JP2527460B2 - 切断装置 - Google Patents
切断装置Info
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- JP2527460B2 JP2527460B2 JP63122066A JP12206688A JP2527460B2 JP 2527460 B2 JP2527460 B2 JP 2527460B2 JP 63122066 A JP63122066 A JP 63122066A JP 12206688 A JP12206688 A JP 12206688A JP 2527460 B2 JP2527460 B2 JP 2527460B2
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- cutter
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、発泡スチロールなどの熱溶融性を有する被
切断材を発熱性のカッタにより溶融することにより所望
の形状に切断することができる切断装置に関する。
切断材を発熱性のカッタにより溶融することにより所望
の形状に切断することができる切断装置に関する。
従来、発泡スチロールなどの熱溶融性の被切断材を切
断する切断装置は、被切断材を載置しうるようにフレー
ムに取付けられている支持台と、この支持台の上方に適
当な間隔を置いて横方向から突き出すように前記フレー
ムに取付けられているアームとの間に糸のこぎりまたは
電熱線を架設して構成されていた。そして、このような
従来の切断装置により発泡スチロールなどの熱溶融性の
被切断材を切断するには、まず、支持台上に被切断材を
載置し、つぎに、手動により被切断材を移動して被切断
材を糸のこぎりまたは通電により電熱線に接触すること
により被切断材を機械的あるいは溶融により所望の形状
に切断することができる。
断する切断装置は、被切断材を載置しうるようにフレー
ムに取付けられている支持台と、この支持台の上方に適
当な間隔を置いて横方向から突き出すように前記フレー
ムに取付けられているアームとの間に糸のこぎりまたは
電熱線を架設して構成されていた。そして、このような
従来の切断装置により発泡スチロールなどの熱溶融性の
被切断材を切断するには、まず、支持台上に被切断材を
載置し、つぎに、手動により被切断材を移動して被切断
材を糸のこぎりまたは通電により電熱線に接触すること
により被切断材を機械的あるいは溶融により所望の形状
に切断することができる。
しかしながら、前述した従来の切断装置は、支持台上
に載置し発泡スチロールなどの被切断材を手動により移
動して糸のこぎりまたは電熱線に接触することにより所
望の形状に切断するものであるため、被切断材の切断面
が綺麗になり難く、綺麗に切断するには熟練を必要とす
るし、また切断に多くの手間が掛るという問題点があっ
た。
に載置し発泡スチロールなどの被切断材を手動により移
動して糸のこぎりまたは電熱線に接触することにより所
望の形状に切断するものであるため、被切断材の切断面
が綺麗になり難く、綺麗に切断するには熟練を必要とす
るし、また切断に多くの手間が掛るという問題点があっ
た。
本発明は、前述した従来のものにおける問題点を解決
し、発泡スチロールなどの熱溶融性の被切断材を所望の
形状に綺麗にかつ容易に切断することができる切断装置
を提供することを目的とする。
し、発泡スチロールなどの熱溶融性の被切断材を所望の
形状に綺麗にかつ容易に切断することができる切断装置
を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため本発明の切断装置は、熱
溶融性を有し非導電性材料からなる被切断材を載置する
導電性材料からなる支持台と、制御手段により自動制御
された第1駆動手段により回転駆動され前記被切断材を
前記支持台に沿って往復動する送りローラと、前記制御
手段により自動制御された第2駆動手段により駆動され
前記第1駆動手段による前記被切断材の往復動方向に対
して直交する方向に往復動されるキャリッジと、このキ
ャリッジに被切断材の厚さ方向に往復動可能となるよう
