを判別し(ステップ218)、AT車でないときにはス
テップ219に進み、補正係数KO2を、後述のようにして算
出されたオフアイドル領域用のKO2の平均値(以下「オ
フアイドル領域用の平均値」という)KREF1に設定す
る。
次いでステップ220以下で前記ステップ219で設定され
た補正係数KO2のリミットチェックを行う。即ち、補正
係数KO2がその上限値KO2OPLMTHより大きいか否かを判別
し(ステップ220)、この答が肯定(Yes)のときには補
正係数KO2を該上限値KO2OPLMTHに再設定する一方(ステ
ップ221)、否定(No)のときには補正係数KO2がその下
限値KO2OPLMTLより小さいか否かを判別し(ステップ22
2)、この答が肯定(Yes)のときには補正係数KO2を該
下限値KO2OPLMTLに再設定した後(ステップ223)、否定
(No)のときにはそのまま、本プログラムを終了する。
前記ステップ218の答が肯定(Yes)、即ち当該車輌が
AT車であるときには、リーン化係数KLSが値1.0未満であ
るか否かを判別する(ステップ224)。この答が否定(N
o)、即ちKLS≧1.0が成立するときには前記ステップ219
以下を実行する一方、肯定(Yes)、即ちKLS<1.0が成
立するときには、補正係数KO2を、所定の減速運転領域
で算出された減速運転領域用のKO2の平均値KREFDECに設
定し(ステップ225)、オープンループ制御を実行して
本プログラムを終了する。
第4図は、フィードバック制御時に第2図のステップ
210において実行される補正係数KO2の算出サブルーチン
のフローチャートを示す。
まず、前回の制御がオープンループ制御であったか否
かを判別し(ステップ401)、この答が肯定(Yes)のと
きには、前回の制御で補正係数KO2の値を、第2図のス
テップ212の実行によりホールドしたか否かを判別する
(ステップ408)。この答が肯定(Yes)のときには、補
正係数KO2の値を引き続きホールドし(ステップ416)、
後述するステップ427以下の積分制御(I項制御)を行
う。
前記ステップ408の答が否定(No)、即ち前回の制御
で補正係数KO2の値をホールドしなかったときには、エ
ンジン1がアイドル領域にあるか否かを判別する(ステ
ップ409)。この答が肯定(Yes)、即ちエンジン1がア
イドル領域にあるときには、補正係数KO2をアイドル領
域用の平均値KREF0に設定し(ステップ513)、ステップ
427以下の積分制御を行なう。
前記ステップ409の答が否定(No)、即ちエンジン1
がオフアイドル領域にあるときには、前回の制御におい
てスロットル弁開度θTHがアイドルスロットル弁開度θ
IDLより大きかったか否かを判別する(ステップ410)。
この答が肯定(Yes)のときには、補正係数KO2を、オフ
アイドル領域用の平均値KREF1に設定し(ステップ41
1)、ステップ427以下の積分制御を行う。
前記ステップ410の答が否定(No)、即ち前回の制御
においてθTH≦θIDLが成立していたときには、更に今
回のスロットル弁開度θTHが前記アイドルスロットル弁
開度θIDLより大きいか否かを判別する(ステップ41
2)。この答が肯定(Yes)、即ち前回θTH≦θIDLで今
回θTH>θIDLとなったときには、補正係数KO2を、前記
オフアイドル領域用の平均値KREF1とリッチ化所定値CR
との積CR×KREF1に設定し(ステップ407)、ステップ42
7以下の積分制御を行なう。ここにリッチ化所定値CR
1.0より大きい値に設定されるものである。
前記ステップ412の答が否定(No)、即ちθTH≦θIDL
が成立するときには、エンジンの冷却水温TWが所定温度
TWCL(例えば70℃)より高いか否かを判別する(ステッ
プ413)。その答が肯定(Yes)、即ちTw>TWCLが成立
し、したがってエンジン冷却水温Twが低領域にないとき
には、前記ステップ415に進む。
前記ステップ413の答が否定(No)、即ちTw≦TWCL
成立し、したがってエンジン冷却水温が低温域にあると
きには、補正係数KO2を、前記アイドル領域用の平均値K
REF0とリーン化所定値CLとの積CL×KREF0に設定し(ス
テップ414)、ステップ427以下の積分制御を行なう。こ
こに、リーン化所定値CLは1.0より小さい値に設定され
るものである。
前記ステップ401の答が否定(No)、即ち前回の制御
がフィードバック制御であったときには、前回の制御に
おいてスロットル弁開度θTHが前記アイドルスロットル
