JP2528252B2 - 天井取付型空調装置 - Google Patents
天井取付型空調装置Info
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- JP2528252B2 JP2528252B2 JP5108599A JP10859993A JP2528252B2 JP 2528252 B2 JP2528252 B2 JP 2528252B2 JP 5108599 A JP5108599 A JP 5108599A JP 10859993 A JP10859993 A JP 10859993A JP 2528252 B2 JP2528252 B2 JP 2528252B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- ceiling
- cover body
- drive device
- air conditioner
- Prior art date
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- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は天井取付型の空調装置に
関するものである。
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7及び図8に示すように天井取付型の
空調装置は、装置本体60と、この装置本体60の下部
に設けられた室内露出パネル61とから成るものであっ
て、装置本体60が天井50の裏側に隠され、室内露出
パネル61だけが天井50から室内側へ突出されるよう
に取り付けられる。室内露出パネル61は、下面の四辺
寄り部分に吹出口65を有する外枠体62と、この外枠
体62の内側に揺動開閉可能な状態で嵌められた、吸込
口66を形成する格子状のカバー体63とから成る。こ
のカバー体63の内面側には、吸込口66の開口領域に
対応するようにしてフィルター64が着脱自在に設けら
れている。この種空調装置は、室内スペースを有効利用
でき、また広い室でもその隅々まで効率よく冷・暖房す
ることができる等の利点を有している。
空調装置は、装置本体60と、この装置本体60の下部
に設けられた室内露出パネル61とから成るものであっ
て、装置本体60が天井50の裏側に隠され、室内露出
パネル61だけが天井50から室内側へ突出されるよう
に取り付けられる。室内露出パネル61は、下面の四辺
寄り部分に吹出口65を有する外枠体62と、この外枠
体62の内側に揺動開閉可能な状態で嵌められた、吸込
口66を形成する格子状のカバー体63とから成る。こ
のカバー体63の内面側には、吸込口66の開口領域に
対応するようにしてフィルター64が着脱自在に設けら
れている。この種空調装置は、室内スペースを有効利用
でき、また広い室でもその隅々まで効率よく冷・暖房す
ることができる等の利点を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】フィルター64を点
検、清掃又は交換するには、作業者が脚立等を使って室
内露出パネル61に届く高さまで登る必要があり、作業
が面倒、困難であり且つ危険を伴うものであることは言
うまでもない。のみならず、高所でフィルター64の脱
着を行うことにより、作業振動等に伴って折角吸着した
塵埃が散逸し、室内環境を悪化させるおそれがあるし、
また脚立等を立てる位置が室内に配設された机等と干渉
して、いちいちこれら机等を移動させなければならない
というような場合もあった。
検、清掃又は交換するには、作業者が脚立等を使って室
内露出パネル61に届く高さまで登る必要があり、作業
が面倒、困難であり且つ危険を伴うものであることは言
うまでもない。のみならず、高所でフィルター64の脱
着を行うことにより、作業振動等に伴って折角吸着した
塵埃が散逸し、室内環境を悪化させるおそれがあるし、
また脚立等を立てる位置が室内に配設された机等と干渉
して、いちいちこれら机等を移動させなければならない
というような場合もあった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、フィルターの点検、清掃、交換等の作業が容
易、迅速、且つ安全で、しかも周囲に各種悪影響を及ぼ
すことなく行えるようにした天井取付型空調装置を提供
することを目的とする。
であって、フィルターの点検、清掃、交換等の作業が容
易、迅速、且つ安全で、しかも周囲に各種悪影響を及ぼ
すことなく行えるようにした天井取付型空調装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、天井裏部へ配される装置本体の下部に、空気の吸
込口及び吹出口を有する室内露出パネルが設けられて成
る天井取付型空調装置において、前記室内露出パネルの
内部には少なくとも吸込口用のフィルターが着脱自在に
設けられており、前記装置本体には室内露出パネルにお
ける全体又はフィルター装着部分を含む一部を昇降させ
る昇降駆動装置が設けられていることを特徴としてい
る。
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、天井裏部へ配される装置本体の下部に、空気の吸
込口及び吹出口を有する室内露出パネルが設けられて成
る天井取付型空調装置において、前記室内露出パネルの
内部には少なくとも吸込口用のフィルターが着脱自在に
設けられており、前記装置本体には室内露出パネルにお
ける全体又はフィルター装着部分を含む一部を昇降させ
る昇降駆動装置が設けられていることを特徴としてい
る。
【0006】室内露出パネルにおいて、カバー体を外枠
体から分離可能としておき、このカバー体又はフィルタ
ー自体を、水平状態のまま昇降駆動装置によって吊り下
げるようにし、昇降させることができる。またこれとは
別に、室内露出パネルにおいて、カバー体を外枠体に対
して揺動開閉自在に保持させておき、カバー体が開いた
状態で垂直状態となるフィルターを、昇降駆動装置によ
って直接的又は間接的に吊り下げるようにし、昇降させ
ることもできる。
体から分離可能としておき、このカバー体又はフィルタ
ー自体を、水平状態のまま昇降駆動装置によって吊り下
げるようにし、昇降させることができる。またこれとは
別に、室内露出パネルにおいて、カバー体を外枠体に対
して揺動開閉自在に保持させておき、カバー体が開いた
状態で垂直状態となるフィルターを、昇降駆動装置によ
って直接的又は間接的に吊り下げるようにし、昇降させ
ることもできる。
【0007】前記昇降駆動装置に、リモコンスイッチ用
の受信回路を設けておくとよい。
の受信回路を設けておくとよい。
【0008】
【作用】本発明によれば、室内露出パネルにおいて、そ
の全体又はフィルターの装着部分を含む一部が昇降駆動
装置に吊られた構成となっているので、この昇降駆動装
置を作動させることにより、フィルターを、その交換等
を行おうとする作業者が立つ室内床面近くまで下降させ
たり、その後上昇させたりできる。そのため作業者は、
わざわざ脚立等に登る必要がなくなる。
の全体又はフィルターの装着部分を含む一部が昇降駆動
装置に吊られた構成となっているので、この昇降駆動装
置を作動させることにより、フィルターを、その交換等
を行おうとする作業者が立つ室内床面近くまで下降させ
たり、その後上昇させたりできる。そのため作業者は、
わざわざ脚立等に登る必要がなくなる。
【0009】外枠体に対してカバー体を分離可能にして
おく場合は、カバー体又はフィルターが水平状態のまま
昇降駆動装置に吊り下げるようになっているので、昇降
駆動装置を作動させることで、カバー体及びフィルター
が水平状態のまま昇降するようになる。外枠体に対して
カバー体を揺動開閉可能に保持させる場合は、カバー体
及びフィルターを一旦外枠体から下向きに開かせ、これ
らが垂直姿勢になった状態で、カバー体又はフィルター
のうち少なくとも一方が昇降駆動装置によって吊り下げ
るようになっているので、昇降駆動装置を作動させるこ
とで、少なくともフィルターが垂直状態のまま昇降する
ようになる。
おく場合は、カバー体又はフィルターが水平状態のまま
昇降駆動装置に吊り下げるようになっているので、昇降
駆動装置を作動させることで、カバー体及びフィルター
が水平状態のまま昇降するようになる。外枠体に対して
カバー体を揺動開閉可能に保持させる場合は、カバー体
及びフィルターを一旦外枠体から下向きに開かせ、これ
らが垂直姿勢になった状態で、カバー体又はフィルター
のうち少なくとも一方が昇降駆動装置によって吊り下げ
るようになっているので、昇降駆動装置を作動させるこ
とで、少なくともフィルターが垂直状態のまま昇降する
ようになる。
【0010】昇降駆動装置をリモコンスイッチによって
遠隔操作できるようにしておくと、作業者が室内の何処
にいるときでも、所要の昇降駆動装置を作動させること
ができる。
遠隔操作できるようにしておくと、作業者が室内の何処
にいるときでも、所要の昇降駆動装置を作動させること
ができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1乃至図3は本発明に係る天井取付型空調装置の
第1実施例を示すものであって、1は装置本体、2は室
内露出パネルである。この室内露出パネル2において、
外枠体4の内側にカバー体5が嵌められ、このカバー体
5の上面側にフィルター6が装着されていることは従来
と同じ(図7及び図8参照)であるが、このカバー体5
は外枠体4から分離可能になっており、その四隅部が、
装置本体1の内部等に設けられた昇降駆動装置10の4
本の吊り索11により吊り下げられるようになってい
る。
る。図1乃至図3は本発明に係る天井取付型空調装置の
第1実施例を示すものであって、1は装置本体、2は室
内露出パネルである。この室内露出パネル2において、
外枠体4の内側にカバー体5が嵌められ、このカバー体
5の上面側にフィルター6が装着されていることは従来
と同じ(図7及び図8参照)であるが、このカバー体5
は外枠体4から分離可能になっており、その四隅部が、
装置本体1の内部等に設けられた昇降駆動装置10の4
本の吊り索11により吊り下げられるようになってい
る。
【0012】図2に示すように上記昇降駆動装置10
は、4本の吊り索11を各別のリール12で巻き上げた
り巻き出したりできるようになったもので、各リール1
2は、前後一対のリール保持軸15の各両端部に固定さ
れている。吊り索11は、前部側リール12ではその前
側へ向け、後部側リール12ではその後側へ向けて巻き
出されるように掛けられているので(図1参照)、カバ
ー体5を下降させたり上昇させたりするには、前・後の
リール保持軸15を同期させながら、且つ互いに逆方向
へ回転させる必要がある。そこで本実施例では、各リー
ル保持軸15の一端部とモータ13に繋がる駆動軸14
とを、それぞれ前後に向きを異ならせて組み合わせたベ
ベルギヤ16を介して接続するようにした。すなわち、
モータ13により駆動軸14をA方向へ回転させると、
前後のリール保持軸15はそれぞれのa方向へ向けて互
いに逆回転して全吊り索11が巻き出され、その下端の
カバー体5が水平状態のまま下降するようになり、これ
とは反対に駆動軸14をB方向へ回転させると、前後の
リール保持軸15はそれぞれのb方向へ向けて互いに逆
回転して全吊り索11が巻き上げられ、その下端のカバ
ー体5が水平状態のまま上昇するようになる。上記吊り
索11としては、樹脂、金属、皮革等を素材とした平ベ
ルトをはじめとして、チェーン、ワイヤケーブル、ロー
プ、その他適宜線材や紐材等を用いることができる。
は、4本の吊り索11を各別のリール12で巻き上げた
り巻き出したりできるようになったもので、各リール1
2は、前後一対のリール保持軸15の各両端部に固定さ
れている。吊り索11は、前部側リール12ではその前
側へ向け、後部側リール12ではその後側へ向けて巻き
出されるように掛けられているので(図1参照)、カバ
ー体5を下降させたり上昇させたりするには、前・後の
リール保持軸15を同期させながら、且つ互いに逆方向
へ回転させる必要がある。そこで本実施例では、各リー
ル保持軸15の一端部とモータ13に繋がる駆動軸14
とを、それぞれ前後に向きを異ならせて組み合わせたベ
ベルギヤ16を介して接続するようにした。すなわち、
モータ13により駆動軸14をA方向へ回転させると、
前後のリール保持軸15はそれぞれのa方向へ向けて互
いに逆回転して全吊り索11が巻き出され、その下端の
カバー体5が水平状態のまま下降するようになり、これ
とは反対に駆動軸14をB方向へ回転させると、前後の
リール保持軸15はそれぞれのb方向へ向けて互いに逆
回転して全吊り索11が巻き上げられ、その下端のカバ
ー体5が水平状態のまま上昇するようになる。上記吊り
索11としては、樹脂、金属、皮革等を素材とした平ベ
ルトをはじめとして、チェーン、ワイヤケーブル、ロー
プ、その他適宜線材や紐材等を用いることができる。
【0013】上記昇降駆動装置10には、赤外線方式又
は超音波方式等による遠隔操作によってモータ13を起
動又は停止させることができる受信回路(図示略)が設
けられている。20はリモコンスイッチであり、21は
その受信部である。従って、カバー体5が外枠体4に嵌
められた状態にあるときにリモコンスイッチ20を操作
すると、カバー体5は所定高さまで自動的に下降して停
止する。カバー体5の停止高さは、室内床面からだいた
い80〜120cmの範囲で、予め、任意に設定できる
ようにしておくとよい。勿論、カバー体5を室内床面ま
で達するまで下降させるようにしてもよいし、リモコン
スイッチ20を操作する都度、カバー体5の停止高さを
所望に応じて調節できるようにすることも可能である。
一方、この状態から再びリモコンスイッチ20を操作す
ると、カバー体5は外枠体4に嵌まる元の状態まで自動
的に上昇し、停止するようになっている。
は超音波方式等による遠隔操作によってモータ13を起
動又は停止させることができる受信回路(図示略)が設
けられている。20はリモコンスイッチであり、21は
その受信部である。従って、カバー体5が外枠体4に嵌
められた状態にあるときにリモコンスイッチ20を操作
すると、カバー体5は所定高さまで自動的に下降して停
止する。カバー体5の停止高さは、室内床面からだいた
い80〜120cmの範囲で、予め、任意に設定できる
ようにしておくとよい。勿論、カバー体5を室内床面ま
で達するまで下降させるようにしてもよいし、リモコン
スイッチ20を操作する都度、カバー体5の停止高さを
所望に応じて調節できるようにすることも可能である。
一方、この状態から再びリモコンスイッチ20を操作す
ると、カバー体5は外枠体4に嵌まる元の状態まで自動
的に上昇し、停止するようになっている。
【0014】図3に示すようにフィルター6はカバー体
5の上面側に載置される状態となるので、カバー体5に
はフィルター6に対してその位置ズレを防止できる程度
に軽く当接する、比較的簡易な係合爪7等が設けられて
いる。5aは吸込口である。なお、カバー体5やフィル
ター6の軽量化を図ることで、昇降駆動装置10に用い
られる吊り索11の肉厚又は直径を可及的に小さなもの
とし、リール12の小径化及びモータ13の小型化等を
図ることが望ましい。
5の上面側に載置される状態となるので、カバー体5に
はフィルター6に対してその位置ズレを防止できる程度
に軽く当接する、比較的簡易な係合爪7等が設けられて
いる。5aは吸込口である。なお、カバー体5やフィル
ター6の軽量化を図ることで、昇降駆動装置10に用い
られる吊り索11の肉厚又は直径を可及的に小さなもの
とし、リール12の小径化及びモータ13の小型化等を
図ることが望ましい。
【0015】なお、図4に示すように昇降駆動装置10
の各吊り索11によってフィルター6を直接的に吊り下
げ保持するようにし、このフィルター6の下面側にカバ
ー体5を嵌め付けるようにすることもできる。勿論、フ
ィルター6と吊り索11、及びフィルター6とカバー体
5とは、必要に応じて互いに着脱自在な構造にしておく
必要がある。この他、図示は省略するが、装置本体1か
ら室内露出パネル2自体が昇降駆動装置10によって昇
降するような構造にすることも可能である。
の各吊り索11によってフィルター6を直接的に吊り下
げ保持するようにし、このフィルター6の下面側にカバ
ー体5を嵌め付けるようにすることもできる。勿論、フ
ィルター6と吊り索11、及びフィルター6とカバー体
5とは、必要に応じて互いに着脱自在な構造にしておく
必要がある。この他、図示は省略するが、装置本体1か
ら室内露出パネル2自体が昇降駆動装置10によって昇
降するような構造にすることも可能である。
【0016】図5及び図6は本発明に係る天井取付型空
調装置の第2実施例を示すものであって、第1実施例と
異なる点は、室内露出パネル2において、カバー体5が
外枠体4に対して揺動開閉可能になっており、開いた状
態となったときに、このカバー体5自体、及びフィルタ
ー6が、それぞれ垂直状態で昇降するようになっている
ところにある。
調装置の第2実施例を示すものであって、第1実施例と
異なる点は、室内露出パネル2において、カバー体5が
外枠体4に対して揺動開閉可能になっており、開いた状
態となったときに、このカバー体5自体、及びフィルタ
ー6が、それぞれ垂直状態で昇降するようになっている
ところにある。
【0017】上記カバー体5は、外枠体4に対して揺動
自在に枢支された左右一対のステー金具30により保持
されるようになっており、且つこれらステー金具30の
長手方向に沿って摺動自在となっている。即ち、ステー
金具30には、垂直状態で上となる端部寄りに、外枠体
4に対して回転自在に保持される枢軸32が設けられて
いると共に、金具本体の長手方向に沿うようにスライド
溝31が形成されている。一方、カバー体5にはその左
右辺部に側壁25が折曲形成されており、これら側壁2
5の外面には、垂直状態で上となる端部寄りに、上記ス
テー金具30のスライド溝31に摺動自在に嵌められる
長丸状突起26が突設されている。
自在に枢支された左右一対のステー金具30により保持
されるようになっており、且つこれらステー金具30の
長手方向に沿って摺動自在となっている。即ち、ステー
金具30には、垂直状態で上となる端部寄りに、外枠体
4に対して回転自在に保持される枢軸32が設けられて
いると共に、金具本体の長手方向に沿うようにスライド
溝31が形成されている。一方、カバー体5にはその左
右辺部に側壁25が折曲形成されており、これら側壁2
5の外面には、垂直状態で上となる端部寄りに、上記ス
テー金具30のスライド溝31に摺動自在に嵌められる
長丸状突起26が突設されている。
【0018】カバー体5の両側壁25には、それらの対
向内面にフィルター6を保持するための溝レール27が
形成されている。これら溝レール27は、カバー体5が
上記ステー金具30に対して摺動する方向と平行するよ
うになっており、垂直状態で下となる端部が開放端とさ
れている。フィルター6の周壁のうち、垂直状態で上と
なる面の中央には係合具37が設けられている。この係
合具37には、昇降駆動装置10における吊り索11の
下端部に取り付けられたフック具40が係合・離脱自在
になっている。なお、この昇降駆動装置10が有する吊
り索11は1本だけである。またフィルター6の周壁の
うち、左右の側壁には、垂直状態で上方へ向けて突出す
る左右一対のセクタギヤ36が設けられていると共に、
カバー体5の上記溝レール27に嵌まる左右二対の摺動
ピン35(合計4本)が設けられている。このうち上側
で左右一対となる摺動ピン35の軸心Yは、上記係合具
37の中心と合致するようになっている。従って図6に
示す状態から、吊り索11のフック具40にフィルター
6の係合具37を係合させ、フィルター6における上側
の摺動ピン35がカバー体5の溝レール27へ嵌まるよ
うな状態にして、モータ13を、吊り索11の巻き取り
方向へ作動させると、フィルター6がカバー体5の側壁
25相互間を単独で上昇して、やがて下側の摺動ピン3
5も自動的に溝レール27内へ嵌まるようになり、更に
上側の摺動ピン35が溝レール27の上端内面に当接す
るようになる。そしてこの後、フィルター6と共にカバ
ー体5がステー金具30相互間を引き上げられるように
なる。このとき、カバー体5の上端側にはフィルター6
の各セクタギヤ36が突き出した状態となっている。ま
た、カバー体5の長丸状突起26がステー金具30にお
けるスライド溝31の上端内面に当接した時点では、ス
テー金具30における枢軸32の軸心Xと、フィルター
6における上側摺動ピン35の軸心Y(=係合具37の
中心)とが合致する状態となっている。
向内面にフィルター6を保持するための溝レール27が
形成されている。これら溝レール27は、カバー体5が
上記ステー金具30に対して摺動する方向と平行するよ
うになっており、垂直状態で下となる端部が開放端とさ
れている。フィルター6の周壁のうち、垂直状態で上と
なる面の中央には係合具37が設けられている。この係
合具37には、昇降駆動装置10における吊り索11の
下端部に取り付けられたフック具40が係合・離脱自在
になっている。なお、この昇降駆動装置10が有する吊
り索11は1本だけである。またフィルター6の周壁の
うち、左右の側壁には、垂直状態で上方へ向けて突出す
る左右一対のセクタギヤ36が設けられていると共に、
カバー体5の上記溝レール27に嵌まる左右二対の摺動
ピン35(合計4本)が設けられている。このうち上側
で左右一対となる摺動ピン35の軸心Yは、上記係合具
37の中心と合致するようになっている。従って図6に
示す状態から、吊り索11のフック具40にフィルター
6の係合具37を係合させ、フィルター6における上側
の摺動ピン35がカバー体5の溝レール27へ嵌まるよ
うな状態にして、モータ13を、吊り索11の巻き取り
方向へ作動させると、フィルター6がカバー体5の側壁
25相互間を単独で上昇して、やがて下側の摺動ピン3
5も自動的に溝レール27内へ嵌まるようになり、更に
上側の摺動ピン35が溝レール27の上端内面に当接す
るようになる。そしてこの後、フィルター6と共にカバ
ー体5がステー金具30相互間を引き上げられるように
なる。このとき、カバー体5の上端側にはフィルター6
の各セクタギヤ36が突き出した状態となっている。ま
た、カバー体5の長丸状突起26がステー金具30にお
けるスライド溝31の上端内面に当接した時点では、ス
テー金具30における枢軸32の軸心Xと、フィルター
6における上側摺動ピン35の軸心Y(=係合具37の
中心)とが合致する状態となっている。
【0019】室内露出パネル2の外枠体4には、上記の
ようにフィルター6及びカバー体5がそれぞれの最上位
置まで上昇したときに、フィルター6のセクタギヤ36
と噛み合い始めるような位置付けで、上下方向に長い左
右一対のラック38が取り付けられている。そのため、
セクタギヤ36とラック38とが噛み合った後、モータ
13の上昇作動を更に継続させれば、フィルター6が、
カバー体5及びステー金具30を介して枢軸32の軸心
Xを中心に揺動するようになり、やがて外枠体4の内側
に水平状態で嵌まるようになっている。なお、図示は省
略するが、外枠体4には、フィルター6が上記のように
して水平状態とされた後、ソレノイド等の駆動を受けて
フィルター6又はカバー体5の下面等へ水平に突出し
て、それらの水平姿勢を係合保持するようなフック具を
設けておくのが好ましい。
ようにフィルター6及びカバー体5がそれぞれの最上位
置まで上昇したときに、フィルター6のセクタギヤ36
と噛み合い始めるような位置付けで、上下方向に長い左
右一対のラック38が取り付けられている。そのため、
セクタギヤ36とラック38とが噛み合った後、モータ
13の上昇作動を更に継続させれば、フィルター6が、
カバー体5及びステー金具30を介して枢軸32の軸心
Xを中心に揺動するようになり、やがて外枠体4の内側
に水平状態で嵌まるようになっている。なお、図示は省
略するが、外枠体4には、フィルター6が上記のように
して水平状態とされた後、ソレノイド等の駆動を受けて
フィルター6又はカバー体5の下面等へ水平に突出し
て、それらの水平姿勢を係合保持するようなフック具を
設けておくのが好ましい。
【0020】この第2実施例においても、リモコンスイ
ッチ(図1の符号20参照)による遠隔操作を可能とし
てあり、その操作状況等については、第1実施例と同様
である。ただ、フィルター6の昇降時において、カバー
体5がステー金具30に案内保持され、フィルター6が
カバー体5に案内保持されるようになるので、フィルタ
ー6が振動を受け難く、姿勢が安定するという利点があ
る。
ッチ(図1の符号20参照)による遠隔操作を可能とし
てあり、その操作状況等については、第1実施例と同様
である。ただ、フィルター6の昇降時において、カバー
体5がステー金具30に案内保持され、フィルター6が
カバー体5に案内保持されるようになるので、フィルタ
ー6が振動を受け難く、姿勢が安定するという利点があ
る。
【0021】
【発明の効果】本発明は、上述の構成を具備するもので
あって、フィルターの交換時等には、フィルターの方を
室内床面近くまで下降させることができるようになって
いるため、作業者は、わざわざ脚立等に登る必要がなく
なる。そのため、フィルターの点検、清掃、交換等の作
業が容易、迅速、且つ安全に行えるようになる。勿論、
脚立等を立てるために、わざわざ室内の机等を移動させ
る必要もない。また、高所においてフィルターを手で触
るようなことが無くなるから、フィルターに吸着されて
いる塵埃を再び散逸させるようなこともなく、室内環境
を悪化させるおそれもない。
あって、フィルターの交換時等には、フィルターの方を
室内床面近くまで下降させることができるようになって
いるため、作業者は、わざわざ脚立等に登る必要がなく
なる。そのため、フィルターの点検、清掃、交換等の作
業が容易、迅速、且つ安全に行えるようになる。勿論、
脚立等を立てるために、わざわざ室内の机等を移動させ
る必要もない。また、高所においてフィルターを手で触
るようなことが無くなるから、フィルターに吸着されて
いる塵埃を再び散逸させるようなこともなく、室内環境
を悪化させるおそれもない。
【0022】フィルターを水平状態のまま昇降させるよ
うにする場合は、カバー体又はフィルターが昇降駆動装
置に吊られた状態にあるので、室内露出パネルにおい
て、外枠体にカバー体を嵌合した後、これを保持させる
構造が不要となる。従って、構造の簡潔化を図ることが
できる。フィルターを垂直状態にして昇降させるように
する場合は、外枠体から開いた状態で垂直姿勢を成すカ
バー体等をフィルターの昇降案内に用いることができる
ようになる。そのため、フィルター昇降時の振動や騒音
を小さく抑えられる。
うにする場合は、カバー体又はフィルターが昇降駆動装
置に吊られた状態にあるので、室内露出パネルにおい
て、外枠体にカバー体を嵌合した後、これを保持させる
構造が不要となる。従って、構造の簡潔化を図ることが
できる。フィルターを垂直状態にして昇降させるように
する場合は、外枠体から開いた状態で垂直姿勢を成すカ
バー体等をフィルターの昇降案内に用いることができる
ようになる。そのため、フィルター昇降時の振動や騒音
を小さく抑えられる。
【0023】昇降駆動装置をリモコンスイッチによって
遠隔操作できるようにしておくと、壁面等にスイッチを
設けた場合に比して、いちいちスイッチ位置まで往復し
なくてもよくなるため、広い室などでの作業性が向上す
る。
遠隔操作できるようにしておくと、壁面等にスイッチを
設けた場合に比して、いちいちスイッチ位置まで往復し
なくてもよくなるため、広い室などでの作業性が向上す
る。
【図1】本発明の第1実施例を示す側面図である。
【図2】第1実施例の主要部を示す斜視図である。
【図3】第1実施例のカバー体に対するフィルターの装
着状況を示す要部拡大断面図である。
着状況を示す要部拡大断面図である。
【図4】フィルターを昇降駆動装置によって直接的に吊
り下げるようにした別実施例を示す要部拡大断面図であ
る。
り下げるようにした別実施例を示す要部拡大断面図であ
る。
【図5】本発明の第2実施例を示す一部破砕側面図であ
る。
る。
【図6】第2実施例の主要部を示す斜視図である。
【図7】従来の天井取付型空調装置を示す側面図であ
る。
る。
【図8】図7の底面図である。
1 装置本体 2 室内露出パネル 4 外枠体 5 カバー体 6 フィルター 10 昇降駆動装置 11 吊り索 20 リモコンスイッチ
Claims (4)
- 【請求項1】 天井裏部へ配される装置本体の下部に、
空気の吸込口及び吹出口を有する室内露出パネルが設け
られており、前記室内露出パネルの内部には少なくとも
吸込口用のフィルターが着脱自在に設けられており、前
記装置本体には室内露出パネルにおける全体又はフィル
ター装着部分を含む一部を昇降させる昇降駆動装置が設
けられた天井取付型空調装置において、 前記室内露出パネルは、外枠体と、この外枠体の内側で
揺動開閉自在に保持された、少なくとも吸込口の開口領
域を含むカバー体とを有し、このカバー体が閉じた状態
で上を向く面側に前記フィルターの装着部が設けられて
おり、前記昇降駆動装置は、上記カバー体が開いた状態
で垂直状態となるフィルターを直接的又は間接的に吊り
下げ保持するようになされており、前記昇降駆動装置に
は、リモコンスイッチ用の受信回路が設けられている こ
とを特徴とする天井取付型空調装置。 - 【請求項2】 天井裏部へ配される装置本体の下部に、
空気の吸込口及び吹出口を有する室内露出パネルが設け
られており、前記室内露出パネルの内部には少なくとも
吸込口用のフィルターが着脱自在に設けられており、前
記装置本体には室内露出パネルにおける全体又はフィル
ター装着部分を含む一部を昇降させる昇降駆動装置が設
けられた天井取付型空調装置において、 前記室内露出パネルは、外枠体と、この外枠体の内側で
揺動開閉自在に保持された、少なくとも吸込口の開口領
域を含むカバー体とを有し、このカバー体が閉じた状態
で上を向く面側に前記フィルターの装着部が設けられて
おり、前記昇降駆動装置は、上記カバー体が開いた状態
で垂直状態となるフィルターを直接的又は間接的に吊り
下げ保持するようになされていることを特徴とする 天井
取付型空調装置。 - 【請求項3】 天井裏部へ配される装置本体の下部に、
空気の吸込口及び吹出口を有する室内露出パネルが設け
られており、前記室内露出パネルの内部には少なくとも
吸込口用のフィルターが着脱自在に設けられており、前
記装置本体には室内露出パネルにおける全体又はフィル
ター装着部分を含む一部を昇降させる昇降駆動装置が設
けられた天井取付型空調装置において、 前記室内露出パネルは、外枠体と、この外枠体内に嵌合
・離脱自在な、少なくとも吸込口の開口領域を含むカバ
ー体とを有し、このカバー体の上面側に前記フィルター
の装着部が設けられており、前記昇降駆動装置は、上記
カバー体又はフィルターを水平状態のまま吊り下げ保持
するようになされており、前記昇降駆動装置には、リモ
コンスイッチ用の受信回路が設けられていることを特徴
とする 天井取付型空調装置。 - 【請求項4】 天井裏部へ配される装置本体の下部に、
空気の吸込口及び吹出口を有する室内露出パネルが設け
られており、前記室内露出パネルの内部には少なくとも
吸込口用のフィルターが着脱自在に設けられており、前
記装置本体には室内露出パネルにおける全体又はフィル
ター装着部分を含む一部を昇降させる昇降駆動装置が設
けられた天井取付型空調装置において、 前記昇降駆動装置には、リモコンスイッチ用の受信回路
が設けられていることを特徴とする天井取付型空調装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5108599A JP2528252B2 (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | 天井取付型空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5108599A JP2528252B2 (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | 天井取付型空調装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06323565A JPH06323565A (ja) | 1994-11-25 |
JP2528252B2 true JP2528252B2 (ja) | 1996-08-28 |
Family
ID=14488893
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5108599A Expired - Lifetime JP2528252B2 (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | 天井取付型空調装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2528252B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100761768B1 (ko) | 2006-12-29 | 2007-09-28 | 삼성전자주식회사 | 천정형 에어컨 |
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JP4711545B2 (ja) * | 2001-05-31 | 2011-06-29 | 三洋電機株式会社 | 天井埋込型空気調和装置 |
CN100549537C (zh) * | 2005-07-04 | 2009-10-14 | 三菱重工业株式会社 | 室内机单元及空调机 |
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JP5334378B2 (ja) * | 2007-04-10 | 2013-11-06 | 三菱電機株式会社 | 天井埋込型空気調和機 |
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WO2018163285A1 (ja) * | 2017-03-07 | 2018-09-13 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機の室内機及びこの室内機を備えた空気調和機 |
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KR102352866B1 (ko) * | 2021-10-15 | 2022-01-20 | (주)대양이티에스 | 건물 천장 설치형 공기조화시스템 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1993
- 1993-05-10 JP JP5108599A patent/JP2528252B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100761768B1 (ko) | 2006-12-29 | 2007-09-28 | 삼성전자주식회사 | 천정형 에어컨 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06323565A (ja) | 1994-11-25 |
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