に一方の端部を支持され通電により前記被切断材を溶融
切断する温度以上に発熱される導電性材料からなり第3
駆動手段により往復動されるカッタと、前記カッタと前
記支持台とが接触したときに検出信号を出力し得るよう
にスイッチを構成し、このスイッチからの検出信号によ
り前記第3駆動手段を逆転させる接触検出手段とを有す
ることを特徴としている。
溶融性を有し非導電性材料からなる被切断材を載置する
導電性材料からなる支持台と、制御手段により自動制御
された第1駆動手段により回転駆動され前記被切断材を
前記支持台に沿って往復動する送りローラと、前記制御
手段により自動制御された第2駆動手段により駆動され
前記第1駆動手段による前記被切断材の往復動方向に対
して直交する方向に往復動されるキャリッジと、このキ
ャリッジに被切断材の厚さ方向に往復動可能となるよう
に一方の端部を支持され通電により前記被切断材を溶融
切断する温度以上に発熱される導電性材料からなり第3
駆動手段により往復動されるカッタと、前記カッタと前
記支持台とが接触したときに検出信号を出力し得るよう
にスイッチを構成し、このスイッチからの検出信号によ
り前記第3駆動手段を逆転させる接触検出手段とを有す
ることを特徴としている。
前述した構成の本発明の切断装置によれば、まず支持
台上に発泡スチロールなどの熱溶融性を有する被切断材
を載置する。つぎに、カッタに通電することによりカッ
タを発熱し、制御手段からの制御信号により第1駆動手
段を駆動することにより送りローラを回転駆動して被切
断材を支持台に沿って自動的に往復動するとともに、制
御手段からの信号により第2駆動手段を駆動することに
よりキャリッジを前記被切断材の往復動方向に直交する
方向に自動的に往復動することによってカッタをキャリ
ッジとともに往復動させるようにして、カッタを被切断
材に対して相対的に縦横に移動し、かつカッタをその長
手方向に往復動させながら、被切断材を所望の形状に綺
麗かつ自動的に切断することができる。また、カッタの
一端部のみを支持しているので、いわゆるひとふで書き
ではできない形状にも切断することができるし、カッタ
の両端部を支持することによりカッタを安定的に支持し
て切断することができる。さらに、切断後は、接触検出
手段により、カッタが支持台に接触したことを検出し
て、カッタを支持台から離間するように駆動するので、
支持台に逃げを設えなくとも被切断材を切り残しなく確
実に切断できる。
台上に発泡スチロールなどの熱溶融性を有する被切断材
を載置する。つぎに、カッタに通電することによりカッ
タを発熱し、制御手段からの制御信号により第1駆動手
段を駆動することにより送りローラを回転駆動して被切
断材を支持台に沿って自動的に往復動するとともに、制
御手段からの信号により第2駆動手段を駆動することに
よりキャリッジを前記被切断材の往復動方向に直交する
方向に自動的に往復動することによってカッタをキャリ
ッジとともに往復動させるようにして、カッタを被切断
材に対して相対的に縦横に移動し、かつカッタをその長
手方向に往復動させながら、被切断材を所望の形状に綺
麗かつ自動的に切断することができる。また、カッタの
一端部のみを支持しているので、いわゆるひとふで書き
ではできない形状にも切断することができるし、カッタ
の両端部を支持することによりカッタを安定的に支持し
て切断することができる。さらに、切断後は、接触検出
手段により、カッタが支持台に接触したことを検出し
て、カッタを支持台から離間するように駆動するので、
支持台に逃げを設えなくとも被切断材を切り残しなく確
実に切断できる。
以下、本発明を図面に示す実施例により説明する。
第1図および第2図は本発明の切断装置の実施例を示
すものであり、切断装置のフレーム1には、中央の平坦
部1Aを挟むようにして両側に側壁1Bおよび1Cが立設され
ている。前記フレーム1の平坦部1Aは熱溶融性を有する
例えば発泡スチロールなどの被切断材Hを載置しうる支
持台2とされている。また、各側壁1B,1C間には、回転
軸4が回転自在に架設されており、この回転軸4の両端
部には、平坦部1Aとの間に被切断材Hを挟持できるだけ
