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JP2642545B2 - 視覚特性のブロック直交変換領域への変換方法 - Google Patents

視覚特性のブロック直交変換領域への変換方法

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Publication number
JP2642545B2
JP2642545B2 JP26205091A JP26205091A JP2642545B2 JP 2642545 B2 JP2642545 B2 JP 2642545B2 JP 26205091 A JP26205091 A JP 26205091A JP 26205091 A JP26205091 A JP 26205091A JP 2642545 B2 JP2642545 B2 JP 2642545B2
Authority
JP
Japan
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spatial
block
orthogonal transform
impulse
visual characteristics
Prior art date
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JP26205091A
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English (en)
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JPH06113278A (ja
Inventor
志雄 呉
陽一 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
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  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は画像の圧縮符号化装置
において用いられ、特に人間の視覚特性を考慮した量子
化あるいは評価を行う場合に、視覚特性(周波数特性)
をブロック直交変換領域に変換する変換方式に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の視覚特性の領域変換方式として
は、例えば文献:「可変長符号化方式における視覚特性
を考慮したDCT係数の最適量子化」(電子情報通信学
会技術研究報告 IE90−101)に開示されるもの
があった。図3は、この従来の方式を説明するための図
であり、以下、従来の方式の処理手順について説明す
る。 図3に於いて、N×Nのブロックサイズの直交変換
領域の視覚特性を得るため、先ず、N×Nのブロックの
値が全てAとなる直交変換領域のブロックデータを入力
する。
【0003】 このブロックデータを直交変換し、空
間領域のインパルスを得る。この時インパルスの高さが
1となるように前記係数Aを調節する。
【0004】 空間領域のインパルスを離散フーリエ
変換(DFT)を用いて空間周波数領域に変換する。
【0005】 空間周波数領域のデータに対して同じ
く空間周波数領域の視覚特性H(k,m)を掛ける。
【0006】 このデータを逆離散フーリエ変換(I
DFT)を用いて空間領域に変換し、視覚特性による空
間インパルス応答を得る。
【0007】 最後に、この空間インパルス応答を逆
直交変換することにより所定の直交変換領域に変換し、
直交変換領域における視覚特性を得る。この場合視覚特
性は複素数で表されるのでそのノルムを求め更に前記係
数Aで正規化することにより直交変換領域における正規
化された視覚特性が得られる。
【0008】表1は8×8のブロックにおいて、視距離
LをL=1024(画素)とし、直交変換として離散余
弦変換(DCT)を用いた場合のDCTにおける視覚特
性の一例を示したものである。
【0009】
【表1】
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
変換方式をブロック直交変換領域に応用した場合、本来
多数のブロックに広がるはずの視覚特性による空間イン
パルス応答が1つのブロックに折り返され、正確なイン
パルス応答が得られなくなり、従って正確な視覚特性の
変換が出来なくなるという問題点があった。
【0011】この発明は以上述べた視覚特性による空間
インパルス応答が1つのブロックに折り返される結果正
