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JP2641763B2 - 高硬度透明樹脂 - Google Patents

高硬度透明樹脂

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Publication number
JP2641763B2
JP2641763B2 JP1141203A JP14120389A JP2641763B2 JP 2641763 B2 JP2641763 B2 JP 2641763B2 JP 1141203 A JP1141203 A JP 1141203A JP 14120389 A JP14120389 A JP 14120389A JP 2641763 B2 JP2641763 B2 JP 2641763B2
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JP
Japan
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isopropenyl
dimethylbenzyl
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monomer
polymerization
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JP1141203A
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勝好 笹川
芳信 金村
雅夫 今井
順行 鈴木
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F228/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a bond to sulfur or by a heterocyclic ring containing sulfur
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C08F20/10Esters
    • C08F20/34Esters containing nitrogen, e.g. N,N-dimethylaminoethyl (meth)acrylate
    • C08F20/36Esters containing nitrogen, e.g. N,N-dimethylaminoethyl (meth)acrylate containing oxygen in addition to the carboxy oxygen, e.g. 2-N-morpholinoethyl (meth)acrylate or 2-isocyanatoethyl (meth)acrylate
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    • G02B1/04Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements made of organic materials, e.g. plastics

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高い表面硬度を有し、耐熱性に優れる透明樹
脂に関するものであり、グレージング材、光情報記録媒
体、光学レンズなどの用途に適する樹脂を提供するもの
である。
〔従来の技術〕
従来、メタクリル樹脂やポリカーボネート樹脂はその
透明性、機械的性質に優れていることから照明カバー、
看板、車輌の窓などに多く使用されている。また、近年
光学式光ディスク用基板やプラスチックレンズへの用途
も注目されている。しかしながら、これらの樹脂は線型
ポリマーであるため、表面硬度や耐薬品性が必ずしも十
分とはいえず、たとえばハードコート剤による表面処理
においても使用する溶剤について極めて限られた種類の
中から選択せねばならず、これらの点で改善が強く要望
されている。
そこで、メチルメタクリレート樹脂の表面硬度および
耐薬品性を向上させるため、メチルメタクリレートにエ
チレン重合性官能基を複数有するモノマー化合物を加え
て共重合させることにより架橋を行う方法が種々提案さ
れている。しかしながら、これらの方法ではメチルメタ
クリレート自体の重合時の体積収縮が大きい(約21%)
ことと、重合開始と同時に架橋反応も進行するため予備
重合の方法が採用できない。すなわち、重合の初期の段
階で粘度が急激に増加し流動性を失うため、注入のため
の移液が困難になる。そこで、この方法においては予備
重合なしに注型重合をおこなわねばならず、体積収縮の
問題は解決しない。
また、表面硬度の面で優れた樹脂として、ジエチレン
グリコールジアリルカーボネートを重合させた架橋構造
を有する樹脂が広くしられているが、これも重合時の体
積収縮(約14%)が大きく、かつ重合完了までに長時間
要する上、予備重合による解決は上述と同様な現象が起
こり困難である。
これらの問題を解決するため、ウレタンポリアクリル
系エステルやウレタンポリメタクリル系エステルが提案
されている(特開昭63−75022号公報)。しかしなが
ら、これらのモノマーも1分子中に重合速度の近似した
アクリル基またはメタクリル基のみを有するので、ラジ
カル重合を行う際に架橋反応も同時に進行するため予備
重合が困難であるとともに重合の制御が難しく、急激な
重合が起こりやすくモールドからの剥離や表面の荒れ
(ワカメ現象)が起こり易い。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、前記の問題点を解決し、1分子中に
重合速度の大巾に異なる重合性官能基を複数兼備した化
合物を使用し、重合速度の速い重合基の重合と、重合速
度の遅い重合基の重合を選択的または段階的に進めるこ
とにより、架橋構造を有し、重合制御が容易で、かつ高
い表面硬度を有し、重合時の暴走反応を容易に抑制し、
かつ重合時間の大巾な短縮が可能である透明樹脂を提供
することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はイソプロペニル−α,α−ジメチルベンジル
イソシアネートと、エポキシ基またはチイラン基を有す
る化合物を(メタ)アクリル酸で開環させて得られる化