の間隔をあけるようにして1対の送りローラ3,3が固定
されている。前記回転軸4は第1駆動手段たるモータ5
に歯車機構5Aを介して接続されている。このモータ5は
図示を省略した制御手段によりその駆動ならびに停止を
自動制御されている。すなわち、この制御手段からの制
御信号によりモータ5を駆動して送りローラ3,3を回転
駆動し、送りローラ3,3と支持台2との間に挟持された
被切断材Hを支持台2に沿って第2図において矢印X方
向に往復動することができる。
すものであり、切断装置のフレーム1には、中央の平坦
部1Aを挟むようにして両側に側壁1Bおよび1Cが立設され
ている。前記フレーム1の平坦部1Aは熱溶融性を有する
例えば発泡スチロールなどの被切断材Hを載置しうる支
持台2とされている。また、各側壁1B,1C間には、回転
軸4が回転自在に架設されており、この回転軸4の両端
部には、平坦部1Aとの間に被切断材Hを挟持できるだけ
の間隔をあけるようにして1対の送りローラ3,3が固定
されている。前記回転軸4は第1駆動手段たるモータ5
に歯車機構5Aを介して接続されている。このモータ5は
図示を省略した制御手段によりその駆動ならびに停止を
自動制御されている。すなわち、この制御手段からの制
御信号によりモータ5を駆動して送りローラ3,3を回転
駆動し、送りローラ3,3と支持台2との間に挟持された
被切断材Hを支持台2に沿って第2図において矢印X方
向に往復動することができる。
前記支持台2の上方、すなわち、支持台2の表面に沿
って矢印Xに直交する方向(第1図および第2図におけ
る矢印Y方向)に間隔を隔てた前記側壁1B,1Cのそれぞ
れ上端部間には、水平方向に延在する支持軸6が架設さ
れており、また、前記支持台2の下方におけるフレーム
1内には、同じく水平方向に延在し支持軸6と平行とさ
れた支持軸7が配設されている。これらの支持軸6,7に
は、それぞれキャリッジ8,9が摺動自在に支持されてい
る。
って矢印Xに直交する方向(第1図および第2図におけ
る矢印Y方向)に間隔を隔てた前記側壁1B,1Cのそれぞ
れ上端部間には、水平方向に延在する支持軸6が架設さ
れており、また、前記支持台2の下方におけるフレーム
1内には、同じく水平方向に延在し支持軸6と平行とさ
れた支持軸7が配設されている。これらの支持軸6,7に
は、それぞれキャリッジ8,9が摺動自在に支持されてい
る。
前記側壁1B,1Cにはそれぞれ上下方向に延在する回転
軸10,11が回転自在に支持されている。回転軸10,11の上
下両端部は前記支持軸6,7の両端部近傍に位置してお
り、これらの回転軸10,11の上下両端部にはそれぞれベ
ルトプーリ12,13,14,15が嵌着されている。そして、こ
れらのベルトプーリ12,13,14,15には、前記支持軸6,7に
沿ってそれぞれ走行させるベルト16,17が巻掛けられ、
これらのベルト16,17はそれぞれ前記キャリッジ8,9に連
結されており、これらのキャリッジ8,9はベルト16,17の
走行に伴なって支持軸6,7に沿って矢印Y方向に往復動
するようになっている。
軸10,11が回転自在に支持されている。回転軸10,11の上
下両端部は前記支持軸6,7の両端部近傍に位置してお
り、これらの回転軸10,11の上下両端部にはそれぞれベ
ルトプーリ12,13,14,15が嵌着されている。そして、こ
れらのベルトプーリ12,13,14,15には、前記支持軸6,7に
沿ってそれぞれ走行させるベルト16,17が巻掛けられ、
これらのベルト16,17はそれぞれ前記キャリッジ8,9に連
結されており、これらのキャリッジ8,9はベルト16,17の
走行に伴なって支持軸6,7に沿って矢印Y方向に往復動
するようになっている。
前記一方の回転軸10には、第2駆動手段たるモータ18
が歯車機構18Aを介して接続されている。このモータ18
は、前記制御手段からの制御信号によってその駆動なら
びに停止を自動制御されている。
が歯車機構18Aを介して接続されている。このモータ18
は、前記制御手段からの制御信号によってその駆動なら
びに停止を自動制御されている。
前記支持台2には矢印Y方向に延在するスリット19が
