JP2529840B2 - 超音波式距離計 - Google Patents
超音波式距離計Info
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- JP2529840B2 JP2529840B2 JP62025984A JP2598487A JP2529840B2 JP 2529840 B2 JP2529840 B2 JP 2529840B2 JP 62025984 A JP62025984 A JP 62025984A JP 2598487 A JP2598487 A JP 2598487A JP 2529840 B2 JP2529840 B2 JP 2529840B2
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- Japan
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- signal
- ultrasonic
- gate
- gate signal
- wave
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- Length Measuring Devices Characterised By Use Of Acoustic Means (AREA)
- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この発明は、超音波を被測定物に向けて発射し、その
反射波を受信して被測定物までの距離を測定する超音波
式距離計に関し、特に近距離をも正確に測定可能な超音
波式距離計に関する。
反射波を受信して被測定物までの距離を測定する超音波
式距離計に関し、特に近距離をも正確に測定可能な超音
波式距離計に関する。
《従来の技術》 従来の超音波式距離計は、被測定物に向けて超音波送
受信ヘッド(以下「ヘッド」という)から送出波を送信
するとともに、被測定物で反射した反射波を受信するこ
とにより、送信から受信までの時間から距離を測定する
ようにしている。
受信ヘッド(以下「ヘッド」という)から送出波を送信
するとともに、被測定物で反射した反射波を受信するこ
とにより、送信から受信までの時間から距離を測定する
ようにしている。
《発明が解決しようとする問題点》 しかしながら、上記従来の超音波式距離計にあって
は、不感知エリアが存在し、測定不能な距離が存在する
という問題点があった。すなわちヘッドから一定時間被
測定物に向けて送出波を送信すると、ヘッドの構造やヘ
ッドの振動子固有の特性から、送出波送信停止後も所定
時間そのヘッド固有の残響現象に伴う送信波(以下「残
響波」という)が存在するため、この残響波が消滅しな
いうちに反射波が受信されると、残響波と反射波による
区別がつかず、距離の測定できないエリアが存在してい
た。
は、不感知エリアが存在し、測定不能な距離が存在する
という問題点があった。すなわちヘッドから一定時間被
測定物に向けて送出波を送信すると、ヘッドの構造やヘ
ッドの振動子固有の特性から、送出波送信停止後も所定
時間そのヘッド固有の残響現象に伴う送信波(以下「残
響波」という)が存在するため、この残響波が消滅しな
いうちに反射波が受信されると、残響波と反射波による
区別がつかず、距離の測定できないエリアが存在してい
た。
この不感知エリアを第3図を基にさらに説明すると、
ヘッドからイで示す送出波が被測定物に送信されると、
それに附随して残響現象による残響波ロが存在し、所定
時間経過後被測定物に反射した反射波ハがヘッドにより
受信される。なお図中ニは、1回目の反射波ハがヘッド
1で反射し、これが再び被測定物2で反射した2回目の
反射波である。
ヘッドからイで示す送出波が被測定物に送信されると、
それに附随して残響現象による残響波ロが存在し、所定
時間経過後被測定物に反射した反射波ハがヘッドにより
受信される。なお図中ニは、1回目の反射波ハがヘッド
1で反射し、これが再び被測定物2で反射した2回目の
反射波である。
この図から明らかなように、第3図(a)では反射波
ハを測定することにより被測定物までの距離の測定が可
能である。しかし、同図(b)のように、反射波ハが残
響波ロと接した場合、すなわち被測定物までの距離があ
る一定以内になると、第1回目の反射波ハがヘッドに達
するまでの時間が短くなるため反射波ハと残響波ロとを
区別することができなくなり、測定不能になってしま
う。
ハを測定することにより被測定物までの距離の測定が可
能である。しかし、同図(b)のように、反射波ハが残
響波ロと接した場合、すなわち被測定物までの距離があ
る一定以内になると、第1回目の反射波ハがヘッドに達
するまでの時間が短くなるため反射波ハと残響波ロとを
区別することができなくなり、測定不能になってしま
う。
また、2回目の反射波ニを1回目の反射波と誤認して
測定すると、実際の距離と2倍相違する誤った測定結果
となってしまう。
測定すると、実際の距離と2倍相違する誤った測定結果
となってしまう。
なお、以上のような残響現象を防止するために、発振
専用のヘッドと、受信専用のヘッドの2ヘッド方式を用
いることも考えられるが、これは高価になるという問題
点が存在する。また残響現象を弱めようとして、低出力
の発振を行なうと、反射波が小さくなるため、正確な測
定ができないという問題点が生じてくる。
専用のヘッドと、受信専用のヘッドの2ヘッド方式を用
いることも考えられるが、これは高価になるという問題
点が存在する。また残響現象を弱めようとして、低出力
の発振を行なうと、反射波が小さくなるため、正確な測
定ができないという問題点が生じてくる。
《問題点を解決しようとするための手段》 本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであっ
て、 超音波発振器から送出される超音波信号の送出タイミ
ングで所定のタイミング信号を出力し、被測定物までの
距離を演算する超音波式距離計において、 上記超音波発振器から超音波信号の送出を受け、該超
音波信号の送出タイミングで被測定物に向けて送出波を
送信するとともに、上記被測定物からの反射波を受信す
る超音波送受信ヘッドと、 上記超音波発振器からタイミング信号を受けて立上が
り、上記送出波の信号が立上がっている時間に該送出波
の残響波の信号が立上がっている時間を加えた時間より
長く立上がっている基準ゲート信号を発生する基準ゲー
ト信号発生手段と、 上記超音波送受信ヘッドの受信した反射波の信号と上
記基準ゲート信号が重合しないときは、上記超音波発振
器からのタイミング信号を受けて、上記基準ゲート信号
より短く、かつ残響波の信号が立上っている時間より長
く立上っているゲート信号を発生する第1のゲート信号
発生手段と、 上記超音波送受信ヘッドの受信した反射波の信号と上
記基準ゲート信号が重合したときは、上記超音波発振器
からのタイミング信号を受けて、上記基準ゲート信号が
立上がっている時間に上記反射波の信号が立上がってい
る時間を加えた時間より長く立上がっているゲート信号
を発生する第2のゲート信号発生手段と、 上記超音波送受信ヘッドの受信した反射波の信号と上
記基準ゲート信号が重合しないときは、上記第1のゲー
ト信号発生手段で発生されたゲート信号に基づき、第1
回目の反射波の信号を測定信号として発生する第1のゲ
ート手段と、 上記超音波送受信ヘッドの受信した反射波の信号と上
記基準ゲート信号が重合したときは、上記第2のゲート
信号発生手段で発生されたゲート信号に基づき、第2回
目以降の反射波の信号を測定信号として発生する第2の
ゲート手段と、 上記第1のゲート手段で発生された測定信号に基づい
て超音波送受信ヘッドと被測定物までの距離を演算する
第1の距離演算手段と、 上記第2のゲート手段で発生された測定信号に基づい
て超音波送受信ヘッドと被測定物までの距離を演算する
第2の距離演算手段と、 とからなることを特徴とする。
て、 超音波発振器から送出される超音波信号の送出タイミ
ングで所定のタイミング信号を出力し、被測定物までの
距離を演算する超音波式距離計において、 上記超音波発振器から超音波信号の送出を受け、該超
音波信号の送出タイミングで被測定物に向けて送出波を
送信するとともに、上記被測定物からの反射波を受信す
る超音波送受信ヘッドと、 上記超音波発振器からタイミング信号を受けて立上が
り、上記送出波の信号が立上がっている時間に該送出波
の残響波の信号が立上がっている時間を加えた時間より
長く立上がっている基準ゲート信号を発生する基準ゲー
ト信号発生手段と、 上記超音波送受信ヘッドの受信した反射波の信号と上
記基準ゲート信号が重合しないときは、上記超音波発振
器からのタイミング信号を受けて、上記基準ゲート信号
より短く、かつ残響波の信号が立上っている時間より長
く立上っているゲート信号を発生する第1のゲート信号
発生手段と、 上記超音波送受信ヘッドの受信した反射波の信号と上
記基準ゲート信号が重合したときは、上記超音波発振器
からのタイミング信号を受けて、上記基準ゲート信号が
立上がっている時間に上記反射波の信号が立上がってい
る時間を加えた時間より長く立上がっているゲート信号
を発生する第2のゲート信号発生手段と、 上記超音波送受信ヘッドの受信した反射波の信号と上
記基準ゲート信号が重合しないときは、上記第1のゲー
ト信号発生手段で発生されたゲート信号に基づき、第1
回目の反射波の信号を測定信号として発生する第1のゲ
ート手段と、 上記超音波送受信ヘッドの受信した反射波の信号と上
記基準ゲート信号が重合したときは、上記第2のゲート
信号発生手段で発生されたゲート信号に基づき、第2回
目以降の反射波の信号を測定信号として発生する第2の
ゲート手段と、 上記第1のゲート手段で発生された測定信号に基づい
て超音波送受信ヘッドと被測定物までの距離を演算する
第1の距離演算手段と、 上記第2のゲート手段で発生された測定信号に基づい
て超音波送受信ヘッドと被測定物までの距離を演算する
第2の距離演算手段と、 とからなることを特徴とする。
《作用》 本発明は、基準ゲート信号と1回目の反射波が重合し
たときに、1回目の反射波をキャンセルし2回目以降の
反射波で距離を測定する。
たときに、1回目の反射波をキャンセルし2回目以降の
反射波で距離を測定する。
《実施例の説明》 本発明を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図は本発明の構成を示すブロック図を示してお
り、図中1はヘッドであって、被測定物2に向けて送出
波を送信するとともに、被測定物2から反射してきた反
射波を受信する。3は超音波発振器であり、アナログス
イッチからなる切替器4を介して上記ヘッド1に超音波
信号を送出するとともに、後述の距離演算手段9および
ゲート信号発生手段8にも信号を送出するようになって
いる。
り、図中1はヘッドであって、被測定物2に向けて送出
波を送信するとともに、被測定物2から反射してきた反
射波を受信する。3は超音波発振器であり、アナログス
イッチからなる切替器4を介して上記ヘッド1に超音波
信号を送出するとともに、後述の距離演算手段9および
ゲート信号発生手段8にも信号を送出するようになって
いる。
5は、ヘッド1が受信した反射波を切替器4を介して
入力した信号を増幅する増幅器であり、6は増幅された
信号のうち必要な周波数帯のみの信号を通過させるバン
ドパスフィルタ(BPF)である。
入力した信号を増幅する増幅器であり、6は増幅された
信号のうち必要な周波数帯のみの信号を通過させるバン
ドパスフィルタ(BPF)である。
7はゲート回路から構成されるゲート手段で、後述す
るゲート信号発生手段8から送出される基準ゲート信号
Bと上記BPF6から送出される信号A(第2図参照)が重
合するか否かによって、第1回目の反射波に基づいて距
離演算する信号Dか第2回目の反射波に基づいて距離演
算する信号Eのいずれかを距離演算手段9へ送出する。
るゲート信号発生手段8から送出される基準ゲート信号
Bと上記BPF6から送出される信号A(第2図参照)が重
合するか否かによって、第1回目の反射波に基づいて距
離演算する信号Dか第2回目の反射波に基づいて距離演
算する信号Eのいずれかを距離演算手段9へ送出する。
すなわち、ゲート手段7は、基準ゲート信号Bと上記
BPF6から送出される信号Aが重合しない場合は、第1回
目の反射波に基づいて距離演算する信号Dを距離演算手
段9へ送出し、基準ゲート信号Bと上記BPF6から送出さ
れる信号Aが重合した場合は、第2回目の反射波に基づ
いて距離演算する信号Eを距離演算手段9へ送出する。
BPF6から送出される信号Aが重合しない場合は、第1回
目の反射波に基づいて距離演算する信号Dを距離演算手
段9へ送出し、基準ゲート信号Bと上記BPF6から送出さ
れる信号Aが重合した場合は、第2回目の反射波に基づ
いて距離演算する信号Eを距離演算手段9へ送出する。
8はゲート信号発生手段であって、ヘッド1の残響波
から決められる基準ゲート信号と、後述するこの基準ゲ
ート信号よりも所定長さだけ長いゲート信号と短いゲー
ト信号を発生することができるようになっている。ま
た、このゲート信号発生手段8は、上記超音波発振器3
からのタイミング信号により各ゲート信号を発するよう
になっているとともに、上記ゲート手段7へゲート信号
を送出するようになっている。
から決められる基準ゲート信号と、後述するこの基準ゲ
ート信号よりも所定長さだけ長いゲート信号と短いゲー
ト信号を発生することができるようになっている。ま
た、このゲート信号発生手段8は、上記超音波発振器3
からのタイミング信号により各ゲート信号を発するよう
になっているとともに、上記ゲート手段7へゲート信号
を送出するようになっている。
また図中9は距離演算手段であって、超音波発振器3,
ゲート信号発生手段8およびゲート手段7からの信号を
受けて、ヘッド1から被測定物2までの距離を演算する
ことができるようになっている。
ゲート信号発生手段8およびゲート手段7からの信号を
受けて、ヘッド1から被測定物2までの距離を演算する
ことができるようになっている。
なお、第1図においてA〜Eは、各ブロック間に向け
て送出させる信号を表わすもので、その信号のタイムチ
ャートは次の第2図に示されている。
て送出させる信号を表わすもので、その信号のタイムチ
ャートは次の第2図に示されている。
上述の実施例において、今、超音波発振器3からの超
音波信号が切替器4を介してヘッド1に達すると、ヘッ
ド1から被測定物2に向けて送出波が送信され、被測定
物2で反射した超音波の反射波を再びヘッド1で受信す
る。この信号を切替器4を介して増幅器5で受けて増幅
後、BPF6で処理すると、第2図Aに示す信号が得られ
る。このAの信号においてイ〜ニは、前述した第3図の
イ〜ニに対応しており、従ってイは送出波の発振に伴う
もの、ロは残響現象に伴うもの、ハは1回目の反射波お
よびニは2回目の反射波に伴うものである。
音波信号が切替器4を介してヘッド1に達すると、ヘッ
ド1から被測定物2に向けて送出波が送信され、被測定
物2で反射した超音波の反射波を再びヘッド1で受信す
る。この信号を切替器4を介して増幅器5で受けて増幅
後、BPF6で処理すると、第2図Aに示す信号が得られ
る。このAの信号においてイ〜ニは、前述した第3図の
イ〜ニに対応しており、従ってイは送出波の発振に伴う
もの、ロは残響現象に伴うもの、ハは1回目の反射波お
よびニは2回目の反射波に伴うものである。
一方ゲート信号発生手段8は、その内部にタイマーを
備えており、超音波発振器3からのタイミング信号によ
り同図Bに示す基準ゲート信号を発生している。
備えており、超音波発振器3からのタイミング信号によ
り同図Bに示す基準ゲート信号を発生している。
いま、被測定物との距離が遠く、第1回目の反射波ハ
が基準ゲート信号Bと重合しない場合、例えば第1回目
の反射波ハがニの位置にある場合は、ゲート信号発生手
段8からゲート手段7に基準ゲート信号Bより短いゲー
ト信号C1が送出されている。
が基準ゲート信号Bと重合しない場合、例えば第1回目
の反射波ハがニの位置にある場合は、ゲート信号発生手
段8からゲート手段7に基準ゲート信号Bより短いゲー
ト信号C1が送出されている。
従って、この場合はゲート手段7からDで示す第1回
目の反射波信号ハがそのまま距離演算手段9へ送出さ
れ、同時にゲート信号発生手段8からは距離演算手段9
に対してゲート信号C1がゲート手段7に送出された旨報
知され、距離演算手段9はこれらの信号に基づいて、通
常の演算処理を行い距離を測定する。
目の反射波信号ハがそのまま距離演算手段9へ送出さ
れ、同時にゲート信号発生手段8からは距離演算手段9
に対してゲート信号C1がゲート手段7に送出された旨報
知され、距離演算手段9はこれらの信号に基づいて、通
常の演算処理を行い距離を測定する。
また、次回の反射波処理におけるゲート信号としてC1
を選択するため、ゲート信号発生手段8はゲート信号C1
をゲート手段7に出力する。
を選択するため、ゲート信号発生手段8はゲート信号C1
をゲート手段7に出力する。
このように、本実施例では、通常の測定時には短いゲ
ート信号C1を利用して1回目の反射波に基づいて被測定
物2までの距離を測定する。
ート信号C1を利用して1回目の反射波に基づいて被測定
物2までの距離を測定する。
しかし、被測定物2が近距離になると、残響波ロと反
射波ハが区別できなくなるので長いゲート信号C2を利用
する。
射波ハが区別できなくなるので長いゲート信号C2を利用
する。
すなわち、反射波ハと基準ゲート信号Bが重合した場
合、次回は、超音波発振器3からのタイミング信号によ
り、ゲート信号発生手段8からゲート手段7に向けて、
基準ゲート信号Bの立上っている時間より所定長さの時
間立上っている長いゲート信号C2が送出される。
合、次回は、超音波発振器3からのタイミング信号によ
り、ゲート信号発生手段8からゲート手段7に向けて、
基準ゲート信号Bの立上っている時間より所定長さの時
間立上っている長いゲート信号C2が送出される。
すなわち、長いゲート信号C2は超音波発振器3からの
タイミング信号により立上り、基準ゲート信号Bが立下
がっても、反射波ハを受けている時間は立上っており、
反射波ハの信号が立下がったのち、立下るようになって
いる。要するに、基準ゲート信号の立上がっている時間
に更に反射波の立上がっている時間を加えた時間分以上
の長さを長いゲート信号C2はもっている。
タイミング信号により立上り、基準ゲート信号Bが立下
がっても、反射波ハを受けている時間は立上っており、
反射波ハの信号が立下がったのち、立下るようになって
いる。要するに、基準ゲート信号の立上がっている時間
に更に反射波の立上がっている時間を加えた時間分以上
の長さを長いゲート信号C2はもっている。
このため、第1回目の反射波ハからの信号が終了して
も、上記ゲート信号C2が1であるので、ゲート手段7か
ら距離演算手段9へは1回目の反射波ハは伝送されず、
結局Eで示す2回目の反射波ニの信号のみがゲート手段
7から距離演算手段9へ送出される。
も、上記ゲート信号C2が1であるので、ゲート手段7か
ら距離演算手段9へは1回目の反射波ハは伝送されず、
結局Eで示す2回目の反射波ニの信号のみがゲート手段
7から距離演算手段9へ送出される。
そして、このようにゲート手段7からEで示す信号が
距離演算手段9へ送出されると、同時にゲート信号発生
手段8からは距離演算手段9に対してゲート信号C2がゲ
ート手段7に送出された旨報知され、距離演算手段9で
はこれらの信号に基づき、1回目の反射波をキャンセル
した信号Eに基づき(2回目の反射波信号ニに基づき)
演算し、その結果を2分の1にして距離を測定する。
距離演算手段9へ送出されると、同時にゲート信号発生
手段8からは距離演算手段9に対してゲート信号C2がゲ
ート手段7に送出された旨報知され、距離演算手段9で
はこれらの信号に基づき、1回目の反射波をキャンセル
した信号Eに基づき(2回目の反射波信号ニに基づき)
演算し、その結果を2分の1にして距離を測定する。
また同時に、基準ゲート信号が1のときに1回目の反
射波が存在していることがゲート手段7からゲート信号
発生手段8に出力され、ゲート信号発生手段8は、次回
の反射波信号処理においてもゲート信号C2をゲート手段
7に出力する。
射波が存在していることがゲート手段7からゲート信号
発生手段8に出力され、ゲート信号発生手段8は、次回
の反射波信号処理においてもゲート信号C2をゲート手段
7に出力する。
なお、ゲート信号C1は2回目以降の反射波を検出する
には不要であるが、ゲート信号C1を利用することにより
残響波をカットできるから残響波ロの影響を防止するた
めに必要である。
には不要であるが、ゲート信号C1を利用することにより
残響波をカットできるから残響波ロの影響を防止するた
めに必要である。
従って、ゲート信号C1は、基準ゲート信号と同時に立
上げられ、残響波ロの信号の立下がりよりも長い時間立
上がるとともに基準ゲート信号の立下りよりも早く立下
るよう、残響波の立っている時間にもとずき設定されて
いる。
上げられ、残響波ロの信号の立下がりよりも長い時間立
上がるとともに基準ゲート信号の立下りよりも早く立下
るよう、残響波の立っている時間にもとずき設定されて
いる。
また、上記実施例では、ゲート信号C1、C2を基準ゲー
ト信号Bと反射波が重合するか否かで異なるタイミング
立上りで切換えている。しかし、ゲート信号C1,C2の両
方を同時立上げに利用しても良い。すなわち、基準ゲー
ト信号と反射波が重合するか否かにより、C1,C2のゲー
ト信号のどちらを利用するかをゲート手段に設定してお
けば良い。
ト信号Bと反射波が重合するか否かで異なるタイミング
立上りで切換えている。しかし、ゲート信号C1,C2の両
方を同時立上げに利用しても良い。すなわち、基準ゲー
ト信号と反射波が重合するか否かにより、C1,C2のゲー
ト信号のどちらを利用するかをゲート手段に設定してお
けば良い。
以上説明したように、本実施例においては、ヘッドの
固有の現象に起因する残響波に基づいて基準ゲート信号
を設定し、このゲート信号と1回目の反射波信号が重合
したときには、1回目の反射波信号をキャンセルして2
回目の反射波信号により距離を測定するようにしたの
で、不感知エリアが存在していても正確に測定すること
ができる。
固有の現象に起因する残響波に基づいて基準ゲート信号
を設定し、このゲート信号と1回目の反射波信号が重合
したときには、1回目の反射波信号をキャンセルして2
回目の反射波信号により距離を測定するようにしたの
で、不感知エリアが存在していても正確に測定すること
ができる。
なお、上述の実施例においては2回目の反射波で測定
したが、3回目またはそれ以降の反射波で測定するよう
にしても良い。この場合は極めて近距離の測定が可能と
なる。
したが、3回目またはそれ以降の反射波で測定するよう
にしても良い。この場合は極めて近距離の測定が可能と
なる。
《発明の効果》 本発明は、基準ゲート信号を用いて距離測定用の反射
波を選択できるようにしたので、不感知エリアの存在に
関係なく、超音波送受信ヘッドにより、距離を正確に測
定できる。
波を選択できるようにしたので、不感知エリアの存在に
関係なく、超音波送受信ヘッドにより、距離を正確に測
定できる。
第1図は本発明の構成を示すブロック図、第2図は各ブ
ロック間の信号の送出関係を示すタイムチャートおよび
第3図は超音波発振および受信時の波形を示す説明図で
ある。 1……超音波送受信ヘッド(ヘッド) 2……被測定物 3……超音波発振器 4……切替器 5……増幅器 6……バンドパスフィルタ(BPF) 7……ゲート手段 8……ゲート信号発生手段 9……距離演算手段
ロック間の信号の送出関係を示すタイムチャートおよび
第3図は超音波発振および受信時の波形を示す説明図で
ある。 1……超音波送受信ヘッド(ヘッド) 2……被測定物 3……超音波発振器 4……切替器 5……増幅器 6……バンドパスフィルタ(BPF) 7……ゲート手段 8……ゲート信号発生手段 9……距離演算手段
Claims (1)
- 【請求項1】超音波発振器から送出される超音波信号の
送出タイミングで所定のタイミング信号を出力し、被測
定物までの距離を演算する超音波式距離計において、 上記超音波発振器から超音波信号の送出を受け、該超音
波信号の送出タイミングで被測定物に向けて送出波を送
信するとともに、上記被測定物からの反射波を受信する
超音波送受信ヘッドと、 上記超音波発振器からタイミング信号を受けて立上が
り、上記送出波の信号が立上がっている時間に該送出波
の残響波の信号が立上がっている時間を加えた時間より
長く立上がっている基準ゲート信号を発生する基準ゲー
ト信号発生手段と、 上記超音波送受信ヘッドの受信した反射波の信号と上記
基準ゲート信号が重合しないときは、上記超音波発振器
からのタイミング信号を受けて、上記基準ゲート信号よ
り短く、かつ残響波の信号が立上っている時間より長く
立上っているゲート信号を発生する第1のゲート信号発
生手段と、 上記超音波送受信ヘッドの受信した反射波の信号と上記
基準ゲート信号が重合したときは、上記超音波発振器か
らのタイミング信号を受けて、上記基準ゲート信号が立
上がっている時間に上記反射波の信号が立上がっている
時間を加えた時間より長く立上がっているゲート信号を
発生する第2のゲート信号発生手段と、 上記超音波送受信ヘッドの受信した反射波の信号と上記
基準ゲート信号が重合しないときは、上記第1のゲート
信号発生手段で発生されたゲート信号に基づき、第1回
目の反射波の信号を測定信号として発生する第1のゲー
ト手段と、 上記超音波送受信ヘッドの受信した反射波の信号と上記
基準ゲート信号が重合したときは、上記第2のゲート信
号発生手段で発生されたゲート信号に基づき、第2回目
以降の反射波の信号を測定信号として発生する第2のゲ
ート手段と、 上記第1のゲート手段で発生された測定信号に基づいて
超音波送受信ヘッドと被測定物までの距離を演算する第
1の距離演算手段と、 上記第2のゲート手段で発生された測定信号に基づいて
超音波送受信ヘッドと被測定物までの距離を演算する第
2の距離演算手段と、 とからなることを特徴とする超音波式距離計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62025984A JP2529840B2 (ja) | 1987-02-06 | 1987-02-06 | 超音波式距離計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62025984A JP2529840B2 (ja) | 1987-02-06 | 1987-02-06 | 超音波式距離計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63193085A JPS63193085A (ja) | 1988-08-10 |
JP2529840B2 true JP2529840B2 (ja) | 1996-09-04 |
Family
ID=12180979
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62025984A Expired - Lifetime JP2529840B2 (ja) | 1987-02-06 | 1987-02-06 | 超音波式距離計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2529840B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007333609A (ja) * | 2006-06-16 | 2007-12-27 | Denso Corp | 障害物検知装置 |
US8842495B2 (en) | 2011-09-23 | 2014-09-23 | Rethink Robotics, Inc. | Ultrasonic motion detection |
US9283677B2 (en) | 2012-04-05 | 2016-03-15 | Rethink Robotics, Inc. | Visual indication of target tracking |
-
1987
- 1987-02-06 JP JP62025984A patent/JP2529840B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63193085A (ja) | 1988-08-10 |
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