弁開度θIDLより大きかったか否かを判別する(ステッ
プ402)。この答が否定(No)のときには、さらに今回
のスロットル弁開度θTHが前記アイドルスロットル弁開
度θIDLより大きいか否かを判別する(ステップ404)。
その答が肯定(Yes)のときには、エンジン1が前回の
制御においてアイドル領域にあったか否かを判別する
(ステップ405)。ステップ405の答が否定(No)、即ち
エンジン1が前回オフアイドル領域にあったときには、
前記ステップ407に進み、補正係数KO2を前記オフアイド
ル領域用の平均値KREF1とリッチ化所定値CRとの積CR×K
REF1に設定する一方、ステップ405の答が肯定(Yes)、
即ちエンジン1が前回アイドル領域にあったときには、
補正係数KO2を後述のステップ437で算出される高負荷加
速時用KO2の平均値KREF2に設定し(ステップ406)、ス
テップ427へ進む。
前記ステップ402の答が肯定(Yes)、即ち前回の制御
においてθTH>θIDLが成立したとき、又は前記ステッ
プ404の答が否定(No)、即ち今回θTH≦θIDLが成立す
るときには、O2センサ15の出力レベルが反転したか否か
を判別する(ステップ403)。その答が否定(No)のと
きには、ステップ427以下の積分制御を行う。
前記ステップ403の答が肯定(Yes)、即ちO2センサ15
の出力レベルが反転したときには比例制御(P項制御)
を行う。まず、ステップ417でO2センサの出力電圧VO2
基準電圧値VREFより低いか否かを判別する。
第5図は、この基準電圧値VREFを設定するサブルーチ
ンのフローチャートであり、ステップ501ではエンジン
1がアイドル領域にあるか否かを判別する。この答が否
定(No)、即ちエンジン1がオフアイドル領域にあると
きには、エンジン回転数Neが所定判別回転数NHSFE(例
えば、3,900rpm)以下であるか否かを判別する(ステッ
プ505)。
前記ステップ501の答が肯定のとき、及びステップ501
の答が否定(No)で且つステップ505の答が肯定(Yes)
をとき、即ちエンジン1がアイドル領域にあるとき、及
びオフアイドル領域にあってエンジン回転数Ne≦NHSFH
は成立するときには、大気圧PAが所定大気圧PAREF(例
えば670mmHg)より高いか否かを判別する(ステップ502
及び506)。ステップ502,506の答が肯定(Yes)、即ちP
A>PAREFのときには、基準電圧値VREFを通常の(低地
用)基準値VREF2,VREF1に設定する(ステップ503,507)
一方、ステップ502,506の答が否定(No)、即ちPA≦P
AREFのときには、基準電圧値VREFを前記通常の基準値よ
り高い高地用基準値VREFHA2,VREFHA1に設定する(ステ
ップ504,508)。
前記ステップ501,505の答がともに否定(No)のと
き、即ちエンジン1がオフアイドル領域にあり、且つNe
>NHSFEが成立するときには、基準電圧値VREFを前記通
常の基準値VREF1より高い高回転時用基準電圧値V
REF3(例えば0.575V)に設定する(ステップ509)。
上述のように、基準電圧値VREFをエンジンの高回転領
域で高めの値に設定することにより、当該運転領域にお
けるフィードバック制御の目標空燃比をリッチ側に移動
させることができる。
第4図にもどり、前記ステップ417の答が肯定(Ye
s)、即ちVO2<VREFが成立するときには、後述する第2
の比例項PRの前回適用時から所定時間tPRが経過したか
否かを判別する(ステップ418)。その所定時間tPRは、
第2の比例項PRの適用周期を全エンジン回転域にわたっ
て一定に保つためのものであり、したがってエンジン回
転数Neが大きいほど小さい値に設定される。前記ステッ
プ418の答が肯定(Yes)のときには第6図のサブルーチ
ンによりエンジン回転数Ne及び吸気管内絶対圧PBAに応
じて第2の比例項PRを求める一方(ステップ419)、否
定(No)のときには第7図(a)に示すNe−Pテーブル
によりエンジン回転数Neに応じた第1の比例項Pを求め
る(ステップ424)。
第6図のステップ601では、エンジン回転数Neが前記
判別回転数NHSFEより高いか否かを判別し、その答が否
定(No)、即ちNe≦NHSFEのときには、吸気管内絶対圧P
BAが第1の所定圧PBHWY(例えば310mmHg)より高いか否
かを判別する(ステップ602)。ステップ602の答が肯定
(Yes)、即ちPBA>PBHWYのときには、エンジン回転数N
eが前記判別回転数NHSFEより低い所定回転数NHWY(例え
ば2,400rpm)より高いか否かを判別する(ステップ60
3)。ステップ602の答が否定(No)、又はステップ602
の答が肯定(Yes)で且つステップ603の答が否定(No)
のとき、即ちPBA≦PBHWY又はPBA>PBHWY且つNe≦NHWY
成立するときには、tHWYタイマに所定時間tHWY(例えば
10秒)をセットしてこれをスタートさせ(ステップ60
4)、ステップ605に進む。ステップ605では、吸気管内
絶対圧PBAが前記第1の所定圧PBHWYより高い第2の所定
圧PBR(例えば410mmHg)より高いか否かを判別し、その
答が否定(No)、即ちPBA≦PBRのときには、第2の比例
項PRを第1の値PR1に設定し(ステップ606)、肯定(Ye
s)、即ちPBA>PBRのときには、第2の比例項PRを第2
の値PR2に設定する(ステップ607)。
前記ステップ601の答が肯定(Yes)、即ちNe>NHSFE
のときには、前記ステップ604と同様にtHWYタイマに所
定時間tHWYをセットしてこれをスタートさせ(ステップ
610)、第2の比例項PRを第3の値PR3(例えば0.5)に
設定する(ステップ611)。
また、前記ステップ601の答が否定(No)であって、
ステップ602,603の答がともに肯定(Yes)のとき、即ち
NHWY<Ne≦NHSFE且つPBA>PBHWYが成立する(高負荷高
回転状態)ときには、前記ステップ604又は610でスター
トしたtHWYタイマのカウント値が値0であるか否かを判
別する(ステップ608)。この答が否定(No)、即ち前
記高負荷高回転状態が所定時間tHWY継続していないとき
には、前記ステップ605に進み、ステップ608の答が肯定
(Yes)であって、所定時間経過したときには、第2の
比例項を前記第1〜第3の値PR1〜PR3より大きい第4の
値PRHWY(例えば0.8)に設定する(ステップ609)。
一方、第1の比例項Pは第7図(a)に示すようにエ
ンジン回転数Neに応じて設定される。即ち、第1の比例
項Pは、Ne≦NFB1のときP=P0、NFB1<Ne≦NFB2のとき
P=P1、NFB2<Ne≦NHSFEのときP=P2、Ne>NHSFEのと
きP=0に設定される。
第4図にもどり、ステップ420では、ステップ419又は
424で求めた比例項Pi、即ち第1の比例項Pまたは第2
の比例項PRによって補正係数KO2を加算補正する。この
ように、O2センサ15の出力が反転し、反転後の出力電圧
VO2が前記基準電圧値VREFより小さいときには空燃比が
リッチ状態からリーン状態へ変化したと判別し、エンジ
ン回転数に応じた比例項PまたはPRを補正係数KO2に加
算することにより、空燃比をリッチ化する方向に制御す
る。
一方、前記ステップ417の答が否定(No)、即ちVO2
VREFが成立するときには、前記ステップ424と同様にNe
−Pテーブルよりエンジン回転数Neに応じた第1の比例
項Pを求め(ステップ425)、補正係数KO2を当該比例項
Pにより減算補正する(ステップ426)。即ち、O2セン
サ15の出力が反転し、反転後の出力電圧VO2が前記基準
電圧値VREF以上のときには、空燃比がリーン状態からリ
ッチ状態へ変化したと判別し、補正係数KO2からエンジ
ン回転数に応じた第1の比例項Pを減算することによ
り、空燃比をリーン化する方向に制御する。
ここで、第7図(a)から明らかなように、エンジン
回転数Neが判別回転数NHSFEより高い高回転領域にある
ときには、第1の比例項Pは値0に設定されるので、こ
の領域における第1の比例項Pによる補正係数KO2の減
算補正は停止されることとなる。
尚、第1の比例項Pはエンジン1が所定の高負荷状態
にあるとき値0に設定するようにしてもよく、その場合
には当該所定高負荷状態における補正係数KO2の第1の
比例項Pによる減算補正が停止される。
次にステップ421において、前記ステップ420又は426
で設定した補正係数KO2のリミットチェックを行なう。
即ち、補正係数KO2が所定の範囲内にあるか否かをチェ
ックし、該所定の範囲内になければ、該所定の範囲を画
成する上限値又は下限値にKO2値を保持する。
次いで、このようにして求めた補正係数KO2の値を使
用して、前記アイドル領域用平均値KREF0及びオフアイ
ドル領域用平均値KREF1を算出し(ステップ420)、メモ
リに記憶して本プログラムを終了する。即ち、エンジン
1がアイドル領域にあるか否かを判別し、アイドル領域
にあるときにはアイドル領域用の平均値KREF0を、オフ
アイドル領域にあるときにはオフアイドル領域用の平均
値KREF1を、次式(2)に従ってそれぞれ算出する。
KREFn=KO2P・(CREFn/An) +KREFn′・(An−CREFn)/An …(2) ここに、値KO2Pは比例項(P項)動作直後のKO2
値、Anは定数、CREFnは各運転領域毎に1〜Anのうち実
験的に適当な値に設定される変数、KREFn′は今回ルー
プが該当する運転領域において前回までに得られたKREF
値である。
次に第4図に戻り、ステップ427以下の積分制御につ
いて説明する。まずO2センサ15の出力電圧VO2が前記基
準電圧値VREFより小さいか否かを判別し(ステップ42
7)、この答が肯定(Yes)、即ちVO2<VREFが成立する
ときには、ステップ428において本ステップを実行する
毎にカウント数NILに値1を加算し、そのカウント数NIL
が所定値NIに達したか否かを判別する(ステップ42
9)。この答が否定(No)のときには補正係数KO2をその
直前の値に保持し(ステップ432)、肯定(Yes)のとき
には補正係数KO2にリッチ化積分項ΔKRを加算する(ス
テップ430)と共に、前記カウント数NILを0にリセット
して(ステップ431)、NILがNIに達する毎に補正係数K
O2にリッチ化積分項ΔKRを加算する。
このように、O2センサ15の出力電圧VO2が前記基準電
圧値VREFより小さい状態、即ち空燃比のリーン状態が継
続するときには、補正係数KO2は前記カウント数NILが所
定値NIに達する毎にリッチ化積分項ΔKRだけ増加され、
空燃比をリッチ化する方向に制御される。
ここで、リッチ化積分項ΔKRは第7図(b)に示すよ
うに、エンジン回転数Neに応じて設定される。即ち、Ne
≦NFB1のときΔKR=ΔKR0、NFB1<Ne≦NFB2のときΔKR
=ΔKR1、NFB2<Ne≦NHSFEのときΔKR=ΔKR2、Ne>N
HSFEのときΔKR=0に設定される。従って、エンジン回
転数Neが判別回転数NHSFEを超える高回転状態では、リ
ッチ化所定値ΔKRによる補正係数の加算補正が停止され
る。
一方、前記ステップ427の答が否定(No)、即ちVO2
VREFが成立するときには、ステップ433において本ステ
ップを実行する毎にカウント数NIHに値1を加算し、そ
のカウント数NIHが所定値NIに達したか否かを判別する
(ステップ432)。この答が否定(No)のときには前記
ステップ432を実行して補正係数KO2をその直前の値に保
持し、肯定(Yes)のときには、補正係数KO2からリーン
化積分項ΔKLを減算する(ステップ435)と共に前記カ
ウント数NIHを0にリセットし(ステップ436)、このカ
ウント数NIHが所定値NIに達する毎に補正係数KO2からリ
ーン化積分項ΔKLを減算する。
このように、O2センサ15の出力電圧VO2が前記基準電
圧値VREF以上の状態、即ち空燃比のリッチ状態が継続す
るときには、補正係数KO2は前記カウント数NIHが所定値
NIに達する毎に所リーン化積分項ΔKLだけ減少され、空
燃比をリーン化する方向に制御される。
ここで、リーン化積分項ΔKLは第7図(c)に示すよ
うに、エンジン回転数Neに応じて設定される。即ち、Ne
≦NFB1のときΔKL=ΔKL0、NFB1<Ne≦NFB2のときΔKL
=ΔKL1、NFB2<Ne≦NHSFEのとき、ΔKL=ΔKL2、Ne>N
HSFEのときΔKL=ΔKL3に設定される。
第4図にもどり、ステップ437では前記ステップ406で
適用される高負荷加速時用KO2の平均値KREF2を次式
(3)により算出し、本ルーチンを終了する。
KREF2=KO2PL×(CREF2/A2)+KREF1′ ×(A2−CREF2)/A2 …(3) ここに、KO2PLは所定の高負荷加速状態検出後、前記
第1の比例項Pによる減算補正(ステップ426)を行う
直前のKO2の値、A2は定数、CREF2は1〜A2のうち適当な
値に設定される変数、KREF1′は前回までに得られたオ
フアイドル領域用KO2の平均値である。
第8図は、第4図に示す手法により補正係数KO2を設
定することにより、空燃比のフィードバック制御を行っ
場合の空燃比A/Fの推移を示す図であり、同図(a)は
エンジン1が高回転領域(Ne>NHSFE)にないときの、
また同図(b)はエンジン1が高回転領域にあるときの
空燃比A/Fの推移を示す。同図から明らかなように、Ne
≦NHSFEが成立するときには平均空燃比A/Fはいわゆる理
論空燃比(=14.7)に等しくなるのに対し、Ne>NHSFE
が成立する高回転領域では平均空燃比A/Fは、リッチ側
に移動し、例えばA/F=14.3となる。
尚、前述したようにエンジンの高回転領域に限らず、
所定の高負荷運転領域において第1の比例項Pを値0と
してもよく、この場合には、所定の高負荷運転領域にお
ける平均空燃比がリッチ方向へ移動する。
その結果、エンジンの高回転又は高負荷運転領域にお
ける前記三元触媒14の劣化を大幅に改善することができ
る。また、このとき前記第2の比例項PRを過大に設定し
ないようにしている(第6図、ステップ611参照)の
で、O2センサ出力電圧VO2が基準電圧値VREFより高い状
態(リッチ側)から低い状態(リーン側)に移行した時
点で、第2の比例項PRによる加算補正が行われても、エ
ンジン出力トルクが大きく変動すること、即ち運転性の
悪化を防止することができる。
(発明の効果) 以上詳述したように本発明、即ち請求項1の空燃比フ
ィードバック制御方法によれば、エンジンの高負荷又は
高回転運転領域において、排気濃度検出値が所定の基準
値に関してリーン側からリッチ側に移行したときの比例
制御項による補正が停止されるので、従来よりも平均空
燃比を14.7より更にリッチ側に設定することができ、当
該運転領域における排気浄化装置内の触媒の劣化を大幅
に改善することができる。また、排気濃度検出値が所定
の基準値に関してリッチ側からリーン側に移行したとき
燃料供給量を増量補正する増量比例項を過大に設定する
ことがないので、当該移行時点における燃料供給量の変
化量が増大せず、その結果エンジン出力トルクの変動を
抑えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の制御方法を適用する燃料供給制御装置
の全体構成図、第2図はエンジンの運転状態の判別及び
補正係数(KO2)の設定を行うプログラムのフローチャ
ート、第3図はエンジンの暖機状態を判別するため所定
エンジン水温(TWO2)の設定を行うサブルーチンのフロ
ーチャート、第4図はフィードバック制御時において補
正係数(KO2)を算出するサブルーチンのフローチャー
ト、第5図は基準電圧値(VREF)を設定するサブルーチ
ンのフローチャート、、第6図は第2の比例項(PR)の
設定を行うサブルーチンのフローチャート、第7図は第
1の比例項(P)及び積分項(ΔKR,ΔKL)をエンジン
回転数(Ne)に応じて設定したテーブルを示す図、第8
図は空燃比(A/F)の推移を示す図である。 1……内燃エンジン、5……電子コントロールユニット
(ECU)、8……吸気管内絶対圧センサ、11……エンジ
ン回転数センサ、15……O2センサ(排気濃度検出器)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 勝志 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 平1−182547(JP,A) 特開 昭63−246432(JP,A) 特開 昭61−55324(JP,A) 特開 昭57−183539(JP,A) 特開 昭58−190532(JP,A) 特公 昭60−45744(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃エンジンの排気系に配された排気濃度
    検出器により検出した排気濃度検出値と所定の基準値と
    を比較し、エンジンに供給される混合気の空燃比を、排
    気濃度検出値が前記所定の基準値に関してリッチ側から
    リーン側に又はリーン側からリッチ側に変化したとき、
    前記空燃比を第1の補正値により増減補正する比例制
    御、及び排気濃度検出値が前記所定の基準値に関してリ
    ーン側又はリッチ側にあるとき、空燃比を夫々第2の補
    正値により所定期間毎に増減補正する積分制御により目
    標空燃比にフィードバック制御する内燃エンジンの空燃
    比フィードバック制御方法において、前記エンジンが所
    定の高負荷又は高回転数状態にあって且つ前記排気濃度
    検出値が前記所定の基準値に関してリーン側からリッチ
    側に変化したとき、前記第1の補正値による補正を停止
    することを特徴とする内燃エンジンの空燃比フィードバ
    ック制御方法。
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