形成されており、通電により発熱する直線状の電熱線か
らなるカッタ20が前記スリット19を介して両キャリッジ
8,9にそれぞれ配設された電極8A,9A間に上下方向に延在
するように架設されている。なお、これらの電極8A,9A
は図示しない電源に接続されており、これらの電極8A,9
Aを介してカッタ20に通電すると、カッタ20は、被切断
材を溶融しうる温度に加熱される。
形成されており、通電により発熱する直線状の電熱線か
らなるカッタ20が前記スリット19を介して両キャリッジ
8,9にそれぞれ配設された電極8A,9A間に上下方向に延在
するように架設されている。なお、これらの電極8A,9A
は図示しない電源に接続されており、これらの電極8A,9
Aを介してカッタ20に通電すると、カッタ20は、被切断
材を溶融しうる温度に加熱される。
つぎに、前述した構成からなる本実施例の作用につい
て説明する。
て説明する。
まず、発泡スチロールなどの熱溶融性を有する板状の
被切断材Hを支持台2上に載置してこの支持台2と送り
ローラ3,3との間に挟持せしめる。つぎに、電極8A,9Aを
介してカッタ20に通電してカッタ20を加熱する。そし
て、予め入力しておいたデータに従って制御手段からそ
れぞれモータ5,18に制御信号が出力され、これらの制御
信号によってモータ5,18の回転方向ならびに回転量が制
御され、モータ5により送りローラ3が駆動されて被切
断材Hが矢印X方向に自動的に往復動されるとともに、
モータ18によりベルト16,17およびキャリッジ8,9ととも
にカッタ20が矢印Y方向に自動的に往復駆動される。こ
れにより、カッタ20が被切断材Hに対し相対的に縦横
(矢印X,Y方向)に移動しつつ被切断材Hを所望の形状
に綺麗にかつ自動的に切断することができる。
被切断材Hを支持台2上に載置してこの支持台2と送り
ローラ3,3との間に挟持せしめる。つぎに、電極8A,9Aを
介してカッタ20に通電してカッタ20を加熱する。そし
て、予め入力しておいたデータに従って制御手段からそ
れぞれモータ5,18に制御信号が出力され、これらの制御
信号によってモータ5,18の回転方向ならびに回転量が制
御され、モータ5により送りローラ3が駆動されて被切
断材Hが矢印X方向に自動的に往復動されるとともに、
モータ18によりベルト16,17およびキャリッジ8,9ととも
にカッタ20が矢印Y方向に自動的に往復駆動される。こ
れにより、カッタ20が被切断材Hに対し相対的に縦横
(矢印X,Y方向)に移動しつつ被切断材Hを所望の形状
に綺麗にかつ自動的に切断することができる。
前述した実施例によれば、両キャリッジ8,9および被
切断材Hを直交する方向に移動しつつカッタ20の熱によ
り被切断材Hをあらかじめ入力されているデータに基い
て自動的に切断するようにしているので、被切断材Hを
効率よくしかも綺麗に切断することができる。
切断材Hを直交する方向に移動しつつカッタ20の熱によ
り被切断材Hをあらかじめ入力されているデータに基い
て自動的に切断するようにしているので、被切断材Hを
効率よくしかも綺麗に切断することができる。
第3図は本発明のさらに具体的な実施例を示すもので
あり、カッタ20の上端部が上方のキャリッジ8にのみ固
定されている。このようにカッタ20を片持ち支持するこ
とにより、被切断材Hを、いわゆるひとふで書きにより
切断することができない例えば2重の同心円からなるド
ーナツ状に切断する場合に、カッタ20の下端を被切断材
Hの上方を通過させて外円から内円に移行できるので、
内円のくり抜き切断を容易にすることができる。
あり、カッタ20の上端部が上方のキャリッジ8にのみ固
定されている。このようにカッタ20を片持ち支持するこ
とにより、被切断材Hを、いわゆるひとふで書きにより
切断することができない例えば2重の同心円からなるド
ーナツ状に切断する場合に、カッタ20の下端を被切断材
Hの上方を通過させて外円から内円に移行できるので、
内円のくり抜き切断を容易にすることができる。
また、第4図に示すように、上方のキャリッジ8にの
み片持ち支持されているカッタ20は支持台2に対して接
離するようにキャリッジ8に移動可能に支持されてい
る。
