JP2533104Y2 - シリンダクッション装置 - Google Patents
シリンダクッション装置Info
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- JP2533104Y2 JP2533104Y2 JP1992041916U JP4191692U JP2533104Y2 JP 2533104 Y2 JP2533104 Y2 JP 2533104Y2 JP 1992041916 U JP1992041916 U JP 1992041916U JP 4191692 U JP4191692 U JP 4191692U JP 2533104 Y2 JP2533104 Y2 JP 2533104Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、各種機械を作動させる
ために用いられる流体圧シリンダにおいて、衝撃を緩和
するため、ストローク終端でピストンの速度を減速させ
るクッション装置に関する。
ために用いられる流体圧シリンダにおいて、衝撃を緩和
するため、ストローク終端でピストンの速度を減速させ
るクッション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のシリンダのクッション装
置を示す。シリンダチューブ31内にはスライドブロック
32が摺動自在に嵌合され、シリンダチューブ31の端部に
はエンドブロック33が固定されている。スライドブロッ
ク(ピストン)32の両端部には絞り孔34が開口され、絞
り孔34の開口部の環状凹溝には絞りパッキン35が配設さ
れている。エンドブロック33には外部に開口するポート
36が形成され、ポート36とエンドブロック33の内側面の
円周近傍とを連通する通路には、チェック弁付ニードル
弁(図示せず)が配設される。エンドブロック33の内側
面の中央には、円筒状の絞り心棒37がエンドブロック33
の内側面に対してほぼ垂直に固設され、絞り心棒37の内
部とポート36との間は、エンドブロック33内の通路によ
って連通されている。
置を示す。シリンダチューブ31内にはスライドブロック
32が摺動自在に嵌合され、シリンダチューブ31の端部に
はエンドブロック33が固定されている。スライドブロッ
ク(ピストン)32の両端部には絞り孔34が開口され、絞
り孔34の開口部の環状凹溝には絞りパッキン35が配設さ
れている。エンドブロック33には外部に開口するポート
36が形成され、ポート36とエンドブロック33の内側面の
円周近傍とを連通する通路には、チェック弁付ニードル
弁(図示せず)が配設される。エンドブロック33の内側
面の中央には、円筒状の絞り心棒37がエンドブロック33
の内側面に対してほぼ垂直に固設され、絞り心棒37の内
部とポート36との間は、エンドブロック33内の通路によ
って連通されている。
【0003】従来のシリンダのクッション装置において
は、スライドブロック32がクッション区間に移動する
と、絞り心棒37が絞り孔34内に入り、排気側室内と絞り
心棒37内の通路との間が絞りパッキン35によって遮断さ
れる。排気側室内の空気の排出はチェック弁付ニードル
弁のニードル弁によって調整され、スライドブロック32
に連結されたテーブル38及び負荷の運動エネルギ並びに
推力によるエネルギによって、排気側室内の空気は圧縮
され、圧力が上昇し、減速力を発揮する。従来のシリン
ダクッション装置においては、クッション区間におい
て、運動エネルギ及び推力によるエネルギの両方を全部
吸収する必要があるので、吸収すべきエネルギの量が多
かった。また、スライドブロック32の両側に絞り孔34を
配設するので、ピストンが大型になった。
は、スライドブロック32がクッション区間に移動する
と、絞り心棒37が絞り孔34内に入り、排気側室内と絞り
心棒37内の通路との間が絞りパッキン35によって遮断さ
れる。排気側室内の空気の排出はチェック弁付ニードル
弁のニードル弁によって調整され、スライドブロック32
に連結されたテーブル38及び負荷の運動エネルギ並びに
推力によるエネルギによって、排気側室内の空気は圧縮
され、圧力が上昇し、減速力を発揮する。従来のシリン
ダクッション装置においては、クッション区間におい
て、運動エネルギ及び推力によるエネルギの両方を全部
吸収する必要があるので、吸収すべきエネルギの量が多
かった。また、スライドブロック32の両側に絞り孔34を
配設するので、ピストンが大型になった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、従来の前記
