JP2516218B2 - インク組成物およびそれを用いる記録方法 - Google Patents
インク組成物およびそれを用いる記録方法Info
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- JP2516218B2 JP2516218B2 JP14692987A JP14692987A JP2516218B2 JP 2516218 B2 JP2516218 B2 JP 2516218B2 JP 14692987 A JP14692987 A JP 14692987A JP 14692987 A JP14692987 A JP 14692987A JP 2516218 B2 JP2516218 B2 JP 2516218B2
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- ink
- surface tension
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Description
【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は一般筆記記録分野に有用なインク組成物、と
くにインクジェット記録に好適なインク組成物およびそ
の使用法に関する。
くにインクジェット記録に好適なインク組成物およびそ
の使用法に関する。
[従来技術] 従来よりインクに界面活性剤や多価アルコール、多価
アルコール誘導体を添加して、インクの乾燥性を向上せ
しめることあるいは目詰りを防止することが提案されて
いる。たとえば、特公昭60-34992(特開昭55-29546)に
はインクの界面活性剤によりインクの表面張力を低下せ
しめて乾燥性を高めることが提案されている。界面活性
剤の添加により確かに静的表面張力は低下し、わずかな
乾燥性向上の効果がある。しかしながら、このようなイ
ンクではステキヒトサイズ度が10秒以上の紙に対して印
字した場合明細書に記されているような乾燥性向上の効
果はなく、期待する乾燥性向上の効果を得るには、少な
くとも2wt%以上の界面活性剤を添加する必要がある。
界面活性剤は水、溶剤いずれにも溶解しにくく、このよ
うな高濃度に添加すると、使用環境の変化により界面活
性剤が液媒体と分離したり、析出してきたりする。また
界面活性剤をインクに添加することにより一般に泡立ち
が生じ易く、プリンター内やインクの製造工程において
トラブルを生じ易い欠点もある。
アルコール誘導体を添加して、インクの乾燥性を向上せ
しめることあるいは目詰りを防止することが提案されて
いる。たとえば、特公昭60-34992(特開昭55-29546)に
はインクの界面活性剤によりインクの表面張力を低下せ
しめて乾燥性を高めることが提案されている。界面活性
剤の添加により確かに静的表面張力は低下し、わずかな
乾燥性向上の効果がある。しかしながら、このようなイ
ンクではステキヒトサイズ度が10秒以上の紙に対して印
字した場合明細書に記されているような乾燥性向上の効
果はなく、期待する乾燥性向上の効果を得るには、少な
くとも2wt%以上の界面活性剤を添加する必要がある。
界面活性剤は水、溶剤いずれにも溶解しにくく、このよ
うな高濃度に添加すると、使用環境の変化により界面活
性剤が液媒体と分離したり、析出してきたりする。また
界面活性剤をインクに添加することにより一般に泡立ち
が生じ易く、プリンター内やインクの製造工程において
トラブルを生じ易い欠点もある。
また特公昭51-40484には多価アルコール、多価アルコ
ールのエステルおよびそれらの両方をインクに用いるこ
とが開示されている。しかしこの実施例に記載されてい
るインクはいずれも50dyne/cm以上の動的表面張力を示
すものであり、乾燥性は十分なものではない。
ールのエステルおよびそれらの両方をインクに用いるこ
とが開示されている。しかしこの実施例に記載されてい
るインクはいずれも50dyne/cm以上の動的表面張力を示
すものであり、乾燥性は十分なものではない。
さらに特公昭62-13388には多価アルコールと多価アル
コール誘導体の両方を用いることが示されているが、こ
れにも界面活性剤が添加されており前記のような欠点が
ある。また実施例1にはジエチレングリコールモノブチ
ルエーテル6wt%、グリセリン10wt%をインクに含有さ
せた例があるが、このようなインクではジエチレングリ
コールモノブチルエーテルの含有量が高すぎて画像にじ
みが発生し鮮明な画像は得られない。
コール誘導体の両方を用いることが示されているが、こ
れにも界面活性剤が添加されており前記のような欠点が
ある。また実施例1にはジエチレングリコールモノブチ
ルエーテル6wt%、グリセリン10wt%をインクに含有さ
せた例があるが、このようなインクではジエチレングリ
コールモノブチルエーテルの含有量が高すぎて画像にじ
みが発生し鮮明な画像は得られない。
[目的] そこで本発明は乾燥性が高く、にじみ等のない鮮明な
画像を形成し得て、なおかつ目詰りを生じることがな
く、また、保存安定性にもすぐれたインク組成物を提供
することを目的とするものであり、また本発明はこのイ
ンク組成物を用いる記録方法を提供することを目的とす
るものである。
画像を形成し得て、なおかつ目詰りを生じることがな
く、また、保存安定性にもすぐれたインク組成物を提供
することを目的とするものであり、また本発明はこのイ
ンク組成物を用いる記録方法を提供することを目的とす
るものである。
[構成] 本発明者は従来より上記特性を有するインク組成物に
ついて研究を重ねてきたが、インクの紙への浸透速度は
静的表面張力ではなく動的表面張力に影響されることを
見出し、このことに着目して本発明を完成するに至っ
た。
ついて研究を重ねてきたが、インクの紙への浸透速度は
静的表面張力ではなく動的表面張力に影響されることを
見出し、このことに着目して本発明を完成するに至っ
た。
すなわち、本発明は、色剤、湿潤剤及び水を含有する
インクジェット用インク組成物において、該インク組成
物が下記(1)式の条件を満たすことを特徴とする水性
インク組成物。
インクジェット用インク組成物において、該インク組成
物が下記(1)式の条件を満たすことを特徴とする水性
インク組成物。
[寿命Omsecの動的表面張力(dyne/cm)] +[粘度(cp)]=42〜49…(1)、また(2)上記イ
ンク組成物を用いて、ステキヒトサイズ度が10秒以上の
紙に印字することを特徴とする記録方法である。
ンク組成物を用いて、ステキヒトサイズ度が10秒以上の
紙に印字することを特徴とする記録方法である。
上記したように、本発明はインクの表面張力と粘度の
関係が(1)式の関係にあるとき、ステキヒトサイズ度
で10秒以上の紙に印字した時に乾燥性および画像の鮮明
性が満足されるものとなることを見出し完成されたもの
である。
関係が(1)式の関係にあるとき、ステキヒトサイズ度
で10秒以上の紙に印字した時に乾燥性および画像の鮮明
性が満足されるものとなることを見出し完成されたもの
である。
従来の水性インクはその動的表面張力が水の表面張力
が高いためにステキヒトサイズ度が10秒以上の紙に印字
した時に十分な乾燥性が得られなかった。またエタノー
ル、メチルイソブチルケトン等の有機溶剤を主液媒体と
したインクは逆にその動的表面張力が低過ぎるため、紙
に印字した時の乾燥は著しく速いが、得られる画像はに
じみがあったり濃度が低かったりするために鮮明性に欠
けていた。
が高いためにステキヒトサイズ度が10秒以上の紙に印字
した時に十分な乾燥性が得られなかった。またエタノー
ル、メチルイソブチルケトン等の有機溶剤を主液媒体と
したインクは逆にその動的表面張力が低過ぎるため、紙
に印字した時の乾燥は著しく速いが、得られる画像はに
じみがあったり濃度が低かったりするために鮮明性に欠
けていた。
従来より界面活性剤の添加によりインクの表面張力を
低下せしめ、紙へのインクの濡れ性を高めることによ
り、インクの紙中への浸透速度を高めることによって乾
燥性を向上しようとする試みはあった。しかしながらこ
の方法では満足の得られる結果は得られない。その原因
の一つは界面活性剤で低下するのは一般にデュ・ヌイ法
(リング法)、吊板法で測定されている静的表面張力で
あり、界面活性剤の添加は動的表面張力の低下にほとん
ど効果をもたない。本発明者はインクの紙中への浸透速
度は静的表面張力とは関係なく動的表面張力で決定され
ることを見出した。
低下せしめ、紙へのインクの濡れ性を高めることによ
り、インクの紙中への浸透速度を高めることによって乾
燥性を向上しようとする試みはあった。しかしながらこ
の方法では満足の得られる結果は得られない。その原因
の一つは界面活性剤で低下するのは一般にデュ・ヌイ法
(リング法)、吊板法で測定されている静的表面張力で
あり、界面活性剤の添加は動的表面張力の低下にほとん
ど効果をもたない。本発明者はインクの紙中への浸透速
度は静的表面張力とは関係なく動的表面張力で決定され
ることを見出した。
動的表面張力は振動ジェット法、メニスカス落下法、
最大泡圧法等により測定されるが、振動ジェット法によ
る測定法はRaymond Defay,etal,J.Colloid Sci.13553
(1958)等に記載されている。振動ジェット法はインク
の浸透に関係する比較的短い寿命の表面張力を測定する
のに適した方法である。測定は楕円形のノズルから噴出
するジェットの形状の観測により行なうものである。第
1図において波長λ、最大半径rx、最小半径riを測定
し、Sutherlandの式 ただし ρは密度、fは流速 から動的表面張力rdを求める。第2図はドデシルスルホ