み片持ち支持されているカッタ20は支持台2に対して接
離するようにキャリッジ8に移動可能に支持されてい
る。
すなわち、例えばカッタ20が、キャリッジ8に前記支
持台2に沿う矢印X,Y方向に直交するZ方向に穿設され
た上下方向の貫通孔21内に上下方向に摺動自在に配設さ
れたホルダ22に固定されている。このホルダ22とキャリ
ッジ8との間には、ホルダ22を上方に付勢するコイルば
ね23が介装されており、ホルダ22を常に支持台2から離
間する方向に押動している。また、前記ホルダ22の上端
部には、前記キャリッジ8に、水平方向に延在する支持
軸6を介して揺動自在に支持されたベルクランク25の一
方の腕25Aの端部が当接されている。このベルクランク2
5の他方の腕25Bには図示を省略した第3駆動手段たるモ
ータにより回転駆動される回転軸26に固定されたレバー
27の先端部が当接されている。
持台2に沿う矢印X,Y方向に直交するZ方向に穿設され
た上下方向の貫通孔21内に上下方向に摺動自在に配設さ
れたホルダ22に固定されている。このホルダ22とキャリ
ッジ8との間には、ホルダ22を上方に付勢するコイルば
ね23が介装されており、ホルダ22を常に支持台2から離
間する方向に押動している。また、前記ホルダ22の上端
部には、前記キャリッジ8に、水平方向に延在する支持
軸6を介して揺動自在に支持されたベルクランク25の一
方の腕25Aの端部が当接されている。このベルクランク2
5の他方の腕25Bには図示を省略した第3駆動手段たるモ
ータにより回転駆動される回転軸26に固定されたレバー
27の先端部が当接されている。
そして、このモータにより回転軸26を反時計方向に回
転すると、レバー27によりベルクランク25が時計方向に
回転され、一方の腕25Aによりホルダ22がコイルばね23
の弾性力に抗して下方に摺動されるとともにカッタ20も
下方に移動される。一方、回転軸26を時計方向に回転す
ると、ベルクランク25は反時計方向への回転が可能とな
り、したがって、ホルダ22はコイルばね23の押圧力によ
り上方に摺動され、カッタ20もともに上方に移動され
る。この結果、回転軸26の回転操作によりカッタ20は支
持台2に対して接離する方向(矢印Z方向)すなわち被
切断材Hの厚さ方向に往復動(振動)することができ
る。
転すると、レバー27によりベルクランク25が時計方向に
回転され、一方の腕25Aによりホルダ22がコイルばね23
の弾性力に抗して下方に摺動されるとともにカッタ20も
下方に移動される。一方、回転軸26を時計方向に回転す
ると、ベルクランク25は反時計方向への回転が可能とな
り、したがって、ホルダ22はコイルばね23の押圧力によ
り上方に摺動され、カッタ20もともに上方に移動され
る。この結果、回転軸26の回転操作によりカッタ20は支
持台2に対して接離する方向(矢印Z方向)すなわち被
切断材Hの厚さ方向に往復動(振動)することができ
る。
このようにカッタ20を支持台2に対して往復動しつ
つ、カッタ20を加熱することにより、支持台2上の被切
断材Hをカッタ20の熱のみならずカッタ20の摩擦力によ
っても切断することになり、被切断材Hをより小さい電
力により円滑に切断することができる。
つ、カッタ20を加熱することにより、支持台2上の被切
断材Hをカッタ20の熱のみならずカッタ20の摩擦力によ
っても切断することになり、被切断材Hをより小さい電
力により円滑に切断することができる。
また、第5図および第6図に示すように、カッタ20と
支持台2の間でスイッチを構成するようにしてカッタ20
が支持台2に接触したことを検出する接触検出手段28が
設けるられている。
支持台2の間でスイッチを構成するようにしてカッタ20
が支持台2に接触したことを検出する接触検出手段28が
設けるられている。
すなわち、前記カッタ20と電気的に接続された導線29
Aを設けるとともに、前記支持台2を導電性材料により
構成し、この支持台2に接続された導線29Bを設け、こ
れらの両導線29A,29B間に検出端子29を形成すれば、カ
ッタ20が支持台2から離間しているときは非導電性材料
からなる被切断材Hが両導線29A,29B間に介在されるた
