JP2656436B2 - 路上標識体 - Google Patents
路上標識体Info
- Publication number
- JP2656436B2 JP2656436B2 JP5210920A JP21092093A JP2656436B2 JP 2656436 B2 JP2656436 B2 JP 2656436B2 JP 5210920 A JP5210920 A JP 5210920A JP 21092093 A JP21092093 A JP 21092093A JP 2656436 B2 JP2656436 B2 JP 2656436B2
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- JP
- Japan
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- display
- legs
- road
- state
- lower side
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- Road Signs Or Road Markings (AREA)
- Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、路上に静置して、そ
の存在を知覚させる路上標識体に関する。このような路
上標識体は、故障車両存在警告、危険物存在表示、道路
境界の形成・表示、車線分離、工事範囲表示、危険地帯
の画成・表示などに使用される。
の存在を知覚させる路上標識体に関する。このような路
上標識体は、故障車両存在警告、危険物存在表示、道路
境界の形成・表示、車線分離、工事範囲表示、危険地帯
の画成・表示などに使用される。
【0002】
【従来の技術】従来の路上標識体は、第6図に例示する
ように、路面に安定して静置するための基台部61と、
その基台部から起立する表示部62とからなり、基台部
61と表示部62が一体に形成されている。
ように、路面に安定して静置するための基台部61と、
その基台部から起立する表示部62とからなり、基台部
61と表示部62が一体に形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、基台部61と
表示部62が硬質合成樹脂材料で一体に成形されている
から、折り畳みは不可能であり、常に一定不変の容積を
有する。運搬時容積を可及的に小さくするため、表示部
62を中空の円錐状に形成して、長さ方向に互いに嵌合
可能とされているが、各路上標識体の間には大きな間隙
が残るため、積み重ね長さが長くなり、かつ、結合状態
が非常に不安定である。そのため、所要数の路上標識体
を目的地まで急送する場合は、トラックなどの積載能力
の大きい運搬車が必要であり、また、トラックなどでの
運搬時に大きな死空間が生じ、荷崩れが生じ易いという
問題がある。
表示部62が硬質合成樹脂材料で一体に成形されている
から、折り畳みは不可能であり、常に一定不変の容積を
有する。運搬時容積を可及的に小さくするため、表示部
62を中空の円錐状に形成して、長さ方向に互いに嵌合
可能とされているが、各路上標識体の間には大きな間隙
が残るため、積み重ね長さが長くなり、かつ、結合状態
が非常に不安定である。そのため、所要数の路上標識体
を目的地まで急送する場合は、トラックなどの積載能力
の大きい運搬車が必要であり、また、トラックなどでの
運搬時に大きな死空間が生じ、荷崩れが生じ易いという
問題がある。
【0004】また、複数個を積み重ねた状態で人が持ち
運ぶときは、両手を使って抱え込むようにしなければな
らないため、衣服などが汚れる問題がある。さらに、使
用中に強風等による転倒を防止するためには、第6図に
鎖線で示すように、表示部62に環状の重り63を嵌合
し、基台部61に載置しているが、この重りの取扱い及
び管理が繁雑である。
運ぶときは、両手を使って抱え込むようにしなければな
らないため、衣服などが汚れる問題がある。さらに、使
用中に強風等による転倒を防止するためには、第6図に
鎖線で示すように、表示部62に環状の重り63を嵌合
し、基台部61に載置しているが、この重りの取扱い及
び管理が繁雑である。