合物、フェニルグリシジルエーテル類の(メタ)アクリ
ル酸開環反応物、1,4−ブチレングリコールモノ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)
アクリレート、ビス〔メタ)アクリロイルオキシエチ
ル〕イソシアヌレート、ビニルベンジルアルコールまた
はビニルベンジルチオールとを反応させて得られる1分
子中に一般式(I)で表わされる官能基と、 (式中、Xは酸素または硫黄原子を表わす。) 一般式(II)で表わされる官能基または一般式(III)
で表わされる官能基とを兼備する単量体(A)を重合さ
せてなる高硬度透明樹脂である。
(式中、Rは水素またはメチル基を表わす。) また単量体(A)と からなる群から選ばれた少なくとも1種の官能基を有す
る単量体(B)とを、単量体(A)1モルに対して、単
量体(B)0.2〜2.9モルの範囲で共重合させてなる高硬
度透明樹脂である。
単量体(A)を単独で重合させた樹脂は、次の一般式
(IV)または(V)で表わされる構造単位を有する高硬
度透明樹脂である。
単量体(A)と単量体(B)を共重合させた樹脂も、
基本的に一般式(IV)および(V)で表わされる構造単
位を骨核とし、これに から選ばれた少なくとも1種の官能基を有する単量体を
構造単位として結合した樹脂である。
(式中、Xは酸素または硫黄原子を、Rは水素またはメ
チル基を表わす)。
前記、単量体(A)を単独で注型重合するか、単量体
(A)と単量体(B)とを注型共重合させてなるグレー
ジング材、また注型重合または注型共重合後加工してな
る光学用レンズである。
またイソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソ
シアネートと1分子中に少なくとも水酸基またはメルカ
プト基のいずれかの官能基と、 よりなる群から選ばれた少なくとも1種の官能基とを兼
備する化合物とを反応させたカルバミン酸エステルまた
はチオカルバミン酸エステルを単独重合させるか、この
化合物とエチレン重合性官能基を有する化合物とを共重
合させる高硬度透明樹脂の製造方法である。
本発明の単量体(A)を単独重合させるか、単量体
(A)と単量体(B)とを共重合させると、いずれの重
合も、単量体(B)のみで単独重合する場合にくらべ
て、重合制御が極めて容易になるばかりでなく、高い表
面硬度を有する透明樹脂を得ることができる。
本発明に用いる1分子中に一般式(I)で表わされる
官能基と (式中、Xは酸素または硫黄原子を表わす。) 一般式(II)で表わされる官能基または一般式(III)
で表わされる (式中、Rは水素またはメチル基を表わす。) 官能基とを兼備する単量体(A)とはイソプロペニル−
α,α−ジメチルベンジルイソシアネートと1分子中に
少くとも水酸基 またはメルカプト基のいずれかの官能基と から選ばれる少くとも1種の官能基とを兼備する化合物
とを反応させて得られるカルバミン酸エステルまたはチ
オカルバミン酸エステルである。具体的にはイソプロペ
ニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアネートとして
3−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシ
アネートおよび4−イソプロペニル−α,α−ジメチル
ベンジルイソシアネートを用いる。1分子中に少くとも
水酸基またはメルカプト基のいずれかの官能基と から選ばれる少くとも1種の官能基とを兼備する化合物
としては、 エポキシ基またはチイラン基をアクリル酸またはメタ
クリル酸で開環させて得る化合物類、たとえばヒドロキ
シエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシプロ
ピルメタクリレート、グリセロール−1,2−ジアクリレ
ート、グリセロール−1,2−ジメタクリレート、グリセ
ロール−1,3−ジアクリレート、グリセロール−1,3−ジ
メタクリレート、グリセロール−1−アクリレート−3
−メタクリレート、フェニルグリシジルエテーテル類の
アクリル酸またはメタクリル酸開環反応物、たとえば3
−フェノキシ−2−ヒドロキシプロピルアクリレート、
3−フェノキシ−2−ヒドロキシプロピルメタクリレー
ト、3−(2,4−ジブロモフェノキシ)−2−ヒドロキ
シプロピルアクリレート、3−(2,4−ジブロモフェノ
キシ)−2−ヒドロキシプロピルメタアクリレート、ビ
スフェノールAジグリシジルエーテルのアクリル酸また
はメタクリル酸開環反応物や1,4−ブチレングリコール
モノメタクリレート、1,4−ブチレングリコールモノア
クリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、
ペンタエリスリトールトリメタクリレート、ビニルベン
ジルアルコール、ビニルベンジルチオール、ビス(アク
リロイルオキシエチル)イソシアヌレート、ビス(メタ
クリロイルオキシエチル)イソシアヌレートなどを用い
る。これらを用いてカルバミン酸エステルまたはチオカ
ルバミン酸エステルを得るにはイソプロペニル−α,α
−ジメチルベンジルイソシアネートのイソシアネート基
と水酸基またはメルカプト基との反応によるが、この
時、合成反応が進み易いようにジブチルスズジラウレー
トやジメチルスズクロライドなどのスズ化合物またはモ
ルフォリン、ジメチルアミノベンゼンなどのアミン類を
加えて行って良いが、後のラジカル反応で着色を防ぐた
めにはスズ化合物を選択することが好ましい。また、溶
媒を用いた場合は、合成反応の後に溶媒を留去し、精製
または精製せずに単量体(A)として次のラジカル重合
に備える。
単量体(A)として具体的には N−(3−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジ
ル)−2−アクリロイルオキシカルバメート、N−(3
−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジル)−2−
メタクリロイルオキシエチルカルバメート、N−(4−
イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジル)−2−ア
クリロイルオキシエチルカルバメート、N−(4−イソ
プロペニル−α,α−ジメチルベンジル)−2−メタク
リロイルオキシエチルカルバメート、N−(3−イソプ
ロペニル−α,α−ジメチルベンジル)−1−アクリロ
イルオキシプロパン−2−イルカルバメート、N−(3
−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジル)−1−
メタクリロイルオキシプロパン−2−イルカルバメー
ト、N−(4−イソプロペニル−α,α−ジメチルベン
ジル)−1−アクリロイルオキシプロパン−2−イルカ
ルバメート、N−(3−イソプロペニル−α,α−ジメ
チルベンジル−1,3−ジアクリロイルオキシプロパン−
2−イルカルバメート、N−(3−イソプロペニル−
α,α−ジメチルベンジル)−1,3−ジメタクリロイル
オキシプロパン−2−イルカルバメート、N−(3−イ
ソプロペニル−α,α−ジメチルベンジル)−1−アク
リロイルオキシ−3−メタクリロイルオキシプロパン−
2−イルカルバメート、N−(4−イソプロペニル−
α,α−ジメチルベンジル)−1,3−ジアクリロイルオ
キシプロパン−2−イルカルバメート、N−(3−イソ
プロペニル−α,α−ジメチルベンジル)−2,2−ジア
クリロイルオキシメチル−3アクリロイルオキシプロピ
ルカルバメート、N−(4−イソプロペニル−α,α−
ジメチルベンジル)−2,2−ジメタクリロイルオキシメ
チル−3−メタクリロイルオキシプロピルカルバメート
等が挙げられる。イソシアネート化合物とメルカプト基
との反応によるときは上記のカルバメートがチオカルバ
メートになる。
また、 から選ばれる少なくとも1種の官能基を有する単量体
(B)としては、 メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチル
アクリレート、エチルメタクリレート、プロピルアクリ
レート、プロピルメタクリレート、イソプロピルアクリ
レート、イソプロピルメタクリレート、シクロヘキシル
アクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、ベンジ
ルアクリレート、ベンジルメタクリレート、エチレング
リコールジアクリレート、エチレングリコールジメタク
リレート、ジエチレングリコールジアクリレート、ジエ
チレングリコールジメタクリレート、ネオペンチルグリ
コールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジメタ
クリレート、プロピレングリコールジアクリレート、プ
ロピレングリコールジメタクリレート、ジプロピレング
リコールジアクリレート、ジプロピレングリコールジメ
タクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ペン
タエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリト
ールトリメタクリレート、ペンタエリスリトールテトラ
アクリレート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレ
ート、トリス(アクリロイルオキシエチル)イソシアヌ
レート、トリス(メタクリロイルオキシエチル)イソシ
アヌレート、スチレン、クロロスチレン、ブロモスチレ
ン、α−メチルスチレン、ジビニルベンゼンなどが挙げ
られる。
次に本発明により高い硬度を有する透明樹脂を作成す
るには、上記の方法で得られた単量体(A)を単独重合
させるか、単量体(A)と単量体(B)を共重合させて
得ることができる。この場合、通常の注型重合法も採用
でき、単量体(A)または単量体(B)との混合物をラ
ジカル重合させて得ることができる。ラジカル重合は熱
重合、紫外線重合、γ線重合を用いることが可能である
が、熱重合法が好ましい。ラジカル重合開始剤には得に
限定されず、公知の過酸化ベンゾイル、p−クロロベン
ゾイルパーオキサイド、ジイソプロピルパーオキシカー
ボネート、ジ−2−エチルヘキシルパーオキシカーボネ
ート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエー
ト、t−ブチルパーオキシピバレートなどの過酸化物お
よびアゾビスイソブチロニトリルなどのアゾ化合物を0.
01〜5重量%の割合で用いる。次に、重合開始剤を加え
た混合液を公知の注型重合法すなわちガスケットまたは
スペーサーとガラス製または金属性のモールドとを組み
合わせた鋳型の中に注入し、加熱、硬化することにより
可能である。この際、重合前の混合物に予め紫外線吸収
剤、酸化防止剤、着色防止剤、ケイ光染料、近赤外線吸
収剤などの添加剤を必要に応じて適宜加えてもよい。
〔実施例〕
以下に実施例によって、本発明を更に具体的に説明す
るが、本発明は、この実施例によって何等限定されるも
のではない。
初めに本発明に用いる単量体(A)の合成例を詳しく
説明する。合成例中の部は重合部を表わす。
(合成例1) 3−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソ
シアネート8.3部、トルエン10.0部、2−ヒドロキシエ
チルアクリレート4.8部を混合し、反応液温を100℃に保
ちながら5時間撹拌して反応を行った。反応終了後、反
応液を濃縮した。濃縮液はクロマトグラフ法で精製して
無色のシロップ状のN−(3−イソプロペニル−α,α
−ジメチルベンジル)−2−アクリロイルオキシエチル
カルバメート2.9部を得た。
元素分析値(C18H23NO4として) C H N 分析値(%) 67.62 7.29 4.39 計算値(%) 68.12 7.31 4.42 NMR(δ CDCl3 4.42(S,4H,OC 2 C 2 O−)、 (合成例2) 3−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソ
シアネート10.0部、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト6.5部、ウレタン化反応促進触媒ジブチルスズジラウ
レート0.1部を混合し、反応液温を65℃に保ちながら1
時間撹拌して反応を行った。反応終了後、反応液をクロ
マトグラフ法で精製して無色のシロップ状のN−(3−
イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジル)−2−メ
タクリロイルオキシエチルカルバメート14.0部を得た。
元素分析値(C19H25NO4として) C H N 分析値(%) 68.77 7.32 4.28 計算値(%) 68.86 7.61 4.23 NMR(δ COCl3 4.20(S,4H,OC 2 C 3 O) (合成例3) 合成例1の3−イソプロペニル−α,α−ジメチルベ
ンジルイソシアネート8.3部を4−イソプロペニル−
α,α−ジメチルベンジルイソシアネート8.3部に代え
る以外は合成例1と同様に行い無色のシロップ状のN−
(4−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジル)−
2−アクリロイルオキシエチルカルバメート3.2部を得
た。
元素分析値(C18H23NO4として) C H N 分析値(%) 67.90 7.27 4.37 計算値(%) 68.12 7.31 4.42 NMR(δ CDCl3 4.22(S,4H,OC 2 C 2 O−)、 (合成例4) 合成例2の3−イソプロピル−α,α−ジメチルベン
ジルイソシアネート10.0部を4−イソプロペニル−α,
α−ジメチルベンジルイソシアネート10.0部に代える以
外は合成例2と同様に行い無色のシロップ状のN−(4
−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジル)−2−
メタクリロイルオキシエチルカルバメート14.2部を得
た。
元素分析値(C19H25NO4として) C H N 分析値(%) 68.53 7.40 4.19 計算値(%) 68.86 7.61 4.23 NMR(δ CDCl3 4.20(S,4H,−OC 2 C 2 O−) (合成例5) 合成例2の2−ヒドロキシエチルメタクリレート6.5
部を2−ヒドロキシプロピルアクリレート6.5部に、反
応液温65℃を80℃に代える以外は合成例2と同様に行い
無色のシロップ状のN−(3−イソプロペニル−α,α
−ジメチルベンジル)−1−アクリロイルオキシプロパ
ン−2−イルカルバメート13.8部を得た。
元素分析値(C19H25NO4として) C H N 分析値(%) 68.66 7.53 4.29 計算値(%) 68.86 7.61 4.23 NMR(δ CDCl3 (合成例6) 合成例2の2−ヒドロキシエチルメタクリレート6.5
部を2−ヒドロキイプロピルメタクリレート7.5部に、
反応液温65℃を80℃にジブチルスズジラウレート0.1部
を0.2部に代える以外は合成例2と同様に行い無色のシ
ロップ状のN−(3−イソプロペニル−α,α−ジメチ
ルベンジル)−1−メタクリロイルオキシプロパン−2
−イルカルバメート15.1部を得た。
元素分析値(C20H27NO4として) C H N 分析値(%) 69.45 7.71 4.01 計算値(%) 69.54 7.87 4.05 NMR(δ CDCl3 (合成例7) 4−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソ
シアネート10.0部、2−ヒドロキシプロピルアクリレー
ト6.7部、ベンゼン10.0部反応促進触媒ジブチルスズジ
ラウレート0.5部を混合し、反応液温を60℃に保ちなが
ら5時間撹拌して反応を行った。反応終了後、反応液を
クロマトグラフ法で精製して無色のシロップ状のN−
(4−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジル)−
1−アクリロイルオキシプロパン−2−イルカルバメー
ト12.8部を得た。
元素分析値(C19H25NO4として) C H N 分析値(%) 68.45 7.44 4.07 計算値(%) 68.86 7.61 4.23 NMR(δ CDCl3 (合成例8) 3−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソ
シアネート12.0部、トルエン10.0部、グリセロール−1,
3−ジアクリレート11.9部を混合し反応液温90℃に保ち
ながら3時間撹拌して反応を行った。反応終了後、反応
液を濃縮した。濃縮液はクロマトグラフ法で精製して無
色のシロップ状のN−(3−イソプロペニル−α,α−
ジメチルベンジル)−1,3−ジアクリロイルオキシプロ
パン−2−イルカルバメート2.4部を得た。
C H N 元素分析値(%) 65.54 6.57 3.33 計算値(%) 65.82 6.78 3.49 (C22H27NO6として) NMR(δ CDCl3 (合成例9) 3−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソ
シアネート48.0部、グリセロール−1,3−ジメタクリレ
ート54.4部、ウレタン化反応促進触媒ジブチルスズジラ
ウレート0.5部を混合し、反応液温を60℃に保ちながら
1時間撹拌して反応を行なった。反応終了後、反応液を
クロマトグラフ法で精製して無色のシロップ状のN−
(3−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジル)−
1,3−ジメタクリロイルオキシプロパン−2−イルカル
バメート63.0を得た。
C H N 元素分析値(%) 66.90 7.13 3.09 計算値(%) 67.11 7.27 3.26 (C24H31NO6として) NMR(δ CDCl3 (合成例10) 合成例9のグリセロース−1,3−ジメタクリレート54.
4部をグリセロール−1−アクリレート−3−メタクリ
レート51.1部に変える以外は合成例9と同様に行ない無
色のシロップ状のN−(3−イソプロペニル−α,α−
ジメチルベンジル)−1−アクリロイルオキシ−3−メ
タクリロイルオキシプロパン−2−イルカルバメート7
1.0部を得た。
C H N 元素分析値(%) 66.11 6.99 3.23 計算値(%) 66.49 7.04 3.37 (C23H29NO6として) NMR(δ CDCl3 (合成例11) 合成例9の3−イソプロペニル−α,α−ジメチルベ
ンジルイソシアネート48.0部を4−イソプロペニル−
α,α−ジメチルベンジルイソシアネート48.0部に、グ
リセロール−1,3−ジメタクリレート54.4部をグリセロ
ール−1,3−ジアクリレート47.8部に代える以外は、合
成例9と同様に行ない無色のシロップ状のN−(4−イ
ソプロペニル−α,α−ジメチルベンジル)−1,3−ジ
アクリロイルオキシプロパン−2−イルカルバメート6
2.1部を得た。
C H N 元素分析値(%) 65.31 6.49 3.40 計算値(%) 65.82 6.78 3.49 (C22H27NO6として) NMR(δ CDCl3 (合成例12) 合成例9のグリセロール−1,3−ジメタクリレート54.
4部をペンタエリスリトールトリアクリレート71.2部に
代える以外は合成例9と同様に行ない無色のシロップ状
のN−(3−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジ
ル)−2,2−ジアクリロイルオキシメチル−3−アクリ
ロイルオキシプロピルアルバメート50.2部を得た。
C H N 元素分析値(%) 64.19 6.37 2.80 計算値(%) 64.92 6.66 2.80 (C27H33NO8として) NMR(δ CDCl3 (合成例13) 合成例9の3−イソプロペニル−α,α−ジメチルベ
ンジルイソシアネート48.0部を4−イソプロペニル−
α,α−ジメチルベンジルイソシアネート48.0部に、グ
リセロール−1,3−ジメタクリレート54.4部をペンタエ
リスリトールトリメタクリレート81.3部に代える以外は
合成例9と同様に行ない無色のシロップ状のN−(4イ
ソプロペニル−α,α−ジメチルベンジル)−2,2−ジ
メタクリロイルオキシメチル−3−メタクリロイルオキ
シプロピルカルバメート77.1部を得た。
C H N 元素分析値(%) 66.11 7.00 2.50 計算値(%) 66.53 7.26 2.59 (C30H39NO8として) NMR(δ CDCl3 実施例中の部は重量部を、%は重量%を表す。
(実施例1) 3−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソ
シアネート201部にジブチルスズジラウレート0.5部を加
え、内温が60℃になるように加熱しながらヒドロキシエ
チルメタクリレート130部を徐々に加えてウレタン化反
応を行い、赤外線吸収スペクトルでイソシアネート基の
吸収がほとんど消えた粘稠なカルバミン酸エステル化合
物を得た。これにt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘ
キサノエート0.2部を加えて良くかきまぜたのち、減圧
下に脱泡を行ったのちこの液を2枚の5m/m厚のガラス板
の周辺にポリ塩化ビニル製のスペーサーを入れ、クラン
プでしっかりと締め付けた鋳型の中に注入し、重合用熱
風炉の中で45℃から120℃まで3時間かけて昇温加熱重
合を行ったのち、冷却して鋳型から離型して表面が平滑
でわずかに黄色を帯びた透明の樹脂板を得た。この板の
鉛筆硬度(JIS−K−5401法による)は4Hであり、耐薬
品性(イソプロパノールおよびトリエンに室温、24時間
浸漬後に鉛筆HBで跡の残らないものを良好とする)が良
好で、金切りノコギリによる切断が可能であり、眼鏡レ
ンズ加工用の玉摺り機でも研削が可能であった。
(実施例2) 3−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソ
シアネート201部にジブチルスズジラウレート0.5部を加
え、内温が60℃となるように加熱しながらヒドロキシエ
チルアクリレート116部を徐々に加えてウレタン化反応
を行い、赤外線スペクトルでイソシアネート基の吸収が
ほとんど消えた粘稠なウレタン化合物を得た。これにt
−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート2.0部
を加えて良くかきまぜたのち、減圧下に脱法を行ったの
ちこの液を2枚の5mm厚のガラス板の周辺に塩化ビニル
製のスペーサーを入れ、クランプでしっかりと締めつけ
たのちこの鋳型の中に注入し、重合用熱風炉中で60℃か
ら120℃まで3時間かけて昇温加熱重合を行ったのち、
冷却し鋳型から離型して無色透明の樹脂板を得た。この
板の鉛筆硬度は5Hであり、耐薬品性が良好で金切りノコ
ギリによる切断が可能であり、眼鏡レンズ加工用の玉摺
り機でも研削が可能であった。
(実施例3) 実施例2において、ヒドロキシエチルアクリレート13
0部の代わりに2−ヒドロキシプロピルアクリレート144
部を使用する以外は同様にして無色透明の樹脂を得た。
この板の鉛筆硬度は4Hであり、耐薬品性が良好であり、
金切りノコギリによる切断が可能であり、眼鏡レンズ加
工用の玉摺り機でも研削が可能であった。
(実施例4) 4−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソ
シアネート201部にジブチルスズジラウレート0.5部を加
え、内温が60℃となるように加熱しながら3−フェノキ
シ−2−ヒドロキシプロピルアクリレート222部を徐々
に加えてウレタン化反応を行い、赤外線吸収スペクトル
でイソシアネート基の吸収がほとんど消えた粘稠なウレ
タン化合物を得た。これにメチルアクリレート200部お
よびt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート
3.0部を加えて良くかきまぜたのち、内温が50℃となる
ようにかきまぜながら内容液の粘度が150センチポイズ
に達するまで予備重合を行ったのち、減圧下に脱泡を行
い、この液を2枚の5mm厚のガラス板の周辺にポリ塩化
ビニル製のスペーサーを入れ、クランプでしっかりと締
め付けた鋳型の中に注入し、重合用熱風炉中で50℃から
120℃まで3時間かけて昇温加熱重合を行ったのち、冷
却し鋳型から離型して無色透明の樹脂板を得た。この板
の鉛筆硬度は4Hであり、耐薬品性が良好で、金切りノコ
ギリによる切断が可能であり、眼鏡レンズ加工用の玉摺
り機でも研削が可能であった。
(実施例5) スチレン300部とp−イソプロペニルジメチルベンジ
ルイソシアネート201部にジブチルスズジラウレート1.0
部を加え、内温が60℃となるように加熱しながらビスフ
ェノールAビス(2−ヒドロキシメタクリロイルオキシ
プロピルエーテル)514部を徐々に加えてウレタン化反
応を行い、赤外線吸収スペクトルでイソシアネート基の
吸収がほとんど消えた粘稠なウレタン化合物のスチレン
混合物を得た。これにt−ブチルパーオキシ−2−エチ
ルヘキサノエート5.0部を加えて良くかきまぜたのち、
減圧下に脱泡を行い、この液を2枚の5mm厚のガラス板
の周辺に塩化ビニル製のスペーサーを入れ、クランプで
しっかりと締めつけたのち、この鋳型の中に注入し、重
合用熱風炉中で50℃から120℃まで3時間かけて昇温加
熱重合を行ったのち、冷却し鋳型から離型して無色透明
の樹脂板を得た。この板の鉛筆硬度は5Hであり、耐薬品
性が良好で、金切りノコギリによる切断が可能であり、
眼鏡レンズ加工用の玉摺り機でも研削が可能であった。
(実施例6) 3−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソ
シアネート201部に4−メルカプトメチル−1−ビニル
ベンゼン148部を加え、さらにジブチルスズジラウレー
ト4部を加え、内温が60℃となるように加熱して赤外線
吸収スペクトルでイソシアネート基の吸収がほとんど消
えた粘稠なウレタン化合物を得た。これにネオペンチル
グリコールジメタクリレート200部とt−ブチルパーオ
キシ−2−エチルヘキサノエート5部を加えて良くかき
まぜたのち、減圧下に脱泡を行い、この液を2枚の5mm
厚のガラス板の周辺に塩化ビニル製のスペーサーを入
れ、クランプでしっかりと締めつけたのち、この鋳型の
中に注入し、重合用熱風炉の中で50℃から120℃まで3
時間かけて昇温加熱重合を行ったのち、冷却し鋳型から
離型してわずかに黄色を帯びた樹脂板を得た。この板の
鉛筆硬度は4Hであり、耐薬品性が良好で、金切りノコギ
リによる切断が可能であり、眼鏡レンズ加工用の玉摺り
機でも研削が可能であった。
(実施例7) 3−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソ
シアネート201部にジブチルスズジラウレート0.5部を加
え、内温が60℃となるように加熱しながらヒドロキシエ
チルアクリレート93部を徐々に加え、さらにペンタエリ
スリトールトリアクリレート60部を徐々に加えてウレタ
ン化反応を行い、赤外線吸収スペクトルでイソシアネー
ト基の吸収がほとんど消えた粘稠なウレタン化合物を得
た。これにt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノ
エート2.0部を加えて良くかきまぜたのち、減圧下に脱
泡を行い、この液を2枚の5mm厚のガラス板に周辺にポ
リ塩化ビニル製のスペーサーを入れ、クランプでしっか
りと締めつけた鋳型の中に注入し、重合用熱風炉中で50
℃から120℃まで3時間かけて昇温加熱重合を行ったの
ち、冷却し鋳型から離型して無色透明の樹脂板を得た。
この板の鉛筆硬度は6Hであり、耐薬品性が良好で、金切
りノコリによる切断が可能であり、眼鏡レンズ加工用の
玉摺り機でも研削が可能であった。
(実施例8) メチルアクリレート100部に3−イソプロペニル−
α,α−ジメチルベンジルイソシアネート200部を加
え、さらにジブチルスズジラウレート1部を加えて内温
が60℃となるように加熱してペンタエリスリトールトリ
アクリレート300部を加えて赤外線吸収スペクトルでイ
ソシアネート基の吸収がほとんど消えた粘稠なウレタン
化合物のメチルアクリレート混合物を得た。これにt−
ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート5部を加
えて良くかきまぜたのち、減圧下に脱泡を行い、この液
を2枚の5mm厚のガラス板の周辺に塩化ビニル製のスペ
ーサーを入れ、クランプでしっかりと締めつけたのち鋳
型の中に注入し、重合用熱風炉中で45℃から120℃まで
3時間かけて昇温加熱重合を行ったのち、冷却して鋳型
から離型して無色透明の樹脂板を得た。この板の鉛筆硬
度は4Hであり、耐薬品性が良好で、金切りノコギリによ
る切断が可能であり、眼鏡レンズ加工用の玉摺り機でも
研削が可能であった。
(実施例9) トリメチロールプロパントリアクリレート113部に3
−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシア
ネート201部を加え、さらにジブチルスズジラウレート
1部を加えて内温が60℃となるように加熱して、ヒドロ
キシエチルアクリレート116部を徐々に加えて赤外線吸
収スペクトルでイソシアネート基の吸収がほとんど消え
た粘稠なウレタン化合物のトリメチロールプロパン混合
物を得た。これにt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘ
キサノエート5部を加えて良くかきまぜたのち、減圧下
に脱泡を行い、この液を2枚の5mm厚のガラス板の周辺
に塩化ビニル製のスペーサーを入れ、クランプでしっか
りと締めつけたのち、この鋳型の中に注入し、重合用熱
風炉の中で50℃から120℃まで3時間かけて昇温加熱重
合を行ったのち、冷却し鋳型から離型して無色透明の樹
脂板を得た。この板の鉛筆硬度は6Hであり、耐薬品性が
良好で、金切りノコギリによる切断が可能であり、眼鏡
レンズ加工用の玉摺り機でも研削が可能であった。
(比較例1) ジエチレングリコールジアリルカーボネート100部に
t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート3部
を加えて良くかきまぜたのち、減圧下に脱泡を行い、こ
の液を2枚の5mm厚のガラス板の周辺に塩化ビニル製の
スペーサーを入れ、クランプでしっかりと締めつけた
後、この鋳型の中に注入し、重合用熱風炉の中で50℃か
ら120℃まで3時間かけて昇温加熱重合を行う途中、70
℃付近で急速な重合が起こり、ガラスモールドから重合
物が剥離、黄色に着色した。
50℃から120℃まで10時間かけて昇温加熱重合するこ
とにより、始めて剥離のない樹脂板を得ることが可能で
あった。この板の鉛筆硬度は3Hであった。
(比較例2) メチルメタクリレート200部にm−キシリレンジイソ
シアネート188部を加え、さらにジブチルスズジラウレ
ート0.5部を加え、内温が60℃となるように加熱しなが
らヒドロキシエチルメタクリレート260部を徐々に加え
て赤外線吸収スペクトルでイソシアネート基の吸収がほ
とんど消えた粘稠なウレタン化合物のメチルメタクリレ
ート混合物を得た。これにt−ブチルパーオキシ−2−
エチルヘキサノエート3部を加えて良くかきまぜたの
ち、減圧下に脱泡を行い、この液を2枚の5mm厚のガラ
ス板の周辺に塩化ビニル製のスペーサーを入れ、クラン
プでしっかりと締めつけたのちこの鋳型の中に注入し、
重合用熱風炉の中で45℃から120℃まで3時間かけて昇
温加熱重合を行う途中65℃付近で急速な重合が起こり、
ガラスモールドから重合物が剥離した。
(実施例10) 合成例2で得たN−(3−イソプロペニル−α,α−
ジメチルベンジル)−2−メタクリロイルオキシエチル
カルバメート30.0部、ビス(4−t−ブチルシクロヘキ
シル)パーオキシジカーボネート0.1部及びt−ブチル
パーオキシイソプロピルカーボネート0.1部を混合し、
均一とした液を減圧下に脱泡したのち150mm角のガラス
板と塩化ビニルのガスケットで構成されたモールド型中
に注入した。次いで60℃で1時間重合を行い、さらに12
0℃で1時間重合した後、モールドから板状重合体をと
り出した。
この板の鉛筆硬度(JIS−K−5401法による)は5Hで
あり、耐薬品性が良好で、金切りノコギリによる切断が
可能であり、眼鏡レンズ加工用の玉摺り機でも研削が可
能であった。
その他の結果について表1に示す。
尚、諸物性は下記の測定方法で測定した。
(1) 外観:板状重合体を肉眼で観察し評価した。
(2) 光線透過率:ASTM D1003に準じて測定した。
(3) 表面硬度:JIS K−5401の塗膜用鉛筆引かき試験
機を使用した。
(4) 耐熱性:120℃の熱風乾燥器中に4時間放置した
後、重合体をとり出し肉眼にて重合体の着色、表面の歪
みが観察されないものを(○)、そうでないものを
(×)とした。
(5) 加工性:眼鏡レンズ加工用の玉摺り機で研削が
可能なものを(○)、そうでないものを(×)とした。
(6) 耐薬品性:インプロパノールおよびトルエンに
室温、24時間浸漬後に鉛筆HBで跡の残らないものを
(○)、跡の残るものを(×)とした。
(実施例11) 実施例10のN−(3−イソプロペニル−α,α−ジメ
チルベンジル)−2−メタクリロイルオキシエチルカル
バメート30.0を合成例5で得たN−(3−イソプロペニ
ル−α,α−ジメチルベンジル)−1−アクリロイルオ
キシプロパン−2−イルカルバメート30.0部に代える以
外は実施例10と同様に行い板状重合体を得た。
この板の鉛筆硬度は5Hであり、耐薬品性が良好で金切
りノコギリによる切断が可能であり、眼鏡レンズ加工用
の玉摺り機でも研削が可能であった。
(実施例12) 実施例10のN−(3−イソプロペニル−α,α−ジメ
チルベンジル)メタクリロイルオキシエチルカルバメー
ト30.0を合成例7で得たN−(4−イソプロペニル−
α,α−ジメチルベンジル)−1−アクリロイルオキシ
プロパン−2−イルカルバメート30.0部に代える以外は
実施例10と同様に行い板状重合体を得た。
この板の鉛筆硬度は5Hであり、耐薬品性が良好で、金
切りノコギリによる切断が可能であり、眼鏡レンズ加工
用の玉摺り機でも研削が可能であった。
(実施例13) 実施例10のN−(3−イソプロペニル−α,α−ジメ
チルベンジル)メタクリロイルオキシエチルカルバメー
ト30.0を合成例4で得たN−(4−イソプロペニル−
α,α−ジメチルベンジル)−2−メタクリロイルオキ
シエチルカルバメート30.0部に代える以外は実施例10と
同様に行い板状重合体を得た。
この板の鉛筆硬度は5Hであり、耐薬品性が良好で、金
切りノコギリによる切断が可能であり、眼鏡レンズ加工
用の玉摺り機でも研削が可能であった。
(実施例14) 合成例1で得たN−(3−イソプロペニル−α,α−
ジメチルベンジル)−2−アクリロイルオキシエチルカ
ルバメート30.0部、スチレン1.5部、t−ブチルパーオ
キシピバレート0.1部及びt−ブチルパーオキシイソプ
ロピルカーボネート0.1部を混入し、均一とした液を150
mm角のガラス板と塩化ビニルのガスケットで構成された
モールド型中に注入した。次いで70℃で1時間重合し、
さらに120℃で1時間重合した後、モールドから板状重
合体をとり出した。
この板の鉛筆硬度は5Hであり、耐薬品性が良好で、金
切りノコギリによる切断が可能であり、眼鏡レンズ加工
用の玉摺り機でも研削が可能であった。
(実施例15) N−(4−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジ
ル)−1−メタクリロイルオキシプロピルカルバメート
30.0部、メチルメタクリレート1.5部、ビス(4−t−
ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート0.1
部及びt−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート
0.1部を混合し、均一とした液を150mm角のガラス板と塩
化ビニルのガスケットで構成されたモールド型中に注入
した。次いで60℃で1時間重合し、さらに120℃で1時
間重合した後、モールドから板状重合体をとり出した。
この板の鉛筆硬度は5Hであり、耐薬品性が良好で、金
切りノコギリによる切断が可能であり、眼鏡レンズ加工
用の玉摺り機でも研削が可能であった。
(実施例16) 合成例8で得たN−(3−イソプロペニル−α,α−
ジメチルベンジル)−1,3−ジアクリロイルオキシプロ
パン−2−イルカルバメート30.0部、ラウロイルパーオ
キサイド0.03部、ベンゾイルパーオキサイド0.15部を混
合し均一とした液を150mm角のガラス板と塩化ビニルの
ガスケットで構成されたモールド型中に注入した。次い
で55℃で1時間重合を行ない、さらに130℃で2時間重
合した後、モールドから板状重合体をとり出した。
(実施例17) 実施例16のN−(3−イソプロペニル−α,α−ジメ
チルベンジル)−1,3−ジアクリロイルオキシプロパン
−2−イルカルバメート30.0部を合成例9で得たN−
(3−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジル)−
1,3−ジメタクリロイルオキシプロパン−2−イルカル
バメート30.0部に代え、55℃で1時間重合を60℃で1時
間重合に、さらに130℃で2時間重合を140℃で2時間重
合に代える以外は実施例16と同様に行ない板状重合体を
得た。
(実施例18) 実施例17のN−(3−イソプロペニル−α,α−ジメ
チルベンジル)−1,3−ジアクリロイルオキシプロパン
−2−イルカルバメート30.0部を合成例10で得たN−
(3−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジル)−
1−アクリロイルオキシ−3−メタクリロイルオキシプ
ロパン−2−イルカルバメート30.0部に代える以外は実
施例17と同様に行ない板状重合体を得た。
(実施例19) 実施例17のN−(3−イソプロペニル−α,α−ジメ
チルベンジル)−1,3−ジアクリロイルオキシプロパン
−2−イルカルバメート30.0部を合成例11で得たN−
(4−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジル)−
1,3−ジアクリロイルオキシプロパン−2−イルカルバ
メート30.0部に代える以外は実施例17と同様に行ない板
状重合体を得た。
(実施例20) 合成例12で得たN−(3−イソプロペニル−α,α−
ジメチルベンジル)−2,2−ジアクリロイルオキシメチ
ル−3−アクリロイルオキシプロピルカルバメート30.0
部、ラウロイルパーオキサイド0.01部、t−ブチルパー
オキシ−2−エチルヘキサノエート0.15部を混合し均一
とした液を150mm角のガラス板と塩化ビニルのガスケッ
トで構成されたモールド型中に注入した。次いで55℃で
1時間重合を行ない、さらに130℃で2時間重合した
後、モールドから板状重合体をとり出した。実施例16〜
20の板状重合体について、外観、光線透過率、表面硬
度、耐熱性、加工性、耐薬品性についての測定結果を表
2に示す。測定方法は表1と同じである。
〔発明の効果〕 本発明においては、一般式(I)で表わされる重合速
度の遅い重合性基と、これよりも重合速度の速い重合性
基とを組合せることにより、重合時の暴走反応を容易に
抑制することができるため、重合時間の大巾な短縮が可
能となるばかりでなく、本課題の高い硬度を有する透明
な樹脂が得られる。
かくして、本発明により得られる高い硬度を有する透
明樹脂は、耐熱性にも優れ、かつ切断や切削などの加工
性にも優れた樹脂であり、車窓などのグレージング材、
光学情報記録媒体基盤、光学レンズなどに適する。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジ
    ルイソシアネートと、エポキシ基またはチイラン基を有
    する化合物を(メタ)アクリル酸で開環させて得られる
    化合物、フェニルグリシジルエーテル類の(メタ)アク
    リル酸開環反応物、1,4−ブチレングリコールモノ(メ
    タ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)
    アクリレート、ビス〔(メタ)アクリロイルオキシエチ
    ル〕イソシアヌレート、ビニルベンジルアルコールまた
    はビニルベンジルチオールとを反応させて得られる1分
    子中に、下記一般式(I)で表わされる官能基と、 (式中、Xは酸素または硫黄原子で表わす。) 一般式(II)で表わされる官能基または下記一般式(II
    I)で表わされる官能基とを兼備する単量体(A)を重
    合させてなる高硬度透明樹脂。 (式中、Rは水素またはメチル基を表わす。)
  2. 【請求項2】下記一般式(IV)または(V)で表わされ
    る構造単位を含有する請求項1記載の高硬度透明樹脂。 (式中、Xは酸素または硫黄原子を、Rは水素またはメ
    チル基を表わす)。
  3. 【請求項3】請求項1記載の単量体(A)と、 からなる群から選ばれた少なくとも1種の官能基を有す
    る単量体(B)とを、単量体(A)1モルに対して、単
    量体(B)0.2〜2.9モルの範囲で共重合させてなる高硬
    度透明樹脂。
  4. 【請求項4】請求項1又は3記載の高硬度透明樹脂から
    なるグレージング材。
  5. 【請求項5】請求項1又は3記載の高硬度透明樹脂から
    なる光学レンズ。
  6. 【請求項6】N−(3−イソプロペニルα,α−ジメチ
    ルベンジル)−2−アクリロイルオキシエチルカルバメ
    ート、N−(3−イソプロペニル−α,α−ジメチルベ
    ンジル)−2−メタクリロイルオキシエチルカルバメー
    ト、N−(4−イソプロペニル−α,α−ジメチルベン
    ジル)−2−アクリロイルオキシエチルカルバメート、
    N−(4−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジ
    ル)−2−メタクリロイルオキシエチルカルバメート、
    N−(3−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジ
    ル)−1−アクリロイルオキシプロパン−2−イルカル
    バメート、N−(3−イソプロペニル−α,α−ジメチ
    ルベンジル)−1−メタクリロイルオキシプロパン−2
    −イルカルバメート、N−(4−イソプロペニル−α,
    α−ジメチルベンジル)−1−アクリロイルオキシプロ
    パン−2−イルカルバメート、N−(3−イソプロペニ
    ル−α,α−ジメチルベンジル−1,3−ジアクリロイル
    オキシプロパン−2−イルカルバメート、N−(3−イ
    ソプロペニル−α,α−ジメチルベンジル)−1,3−ジ
    メタクリロイルオキシプロパン−2−イルカルバメー
    ト、N−(3−イソプロペニル−α,α−ジメチルベン
    ジル)−1−アクリロイルオキシ−3−メタクリロイル
    オキシプロパン−2−イルカルバメート、N−(4−イ
    ソプロペニル−α,α−ジメチルベンジル)−1,3−ジ
    アクリロイルオキシプロパン−2−イルカルバメート、
    N−(3−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジル
    −2,2−ジアクリロイルオキシメチル−3−アクリロイ
    ルオキシプロピルカルバメート、N−(4−イソプロペ
    ニル−α,α−ジメチルベンジル)−2,2−ジメタクリ
    ロイルオキシメチル−3−メタクリロイルオキシプロピ
    ルカルバメートよりなる群より選んだ少なくとも1種で
    ある単量体(A)を重合させてなる高硬度透明樹脂。
  7. 【請求項7】請求項6記載の単量体(A)と、 からなる群から選ばれた少なくとも1種の官能基を有す
    る単量体(B)とを、単量体(A)1モルに対して、単
    量体(B)0.2〜2.9モルの範囲で共重合させてなる高硬
    度透明樹脂。
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