め検出端子29における抵抗値が無限大であるのに対し、
カッタ20が支持台2に接触すると前記検出素子29におけ
る抵抗値が0になるので、支持台2に対するカッタ20の
接離を検出することができる。
Aを設けるとともに、前記支持台2を導電性材料により
構成し、この支持台2に接続された導線29Bを設け、こ
れらの両導線29A,29B間に検出端子29を形成すれば、カ
ッタ20が支持台2から離間しているときは非導電性材料
からなる被切断材Hが両導線29A,29B間に介在されるた
め検出端子29における抵抗値が無限大であるのに対し、
カッタ20が支持台2に接触すると前記検出素子29におけ
る抵抗値が0になるので、支持台2に対するカッタ20の
接離を検出することができる。
このように、支持台2に対するカッタ20の接離を検出
して、支持台2にカッタ20が接触した検出信号が検出端
子29から出力されたときにカッタ20を上下動させるモー
タを逆方向に駆動することにより、カッタ20のための逃
げ穴としてのスリット19を支持台2に形成することなく
カッタ20を安定的に上下動して被切断材Hを切断するこ
とができる。
して、支持台2にカッタ20が接触した検出信号が検出端
子29から出力されたときにカッタ20を上下動させるモー
タを逆方向に駆動することにより、カッタ20のための逃
げ穴としてのスリット19を支持台2に形成することなく
カッタ20を安定的に上下動して被切断材Hを切断するこ
とができる。
また、カッタ20は、第7図に示すように、被切断材H
を熱により溶融して切断するニクロム線などの電熱線か
らなる発熱体20AをほぼU字状に形成して構成されてお
り、この発熱体20Aの両端部が電源30に電気的に接続さ
れている。
を熱により溶融して切断するニクロム線などの電熱線か
らなる発熱体20AをほぼU字状に形成して構成されてお
り、この発熱体20Aの両端部が電源30に電気的に接続さ
れている。
また、カッタ20として、第8図(a),(b)に示す
ように、前述した第7図に示すカッタ20と同様にほぼU
字状に形成された発熱体20Aを、絶縁体よりなる棒状の
補強材20Bの対峙する両側縁に長手方向に沿って形成さ
れた1対の長溝20C,20C内に嵌合支持するように構成す
ることもできる。
ように、前述した第7図に示すカッタ20と同様にほぼU
字状に形成された発熱体20Aを、絶縁体よりなる棒状の
補強材20Bの対峙する両側縁に長手方向に沿って形成さ
れた1対の長溝20C,20C内に嵌合支持するように構成す
ることもできる。
このように、第7図あるいは第8図(a),(b)に
示すように構成することにより、カッタ20の上端部のみ
を支持したうえで、カッタ20の発熱体20Aに容易に通電
することができる。
示すように構成することにより、カッタ20の上端部のみ
を支持したうえで、カッタ20の発熱体20Aに容易に通電
することができる。
さらに、カッタ20として、第9図(a)ないし第9図
(c)に示すように、その発熱体20Aを、ともに電熱材
料により円筒状に形成されてなる外筒20Dと、この外筒2
0Dの内周側に絶縁体20Eを介して配設された内筒20Fとに
より構成し、これらの外筒20Dおよび内筒20Fの一方の端
部を相互に電気的導通状態に接続するとともに、外筒20
Dと内筒20Fの他方の各端部をそれぞれ電源30と電気的に
接続することもできる。
(c)に示すように、その発熱体20Aを、ともに電熱材
料により円筒状に形成されてなる外筒20Dと、この外筒2
0Dの内周側に絶縁体20Eを介して配設された内筒20Fとに
より構成し、これらの外筒20Dおよび内筒20Fの一方の端
部を相互に電気的導通状態に接続するとともに、外筒20
Dと内筒20Fの他方の各端部をそれぞれ電源30と電気的に
接続することもできる。
このように、第9図(a)ないし第9図(c)に示す
ように構成することにより、X方向およびY方向の2次
元平面の全方向に対して均一の切れ味を得ることができ
る。また、前述した第9図(a)ないし第9図(c)に
示すカッタ20において、内筒20Fの代わりに電熱材料も
しくは導体よりなる棒状の中実体とし、他の構成は第9
図と同様にすることもできる。