【0005】この発明は、上記の問題点に鑑み、不使用
時は薄く折り畳んで積み重ね可能とし、最小の容積で同
時に多数枚を運搬できるようにした路上標識体を提供す
ることを目的とする。
時は薄く折り畳んで積み重ね可能とし、最小の容積で同
時に多数枚を運搬できるようにした路上標識体を提供す
ることを目的とする。
【0006】また、路上に静置して使用する間の遠隔者
に対する注意喚起力を向上することを目的とする。
に対する注意喚起力を向上することを目的とする。
【0007】さらに、複数個も容易に持ち運ぶことがで
きるようにすることを目的とする。
きるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の路上標識体は、二本の脚をその長さ方向中
央において十字状に交差する状態から一字状に重なる状
態まで回動自在に結合するとともに、一方の脚の上面に
中空正立二等辺三角形の表示板をその下辺において、そ
の表示板の頂点と下辺中央とを結ぶ直線が前記二本の脚
の回動軸線上に存在する状態で固着し、前記他方の脚の
上面には、中空正立二等辺三角形をその頂点と下辺中央
とを結ぶ直線に沿って二分割した半三角形状の二つの表
示板をその下辺において前記二分割線が前記二本の脚の
回動軸線上に存在する状態で固着し、さらに、各半三角
形状の表示板と二等辺三角形状の表示板とを上部におい
てヒンジで結合してなる。
め、本発明の路上標識体は、二本の脚をその長さ方向中
央において十字状に交差する状態から一字状に重なる状
態まで回動自在に結合するとともに、一方の脚の上面に
中空正立二等辺三角形の表示板をその下辺において、そ
の表示板の頂点と下辺中央とを結ぶ直線が前記二本の脚
の回動軸線上に存在する状態で固着し、前記他方の脚の
上面には、中空正立二等辺三角形をその頂点と下辺中央
とを結ぶ直線に沿って二分割した半三角形状の二つの表
示板をその下辺において前記二分割線が前記二本の脚の
回動軸線上に存在する状態で固着し、さらに、各半三角
形状の表示板と二等辺三角形状の表示板とを上部におい
てヒンジで結合してなる。
【0009】
【作用】二本の脚を十字状になるように回動すると、中
空正立二等辺三角形状の表示板が直交状態に開く。表示
板に所定の色に看着し、又は、発光させると、前後左右
の方向からその存在が判る。
空正立二等辺三角形状の表示板が直交状態に開く。表示
板に所定の色に看着し、又は、発光させると、前後左右
の方向からその存在が判る。
【0010】また、二本の脚を一字状になるように回動
すると、表示板が重なり合って扁平状態に折り畳まれ
る。
すると、表示板が重なり合って扁平状態に折り畳まれ
る。
【0011】
【実施例】次に、この発明の実施例を図面に基いて説明
する。この発明に係る路上標識体は、基本的構成要素と
して、複数枚の表示板1,2と、各表示板を開閉自在に
枢着するヒンジ3a,3bと、各表示板の底辺に取り付
けられた脚4a,4bと、係止部材5を有する。
する。この発明に係る路上標識体は、基本的構成要素と
して、複数枚の表示板1,2と、各表示板を開閉自在に
枢着するヒンジ3a,3bと、各表示板の底辺に取り付
けられた脚4a,4bと、係止部材5を有する。
【0012】表示板1,2は、その表裏両面を照射する
太陽光又は照明光等を反射して、その存在を遠方の人に
知覚させるものであり、好ましくは、人の注意を引く色
彩が施されている。この目的のためには、金属製の表示
板にペンキ又は螢光塗料などを塗布してもよいし、光乱
反射性の有色合成樹脂シートを貼着しても良く、また、
表示板を有色合成樹脂材料で成形しても良く、あるい
は、例えば化学処理等により発色させた金属板を用いて
もよい。
太陽光又は照明光等を反射して、その存在を遠方の人に
知覚させるものであり、好ましくは、人の注意を引く色
彩が施されている。この目的のためには、金属製の表示
板にペンキ又は螢光塗料などを塗布してもよいし、光乱
反射性の有色合成樹脂シートを貼着しても良く、また、
表示板を有色合成樹脂材料で成形しても良く、あるい
は、例えば化学処理等により発色させた金属板を用いて
もよい。
【0013】そして、各表示板1,2は、正立二等辺三
角形に成形され、そのうち表示板2をその頂点と底辺中
央を結ぶ直線に沿って2a,2bに二分し、各分割片2
a,2bを、あたかも一方の表示板1の頂点とその底辺
中央を結ぶ直線に沿って交差するようにその一方の表示
板1に当接させ、各分割片2a,2bの上部と一方の表
示板1とをヒンジ3aにより開閉自在に枢着させてあ
る。
角形に成形され、そのうち表示板2をその頂点と底辺中
央を結ぶ直線に沿って2a,2bに二分し、各分割片2
a,2bを、あたかも一方の表示板1の頂点とその底辺
中央を結ぶ直線に沿って交差するようにその一方の表示
板1に当接させ、各分割片2a,2bの上部と一方の表
示板1とをヒンジ3aにより開閉自在に枢着させてあ
る。
【0014】各表示板1,2の底辺を脚4a,4bに結
合し、その脚4a,4bの交差部を回転自在に接続する
軸3bも前記ヒンジ3aと同様の機能を果たしている。
合し、その脚4a,4bの交差部を回転自在に接続する
軸3bも前記ヒンジ3aと同様の機能を果たしている。
【0015】表示板1,2を開いた状態では、第1図に
示すように、各表示板の底辺が共通の平面上に存し、閉
状態では、第2図に示すように、各表示板1,2が一枚
状に互いに重なり合って薄くなる。
示すように、各表示板の底辺が共通の平面上に存し、閉
状態では、第2図に示すように、各表示板1,2が一枚
状に互いに重なり合って薄くなる。
【0016】脚4a,4bは、望ましくは金属材で作ら
れて、各表示板の底辺に固着されている。表示板1,2
は比較的軽薄に作られて、表面積が比較的大きく、この
路上標識体の使用時に風を受けやすいので、この脚の役
割は、重心を低くして安定性を高めて、容易に転倒しな
いようにすることであり、また、各表示板の開閉時に作
業者が加える力を受けて表示板を保護し、かつ、容易に
表示板の開閉ができるようにすることであり、所要の重
さと強度を備えている。脚4a,4bは、硬質プラスチ
ックで筒状に成形し、その中に重りとなる砂等を充填し
たものでもよい。
れて、各表示板の底辺に固着されている。表示板1,2
は比較的軽薄に作られて、表面積が比較的大きく、この
路上標識体の使用時に風を受けやすいので、この脚の役
割は、重心を低くして安定性を高めて、容易に転倒しな
いようにすることであり、また、各表示板の開閉時に作
業者が加える力を受けて表示板を保護し、かつ、容易に
表示板の開閉ができるようにすることであり、所要の重
さと強度を備えている。脚4a,4bは、硬質プラスチ
ックで筒状に成形し、その中に重りとなる砂等を充填し
たものでもよい。
【0017】さらに、この脚4a,4bには、この路上
標識体が多少の凹凸面を有しても路面上に静置できるよ
うにするため、また、静置されている間に風を受けた時
に、路面上を滑動することがないように、第3図に示す
ように、少なくとも一方の脚部4aの少なくとも両端部
に、ゴム等の摩擦係数の大きな材料で作られた滑り止め
部材4cが突出させて固着されている。図示の好ましい
例では、他方の脚部4bの両端部を鋸歯状に加工して、
滑り止め部材4dが形成されている。
標識体が多少の凹凸面を有しても路面上に静置できるよ
うにするため、また、静置されている間に風を受けた時
に、路面上を滑動することがないように、第3図に示す
ように、少なくとも一方の脚部4aの少なくとも両端部
に、ゴム等の摩擦係数の大きな材料で作られた滑り止め
部材4cが突出させて固着されている。図示の好ましい
例では、他方の脚部4bの両端部を鋸歯状に加工して、
滑り止め部材4dが形成されている。
【0018】この路上標識体には、表示板を所要角度ま
で開いたときに、他方の脚に係止して開き角度を一定に
保つ係止部材5が取り付けられている。第1の実施例で
は、少なくとも一方の脚4bには、脚同志を所定角度ま
で回転した時に他方の脚の側面に当接する係止縁により
構成されている。
で開いたときに、他方の脚に係止して開き角度を一定に
保つ係止部材5が取り付けられている。第1の実施例で
は、少なくとも一方の脚4bには、脚同志を所定角度ま
で回転した時に他方の脚の側面に当接する係止縁により
構成されている。
【0019】上記表示板には、この路上標識体の持ち運
びを容易にするため、手提げ孔6が形成してある。この
手提げ孔には、路上標識体を扁平に折り畳んだ時に手を
通して、路上標識体を提げて持ち運ぶことができる。