確なインパルス応答が得られなくなり、従って正確な視
覚特性の変換が出来なくなるというブロック分割による
視覚特性への悪影響を除去し視覚特性を正確に変換する
変換方式を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は前記課題を解
決するために、(a)空間領域中のM×Nの空間インパ
ルスをmM×nNに領域拡張し、(m,n,M,N:正
の整数) (b)前記領域拡張された空間インパルスを
空間周波数領域に変換し、(c)前記空間周波数領域に
変換された空間インパルスに空間周波数領域における視
覚特性を乗じ、空間領域に逆変換して空間インパルス応
答を求め、(d)前記空間インパルス応答をブロック直
交変換領域に変換し、各ブロックの同一成分のノルム値
を求め、(e)前記空間インパルスをブロック直交変換
領域に変換し、各成分の絶対値を求め、(f)前記空間
インパルス応答のノルム値と前記空間インパルスの絶対
値との比によりブロック直交変換領域における視覚特性
を求めることを特徴とする。
【0013】
【作用】この発明によれば、M×Nのブロックサイズの
空間インパルスを有する空間領域をブロックサイズに応
じて設定可変な拡張倍率m,nによりm・M×n・Nの
領域に拡張する際に、空間インパルス応答に折り返しが
生じないように拡張倍率を選択すると共に該拡張領域に
於いて前記空間インパルスのピーク点を空間の中央付近
に配置し、該拡張領域において空間周波数領域に変換さ
れたのち視覚特性が付与されブロック直交変換された空
間インパルスのノルム値とブロック直交変換された空間
インパルスの絶対値との比を求め、これによりブロック
直交変換領域における視覚特性を求めており、前記空間
インパルスの折り返しによる歪みの生じない正確な視覚
特性の変換を可能としている。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら詳述する。
【0015】図1は本発明の一実施例を示す装置の機能
ブロック図であり、図1において、入力101はM×N
のブロックサイズ(M,Nは高速変換等の都合上M,N
=2P と設定されることが多い)の空間インパルスであ
る。このインパルスのピーク点は後述のインパルス応答
の特性を考慮してブロックの中央付近に置かれる。
【0016】空間領域拡張手段1は、前記入力101の
M×Nのブロックを中心として空間領域をmM×nNの
領域に拡張する。但し、m,nは正の整数で、インパル
ス応答に折り返しが生じないようにブロックサイズに応
じた好適な値が後述のように選択される。
【0017】離散フーリエ変換(DFT)手段2は、拡
張されたmM×nNの空間領域102を空間周波数領域
に変換する。
【0018】視覚特性付加手段3は、空間周波数領域に
変換された空間インパルス103に視覚特性テーブル9
から出力される空間周波数領域における視覚特性111
を乗算する。
【0019】逆離散フーリエ変換(IDFT)4は、視
覚特性が付加され空間周波数領域に変換された空間イン
パルス104を再び空間領域に変換する。この結果、視
覚特性による空間インパルス応答105が得られる。
【0020】ブロック直交変換手段5は前記空間インパ
ルス応答105をM×Nのブロック直交変換領域に変換
すると共に前記空間インパルス入力101を1ブロック
のみブロック直交変換する。
【0021】ノルム演算手段6は、ブロック直交変換さ
れた前記各ブロックの同一成分106のノルム演算を行
い、絶対値手段7は直交変換された前記空間インパルス
108の絶対値演算を行う。
【0022】比較正規化手段8は視覚特性の付加された
空間インパルスの直交変換値107と空間インパルスの
直交変換値109との比を取り必要に応じて正規化を行
いブロック直交変換領域における視覚特性110を出力
する。
【0023】次に視覚特性のブロック直交変換領域への
変換方式の詳細および手順を図2を参照して説明する。
【0024】 先ずM×Nのブロックサイズの空間イ
ンパルス[X(k,l)]31を入力する。但し[・]
は行列を表し、k,lは0≦k<M,0≦l<Nの離散
値をとる。
【0025】
【数1】
【0026】 前記空間インパルス[X(k,l)]
が中央となるように空間を(m×n)倍に拡張し(但し
m,n≧1)、拡張された領域のデータを全て“0”と
する。尚、拡張倍率m,nは例えばM,N=8の場合
m,n≧3、M,N=16の場合m,n≧2、M,N≧
32の場合m,n≧1とすると空間インパルス応答が1
つのブロックに折り返されることのない良好な結果が得
られる。
【0027】 領域拡張された空間インパルス32を
離散フーリエ変換(DFT)する。このDFTは次式
(2)で表される。
【0028】
【数2】
【0029】 [F(u,v)]33に視覚特性のD
FT値[HF (u,v)]34を掛けこの値35を逆離
散フーリエ変換(IDFT)し空間領域に戻す。このI
DFTは次式(3)で表される。得られた[XH (k,
l)]36は前記空間インパルスの視覚特性による応答
となる。
【0030】
【数3】
【0031】 前記インパルス応答[XH (k,
l)]に対してM×Nのブロック直交変換を施すと共に
前記空間インパルス[X(k,l)]も同様にブロック
直交変換する。このブロック直交変換はそれぞれ次式
(4)、(5)で表される。但し、式(4)における
(i,j)はブロック番号を表し、[C]は任意の直交
変換関数行列であり[Ct ]はその転置行列である。
【0032】 [CH (i,j) (u,v) ]=[Ct ]・[XH (i・M+k,j ・ N+l)]・[C] (4) [CX (u,v) ]=[Ct ]・[X(k,l) ]・[C] (5) [CH (i,j) (u,v) ]37は[CX (u,v) ]39の
視覚特性を示しているが、視覚特性の画像圧縮、評価へ
の応用を考えて[CH (i,j) (u,v) ]の各ブロックの同
一成分のノルム‖CH (u,v) ‖を次式(6)により対象
となる行列の各要素の絶対値の二乗和の平方根として定
義し、[‖CH (u,v) ‖]38を求めると共に[C
X (u,v) ]の各要素の絶対値からなる[|CX (u,v)
|]40を求める。
【0033】
【数4】
【0034】 最後に、式(7)で与えられる[‖C
H (u,v) ‖]と[|CX (u,v) |]との各要素間の比を
求め、ブロック直交変換領域における視覚特性とする。
視覚特性[HC ]41は必要に応じて正規化、あるいは
K倍することが可能である。 HC (u,v) =‖CH (u,v) ‖/|CX (u,v) | (7) L=1024,S=3,M,N=8,m,n=3の場合
の視覚特性をブロック余弦変換領域に変換した例を表2
から表5に示す。表2は空間インパルス応答[XH ]を
示したものであり、表3は[XH ]をブロック余弦変換
した[CH ]を示したものである。表4は空間インパル
スをブロック余弦変換した[Cx ]を示し、表5はブロ
ック余弦変換領域における視覚特性[HC ]である。
【0035】
【表2】
【0036】
【表3】
【0037】
【表4】
【0038】
【表5】
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば視
覚特性の空間インパルス応答を正確に表現し、この空間
インパルス応答の広がりによる周囲ブロックへの影響を
適切に表現しているので、適切な視覚特性のブロック直
交変換領域への変換が実現出来る。
【0040】また、画像圧縮符号化装置等では画像の視
覚特性に適した量子化法または符号化法は重要な役割を
果たしているので正確な視覚特性を用いることにより画
像の圧縮符号化効率を大幅に向上させることが可能とな
り、また画像の品質向上も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す装置の機能ブロック図
である。
【図2】本発明の変換方式の説明図である。
【図3】従来方式の説明図である。
【符号の説明】
1 空間領域拡張手段 2 DFT手段 3 視覚特性付加手段 4 IDFT手段 5 ブロック直交変換手段 6 ノルム演算手段 7 絶対値演算手段 8 比較・正規化手段 9 視覚特性テーブル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)空間領域中のM×Nの空間インパル
    スをmM×nNに領域拡張し、(m,n,M,N:正の
    整数) (b)前記領域拡張された空間インパルスを空間周波数
    領域に変換し、 (c)前記空間周波数領域に変換された空間インパルス
    に空間周波数領域における視覚特性を乗じ、空間領域に
    逆変換して空間インパルス応答を求め、 (d)前記空間インパルス応答をブロック直交変換領域
    に変換し、各ブロックの同一成分のノルム値を求め、 (e)前記空間インパルスをブロック直交変換領域に変
    換し、各成分の絶対値を求め、 (f)前記空間インパルス応答のノルム値と前記空間イ
    ンパルスの絶対値との比によりブロック直交変換領域に
    おける視覚特性を求めることを特徴とする視覚特性のブ
    ロック直交変換領域への変換方法。
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