ように構成することにより、X方向およびY方向の2次
元平面の全方向に対して均一の切れ味を得ることができ
る。また、前述した第9図(a)ないし第9図(c)に
示すカッタ20において、内筒20Fの代わりに電熱材料も
しくは導体よりなる棒状の中実体とし、他の構成は第9
図と同様にすることもできる。
さらに、カッタ20を加熱するための熱源として熱風を
用いることもできる。すなわち、加熱状態において熱溶
融性の被切断材を切断する発熱体である円筒状の筒体
(図示せず)の筒体の一端部を熱風送源(図示せず)に
連通し、この熱風送風源からの熱風により筒体を加熱す
るように構成することもできる。
用いることもできる。すなわち、加熱状態において熱溶
融性の被切断材を切断する発熱体である円筒状の筒体
(図示せず)の筒体の一端部を熱風送源(図示せず)に
連通し、この熱風送風源からの熱風により筒体を加熱す
るように構成することもできる。
以上説明したように本発明によれば、発泡スチロール
などの熱溶融性の被切断材を支持台に載置するだけで被
切断材およびカッタを支持台に沿って互いに直交する方
向に自動的に移動することによりカッタの熱により所望
の形状に綺麗にかつ容易に切断することができる。
などの熱溶融性の被切断材を支持台に載置するだけで被
切断材およびカッタを支持台に沿って互いに直交する方
向に自動的に移動することによりカッタの熱により所望
の形状に綺麗にかつ容易に切断することができる。
また、カッタを被切断材の厚さ方向に往復動可能に支
持したので、カッタの摩擦力も切断に寄与することにな
るので、より綺麗かつ容易に切断することができる。
持したので、カッタの摩擦力も切断に寄与することにな
るので、より綺麗かつ容易に切断することができる。
さらに、カッタを片持ち支持しているので、複雑な形
状に切断できる。
状に切断できる。
さらにまた、支持台に対するカッタの接離検出手段を
設けているので、支持台に逃げを設けることなく、カッ
タを安定的に往復動することができる。
設けているので、支持台に逃げを設けることなく、カッ
タを安定的に往復動することができる。
第1図ないし第6図は本発明に係る切断装置の実施例を
示すもので、第1図は正面図、第2図は第1図の平面
図、第3図はカッタの一方の端部のみを支持したものの
要部を示す概略側面図、第4図は第3図の概略断面図、
第5図および第6図は第3図に用いる接触検出手段のそ
れぞれ異なる状態を示す概略側面図、第7図ないし第9
図は本発明に係るカッタの実施例を示すもので、第7図
はU字状をなすものの側面図、第8図(a)は第7図の
ものに補強材を備えたものの側面図、第8図(b)は第
8図(a)のA−A線に沿った断面図、第9図(a)は
筒状をなすものの正面図、第9図(b)は第9図(a)
のB−B線に沿った拡大断面図、第9図(c)は第9図
(b)のC−C線に沿った断面図である。 1……フレーム、2……支持台、3……送りローラ、 5……モータ、8,9……キャリッジ、18……モータ、 20……カッタ、20A……発熱体、20B……補強材、 20C……溝、20D……外筒、20E……絶縁材、 20F……内筒、28……接触検出手段、30……電源、 H……被切断材。
示すもので、第1図は正面図、第2図は第1図の平面
図、第3図はカッタの一方の端部のみを支持したものの
要部を示す概略側面図、第4図は第3図の概略断面図、
第5図および第6図は第3図に用いる接触検出手段のそ
れぞれ異なる状態を示す概略側面図、第7図ないし第9
図は本発明に係るカッタの実施例を示すもので、第7図
はU字状をなすものの側面図、第8図(a)は第7図の
ものに補強材を備えたものの側面図、第8図(b)は第
8図(a)のA−A線に沿った断面図、第9図(a)は
筒状をなすものの正面図、第9図(b)は第9図(a)
のB−B線に沿った拡大断面図、第9図(c)は第9図
(b)のC−C線に沿った断面図である。 1……フレーム、2……支持台、3……送りローラ、 5……モータ、8,9……キャリッジ、18……モータ、 20……カッタ、20A……発熱体、20B……補強材、 20C……溝、20D……外筒、20E……絶縁材、 20F……内筒、28……接触検出手段、30……電源、 H……被切断材。