欠点を解消するものであって、クッション区間におい
て、ピストンの有効推力面積を減少させ、推力によるエ
ネルギの発生を減少させてクッションの負担を軽減さ
せ、しかもピストンの2つの絞り孔を共用の絞り孔(中
空孔)にして、ピストンの小型化を図ることを課題とす
る。
欠点を解消するものであって、クッション区間におい
て、ピストンの有効推力面積を減少させ、推力によるエ
ネルギの発生を減少させてクッションの負担を軽減さ
せ、しかもピストンの2つの絞り孔を共用の絞り孔(中
空孔)にして、ピストンの小型化を図ることを課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記課題を達
成するために、シリンダクッション装置において、中空
ピストンの両端に連通孔が形成され、中空ピストンの中
空孔内に小ピストンが摺動自在に嵌合され、ヘッドカバ
ーに固設された中空絞り心棒が、連通孔及び中空孔内に
挿通自在に配設され、中空絞り心棒の通孔が外部に連通
され、またヘッドカバー内側面開口と外部とがチェック
弁付ニードル弁を介して連通されるようにした。なお、
本考案のシリンダクッション装置に用いられる作動媒体
は、空気のみでなく、あらゆる種類の流体が含まれる。
成するために、シリンダクッション装置において、中空
ピストンの両端に連通孔が形成され、中空ピストンの中
空孔内に小ピストンが摺動自在に嵌合され、ヘッドカバ
ーに固設された中空絞り心棒が、連通孔及び中空孔内に
挿通自在に配設され、中空絞り心棒の通孔が外部に連通
され、またヘッドカバー内側面開口と外部とがチェック
弁付ニードル弁を介して連通されるようにした。なお、
本考案のシリンダクッション装置に用いられる作動媒体
は、空気のみでなく、あらゆる種類の流体が含まれる。
【0006】
【作用】中空ピストンがクッション区間に入ると、中空
絞り心棒が連通孔及び挿通孔内に挿通されて小ピストン
に当接し、小ピストンの移動が停止されるので、ピスト
ンの有効推力面積が減少する。それと同時に、大気に連
通された中空絞り心棒の通孔と、排気側室との連通が遮
断され、排気側室内から流出する流体の流量がチェック
弁付ニードル弁によって調整されることにより、排気側
室内の背圧が上昇し、中空ピストンの移動速度が減速さ
れる。
絞り心棒が連通孔及び挿通孔内に挿通されて小ピストン
に当接し、小ピストンの移動が停止されるので、ピスト
ンの有効推力面積が減少する。それと同時に、大気に連
通された中空絞り心棒の通孔と、排気側室との連通が遮
断され、排気側室内から流出する流体の流量がチェック
弁付ニードル弁によって調整されることにより、排気側
室内の背圧が上昇し、中空ピストンの移動速度が減速さ
れる。
【0007】
【実施例】図1〜3は本考案の実施例のシリンダクッシ
ョン装置をあらわし、エアシリンダの両端部に設置され
るシリンダクッション装置の内の、片方のみが示されて
いる。シリンダチューブ3内にはロッドレスの中空ピス
トン6が摺動自在に嵌合され、シリンダチューブ3の両
端部にはヘッドカバー1が固定されている。中空ピスト
ン6には小径部付円筒状のピストン本体15があり、ピス
トン本体15の内面にスリーブ10が嵌合されている。スリ
ーブ10の内面に小ピストン5が摺動自在に嵌合され、ピ
ストン本体15の開口部は連通孔付の蓋体17によって閉じ
られている。ピストン本体15の有孔底部16及び蓋体17に
は、スリーブ10の内径よりも小径の連通孔18,19がそれ
ぞれ形成され、連通孔18,19の内面の環状凹部には環状
の第1絞りパッキン7及び第2絞りパッキン9がそれぞ
れ配設されている。小ピストン5の両側面の円周近傍の
環状凹溝には環状のパッキン4A、4Bがそれぞれ装着さ
れ、パッキン4Aは有孔底部16の内側面に当接し、パッキ
ン4Bは蓋体17の内側面に当接する位置にある。
ョン装置をあらわし、エアシリンダの両端部に設置され
るシリンダクッション装置の内の、片方のみが示されて
いる。シリンダチューブ3内にはロッドレスの中空ピス
トン6が摺動自在に嵌合され、シリンダチューブ3の両
端部にはヘッドカバー1が固定されている。中空ピスト
ン6には小径部付円筒状のピストン本体15があり、ピス
トン本体15の内面にスリーブ10が嵌合されている。スリ
ーブ10の内面に小ピストン5が摺動自在に嵌合され、ピ
ストン本体15の開口部は連通孔付の蓋体17によって閉じ
られている。ピストン本体15の有孔底部16及び蓋体17に
は、スリーブ10の内径よりも小径の連通孔18,19がそれ
ぞれ形成され、連通孔18,19の内面の環状凹部には環状
の第1絞りパッキン7及び第2絞りパッキン9がそれぞ
れ配設されている。小ピストン5の両側面の円周近傍の
環状凹溝には環状のパッキン4A、4Bがそれぞれ装着さ
れ、パッキン4Aは有孔底部16の内側面に当接し、パッキ
ン4Bは蓋体17の内側面に当接する位置にある。
【0008】ヘッドカバー1には外部に開口するポート
13が形成され、ポート13とヘッドカバー1の内側面の円
周近傍とを連通する第1通路20には、チェック弁付ニー
ドル弁11が配設される。ヘッドカバー1の内側面の中央
には、有底円筒状の中空絞り心棒8がヘッドカバー1の
内側面に対して略垂直に固定され(中空絞り心棒8の開
口部をヘッドカバー1に向け)、中空絞り心棒8の内部
とポート13との間は、ヘッドカバー1内の第2通路21に
よって連通されている。中空絞り心棒8は中空ピストン
6の第1絞りパッキン7内及びスリーブ10内に挿通自在
に挿通され、中空絞り心棒8と第1絞りパッキン7とは
密封状態で摺動自在に挿通され、中空絞り心棒8の先端
(図で右端)近傍に複数個の通孔12が形成されている。
ヘッドカバー1の内側面の環状凹溝には環状のダンパー
2が配置され、ダンパー2は中空ピストン6の有孔底部
16の外側面に当接可能とされている。
13が形成され、ポート13とヘッドカバー1の内側面の円
周近傍とを連通する第1通路20には、チェック弁付ニー
ドル弁11が配設される。ヘッドカバー1の内側面の中央
には、有底円筒状の中空絞り心棒8がヘッドカバー1の
内側面に対して略垂直に固定され(中空絞り心棒8の開
口部をヘッドカバー1に向け)、中空絞り心棒8の内部
とポート13との間は、ヘッドカバー1内の第2通路21に
よって連通されている。中空絞り心棒8は中空ピストン
6の第1絞りパッキン7内及びスリーブ10内に挿通自在
に挿通され、中空絞り心棒8と第1絞りパッキン7とは
密封状態で摺動自在に挿通され、中空絞り心棒8の先端
(図で右端)近傍に複数個の通孔12が形成されている。
ヘッドカバー1の内側面の環状凹溝には環状のダンパー
2が配置され、ダンパー2は中空ピストン6の有孔底部
16の外側面に当接可能とされている。
【0009】本考案の実施例の作用について説明する。
図1は中空ピストン6がクッション区間に入る前の状態
を示し、図2はクッション区間の初期の状態を示し、図
3は中空ピストン6がストローク端に到着した状態を示
す。図1に示す状態において、中空ピストン6の充填側
(右側)室には圧縮空気が供給されて圧力P1であり、中
空ピストン6の排気側(左側)室は第1通路20、通孔12
・第2通路21及びポート13を介して大気に連通され、圧
力はP2である。小ピストン5の充填側にも圧力P1が作用
し、小ピストン5は中空ピストン6内の左端(前進端)
の位置にあり、小ピストン5のパッキン4Aが有孔底部16
の内側面に圧接されシールされている。ピストン6は所
定の速度で排気側室の方に向かって前進(左方へ移動)
している。
図1は中空ピストン6がクッション区間に入る前の状態
を示し、図2はクッション区間の初期の状態を示し、図
3は中空ピストン6がストローク端に到着した状態を示
す。図1に示す状態において、中空ピストン6の充填側
(右側)室には圧縮空気が供給されて圧力P1であり、中
空ピストン6の排気側(左側)室は第1通路20、通孔12
・第2通路21及びポート13を介して大気に連通され、圧
力はP2である。小ピストン5の充填側にも圧力P1が作用
し、小ピストン5は中空ピストン6内の左端(前進端)
の位置にあり、小ピストン5のパッキン4Aが有孔底部16
の内側面に圧接されシールされている。ピストン6は所
定の速度で排気側室の方に向かって前進(左方へ移動)
している。
【0010】ピストン6が前進してクッション区間に移
動すると、図2に示すように、中空絞り心棒8が中空ピ
ストン6の連通孔18・第1絞りパッキン7内及びスリー
ブ10内に進入し、中空絞り心棒8の先端が小ピストン5
に当接して、小ピストン5に作用する力を中空絞り心棒
8が受ける。従って、中空ピストン6に作用する推力
は、「(小ピストン5の有効推力(受圧)面積A2)×
(中空ピストン6の充填側の圧力P1)−(中空絞り心棒
8の外径断面積A3)×(中空ピストン6の排気側の圧力
P2)」だけ、従来の推力「(中空ピストン6の有効推力
面積A1)×〔(中空ピストン6の充填側の圧力P1)−
(中空ピストン6の排気側の圧力P2)〕」よりも減少す
る。同時に、中空絞り心棒8の通孔12と排気側室との連
通が、中空絞り心棒8の外面と第1絞りパッキン7とに
よって遮断され、排気側室の空気の排出がチェック弁付
ニードル弁によって調整される。中空ピストン6に連結
される負荷の運動エネルギ及び推力によるエネルギによ
って排気側室内の空気が圧縮され、排気側室内の圧力が
上昇し、中空ピストン6を減速させる。こうして、中空
ピストン6のストロークエンドに至るまでの間に、残っ
た推力によるエネルギと運動エネルギとを吸収する。
動すると、図2に示すように、中空絞り心棒8が中空ピ
ストン6の連通孔18・第1絞りパッキン7内及びスリー
ブ10内に進入し、中空絞り心棒8の先端が小ピストン5
に当接して、小ピストン5に作用する力を中空絞り心棒
8が受ける。従って、中空ピストン6に作用する推力
は、「(小ピストン5の有効推力(受圧)面積A2)×
(中空ピストン6の充填側の圧力P1)−(中空絞り心棒
8の外径断面積A3)×(中空ピストン6の排気側の圧力
P2)」だけ、従来の推力「(中空ピストン6の有効推力
面積A1)×〔(中空ピストン6の充填側の圧力P1)−
(中空ピストン6の排気側の圧力P2)〕」よりも減少す
る。同時に、中空絞り心棒8の通孔12と排気側室との連
通が、中空絞り心棒8の外面と第1絞りパッキン7とに
よって遮断され、排気側室の空気の排出がチェック弁付
ニードル弁によって調整される。中空ピストン6に連結
される負荷の運動エネルギ及び推力によるエネルギによ
って排気側室内の空気が圧縮され、排気側室内の圧力が
上昇し、中空ピストン6を減速させる。こうして、中空
ピストン6のストロークエンドに至るまでの間に、残っ
た推力によるエネルギと運動エネルギとを吸収する。
【0011】クッション区間で中空ピストン6が減速さ
れ、図3に示すように、中空ピストン6の有孔底部16の
外側面がダンパー2に当接し、ストロークエンドに到着
する。このとき、小ピストン5の充填側(右側)側面と
蓋体17の内側側面との間には、僅かな隙間が生ずるよう
に設定されてあり、小ピストン5と蓋体17との衝突は起
こらない。方向制御弁の切り換えによって、排気側が充
填側に変わると、圧縮空気がポート13、第2通路21、通
孔12を通ってスリーブ10内に流入し、小ピストン5が右
方に移動して蓋体17の内側側面に圧接される。また、圧
縮空気がポート13、第1通路20、チェック弁付ニードル
弁11を通って充填側(左側)室に流入し、中空ピストン
6の有孔底部16の外側面にも作用する。従って、中空ピ
ストン6は図の右方向に移動を開始する。シリンダチュ
ーブ3のヘッドカバー1の反対側にも、前記説明と同様
のシリンダクッション装置が配置されているので、中空
ピストン6はシリンダチューブ3の右端においても、前
記説明と同様のクッション作用を受ける。
れ、図3に示すように、中空ピストン6の有孔底部16の
外側面がダンパー2に当接し、ストロークエンドに到着
する。このとき、小ピストン5の充填側(右側)側面と
蓋体17の内側側面との間には、僅かな隙間が生ずるよう
に設定されてあり、小ピストン5と蓋体17との衝突は起
こらない。方向制御弁の切り換えによって、排気側が充
填側に変わると、圧縮空気がポート13、第2通路21、通
孔12を通ってスリーブ10内に流入し、小ピストン5が右
方に移動して蓋体17の内側側面に圧接される。また、圧
縮空気がポート13、第1通路20、チェック弁付ニードル
弁11を通って充填側(左側)室に流入し、中空ピストン
6の有孔底部16の外側面にも作用する。従って、中空ピ
ストン6は図の右方向に移動を開始する。シリンダチュ
ーブ3のヘッドカバー1の反対側にも、前記説明と同様
のシリンダクッション装置が配置されているので、中空
ピストン6はシリンダチューブ3の右端においても、前
記説明と同様のクッション作用を受ける。
【0012】
【考案の効果】本考案では、中空ピストンの挿通孔に小
ピストンが摺動自在に嵌合されており、クッション区間
内において、小ピストンが常に中空絞り心棒に当接する
ので、中空ピストンの有効推力面積が減少し、推力によ
るエネルギの発生が減少する。従って、クッションの負
担が軽減し、クッションに必要な移動距離を短縮するこ
とができる。また、本考案では、中空ピストン内に連通
孔を接続し連通孔よりも大径の挿通孔が形成されてお
り、中空絞り心棒が、中空ピストンの連通孔及び挿通孔
に挿通されて、挿通孔内の小ピストンに当接すると、小
ピストンは移動する。従って、中空ピストンの挿通孔内
は、シリンダチューブの両端に固設された中空絞り心棒
の共用空間となり、ピストンの小型化、有効ストローク
の増加がもたらされる。
ピストンが摺動自在に嵌合されており、クッション区間
内において、小ピストンが常に中空絞り心棒に当接する
ので、中空ピストンの有効推力面積が減少し、推力によ
るエネルギの発生が減少する。従って、クッションの負
担が軽減し、クッションに必要な移動距離を短縮するこ
とができる。また、本考案では、中空ピストン内に連通
孔を接続し連通孔よりも大径の挿通孔が形成されてお
り、中空絞り心棒が、中空ピストンの連通孔及び挿通孔
に挿通されて、挿通孔内の小ピストンに当接すると、小
ピストンは移動する。従って、中空ピストンの挿通孔内
は、シリンダチューブの両端に固設された中空絞り心棒
の共用空間となり、ピストンの小型化、有効ストローク
の増加がもたらされる。
【図1】本考案の実施例のシリンダクッション装置(ピ
ストンがクッション区間に入る直前の状態)の縦断面図
である。
ストンがクッション区間に入る直前の状態)の縦断面図
である。
【図2】本考案の実施例のシリンダクッション装置(ピ
ストンがクッション区間に入った直後の状態)の縦断面
図である。
ストンがクッション区間に入った直後の状態)の縦断面
図である。
【図3】本考案の実施例のシリンダクッション装置(ピ
ストンがストロークエンドに到着した状態)の縦断面図
である。
ストンがストロークエンドに到着した状態)の縦断面図
である。
【図4】従来のシリンダクッション装置の縦断面図であ
る。
る。
1 ヘッドカバー3 シリンダチューブ 5 小ピストン 6 中空ピストン 8 中空絞り心棒 11 チェック弁付ニードル弁 12 通孔 18 連通孔 19 連通孔
Claims (1)
- 【請求項1】 シリンダチューブの両端部にヘッドカバ
ーが固定され、シリンダチューブ内に中空ピストンが摺
動自在に嵌合され、中空ピストンの両端に連通孔が形成
され、中空ピストン内に前記連通孔を接続し連通孔より
も大径の挿通孔が形成され、ヘッドカバーに固設された
中空絞り心棒が、連通孔及び挿通孔に摺動可能に配設さ
れ、中空ピストンの挿通孔内に小ピストンが摺動自在に
かつ中空絞り心棒の先端と当接可能に嵌合され、中空絞
り心棒の通孔が外部に開口するポートに連通され、また
ヘッドカバー内側面開口と外部とがチェック弁付ニード
ル弁を介して連通されたシリンダクッション装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992041916U JP2533104Y2 (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | シリンダクッション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992041916U JP2533104Y2 (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | シリンダクッション装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0596513U JPH0596513U (ja) | 1993-12-27 |
JP2533104Y2 true JP2533104Y2 (ja) | 1997-04-23 |
Family
ID=12621584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992041916U Expired - Lifetime JP2533104Y2 (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | シリンダクッション装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2533104Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0185505U (ja) * | 1987-11-30 | 1989-06-07 | ||
JPH074325Y2 (ja) * | 1988-01-26 | 1995-02-01 | 豊和工業株式会社 | 流体圧シリンダのクッション装置 |
-
1992
- 1992-05-27 JP JP1992041916U patent/JP2533104Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0596513U (ja) | 1993-12-27 |
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