びを容易にするため、手提げ孔6が形成してある。この
手提げ孔には、路上標識体を扁平に折り畳んだ時に手を
通して、路上標識体を提げて持ち運ぶことができる。
【0020】上記の構成により、今、第2図に示すよう
に、扁平状態に折り畳まれている路上標識体を持ち上
げ、並列状態にある二つの脚4a,4bをもって互いに
交差する方向となるように開くと、これにつれて第1図
に示すように表示板1,2が拡開される。そして、所定
角度まで開かれると、係止部材5が他方の脚4aの側面
に止められて、それ以上開かなくなる。こうして、各表
示板は互いに交差状態になり、この路上標識体を脚4
a,4bの滑り止め部材4c,4dにより路面上に静置
することができる。静置した状態では、表示板の表示面
が前後左右の方向に向けられる。
に、扁平状態に折り畳まれている路上標識体を持ち上
げ、並列状態にある二つの脚4a,4bをもって互いに
交差する方向となるように開くと、これにつれて第1図
に示すように表示板1,2が拡開される。そして、所定
角度まで開かれると、係止部材5が他方の脚4aの側面
に止められて、それ以上開かなくなる。こうして、各表
示板は互いに交差状態になり、この路上標識体を脚4
a,4bの滑り止め部材4c,4dにより路面上に静置
することができる。静置した状態では、表示板の表示面
が前後左右の方向に向けられる。
【0021】従って、その表示面に人目を引く色彩のペ
ンキ又は螢光塗料が施され、又は、光乱反射性の有色シ
ートが貼着され、あるいは、発色処理されている場合
は、その表示面からの反射光が遠方の人にも視認可能で
あり、その路上標識体の存在が知覚される。
ンキ又は螢光塗料が施され、又は、光乱反射性の有色シ
ートが貼着され、あるいは、発色処理されている場合
は、その表示面からの反射光が遠方の人にも視認可能で
あり、その路上標識体の存在が知覚される。
【0022】そして、このような路上標識体は、自動車
などに常備しておけば、路上で故障で駐車中に後方路面
に立設して、他の車両に注意を喚起することができる。
また、路上標識体を複数個、適宜の距離をもって路面に
配列した場合は、車線分離や境界形成・表示、例えば、
交通事故現場の立入り禁止領域の区画・表示、工事現場
の危険領域の区画・表示等を容易に行うことができ、し
かも、隣接して配置された路上標識体の手提げ孔6に、
棒、ロープ、チェンなどの連結部材を通し、これらを連
結すれば、防護柵とすることができる。
などに常備しておけば、路上で故障で駐車中に後方路面
に立設して、他の車両に注意を喚起することができる。
また、路上標識体を複数個、適宜の距離をもって路面に
配列した場合は、車線分離や境界形成・表示、例えば、
交通事故現場の立入り禁止領域の区画・表示、工事現場
の危険領域の区画・表示等を容易に行うことができ、し
かも、隣接して配置された路上標識体の手提げ孔6に、
棒、ロープ、チェンなどの連結部材を通し、これらを連
結すれば、防護柵とすることができる。
【0023】路上標識体としての役割が終了した場合
は、前記連結部材を取り外し、まず、脚4a,4bをも
って、軸3bを中心として各脚が接近する方向に回転さ
せ、これと同時に各表示板を互いに重なり合うまで閉じ
る。閉じた状態では、各表示板の手提げ孔6が合致する
ので、その手提げ孔に手を通して、その路上標識体を運
搬車まで持ち運び、これを載せることができる。工事の
ように、多数個の路上標識体を用いる場合は、例えば、
トラックやオートバイ等の運搬車まで持ち運び、その運
搬車に用意してある収納箱等に、扁平状態で順次近接さ
せて収納し、又は積み重ねることができる。
は、前記連結部材を取り外し、まず、脚4a,4bをも
って、軸3bを中心として各脚が接近する方向に回転さ
せ、これと同時に各表示板を互いに重なり合うまで閉じ
る。閉じた状態では、各表示板の手提げ孔6が合致する
ので、その手提げ孔に手を通して、その路上標識体を運
搬車まで持ち運び、これを載せることができる。工事の
ように、多数個の路上標識体を用いる場合は、例えば、
トラックやオートバイ等の運搬車まで持ち運び、その運
搬車に用意してある収納箱等に、扁平状態で順次近接さ
せて収納し、又は積み重ねることができる。
【0024】路上標識体は、閉状態では厚みがなく、か
つ、いずれの路上標識体も同様な形状に折り畳まれるの
で、収納容積又は積載容積が、従来品に比べて格段に小
さい。従って、例えば、交通事故現場での緊急な車線変
更・区画・表示が必要な場合は、最少限の路上標識体を
バイクに取付けたケースなどに収納して現場に急行し
て、速やかに、路上標識体を展開し、路面に静置して、
迅速かつ安全に事故処理を行うことができる。
つ、いずれの路上標識体も同様な形状に折り畳まれるの
で、収納容積又は積載容積が、従来品に比べて格段に小
さい。従って、例えば、交通事故現場での緊急な車線変
更・区画・表示が必要な場合は、最少限の路上標識体を
バイクに取付けたケースなどに収納して現場に急行し
て、速やかに、路上標識体を展開し、路面に静置して、
迅速かつ安全に事故処理を行うことができる。
【0025】その他、例えばガス洩れ事故等の発生時
に、車道に設けられたマンホールから出入りするための
防護柵形成を敏速に行う場合にも、この路上標識体をバ
イク等で運搬していくことができる。
に、車道に設けられたマンホールから出入りするための
防護柵形成を敏速に行う場合にも、この路上標識体をバ
イク等で運搬していくことができる。
【0026】また、例えば、道路工事などのように長い
距離に亘って路上標識体を配列する場合には、従来と同
一の積載容量の運搬車で、従来の数倍の数の路上標識体
を運搬できる利点を有する。
距離に亘って路上標識体を配列する場合には、従来と同
一の積載容量の運搬車で、従来の数倍の数の路上標識体
を運搬できる利点を有する。
【0027】なお、表示板1,2を図示のように、中空
正立二等辺三角形に形成した場合は、材料節減の効果が
あるほか、風力を逃すことによる転倒防止の効果が得ら
れ、また、さらには、上下のヒンジ3a,3bの間に生
じる空間部を利用して、そこに、第4図に例示するよう
な風車式の回転表示体41を注意喚起手段として設ける
ことが可能であり、その回転による光反射方向の変化が
一層注意を引くので、訴求力(存在を知覚させる力)が
向上する。なお、この場合の回転表示体41は、折畳み
時に表示板とほぼ同一の面内に存するように、断面ほぼ
S字形の一枚羽根状のものが使用される。回転表示体の
上下の軸受42,43は、開状態の表示板に嵌合固定さ
れる。下側の軸受43には、スラストベアリングが用い
られている。
正立二等辺三角形に形成した場合は、材料節減の効果が
あるほか、風力を逃すことによる転倒防止の効果が得ら
れ、また、さらには、上下のヒンジ3a,3bの間に生
じる空間部を利用して、そこに、第4図に例示するよう
な風車式の回転表示体41を注意喚起手段として設ける
ことが可能であり、その回転による光反射方向の変化が
一層注意を引くので、訴求力(存在を知覚させる力)が
向上する。なお、この場合の回転表示体41は、折畳み
時に表示板とほぼ同一の面内に存するように、断面ほぼ
S字形の一枚羽根状のものが使用される。回転表示体の
上下の軸受42,43は、開状態の表示板に嵌合固定さ
れる。下側の軸受43には、スラストベアリングが用い
られている。
【0028】さらに、脚4aの空間部に乾電池など電源
を収容するとともに、前記各表示板の間の空間に、その
電源を用いて赤色などに連続発光又は点滅発光する発光
体を設けるようにしてもよい。このような発光体を備え
たものは、夜間用として有効である。
を収容するとともに、前記各表示板の間の空間に、その
電源を用いて赤色などに連続発光又は点滅発光する発光
体を設けるようにしてもよい。このような発光体を備え
たものは、夜間用として有効である。
【0029】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、脚を持
って十字状になるまで展開することにより、表示板を前
後左右方向に向けて、広い面積により円錐形の従来品よ
りも格段に視認性が向上される。また、脚を反対方向に
回して表示板を扁平に折畳むことができ、折畳んだ状態
での一度の取扱量を多くすること及び積載容積の縮小化
が可能である。
って十字状になるまで展開することにより、表示板を前
後左右方向に向けて、広い面積により円錐形の従来品よ
りも格段に視認性が向上される。また、脚を反対方向に
回して表示板を扁平に折畳むことができ、折畳んだ状態
での一度の取扱量を多くすること及び積載容積の縮小化
が可能である。
【図1】本発明の一実施例の使用状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】折畳んだ状態の図で、(イ)は正面図、(ロ)
は右側面図、(ハ)は平面図、(ニ)は底面図である。
は右側面図、(ハ)は平面図、(ニ)は底面図である。
【図3】脚部のみの底面側斜視図である。
【図4】回転表示体の一例を示す分解斜視図である。
【図5】従来の路上標識体の斜視図である。
1,2 表示板 3,3a,3b ヒンジ 4a,4b 脚 4c,4d 滑り止め部材 5,5A 係止部材 41 回転表示体 42,43 軸受
Claims (1)
- 【請求項1】 二本の脚をその長さ方向中央において十
字状に交差する状態から一字状に重なる状態まで回動自
在に結合するとともに、一方の脚の上面に中空正立二等
辺三角形の表示板をその下辺において、その表示板の頂
点と下辺中央とを結ぶ直線が前記二本の脚の回動軸線上
に存在する状態で固着し、前記他方の脚の上面には、中
空正立二等辺三角形をその頂点と下辺中央とを結ぶ直線
に沿って二分割した半三角形状の二つの表示板をその下
辺において前記二分割線が前記二本の脚の回動軸線上に
存在する状態で固着し、さらに、各半三角形状の表示板
と二等辺三角形状の表示板とを上部においてヒンジで結
合してなる路上標識体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5210920A JP2656436B2 (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | 路上標識体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5210920A JP2656436B2 (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | 路上標識体 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1263643A Division JPH03125708A (ja) | 1989-10-09 | 1989-10-09 | 路上標識体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06173229A JPH06173229A (ja) | 1994-06-21 |
JP2656436B2 true JP2656436B2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=16597264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5210920A Expired - Fee Related JP2656436B2 (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | 路上標識体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2656436B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5118897B2 (ja) * | 2007-06-19 | 2013-01-16 | ジャパンスチールスアイエヌシー株式会社 | 梁鉄筋組立架台 |
JP4671370B1 (ja) * | 2010-09-10 | 2011-04-13 | 株式会社ライフクリエ | 標識具 |
-
1993
- 1993-08-02 JP JP5210920A patent/JP2656436B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06173229A (ja) | 1994-06-21 |
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Legal Events
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |