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JP2656971B2 - ガラス導波路レーザーアレイ - Google Patents

ガラス導波路レーザーアレイ

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JP2656971B2
JP2656971B2 JP4250689A JP4250689A JP2656971B2 JP 2656971 B2 JP2656971 B2 JP 2656971B2 JP 4250689 A JP4250689 A JP 4250689A JP 4250689 A JP4250689 A JP 4250689A JP 2656971 B2 JP2656971 B2 JP 2656971B2
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JP
Japan
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waveguide
glass
glass waveguide
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star coupler
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正隆 中沢
康郎 木村
克之 井本
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Hitachi Cable Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Hitachi Cable Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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    • H01S3/2383Parallel arrangements

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は希土類元素を添加したガラス導波路レーザー
アレイに関する。
[従来技術] 近年、光ファイバのコアに希土類元素を添加した光フ
ァイバレーザーの研究が活発化し、各種レーザー光源
用、光増幅媒質用として注目されるようになってきた。
第4図は従来の光ファイバレーザーの構成例を示した
ものである(木村,中沢:光ファイバレーザーの発振特
性とその光通信への応用、レーザー学会研究会、PTM−8
7−16,PP.31〜37,1988年1月)。これは光ファイバのコ
アに希土類元素を添加した光ファイバの両端面をレーザ
ーミラーに直に接触させるか、光ファイバの両端面に誘
電体多層膜を蒸着させて光共振器を構成したものであ
る。励起光源にはArイオンレーザー(波長514.5nm)、
色素レーザー(波長650nm)、半導体レーザー(波長830
nm)等を用いて端面励起が行われる。また光増幅器の例
として第5図に示す構成が上記両氏により提案されてい
る。即ち、希土類を添加した光ファイバ内に信号光を伝
搬させ、励起光は光ファイバカップラを用いて合成さ
せ、また光ファイバカップラで分離させる構成である。
[発明が解決しようとする課題] 前述した光ファイバレーザー及び光ファイバ増幅器
は、 光ファイバのコア径が細径であるため励起パワー密
度が大きくなり、励起効率を上げられること 相互作用長を長くとれること 特に石英系ファイバの場合、低損失であること 可撓性があること 等の特徴がある。しかしながら、他の光部品(例えば光
源、受光器、光変調器、光カプラ、光合分波器、光フィ
ルタ、光スイッチ等)と組合せて多機能光集積回路を実
現しようとすると、実装が複雑になり、低コスト化が難
しく、又小形化、高性能化も容易でないといった問題点
があった。
本発明の目的は、前記した従来技術の問題点を解決す
ることにあり、発振波長、発振出力のそろった複数個の
ガラス導波路レーザーをアレイ状に構成させることがで
きるガラス導波路レーザーアレイを提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 本発明のガラス導波路レーザーアレイは、入力がM
(M≧1)で出力がN(N≧2)のM対N型光スターカ
プラの出力に、並列にN個並べられた希土類元素添加の
直線導波路の入、出力端面に所望の反射率のミラーを形
成したガラス導波路型共振器アレイを接続し、M対N型
光スターカプラの入力より励起光を入力されるように構
成したものである。上記光スターカプラ、ガラス導波路
型共振器アレイを夫々、個別或いは一体的にガラス導波
路構造で実現させることにより、発振波長、発振出力の
そろったガラス導波路レーザーアレイを実現されたもの
である。
[実 施 例] 第1図に本発明のガラス導波路レーザーアレイの実施
例を示す。同図(a)は側面図、(b)は(a)のA−
A′断面図を示したものである。これは4つのガラス導
波路レーザーをアレイにした場合の実施例を示したもの
であり、1対4型スターカプラ5の入力のコア3へ励起
光7(例えば、波長514.5nmのArイオンレーザーの光信
号)を入射させ、ガラス導波路型共振器アレイ6の出力
側へレーザー発振した光信号(矢印10−1,10−2,10−3
及び10−4で示した方向に出力する光信号)を取り出す
ようにしている。ここで上記出力光10−1〜10−4の発
振波長、発振出力は本発明では均一に保たれることが特
徴である。以下に第1図の詳細を述べる。1対4型光ス
ターカプラ5、ガラス導波路型共振器アレイ6は基板1
(例えば、Si、ガラス、LiNbO3,等)上に低屈折率層2
(屈折率n3、例えばSiO2、或いはSiO2にP,B,Ti,Ge,F等
の添加物を少なくとも1種含んだガラス、等)形成さ
せ、その上に屈折率nc(nc>ns)のコア導波路3を
略断面矩形状にパターン化させる。その後で屈折率nce
(nce<nc)のクラッド4を全面に被覆した構成であ
る。コア3とクラッド4(或いは低屈折率層2)の比屈
折率差は0.数%程度に選ばれ、単一モード伝送用導波路
構造に設定されている。1対4型光スターカプラ5は、
Y分岐器13−1,13−2,13−3を縦続接続することによっ
て構成されている。ガラス導波路型共振器アレイ6には
4つの直線状のコア導波路9−1〜9−4を並列に並
べ、コア導波路の両端面にミラー8−1,8−2を設ける
ことによって構成されている。コア導波路9−1〜9−
4にはSiO2にTi,Ge,P,Al,B等の屈折率制御用添加物を少
なくとも1種と希土類元素(例えばEr,Nd,Yb,Ce,Ho,Tn
等)を少なくとも1種含んだガラスが用いられる。ミラ
ー8−1には反射率99%のものが、又ミラー8−2には
反射率98%のものが用いられる。このミラー8−1は光
スターカプラ5とガラス導波路型共振器アレイ6との間
に溝を形成させ、その溝に挿入するようにするか、蒸着
によりコア導波路端面に誘電体多層膜を形成させるよう
にして設ける。又ミラー8−2もコア導波路端面に直に
接触させるか、蒸着により端面に誘電体多層膜を形成さ
せるようにしてもよい。さて、1対4型光スターカプラ
5の入力側コア3へ入射した励起光7はY分岐器13−1,
13−2,13−3により等分配に分けられ、矢印7−1〜7
−4のようにミラー8−1に入射する。上記各々の光信
号7−1〜7−4はコア導波路9−1〜9−4内に入
り、ミラー8−1と8−2間で光共振器を構成し、連続
発振光をミラー8−2を通して矢印10−1〜10−4のよ
うに出力させることが可能である。この構成ではガラス
導波路型共振器アレイ6中のコア導波路9−1〜9−4
を均一に作成できるため、レーザー発振波長及び発振出
力を一様にすることができる。
第2図も本発明のガラス導波路レーザーアレイの実施
例を示したものである。図中第1図と同じ符号を用いて
いるものは同一機能を有するものである。第1図と違う
点は、1対4型光スターカプラ5とガラス導波路型共振
器アレイ6を一体化構造で作らなかった場合に両者を接
続しなければならないが、その場合に接続損失をできる
限り小さく抑えるために上記光スターカプラ5と共振器
アレイ6に基準マーカー11−1,11−2,12−1,12−2を設
けておいて、これらのマーカーを基準にして接続を行な
うようにした点である。
第3図は本発明のガラス導波路レーザーアレイの別の
実施例を示したものである。これは1対4型光スターカ
プラ5の代りに2対4型光スターカプラ17を用いた場合
である。この2対4型光スターカプラ17は方向性結合器
14−1〜14−3を用いて構成されている。上記方向性結
合器14−1〜14−3を用いると、ガラス導波路型共振器
アレイ6でレーザー発振した光信号の約1%の光信号が
上記光スターカプラ17側へ漏洩し、矢印16−1,16−2方
向へ伝搬する。そのため、方向性結合器の一端に受光素
子15−1,15−2を設けておけば、これから夫々のレーザ
ーの発振波長及びそれらの変動の具合等をモニターする
ことができる。
尚、本発明は上記実施例に限定されない。まずアレイ
状に配列させるコア導波路の数は2個以上、いくらでも
よい。例えばガラス導波路共振器アレイ6のコア導波路
9−1〜9−4の間隔は百数十μm程度の間隔で形成さ
せることができるので、コア導波路をアレイ状に、10個
並列に配列させても2mm以下の幅である。従って、例え
ば直径3インチの基板に形成させたとすると、一度に数
10個分のガラス導波路型共振器を均一に作ることがで
き、結果的に非常に低コストに構成できる。ミラー8−
1,8−2はガラス導波路型共振器アレイ6の両端面に全
面に設ける以外に、各々のコア導波路端面のみに設けて
もよい。又コア導波路9−1〜9−4のカットオフ波長
はレーザー発振波長よりも低く選ばれる。更に導波路構
造としては、本発明の実施例で示した埋込み型以外に、
リッジ型等を用いてもよい。又光スターカプラには1対
N型,2対N型、以外にN対N型を用いてもよい。
[発明の効果] 本発明は発振波長、発振出力の均一なガラス導波路レ
ーザーアレイ状に構成することができる。しかも大量生
産することができるので、非常に低コストなガラス導波
路レーザーアレイを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明のガラス導波路レーザーアレイ
の実施例を示したものである。第4図は従来の光ファイ
バレーザーの構成例、第5図は従来の光ファイバ増幅器
の構成例を夫々示したものである。 1:基板、 2:低屈折率層、 3:コア導波路、 4:クラッド、 5:1対4型光スターカプラ、 6:ガラス導波路型共振器アレイ、 8−1,8−2:ミラー、 9−1〜9−4:コア導波路、 11−1,11−2:基準マーカー、 12−1,12−2:基準マーカー、 13−1〜13−3:Y分岐器、 14−1〜14−3:方向性結合器、 15:受光素子、 17:2対4型光スターカプラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井本 克之 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日 立電線株式会社電線研究所内 (56)参考文献 特開 昭62−293684(JP,A)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光信号をN(N≧2)分配する光スターカ
    プラの出力に、並列にN個並べられた希土類元素添加の
    直線導波路の入、出力端面に所望の反射率のミラーを形
    成したガラス導波路型共振器アレイを接続した構成と
    し、該光スターカプラの入力側より励起光を入射させ、
    該ガラス導波路型共振器アレイの出力よりレーザー発振
    光を出力させることを特徴とするガラス導波路レーザー
    アレイ。
  2. 【請求項2】請求項第1項において、光スターカプラ及
    びガラス導波路型共振器アレイはプレーナ型の導波路構
    造からなり、基板上に形成された低屈折率のガラス層の
    中に高屈折率の略断面矩形状のコア導波路を有する構造
    で構成したことを特徴とするガラス導波路レーザーアレ
    イ。
  3. 【請求項3】請求項第1項又は第2項において、ガラス
    導波路型共振器アレイの直線導波路のカットオフ波長は
    レーザー発振波長よりも低いことを特徴とするガラス導
    波路レーザーアレイ。
  4. 【請求項4】請求項第1〜3項のいずれか1項におい
    て、導波路は埋込み型、或いはリッジ型からなることを
    特徴とするガラス導波路レーザーアレイ。
  5. 【請求項5】請求項第1項又は第2項において、光スタ
    ーカプラにはY分岐器、或いは方向性結合器を組合せた
    ものを用い、入力対出力のポート数はM対N(M=1,2,
    3,…,N=2,3,4,…)からなることを特徴とするガラス導
    波路レーザーアレイ。
  6. 【請求項6】請求項第1〜4項のいずれか1項におい
    て、ガラス導波路型共振器のアレイのコア導波路はSi
    O2、或いは屈折率制御用添加物を添加したSiO2に少なく
    とも希土類元素を1種添加したガラスを用いたことを特
    徴とするガラス導波路レーザーアレイ。
  7. 【請求項7】請求項第1〜6項のいずれか1項におい
    て、光スターカプラに方向性結合器を用い、該方向性結
    合器の使用していない入力ポートに受光素子を設け、ガ
    ラス導波路型共振器アレイの入力側から漏洩してきたレ
    ーザー発振光をモニタするようにしたことを特徴とする
    ガラス導波路レーザーアレイ。
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