Claims (1)
- 【請求項1】熱溶融性を有し非導電性材料からなる被切
断材を載置する導電性材料からなる支持台と、 制御手段により自動制御された第1駆動手段により回転
駆動され前記被切断材を前記支持台に沿って往復動する
送りローラと、 前記制御手段により自動制御された第2駆動手段により
駆動され前記第1駆動手段による前記被切断材の往復動
方向に対し直交する方向に往復動されるキャリッジと、 このキャリッジに被切断材の厚さ方向に往復動可能とな
るように一方の端部を支持され通電により前記被切断材
を溶融切断する温度以上に発熱される導電性材料からな
り第3駆動手段により往復動されるカッタと、 前記カッタと前記支持台とが接触したときに検出信号を
出力し得るようにスイッチを構成し、このスイッチから
の検出信号により前記第3駆動手段を逆転させる接触検
出手段と を有することを特徴とする切断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63122066A JP2527460B2 (ja) | 1988-05-20 | 1988-05-20 | 切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63122066A JP2527460B2 (ja) | 1988-05-20 | 1988-05-20 | 切断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01295800A JPH01295800A (ja) | 1989-11-29 |
JP2527460B2 true JP2527460B2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=14826788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63122066A Expired - Fee Related JP2527460B2 (ja) | 1988-05-20 | 1988-05-20 | 切断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2527460B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07124900A (ja) * | 1993-10-29 | 1995-05-16 | Ishizaki Denki Seisakusho:Kk | 中空ヒータ及び中空ヒータユニット及び熱カッタ |
JP3023531B2 (ja) * | 1994-09-14 | 2000-03-21 | 有限会社橋口鋳材店 | 発泡スチロール切断加工装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5160089A (ja) * | 1974-11-21 | 1976-05-25 | Masaharu Yoshihara | Nunofuchikosokudennetsusetsudansochi |
JPS5859600U (ja) * | 1981-09-09 | 1983-04-22 | 毛利 唯志 | 熱可塑性合成樹脂発泡体の加工具 |
US4467525A (en) * | 1982-07-26 | 1984-08-28 | Gerber Scientific Products, Inc. | Automated sign generator |
JPS61173900A (ja) * | 1985-01-29 | 1986-08-05 | 三菱重工業株式会社 | 模型材の切断・加工装置 |
-
1988
- 1988-05-20 JP JP63122066A patent/JP2527460B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01295800A (ja) | 1989-11-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |