JP2686090B2 - 新規融合蛋白質およびその精製方法 - Google Patents
新規融合蛋白質およびその精製方法Info
- Publication number
- JP2686090B2 JP2686090B2 JP63055085A JP5508588A JP2686090B2 JP 2686090 B2 JP2686090 B2 JP 2686090B2 JP 63055085 A JP63055085 A JP 63055085A JP 5508588 A JP5508588 A JP 5508588A JP 2686090 B2 JP2686090 B2 JP 2686090B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plasmid
- fusion protein
- fragment
- rbs
- asp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K14/00—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
- C07K14/435—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
- C07K14/52—Cytokines; Lymphokines; Interferons
- C07K14/555—Interferons [IFN]
- C07K14/57—IFN-gamma
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N15/00—Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
- C12N15/09—Recombinant DNA-technology
- C12N15/11—DNA or RNA fragments; Modified forms thereof; Non-coding nucleic acids having a biological activity
- C12N15/62—DNA sequences coding for fusion proteins
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N15/00—Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
- C12N15/09—Recombinant DNA-technology
- C12N15/63—Introduction of foreign genetic material using vectors; Vectors; Use of hosts therefor; Regulation of expression
- C12N15/70—Vectors or expression systems specially adapted for E. coli
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K38/00—Medicinal preparations containing peptides
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K2319/00—Fusion polypeptide
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K2319/00—Fusion polypeptide
- C07K2319/20—Fusion polypeptide containing a tag with affinity for a non-protein ligand
- C07K2319/21—Fusion polypeptide containing a tag with affinity for a non-protein ligand containing a His-tag
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K2319/00—Fusion polypeptide
- C07K2319/50—Fusion polypeptide containing protease site
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K2319/00—Fusion polypeptide
- C07K2319/70—Fusion polypeptide containing domain for protein-protein interaction
- C07K2319/74—Fusion polypeptide containing domain for protein-protein interaction containing a fusion for binding to a cell surface receptor
- C07K2319/75—Fusion polypeptide containing domain for protein-protein interaction containing a fusion for binding to a cell surface receptor containing a fusion for activation of a cell surface receptor, e.g. thrombopoeitin, NPY and other peptide hormones
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Zoology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Plant Pathology (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Gastroenterology & Hepatology (AREA)
- Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Toxicology (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 遺伝子技術による混成遺伝子の調製の可能性は、組換
え蛋白質の製造に当り新たな道を開く。所望の蛋白質を
コードする遺伝子配列とリガンドに対して高い親和性を
有する蛋白質フラグメント(親和性ペプチド)をコード
する遺伝子配列とを結合するこにより、親和性ペプチド
を使用する一工程で所望の組換え蛋白質を融合蛋白質の
形態において精製することが可能である。部位を制限し
た変異により、親和性ペプチドと所望の組換え蛋白質と
の結合点に特定の化学的または酵素的な開裂部位を導入
することも可能であり、その結果融合蛋白質を適当な親
和性樹脂により精製した後に、所望の組換え蛋白質を化
学的または酵素的開裂により回収することができる。斯
かる精製方法は、例えばScience 198,1056−1063(197
7)(Itakuraらによる)、Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.8
0,6848−6852(1983)(Germinoらによる)、Nucleic A
cids Res.13,1151−1162(1985(Nilssonらによる)、G
ene 32,321−327(1984)(Smithらによる)ならびにヨ
ーロッパ特許公開番号第150126号および第184355号によ
り知られている。
え蛋白質の製造に当り新たな道を開く。所望の蛋白質を
コードする遺伝子配列とリガンドに対して高い親和性を
有する蛋白質フラグメント(親和性ペプチド)をコード
する遺伝子配列とを結合するこにより、親和性ペプチド
を使用する一工程で所望の組換え蛋白質を融合蛋白質の
形態において精製することが可能である。部位を制限し
た変異により、親和性ペプチドと所望の組換え蛋白質と
の結合点に特定の化学的または酵素的な開裂部位を導入
することも可能であり、その結果融合蛋白質を適当な親
和性樹脂により精製した後に、所望の組換え蛋白質を化
学的または酵素的開裂により回収することができる。斯
かる精製方法は、例えばScience 198,1056−1063(197
7)(Itakuraらによる)、Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.8
0,6848−6852(1983)(Germinoらによる)、Nucleic A
cids Res.13,1151−1162(1985(Nilssonらによる)、G
ene 32,321−327(1984)(Smithらによる)ならびにヨ
ーロッパ特許公開番号第150126号および第184355号によ
り知られている。
本発明により、少なくとも2個の直接隣接するヒスチ
ジン残基を有する親和性ペプチドが、ニトリロトリ酢酸
(NTA)樹脂上での金属キレートアフィニティークロマ
トグラフィーによる組換え蛋白質の精製に特に適してい
ることが見出された。これらの親和性ペプチドは、公知
のペプチドと、まず第一にそれらがNTA樹脂により天然
および変性蛋白質の精製を問題なく可能にする点におい
て区別できる。
ジン残基を有する親和性ペプチドが、ニトリロトリ酢酸
(NTA)樹脂上での金属キレートアフィニティークロマ
トグラフィーによる組換え蛋白質の精製に特に適してい
ることが見出された。これらの親和性ペプチドは、公知
のペプチドと、まず第一にそれらがNTA樹脂により天然
および変性蛋白質の精製を問題なく可能にする点におい
て区別できる。
従って本発明は、少なくとも2個の隣接するヒスチジ
ン残基を含み、かつリガンドに対して高い親和性を有す
る1種または2種の親和性ペプチドおよびこの1種また
は2種の親和性ペプチドに直接的または間接的に結合さ
れる生物学的に活性なポリペプチドまたは蛋白質からな
る融合蛋白質、組換えDNA技術によるそれらの製造方法
ならびにNTA樹脂上での金属キレートアフィニティーク
ロマトグラフィーによるそれらの精製方法に関するもの
である。本発明は、また、該融合蛋白質をコードする遺
伝子、これらの遺伝子を含む発現ベクター、これらの発
現ベクターにより形質転換された微生物、ならびに前記
遺伝子、発現ベクターおよび形質転換微生物の製造方法
に関するものである。
ン残基を含み、かつリガンドに対して高い親和性を有す
る1種または2種の親和性ペプチドおよびこの1種また
は2種の親和性ペプチドに直接的または間接的に結合さ
れる生物学的に活性なポリペプチドまたは蛋白質からな
る融合蛋白質、組換えDNA技術によるそれらの製造方法
ならびにNTA樹脂上での金属キレートアフィニティーク
ロマトグラフィーによるそれらの精製方法に関するもの
である。本発明は、また、該融合蛋白質をコードする遺
伝子、これらの遺伝子を含む発現ベクター、これらの発
現ベクターにより形質転換された微生物、ならびに前記
遺伝子、発現ベクターおよび形質転換微生物の製造方法
に関するものである。
本発明による融合蛋白質の親和性ペプチドは、一般式 R1-(His)2-6-R2 (式中R1は、水素、1個のアミノ酸または数個のアミノ
酸の配列を示し、R2は、Q、Q−Ile−Glu−Gly−Arg−
またはQ−Asp−Asp−Asp−Asp−Lysを示し、およびQ
は、ペプチド結合、1個のアミノ酸または数個の、最大
30個のアミノ酸の配列を示す) で定義される。
酸の配列を示し、R2は、Q、Q−Ile−Glu−Gly−Arg−
またはQ−Asp−Asp−Asp−Asp−Lysを示し、およびQ
は、ペプチド結合、1個のアミノ酸または数個の、最大
30個のアミノ酸の配列を示す) で定義される。
本発明による融合蛋白質の特に好ましい親和性ペプチ
ドは、次式のペプチド配列を有するものである。
ドは、次式のペプチド配列を有するものである。
Met−His−His, Met−His−His−His, Met−His−His−His−His, Met−His−His−His−His−His, Met−His−His−His−His−His−His, Met−His−His−Ala−Gly−Ile−Glu−Gly−Arg および Met−His−His−Ala−Gly−Asp−Asp−Asp−Asp−Lys。
本発明による融合蛋白質の親和性ペプチドは、生物学
的に活性なポリペプチドまたは蛋白質に直接的または間
接的に結合され得る。単一の親和性ペプチドを用いる場
合には、同ペプチドは生物学的に活性なポリペプチドま
たは蛋白質のアミノ末端アミノ酸またはカルボキシ末端
アミノ酸のいずれかに結合され得る。2個の親和性ペプ
チドを用いる場合には、それらの1個は、生物学的に活
性なポリペプチドまたは蛋白質のアミノ末端アミノ酸に
結合され、他方は生物学的に活性なポリペプチドまたは
蛋白質のカルボキシ末端アミノ酸に結合される。
的に活性なポリペプチドまたは蛋白質に直接的または間
接的に結合され得る。単一の親和性ペプチドを用いる場
合には、同ペプチドは生物学的に活性なポリペプチドま
たは蛋白質のアミノ末端アミノ酸またはカルボキシ末端
アミノ酸のいずれかに結合され得る。2個の親和性ペプ
チドを用いる場合には、それらの1個は、生物学的に活
性なポリペプチドまたは蛋白質のアミノ末端アミノ酸に
結合され、他方は生物学的に活性なポリペプチドまたは
蛋白質のカルボキシ末端アミノ酸に結合される。
間接的結合の場合には、親和性ペプチドは、適当な選
択的開裂部位を含み、それをを介し、それらは所望の生
物学的に活性なポリペプチドまたは蛋白質に結合され
る。好適な選択的開裂部位としては、好ましくはアミノ
酸配列−(Asp)n−Lys−(式中、nは2,3または4を示
す)または−Ile−Glu−Gly−Arg−が考えられ、これら
はそれぞれプロテアーゼであるエンテロキナーゼおよび
凝集ファクタXaにより特異的に認識され得る。このよう
な親和性ペプチドは、次にそれ自体公知の方法により酵
素的に開裂することができる。
択的開裂部位を含み、それをを介し、それらは所望の生
物学的に活性なポリペプチドまたは蛋白質に結合され
る。好適な選択的開裂部位としては、好ましくはアミノ
酸配列−(Asp)n−Lys−(式中、nは2,3または4を示
す)または−Ile−Glu−Gly−Arg−が考えられ、これら
はそれぞれプロテアーゼであるエンテロキナーゼおよび
凝集ファクタXaにより特異的に認識され得る。このよう
な親和性ペプチドは、次にそれ自体公知の方法により酵
素的に開裂することができる。
直接的結合の場合には、親和性ペプチドは、所望の生
物学的に活性なポリペプチドまたは蛋白質に結合して残
る。すなわち、親和性ペプチドは、化学的または酵素的
に開裂することができない。この形態の結合は、所望の
ポリペプチドまたは蛋白質の活性が親和性ペプチドの存
在により不利な影響を受けない場合には有利である。本
発明によるこのような融合蛋白質は多くの免疫的な処理
に用いることができる。これらは、例えば感染症の検出
用試薬として用いることができる。これらは、生理学的
に適合し得る担体物質と混合することができるので、こ
れらは疾患予防のワクチンとしても使用し得る。
物学的に活性なポリペプチドまたは蛋白質に結合して残
る。すなわち、親和性ペプチドは、化学的または酵素的
に開裂することができない。この形態の結合は、所望の
ポリペプチドまたは蛋白質の活性が親和性ペプチドの存
在により不利な影響を受けない場合には有利である。本
発明によるこのような融合蛋白質は多くの免疫的な処理
に用いることができる。これらは、例えば感染症の検出
用試薬として用いることができる。これらは、生理学的
に適合し得る担体物質と混合することができるので、こ
れらは疾患予防のワクチンとしても使用し得る。
本発明による融合蛋白質に関連して用いられる「生物
学的に活性なポリペプチドまたは蛋白質」なる用語は、
それら自体が生物学的に活性なポリペプチドもしくは蛋
白質、または生物学的に活性なポリペプチドもしくは蛋
白質の調製に用い得るポリペプチドもしくは蛋白質に関
するものである。
学的に活性なポリペプチドまたは蛋白質」なる用語は、
それら自体が生物学的に活性なポリペプチドもしくは蛋
白質、または生物学的に活性なポリペプチドもしくは蛋
白質の調製に用い得るポリペプチドもしくは蛋白質に関
するものである。
生物学的に活性なポリペプチドまたは蛋白質としては
たとえば、マラリア表層抗原、特にプラスモジウム・フ
ァルシパルム(Plasmodium folciparum)の5.1表層抗
原、CS蛋白質およびp190蛋白質、リンホカイン、インタ
ーフェロン、インシュリンおよびインシュリン前駆体、
HIV−1およびHIV−2のエンベロープおよび構造蛋白
質、成長ホルモンならびに成長ホルモン分泌因子などが
考えられる。本発明による融合蛋白質の特に好ましい生
物学的に活性なポリペプチドまたは蛋白質は、ヒト免疫
インターフェロンのアミノ酸配列およびヒト免疫インタ
ーフェロンの部分配列を有するもの、特に、次式のアミ
ノ酸配列: Gln−Asp−Pro−Tyr−Val−Lys−Glu−Ala−Glu−Asn−
Leu−Lys−Lys−Tyr−Phe−Asn−Ala−Gly−His−Ser−
Asp−Val−Ala−Asp−Asn−Gly−Thr−Leu−Phe−Leu−
Gly−Ile−Leu−Lys−Asn−Trp−Lys−Glu−Glu−Ser−
Asp−Arg−Lys−Ile−Met−Gln−Ser−Gln−Ile−Val−
Ser−Phe−Tyr−Phe−Lys−Leu−Phe−Lys−Asn−Phe−
Lys−Asp−Asp−Gln−Ser−Ile−Gln−Lys−Ser−Val−
Glu−Thr−Ile−Lys−Glu−Asp−Met−Asn−Val−Lys−
Phe−Phe−Asn−Ser−Asn−Lys−Lys−Lys−Arg−Asp−
Asp−Phe−Glu−Lys−Leu−Thr−Asn−Tyr−Ser−Var−
Thr−Asp−Leu−Asn−Val−Gln−Arg−Lys−Ala−Ile−
His−Glu−Leu−Ile−Gln−Val−Met−Ala−Glu−Leu−
Ser−Pro−Ala−Lys−Thr−Gly−Lys−Arg−Lys−Arg−
Ser−Gln−Met−Leu−Phe−Arg−Gly−Arg−Arg−Ala−
Ser−Gln、 Gln−Asp−Pro−Tyr−Val−Lys−Glu−Ala−Glu−Asn−
Leu−Lys−Lys−Tyr−Phe−Asn−Ala−Gly−His−Ser−
Asp−Val−Ala−Asp−Asn−Gly−Thr−Leu−Phe−Leu−
Gly−Ile−Leu−Lys−Asn−Trp−Lys−Glu−Glu−Ser−
Asp−Arg−Lys−Ile−Met−Gln−Ser−Gln−Ile−Val−
Ser−Phe−Tyr−Phe−Lys−Leu−Phe−Lys−Asn−Phe−
Lys−Asp−Asp−Gln−Ser−Ile−Gln−Lys−Ser−Val−
Glu−Thr−Ile−Lys−Glu−Asp−Met−Asn−Val−Lys−
Phe−Phe−Asn−Ser−Asn−Lys−Lys−Lys−Arg−Asp−
Asp−Phe−Glu−Lys−Leu−Thr−Asn−Tyr−Ser−Val−
Thr−Asp−Leu−Asn−Val−Gln−Arg−Lys−Ala−Ile−
His−Glu−Leu−Ile−Gln−Val−Met−Ala−Glu−Leu−
Ser−Pro−Ala−Ala−Lys−Thr−Gly−Lys−Arg−Lys−
Arg−Ser−Gln−Met−Leu および Gln−Asn−Pro−Tyr−Val−Lys−Glu−Ala−Glu−Asn−
Leu−Lys−Lys−Tyr−Phe−Asn−Ala−Gly−His−Ser−
Asp−Val−Ala−Asp−Asn−Gly−Thr−Leu−Phe−Leu−
Gly−Ile−Leu−Lys−Asn−Trp−Lys−Glu−Glu−Ser−
Asp−Arg−Lys−Ile−Met−Gln−Ser−Gln−Ile−Val−
Ser−Phe−Tyr−Phe−Lys−Leu−Phe−Lys−Asn−Phe−
Lys−Asp−Asp−Gln−Ser−Ile−Gln−Lys−Ser−Val−
Glu−Thr−Ile−Lys−Glu−Asp−Met−Asn−Val−Lys−
Phe−Phe−Asn−Ser−Asn−Lys−Lys−Lys−Arg−Asp−
Asp−Phe−Glu−Lys−Leu−Thr−Asn−Tyr−Ser−Val−
Thr−Asp−Leu−Asn−Val−Gln−Arg−Lys−Ala−Ile−
His−Glu−Leu−Ile−Gln−Val−Met−Ala−Glu−Leu−
Ser−Pro−Ala−Ala−Lys−Thr−Gly−Lys−Arg−Lys−
Arg−Ser−Gln−Met−Leuを有するもの、ならびにマウ
スジヒドロ葉酸塩還元酵素のアミノ酸配列を有するもの
である。
たとえば、マラリア表層抗原、特にプラスモジウム・フ
ァルシパルム(Plasmodium folciparum)の5.1表層抗
原、CS蛋白質およびp190蛋白質、リンホカイン、インタ
ーフェロン、インシュリンおよびインシュリン前駆体、
HIV−1およびHIV−2のエンベロープおよび構造蛋白
質、成長ホルモンならびに成長ホルモン分泌因子などが
考えられる。本発明による融合蛋白質の特に好ましい生
物学的に活性なポリペプチドまたは蛋白質は、ヒト免疫
インターフェロンのアミノ酸配列およびヒト免疫インタ
ーフェロンの部分配列を有するもの、特に、次式のアミ
ノ酸配列: Gln−Asp−Pro−Tyr−Val−Lys−Glu−Ala−Glu−Asn−
Leu−Lys−Lys−Tyr−Phe−Asn−Ala−Gly−His−Ser−
Asp−Val−Ala−Asp−Asn−Gly−Thr−Leu−Phe−Leu−
Gly−Ile−Leu−Lys−Asn−Trp−Lys−Glu−Glu−Ser−
Asp−Arg−Lys−Ile−Met−Gln−Ser−Gln−Ile−Val−
Ser−Phe−Tyr−Phe−Lys−Leu−Phe−Lys−Asn−Phe−
Lys−Asp−Asp−Gln−Ser−Ile−Gln−Lys−Ser−Val−
Glu−Thr−Ile−Lys−Glu−Asp−Met−Asn−Val−Lys−
Phe−Phe−Asn−Ser−Asn−Lys−Lys−Lys−Arg−Asp−
Asp−Phe−Glu−Lys−Leu−Thr−Asn−Tyr−Ser−Var−
Thr−Asp−Leu−Asn−Val−Gln−Arg−Lys−Ala−Ile−
His−Glu−Leu−Ile−Gln−Val−Met−Ala−Glu−Leu−
Ser−Pro−Ala−Lys−Thr−Gly−Lys−Arg−Lys−Arg−
Ser−Gln−Met−Leu−Phe−Arg−Gly−Arg−Arg−Ala−
Ser−Gln、 Gln−Asp−Pro−Tyr−Val−Lys−Glu−Ala−Glu−Asn−
Leu−Lys−Lys−Tyr−Phe−Asn−Ala−Gly−His−Ser−
Asp−Val−Ala−Asp−Asn−Gly−Thr−Leu−Phe−Leu−
Gly−Ile−Leu−Lys−Asn−Trp−Lys−Glu−Glu−Ser−
Asp−Arg−Lys−Ile−Met−Gln−Ser−Gln−Ile−Val−
Ser−Phe−Tyr−Phe−Lys−Leu−Phe−Lys−Asn−Phe−
Lys−Asp−Asp−Gln−Ser−Ile−Gln−Lys−Ser−Val−
Glu−Thr−Ile−Lys−Glu−Asp−Met−Asn−Val−Lys−
Phe−Phe−Asn−Ser−Asn−Lys−Lys−Lys−Arg−Asp−
Asp−Phe−Glu−Lys−Leu−Thr−Asn−Tyr−Ser−Val−
Thr−Asp−Leu−Asn−Val−Gln−Arg−Lys−Ala−Ile−
His−Glu−Leu−Ile−Gln−Val−Met−Ala−Glu−Leu−
Ser−Pro−Ala−Ala−Lys−Thr−Gly−Lys−Arg−Lys−
Arg−Ser−Gln−Met−Leu および Gln−Asn−Pro−Tyr−Val−Lys−Glu−Ala−Glu−Asn−
Leu−Lys−Lys−Tyr−Phe−Asn−Ala−Gly−His−Ser−
Asp−Val−Ala−Asp−Asn−Gly−Thr−Leu−Phe−Leu−
Gly−Ile−Leu−Lys−Asn−Trp−Lys−Glu−Glu−Ser−
Asp−Arg−Lys−Ile−Met−Gln−Ser−Gln−Ile−Val−
Ser−Phe−Tyr−Phe−Lys−Leu−Phe−Lys−Asn−Phe−
Lys−Asp−Asp−Gln−Ser−Ile−Gln−Lys−Ser−Val−
Glu−Thr−Ile−Lys−Glu−Asp−Met−Asn−Val−Lys−
Phe−Phe−Asn−Ser−Asn−Lys−Lys−Lys−Arg−Asp−
Asp−Phe−Glu−Lys−Leu−Thr−Asn−Tyr−Ser−Val−
Thr−Asp−Leu−Asn−Val−Gln−Arg−Lys−Ala−Ile−
His−Glu−Leu−Ile−Gln−Val−Met−Ala−Glu−Leu−
Ser−Pro−Ala−Ala−Lys−Thr−Gly−Lys−Arg−Lys−
Arg−Ser−Gln−Met−Leuを有するもの、ならびにマウ
スジヒドロ葉酸塩還元酵素のアミノ酸配列を有するもの
である。
本発明による融合蛋白質の調製は、文献に記載されて
いる組換えDNA技術の方法に従って行なうことができ
る。好ましくは、所望の親和性ペプチドをコードするヌ
クレオチド配列を最初に合成し、次いでこれを所望の生
物学的に活性なポリペプチドまたは蛋白質をコードする
ヌクレオチド配列に結合する。
いる組換えDNA技術の方法に従って行なうことができ
る。好ましくは、所望の親和性ペプチドをコードするヌ
クレオチド配列を最初に合成し、次いでこれを所望の生
物学的に活性なポリペプチドまたは蛋白質をコードする
ヌクレオチド配列に結合する。
こうして得られた混成遺伝子の発現ベクター、例えば
プラスミドpDS8/RBS II,Sph I;pD55/RBS II,3A+5A;pDS
78/RBS IIまたはpDS56/RBS IIおよび他の市販のまたは
一般に入手可能なプラスミドへの組込みもまた、それ自
体公知の方法により行われる。加えて、Maniatisらによ
る教本(“Molecular Cloning",Cold Spring Harbor La
boratory,1982)を参照することが出来る。
プラスミドpDS8/RBS II,Sph I;pD55/RBS II,3A+5A;pDS
78/RBS IIまたはpDS56/RBS IIおよび他の市販のまたは
一般に入手可能なプラスミドへの組込みもまた、それ自
体公知の方法により行われる。加えて、Maniatisらによ
る教本(“Molecular Cloning",Cold Spring Harbor La
boratory,1982)を参照することが出来る。
本発明による融合蛋白質の発現方法は、また、それ自
体公知であり、前述の数本に詳細に記載されている。こ
れらは、次の方法を包含している: (a)前述の混成遺伝子が発現制御配列に有効に結合さ
れている発現ベクターによる適当な宿主生物、有利には
E.coliの形質転換; (b)こうして得られた宿主生物の適当な生育条件下に
おける培養;および (c)宿主生物からの所望の融合蛋白質の抽出および単
離 宿主生物としては、グラム陰性およびグラム陽性の細
菌、例えばE.coliおよびB.subtilisの株が考えられる。
E.coli M15株(第31頁参照)は、本発明の特に好ましい
宿主生物である。しかしながら、上述のE.coli株とは別
に、他の一般に入手可能なE.coli株、例えばE.coli 294
(ATCC No.31446)、E.coli RRI(ATCC No.31343)およ
びE.coli W3110(ATCC No.27325)も用いることができ
る。
体公知であり、前述の数本に詳細に記載されている。こ
れらは、次の方法を包含している: (a)前述の混成遺伝子が発現制御配列に有効に結合さ
れている発現ベクターによる適当な宿主生物、有利には
E.coliの形質転換; (b)こうして得られた宿主生物の適当な生育条件下に
おける培養;および (c)宿主生物からの所望の融合蛋白質の抽出および単
離 宿主生物としては、グラム陰性およびグラム陽性の細
菌、例えばE.coliおよびB.subtilisの株が考えられる。
E.coli M15株(第31頁参照)は、本発明の特に好ましい
宿主生物である。しかしながら、上述のE.coli株とは別
に、他の一般に入手可能なE.coli株、例えばE.coli 294
(ATCC No.31446)、E.coli RRI(ATCC No.31343)およ
びE.coli W3110(ATCC No.27325)も用いることができ
る。
本発明による融合蛋白質の精製に用いる理想的な金属
キレート樹脂は、一般式 キャリア・マトリックス−スペーサーNH−(CH2)X-CH
(COOH)-N(CH2COO-)2Ni2+ (式中Xは2、3または4を示す) のニトリロトリ酢酸(NTA)樹脂である。
キレート樹脂は、一般式 キャリア・マトリックス−スペーサーNH−(CH2)X-CH
(COOH)-N(CH2COO-)2Ni2+ (式中Xは2、3または4を示す) のニトリロトリ酢酸(NTA)樹脂である。
キャリア・マトリックスとしては、マフィニティーお
よびゲルクロマトグラフィーに使われる物質、例えば架
橋したデキストラン、アガロース(特に商標セファロー
ス(Sepharose )として知られている)またはポリア
クリルアミドが考えられる。
よびゲルクロマトグラフィーに使われる物質、例えば架
橋したデキストラン、アガロース(特に商標セファロー
ス(Sepharose )として知られている)またはポリア
クリルアミドが考えられる。
スペーサとしてはアフィニティークロマトグラフィー
で既に知られているスペーサ基が考えられ、特に-O-CH2
-CH(OH)-CH2-基および−O−CO−基が好ましい。
で既に知られているスペーサ基が考えられ、特に-O-CH2
-CH(OH)-CH2-基および−O−CO−基が好ましい。
本発明による融合蛋白質の精製の為に特に好ましいNT
A樹脂は、式 〔セファロースCL 6B〕−O−CH2-CH(OH)-CH2-NH-(CH
2)4-CH(COOH)-N(CH2COO-)2Ni2+ で示されるものであって、その調製は実施例10に記載さ
れているようにして行なうことができる。
A樹脂は、式 〔セファロースCL 6B〕−O−CH2-CH(OH)-CH2-NH-(CH
2)4-CH(COOH)-N(CH2COO-)2Ni2+ で示されるものであって、その調製は実施例10に記載さ
れているようにして行なうことができる。
前述したNTA樹脂は、バッチ式または連続的に操作す
るカラムにおいて、本発明による融合蛋白質の精製の為
に使用することができる。本発明による融合蛋白質の充
填前に、NTA樹脂をそれ自体はニッケルとキレート形成
しない緩衝液、好ましくはpH7.5のトリス・HCI緩衝液で
好適に平衡化させる。平衡化緩衝液(ならびに溶出緩衝
液)は、変性剤または洗浄剤、例えばグアニジン・HC
L、尿素またはトリトン(Triton)を含有することがで
きる。このような変性剤または洗浄剤の添加は、本発明
による融合蛋白質が水溶液に極めて難溶であっても問題
ない操作を可能にする。本発明による融合蛋白質の溶出
は、一定のpH値、または直線もしくは不連続的に下降す
るpH勾配により行なうことができる。至適溶出条件は、
存在する不純物の量と種類、精製される物質の量、カラ
ムの大きさ等に依存し、その場合に応じて好適に決定さ
れる。
るカラムにおいて、本発明による融合蛋白質の精製の為
に使用することができる。本発明による融合蛋白質の充
填前に、NTA樹脂をそれ自体はニッケルとキレート形成
しない緩衝液、好ましくはpH7.5のトリス・HCI緩衝液で
好適に平衡化させる。平衡化緩衝液(ならびに溶出緩衝
液)は、変性剤または洗浄剤、例えばグアニジン・HC
L、尿素またはトリトン(Triton)を含有することがで
きる。このような変性剤または洗浄剤の添加は、本発明
による融合蛋白質が水溶液に極めて難溶であっても問題
ない操作を可能にする。本発明による融合蛋白質の溶出
は、一定のpH値、または直線もしくは不連続的に下降す
るpH勾配により行なうことができる。至適溶出条件は、
存在する不純物の量と種類、精製される物質の量、カラ
ムの大きさ等に依存し、その場合に応じて好適に決定さ
れる。
以下の実施例は、本発明による融合蛋白質の調製、金
属キレートクロマトグラフィーによるそれらの精製、お
よび本発明により精製された融合蛋白質の酵素的開裂に
よる生物学的に活性なポリペプチドまたは蛋白質の調製
を示す。
属キレートクロマトグラフィーによるそれらの精製、お
よび本発明により精製された融合蛋白質の酵素的開裂に
よる生物学的に活性なポリペプチドまたは蛋白質の調製
を示す。
これらの実施例は、添付図面と関連させて読むと、よ
り良く理解されよう。これらの図中には以下の略号およ
び記号が示される。
り良く理解されよう。これらの図中には以下の略号およ
び記号が示される。
B,Bg,E,H,N,Na,Nd,P,S,Sa,Sc,XおよびXbは、それぞれ
制限酵素BamH I,Bgl II,EcoR I,Hind III,Nae I,Nar I,
Nde I,Pst I,Sph I,Sal I,Sca I,Xho 1およびXba Iの開
裂部位を示す。
制限酵素BamH I,Bgl II,EcoR I,Hind III,Nae I,Nar I,
Nde I,Pst I,Sph I,Sal I,Sca I,Xho 1およびXba Iの開
裂部位を示す。
bla,lac Iおよびneo遺伝子のプロモータを示し、 bla,cat,neoおよびlac I遺伝子のリボゾーム結合部位を
示し、 ターミネータtoおよびT1を示し、 調節可能なプロモータ/オペレータ要素PN25x/0またはN
250PSN250P29を示し、 リボゾーム結合部位RBS II,Sph IおよびRBS II、3A+5A
を示し、→は、これらのリボゾーム結合部位の制御下に
あるコード領域を示し、 本発明による親和性ペプチドおよび選択的開裂部位をコ
ードする領域を示し、 2,4または6のヒスチジン残基をコードする領域を示
し、 複製に必要な領域(repl.)を示し、 ジヒドロ葉酸塩還元酵素(dhfr)、クロラムフェニコー
ル アセチルトランスフェラーゼ、lac−リプレッサー
(lac I)、β−ラクタマーゼ(bla)、ネオマイシン
フォスフォトランスフェラーゼ(neo)およびγ−イン
ターフェロンの種々の誘導体のコード領域を示してい
る。
示し、 ターミネータtoおよびT1を示し、 調節可能なプロモータ/オペレータ要素PN25x/0またはN
250PSN250P29を示し、 リボゾーム結合部位RBS II,Sph IおよびRBS II、3A+5A
を示し、→は、これらのリボゾーム結合部位の制御下に
あるコード領域を示し、 本発明による親和性ペプチドおよび選択的開裂部位をコ
ードする領域を示し、 2,4または6のヒスチジン残基をコードする領域を示
し、 複製に必要な領域(repl.)を示し、 ジヒドロ葉酸塩還元酵素(dhfr)、クロラムフェニコー
ル アセチルトランスフェラーゼ、lac−リプレッサー
(lac I)、β−ラクタマーゼ(bla)、ネオマイシン
フォスフォトランスフェラーゼ(neo)およびγ−イン
ターフェロンの種々の誘導体のコード領域を示してい
る。
第1図 プラスミドpDS8/RBS II,Sph Iの図式的表示。
第2図 プラスミドpDS8/RBS II,Sph IのXho I/Xba Iフラグメ
ントのヌクレオチド配列。このフラグメントは、調節可
能なプロモータ/オペレータ要素PN25X/0、リボゾーム
結合部位RBS II,Sph I,dhfr遺伝子、ターミネータto、c
at遺伝子およびターミネータT1を含む。第1図中に示さ
れている制限酵素の開裂部位には、上線が付してあり、
一方、RBS II,Sph Iの制御下にあるジヒドロ葉酸塩還元
酵素の変異体をコードする領域には下線が付してある。
さらに、プラスミドpBR322に由来するプラスミドpDS8/R
BS II,Sph Iの部分は、pBR322の配列と関連する番号を
付して図式的に示した(J.G.SutcliffeのCold Spring H
arbor Symp.Quant.Biol.43.pp.77−90[1979])。
ントのヌクレオチド配列。このフラグメントは、調節可
能なプロモータ/オペレータ要素PN25X/0、リボゾーム
結合部位RBS II,Sph I,dhfr遺伝子、ターミネータto、c
at遺伝子およびターミネータT1を含む。第1図中に示さ
れている制限酵素の開裂部位には、上線が付してあり、
一方、RBS II,Sph Iの制御下にあるジヒドロ葉酸塩還元
酵素の変異体をコードする領域には下線が付してある。
さらに、プラスミドpBR322に由来するプラスミドpDS8/R
BS II,Sph Iの部分は、pBR322の配列と関連する番号を
付して図式的に示した(J.G.SutcliffeのCold Spring H
arbor Symp.Quant.Biol.43.pp.77−90[1979])。
第3図 プラスミドpDS5/RBS II,3A+5Aの図式的表示。
第4図 プラスミドpDS5/RBS II,3A+5Aのヌクレオチド配列。第
3図中に示されている制御酵素の開裂部位には、上線が
付してあり、一方、RBS II,3A+5Aの制御下にあるクロ
ラムフェニコール、トランスフェラーゼの変異体をコー
ドする領域には下線が付してある。
3図中に示されている制御酵素の開裂部位には、上線が
付してあり、一方、RBS II,3A+5Aの制御下にあるクロ
ラムフェニコール、トランスフェラーゼの変異体をコー
ドする領域には下線が付してある。
第5図 プラスミドpDS78/RBS IIの図式的表示。
第6図 プラスミドpDS78/RBS IIのヌクレオチド配列。第5図
中に示されている制限酵素の開裂部位には、上線が付し
てあり、一方、RBS IIの制御下にあるジヒドロ葉酸塩還
元酵素の変異体をコードする領域には下線が付してあ
る。
中に示されている制限酵素の開裂部位には、上線が付し
てあり、一方、RBS IIの制御下にあるジヒドロ葉酸塩還
元酵素の変異体をコードする領域には下線が付してあ
る。
第7図 プラスミドpDS56/RBS IIの図式的表示。
第8図 プラスミドpDS56/RBS IIのヌクレオチド配列。第7図
中に示されている制限酵素の開裂部位には上線が付して
あり、一方、RBS IIの制御下にある領域には下線が付し
てある。
中に示されている制限酵素の開裂部位には上線が付して
あり、一方、RBS IIの制御下にある領域には下線が付し
てある。
第9図 プラスミドpDM I,1の図式的表示。
第10図 プラスミドpDM I,1のヌクレオチド配列。第9図中に
示されている制限酵素の開裂部位には、上線が付してあ
り、一方、ネオマイシン フォスフォトランスフェラー
ゼ(neo)およびlac−リプレッサ(lac I)をコードす
る領域には下線が付してある。
示されている制限酵素の開裂部位には、上線が付してあ
り、一方、ネオマイシン フォスフォトランスフェラー
ゼ(neo)およびlac−リプレッサ(lac I)をコードす
る領域には下線が付してある。
第11図 実施例において用いられるプラスミドを構築するため
に使用されるオリゴヌクレオチドのヌクレオチド配列。
各々において、2つのオリゴヌクレオチドが結合され、
アダプタとして示されている。制限酵素Nae I、Nar Iお
よびBgl IIの開裂部位には上線が付してある。
に使用されるオリゴヌクレオチドのヌクレオチド配列。
各々において、2つのオリゴヌクレオチドが結合され、
アダプタとして示されている。制限酵素Nae I、Nar Iお
よびBgl IIの開裂部位には上線が付してある。
第12図 フラグメント1の構築および単離の図式的表示。この
フラグメントは、プラスミドpRC23/IFI−900から単離さ
れ、N−末端アミノ酸としてCys−Tyr−Cysを有する組
換えヒトインタフェロンの遺伝子を含んでいる。
フラグメントは、プラスミドpRC23/IFI−900から単離さ
れ、N−末端アミノ酸としてCys−Tyr−Cysを有する組
換えヒトインタフェロンの遺伝子を含んでいる。
第13図 フラグメント1をプラスミドpDS8/RBS II,Sph Iに組
み込むことによるプラスミドgGLSの構築の図式的表示。
このpGLSの図式的表示においては、(Sc)は、フラグメ
ント1が制限酵素Sca Iの開裂部位を介して、プラスミ
ドpDS8/RBS II,Sph Iと結合されている位置を示す。
み込むことによるプラスミドgGLSの構築の図式的表示。
このpGLSの図式的表示においては、(Sc)は、フラグメ
ント1が制限酵素Sca Iの開裂部位を介して、プラスミ
ドpDS8/RBS II,Sph Iと結合されている位置を示す。
第14図 フラグメント2の構築および単離の図式的表示。この
フラグメントは、C末端において8個のアミノ酸が短縮
され、IFN−γ−(−8)として示されるヒトインター
フェロンをコードしている。示されたヌクレオチド配列
において、相当する終止コドンには下線を付してある。
フラグメントは、C末端において8個のアミノ酸が短縮
され、IFN−γ−(−8)として示されるヒトインター
フェロンをコードしている。示されたヌクレオチド配列
において、相当する終止コドンには下線を付してある。
第15図 制限酵素E.coR IおよびHind IIIの開裂部位を介して、
プラスミドpDS8/RBS II,Sph Iにフラグメント2を組み
込むことによるプラスミドpIFN−γ−(−8)の構築の
図式的表示。
プラスミドpDS8/RBS II,Sph Iにフラグメント2を組み
込むことによるプラスミドpIFN−γ−(−8)の構築の
図式的表示。
第16図 フラグメント3の構築および単離の図式的表示。この
フラグメントは、調節可能なプロモータ/オペレータ要
素PN25x/0、リボゾーム結合部位RBS II,Sph Iおよびア
ミノ酸配列Met−His−His−Ala−Gly−Ile−Glu−Gly−
Arg−Leu−Gly−Serをコードするアダプタ3を有してい
る。
フラグメントは、調節可能なプロモータ/オペレータ要
素PN25x/0、リボゾーム結合部位RBS II,Sph Iおよびア
ミノ酸配列Met−His−His−Ala−Gly−Ile−Glu−Gly−
Arg−Leu−Gly−Serをコードするアダプタ3を有してい
る。
第17図 制限酵素Xho IおよびBamH Iの開裂部位を介してプラ
スミドpDS8/RBS II,Sph Iにフラグメント3を組み込む
ことによるプラスミドpDS8/RBS II,Sph I−His,His−Xa
−BamH Iの構築の図式的表示。
スミドpDS8/RBS II,Sph Iにフラグメント3を組み込む
ことによるプラスミドpDS8/RBS II,Sph I−His,His−Xa
−BamH Iの構築の図式的表示。
第18図 プラスミドpHis,His−Xa−IFN−γの構築に用いたフ
ラグメント4の構築および単離の図式的表示。
ラグメント4の構築および単離の図式的表示。
第19図 プラスミドpHis,His−Xa−IFN−γ、pHis,His−Ek−I
FN−γ(−8)およびpHis,His−Xa−IFN−γ(−8)
(Asn)の構築に用いたフラグメント5の単離の図式的
表示。
FN−γ(−8)およびpHis,His−Xa−IFN−γ(−8)
(Asn)の構築に用いたフラグメント5の単離の図式的
表示。
第20図 プラスミドpHis,His−Xa−IFN−γの構築に用いたフ
ラグメント6の単離の図式的表示。
ラグメント6の単離の図式的表示。
第21図 フラグメント4,5および6を結合することによるプラ
スミドpHis,His−Xa−IFN−γの構築の図式的表示。プ
ラスミドpHis,His−Xa−IFN−γは、付加的アミノ酸配
列としてMet−His−His−Ala−Gly−Ile−Glu−Gly−Ar
gを有するIFN−γ結合蛋白質(His,His−Xa−IFN−γ)
をコードする。
スミドpHis,His−Xa−IFN−γの構築の図式的表示。プ
ラスミドpHis,His−Xa−IFN−γは、付加的アミノ酸配
列としてMet−His−His−Ala−Gly−Ile−Glu−Gly−Ar
gを有するIFN−γ結合蛋白質(His,His−Xa−IFN−γ)
をコードする。
第22図 プラスミドpHis,His−Ek−IFN−γ(−8)の構築に
用いたフラグメント7の構築および単離の図式的表示。
用いたフラグメント7の構築および単離の図式的表示。
第23図 プラスミドpHis,His−Ek−IFN−γ(−8)およびpHi
s,His−Xa−IFN−γ(−8)(Asn)の構築に用いたフ
ラグメント8の単離の図式的表示。
s,His−Xa−IFN−γ(−8)(Asn)の構築に用いたフ
ラグメント8の単離の図式的表示。
第24図 フラグメント5,7および8を結合することによるプラ
スミドpHis,His−Ek−IFN−γ(−8)の構築の図式的
表示。プラスミドpHis,His−Ek−IFN−γ(−8)は、
8個のアミノ酸が短縮され付加的なN−末端アミノ酸配
列としてMet−His−His−Ala−Gly−Asp−Asp−Asp−As
p−Lysを有するIFN−γ融合蛋白質(His,His−Ek−IFN
−γ(−8)をコードする。
スミドpHis,His−Ek−IFN−γ(−8)の構築の図式的
表示。プラスミドpHis,His−Ek−IFN−γ(−8)は、
8個のアミノ酸が短縮され付加的なN−末端アミノ酸配
列としてMet−His−His−Ala−Gly−Asp−Asp−Asp−As
p−Lysを有するIFN−γ融合蛋白質(His,His−Ek−IFN
−γ(−8)をコードする。
第25図 プラスミドpHis,His−Xa−IFN−γ(−8)(Asn)の
構築に用いたフラグメント9の構築および単離の図式的
表示。
構築に用いたフラグメント9の構築および単離の図式的
表示。
第26図 フラグメント5,8および9を結合することによるプラ
スミドpHis,His−Xa−IFN−γ(−8)(Asn)の構築の
図式的表示。このプラスミドは、C−末端において8個
のアミノ酸が短縮され、N−末端においてアミノ酸配列
Met−His−His−Ala−Gly−Ile−Glu−Gly−Argが延長
され、更に2番目の位置においてアミノ酸Aspがアミノ
酸Asnに置換されているIFN−γ融合蛋白質(His,His−X
a−IFN−γ(−8)(Asn))をコードする。
スミドpHis,His−Xa−IFN−γ(−8)(Asn)の構築の
図式的表示。このプラスミドは、C−末端において8個
のアミノ酸が短縮され、N−末端においてアミノ酸配列
Met−His−His−Ala−Gly−Ile−Glu−Gly−Argが延長
され、更に2番目の位置においてアミノ酸Aspがアミノ
酸Asnに置換されているIFN−γ融合蛋白質(His,His−X
a−IFN−γ(−8)(Asn))をコードする。
第27図 プラスミドp6xHis−DHFRの構築に用いたフラグメント
10の構築および単離の図式的表示。
10の構築および単離の図式的表示。
第28図 フラグメント10と、複製領域を含むプラスミドpDS78/
RBS IIのXho I/BamH Iフラグメントとを結合することに
よるプラスミドp6xHis−DHFRの構築の図式的表示。プラ
スミドp6xHis−DHFRは、6個のヒスチジンをN−末端に
有するDHFR融合蛋白質[(His)6−mDHFR]をコードす
る。
RBS IIのXho I/BamH Iフラグメントとを結合することに
よるプラスミドp6xHis−DHFRの構築の図式的表示。プラ
スミドp6xHis−DHFRは、6個のヒスチジンをN−末端に
有するDHFR融合蛋白質[(His)6−mDHFR]をコードす
る。
第29図 プラスミドp4xHis−DHFRの構築に用いたフラグメント
11の構築および単離の図式的表示。
11の構築および単離の図式的表示。
第30図 フラグメント11と、複製領域を含むプラスミドpDS78/
RBS IIのXho I/BamH Iフラグメントとを結合することに
よるプラスミドp4xHis−DHFRの構築の図式的表示。プラ
スミドp4xHis−DHFRは、4個のヒスチジンをN−末端に
有するDHFR融合蛋白質[(His)4−mDHFR]をコードす
る。
RBS IIのXho I/BamH Iフラグメントとを結合することに
よるプラスミドp4xHis−DHFRの構築の図式的表示。プラ
スミドp4xHis−DHFRは、4個のヒスチジンをN−末端に
有するDHFR融合蛋白質[(His)4−mDHFR]をコードす
る。
第31図 プラスミドpRBS II−6xHisの構築に用いたフラグメン
ト12の構築および単離の図式的表示。
ト12の構築および単離の図式的表示。
第32図 フラグメント12と、複製領域を含むプラスミドpDS56/
RBS IIのXba I/BamH Iフラグメントとを結合することに
よるプラスミドpRBS II−6xHisの構築の図式的表示。
RBS IIのXba I/BamH Iフラグメントとを結合することに
よるプラスミドpRBS II−6xHisの構築の図式的表示。
第33図 プラスミドpRBS II−4xHisの構築に用いたフラグメン
ト13の構築および単離の図式的表示。
ト13の構築および単離の図式的表示。
第34図 フラグメント13と、複製領域を含むプラスミドpDS56/
RBS IIのXba I/BamH Iフラグメントとを結合することに
よるプラスミドpRBS II−4xHisの構築の図式的表示。
RBS IIのXba I/BamH Iフラグメントとを結合することに
よるプラスミドpRBS II−4xHisの構築の図式的表示。
第35図 プラスミドpRBS II−2xHisの構築に用いたフラグメン
ト14の構築および単離の図式的表示。
ト14の構築および単離の図式的表示。
第36図 フラグメント14と、複製領域を含むプラスミドpDS56/
RB IIのXba I/BamH Iフラグメントとを結合することに
よるプラスミドpRBS II−2xHisの構築の図式的表示。
RB IIのXba I/BamH Iフラグメントとを結合することに
よるプラスミドpRBS II−2xHisの構築の図式的表示。
第37図 複製領域を含むプラスミドpDS78/RBS IIのXba I/Bgl
IIフラグメントと、cat遺伝子を含むプラスミドpRBS II
/6xHisのBgl II/Xba Iフラグメントとを結合することに
よるプラスミドpDHFR−6xHisの構築の図式的表示。プラ
スミドpDHFR−6xHisは、6個のヒスチジンをC−末端に
有するDHFR融合蛋白質[Met−mDHFR−(His)6]をコード
する。
IIフラグメントと、cat遺伝子を含むプラスミドpRBS II
/6xHisのBgl II/Xba Iフラグメントとを結合することに
よるプラスミドpDHFR−6xHisの構築の図式的表示。プラ
スミドpDHFR−6xHisは、6個のヒスチジンをC−末端に
有するDHFR融合蛋白質[Met−mDHFR−(His)6]をコード
する。
第38図 複製領域を含むプラスミドpDS78/RBS IIのXba I/Bgl
IIフラグメントと、cat遺伝子を含むプラスミドpRBS II
−2xHisのBgl II/Xba Iフラグメントとを結合すること
によるプラスミドpDHFR−2xHisの構築の図式的表示。プ
ラスミドpDHFR−2xHisは、2個のヒスチジンをC末端に
有するDHFR融合蛋白質[Met−mDHFR−(His)2]をコード
する。
IIフラグメントと、cat遺伝子を含むプラスミドpRBS II
−2xHisのBgl II/Xba Iフラグメントとを結合すること
によるプラスミドpDHFR−2xHisの構築の図式的表示。プ
ラスミドpDHFR−2xHisは、2個のヒスチジンをC末端に
有するDHFR融合蛋白質[Met−mDHFR−(His)2]をコード
する。
第39図 複製領域を含むプラスミドp4xHis−DHFRのXba I/Bgl
IIフラグメントと、cat遺伝子を含むプラスミドpRBS II
−4xHisのBgl II/Xba Iフラグメントとを結合すること
によるプラスミドp4xHis−DHFR−4xHisの構築の図式的
表示。プラスミドp4xHis−DHFR−4xHisは、それぞれの
場合に4個のヒスチジンをN−およびC−末端に有する
DHFR融合蛋白質[(His)4−mDHFR−(His)4]をコードす
る。
IIフラグメントと、cat遺伝子を含むプラスミドpRBS II
−4xHisのBgl II/Xba Iフラグメントとを結合すること
によるプラスミドp4xHis−DHFR−4xHisの構築の図式的
表示。プラスミドp4xHis−DHFR−4xHisは、それぞれの
場合に4個のヒスチジンをN−およびC−末端に有する
DHFR融合蛋白質[(His)4−mDHFR−(His)4]をコードす
る。
第40図 プラスミドpGLSによりコードされるIFN−γ遺伝子の
ヌクレオチド配列およびそれから導かれるアミノ酸配
列。
ヌクレオチド配列およびそれから導かれるアミノ酸配
列。
第41図 プラスミドpHis,His−Xa−IFN−γによりコードされ
るIFN−γ融合遺伝子のヌクレオチド配列およびそれか
ら導かれるアミノ酸配列。
るIFN−γ融合遺伝子のヌクレオチド配列およびそれか
ら導かれるアミノ酸配列。
第42図 プラスミドpHis,His−Ek−IFN−γ(−8)によりコ
ードされるIFN−γ融合遺伝子のヌクレオチド配列およ
びそれから導かれるアミノ酸配列。
ードされるIFN−γ融合遺伝子のヌクレオチド配列およ
びそれから導かれるアミノ酸配列。
第43図 プラスミドpHis,His−Xa−IFN−γ(−8)(Asn)に
よりコードされるIFN−γ融合遺伝子のヌクレオチド配
列およびそれから導かれるアミノ酸配列。
よりコードされるIFN−γ融合遺伝子のヌクレオチド配
列およびそれから導かれるアミノ酸配列。
[実施例1] プラスミドpGLS、pHis,His−Xa−IFN−γ、pHis,His
−Ek−IFN−γ(−8)、pHis,His−Xa−IFN−γ(−
8)(Asn)、p6×His−DHFR、p4×His−DHFR−4×Hi
s、pDHFR−2×HisおよびpDHFR−6×Hisの構築に用い
たプラスミドの説明 A.基本的事項 プラスミドpDS8/RBS II,Sph I(第1図および第2
図)、pDS5/RBS II,3A+5A(第3図および第4図)、pD
S78/RBS II(第5図および第6図)ならびにpDS56/RBS
II(第7図および第8図)を、特定のプラスミドの構築
のために用いた。これらのプラスミドにより形質転換さ
れるE.coli細胞は、ブダペスト条約の下に、ゲッチンゲ
ン(Gttingen)(ブラウンシュヴァイク(Braunschw
eig)においては1987年11月21日から)のDeutsche Samm
lung von Mikroorganismenに1985年10月3日〔E.coli M
15(pDS5/RBS II,3A+5A;pDMI,1)、DSM No.3517〕、19
86年8月6日〔E.coli M15(pDS8/RBS II,Sph I;pDMI,
1)、DSM No.3809〕、1978年9月3日〔E.coli M15(pD
S78/RBS II;pDMI,1)、DSM No.4232〕および1987年12月
23日〔E.coli M15(pDS56/RBS II;pDMI,1)、DSM No.43
30〕に寄託されている。
−Ek−IFN−γ(−8)、pHis,His−Xa−IFN−γ(−
8)(Asn)、p6×His−DHFR、p4×His−DHFR−4×Hi
s、pDHFR−2×HisおよびpDHFR−6×Hisの構築に用い
たプラスミドの説明 A.基本的事項 プラスミドpDS8/RBS II,Sph I(第1図および第2
図)、pDS5/RBS II,3A+5A(第3図および第4図)、pD
S78/RBS II(第5図および第6図)ならびにpDS56/RBS
II(第7図および第8図)を、特定のプラスミドの構築
のために用いた。これらのプラスミドにより形質転換さ
れるE.coli細胞は、ブダペスト条約の下に、ゲッチンゲ
ン(Gttingen)(ブラウンシュヴァイク(Braunschw
eig)においては1987年11月21日から)のDeutsche Samm
lung von Mikroorganismenに1985年10月3日〔E.coli M
15(pDS5/RBS II,3A+5A;pDMI,1)、DSM No.3517〕、19
86年8月6日〔E.coli M15(pDS8/RBS II,Sph I;pDMI,
1)、DSM No.3809〕、1978年9月3日〔E.coli M15(pD
S78/RBS II;pDMI,1)、DSM No.4232〕および1987年12月
23日〔E.coli M15(pDS56/RBS II;pDMI,1)、DSM No.43
30〕に寄託されている。
上記のベクターは、調節可能なプロモータ/オペレー
タ要素PN25X/0(StberらのEMBO J.3,3143−3148〔19
84〕)またはN250PSN250P29、およびリボゾーム結合部
位RBS II,Sph I,RBS II,3A+5AまたはRBS IIを含んでい
る。これらのリボゾーム結合部位は、E.coliファージT5
のプロモータPG25のリボゾーム結合部位から誘導され
(R.Gentzの論文、ハイデルベルク大学、BRD〔198
4〕)、DNA合成を経て得られた。これらの発現シグナル
の高い効率を考慮すると、上記のプラスミドは、lacリ
プレッサがオペレータに結合して、プロモータ/オペレ
ータ要素が抑制されている場合にのみE.coli細胞中で安
定に保たれ得る。lacリプレッサは、lac I遺伝子内にコ
ードされる。PN25x/0およびN250PSN250P29は、細胞中に
十分な数のリプレッサ分子が存在する場合にのみ充分に
抑制され得る。従って、リプレッサ遺伝子の発現を増加
させる変異プロモータを含むlac Iq対立遺伝子を使用し
た。このlac Iq対立遺伝子は、プラスミドpDMI,1中に存
在する(第9図および第10図)。このプラスミドは、la
c I遺伝子に加えて選択マーカーとして使用され、かつ
カナマイシン耐性を細菌に与えるneo遺伝子を有してい
る。pDM I,1は、上述のプラスミドと適合する。このよ
うな発現ベクターにより形質転換されるE.coliは、細胞
中で発現ベクターが安定に保たれることを保証する為に
pDM I,1を含まねばならない。この系での誘発は、所望
の細胞密度において培地にIPTGを添加することにより達
成される。
タ要素PN25X/0(StberらのEMBO J.3,3143−3148〔19
84〕)またはN250PSN250P29、およびリボゾーム結合部
位RBS II,Sph I,RBS II,3A+5AまたはRBS IIを含んでい
る。これらのリボゾーム結合部位は、E.coliファージT5
のプロモータPG25のリボゾーム結合部位から誘導され
(R.Gentzの論文、ハイデルベルク大学、BRD〔198
4〕)、DNA合成を経て得られた。これらの発現シグナル
の高い効率を考慮すると、上記のプラスミドは、lacリ
プレッサがオペレータに結合して、プロモータ/オペレ
ータ要素が抑制されている場合にのみE.coli細胞中で安
定に保たれ得る。lacリプレッサは、lac I遺伝子内にコ
ードされる。PN25x/0およびN250PSN250P29は、細胞中に
十分な数のリプレッサ分子が存在する場合にのみ充分に
抑制され得る。従って、リプレッサ遺伝子の発現を増加
させる変異プロモータを含むlac Iq対立遺伝子を使用し
た。このlac Iq対立遺伝子は、プラスミドpDMI,1中に存
在する(第9図および第10図)。このプラスミドは、la
c I遺伝子に加えて選択マーカーとして使用され、かつ
カナマイシン耐性を細菌に与えるneo遺伝子を有してい
る。pDM I,1は、上述のプラスミドと適合する。このよ
うな発現ベクターにより形質転換されるE.coliは、細胞
中で発現ベクターが安定に保たれることを保証する為に
pDM I,1を含まねばならない。この系での誘発は、所望
の細胞密度において培地にIPTGを添加することにより達
成される。
B.プラスミドpDS8/RBS II,Sph I Xba IおよびXho Iの制限開裂部位の間にあり、複製領
域を含むと共に細胞にアンピシリン耐性を与えるβ−ラ
クタマーゼの遺伝子を含むpDS8/RBS II,Sph I(第1図
および第2図)の部分は、プラスミドpBRS322から誘導
される(BolivarらのGene2,95−113〔1977〕;Sutcliffe
のCold Spring Harbor Symp.Quant.Biol.43,77−90〔19
79〕)。プラスミドの残りの部分は、調節可能なプロモ
ータ/オペレータ要素PN25x/0(Stberらの前出文献)
およびそれに続いてEcoR I/BamH Iフラグメントの部分
であるリボゾーム結合部位RBS II,Sph Iを有している。
マウス細胞系AT−3000のジヒドロ葉酸塩還元酵素(DHF
R)の遺伝子(ChangらのNature 275,617−624〔1978〕;
MastersらのGene21,59−63〔1983〕)、E.coliファージ
ラムダのターミネータto(SchwartzらのNature 272,410
−414〔1978〕)、クロラムフェニコール アセチルト
ランスフェラーゼのプロモータを欠いた遺伝子(Marcol
iらのFEBS Letters,110,11−14(1980〕)およびE.Coli
rrnBオペロンのターミネータT1(BrosiusらのJ.Mol.Bi
ol.,148,107−127〔1981〕)が続いている。
域を含むと共に細胞にアンピシリン耐性を与えるβ−ラ
クタマーゼの遺伝子を含むpDS8/RBS II,Sph I(第1図
および第2図)の部分は、プラスミドpBRS322から誘導
される(BolivarらのGene2,95−113〔1977〕;Sutcliffe
のCold Spring Harbor Symp.Quant.Biol.43,77−90〔19
79〕)。プラスミドの残りの部分は、調節可能なプロモ
ータ/オペレータ要素PN25x/0(Stberらの前出文献)
およびそれに続いてEcoR I/BamH Iフラグメントの部分
であるリボゾーム結合部位RBS II,Sph Iを有している。
マウス細胞系AT−3000のジヒドロ葉酸塩還元酵素(DHF
R)の遺伝子(ChangらのNature 275,617−624〔1978〕;
MastersらのGene21,59−63〔1983〕)、E.coliファージ
ラムダのターミネータto(SchwartzらのNature 272,410
−414〔1978〕)、クロラムフェニコール アセチルト
ランスフェラーゼのプロモータを欠いた遺伝子(Marcol
iらのFEBS Letters,110,11−14(1980〕)およびE.Coli
rrnBオペロンのターミネータT1(BrosiusらのJ.Mol.Bi
ol.,148,107−127〔1981〕)が続いている。
C.プラスミドpDS5/RBS II,3A+5A 制限酵素Xba IおよびXho Iの開裂部位の間にあり、複
製領域を含むと共に細胞にアンピシリン耐性を与えるβ
−ラクタマーゼの遺伝子を含むPDS5/RBS II,3A+5A(第
3図および第4図)の部分は、プラスミドpBR322から元
来誘導される(Bolivarらの前出文献、Sutcliffeの前出
文献)。しかしながら、β−ラクタマーゼ遺伝子は、制
限酵素Hinc IIおよびPst Iの開裂部位が除去されるよう
に修飾されている。しかしながら、DNA配列中のこれら
の変更は、β−ラクタマーゼのアミノ酸配列には何ら影
響を与えない。このプラスミドの残りの部分は、調節可
能なプロモータ/オペレータ要素PN25x/0(Stberらの
前出文献)およびそれに続くEcoR I/BamH Iフラグメン
トの部分であるリボゾーム結合部位RBS II,3A+5Aを有
している。制限酵素Sal I、Pst IおよびHind IIIの開裂
部位、クロラムフェニコール アセチルトランスフェラ
ーゼのプロモータを欠いた遺伝子(Marcoliらの前出文
献)およびE.Coli rrnBオペロンのターミネータT1(Bro
siusらの前出文献)が続いている。
製領域を含むと共に細胞にアンピシリン耐性を与えるβ
−ラクタマーゼの遺伝子を含むPDS5/RBS II,3A+5A(第
3図および第4図)の部分は、プラスミドpBR322から元
来誘導される(Bolivarらの前出文献、Sutcliffeの前出
文献)。しかしながら、β−ラクタマーゼ遺伝子は、制
限酵素Hinc IIおよびPst Iの開裂部位が除去されるよう
に修飾されている。しかしながら、DNA配列中のこれら
の変更は、β−ラクタマーゼのアミノ酸配列には何ら影
響を与えない。このプラスミドの残りの部分は、調節可
能なプロモータ/オペレータ要素PN25x/0(Stberらの
前出文献)およびそれに続くEcoR I/BamH Iフラグメン
トの部分であるリボゾーム結合部位RBS II,3A+5Aを有
している。制限酵素Sal I、Pst IおよびHind IIIの開裂
部位、クロラムフェニコール アセチルトランスフェラ
ーゼのプロモータを欠いた遺伝子(Marcoliらの前出文
献)およびE.Coli rrnBオペロンのターミネータT1(Bro
siusらの前出文献)が続いている。
D.プラスミドpDS78/RBS II Xba IおよびXho Iの制限開裂部位の間にあり、複製領
域を含むと共に細胞にアンピシリン耐性を与えるβ−ラ
クタマーゼの遺伝子を含むpDS78/RBS II(第5図および
第6図)の部分は、プラスミドpBR322から元来誘導され
る(Bolivarらの前出文献;Sutcliffeの前出文献)。し
かしながらβ−ラクタマーゼの遺伝子は、プラスミドpD
S5/RBS II,3A+5Aについて述べた方法において修飾され
る。このプラスミドの残りの部分は、調節可能なプロモ
ータ/オペレータ要素N250PSN250P29およびそれに続くE
coR I/BamH Iフラグメントの部分であるリボゾーム結合
部位RBS IIを有している。マウス細胞系AT−3000のジヒ
ドロ葉酸塩還元酵素の遺伝子(Changらの前出文献;Mast
ersらの前出文献)であって、構造遺伝子の末端の直前
に制限酵素Bgl IIの開裂部位を導入することにより変更
を受けたもの、ターミネータto(Schwartzらの前出文
献)、クロラムフェニコール アセチルトランスフェラ
ーゼのプロモータを欠いた遺伝子(Marcoliらの前出文
献)およびターミネータT1(Brosiusらの前出文献)が
続いている。
域を含むと共に細胞にアンピシリン耐性を与えるβ−ラ
クタマーゼの遺伝子を含むpDS78/RBS II(第5図および
第6図)の部分は、プラスミドpBR322から元来誘導され
る(Bolivarらの前出文献;Sutcliffeの前出文献)。し
かしながらβ−ラクタマーゼの遺伝子は、プラスミドpD
S5/RBS II,3A+5Aについて述べた方法において修飾され
る。このプラスミドの残りの部分は、調節可能なプロモ
ータ/オペレータ要素N250PSN250P29およびそれに続くE
coR I/BamH Iフラグメントの部分であるリボゾーム結合
部位RBS IIを有している。マウス細胞系AT−3000のジヒ
ドロ葉酸塩還元酵素の遺伝子(Changらの前出文献;Mast
ersらの前出文献)であって、構造遺伝子の末端の直前
に制限酵素Bgl IIの開裂部位を導入することにより変更
を受けたもの、ターミネータto(Schwartzらの前出文
献)、クロラムフェニコール アセチルトランスフェラ
ーゼのプロモータを欠いた遺伝子(Marcoliらの前出文
献)およびターミネータT1(Brosiusらの前出文献)が
続いている。
E.プラスミドpDS56/RBS II プラスミドpDS56/RBS II(第7図および第8図)は、
プラスミドpDS5/RBS II,3A+5Aに極めて類似している。
しかしながら、これを対比すると、プラスミドpDS56/RB
S IIは、発現シグナルとして、調節可能なプロモータ/
オペレータ要素N250PSN250P29とリボゾーム結合部位RBS
IIとを含んでいる。さらに、pDS56/RBS IIは、E.coli
ファージラムダのターミネータto(Schwartzらの前出文
献)を含んでいる。
プラスミドpDS5/RBS II,3A+5Aに極めて類似している。
しかしながら、これを対比すると、プラスミドpDS56/RB
S IIは、発現シグナルとして、調節可能なプロモータ/
オペレータ要素N250PSN250P29とリボゾーム結合部位RBS
IIとを含んでいる。さらに、pDS56/RBS IIは、E.coli
ファージラムダのターミネータto(Schwartzらの前出文
献)を含んでいる。
F.プラスミドpDMI,1 プラスミドpDMI,1(第9図および第10図)は、E.coli
細胞にカナマイシン耐性を与えるトランスボゾンTn5由
来のネオマイシン フォスフォトランスフェラーゼの遺
伝子(BeckらのGene 19,327−336〔1982〕)およびLac
リプレッサーをコードする、プロモータの変異Iq(Calo
sのNature 274,762−765〔1978〕)を伴ったlac I遺伝
子(FaraboughのNature 274,765−769〔1978〕)を有し
ている。さらに、プラスミドpDMI,1は、複製および娘細
胞への安定した移行のために必要なすべての情報を含む
プラスミドpACYC 184(ChangおよびCohenのJ.Bacterio
l.134,1141−1156〔1978〕)の領域を含んでいる。
細胞にカナマイシン耐性を与えるトランスボゾンTn5由
来のネオマイシン フォスフォトランスフェラーゼの遺
伝子(BeckらのGene 19,327−336〔1982〕)およびLac
リプレッサーをコードする、プロモータの変異Iq(Calo
sのNature 274,762−765〔1978〕)を伴ったlac I遺伝
子(FaraboughのNature 274,765−769〔1978〕)を有し
ている。さらに、プラスミドpDMI,1は、複製および娘細
胞への安定した移行のために必要なすべての情報を含む
プラスミドpACYC 184(ChangおよびCohenのJ.Bacterio
l.134,1141−1156〔1978〕)の領域を含んでいる。
[実施例2] 種々のプラスミドの構築に用いたDNAアダプタの説明 A.基本的事項 リボゾーム結合部位RBS II,Sph Iを免疫インターフェ
ロン(IFN−γ)の遺伝子に適合させること、この遺伝
子を短縮すること、IFN−γおよびIFN−γ(−8)など
のIFN−γフラグメントを親和性ペプチドと結合するこ
とにならびに少なくとも2つの隣接するヒスチジン残基
を有するDHFR融合蛋白質を発現することを目的として、
オリゴヌクレオチドを化学的に合成し、それらを調製し
た後にホスホリル化した。用いたアダプタのヌクレオチ
ド配列を二重鎖DNA配列として第11図に示してある。
ロン(IFN−γ)の遺伝子に適合させること、この遺伝
子を短縮すること、IFN−γおよびIFN−γ(−8)など
のIFN−γフラグメントを親和性ペプチドと結合するこ
とにならびに少なくとも2つの隣接するヒスチジン残基
を有するDHFR融合蛋白質を発現することを目的として、
オリゴヌクレオチドを化学的に合成し、それらを調製し
た後にホスホリル化した。用いたアダプタのヌクレオチ
ド配列を二重鎖DNA配列として第11図に示してある。
B.オリゴヌクレオチドの合成および調製 オリゴヌクレオチドは、多重合成装置(1985年5月21
日発行のヨーロッパ特許出願番号第181号に記載されて
いる)により所定の粒径のガラス(CPG)を担体物質と
して用いて同時に調製した(KieferらのImmuno.Meth.3,
69−83〔1985〕、SproatらのTetrahedr.Lett.24,5771−
5774〔1983〕、AdamsらのJ.Amer.Chem.Soc.,105,661−6
63〔1985〕)。凍結乾燥したオリゴヌクレオチドを水中
に採取し、4℃において1時間で溶解した。DNA濃度
は、100nmoles/mlであった。
日発行のヨーロッパ特許出願番号第181号に記載されて
いる)により所定の粒径のガラス(CPG)を担体物質と
して用いて同時に調製した(KieferらのImmuno.Meth.3,
69−83〔1985〕、SproatらのTetrahedr.Lett.24,5771−
5774〔1983〕、AdamsらのJ.Amer.Chem.Soc.,105,661−6
63〔1985〕)。凍結乾燥したオリゴヌクレオチドを水中
に採取し、4℃において1時間で溶解した。DNA濃度
は、100nmoles/mlであった。
C.オリゴヌクレオチドのホスホリル化 オリゴヌクレオチドをそれぞれ別々のバッチにおいて
20μlの50mMトリス・HCl pH 8.5および10mM MgCl2中で
2pmolのγ〔32P〕−ATP(Amersham,ブラウンシュヴァイ
ク;5000 Ci/mmol)および1単位のT4ポリヌクレオチド
キナーゼ(Gibco-BRL,バーゼル)と共に37℃で20分間イ
ンキュベートした。次いで、5nmolのATPを加え、更に37
℃で20分間保った後、65℃に加熱することにより反応を
完結させた。こうして得られたホスホリル化オリゴヌク
レオチドは、更に手を加えることなく用いた。
20μlの50mMトリス・HCl pH 8.5および10mM MgCl2中で
2pmolのγ〔32P〕−ATP(Amersham,ブラウンシュヴァイ
ク;5000 Ci/mmol)および1単位のT4ポリヌクレオチド
キナーゼ(Gibco-BRL,バーゼル)と共に37℃で20分間イ
ンキュベートした。次いで、5nmolのATPを加え、更に37
℃で20分間保った後、65℃に加熱することにより反応を
完結させた。こうして得られたホスホリル化オリゴヌク
レオチドは、更に手を加えることなく用いた。
[実施例3] プラスミドpGLSの構築 A.基本的事項 プラスミドpGLSの構築のために、IFN−γ遺伝子を先
ずアダプタ1(第11図)と結合させ(第12図)、単離し
た。次いで得られたフラグメント1をプラスミドpDS8/R
BS II,Sph I中に統合した(第13図)。
ずアダプタ1(第11図)と結合させ(第12図)、単離し
た。次いで得られたフラグメント1をプラスミドpDS8/R
BS II,Sph I中に統合した(第13図)。
B.フラグメント1の調製 4μgのプラスミドpRC23/IFI−900(ヨーロッパ特許
公開第99084号、1984年1月25日公開)を、DNA濃度400
μg/mlとして10単位の制限酵素Nde Iを用い、コア緩衝
液(50mMトリス・HCl、pH 8、10mM MgCl2、50mM NaCl)
中で37℃にて1時間消化した(体積20μl)。次いで試
料をフェノールを用いて1度抽出し、フェノールの残分
をエーテルにより除去し、最終的に66%アルコールと0.
3M酢酸カリウムを用いて沈澱生成させた。沈澱物をSpee
d−vac濃縮装置中で2分間乾燥させ、そしてT4リガーゼ
緩衝液(50mMトリス・HCl、pH7.8、10mM MgCl2、10mM D
TT、500 μM ATP)に溶解した。25pmolのホスホリル化
したアダプタ1(第11図)を1×リガーゼ緩衝液に溶解
し、これを先の反応混合液に加え、総体積が25μlとな
るようにした。連結反応は、1μlのDNAリガーゼ(1Wh
ite単位、Boehringer Mannheim)を用いて22℃で3時間
行なった。連結反応を、試料を65℃で7分間加熱するこ
とにより停止させた。DNAをアルコールにより沈澱さ
せ、上述のようにして乾燥させ、次いで50μlのNco I
消化用緩衝液(50mMトリス・HCl、pH8、10mM MgCl2、50
mM NaCl、50mM KCl)に溶解させた。これに10単位のNco
Iを加え、この試料を37℃で1時間インキュベートし
た。次いで、試料を65℃で7分間加熱することにより酵
素を失活させた。フェノール抽出の後、DNAを前述と同
様にして沈澱させ、この沈澱物を乾燥させた。DNAをク
レナウ緩衝液(50mMトリス・HCl、pH7.2、10mM MgSO4、
100μM DTT)に溶解し、これにdATP、dGTP、dCTPおよび
dTTP(最終濃度は各々100μM)ならびに1単位のクレ
ナウ酵素(Boehringer Mannheim)を加え、更にこの試
料を22℃に1時間保った。反応を2μlの0.25M EDTAを
加えることにより停止させ、この試料をフェノールで抽
出し、DNAを前述と同様にしてアルコールにより沈澱さ
せ、Sph I消化緩衝液(50mMトリス・HCl、pH 7.5、6mM
MgCl2、50mM NaCl、6mM 2−メルカプトエタノール)に
溶解した。10単位のSph Iを添加した後、この試料を37
℃で1時間インキュベートし、消化を前述と同様にして
停止させ、フェノール抽出を行ない、このDNAをアルコ
ールにより沈澱させ、これを乾燥させた。DNA沈澱物を1
0μlの試料緩衝液に溶解し、DNAフラグメントを6%ポ
リアクリルアミドゲルにより分離した(溶出緩衝液;40m
Mトリス・HCl、20mM酢酸ナトリウム、2mM EDTA、pH 7.
8)。Hae IIIにより消化したファージφX(Gibco−BR
L、バーゼル)のDNAを分子量の標準として用いた。DNA
を臭化エチジウム(0.5μg/ml)にて着色し、UV光(波
長300nm)により可視化し、IFN−γをコードするバンド
をメスにてゲルから切り出した。ゲルの切片をアガロー
スゲル(0.7%アガロースゲル、操作緩衝液:90mMトリス
ホウ酸塩、90mMホウ酸、3mM EDTA、pH8.3)の4×4mm大
のくぼみに移した。このくぼみを均一な電場が得られる
ように1×TBE中の0.7%液体アガロースにより封じた。
試料の前面にNA45メンブレン(Schleicher and Schul
l、ダッセル、BRD)の部分を配置し、DNAをメンブレン
上に電機泳動させた(5分間、15V/cm)。蒸留水で洗浄
した後、メンブレンを250μlの1.5M酢酸リチウム、50m
Mトリス・HCl(pH 8)および10mM EDTAを入れたエッペ
ンドルフ試験管に移した。これにより、DNAを65℃で20
分間溶出させた。メンブレンの小片を試験管から除き、
試料を200μlのフェノール(pH 8)を用いて1回抽出
した。DNAを、20μlの5M酢酸リチウムおよび440μlの
イソプロパノールを加えた後に沈澱させ、この沈澱物を
80%エタノールで洗浄し、次いで乾燥させた。次いで沈
澱物を10μlのTE緩衝液(10mMトリス・HCl、pH7.6、1m
M EDTA)に溶解した。このようにして得たDNAフラグメ
ントにフラグメント1の名称を与えた(第12図)。
公開第99084号、1984年1月25日公開)を、DNA濃度400
μg/mlとして10単位の制限酵素Nde Iを用い、コア緩衝
液(50mMトリス・HCl、pH 8、10mM MgCl2、50mM NaCl)
中で37℃にて1時間消化した(体積20μl)。次いで試
料をフェノールを用いて1度抽出し、フェノールの残分
をエーテルにより除去し、最終的に66%アルコールと0.
3M酢酸カリウムを用いて沈澱生成させた。沈澱物をSpee
d−vac濃縮装置中で2分間乾燥させ、そしてT4リガーゼ
緩衝液(50mMトリス・HCl、pH7.8、10mM MgCl2、10mM D
TT、500 μM ATP)に溶解した。25pmolのホスホリル化
したアダプタ1(第11図)を1×リガーゼ緩衝液に溶解
し、これを先の反応混合液に加え、総体積が25μlとな
るようにした。連結反応は、1μlのDNAリガーゼ(1Wh
ite単位、Boehringer Mannheim)を用いて22℃で3時間
行なった。連結反応を、試料を65℃で7分間加熱するこ
とにより停止させた。DNAをアルコールにより沈澱さ
せ、上述のようにして乾燥させ、次いで50μlのNco I
消化用緩衝液(50mMトリス・HCl、pH8、10mM MgCl2、50
mM NaCl、50mM KCl)に溶解させた。これに10単位のNco
Iを加え、この試料を37℃で1時間インキュベートし
た。次いで、試料を65℃で7分間加熱することにより酵
素を失活させた。フェノール抽出の後、DNAを前述と同
様にして沈澱させ、この沈澱物を乾燥させた。DNAをク
レナウ緩衝液(50mMトリス・HCl、pH7.2、10mM MgSO4、
100μM DTT)に溶解し、これにdATP、dGTP、dCTPおよび
dTTP(最終濃度は各々100μM)ならびに1単位のクレ
ナウ酵素(Boehringer Mannheim)を加え、更にこの試
料を22℃に1時間保った。反応を2μlの0.25M EDTAを
加えることにより停止させ、この試料をフェノールで抽
出し、DNAを前述と同様にしてアルコールにより沈澱さ
せ、Sph I消化緩衝液(50mMトリス・HCl、pH 7.5、6mM
MgCl2、50mM NaCl、6mM 2−メルカプトエタノール)に
溶解した。10単位のSph Iを添加した後、この試料を37
℃で1時間インキュベートし、消化を前述と同様にして
停止させ、フェノール抽出を行ない、このDNAをアルコ
ールにより沈澱させ、これを乾燥させた。DNA沈澱物を1
0μlの試料緩衝液に溶解し、DNAフラグメントを6%ポ
リアクリルアミドゲルにより分離した(溶出緩衝液;40m
Mトリス・HCl、20mM酢酸ナトリウム、2mM EDTA、pH 7.
8)。Hae IIIにより消化したファージφX(Gibco−BR
L、バーゼル)のDNAを分子量の標準として用いた。DNA
を臭化エチジウム(0.5μg/ml)にて着色し、UV光(波
長300nm)により可視化し、IFN−γをコードするバンド
をメスにてゲルから切り出した。ゲルの切片をアガロー
スゲル(0.7%アガロースゲル、操作緩衝液:90mMトリス
ホウ酸塩、90mMホウ酸、3mM EDTA、pH8.3)の4×4mm大
のくぼみに移した。このくぼみを均一な電場が得られる
ように1×TBE中の0.7%液体アガロースにより封じた。
試料の前面にNA45メンブレン(Schleicher and Schul
l、ダッセル、BRD)の部分を配置し、DNAをメンブレン
上に電機泳動させた(5分間、15V/cm)。蒸留水で洗浄
した後、メンブレンを250μlの1.5M酢酸リチウム、50m
Mトリス・HCl(pH 8)および10mM EDTAを入れたエッペ
ンドルフ試験管に移した。これにより、DNAを65℃で20
分間溶出させた。メンブレンの小片を試験管から除き、
試料を200μlのフェノール(pH 8)を用いて1回抽出
した。DNAを、20μlの5M酢酸リチウムおよび440μlの
イソプロパノールを加えた後に沈澱させ、この沈澱物を
80%エタノールで洗浄し、次いで乾燥させた。次いで沈
澱物を10μlのTE緩衝液(10mMトリス・HCl、pH7.6、1m
M EDTA)に溶解した。このようにして得たDNAフラグメ
ントにフラグメント1の名称を与えた(第12図)。
C.プラスミドpDS8/RBS II,Sph Iの調製 2pmolのプラスミドpDS8/RBS II,Sph Iを、最初に制限
酵素Sph Iにより開裂させた。その後、得られた線状プ
ラスミドDNAを制限された量の制限酵素Sca Iと共にイン
キュベートし、これによりDNAを存在するSca I開裂部位
の約50%においてのみ開裂させた。試料をフェノールに
より抽出し、エーテルにより抽出し、そしてDNAを前述
のようにして沈澱させた。沈澱物を乾燥させ、20μlの
緩衝液(50mMトリス・HCl、pH 8)に溶解させ、1単位
のCIP(子牛腸管フォスファターゼ、Boehringer Mannhe
im)を加えた。試料を37℃で1時間インキュベートし、
酵素をフェノール抽出により除去し、DNAを沈澱させ
た。DNAを溶解させた後、cat遺伝子の一部、ターミネー
タT1、複製領域、bla遺伝子、プロモータN25x/0および
リボゾーム結合部位RBS II,Sph Iを含んだSca I/Sph I
フラグメントを、1%アガロールゲルから単離して、前
述のようにしてNA45メンブレンに電気泳動的に移した。
DNAの溶出、アルコール沈澱および10μlのTE緩衝液へ
の溶解を前述のようにして行なった。約1pmolの所望の
ベクターフラグメントが得られた。
酵素Sph Iにより開裂させた。その後、得られた線状プ
ラスミドDNAを制限された量の制限酵素Sca Iと共にイン
キュベートし、これによりDNAを存在するSca I開裂部位
の約50%においてのみ開裂させた。試料をフェノールに
より抽出し、エーテルにより抽出し、そしてDNAを前述
のようにして沈澱させた。沈澱物を乾燥させ、20μlの
緩衝液(50mMトリス・HCl、pH 8)に溶解させ、1単位
のCIP(子牛腸管フォスファターゼ、Boehringer Mannhe
im)を加えた。試料を37℃で1時間インキュベートし、
酵素をフェノール抽出により除去し、DNAを沈澱させ
た。DNAを溶解させた後、cat遺伝子の一部、ターミネー
タT1、複製領域、bla遺伝子、プロモータN25x/0および
リボゾーム結合部位RBS II,Sph Iを含んだSca I/Sph I
フラグメントを、1%アガロールゲルから単離して、前
述のようにしてNA45メンブレンに電気泳動的に移した。
DNAの溶出、アルコール沈澱および10μlのTE緩衝液へ
の溶解を前述のようにして行なった。約1pmolの所望の
ベクターフラグメントが得られた。
D.プラスミドpGLSの組立て 0.05pmolのベクターフラグメント(上記参照)をリガ
ーゼ緩衝液中で0.05pmolの挿入DNA(フラグメント1)
と連結した。これと並行して挿入DNAを用いない対照連
結を行なった。プラスミドpDMI,1を含むE.coli M15細胞
を、形質転換のためにMorrisonの方法(Methods Enzymo
l.68,326−331〔1979〕)に従って前調製した。65℃で
7分間加熱した後、連結混合物を200μlのこれらの適
性細胞に加えた。試料を氷中に30分間保持し、次いで42
℃で2分間インキュベートし、0.5mlのLB培地を加えた
後、37℃で90分間インキュベートした。次いで、細胞を
100μg/mlのアンピシリンおよび25μg/mlのカナマイシ
ンを含んだLB寒天板上に塗布し、培養装置中で37℃にて
一夜インキュベートした。対照連結の形質転換は、形質
転換体を生じなかった。一方、フラグメント1を用いた
連結は、約200のコロニーを生じた。各々のコロニーを
殺菌したつまようじで取り出し、100μg/mlのアンピシ
リンと25μg/mlのカナマイシンを有する10mlのLB培地を
入れた試験管に移し、振とう培養装置内に12時間保持し
た。その後、細胞を沈澱させ、プラスミドDNAをBirnboi
mとDolyの方法(Nucleic Acids Res.7,1515−1523〔19
79〕)に従って単離した。
ーゼ緩衝液中で0.05pmolの挿入DNA(フラグメント1)
と連結した。これと並行して挿入DNAを用いない対照連
結を行なった。プラスミドpDMI,1を含むE.coli M15細胞
を、形質転換のためにMorrisonの方法(Methods Enzymo
l.68,326−331〔1979〕)に従って前調製した。65℃で
7分間加熱した後、連結混合物を200μlのこれらの適
性細胞に加えた。試料を氷中に30分間保持し、次いで42
℃で2分間インキュベートし、0.5mlのLB培地を加えた
後、37℃で90分間インキュベートした。次いで、細胞を
100μg/mlのアンピシリンおよび25μg/mlのカナマイシ
ンを含んだLB寒天板上に塗布し、培養装置中で37℃にて
一夜インキュベートした。対照連結の形質転換は、形質
転換体を生じなかった。一方、フラグメント1を用いた
連結は、約200のコロニーを生じた。各々のコロニーを
殺菌したつまようじで取り出し、100μg/mlのアンピシ
リンと25μg/mlのカナマイシンを有する10mlのLB培地を
入れた試験管に移し、振とう培養装置内に12時間保持し
た。その後、細胞を沈澱させ、プラスミドDNAをBirnboi
mとDolyの方法(Nucleic Acids Res.7,1515−1523〔19
79〕)に従って単離した。
各々について、1μgの単離されたプラスミドを、IF
N−γ遺伝子およびターミネータT1を含むフラグメント
がこれらのプラスミド中に存在するか否かを試験するた
めに、Sph IおよびXba Iで消化した。全ての分析された
DNA試料は約1kbの上記DNAフラグメントを含んでいた。
これらのプラスミドにpGLSの名称を与えた(第13図)。
N−γ遺伝子およびターミネータT1を含むフラグメント
がこれらのプラスミド中に存在するか否かを試験するた
めに、Sph IおよびXba Iで消化した。全ての分析された
DNA試料は約1kbの上記DNAフラグメントを含んでいた。
これらのプラスミドにpGLSの名称を与えた(第13図)。
E.pGLSに組込まれたIFN−γ遺伝子の配列分析 正しいIFN−γ配列がプラスミドpGLSに存在するか否
かを検出するために、二重鎖環状プラスミドDNAを、
〔γ−32P〕−ATPにより標識付けされた起動配列(プラ
イマ)を用いて配列決定した。この起動配列は、プラス
ミドpDS8/RBS II,Sph Iの199−218位のヌクレオチドを
含み、Sph I開裂部位のATGから6ヌクレオチド手前で終
っている。
かを検出するために、二重鎖環状プラスミドDNAを、
〔γ−32P〕−ATPにより標識付けされた起動配列(プラ
イマ)を用いて配列決定した。この起動配列は、プラス
ミドpDS8/RBS II,Sph Iの199−218位のヌクレオチドを
含み、Sph I開裂部位のATGから6ヌクレオチド手前で終
っている。
0.3pmolの単離されたプラスミドDNAをアルコールによ
り沈澱させ、沈澱物を80%エタノールで1回洗浄し、乾
燥させ、最後に8μlの1/4TE緩衝液に溶解させた。2pm
olの起動配列を加えた後に、試料を42℃で5分間インキ
ュベートした。次いでDNAをSangerらの方法(Proc.Nat
l.Acad.Sci.USA 74,5463−6567〔1977〕)に従って配列
決定した。
り沈澱させ、沈澱物を80%エタノールで1回洗浄し、乾
燥させ、最後に8μlの1/4TE緩衝液に溶解させた。2pm
olの起動配列を加えた後に、試料を42℃で5分間インキ
ュベートした。次いでDNAをSangerらの方法(Proc.Nat
l.Acad.Sci.USA 74,5463−6567〔1977〕)に従って配列
決定した。
放射的に標識した“プライマ”を用いたため、すべて
の反応は、非標識のデオキシヌクレオチド三リン酸塩を
用いて行なった。DNAの配列分析は、正しいIFN−γ配列
がプラスミドpGLSに組込まれていたことを示した(アミ
ノ酸配列は第40図参照)。
の反応は、非標識のデオキシヌクレオチド三リン酸塩を
用いて行なった。DNAの配列分析は、正しいIFN−γ配列
がプラスミドpGLSに組込まれていたことを示した(アミ
ノ酸配列は第40図参照)。
[実施例4] プラスミドpIFN−γ(−8)の構築 A.基本的事項 プラスミドpIFN−γ(−8)を構築するために、まず
アダプタ2(第11図)をIFN−γ遺伝子中の各Hinf I開
裂部位に結合させた。このアダプタ中の翻訳停止コドン
のために、IFN−γ蛋白質のC−末端領域では8個のア
ミノ酸が短縮されている(第14図)。かくして得られた
フラグメント2を、次いでプラスミドpDS8/RBS II,Sph
Iに組み込んだ(第15図)。
アダプタ2(第11図)をIFN−γ遺伝子中の各Hinf I開
裂部位に結合させた。このアダプタ中の翻訳停止コドン
のために、IFN−γ蛋白質のC−末端領域では8個のア
ミノ酸が短縮されている(第14図)。かくして得られた
フラグメント2を、次いでプラスミドpDS8/RBS II,Sph
Iに組み込んだ(第15図)。
B.フラグメント2の調製 3pmolのプラスミドpGLSを、15単位のHinf Iで消化し
た(体積50μl、1時間、37℃)。次いで制限酵素を失
活させ(7分間、65℃)、試料をフェノールで抽出し、
エーテルで抽出し、酢酸カリウムおよびアルコールによ
り沈澱させ、乾燥した。沈澱物を50μlのリガーゼ緩衝
液に溶解させ、100pmolのホスホリル化オリゴヌクレオ
チド(アダプタ2)を、10μlのHinf I開裂プラスミド
pGLSと混合し、25μlのリガーゼ緩衝液と1単位のT4−
DNAリガーゼを加えた後に22℃で12時間インキュベート
した。上述したように、試料を加熱することにより反応
を停止させ、DNAを沈澱させた。これに引続いて、制限
酵素EcoR I(15単位)およびHind III(20単位)を用い
て消化を37℃で20時間行なった。加熱による失活、フェ
ノール抽出、エーテルによる抽出およびアルコール沈澱
の後、試料を10μlの試料用緩衝液に溶解させ、DNAフ
ラグメントを6%ポリアクリルアミドゲル中で分離し
た。エチジウムブロマイドにより着色した後、DNAバン
ドをUV光(300nm)の下で可視化した。IFN−γ遺伝子を
含んだバンドを殺菌したメスによりゲルから切り出し、
そして前述のようにしてNA45メンブレン上に電気泳動さ
せた。DNAを前述のようにして溶出させ、これにフラグ
メント2の名称を与えた(第14図)。
た(体積50μl、1時間、37℃)。次いで制限酵素を失
活させ(7分間、65℃)、試料をフェノールで抽出し、
エーテルで抽出し、酢酸カリウムおよびアルコールによ
り沈澱させ、乾燥した。沈澱物を50μlのリガーゼ緩衝
液に溶解させ、100pmolのホスホリル化オリゴヌクレオ
チド(アダプタ2)を、10μlのHinf I開裂プラスミド
pGLSと混合し、25μlのリガーゼ緩衝液と1単位のT4−
DNAリガーゼを加えた後に22℃で12時間インキュベート
した。上述したように、試料を加熱することにより反応
を停止させ、DNAを沈澱させた。これに引続いて、制限
酵素EcoR I(15単位)およびHind III(20単位)を用い
て消化を37℃で20時間行なった。加熱による失活、フェ
ノール抽出、エーテルによる抽出およびアルコール沈澱
の後、試料を10μlの試料用緩衝液に溶解させ、DNAフ
ラグメントを6%ポリアクリルアミドゲル中で分離し
た。エチジウムブロマイドにより着色した後、DNAバン
ドをUV光(300nm)の下で可視化した。IFN−γ遺伝子を
含んだバンドを殺菌したメスによりゲルから切り出し、
そして前述のようにしてNA45メンブレン上に電気泳動さ
せた。DNAを前述のようにして溶出させ、これにフラグ
メント2の名称を与えた(第14図)。
C.プラスミドpDS8/RBS II,Sph Iの調製 2pmolのプラスミドpDS8/RBS II,Sph Iを10単位のEcoR
Iおよび10単位のHind IIIにより体積50μl中で37℃に
て1時間消化した。酵素の熱不活性化およびアルコール
沈澱の後、DNA沈澱物を10μlの試料用緩衝液に溶解さ
せた。1%アガロースゲル中での電気泳動の後、ターミ
ネータto、cat遺伝子、ターミネータT1、複製領域、bla
遺伝子およびプロモータPN25x/0を含んだEcoR I/Hind I
IIフラグメントをゲルから切り出し、前述のようにして
溶出させた。
Iおよび10単位のHind IIIにより体積50μl中で37℃に
て1時間消化した。酵素の熱不活性化およびアルコール
沈澱の後、DNA沈澱物を10μlの試料用緩衝液に溶解さ
せた。1%アガロースゲル中での電気泳動の後、ターミ
ネータto、cat遺伝子、ターミネータT1、複製領域、bla
遺伝子およびプロモータPN25x/0を含んだEcoR I/Hind I
IIフラグメントをゲルから切り出し、前述のようにして
溶出させた。
D.プラスミドpIFN−γ(−8)の組み立て 10μlの単離されたEcoR I/Hind IIIベクターフラグ
メントおよび単離されたフラグメント2の半分を1単位
のT4リガーゼと共にインキュベートした(20℃、3時
間)。これに並行してフラグメント2を加えない対照連
結を行なった。連結を前述のように試料を加熱すること
により停止させた。
メントおよび単離されたフラグメント2の半分を1単位
のT4リガーゼと共にインキュベートした(20℃、3時
間)。これに並行してフラグメント2を加えない対照連
結を行なった。連結を前述のように試料を加熱すること
により停止させた。
形質転換は、Morrisonの方法(前出文献)に従って、
プラスミドpDMI,1を含んだE.coli M15株を用いて行なっ
た。細胞を100μg/mlのアンピシリンと25μg/mlのカナ
マイシンを含んだLB寒天プレート上に塗布した。このプ
レートを培養装置内で37℃において15時間保った。
プラスミドpDMI,1を含んだE.coli M15株を用いて行なっ
た。細胞を100μg/mlのアンピシリンと25μg/mlのカナ
マイシンを含んだLB寒天プレート上に塗布した。このプ
レートを培養装置内で37℃において15時間保った。
対照プレート(=対照連結)上には形質転換体が見出
されなかった。ベクターDNAとフラグメント2とを用い
た連結は、約500のコロニーを生じた。各コロニーを殺
菌したつまようじにより拾い、100mlのLB培地中に移
し、前述のように生育のために置いた。プラスミドDNA
をBirnboimとDolyの方法(前出文献)に従って単離し
た。各々の場合について、単離され、TE緩衝液中に溶解
された4μlのプラスミドDNAを、各々の場合について
2単位のEcoR IおよびHind IIIを用い前述のようにして
開裂させた。約450bpの所望の長さを持ったフラグメン
トを全ての試験プラスミドから切り出すことが出来た。
これらのプラスミドに、pIFN−γ(−8)の名称を与え
た(第15図)。
されなかった。ベクターDNAとフラグメント2とを用い
た連結は、約500のコロニーを生じた。各コロニーを殺
菌したつまようじにより拾い、100mlのLB培地中に移
し、前述のように生育のために置いた。プラスミドDNA
をBirnboimとDolyの方法(前出文献)に従って単離し
た。各々の場合について、単離され、TE緩衝液中に溶解
された4μlのプラスミドDNAを、各々の場合について
2単位のEcoR IおよびHind IIIを用い前述のようにして
開裂させた。約450bpの所望の長さを持ったフラグメン
トを全ての試験プラスミドから切り出すことが出来た。
これらのプラスミドに、pIFN−γ(−8)の名称を与え
た(第15図)。
E.プラスミドpIFN−γ(−8)の配列分析 配列分析を実施例3に記載したようにして行なった。
しかしながら、起動配列として、プラスミドpDS8/RBS I
I,Sph Iの928−896位のヌクレオチドを含み、従って、
ターミネータtoの前方に組み込まれたDNAフラグメント
の配列決定を可能とするオリゴヌクレオチドを用いた。
配列分析により、8個のアミノ酸が(カルボキシル末端
において)短縮されたIFN−γ蛋白質をコードするIFN−
γ遺伝子の所望の配列を確認した。
しかしながら、起動配列として、プラスミドpDS8/RBS I
I,Sph Iの928−896位のヌクレオチドを含み、従って、
ターミネータtoの前方に組み込まれたDNAフラグメント
の配列決定を可能とするオリゴヌクレオチドを用いた。
配列分析により、8個のアミノ酸が(カルボキシル末端
において)短縮されたIFN−γ蛋白質をコードするIFN−
γ遺伝子の所望の配列を確認した。
[実施例5] プラスミドpDS8/RBS II,SpH I−His,His−Xa−BamH Iの
構築 A.基本的事項 プラスミドpDS8/RBS II,SpH I−His,His−Xa−BamH I
を構築するために、2個の隣接したヒスチジンおよびフ
ァクタXaの開裂部位を含む親和性ペプチドをコードする
アダプタ3(第11図)をリボゾーム結合部位RBS II,Sph
Iに結合させた。次に、プロモータPN25x/0および該親
和性ペプチドを含むフラグメント3(第16図)を単離
し、プラスミドpDS8/RBS II,Sph Iに組込んだ(第17
図)。
構築 A.基本的事項 プラスミドpDS8/RBS II,SpH I−His,His−Xa−BamH I
を構築するために、2個の隣接したヒスチジンおよびフ
ァクタXaの開裂部位を含む親和性ペプチドをコードする
アダプタ3(第11図)をリボゾーム結合部位RBS II,Sph
Iに結合させた。次に、プロモータPN25x/0および該親
和性ペプチドを含むフラグメント3(第16図)を単離
し、プラスミドpDS8/RBS II,Sph Iに組込んだ(第17
図)。
B.フラグメント3の調製 2pmolのプラスミドpDS8/RBS II,Sph Iを制限酵素Sph
Iによって開裂させた。65℃で7分間インキュベートし
て反応を終了させ、試料をフェノール、および次いでエ
ーテルにより抽出し、DNAをアルコールおよび酢酸カリ
ウムで沈殿させた。沈殿物を10μlのリガーゼ緩衝液に
取り上げ、リガーゼ緩衝液に溶解した25pmolのホスホリ
ル化したアダプタ3(第11図)を添加し、1単位のT4DN
Aリガーゼを添加した後、22℃で3時間インキュベート
した。反応を加熱(7分間、65℃)によって終了させ、
フェノール抽出およびその後のエーテルによる処理の
後、DNAをアルコールおよび酢酸カリウムで沈殿させ
た。沈殿物を30μlの緩衝液に溶解し、各々10単位の制
限酵素BamH IおよびXho Iを添加し、混合液を、37℃で
2時間インキュベートした。次に、ポリアクリルアミド
ゲル用に10倍に濃縮した3.5μlの試料緩衝液を試料に
添加し、混合液を、65℃で7分間インキュベートした。
DNAを6%のポリアクリルアミドゲル中で分離し、Xho I
およびBamH Iで遊離させたフラグメントをメスで切断し
た。DNAを前記と同様にして溶出させ、これにフラグメ
ント3の名称を与えた(第16図)。
Iによって開裂させた。65℃で7分間インキュベートし
て反応を終了させ、試料をフェノール、および次いでエ
ーテルにより抽出し、DNAをアルコールおよび酢酸カリ
ウムで沈殿させた。沈殿物を10μlのリガーゼ緩衝液に
取り上げ、リガーゼ緩衝液に溶解した25pmolのホスホリ
ル化したアダプタ3(第11図)を添加し、1単位のT4DN
Aリガーゼを添加した後、22℃で3時間インキュベート
した。反応を加熱(7分間、65℃)によって終了させ、
フェノール抽出およびその後のエーテルによる処理の
後、DNAをアルコールおよび酢酸カリウムで沈殿させ
た。沈殿物を30μlの緩衝液に溶解し、各々10単位の制
限酵素BamH IおよびXho Iを添加し、混合液を、37℃で
2時間インキュベートした。次に、ポリアクリルアミド
ゲル用に10倍に濃縮した3.5μlの試料緩衝液を試料に
添加し、混合液を、65℃で7分間インキュベートした。
DNAを6%のポリアクリルアミドゲル中で分離し、Xho I
およびBamH Iで遊離させたフラグメントをメスで切断し
た。DNAを前記と同様にして溶出させ、これにフラグメ
ント3の名称を与えた(第16図)。
C.プラスミドpDS8/RBS II,Sph Iの調製 2pmolのプラスミドpDS8/RBS II,Sph Iを、各々10単位
の制限酵素BamH IおよびXho Iで開裂させた。酵素を熱
不活性化した後、試料をフェノール、および次いでエー
テルで抽出し、DNAをアルコールおよび酢酸カリウムで
沈殿させた。沈殿物を、pH8の50μlの50mMトリス・HCl
に再けん濁させ、1単位のCLP(前記参照)を添加し、
試料を、37℃で30分間インキュベートした。酵素の熱不
活性化後、試料緩衝液を添加した後、DNAを6%のポリ
アクリルアミドゲル中で分離し、プラスミド体を前記と
同様にしてゲルから溶出させた。
の制限酵素BamH IおよびXho Iで開裂させた。酵素を熱
不活性化した後、試料をフェノール、および次いでエー
テルで抽出し、DNAをアルコールおよび酢酸カリウムで
沈殿させた。沈殿物を、pH8の50μlの50mMトリス・HCl
に再けん濁させ、1単位のCLP(前記参照)を添加し、
試料を、37℃で30分間インキュベートした。酵素の熱不
活性化後、試料緩衝液を添加した後、DNAを6%のポリ
アクリルアミドゲル中で分離し、プラスミド体を前記と
同様にしてゲルから溶出させた。
D.プラスミドpDS8/RBS II,Sph I−His,His−Xa−BamH I
の組立て 前記フラグメント3を、ベクタ体に連結させた(22
℃、2単位のT4DNAリガーゼ、25μlのリガーゼ緩衝
液)。これと並行して、フラグメント3を添加すること
なく対照の連結を行なった。前記と同様にして連結バッ
チをプラスミドpDM I,1を含むE.coli M15株に形質転換
させ、100μg/mlのアンピシリンおよび25μg/mlのカナ
マイシンを含んだLBプレートに塗布した。対照の連結の
形質転換は、形質転換体を与えなかった。フラグメント
3を伴なう連結バッチの形質転換は、約100のコロニー
を与えた。各々のコロニーを、前記と同様にして100ml
のLB培地中で生育させ、BirnboimおよびDolyの方法(前
出文献)に従ってプラスミドDNAを単離した。全てのプ
ラスミドは、アダプタによって新たに導入されるNae I
およびNar Iのための開裂部位(第17図参照)を含んで
いた。プラスミドDNAの配列分析を、前記(実施例3、
F)と同様にして行ない、アダプタ3がベクタ中に正し
く組み込まれていたことを確認した。これらのプラスミ
ドに、pDS8/RBS II,Sph I−His,His−Xa−BamH Iの名称
を与えた(第17図)。
の組立て 前記フラグメント3を、ベクタ体に連結させた(22
℃、2単位のT4DNAリガーゼ、25μlのリガーゼ緩衝
液)。これと並行して、フラグメント3を添加すること
なく対照の連結を行なった。前記と同様にして連結バッ
チをプラスミドpDM I,1を含むE.coli M15株に形質転換
させ、100μg/mlのアンピシリンおよび25μg/mlのカナ
マイシンを含んだLBプレートに塗布した。対照の連結の
形質転換は、形質転換体を与えなかった。フラグメント
3を伴なう連結バッチの形質転換は、約100のコロニー
を与えた。各々のコロニーを、前記と同様にして100ml
のLB培地中で生育させ、BirnboimおよびDolyの方法(前
出文献)に従ってプラスミドDNAを単離した。全てのプ
ラスミドは、アダプタによって新たに導入されるNae I
およびNar Iのための開裂部位(第17図参照)を含んで
いた。プラスミドDNAの配列分析を、前記(実施例3、
F)と同様にして行ない、アダプタ3がベクタ中に正し
く組み込まれていたことを確認した。これらのプラスミ
ドに、pDS8/RBS II,Sph I−His,His−Xa−BamH Iの名称
を与えた(第17図)。
〔実施例6〕 プラスミドpHis,His−Xa−IFN−rの構築 A.基本的事項 プラスミドpHis,His−Xa−IFN−γを構築するため
に、以下のDNAフラグメントを単離し、互いに結合させ
た(第21図): 1)アダプタ4(第11図)と結合するプラスミドpGLSの
IFN−γ遺伝子(フラグメント4、第18図); 2)プロモータPN25x/0、リボゾーム結合部位RBS II,Sp
h Iおよび隣接するヒスチジンおよびファクタXaの認識
部位をコードする領域を含むプラスミドpDS8/RBS II,Sp
h I−His,His−Xa−BamH Iのシグナルユニット(フラグ
メント6、第20図);および 3)プラスミドpDS5/RBS II,3A+5A由来のβ−ラクタマ
ーゼ遺伝子を有する複製領域(フラグメント5、第19
図)。
に、以下のDNAフラグメントを単離し、互いに結合させ
た(第21図): 1)アダプタ4(第11図)と結合するプラスミドpGLSの
IFN−γ遺伝子(フラグメント4、第18図); 2)プロモータPN25x/0、リボゾーム結合部位RBS II,Sp
h Iおよび隣接するヒスチジンおよびファクタXaの認識
部位をコードする領域を含むプラスミドpDS8/RBS II,Sp
h I−His,His−Xa−BamH Iのシグナルユニット(フラグ
メント6、第20図);および 3)プラスミドpDS5/RBS II,3A+5A由来のβ−ラクタマ
ーゼ遺伝子を有する複製領域(フラグメント5、第19
図)。
B.フラグメント4の調製 2pmolのプラスミドpGLSを、制限酵素Nde Iで開裂させ
た。酵素の熱不活性化後、試料をフェノール、および次
いでエーテルで抽出し、DNAを前記と同様にして沈殿さ
せた。沈殿物を、10μlのリガーゼ緩衝液に溶解させ
た。リガーゼ緩衝液に溶解させた50pmolのホスホリル化
したアダプタ4(第11図)を、Nde I−開裂プラスミドp
GLSに添加し、試料を、2単位のリガーゼと共にインキ
ュベートした(22℃、3時間)。リガーゼの熱不活性化
後、試料をフェノールおよび次いでエーテルで抽出し、
DNAを前記と同様にして沈殿させた。沈殿物を溶解さ
せ、DNAを制限酵素Nar IおよびXba Iで開裂させた。試
料緩衝液を添加し、混合物を65℃で7分間加熱し、6%
のポリアクリルアミドゲル中でDNAを分離した後、IFN−
γ遺伝子を含んだNar I/Xba Iフラグメントを前記と同
様にして単離した。このフラグメントに、フラグメント
4の名称を与えた(第18図)。
た。酵素の熱不活性化後、試料をフェノール、および次
いでエーテルで抽出し、DNAを前記と同様にして沈殿さ
せた。沈殿物を、10μlのリガーゼ緩衝液に溶解させ
た。リガーゼ緩衝液に溶解させた50pmolのホスホリル化
したアダプタ4(第11図)を、Nde I−開裂プラスミドp
GLSに添加し、試料を、2単位のリガーゼと共にインキ
ュベートした(22℃、3時間)。リガーゼの熱不活性化
後、試料をフェノールおよび次いでエーテルで抽出し、
DNAを前記と同様にして沈殿させた。沈殿物を溶解さ
せ、DNAを制限酵素Nar IおよびXba Iで開裂させた。試
料緩衝液を添加し、混合物を65℃で7分間加熱し、6%
のポリアクリルアミドゲル中でDNAを分離した後、IFN−
γ遺伝子を含んだNar I/Xba Iフラグメントを前記と同
様にして単離した。このフラグメントに、フラグメント
4の名称を与えた(第18図)。
C.フラグメント5の調製 2pmolのプラスミドpDS5/RBS II,3A+5Aを制限酵素Xho
IおよびXba Iで開裂させた。該混合物を前記と同様に
調製し、DNAを6%ポリアクリルアミドゲル中で分離し
た。bla遺伝子および複製領域を含んだフラグメント
を、前記と同様にゲルから単離した。このフラグメント
に、フラグメント5の名称を与えた(第19図)。
IおよびXba Iで開裂させた。該混合物を前記と同様に
調製し、DNAを6%ポリアクリルアミドゲル中で分離し
た。bla遺伝子および複製領域を含んだフラグメント
を、前記と同様にゲルから単離した。このフラグメント
に、フラグメント5の名称を与えた(第19図)。
D.フラグメント6の調製 2pmolのプラスミドpDS8/RBS II,Sph I−His,His−Xa
−BamH Iを、制限酵素Xho IおよびNar Iで開裂させた。
試料を調製し、ゲル電気泳動後、プロモータPN25x/0、
リボゾーム結合部位RBS II,Sph Iならびに隣接するヒス
チジンをコードする領域およびファクタXaのための認識
部位を含むフラグメント6を単離した(第20図)。
−BamH Iを、制限酵素Xho IおよびNar Iで開裂させた。
試料を調製し、ゲル電気泳動後、プロモータPN25x/0、
リボゾーム結合部位RBS II,Sph Iならびに隣接するヒス
チジンをコードする領域およびファクタXaのための認識
部位を含むフラグメント6を単離した(第20図)。
E.プラスミドpHis,His−Xa−IFN−γの組立て それぞれ0.5pmolのフラグメント4(第18図)、フラ
グメント5(第19図)およびフラグメント6(第20図)
を、2単位のT4DNAリガーゼと共にリガーゼ緩衝液中で
インキュベートした(22℃、5時間)。酵素の熱不活性
化後、バッチを前記と同様にして、プラスミドpDM I.1
を含んだE.coli M15株に形質転換させ、形質転換混合物
を100μg/mlのアンピシリンおよび25μg/mlのカナマイ
シンを含んだLB寒天プレートに塗布した。37℃で一夜イ
ンキュベートした後、約100の形質転換体が得られた。
各々のコロニーを前記と同様にして100mlのLB培地中で
生育させ、プラスミドをBirnboimおよびDolyの方法(前
出文献)に従って単離した。全てのプラスミドを、制限
酵素Xho I、BamH IおよびXba Iを用いて開裂させ、フラ
グメントを6%のポリアクリルアミドゲル中で分析し
た。制限酵素分析は、プラスミドが3個の所望のフラグ
メントを含んでいたことを示した。配列分析を前記(実
施例3、F)と同様にして行なったところ、アダプタ4
がIFN−γ遺伝子に正しく融合されていたことを示し
た。これらのプラスミドに、pHis,His−Xa−IFN−γの
名称を与えた(第21図)。これらのプラスミドからコー
ドされるIFN−γ融合蛋白質(アミノ酸配列は第41図参
照)に、His,His−Xa−IFN−γの名称を与えた。
グメント5(第19図)およびフラグメント6(第20図)
を、2単位のT4DNAリガーゼと共にリガーゼ緩衝液中で
インキュベートした(22℃、5時間)。酵素の熱不活性
化後、バッチを前記と同様にして、プラスミドpDM I.1
を含んだE.coli M15株に形質転換させ、形質転換混合物
を100μg/mlのアンピシリンおよび25μg/mlのカナマイ
シンを含んだLB寒天プレートに塗布した。37℃で一夜イ
ンキュベートした後、約100の形質転換体が得られた。
各々のコロニーを前記と同様にして100mlのLB培地中で
生育させ、プラスミドをBirnboimおよびDolyの方法(前
出文献)に従って単離した。全てのプラスミドを、制限
酵素Xho I、BamH IおよびXba Iを用いて開裂させ、フラ
グメントを6%のポリアクリルアミドゲル中で分析し
た。制限酵素分析は、プラスミドが3個の所望のフラグ
メントを含んでいたことを示した。配列分析を前記(実
施例3、F)と同様にして行なったところ、アダプタ4
がIFN−γ遺伝子に正しく融合されていたことを示し
た。これらのプラスミドに、pHis,His−Xa−IFN−γの
名称を与えた(第21図)。これらのプラスミドからコー
ドされるIFN−γ融合蛋白質(アミノ酸配列は第41図参
照)に、His,His−Xa−IFN−γの名称を与えた。
〔実施例7〕 プラスミドpHis,His−Ek−IFN−γ(−8)の構築 A.基本的事項 プラスミドpHis,His−Ek−IFN−γ(−8)を構築す
るために、以下の3個のDNAフラグメントを互いに結合
させた(第24図): 1)アダプタ5(第11図)の働きにより、エンテロキナ
ーゼ(EK)の認識部位をコードする領域まで延長され
た、プロモータPN25x/0、リボゾーム結合部位RBS II,Sp
h Iおよび隣接するヒスチジンをコードする領域を含む
プラスミドpDS8/RBS II,Sph I−His,His−Xa−BamH I由
来のフラグメント(フラグメント7、第22図); 2)IFN−γ(−8)のための遺伝子を含むプラスミドp
IFN−γ(−8)由来のフラグメント(フラグメント
8、第23図);および 3)複製領域およびβ−ラクタマーゼ遺伝子を有するプ
ラスミドpDS5/RBS II,3A+5A由来のフラグメント(フラ
グメント5、第19図) 最後に命名されたフラグメントの調製は、実施例6に
述べられている。
るために、以下の3個のDNAフラグメントを互いに結合
させた(第24図): 1)アダプタ5(第11図)の働きにより、エンテロキナ
ーゼ(EK)の認識部位をコードする領域まで延長され
た、プロモータPN25x/0、リボゾーム結合部位RBS II,Sp
h Iおよび隣接するヒスチジンをコードする領域を含む
プラスミドpDS8/RBS II,Sph I−His,His−Xa−BamH I由
来のフラグメント(フラグメント7、第22図); 2)IFN−γ(−8)のための遺伝子を含むプラスミドp
IFN−γ(−8)由来のフラグメント(フラグメント
8、第23図);および 3)複製領域およびβ−ラクタマーゼ遺伝子を有するプ
ラスミドpDS5/RBS II,3A+5A由来のフラグメント(フラ
グメント5、第19図) 最後に命名されたフラグメントの調製は、実施例6に
述べられている。
B.フラグメント7の調製 4pmolのプラスミドpDS8/RBS II,Sph I−His,His−Xa
−BamH Iを、制限酵素Nae Iで開裂させた。次で、酵素
を熱不活性化させ、試料をフェノール、および次いでエ
ーテルで抽出し、DNAを前記と同様にして沈殿させた。
沈殿物を50μlのTE緩衝液中に取り出した。1.5pmolの
開裂したDNAを、30pmolのホスホリル化したアダプタ5
(第11図)および7単位のT4DNAリガーゼと共に200μl
容量においてリガーゼ緩衝液中で、14時間インキュベー
トした。酵素の熱不活性化後、DNAを制限酵素NdeIおよ
びXhoIで開裂させた。次に、酵素を熱不活性化し、試料
をフェノール、および次いでエーテルで抽出し、DNAを
前記と同様に沈殿させた。沈殿物を試料緩衝液中に取り
出し、混合物を、65℃で7分間インキュベートした。そ
の後、DNAを6%のポリアクリルアミドゲル中で分離し
た。プロモータPN25x/0、リボゾーム結合部位RBS II,Sp
h Iならびに隣接するヒスチジンおよびエンテロキナー
ゼの認識部位をコードする領域を含む0.2pmolのXho I/N
de Iラグメントを、前記と同様にしてゲルから単離し
た。このDNAフラグメントに、フラグメント7の名称を
与えた(第22図)。
−BamH Iを、制限酵素Nae Iで開裂させた。次で、酵素
を熱不活性化させ、試料をフェノール、および次いでエ
ーテルで抽出し、DNAを前記と同様にして沈殿させた。
沈殿物を50μlのTE緩衝液中に取り出した。1.5pmolの
開裂したDNAを、30pmolのホスホリル化したアダプタ5
(第11図)および7単位のT4DNAリガーゼと共に200μl
容量においてリガーゼ緩衝液中で、14時間インキュベー
トした。酵素の熱不活性化後、DNAを制限酵素NdeIおよ
びXhoIで開裂させた。次に、酵素を熱不活性化し、試料
をフェノール、および次いでエーテルで抽出し、DNAを
前記と同様に沈殿させた。沈殿物を試料緩衝液中に取り
出し、混合物を、65℃で7分間インキュベートした。そ
の後、DNAを6%のポリアクリルアミドゲル中で分離し
た。プロモータPN25x/0、リボゾーム結合部位RBS II,Sp
h Iならびに隣接するヒスチジンおよびエンテロキナー
ゼの認識部位をコードする領域を含む0.2pmolのXho I/N
de Iラグメントを、前記と同様にしてゲルから単離し
た。このDNAフラグメントに、フラグメント7の名称を
与えた(第22図)。
C.フラグメント8の調製 0.5pmolのプラスミドpIFN−γ(−8)を、制限酵素N
de IおよびXba Iで開裂させた。次いで、酵素を熱不活
性化させ、試料をフェノール、および次いでエーテルで
抽出し、DNAを前記と同様にして沈殿させた。沈殿物を
試料緩衝液中に取り出し、該混合物を、65℃で7分間イ
ンキュベートした。次に、DNAを6%のポリアクリルア
ミドゲル中で分離した。IFN−γ(−8)遺伝子、ター
ミネータt0、cat遺伝子およびターミネータT1を含む0.0
5pmolのNde I/Xba Iラグメントを、前記と同様にしてゲ
ルから単離した。このDNAフラグメントに、フラグメン
ト8の名称を与えた(第23図)。
de IおよびXba Iで開裂させた。次いで、酵素を熱不活
性化させ、試料をフェノール、および次いでエーテルで
抽出し、DNAを前記と同様にして沈殿させた。沈殿物を
試料緩衝液中に取り出し、該混合物を、65℃で7分間イ
ンキュベートした。次に、DNAを6%のポリアクリルア
ミドゲル中で分離した。IFN−γ(−8)遺伝子、ター
ミネータt0、cat遺伝子およびターミネータT1を含む0.0
5pmolのNde I/Xba Iラグメントを、前記と同様にしてゲ
ルから単離した。このDNAフラグメントに、フラグメン
ト8の名称を与えた(第23図)。
D.プラスミドpHis,His−Ek−IFN−γ(−8)の組立て 0.006pmolのフラグメント5(第19図)、0.02pmolの
フラグメント7(第22図)および0.005pmolのフラグメ
ント8(第23図)を、0.5単位のT4DNAリガーゼと共に30
μl容量のリガーゼ緩衝液中、15℃で3時間インキュベ
ートした。酵素の熱不活性化後、バッチを前記と同様に
して、プラスミドpDM I.1を含んだE.coli M15株中に形
質転換させ、形質転換混合物を100μg/mlのアンピシリ
ン、25μg/mlのカナマイシンおよび5μg/mlのクロラム
フェニコールを含んだLBプレート上に塗布した。このプ
レートを、37℃で24時間インキュベートした後、得られ
た2つの形質転換体を、100μg/mlのアンピシリン、25
μg/mlのカナマイシンおよび5μg/mlのクロラムフェニ
コールを含む10mlのLB培地中で生育させ、プラスミド
を、BirnboimおよびDolyの方法(前出文献)に従って単
離した。プラスミドを、6%ポリアクリルアミドゲル
中、制限酵素Hind III、Hinf I、Nde I、Sph I,Xba Iお
よびXho Iにより、それらの組成に関し、および0.7%ア
ガロースゲ中で、それらのサイズに関して分析した。両
者のプラスミドは、互いに正しい配向で所望の3つのDN
Aフラグメントを含んでいた。前記したと同様に行なっ
た(実施例3、F)配列分析では、リボゾーム結合部位
RBS II,Sph Iとそれに続く要素がIFN−γ(−8)遺伝
子に正しく結合されていたことを示した。これらのプラ
スミドに、pHis,His−Ek−IFN−γ(−8)の名称を与
えた(第24図)。これらのプラスミドからコードされた
IFN−γ融合蛋白質(アミノ酸配列は第42図参照)に、H
is,His−Ek−IFN−γ(−8)の名称を与えた。
フラグメント7(第22図)および0.005pmolのフラグメ
ント8(第23図)を、0.5単位のT4DNAリガーゼと共に30
μl容量のリガーゼ緩衝液中、15℃で3時間インキュベ
ートした。酵素の熱不活性化後、バッチを前記と同様に
して、プラスミドpDM I.1を含んだE.coli M15株中に形
質転換させ、形質転換混合物を100μg/mlのアンピシリ
ン、25μg/mlのカナマイシンおよび5μg/mlのクロラム
フェニコールを含んだLBプレート上に塗布した。このプ
レートを、37℃で24時間インキュベートした後、得られ
た2つの形質転換体を、100μg/mlのアンピシリン、25
μg/mlのカナマイシンおよび5μg/mlのクロラムフェニ
コールを含む10mlのLB培地中で生育させ、プラスミド
を、BirnboimおよびDolyの方法(前出文献)に従って単
離した。プラスミドを、6%ポリアクリルアミドゲル
中、制限酵素Hind III、Hinf I、Nde I、Sph I,Xba Iお
よびXho Iにより、それらの組成に関し、および0.7%ア
ガロースゲ中で、それらのサイズに関して分析した。両
者のプラスミドは、互いに正しい配向で所望の3つのDN
Aフラグメントを含んでいた。前記したと同様に行なっ
た(実施例3、F)配列分析では、リボゾーム結合部位
RBS II,Sph Iとそれに続く要素がIFN−γ(−8)遺伝
子に正しく結合されていたことを示した。これらのプラ
スミドに、pHis,His−Ek−IFN−γ(−8)の名称を与
えた(第24図)。これらのプラスミドからコードされた
IFN−γ融合蛋白質(アミノ酸配列は第42図参照)に、H
is,His−Ek−IFN−γ(−8)の名称を与えた。
[実施例8] プラスミドpHis,His−Xa−IFN−γ(−8)(Asn)の
構築 A.基本的事項 プラスミドpHis,His−Xa−IFN−γ(−8)(Asn)を
構築するために、以下の3つのDNAフラグメントを互い
に結合させた(第26図): 1)IFN−γ(−8)遺伝子を含んだプラスミドpIFN−
γ(−8)からのフラグメント(フラグメント8、第23
図、その調製方法は実施例7に述べられている); 2)上記1)に述べたフラグメントとの結合によりIFN
−γ(−8)の誘導体、IFN−γ(−8)(Asn)がコー
ドされる様に、アダプタ6(第11図)によって、延長さ
れた、プロモータPN25x/0、リボゾーム結合部位RBS II,
Sph Iおよび隣接するヒスチジンおよびファクタXaの認
識部位をコードする領域を含むプラスミドpDS8/RBS II,
Sph I−His,His−Xa−BamH I由来のフラグメント(フラ
グメント9、第25図);および 3)複製領域およびβ−ラクタマーゼのための遺伝子を
伴なうプラスミドpDS5/RBS II,3A+5A由来のフラグメン
ト(フラグメント5、第19図、その調製方法は実施例6
に述べられている) B.フラグメント9の調製 2pmolのプラスミドpDS8/RBS II,Sph I−His,His−Xa
−BamH Iを、制限酵素Nar Iで開裂させた。次で、酵素
を熱不活性化させ、試料をフェノール、および次いでエ
ーテルで抽出し、DNAを前記と同様にして沈殿させた。
沈殿物を50μlのTE緩衝液中に取り出した。1pmolの開
裂したDNAを、30pmolのホスホリル化したアダプタ6
(第11図)および5単位のT4DNAリガーゼと共に150μl
容量において、リガーゼ緩衝液中、20℃で14時間インキ
ュベートした。酵素の熱不活性化後、DNAを制限酵素Nde
IおよびXho Iで開裂させた。次に、酵素を熱不活性化
後、試料をフェノール、および次いでエーテルで抽出
し、DNAを前記したと同様にして沈殿させた。沈殿物を
試料緩衝液中に取り出し、バッチを、65℃で7分間イン
キュベートした。次で、得られたDNA混合物を、6%の
ポリアクリルアミドゲル中で分離させた。プロモータP
N25x/0、リボゾーム結合部位RBS II,Sph Iならびに隣接
するヒスチジン、ファクタXaの認識部位および酸アミノ
Asnをコードする領域を有する0.25pmolのXho I/Nde Iフ
ラグメントを、前記ゲルから単離した。このDNAフラグ
メントに、フラグメント9の名称を与えた(第25図)。
構築 A.基本的事項 プラスミドpHis,His−Xa−IFN−γ(−8)(Asn)を
構築するために、以下の3つのDNAフラグメントを互い
に結合させた(第26図): 1)IFN−γ(−8)遺伝子を含んだプラスミドpIFN−
γ(−8)からのフラグメント(フラグメント8、第23
図、その調製方法は実施例7に述べられている); 2)上記1)に述べたフラグメントとの結合によりIFN
−γ(−8)の誘導体、IFN−γ(−8)(Asn)がコー
ドされる様に、アダプタ6(第11図)によって、延長さ
れた、プロモータPN25x/0、リボゾーム結合部位RBS II,
Sph Iおよび隣接するヒスチジンおよびファクタXaの認
識部位をコードする領域を含むプラスミドpDS8/RBS II,
Sph I−His,His−Xa−BamH I由来のフラグメント(フラ
グメント9、第25図);および 3)複製領域およびβ−ラクタマーゼのための遺伝子を
伴なうプラスミドpDS5/RBS II,3A+5A由来のフラグメン
ト(フラグメント5、第19図、その調製方法は実施例6
に述べられている) B.フラグメント9の調製 2pmolのプラスミドpDS8/RBS II,Sph I−His,His−Xa
−BamH Iを、制限酵素Nar Iで開裂させた。次で、酵素
を熱不活性化させ、試料をフェノール、および次いでエ
ーテルで抽出し、DNAを前記と同様にして沈殿させた。
沈殿物を50μlのTE緩衝液中に取り出した。1pmolの開
裂したDNAを、30pmolのホスホリル化したアダプタ6
(第11図)および5単位のT4DNAリガーゼと共に150μl
容量において、リガーゼ緩衝液中、20℃で14時間インキ
ュベートした。酵素の熱不活性化後、DNAを制限酵素Nde
IおよびXho Iで開裂させた。次に、酵素を熱不活性化
後、試料をフェノール、および次いでエーテルで抽出
し、DNAを前記したと同様にして沈殿させた。沈殿物を
試料緩衝液中に取り出し、バッチを、65℃で7分間イン
キュベートした。次で、得られたDNA混合物を、6%の
ポリアクリルアミドゲル中で分離させた。プロモータP
N25x/0、リボゾーム結合部位RBS II,Sph Iならびに隣接
するヒスチジン、ファクタXaの認識部位および酸アミノ
Asnをコードする領域を有する0.25pmolのXho I/Nde Iフ
ラグメントを、前記ゲルから単離した。このDNAフラグ
メントに、フラグメント9の名称を与えた(第25図)。
C.プラスミドpHis,His−Xa−IFN−γ(−8)(Asn)の
組立て 0.006pmolのフラグメント5(第19図)、0.005pmolの
フラグメント8(第23図)および0.02pmolのフラグメン
ト9(第25図)を、30μlのリガーゼ緩衝液および0.5
単位のT4DNAリガーゼ中において、15℃で3時間インキ
ュベートした。酵素の熱不活性化後、バッチを前記と同
様にして、プラスミドpDM I,1を含んだE.coli M15株中
に形質転換させ、形質転換混合物を、100μg/mlのアン
ピシリンおよび25μg/mlのカナマイシンを含むLBプレー
ト上に塗布した。プレートを、37℃で一夜インキュベー
トした後、2つのコロニーを、前記と同様にして、100
μg/mlのアンピシリンおよび25μg/mlのカナマイシンを
含む10mlのLB培地中で生育させ、プラスミドを、Birnbo
imおよびDolyの方法(前出文献)に従って単離した。プ
ラスミドを、6%ポリアクリルアミドゲル中、制限酵素
Hind III、Hinf I,Nde I、Sph I,Xba IおよびXho Iによ
り、それらの組成に関し、および0.7%アガロースゲ中
で、それらのサイズに関して分析した。2つのプラスミ
ドの一方は、互いに正しい配向で所望の3つのDNAフラ
グメントを含んでいた。このプラスミドの配列分析を前
記したと同様に(実施例3、F)行なったところ、リボ
ゾーム結合部位RBS II,Sph Iとそれに続く要素がIFN−
γ(−8)(Asn)をコードする領域に正しく結合して
いたことを示した。このプラスミドに、pHis,His−Xa−
IFN−γ(−8)(Asn)の名称を与えた(第26図)。こ
のプラスミドからコードされるIFN−γ融合蛋白質(ア
ミノ酸配列は第43図参照)に、His,His−Xa−IFN−γ
(−8)(Asn)の名称を与えた。
組立て 0.006pmolのフラグメント5(第19図)、0.005pmolの
フラグメント8(第23図)および0.02pmolのフラグメン
ト9(第25図)を、30μlのリガーゼ緩衝液および0.5
単位のT4DNAリガーゼ中において、15℃で3時間インキ
ュベートした。酵素の熱不活性化後、バッチを前記と同
様にして、プラスミドpDM I,1を含んだE.coli M15株中
に形質転換させ、形質転換混合物を、100μg/mlのアン
ピシリンおよび25μg/mlのカナマイシンを含むLBプレー
ト上に塗布した。プレートを、37℃で一夜インキュベー
トした後、2つのコロニーを、前記と同様にして、100
μg/mlのアンピシリンおよび25μg/mlのカナマイシンを
含む10mlのLB培地中で生育させ、プラスミドを、Birnbo
imおよびDolyの方法(前出文献)に従って単離した。プ
ラスミドを、6%ポリアクリルアミドゲル中、制限酵素
Hind III、Hinf I,Nde I、Sph I,Xba IおよびXho Iによ
り、それらの組成に関し、および0.7%アガロースゲ中
で、それらのサイズに関して分析した。2つのプラスミ
ドの一方は、互いに正しい配向で所望の3つのDNAフラ
グメントを含んでいた。このプラスミドの配列分析を前
記したと同様に(実施例3、F)行なったところ、リボ
ゾーム結合部位RBS II,Sph Iとそれに続く要素がIFN−
γ(−8)(Asn)をコードする領域に正しく結合して
いたことを示した。このプラスミドに、pHis,His−Xa−
IFN−γ(−8)(Asn)の名称を与えた(第26図)。こ
のプラスミドからコードされるIFN−γ融合蛋白質(ア
ミノ酸配列は第43図参照)に、His,His−Xa−IFN−γ
(−8)(Asn)の名称を与えた。
[実施例9] プラスミドp6xHis−DHFRの構築 A.基本的事項 プラスミドp6xHis−DHFRの構築のために、以下のDNA
フラグメントを単離し、互いに結合させた(第28図): 1)プロモータN250PSN250P29およびリボゾーム結合部
位RBS IIを有し、アダプタ7(第11図)に結合されたプ
ラスミドpDS78/RBS IIのシグナルユニット(フラグメン
ト10、第27図);および 2)プラスミドpDS78/RBS IIの2つのXho I/BamH Iフラ
グメントの大きい方(第28図) B.フラグメント10の調製 2pmolのプラスミドpDS78/RBS IIを、制限酵素BamH I
で開裂させた。酵素の熱不活性化後、試料をフェノー
ル、および次いでエーテルで抽出し、DNAを前記と同様
にして沈殿させた。沈殿物を、10μlのリガーゼ緩衝液
中に溶解させた。リガーゼ緩衝液に溶解された50pmolの
ホスホリル化したアダプタ7(第27図)を、開裂させた
プラスミドに添加し、試料を2単位のリガーゼと共にイ
ンキュベートした(22℃、3時間)。リガーゼを熱不活
性化した後、試料をフェノール、および次いでエーテル
で抽出し、DNAを前記と同様にして沈殿させた。沈殿物
を溶解し、DNAを制限酵素Xho IおよびBamH Iで開裂させ
た。試料緩衝液を添加し、混合物を、65℃で7分間加熱
し、DNAを6%ポリアクリルアミドゲル中で分離した
後、前記と同様にしてプロモータN250PSN250P29、リボ
ゾーム結合部位RBS IIおよび6個のヒスチジンをコード
する領域を有するXho I/BamH Iフラグメントを単離し
た。このフラグメントに、フラグメント10の名称を与え
た(第27図)。
フラグメントを単離し、互いに結合させた(第28図): 1)プロモータN250PSN250P29およびリボゾーム結合部
位RBS IIを有し、アダプタ7(第11図)に結合されたプ
ラスミドpDS78/RBS IIのシグナルユニット(フラグメン
ト10、第27図);および 2)プラスミドpDS78/RBS IIの2つのXho I/BamH Iフラ
グメントの大きい方(第28図) B.フラグメント10の調製 2pmolのプラスミドpDS78/RBS IIを、制限酵素BamH I
で開裂させた。酵素の熱不活性化後、試料をフェノー
ル、および次いでエーテルで抽出し、DNAを前記と同様
にして沈殿させた。沈殿物を、10μlのリガーゼ緩衝液
中に溶解させた。リガーゼ緩衝液に溶解された50pmolの
ホスホリル化したアダプタ7(第27図)を、開裂させた
プラスミドに添加し、試料を2単位のリガーゼと共にイ
ンキュベートした(22℃、3時間)。リガーゼを熱不活
性化した後、試料をフェノール、および次いでエーテル
で抽出し、DNAを前記と同様にして沈殿させた。沈殿物
を溶解し、DNAを制限酵素Xho IおよびBamH Iで開裂させ
た。試料緩衝液を添加し、混合物を、65℃で7分間加熱
し、DNAを6%ポリアクリルアミドゲル中で分離した
後、前記と同様にしてプロモータN250PSN250P29、リボ
ゾーム結合部位RBS IIおよび6個のヒスチジンをコード
する領域を有するXho I/BamH Iフラグメントを単離し
た。このフラグメントに、フラグメント10の名称を与え
た(第27図)。
C.プラスミドpDS78/RBS IIのBamH I/Xho Iフラグメント
の調製 2pmolのプラスミドpDS78/RBS IIを、制限酵素Xho Iお
よびBamH Iで開裂させた。試料を調製し、ゲル電気泳動
にかけた後、複製領域を含むフラグメントを単離した
(第28図)。
の調製 2pmolのプラスミドpDS78/RBS IIを、制限酵素Xho Iお
よびBamH Iで開裂させた。試料を調製し、ゲル電気泳動
にかけた後、複製領域を含むフラグメントを単離した
(第28図)。
D.プラスミドp6xHis−DHFRの組立て それぞれ0.1pmolの特定したフラグメントを、2単位
のT4DNAリガーゼと共にリガーゼ緩衝液中でインキュベ
ートした(22℃、3時間)。酵素の熱不活性化後、混合
物を前記と同様にして、プラスミドpDM I,1を含んだE.c
oli M15株中に形質転換し、形質転換混合物を、100μg/
mlのアンピシリンおよび25μg/mlのカナマイシンを含ん
だLB寒天プレート上に塗布し、プレートを、37℃で一夜
インキュベートした。各々のコロニーを前記と同様の10
mlのLB培地中で生育させ、プラスミドをBirnboimおよび
Dolyの方法(前出文献)によって単離した。酵素Xho I
およびBamH Iを用いた制限酵素分析は、プラスミドが2
つの所望のフラグメントを含んだいたことを示した。前
記と同様にして(実施例3、E)、配列分析を行ない、
アダプタ7がリボゾーム結合部位に正しく結合していた
ことを確認した。DHFR融合蛋白質(His)6−mDHFRをコー
ドするこれらのプラスミドに、p6xHis−DHFRの名称を与
えた(第28図)。
のT4DNAリガーゼと共にリガーゼ緩衝液中でインキュベ
ートした(22℃、3時間)。酵素の熱不活性化後、混合
物を前記と同様にして、プラスミドpDM I,1を含んだE.c
oli M15株中に形質転換し、形質転換混合物を、100μg/
mlのアンピシリンおよび25μg/mlのカナマイシンを含ん
だLB寒天プレート上に塗布し、プレートを、37℃で一夜
インキュベートした。各々のコロニーを前記と同様の10
mlのLB培地中で生育させ、プラスミドをBirnboimおよび
Dolyの方法(前出文献)によって単離した。酵素Xho I
およびBamH Iを用いた制限酵素分析は、プラスミドが2
つの所望のフラグメントを含んだいたことを示した。前
記と同様にして(実施例3、E)、配列分析を行ない、
アダプタ7がリボゾーム結合部位に正しく結合していた
ことを確認した。DHFR融合蛋白質(His)6−mDHFRをコー
ドするこれらのプラスミドに、p6xHis−DHFRの名称を与
えた(第28図)。
[実施例10] プラスミドp4xHis−DHFRの構築 プラスミドp4xHis−DHFRの構築を、プラスミドp6xHis
−DHFRの構築と同様にして(実施例9)行ない、以下の
フラグメントを単離し、結合させた(第30図): 1)プロモータN250PSN250P29およびリボゾーム結合部
位RBS IIを持ち、アダプタ8(第11図)に結合されてい
るプラスミドpDS78/RBS IIのシグナルユニット(フラグ
メント11、第29図);および 2)プラスミドpDS78/RBS II(第30図)の2つのXho I/
BamH Iフラグメントの大きい方 得られたプラスミドp4xHis−DHFRは、DHFR融合蛋白質
(His)4−mDHFRをコードする。
−DHFRの構築と同様にして(実施例9)行ない、以下の
フラグメントを単離し、結合させた(第30図): 1)プロモータN250PSN250P29およびリボゾーム結合部
位RBS IIを持ち、アダプタ8(第11図)に結合されてい
るプラスミドpDS78/RBS IIのシグナルユニット(フラグ
メント11、第29図);および 2)プラスミドpDS78/RBS II(第30図)の2つのXho I/
BamH Iフラグメントの大きい方 得られたプラスミドp4xHis−DHFRは、DHFR融合蛋白質
(His)4−mDHFRをコードする。
[実施例11] プラスミドpRBS II−6xHisの構築 A.基本的事項 プラスミドpRBS II−6xHisの構築のために、以下のDN
Aフラグメントを単離し、互いに結合させた(第32
図): 1)ターミネータt0、cat遺伝子およびターミネータT1
を有し、アダプタ9(6個のヒスチジンをコードする)
によって延長されているプラスミドpDS56/RBS IIからの
領域(フラグメント12、第31図);および 2)複製領域、bla遺伝子、プロモータN250PSN250P29お
よびリボゾーム結合部位RBS IIを有するプラスミドpDS5
6/RBS IIからのXba I/BamH Iフラグメント(第32図) B.フラグメント12の調製 2pmolのプラスミドpDS56/RBS IIを、制限酵素Hind II
で開裂させた。試料を調製後、50pmolのホスホリル化し
たアダプタ9を、開裂したプラスミドに添加し、試料を
前記したと同様にしてT4DNAリガーゼと共にインキュベ
ートした。この連結バッチを行なった後、DNAを、制限
酵素BamH IおよびXba Iで開裂させ、前記と同様にし
て、6個のヒスチジンをコードする領域、ターミネータ
to、cat遺伝子およびターミネータてT1を有するBamH I/
Xba Iフラグメントを単離した。このフラグメントに、
フラグメント12の名称を与えた(第31図)。
Aフラグメントを単離し、互いに結合させた(第32
図): 1)ターミネータt0、cat遺伝子およびターミネータT1
を有し、アダプタ9(6個のヒスチジンをコードする)
によって延長されているプラスミドpDS56/RBS IIからの
領域(フラグメント12、第31図);および 2)複製領域、bla遺伝子、プロモータN250PSN250P29お
よびリボゾーム結合部位RBS IIを有するプラスミドpDS5
6/RBS IIからのXba I/BamH Iフラグメント(第32図) B.フラグメント12の調製 2pmolのプラスミドpDS56/RBS IIを、制限酵素Hind II
で開裂させた。試料を調製後、50pmolのホスホリル化し
たアダプタ9を、開裂したプラスミドに添加し、試料を
前記したと同様にしてT4DNAリガーゼと共にインキュベ
ートした。この連結バッチを行なった後、DNAを、制限
酵素BamH IおよびXba Iで開裂させ、前記と同様にし
て、6個のヒスチジンをコードする領域、ターミネータ
to、cat遺伝子およびターミネータてT1を有するBamH I/
Xba Iフラグメントを単離した。このフラグメントに、
フラグメント12の名称を与えた(第31図)。
C.プラスミドpDS56/RBS IIのXba I/BamH Iフラグメント
の調製 2pmolのプラスミドpDS56/RBS IIを、制限酵素Xba Iお
よびBamH Iで開裂させ、複製領域、bla遺伝子、プロモ
ータN250PSN250P29およびリボゾーム結合部位RBS IIを
有するフラグメントを前記と同様にして単離した(第32
図)。
の調製 2pmolのプラスミドpDS56/RBS IIを、制限酵素Xba Iお
よびBamH Iで開裂させ、複製領域、bla遺伝子、プロモ
ータN250PSN250P29およびリボゾーム結合部位RBS IIを
有するフラグメントを前記と同様にして単離した(第32
図)。
D.プラスミドpRBS II−6xHisの組立て 各々0.1pmolの単離したフラグメントを、前記と同様
にして(実施例9、D)連結させ、次いで、E.coli M15
株(pDM,1)中に形質転換させた。塗布およびインキュ
ベート(実施例9、D)後、各々のコロニーを、前記と
同様にして10mlの培地中で生育させ、プラスミドをBirn
boimおよびDolyの方法(前出文献)に従って単離した。
酵素BamH IおよびXba Iを用いて制限酵素分析は、プラ
スミドが2つの所望のフラグメントを含んでいたことを
示した。配列分析(実施例3、E)によって、アダプタ
9がプラスミドDNA中に正しく導入されていたことを確
認した。これらのプラスミドに、pRBS II,6xHisの名称
を与えた。
にして(実施例9、D)連結させ、次いで、E.coli M15
株(pDM,1)中に形質転換させた。塗布およびインキュ
ベート(実施例9、D)後、各々のコロニーを、前記と
同様にして10mlの培地中で生育させ、プラスミドをBirn
boimおよびDolyの方法(前出文献)に従って単離した。
酵素BamH IおよびXba Iを用いて制限酵素分析は、プラ
スミドが2つの所望のフラグメントを含んでいたことを
示した。配列分析(実施例3、E)によって、アダプタ
9がプラスミドDNA中に正しく導入されていたことを確
認した。これらのプラスミドに、pRBS II,6xHisの名称
を与えた。
[実施例12] プラスミドpRBS II−4xHisの構築 プラスミドpRBS II−4xHisの構築を、プラスミドpRBS
II−6xHisの構築(実施例11)と同様にして行ない、以
下のDNAフラグメントを単離し、互いに結合させた(第3
4図): 1)ターミネータto、cat遺伝子およびターミネータてT
1を有し、アダプタ10(4つのヒスチジンをコードす
る)によって延長されたプラスミドpDS56/RBS IIからの
領域(フラグメント13、第33図)および 2)複製領域、b1a遺伝子、プロモータN250PSN250P29お
よびリボゾーム結合部位pRBS Iを有するプラスミドpDS5
6/RBS IIからのXba I/BamH Iフラグメント(第34図)。
II−6xHisの構築(実施例11)と同様にして行ない、以
下のDNAフラグメントを単離し、互いに結合させた(第3
4図): 1)ターミネータto、cat遺伝子およびターミネータてT
1を有し、アダプタ10(4つのヒスチジンをコードす
る)によって延長されたプラスミドpDS56/RBS IIからの
領域(フラグメント13、第33図)および 2)複製領域、b1a遺伝子、プロモータN250PSN250P29お
よびリボゾーム結合部位pRBS Iを有するプラスミドpDS5
6/RBS IIからのXba I/BamH Iフラグメント(第34図)。
[実施例13] プラスミドpRBS II−2xHisの構築 プラスミドpRBS II−2xHisの構築を、プラスミドpRBS
II−6xHisの構築(実施例11)と同様にして行ない、以
下のDNAフラグメントを単離し、互いに結合させた(第3
6図): 1)ターミネータto、cat遺伝子およびターミネータT1
を有し、アダプタ11(2つのヒスチジンをコードする)
によって延長されたプラスミドpDS56/RBS IIからの領域
(フラグメント14、第35図)および 2)複製領域、bla遺伝子、プロモータN250PSN250P29お
よびリボゾーム結合部位pRBS IIを有するプラスミドpDS
56/RBS IIからのXba I/BamH Iフラグメント(第36
図)。
II−6xHisの構築(実施例11)と同様にして行ない、以
下のDNAフラグメントを単離し、互いに結合させた(第3
6図): 1)ターミネータto、cat遺伝子およびターミネータT1
を有し、アダプタ11(2つのヒスチジンをコードする)
によって延長されたプラスミドpDS56/RBS IIからの領域
(フラグメント14、第35図)および 2)複製領域、bla遺伝子、プロモータN250PSN250P29お
よびリボゾーム結合部位pRBS IIを有するプラスミドpDS
56/RBS IIからのXba I/BamH Iフラグメント(第36
図)。
[実施例14] プラスミドpDHFR−6xHisの構築 A.基本的事項 プラスミドpDHFR−6xHisの構築のために、以下のDNA
フラグメントを単離し、互いに結合させた(第37図)。
フラグメントを単離し、互いに結合させた(第37図)。
1)複製領域、bla遺伝子、プロモータN250PSN250P29、
リボゾーム結合部位RBS IIおよびdhfr遺伝子を有するプ
ラスミドpDS78/RBS IIからのXba I/Bg1 IIフラグメント
および 2)6つのヒスチジンをコードする領域、ターミネータ
to、cat遺伝子およびターミネータT1を有するプラスミ
ドpRBS II−6xHisからのBgl II/xBA Iフラグメント 得られたプラスミドpDHFR−6xHisは、dhfr融合蛋白質
Met−mDHFR−(HIS)6をコードする。
リボゾーム結合部位RBS IIおよびdhfr遺伝子を有するプ
ラスミドpDS78/RBS IIからのXba I/Bg1 IIフラグメント
および 2)6つのヒスチジンをコードする領域、ターミネータ
to、cat遺伝子およびターミネータT1を有するプラスミ
ドpRBS II−6xHisからのBgl II/xBA Iフラグメント 得られたプラスミドpDHFR−6xHisは、dhfr融合蛋白質
Met−mDHFR−(HIS)6をコードする。
B.プラスミドpDS78/RBS IIのXba I/Bg1 IIフラグメント
の調製 2pmolのプラスミドpDS78/RBS IIを、制限酵素Xba Iお
よびBg1 IIを用いて開裂させた。試料を調製後、前記と
同様にして、複製領域、bla遺伝子、プロモータN250PSN
250P29、リボゾーム結合部位RBS IIおよびdhfr遺伝子を
有するXba I/Bgl IIフラグメントを単離した。
の調製 2pmolのプラスミドpDS78/RBS IIを、制限酵素Xba Iお
よびBg1 IIを用いて開裂させた。試料を調製後、前記と
同様にして、複製領域、bla遺伝子、プロモータN250PSN
250P29、リボゾーム結合部位RBS IIおよびdhfr遺伝子を
有するXba I/Bgl IIフラグメントを単離した。
C.プラスミドpRBS II−6xHisのBgl IIxba Iフラグメン
トの調製 2pmolのプラスミドpRBS II−6sxHisを制限酵素Bgl II
およびxBa Iを用いて開裂させた。試料を調製後、前記
と同様にして、6つのヒスチジンをコードする領域、タ
ーミネータto、cat遺伝子およびターミネータT1を有す
るBgl II/Xba Iフラグメントを単離した。
トの調製 2pmolのプラスミドpRBS II−6sxHisを制限酵素Bgl II
およびxBa Iを用いて開裂させた。試料を調製後、前記
と同様にして、6つのヒスチジンをコードする領域、タ
ーミネータto、cat遺伝子およびターミネータT1を有す
るBgl II/Xba Iフラグメントを単離した。
D.プラスミドpDHFR−6xHisの組立て それぞれ0.1pmolの単離されたフラグメントを、前記
と同様にして(実施例9、D)連結させ、E.coli M15株
(pDMI,1)中に形質転換させた。塗布およびインキュベ
ート(実施例9、D)後、各々のコロニーを、10mlの前
記培地中で生育させ、プラスミドをBirnboimおよびDoly
の方法(前出文献)に従って単離した。酵素Xba Iおよ
びBgl IIを用いた制限酵素分析は、2つのフラグメント
が、所望の様式で互いに結合していたことを示した。こ
れらのフラグメントに、pDHFR−6xHisの名称を与えた。
と同様にして(実施例9、D)連結させ、E.coli M15株
(pDMI,1)中に形質転換させた。塗布およびインキュベ
ート(実施例9、D)後、各々のコロニーを、10mlの前
記培地中で生育させ、プラスミドをBirnboimおよびDoly
の方法(前出文献)に従って単離した。酵素Xba Iおよ
びBgl IIを用いた制限酵素分析は、2つのフラグメント
が、所望の様式で互いに結合していたことを示した。こ
れらのフラグメントに、pDHFR−6xHisの名称を与えた。
[実施例15] プラスミドpDHFR−2xHisの構築 DHFR融合蛋白質Met−mDHFR(His)2をコードするプラス
ミドpDHFR−2xHisの構築を、プラスミドpDHFR−6xHis
(実施例14)の構築と同様にして行ない、以下のDNAフ
ラグメントを単離し、互いに結合、させた(第38図): 1)複製領域、bla遺伝子、プロモータN250PSN250P29、
リボゾーム結合部位RBS IIおよびdhfr遺伝子を有するプ
ラスミドおよび 2)2つのヒスチジンをコードする領域、ターミネータ
to、cat遺伝子およびターミネータT1を有するプラスミ
ドpRBS II−2xHisからのBgI II/XBa Iフラグメント。
ミドpDHFR−2xHisの構築を、プラスミドpDHFR−6xHis
(実施例14)の構築と同様にして行ない、以下のDNAフ
ラグメントを単離し、互いに結合、させた(第38図): 1)複製領域、bla遺伝子、プロモータN250PSN250P29、
リボゾーム結合部位RBS IIおよびdhfr遺伝子を有するプ
ラスミドおよび 2)2つのヒスチジンをコードする領域、ターミネータ
to、cat遺伝子およびターミネータT1を有するプラスミ
ドpRBS II−2xHisからのBgI II/XBa Iフラグメント。
[実施例16] プラスミドp4xHis−DHFR−4xHisの構築 DHFR融合蛋白質(His)4−mDHFR−(His)4をコードする
プラスミドp4xHis−DHFR−4xHisの構築を、プラスミドp
DHFR−6xHisの構築(実施例14)と同様にして行ない、
以下のDNAフラグメントを単離し、互いに結合させた
(第39図): 1)複製領域、b1a遺伝子、プロモータN250PSN250P29、
リボゾーム結合部位RBS II,4xHisおよびdhfr遺伝子を有
するプラスミドp4xHis−DHFRからのXba I/Bgl IIフラグ
メントおよび 2)4つのヒスチジンをコードする領域、ターミネータ
to、cat遺伝子およびターミネータT1を有するプラスミ
ドpRBS II−4xHisからのBg1 II/XBa Iフラグメント。
プラスミドp4xHis−DHFR−4xHisの構築を、プラスミドp
DHFR−6xHisの構築(実施例14)と同様にして行ない、
以下のDNAフラグメントを単離し、互いに結合させた
(第39図): 1)複製領域、b1a遺伝子、プロモータN250PSN250P29、
リボゾーム結合部位RBS II,4xHisおよびdhfr遺伝子を有
するプラスミドp4xHis−DHFRからのXba I/Bgl IIフラグ
メントおよび 2)4つのヒスチジンをコードする領域、ターミネータ
to、cat遺伝子およびターミネータT1を有するプラスミ
ドpRBS II−4xHisからのBg1 II/XBa Iフラグメント。
[実施例17] NTA樹脂の調製 41.7gのブロム酢酸を、150mlの2N水酸化ナトリウム溶
液に溶解し、0℃に冷却した。これに42gのNε−Z−
L−リジンを225mlの2N水酸化ナトリウム溶液に溶解し
た溶液を撹拌しながら0℃でゆっくり滴下した。2時間
後冷却を止め、混合物を一夜撹拌した。反応混合物を、
50℃で2時間保ち、次いで、450mlの1N塩酸を添加し
た。混合物を冷却した後、分離された結晶を濾別した。
生成物を1N水酸化ナトリウム溶液に溶解し、同量の1N塩
酸で再沈殿させ、濾別した。白色結晶、m.p.172−174℃
(分解)、〔α〕D=+9.9°(c=1:0.1N NaOH)のN
−〔5−ベンゾイルオキシカルボニルアミノ−1−カル
ボキシペンチル〕−イミノジ酢酸40gを得た。
液に溶解し、0℃に冷却した。これに42gのNε−Z−
L−リジンを225mlの2N水酸化ナトリウム溶液に溶解し
た溶液を撹拌しながら0℃でゆっくり滴下した。2時間
後冷却を止め、混合物を一夜撹拌した。反応混合物を、
50℃で2時間保ち、次いで、450mlの1N塩酸を添加し
た。混合物を冷却した後、分離された結晶を濾別した。
生成物を1N水酸化ナトリウム溶液に溶解し、同量の1N塩
酸で再沈殿させ、濾別した。白色結晶、m.p.172−174℃
(分解)、〔α〕D=+9.9°(c=1:0.1N NaOH)のN
−〔5−ベンゾイルオキシカルボニルアミノ−1−カル
ボキシペンチル〕−イミノジ酢酸40gを得た。
得られた7.9gのリジン誘導体を、49mlの1N水酸化ナト
リウム溶液に溶解し、スパチュラの先一杯分の5%Pd/C
を添加後、室温、常圧下で水素添加した。触媒を識別
し、濾液を蒸発させた。6.2gのN−〔5−アミノ−1−
カルボキシペンチル〕−イミノジ酢酸を得、その構造
は、NH2(CH2)4-CH(COOH)-N-(CH2COOH)2であることをNMR
スペクトルによって確認した。
リウム溶液に溶解し、スパチュラの先一杯分の5%Pd/C
を添加後、室温、常圧下で水素添加した。触媒を識別
し、濾液を蒸発させた。6.2gのN−〔5−アミノ−1−
カルボキシペンチル〕−イミノジ酢酸を得、その構造
は、NH2(CH2)4-CH(COOH)-N-(CH2COOH)2であることをNMR
スペクトルによって確認した。
100mlのセファロース(Sepharose )CL−6B(ファル
マシア製)(架橋アガロースを約6%含む、直径45〜16
5μmのビーズ状ゲル)を、ガラス吸引濾過器上で、約6
00mlの水で2回洗浄し、次いで500ml丸フラスコ中、30
℃で4時間、16mlの4N水酸化ナトリウム溶液および8.22
mlのエピブロムヒドリンと反応させた。反応混合物の全
量は200mlであった。次いで活性化されたセファロース
を濾別し、水で中性洗浄し、反応容器に戻した。6.5gの
N−〔5−アミノ−1−カルボキシペンチル〕−イミノ
ジ酢酸を50mlの水に溶解し、10.6gの固体炭酸ナトリウ
ムと共に活性化されたセファロースに添加した。混合物
を、60℃で一夜ゆっくりと撹拌した。次いで、式〔セフ
ァロース(Sepharose CL−6B〕−O−CH2−CH(OH)−
CH2−NH−(CH2)4−CH(COOH)−N−(CH2COOH)2(NTA樹
脂)を有する得られたキレート樹脂を、クロマトグラフ
ィーカラム中で順次、500mlの水、100mlのNiSO4・6H2O
(2重量%)水溶液、200mlの水、200mlの0.2M酢酸(0.
2M NaClおよび0.1重量/容器%トゥイーン20含有)およ
び200mlの水で洗浄した。式〔セファロース(Sepharose
)CL−6B〕−O−CH2−CH(OH)−CH2−NH−(CH2)4−
CH(COOH)−N−(CH2COO-)2Ni2+の得られたキレート樹
脂中のニッケルイオン濃度は約7.1マイクロモル/mlであ
った。
マシア製)(架橋アガロースを約6%含む、直径45〜16
5μmのビーズ状ゲル)を、ガラス吸引濾過器上で、約6
00mlの水で2回洗浄し、次いで500ml丸フラスコ中、30
℃で4時間、16mlの4N水酸化ナトリウム溶液および8.22
mlのエピブロムヒドリンと反応させた。反応混合物の全
量は200mlであった。次いで活性化されたセファロース
を濾別し、水で中性洗浄し、反応容器に戻した。6.5gの
N−〔5−アミノ−1−カルボキシペンチル〕−イミノ
ジ酢酸を50mlの水に溶解し、10.6gの固体炭酸ナトリウ
ムと共に活性化されたセファロースに添加した。混合物
を、60℃で一夜ゆっくりと撹拌した。次いで、式〔セフ
ァロース(Sepharose CL−6B〕−O−CH2−CH(OH)−
CH2−NH−(CH2)4−CH(COOH)−N−(CH2COOH)2(NTA樹
脂)を有する得られたキレート樹脂を、クロマトグラフ
ィーカラム中で順次、500mlの水、100mlのNiSO4・6H2O
(2重量%)水溶液、200mlの水、200mlの0.2M酢酸(0.
2M NaClおよび0.1重量/容器%トゥイーン20含有)およ
び200mlの水で洗浄した。式〔セファロース(Sepharose
)CL−6B〕−O−CH2−CH(OH)−CH2−NH−(CH2)4−
CH(COOH)−N−(CH2COO-)2Ni2+の得られたキレート樹
脂中のニッケルイオン濃度は約7.1マイクロモル/mlであ
った。
[実施例18] 精製IFN−γを用いる金属キレート親和性クロマトグラ
フィー カラム(直径1.6cm、長さ7.0cm)に、式〔セファロー
ス(Sepharose )CL−6B〕−O−CH2−CH(OH)−CH2
−NH−(CH2)4−CH(COOH)−N(CH2COOH)2(NTA樹脂)の
金属を含まないキレート樹脂を充填し、該樹脂をカラム
の3倍容量の0.1M NiSO4・5H2Oですすいでニッケル型に
し、次いで、カラムの3倍容量の0.2M酢酸で洗浄した。
次いで、この樹脂を0.1Mトリス・HCL緩衝液(pH7.5)お
よび0.5M NaClで平衡化した(それぞれの流速:60ml/時
間)。
フィー カラム(直径1.6cm、長さ7.0cm)に、式〔セファロー
ス(Sepharose )CL−6B〕−O−CH2−CH(OH)−CH2
−NH−(CH2)4−CH(COOH)−N(CH2COOH)2(NTA樹脂)の
金属を含まないキレート樹脂を充填し、該樹脂をカラム
の3倍容量の0.1M NiSO4・5H2Oですすいでニッケル型に
し、次いで、カラムの3倍容量の0.2M酢酸で洗浄した。
次いで、この樹脂を0.1Mトリス・HCL緩衝液(pH7.5)お
よび0.5M NaClで平衡化した(それぞれの流速:60ml/時
間)。
1mgの精製IFN−γ(実施例3、アミノ酸配列は第40図
参照)を、3mlの平衡緩衝液中に取りカラムにかけた。
酵素免疫検定法〔Gallati,H.,J.Clin.Chem.Clin.Bioche
m.20.907−914(1982)〕によって、2種の内部蛋白質
構造要素Gly−His−SerおよびI1e−His−Gluにもかかわ
らず、NTAカラムへの結合が起こらなかったことが分っ
た。
参照)を、3mlの平衡緩衝液中に取りカラムにかけた。
酵素免疫検定法〔Gallati,H.,J.Clin.Chem.Clin.Bioche
m.20.907−914(1982)〕によって、2種の内部蛋白質
構造要素Gly−His−SerおよびI1e−His−Gluにもかかわ
らず、NTAカラムへの結合が起こらなかったことが分っ
た。
[実施例19] NTA樹脂によるHis,His−Xa−IFN−γの精製 プラスミドpDM I,1およびpHis、His−Xa−IFN−γを
含むE.coli M15細胞(実施例6)を、100μg/mlのアン
ピシリンおよび25μg/mlのカナマイシンを含む1のLB
培地中、37℃で、OD600=0.6の光学密度になるまで生育
させた。次いでIPTGを添加し(最終濃度0.5mM)、細胞
をさらに4時間インキュベートした。続いて、細胞を、
遠心分離(4000×g、10分間、4℃)によって培地から
分離し(5g湿重量)、15mlの7Mグアニジン・HClおよび
0.01M硼酸ナトリウム(pH8)(1時間、4℃、磁気撹拌
機)で抽出した。
含むE.coli M15細胞(実施例6)を、100μg/mlのアン
ピシリンおよび25μg/mlのカナマイシンを含む1のLB
培地中、37℃で、OD600=0.6の光学密度になるまで生育
させた。次いでIPTGを添加し(最終濃度0.5mM)、細胞
をさらに4時間インキュベートした。続いて、細胞を、
遠心分離(4000×g、10分間、4℃)によって培地から
分離し(5g湿重量)、15mlの7Mグアニジン・HClおよび
0.01M硼酸ナトリウム(pH8)(1時間、4℃、磁気撹拌
機)で抽出した。
かくして得られた粗抽出液を遠心分離し(10,000×
g、15分、4℃)、上澄みを10倍容量の0.1Mトリス・HC
l緩衝液(pH7.5)および0.5M NaClで希釈し、再び遠心
分離し(10,000×g、15分、4℃)、実施例18で述べた
と同一のNTAカラムにポンプで送った。次いでカラム
を、UV検出器(280mm)が再び基底値を示すまで平衡緩
衝液で洗浄した。His,His−Xa−IFN−γの溶出は、pH値
を5.5に低下させることによって行なった。酵素免疫検
定法〔Gallati,H.、前出文献〕によってこの蛋白質が定
量的にNTAカラムに吸着し、pH値を低下させることによ
ってのみ溶出されることが分った。SDS−ポリアクリル
アミドゲル電気泳動およびRP−18HPLCによって、得られ
た蛋白質は、純粋なHis,His−Xa−IFN−γ(純度>90
%)であることが分った。Edman分解によって、期待し
たアミノ末端配列Met−His−His−Ala−Gly−Ile−Glu
−Gly−Arg−Gln・・・を確認した。
g、15分、4℃)、上澄みを10倍容量の0.1Mトリス・HC
l緩衝液(pH7.5)および0.5M NaClで希釈し、再び遠心
分離し(10,000×g、15分、4℃)、実施例18で述べた
と同一のNTAカラムにポンプで送った。次いでカラム
を、UV検出器(280mm)が再び基底値を示すまで平衡緩
衝液で洗浄した。His,His−Xa−IFN−γの溶出は、pH値
を5.5に低下させることによって行なった。酵素免疫検
定法〔Gallati,H.、前出文献〕によってこの蛋白質が定
量的にNTAカラムに吸着し、pH値を低下させることによ
ってのみ溶出されることが分った。SDS−ポリアクリル
アミドゲル電気泳動およびRP−18HPLCによって、得られ
た蛋白質は、純粋なHis,His−Xa−IFN−γ(純度>90
%)であることが分った。Edman分解によって、期待し
たアミノ末端配列Met−His−His−Ala−Gly−Ile−Glu
−Gly−Arg−Gln・・・を確認した。
[実施例20] NTA樹脂によるHis,His−Ek−IFN−γの精製 実施例19と同様の方法によって、His,His−Ek−IFN−
γ(−8)(実施例7)を、E.coli中に発現させ、抽出
しおよびNTAカラムを通じて精製した。この融合蛋白質
は、またpH7.5でNTAカラムに結合し、pH値を5.5に低下
させることによって純粋な形態(純度>90%)で溶出さ
れた。Edman分解によって、期待した配列Met−His−His
−Ala−Gly−Asp−Asp−Asp−Asp−Lys−Gln・・・を確
認した。
γ(−8)(実施例7)を、E.coli中に発現させ、抽出
しおよびNTAカラムを通じて精製した。この融合蛋白質
は、またpH7.5でNTAカラムに結合し、pH値を5.5に低下
させることによって純粋な形態(純度>90%)で溶出さ
れた。Edman分解によって、期待した配列Met−His−His
−Ala−Gly−Asp−Asp−Asp−Asp−Lys−Gln・・・を確
認した。
[実施例21] NTA樹脂によるHis,His−Xa−IFN−γ(−8)(Asn)の
精製 実施例19と同様の方法によって、His,His−Xa−IFN−
γ−(−8)(Asn)(実施例8)を、E.coli中に発現
させ、抽出しおよびNTAカラムを通じて精製した。この
蛋白質をまたpH7.5でNTAカラムに結合させ、pH値を5.5
に低下させることによって純粋な形態(純度>90%)で
溶出した。
精製 実施例19と同様の方法によって、His,His−Xa−IFN−
γ−(−8)(Asn)(実施例8)を、E.coli中に発現
させ、抽出しおよびNTAカラムを通じて精製した。この
蛋白質をまたpH7.5でNTAカラムに結合させ、pH値を5.5
に低下させることによって純粋な形態(純度>90%)で
溶出した。
1mgのかくして得られたHis−His−Xa−IFN−γ(−
8)(Asn)を0.1Mトリス・HCl(pH7.5)、0.5M NaClお
よび1mM CaCl2に対して透析させた。透析物(5ml)を、
100μl(=1U)の凝結ファクターXa(ベーリンガー/
マンハイム製)で処理し、22℃で16時間インキュベート
した。His,His−親和性ペプチドの酵素的分解を、SDS−
ポリアクリルアミドゲル電気泳動によって決定した。
8)(Asn)を0.1Mトリス・HCl(pH7.5)、0.5M NaClお
よび1mM CaCl2に対して透析させた。透析物(5ml)を、
100μl(=1U)の凝結ファクターXa(ベーリンガー/
マンハイム製)で処理し、22℃で16時間インキュベート
した。His,His−親和性ペプチドの酵素的分解を、SDS−
ポリアクリルアミドゲル電気泳動によって決定した。
塩類、ウシ血清アルブミン(市販ファクタXa製品の成
分)およびファクタXaを分離するために、インキュベー
ト混合物を、まず、水に対して透析し、次に凍結乾燥さ
せ、続いてRP−18 HPLCカラム(Brownlee LabsからのNu
cleosil、5C18カラム、0.1%のトリフルオロ酢酸に対し
て作用、アセトニトリルによる勾配、流速1ml/分)上で
クロマトグラフィーにかけた。次に得られた精製蛋白質
から溶媒を除去し、Edman分解に付した。
分)およびファクタXaを分離するために、インキュベー
ト混合物を、まず、水に対して透析し、次に凍結乾燥さ
せ、続いてRP−18 HPLCカラム(Brownlee LabsからのNu
cleosil、5C18カラム、0.1%のトリフルオロ酢酸に対し
て作用、アセトニトリルによる勾配、流速1ml/分)上で
クロマトグラフィーにかけた。次に得られた精製蛋白質
から溶媒を除去し、Edman分解に付した。
期待したアミノ末端配列Gln−Asn−Pro−Tyr・・・が
この方法によって確認された。
この方法によって確認された。
この実験は、His−His−Xa−IFN−γ(−8)(Asn)
のNH2末端に於ける親和性配列が、金属キレート親和性
クロマトグラフィー後、はっきりと開裂され得ることを
示す。
のNH2末端に於ける親和性配列が、金属キレート親和性
クロマトグラフィー後、はっきりと開裂され得ることを
示す。
[実施例22] 6Mグアニジン・HCl中のNTA樹脂による(His)6−mDHFRの
精製 実施例19と同様の方法によって、(His)6−mDHFR(実
施例9)をE.coli中に発現させた。該細胞を0.1Mリン酸
ナトリウム緩衝液(pH8.0)中の6Mグアニジン・HClで抽
出した(1gの細胞に対して5mlの緩衝液、1時間、22
℃、磁気撹拌機)。かくして調製した粗抽出物を、続い
て遠心分離し、上澄み液を実施例18で述べたと同一のNT
Aカラムにポンプで送った。使用された緩衝液を除き、
実施例19と同様にして、クロマトグラフィーを行なっ
た。使用した緩衝液は、それぞれの場合、以下のpH値を
有する0.1Mリン酸ナトリウム緩衝液中に6Mグアニジン・
HClを含んでいた。蛋白質を適用するためにpH8.0、非結
合E.coli蛋白質を洗出するためにpH6.0および(His)6−m
DHFRを溶出するためにpH4.5.得られた溶出液を水に対し
て透析し、次いで凍結乾燥した。SDS−ポリアクリルア
ミドゲル電気泳動によって、得られた蛋白質は純粋な(H
is)6−mDHFR(純度>90%)であることが分った。Edman
分解によって、期待した配列Met−Arg−Gly−Ser−His
−His−His−His−His−His−Gly−Ser−Ile−Met・・
・を確認した。
精製 実施例19と同様の方法によって、(His)6−mDHFR(実
施例9)をE.coli中に発現させた。該細胞を0.1Mリン酸
ナトリウム緩衝液(pH8.0)中の6Mグアニジン・HClで抽
出した(1gの細胞に対して5mlの緩衝液、1時間、22
℃、磁気撹拌機)。かくして調製した粗抽出物を、続い
て遠心分離し、上澄み液を実施例18で述べたと同一のNT
Aカラムにポンプで送った。使用された緩衝液を除き、
実施例19と同様にして、クロマトグラフィーを行なっ
た。使用した緩衝液は、それぞれの場合、以下のpH値を
有する0.1Mリン酸ナトリウム緩衝液中に6Mグアニジン・
HClを含んでいた。蛋白質を適用するためにpH8.0、非結
合E.coli蛋白質を洗出するためにpH6.0および(His)6−m
DHFRを溶出するためにpH4.5.得られた溶出液を水に対し
て透析し、次いで凍結乾燥した。SDS−ポリアクリルア
ミドゲル電気泳動によって、得られた蛋白質は純粋な(H
is)6−mDHFR(純度>90%)であることが分った。Edman
分解によって、期待した配列Met−Arg−Gly−Ser−His
−His−His−His−His−His−Gly−Ser−Ile−Met・・
・を確認した。
〔実施例23〕 6Mグアニジン・HCl中のNTA樹脂による(His)4−mDHFR−
(His)4の精製 実施例19と同様の方法によって、(His)4−mDHFR−(Hi
s)4(実施例16)を、E.coli中に発現させ、抽出しおよ
びNTAカラムを通じて精製した。実施例22において使用
した段階勾配の代わりに直線pH勾配溶出を使用した(pH
8.0−pH4.0、2時間)。(His)4−mDHFR−(His)4融合蛋
白質はpH4.9で溶出され、少なくとも90%の純度を有し
ていた。
(His)4の精製 実施例19と同様の方法によって、(His)4−mDHFR−(Hi
s)4(実施例16)を、E.coli中に発現させ、抽出しおよ
びNTAカラムを通じて精製した。実施例22において使用
した段階勾配の代わりに直線pH勾配溶出を使用した(pH
8.0−pH4.0、2時間)。(His)4−mDHFR−(His)4融合蛋
白質はpH4.9で溶出され、少なくとも90%の純度を有し
ていた。
[実施例24] 6M尿素中のNTA樹脂によるMet−mDHFR−(His)6の精製 実施例19と同様の方法によって、Met−mDHFR−(His)6
(実施例14)を、E.coli中に発現させた。遠心分離で得
た細胞を、0.05Mリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.5)、6M
尿素で抽出し(1gの細胞に対して10mlの緩衝液)、超音
波処理した(10分間)。細胞破片を遠心分離した後、上
澄み液を、抽出緩衝液で平衡化したNTAカラム(4.5cm×
2.6cm)にかけた。抽出緩衝液を用いてカラムを洗浄
後、Met−mDHFR−(His)6融合蛋白質を、1時間当り18ml
のポンプ流速で5時間、pH7.5(抽出緩衝液)からpH4.8
(6M尿素を含む0.05リン酸ナトリウム緩衝液)の直線pH
勾配を用いて溶出させた。SDS−ポリアクリルアミドゲ
ル電気泳動によって、蛋白質を含んだフラクションを分
析した。9mgのMet−mDHFR−(His)6融合蛋白質を純度>9
0%で得た。
(実施例14)を、E.coli中に発現させた。遠心分離で得
た細胞を、0.05Mリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.5)、6M
尿素で抽出し(1gの細胞に対して10mlの緩衝液)、超音
波処理した(10分間)。細胞破片を遠心分離した後、上
澄み液を、抽出緩衝液で平衡化したNTAカラム(4.5cm×
2.6cm)にかけた。抽出緩衝液を用いてカラムを洗浄
後、Met−mDHFR−(His)6融合蛋白質を、1時間当り18ml
のポンプ流速で5時間、pH7.5(抽出緩衝液)からpH4.8
(6M尿素を含む0.05リン酸ナトリウム緩衝液)の直線pH
勾配を用いて溶出させた。SDS−ポリアクリルアミドゲ
ル電気泳動によって、蛋白質を含んだフラクションを分
析した。9mgのMet−mDHFR−(His)6融合蛋白質を純度>9
0%で得た。
[実施例25] NTA樹脂によるMet−mDHFR−(His)2の精製 実施例19と同様の方法によって、Met−mDHFR−(His)2
(実施例15)を、E.coli中に発現させた。0.1M塩化カリ
ウムおよび0.1%のトゥイーン20を含む0.05Mリン酸カリ
ウム緩衝液中(pH8.0)の遠心分離した細胞を、氷浴中
で15分間、超音波で処理した(1gの細胞に対して10mlの
緩衝液)。次いで細胞破片を遠心分離し、清澄な上澄み
液を、抽出緩衝液で、平衡化したNTAカラム(4.6cm×2.
6cm)にかけた。カラムを抽出緩衝液で洗浄し、Met−mD
HFR−(His)2融合蛋白質を、1時間当り50mlのポンプ流
速で10時間、pH8.0(抽出緩衝液)からpH5.0(0.1M塩化
カリウムおよび0.1%ツイーン20を含む0.05Mリン酸カリ
ウム緩衝液)の直線pH勾配を用いて溶出させた。SDS−
ポリアクリルアミドゲル電気泳動によって、ピークフラ
クションの溶出液を分析した。7mgのMet−mDHFR−(His)
2融合蛋白質を純度>85%で得た。
(実施例15)を、E.coli中に発現させた。0.1M塩化カリ
ウムおよび0.1%のトゥイーン20を含む0.05Mリン酸カリ
ウム緩衝液中(pH8.0)の遠心分離した細胞を、氷浴中
で15分間、超音波で処理した(1gの細胞に対して10mlの
緩衝液)。次いで細胞破片を遠心分離し、清澄な上澄み
液を、抽出緩衝液で、平衡化したNTAカラム(4.6cm×2.
6cm)にかけた。カラムを抽出緩衝液で洗浄し、Met−mD
HFR−(His)2融合蛋白質を、1時間当り50mlのポンプ流
速で10時間、pH8.0(抽出緩衝液)からpH5.0(0.1M塩化
カリウムおよび0.1%ツイーン20を含む0.05Mリン酸カリ
ウム緩衝液)の直線pH勾配を用いて溶出させた。SDS−
ポリアクリルアミドゲル電気泳動によって、ピークフラ
クションの溶出液を分析した。7mgのMet−mDHFR−(His)
2融合蛋白質を純度>85%で得た。
かくして得られた3mgの融合蛋白質Met−mDHFR−(His)
2を、6℃で0.05Mトリス・HCl(pH6.0)に対して透析し
た。次に蛋白質溶液を、0.5M NaOHを用いてpH9.0に調節
し、ウシ膵臓からの8.5単位のカルボキシペプチターゼ
A(Serva.Feinbiochemica,Heidelberg BRD)の存在
下、37℃でインキュベートした。0分、15分、30分、90
分および180分後、試料を取り除き、HPLCによって、そ
れらのヒスチジン含有量を分析した。480分後、pH値を
8.0に低下させ、反応混合液を、0.05Mリン酸カリウム緩
衝液(pH8)で平衡化した。NTAカラムにポンプで送っ
た。反応混合液に含まれている蛋白質は、SDS−ポリア
クリルアミドゲル電気泳動による流れの過程(flow−th
rough)において検出された。さらに時間に伴なって増
加するヒスチジン残基の量が、15分、30分、90分および
180分後に蛋白質溶液から取り除かれた試料中に検出さ
れた。
2を、6℃で0.05Mトリス・HCl(pH6.0)に対して透析し
た。次に蛋白質溶液を、0.5M NaOHを用いてpH9.0に調節
し、ウシ膵臓からの8.5単位のカルボキシペプチターゼ
A(Serva.Feinbiochemica,Heidelberg BRD)の存在
下、37℃でインキュベートした。0分、15分、30分、90
分および180分後、試料を取り除き、HPLCによって、そ
れらのヒスチジン含有量を分析した。480分後、pH値を
8.0に低下させ、反応混合液を、0.05Mリン酸カリウム緩
衝液(pH8)で平衡化した。NTAカラムにポンプで送っ
た。反応混合液に含まれている蛋白質は、SDS−ポリア
クリルアミドゲル電気泳動による流れの過程(flow−th
rough)において検出された。さらに時間に伴なって増
加するヒスチジン残基の量が、15分、30分、90分および
180分後に蛋白質溶液から取り除かれた試料中に検出さ
れた。
この実験は、NTA樹脂上での精製後、カルボキシ末端
における親和性配列がはっきり取り除かれ得るというこ
とを示している。
における親和性配列がはっきり取り除かれ得るというこ
とを示している。
第1図は、プラスミドpDS8/RBS II,Sph I、 第2図は、プラスミドpDS8/RBS II,Sph IのXho I/Xba I
フラグメントのヌクレオチド配列、 第3図は、プラスミドpDS5/RBS II,3A+5A、 第4図は、プラスミドpDS5/RBS II,3A+5Aのヌクレオチ
ド配列、 第5図は、プラスミドpDS78/RBS II、 第6図は、プラスミドpDS78/RBS IIのヌクレオチド配
列、 第7図は、プラスミドpDS56/RBS II、 第8図は、プラスミドpDS56/RBS IIのヌクレオチド配
列、 第9図は、プラスミドpDM I,1、 第10図は、プラスミドpDM I,1のヌクレオチド配列、 第11図は、オリゴヌクレオチドのヌクレオチド配列、 第12図は、フラグメント1の構築および単離、 第13図は、プラスミドpGLSの構築、 第14図は、フラグメント2の構築および単離、 第15図は、プラスミドpIFN−γ(−8)の構築、 第16図は、フラグメント3の構築および単離、 第17図は、プラスミドpDS8/RBS II,Sph I−His,His−Xa
−BamH Iの構築、 第18図は、フラグメント4の構築および単離、 第19図は、フラグメント5の単離、 第20図は、フラグメント6の単離、 第21図は、プラスミドpHis,His−Xa−IFN−γの構築、 第22図は、フラグメント7の構築および単離、 第23図は、フラグメント8の単離、 第24図は、プラスミドpHis,His−Ek−IFN−γ(−8)
の構築、 第25図は、フラグメント9の構築および単離、 第26図は、プラスミドpHis,His−Xa−IFN−γ(−8)
(Ans)の構築、 第27図は、フラグメント10の構築および単離、 第28図は、プラスミドp6xHis−DHFRの構築、 第29図は、フラグメント11の構築および単離、 第30図は、プラスミドp4xHis−DHFRの構築、 第31図は、フラグメント12の構築および単離、 第32図は、プラスミドpRBS II−6xHisの構築、 第33図は、フラグメント13の構築および単離、 第34図は、プラスミドpRBS II−4xHisの構築、 第35図は、フラグメント14の構築および単離、 第36図は、プラスミドpRBS II−2xHisの構築、 第37図は、プラスミドpDHFR−6xHisの構築、 第38図は、プラスミドpDHFRR−2xHisの構築、 第39図は、プラスミドp4xHis−DHFR−4xHisの構築、 第40図は、プラスミドpGLSによりコードされるIFN−γ
遺伝子のヌクレオチド配列および対応するアミノ酸配
列、 第41図は、プラスミドpHis,His−Xa−IFN−γによりコ
ードされるIFN−γ融合遺伝子のヌクレオチド配列およ
び対応するアミノ酸配列、 第42図は、プラスミドpHis,His−Ek−IFN−γ(−8)
によりコードされるIFN−γ融合遺伝子のヌクレオチド
配列および対応するアミノ酸配列、 第43図は、プラスミドpHis,His−Xa−IFN−γ(−8)
(Asn)によりコードされるIFN−γ融合遺伝子のヌクレ
オチド配列および対応するアミノ酸配列を各々示す図で
ある。
フラグメントのヌクレオチド配列、 第3図は、プラスミドpDS5/RBS II,3A+5A、 第4図は、プラスミドpDS5/RBS II,3A+5Aのヌクレオチ
ド配列、 第5図は、プラスミドpDS78/RBS II、 第6図は、プラスミドpDS78/RBS IIのヌクレオチド配
列、 第7図は、プラスミドpDS56/RBS II、 第8図は、プラスミドpDS56/RBS IIのヌクレオチド配
列、 第9図は、プラスミドpDM I,1、 第10図は、プラスミドpDM I,1のヌクレオチド配列、 第11図は、オリゴヌクレオチドのヌクレオチド配列、 第12図は、フラグメント1の構築および単離、 第13図は、プラスミドpGLSの構築、 第14図は、フラグメント2の構築および単離、 第15図は、プラスミドpIFN−γ(−8)の構築、 第16図は、フラグメント3の構築および単離、 第17図は、プラスミドpDS8/RBS II,Sph I−His,His−Xa
−BamH Iの構築、 第18図は、フラグメント4の構築および単離、 第19図は、フラグメント5の単離、 第20図は、フラグメント6の単離、 第21図は、プラスミドpHis,His−Xa−IFN−γの構築、 第22図は、フラグメント7の構築および単離、 第23図は、フラグメント8の単離、 第24図は、プラスミドpHis,His−Ek−IFN−γ(−8)
の構築、 第25図は、フラグメント9の構築および単離、 第26図は、プラスミドpHis,His−Xa−IFN−γ(−8)
(Ans)の構築、 第27図は、フラグメント10の構築および単離、 第28図は、プラスミドp6xHis−DHFRの構築、 第29図は、フラグメント11の構築および単離、 第30図は、プラスミドp4xHis−DHFRの構築、 第31図は、フラグメント12の構築および単離、 第32図は、プラスミドpRBS II−6xHisの構築、 第33図は、フラグメント13の構築および単離、 第34図は、プラスミドpRBS II−4xHisの構築、 第35図は、フラグメント14の構築および単離、 第36図は、プラスミドpRBS II−2xHisの構築、 第37図は、プラスミドpDHFR−6xHisの構築、 第38図は、プラスミドpDHFRR−2xHisの構築、 第39図は、プラスミドp4xHis−DHFR−4xHisの構築、 第40図は、プラスミドpGLSによりコードされるIFN−γ
遺伝子のヌクレオチド配列および対応するアミノ酸配
列、 第41図は、プラスミドpHis,His−Xa−IFN−γによりコ
ードされるIFN−γ融合遺伝子のヌクレオチド配列およ
び対応するアミノ酸配列、 第42図は、プラスミドpHis,His−Ek−IFN−γ(−8)
によりコードされるIFN−γ融合遺伝子のヌクレオチド
配列および対応するアミノ酸配列、 第43図は、プラスミドpHis,His−Xa−IFN−γ(−8)
(Asn)によりコードされるIFN−γ融合遺伝子のヌクレ
オチド配列および対応するアミノ酸配列を各々示す図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C12P 21/02 C12R 1:19) (72)発明者 エリッヒ・ホフリ スイス国アリスドルフ4411・キルハッカ ストラッセ25 (72)発明者 ディートリッヒ・スティバー ドイツ国グレンツアッハ‐ウイーレン D‐7889 (56)参考文献 特開 昭61−148197(JP,A)
Claims (26)
- 【請求項1】リガンドに対して高い親和性を有する、少
なくとも2個の直接隣接するヒスチジン残基を含む1種
または2種の親和性ペプチドおよび(2)この1種また
は2種の親和性ペプチドに直接的または間接的に結合さ
れる生物学的に活性なポリペプチドまたは蛋白質からな
ることを特徴とする融合蛋白質。 - 【請求項2】該親和性ペプチドが式 R1−(His)2-6−R2 (式中R1は、水素、1個のアミノ酸または数個のアミノ
酸の配列を示し、R2は、Q、Q−Ile−Glu−Gly−Arg−
またはQ−Asp−Asp−Asp−Asp−Lys−を示し、および
Qはペプチド結合、1個のアミノ酸または数個の、最大
30個のアミノ酸の配列を示す) を有することを特徴とする請求項1に記載の融合蛋白
質。 - 【請求項3】該親和性ペプチドが次式 Met−His−His, Met−His−His−His, Met−His−His−His−His, Met−His−His−His−His−His, Met−His−His−His−His−His−His, Met−His−His−Ala−Gly−Ile−Glu−Gly−Arg または、 Met−His−His−Ala−Gly−Asp−Asp−Asp−Asp−Lys のペプチド配列を有することを特徴とする請求項1また
は請求項2に記載の融合蛋白質。 - 【請求項4】1つの親和性ペプチドが該生物学的に活性
なポリペプチドまたは蛋白質のアミノ末端アミノ酸また
はカルボキシ末端アミノ酸に直接的または間接的に結合
していることを特徴とする請求項1ないし請求項3のい
ずれかに記載の融合蛋白質。 - 【請求項5】1つの親和性ペプチドが該生物学的に活性
なポリペプチドまたは蛋白質のアミノ末端アミノ酸に直
接的または間接的に結合し、かつ他の親和性ペプチドが
該生物学的に活性なポリペプチドまたは蛋白質のカルボ
キシ末端アミノ酸に結合していることを特徴とする請求
項1ないし請求項3のいずれかに記載の融合蛋白質。 - 【請求項6】該親和性ペプチドが固定化ニッケルイオン
に錯化することを特徴とする請求項1ないし請求項5の
いずれかに記載の融合蛋白質。 - 【請求項7】該生物学的に活性なポリペプチドまたは蛋
白質がヒト免疫インターフェロンのアミノ酸配列もしく
はその部分配列またはマウスジヒドロ葉酸塩還元酵素の
アミノ酸配列を有することを特徴とする請求項1ないし
請求項6のいずれかに記載の融合蛋白質。 - 【請求項8】微生物的に調製された融合蛋白質であるこ
とを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記
載の融合蛋白質。 - 【請求項9】E.coliにより調製されることを特徴とする
請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の融合蛋白
質。 - 【請求項10】均質な形態であることを特徴とする請求
項1ないし請求項9のいずれかに記載の融合蛋白質。 - 【請求項11】請求項1ないし請求項9のいずれかに記
載の融合蛋白質をコードすることを特徴とする遺伝子。 - 【請求項12】請求項11に記載の遺伝子が発現制御配列
に有効に結合されていることを特徴とする発現ベクタ
ー。 - 【請求項13】グラム陰性菌内で複製可能であることを
特徴とする請求項12に記載の発現ベクター。 - 【請求項14】E.coli内で複製可能であることを特徴と
する請求項13に記載の発現ベクター。 - 【請求項15】請求項12ないし請求項14に記載の発現ベ
クターにより形質転換されている細菌。 - 【請求項16】請求項12ないし請求項14に記載の発現ベ
クターにより形質転換されているE.coli株。 - 【請求項17】請求項12ないし請求項14に記載の発現ベ
クターにより形質転換されているE.coli M15株。 - 【請求項18】細菌宿主を請求項12ないし請求項14のい
ずれかに記載の発現ベクターにより形質転換し、該形質
転換体を適当な生育条件下で培養し、該融合蛋白質を単
離することを特徴とする請求項1ないし請求項9のいず
れかに記載の融合蛋白質の製造方法。 - 【請求項19】請求項1ないし請求項9のいずれかに記
載の融合蛋白質を含む溶液を下記構造 キャリア・マトリックス−スペーサーNH− (CH2)X-CH(COOH)-N(CH2COO-)2Ni2+ (式中、Xは2,3または4を示す) を有する金属キレート樹脂に接触させ、該負荷された樹
脂を洗浄液を用いて処理することにより該融合蛋白質を
溶出させることを特徴とする該融合蛋白質の精製方法。 - 【請求項20】該キャリア・マトリックスが架橋アガロ
ースを約6%含む、直径45〜165μmのビーズ状ゲルで
あることを特徴とする請求項19に記載の方法。 - 【請求項21】該スペーサが−O−CO−または −O−CH2−CH(OH)−CH2−であることを特徴とする請
求項19または請求項20に記載の方法。 - 【請求項22】請求項1ないし請求項9のいずれかに記
載の融合蛋白質を請求項19ないし請求項21のいずれかに
記載の方法により精製し、次いで該親和性ペプチドを選
択的開裂により除去することを特徴とする生物学的に活
性なポリペプチドまたは蛋白質の精製方法。 - 【請求項23】該親和性ペプチドの開裂にプロテアーゼ
を用いることを特徴とする請求項22記載の方法。 - 【請求項24】プロテアーゼがファクターXaであること
を特徴とする請求項23記載の方法。 - 【請求項25】(1)リガンドに対して高い親和性を有
する、少なくとも2個の直接隣接するヒスチジン残基を
含む1種または2種の親和性ペプチドおよび(2)この
1種または2種の親和性ペプチドに直接的または間接的
に結合される、HIV−1およびHIV−2のエンベロープ並
びに構造蛋白質から選択される生物学的に活性なポリペ
プチドまたは蛋白質からなる請求項1ないし請求項6お
よび請求項8ないし請求項10のいずれかに記載の融合蛋
白質を含むことを特徴とする感染症判定用試薬。 - 【請求項26】請求項22ないし請求項24のいずれかに記
載の方法による生物学的に活性なポリペプチドの精製に
おいて、請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の融
合蛋白質を使用する方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CH89587 | 1987-03-10 | ||
CH895/87-2 | 1987-03-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63251095A JPS63251095A (ja) | 1988-10-18 |
JP2686090B2 true JP2686090B2 (ja) | 1997-12-08 |
Family
ID=4197678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63055085A Expired - Lifetime JP2686090B2 (ja) | 1987-03-10 | 1988-03-10 | 新規融合蛋白質およびその精製方法 |
Country Status (11)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US5284933A (ja) |
EP (1) | EP0282042B1 (ja) |
JP (1) | JP2686090B2 (ja) |
AT (1) | ATE106897T1 (ja) |
AU (1) | AU609783B2 (ja) |
CA (1) | CA1340522C (ja) |
DE (1) | DE3889949D1 (ja) |
DK (1) | DK173951B1 (ja) |
IE (1) | IE63991B1 (ja) |
NZ (1) | NZ223735A (ja) |
ZA (1) | ZA881534B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8536302B2 (en) | 2007-08-27 | 2013-09-17 | Sysmex Corporation | Dockerin polypeptide and method of purifying recombinant fused protein using the same |
Families Citing this family (122)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB8706599D0 (en) * | 1987-03-19 | 1987-04-23 | Hoffmann La Roche | Plasmodium falciparum merozoite antigen peptides |
IT1223577B (it) * | 1987-12-22 | 1990-09-19 | Eniricerche Spa | Procedimento migliorato per la preparazione dell'ormone della crescita umano naturale in forma pura |
DE3804148A1 (de) * | 1988-02-11 | 1989-08-24 | Andreas Dr Plueckthun | Verfahren zur spaltung von fusionsproteinen |
US5919665A (en) | 1989-10-31 | 1999-07-06 | Ophidian Pharmaceuticals, Inc. | Vaccine for clostridium botulinum neurotoxin |
EP0464184A1 (de) * | 1990-01-19 | 1992-01-08 | Roche Diagnostics GmbH | Verfahren zur enzymatischen behandlung von substraten |
US5594115A (en) * | 1990-04-09 | 1997-01-14 | Pharmacia & Upjohn Company | Process of purifying recombinant proteins and compounds useful in such process |
AU7685791A (en) * | 1990-04-09 | 1991-10-30 | Upjohn Company, The | Improved process of purifying recombinant proteins and compounds useful in such process |
CA2094512A1 (en) * | 1990-12-13 | 1992-06-14 | Teresa M. Kubiak | Fusion polypeptides |
US5439829A (en) * | 1991-01-30 | 1995-08-08 | Eli Lilly And Company | Immobilization of biologically active molecules by changing the Oxidation state of a chelated transition metal ion |
US5646016A (en) * | 1991-02-06 | 1997-07-08 | Genetics Institute, Inc. | Peptide and protein fusions to thioredoxin, thioredoxin-like molecules, and modified thioredoxin-like molecules |
FR2685347A1 (fr) * | 1991-12-23 | 1993-06-25 | Univ Pasteur | Procede biotechnologique d'obtention et de production microbienne d'oligomeres peptidiques comme substituts de la gelatine. |
DE4237244A1 (de) * | 1992-11-04 | 1994-05-05 | Elias Entwicklungslabor Fuer I | Verfahren zur Herstellung hochreiner humaner GAD-1- und GAD-2- Proteine |
KR100310739B1 (ko) * | 1993-02-04 | 2002-05-30 | 알란 스코브 | 단백질재생을위한개선된방법 |
US5532142A (en) * | 1993-02-12 | 1996-07-02 | Board Of Regents, The University Of Texas System | Method of isolation and purification of fusion polypeptides |
CA2125467C (en) * | 1993-07-06 | 2001-02-06 | Heinz Dobeli | Process for producing hydrophobic polypeptides, proteins or peptides |
GB2284208A (en) * | 1993-11-25 | 1995-05-31 | Pna Diagnostics As | Nucleic acid analogues with a chelating functionality for metal ions |
US5643757A (en) * | 1994-03-21 | 1997-07-01 | American Cyanamid Company | High yield production of human apolipoprotein A1 in E. coli. |
DE4433980C2 (de) * | 1994-09-23 | 1996-08-22 | Boehringer Ingelheim Int | Verfahren und Biosensorhit zur Untersuchung der Wechselwirkung von Biomolekülen mittels Oberflächen-Plasma-Resonanz |
US5620850A (en) | 1994-09-26 | 1997-04-15 | President And Fellows Of Harvard College | Molecular recognition at surfaces derivatized with self-assembled monolayers |
US6472148B1 (en) | 1994-09-26 | 2002-10-29 | President And Fellows Of Harvard College | Molecular recognition at surfaces derivatized with self-assembled monolayers |
CA2203504A1 (en) * | 1994-10-24 | 1996-05-02 | James A. Williams | Vaccine and antitoxin for treatment and prevention of c. difficile disease |
US6967088B1 (en) * | 1995-03-16 | 2005-11-22 | Allergan, Inc. | Soluble recombinant botulinum toxin proteins |
ES2096529B1 (es) * | 1995-04-26 | 1997-11-16 | Univ Madrid Complutense | Procedimiento para la preparacion y purificacion por cromatografia de afinidad, de la proteina codificada por la orf-5 del virus del sindrome reproductivo y respiratorio porcino. |
DE19536166C1 (de) | 1995-09-29 | 1997-03-06 | Siegfried Dr Krell | Verfahren zur Bestimmung von Antikörpern gegen Treponema pallidum (Syphilis) |
AT404838B (de) * | 1995-11-24 | 1999-03-25 | Immuno Ag | Herstellung von proteinen aus pro-proteinen durch fusionsproteine abgeleitet von furin oder furinanalogen |
DE69730551T2 (de) | 1996-04-15 | 2005-09-01 | Givaudan S.A. | Hydroxyperoxide Lyasen |
ATE331798T1 (de) | 1996-04-19 | 2006-07-15 | Jackson H M Found Military Med | Verfahren zur anregung einer immunantwort durch verabreichung von nutzorganismen, die intimin allein oder als fusionsprotein mit einem oder mehreren anderen antigenen exprimieren |
ES2108652B1 (es) * | 1996-04-19 | 1998-07-16 | Antibioticos Sa | Un procedimiento para modificar la enzima 7/3-(4-carboxibutanamido) cefalosporinacilasa y purificarla en un solo paso cromatografico. |
JP2000509270A (ja) * | 1996-04-19 | 2000-07-25 | ヘンリー エム.ジャクソン ファンデーション フォー ザ アドバンスメント オブ ミリタリー メディシン | ヒスチジンタグ付きインチミン、ならびに免疫応答を刺激し、標的能力を有する抗原担体としてインチミンを使用する方法 |
US5948889A (en) | 1996-05-21 | 1999-09-07 | Case Western Reserve University | Compositions and methods for screening antimicrobials |
ATE264871T1 (de) | 1996-07-26 | 2004-05-15 | Aventis Pharma Gmbh | Insulinderivate mit erhöhter zinkbindung |
US7014992B1 (en) | 1996-11-05 | 2006-03-21 | Clinical Micro Sensors, Inc. | Conductive oligomers attached to electrodes and nucleoside analogs |
US6068993A (en) * | 1997-07-02 | 2000-05-30 | Biobras Sa | Vector for expression of heterologous protein and methods for extracting recombinant protein and for purifying isolated recombinant insulin |
US6455323B1 (en) | 1997-07-03 | 2002-09-24 | Pharmacia & Upjohn Company | Anti-bacterial methods and materials |
US6855365B2 (en) | 1997-08-13 | 2005-02-15 | Diversa Corporation | Recombinant bacterial phytases and uses thereof |
US7078035B2 (en) * | 1997-08-13 | 2006-07-18 | Diversa Corporation | Phytases, nucleic acids encoding them and methods for making and using them |
US6720014B1 (en) * | 1997-08-13 | 2004-04-13 | Diversa Corporation | Phytase-containing foodstuffs and methods of making and using them |
US7432097B2 (en) * | 1997-08-13 | 2008-10-07 | Verenium Corporation | Phytases, nucleic acids encoding them and methods of making and using them |
US6183740B1 (en) * | 1997-08-13 | 2001-02-06 | Diversa Corporation | Recombinant bacterial phytases and uses thereof |
US20040091968A1 (en) * | 1997-08-13 | 2004-05-13 | Short Jay M. | Recombinant phytases and methods of making and using them |
ES2131018B1 (es) * | 1997-09-25 | 2000-04-01 | Antibioticos Sau | Un procedimiento enzimatico para preparar acido 7beta-(4-carboxibutanamido)cefalosporanico utilizando la enzima d-aminoacido oxidasa de trigonopsis variabilis modificada producida en escherichia coli. |
AU5743398A (en) * | 1997-12-30 | 1999-07-26 | Universidade Federal De Minas Gerais | The process for expression and production of recombinant protein gp90 derived from glicoprotein envelop of equine infectious anemia virus eiav |
CA2222993A1 (en) | 1998-02-04 | 1999-08-04 | The Ontario Cancer Institute | A method for using a ribosome-inactivating protein complex as a structural template and a molecular search engine in the design, construction and screening of combinatorial protein libraries |
DE19819843A1 (de) * | 1998-05-05 | 1999-11-11 | Biotechnolog Forschung Gmbh | Metallchelat bindende Peptide |
DE19822823A1 (de) * | 1998-05-20 | 2000-02-10 | Basf Ag | Neue Peptidfragmente zur Reinigung von Proteinen |
DE19825447A1 (de) | 1998-06-06 | 1999-12-09 | Hoechst Marion Roussel De Gmbh | Neue Insulinanaloga mit erhöhter Zinkbildung |
US20070161010A1 (en) * | 1998-08-04 | 2007-07-12 | Gjerde Douglas T | Methods and compositions for mutation analysis |
US6472522B1 (en) | 1998-08-27 | 2002-10-29 | Bayer Corporation | Purification of oligomers using dual-end selection |
US7176298B2 (en) | 1998-09-25 | 2007-02-13 | Clontech Laboratories, Inc. | Polynucleotides encoding metal ion affinity peptides and related products |
US6479300B1 (en) | 1999-03-15 | 2002-11-12 | Millipore Corporation | Metal loaded ligand bound membranes for metal ion affinity chromatography |
US6790950B2 (en) * | 1999-04-09 | 2004-09-14 | Pharmacia & Upjohn Company | Anti-bacterial vaccine compositions |
EP1171577A2 (en) | 1999-04-09 | 2002-01-16 | PHARMACIA & UPJOHN COMPANY | Anti-bacterial vaccine compositions |
ES2258429T3 (es) * | 1999-07-15 | 2006-09-01 | Qiagen Gmbh | Metodos para separar sustratos en particulas de una solucion, al tiempo que se minimiza la perdida de particulas. |
US6379903B1 (en) | 1999-10-08 | 2002-04-30 | Sigma-Aldrich Co. | Purification of recombinant proteins fused to multiple epitopes |
US20020100042A1 (en) * | 2000-01-19 | 2002-07-25 | Denis Khoo | Method and system for providing intelligent advertisement placement in a motion picture |
AU2001251370A1 (en) | 2000-04-06 | 2001-10-23 | Pharmacia And Upjohn Company | Antimicrobial methods and materials |
US6623655B1 (en) | 2000-04-24 | 2003-09-23 | Sigma-Aldrich Co. | Metal chelating compositions |
CA2412513A1 (en) * | 2000-06-22 | 2001-12-27 | San Diego State University Foundation | Modulators of recombination and methods for producing and using the same |
US7592008B2 (en) | 2000-11-20 | 2009-09-22 | The Board Of Trustees Of The University Of Illinois, A Body Corporate And Politic Of The State Of Illinois | Membrane scaffold proteins |
JP4061043B2 (ja) * | 2000-12-28 | 2008-03-12 | 株式会社ポストゲノム研究所 | invitro転写/翻訳系によるペプチド等の製造方法 |
DE10113776B4 (de) * | 2001-03-21 | 2012-08-09 | "Iba Gmbh" | Isoliertes streptavidinbindendes, kompetitiv eluierbares Peptid, dieses umfassendes Fusionspeptid, dafür codierende Nukleinsäure, Expressionsvektor, Verfahren zur Herstellung eines rekombinanten Fusionsproteins und Verfahren zum Nachweis und/oder zur Gewinnung des Fusionsproteins |
WO2002079493A2 (en) * | 2001-03-29 | 2002-10-10 | Hybrigen, Inc. | Improved hybrid gene libraries and uses thereof |
CA2443067A1 (en) * | 2001-04-05 | 2002-10-17 | Nextgen Sciences Ltd. | Protein analysis by means of immobilized arrays of antigens or antibodies |
US20040180415A1 (en) * | 2001-05-15 | 2004-09-16 | Tchaga Grigoriy S. | Methods and compositions for protein purification |
CA2454882A1 (en) * | 2001-06-21 | 2003-01-03 | Uab Research Foundation | Chimeric capsid proteins and uses thereof |
US20040002058A1 (en) * | 2001-06-21 | 2004-01-01 | Uab Research Foundation | Chimeric capsid proteins and uses thereof |
DE60226437D1 (de) | 2001-06-21 | 2008-06-19 | Clontech Lab Inc | Wasserlösliche polymere zusammensetzungen mit affinität für metallionen und verfahren zu deren anwendung |
US20030087321A1 (en) * | 2001-09-28 | 2003-05-08 | Tomich Che-Shen C. | Antimicrobial methods and materials |
US6902914B2 (en) * | 2001-09-28 | 2005-06-07 | Sigma-Aldrich, Co. | Recombinant DNA processes using a dNTP mixture containing modified nucleotides |
US20050272089A1 (en) * | 2001-10-19 | 2005-12-08 | Mott John E | Critical genes and polypeptides of haemophilus influenzae and methods of use |
EP1451341A4 (en) * | 2001-11-09 | 2005-07-13 | Dana Farber Cancer Inst Inc | EIT-6, POLYPEPTIDE CODE BY A GENE REGULATED BY ESTROGEN |
US20030104571A1 (en) * | 2001-12-05 | 2003-06-05 | Smith Mark L. | Flexible method and apparatus for high throughput production and purification of multiple proteins |
EP1335003A3 (en) | 2002-02-06 | 2004-04-07 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Magnetic carrier capable of binding with protein and purification method of protein utilizing the magnetic carrier |
US7799561B2 (en) * | 2002-06-12 | 2010-09-21 | Sigma-Aldrich, Co. | Affinity peptides and method for purification of recombinant proteins |
US8025873B2 (en) | 2002-06-20 | 2011-09-27 | Paladin Labs, Inc. | Chimeric antigens for eliciting an immune response |
US8029803B2 (en) | 2002-06-20 | 2011-10-04 | Paladin Labs, Inc. | Chimeric antigens for eliciting an immune response |
WO2004025259A2 (en) | 2002-09-12 | 2004-03-25 | Molecular Probes, Inc. | Site-specific labeling of affinity tags in fusion proteins |
JP4078247B2 (ja) * | 2003-05-02 | 2008-04-23 | キヤノン株式会社 | 磁性体−生体物質複合体型構造体、磁性体に対して結合能を有するアミノ酸配列を有するペプチド断片及びその遺伝子、ならびに磁性体−生体物質複合体型構造体の製造方法 |
WO2004099384A2 (en) * | 2003-05-02 | 2004-11-18 | Sigma-Aldrich Co. | Solid phase cell lysis and capture platform |
WO2004106361A2 (en) * | 2003-05-30 | 2004-12-09 | Invitrogen Corporation | Peptides for metal ion affinity chromatogrpahy |
US7086750B2 (en) * | 2003-06-23 | 2006-08-08 | Se-Kure Controls, Inc. | System for generating a message |
US8007805B2 (en) * | 2003-08-08 | 2011-08-30 | Paladin Labs, Inc. | Chimeric antigens for breaking host tolerance to foreign antigens |
US20050064547A1 (en) * | 2003-09-24 | 2005-03-24 | Brown Arthur M. | Vectors and transfected cells |
CA2486195C (en) * | 2003-12-05 | 2012-03-06 | Stephan Glaser | Recombinantly expressed carboxypeptidase b and purification thereof |
US20050123932A1 (en) * | 2003-12-09 | 2005-06-09 | Mekbib Astatke | Nucleic acid-chelating agent conjugates |
US7276362B2 (en) * | 2004-01-30 | 2007-10-02 | Roche Diagnostics Operations, Inc. | Recombinant histidine-tagged inosine monophosphate dehydrogenase polypeptides |
ES2245867B1 (es) * | 2004-02-05 | 2007-04-01 | Universidad Publica De Navarra | Procedimiento produccion sacarosa sintasa recombinante a partir de escherichia coli y uso en fabricacion de kits de determinacion de sacarosa, produccion de azucares-nucleotidos y obtencion de plantas transgenicas con alto contenido de almidon y alto balance amilosa/amilopectina. |
EP2546260B1 (en) | 2004-05-24 | 2015-07-15 | The Government of the United States of America, as represented by the Secretary, Department of Health and Human Services | Live, oral vaccine for protection against shigella dysenteriae serotype 1 |
DE102004038134B4 (de) | 2004-08-05 | 2013-07-25 | Johann Wolfgang Goethe-Universität Frankfurt am Main | Multivalente Chelatoren zum Modifizieren und Organisieren von Zielmolekülen, Verfahren zu ihrer Herstellung sowie ihre Verwendung |
WO2006026248A1 (en) * | 2004-08-25 | 2006-03-09 | Sigma-Aldrich Co. | Compositions and methods employing zwitterionic detergent combinations |
US7294614B2 (en) * | 2004-10-12 | 2007-11-13 | Clontech Laboratories, Inc. | Phosphoprotein affinity resins and methods for making and using the same |
US7582475B2 (en) * | 2005-01-07 | 2009-09-01 | University Of Georgia Research Foundation, Inc. | Vectors and methods for high throughput co-expression |
US7229769B2 (en) * | 2005-03-25 | 2007-06-12 | Illumina, Inc. | Compositions and methods for detecting protease activity |
ATE543832T1 (de) | 2005-04-29 | 2012-02-15 | Glaxosmithkline Biolog Sa | Verfahren zur vorbeugung oder behandlung einer m.-tuberculosis-infektion |
EP1877434A2 (en) * | 2005-05-04 | 2008-01-16 | Nautilus Biotech | Modified interferon-gamma polypeptides and methods for using modified interferon-gamma polypeptides |
US7741053B2 (en) * | 2005-05-13 | 2010-06-22 | Sigma-Aldrich Co. | Processes for purification of recombinant proteins |
US7265213B2 (en) * | 2005-07-28 | 2007-09-04 | Kpl, Inc. | Methodology of conjugating chelators to biomolecules |
ATE529441T1 (de) * | 2005-08-30 | 2011-11-15 | Novo Nordisk As | Expression von proteinen in e.coli |
EP1948802A4 (en) * | 2005-10-13 | 2009-01-14 | Virexx Medical Corp | CHIMERIC ANTIGEN WITH HEPATITIS C VIRUS POLYPEPTIDE AND FC FRAGMENT FOR CALLING UP AN IMMUNE RESPONSE |
US7462750B2 (en) | 2005-10-31 | 2008-12-09 | Specialty Coating Systems, Inc. | Parylene variants and methods of synthesis and use |
EP1971619A2 (en) * | 2006-01-12 | 2008-09-24 | William C. Sessa | Nogo-b receptor |
RU2008136046A (ru) * | 2006-02-08 | 2010-03-20 | Юсв Лимитед (In) | Аффинный полипептид для очистки рекомбинантных белков |
US20070254378A1 (en) * | 2006-03-06 | 2007-11-01 | Bio-Rad Laboratories, Inc. | Chelating monomers and polymers |
GB0610479D0 (en) * | 2006-05-26 | 2006-07-05 | Ge Healthcare Bio Sciences Ab | A method for generating metal chelating affinity ligands |
EP2099467B1 (en) * | 2006-10-03 | 2017-05-10 | University Of Medicine And Dentistry Of New Jersey | Atap peptides, nucleic acids encoding the same and associated methods of use |
WO2008104513A1 (en) * | 2007-03-01 | 2008-09-04 | Novo Nordisk A/S | Expression of proteins in e. coli |
KR20100090684A (ko) * | 2007-10-09 | 2010-08-16 | 폴리테릭스 리미티드 | 신규한 접합 단백질 및 펩티드 |
US20090162845A1 (en) | 2007-12-20 | 2009-06-25 | Elazar Rabbani | Affinity tag nucleic acid and protein compositions, and processes for using same |
JP5260976B2 (ja) * | 2008-02-08 | 2013-08-14 | 東ソー株式会社 | 血液凝固第viii因子c2ドメインタンパク質の製造方法 |
US8911948B2 (en) * | 2008-04-30 | 2014-12-16 | Integrated Dna Technologies, Inc. | RNase H-based assays utilizing modified RNA monomers |
JP5539325B2 (ja) | 2008-04-30 | 2014-07-02 | インテグレイテツド・デイー・エヌ・エイ・テクノロジーズ・インコーポレイテツド | 修飾されたrna単量体を用いるrnアーゼhを基礎とするアッセイ |
GB0823550D0 (en) | 2008-12-24 | 2009-01-28 | Kinasource Ltd | Peptide tag and uses thereof |
EP2432797B1 (en) | 2009-05-21 | 2016-10-05 | BASF Enzymes LLC | Phytases, nucleic acids encoding them and methods for making and using them |
US8304248B2 (en) * | 2009-11-16 | 2012-11-06 | Torres Anthony R | Protein separation via ion-exchange chromatography and associated methods, systems, and devices |
US8945307B2 (en) | 2009-12-23 | 2015-02-03 | Aeroquest Research Group Llc | Apparatus and method for vapor deposition of dielectric wire coating |
WO2012033653A1 (en) | 2010-09-10 | 2012-03-15 | New England Biolabs, Inc. | A composition, method and kit for obtaining purified recombinant proteins |
WO2012135053A2 (en) | 2011-03-25 | 2012-10-04 | Integrated Dna Technologies, Inc. | Rnase h-based assays utilizing modified rna monomers |
FR2984328B1 (fr) | 2011-12-20 | 2016-12-30 | Bio-Rad Innovations | Procede de detection d'une infection par le virus de l'hepatite c |
JP6510747B2 (ja) * | 2013-08-02 | 2019-05-08 | 東洋ビーネット株式会社 | プロテアーゼ活性測定法 |
AU2017268285B2 (en) | 2016-05-16 | 2021-07-29 | President And Fellows Of Harvard College | Method for purification and activation of botulinum neurotoxin |
CN111378646A (zh) * | 2018-12-27 | 2020-07-07 | 北京贝瑞和康生物技术有限公司 | 一种快速单反应管提取长片段基因组dna的方法和试剂盒 |
JP2019068869A (ja) * | 2019-02-18 | 2019-05-09 | 東洋ビーネット株式会社 | プロテアーゼ活性測定法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB8412517D0 (en) * | 1984-05-16 | 1984-06-20 | Nagai K | Recombinant fusion proteins |
US4569794A (en) * | 1984-12-05 | 1986-02-11 | Eli Lilly And Company | Process for purifying proteins and compounds useful in such process |
CA1304886C (en) * | 1986-07-10 | 1992-07-07 | Heinz Dobeli | Metal chelate resins |
-
1988
- 1988-02-11 CA CA000558684A patent/CA1340522C/en not_active Expired - Lifetime
- 1988-02-18 DK DK198800842A patent/DK173951B1/da not_active IP Right Cessation
- 1988-02-22 US US07/158,962 patent/US5284933A/en not_active Expired - Lifetime
- 1988-03-03 ZA ZA881534A patent/ZA881534B/xx unknown
- 1988-03-03 NZ NZ223735A patent/NZ223735A/xx unknown
- 1988-03-04 AU AU12709/88A patent/AU609783B2/en not_active Expired
- 1988-03-09 EP EP88103740A patent/EP0282042B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1988-03-09 AT AT88103740T patent/ATE106897T1/de not_active IP Right Cessation
- 1988-03-09 DE DE3889949T patent/DE3889949D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1988-03-09 IE IE68588A patent/IE63991B1/en not_active IP Right Cessation
- 1988-03-10 JP JP63055085A patent/JP2686090B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1993
- 1993-06-18 US US08/080,043 patent/US5310663A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8536302B2 (en) | 2007-08-27 | 2013-09-17 | Sysmex Corporation | Dockerin polypeptide and method of purifying recombinant fused protein using the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0282042B1 (de) | 1994-06-08 |
AU609783B2 (en) | 1991-05-09 |
DK173951B1 (da) | 2002-03-04 |
US5310663A (en) | 1994-05-10 |
EP0282042A3 (de) | 1991-09-11 |
US5284933A (en) | 1994-02-08 |
AU1270988A (en) | 1988-09-15 |
IE63991B1 (en) | 1995-06-28 |
DK84288D0 (da) | 1988-02-18 |
DE3889949D1 (de) | 1994-07-14 |
NZ223735A (en) | 1990-10-26 |
DK84288A (da) | 1988-09-11 |
IE880685L (en) | 1988-09-10 |
EP0282042A2 (de) | 1988-09-14 |
CA1340522C (en) | 1999-05-04 |
ATE106897T1 (de) | 1994-06-15 |
JPS63251095A (ja) | 1988-10-18 |
ZA881534B (en) | 1988-09-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2686090B2 (ja) | 新規融合蛋白質およびその精製方法 | |
KR860001305B1 (ko) | 특이적 절단 링커를 사용하는 융합 단백질의 제조방법 | |
US6072039A (en) | Hybrid polypeptide comparing a biotinylated avidin binding polypeptide fused to a polypeptide of interest | |
Hochuli et al. | Genetic approach to facilitate purification of recombinant proteins with a novel metal chelate adsorbent | |
US4769326A (en) | Expression linkers | |
CA2237296C (en) | Process for the preparation of peptides by way of streptavidin fusion proteins | |
JPH0513630B2 (ja) | ||
JPH0657154B2 (ja) | 所望のポリペプチドを発現させるためのクローニングビーイクル | |
MX2013001536A (es) | Construccion de expresion procariotica. | |
US4828988A (en) | Hybrid polypeptides comprising somatocrinine and alpha1 -antitrypsin, method for their production from bacterial clones and use thereof for the production of somatocrinine | |
AU8640798A (en) | Recombinant expression of insulin c-peptide | |
JP4088584B2 (ja) | 融合タンパク質から目的タンパク質を分離する方法。 | |
EP0321940B1 (en) | An improved method for the preparation of natural human growth hormone in pure form | |
EP0300459A2 (en) | Human pancreatic secretory trypsin inhibitor | |
JP2549504B2 (ja) | Dna塩基配列、ポリペプチド分泌発現ベクター及び形質転換微生物 | |
EP0234592A1 (en) | Plasmid containing DNA fragment coding for human immunoglobulin G Fc region protein and use thereof for production of said protein | |
IE57976B1 (en) | Vectors for expressing bovine growth hormone derivatives | |
JPH07114702B2 (ja) | ヒトインスリン様成長因子▲i▼の製造法 | |
JPH0716432B2 (ja) | 酵母の高発現ベクタープラスミドを用いたペプチドの生産方法 | |
JP2574146B2 (ja) | ポリペプチド発現ベクタ−、該ベクタ−で形質転換した宿主及び該宿主によるポリペプチドの製造法 | |
JP2518862B2 (ja) | 新規プラスミドベクタ― | |
CA1201075A (en) | Expression linkers | |
JPS6137099A (ja) | 蛋白質の製造法 | |
KR20000066750A (ko) | 카복시펩티다제 y 프로펩타이드를 융합 파트너로 하여 대장균에서 폴리펩타이드를 발현하는 방법 및 이에 사용된 재조합 벡타 및 그 형질전환체 | |
JPS59501243A (ja) | ベクタ− |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070815 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080815 Year of fee payment: 11 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080815 Year of fee payment: 11 |