ン酸ナトリウムの0.3wt%水溶液の測定例である。寿命O
msecの表面張力は実際には測定できないので図でOsecに
外挿して、Omsecの動的表面張力γ0を求める。
最大泡圧法等により測定されるが、振動ジェット法によ
る測定法はRaymond Defay,etal,J.Colloid Sci.13553
(1958)等に記載されている。振動ジェット法はインク
の浸透に関係する比較的短い寿命の表面張力を測定する
のに適した方法である。測定は楕円形のノズルから噴出
するジェットの形状の観測により行なうものである。第
1図において波長λ、最大半径rx、最小半径riを測定
し、Sutherlandの式 ただし ρは密度、fは流速 から動的表面張力rdを求める。第2図はドデシルスルホ
ン酸ナトリウムの0.3wt%水溶液の測定例である。寿命O
msecの表面張力は実際には測定できないので図でOsecに
外挿して、Omsecの動的表面張力γ0を求める。
動的表面張力の他の測定法は不安定ジェット法であ
る。この方法は例えば電歪素子によりジェット法に対し
て軸対称な変位を加え、円形のノズルからのジェットの
吐出の仕方を観測することにより Weberの式 C:定数、λ:波長、a:ノズル径、 η:粘度 からγ0を求めるものである(第3図)。
る。この方法は例えば電歪素子によりジェット法に対し
て軸対称な変位を加え、円形のノズルからのジェットの
吐出の仕方を観測することにより Weberの式 C:定数、λ:波長、a:ノズル径、 η:粘度 からγ0を求めるものである(第3図)。
不安定ジェット法ではジェットの流速を10〜30m/sec
にして測定できるため、0.02〜0.2msecの寿命の動的表
面張力が測定できる。従ってこの測定法で測定された値
は寿命0の動的表面張力とほぼ同一の値となる。本発明
の実施例の動的表面張力の値はすべてこの不安定ジェッ
ト法により、0.05〜0.15msecの寿命の表面張力を測定し
たものである。
にして測定できるため、0.02〜0.2msecの寿命の動的表
面張力が測定できる。従ってこの測定法で測定された値
は寿命0の動的表面張力とほぼ同一の値となる。本発明
の実施例の動的表面張力の値はすべてこの不安定ジェッ
ト法により、0.05〜0.15msecの寿命の表面張力を測定し
たものである。
粘度は回転粘度計、細管通過型粘度計等で測定でき
る。ほとんどのインクジェット用インクはニュートン流
体であり、測定法による差はない。本発明の実施例では
E型の回転粘度計を用いて測定した。
る。ほとんどのインクジェット用インクはニュートン流
体であり、測定法による差はない。本発明の実施例では
E型の回転粘度計を用いて測定した。
γ0の値は36〜48dyne/cmが適当であり、より好まし
くは38〜45dyne/cmである。これ以下の値では低表面張
力の有機溶剤を主液媒体として用いたのと同様に乾燥性
は高いが画像にじみが発生したり、画像濃度が低下した
り、画像の色調が変化し、鮮明な画像が得られない。ま
たこれ以上の値のインクではサイズのきいた紙に印字し
た時に十分な乾燥速度が得られない。
くは38〜45dyne/cmである。これ以下の値では低表面張
力の有機溶剤を主液媒体として用いたのと同様に乾燥性
は高いが画像にじみが発生したり、画像濃度が低下した
り、画像の色調が変化し、鮮明な画像が得られない。ま
たこれ以上の値のインクではサイズのきいた紙に印字し
た時に十分な乾燥速度が得られない。
我々は鋭意研究の結果、画像の乾燥性と画像の鮮明性
との関係が動的表面張力のみで決定されるものではな
く、インクの粘度との相関も有することを発見し、イン
クの(1)式の物性範囲内にコントロールすることによ
り最適な画像が得られるインクを得た。すなわち粘度の
高いインクではその逆となる。これは粘度の高いインク
はそれだけ浸透速度が遅くなるために、より低表面張力
にする必要があると考えられる。
との関係が動的表面張力のみで決定されるものではな
く、インクの粘度との相関も有することを発見し、イン
クの(1)式の物性範囲内にコントロールすることによ
り最適な画像が得られるインクを得た。すなわち粘度の
高いインクではその逆となる。これは粘度の高いインク
はそれだけ浸透速度が遅くなるために、より低表面張力
にする必要があると考えられる。
(1)式の値が44〜47の時に特に好ましい結果が得られ
る。
る。
本発明に使用できる色剤は特に限定されるものではな
く、従来から知られている染料が使用できる。水性イン
クに対してはカラーインデックスにおける酸性染料、直
接染料、塩基性染料、反応性染料が用いられる。
く、従来から知られている染料が使用できる。水性イン
クに対してはカラーインデックスにおける酸性染料、直
接染料、塩基性染料、反応性染料が用いられる。
具体的な例として水性インクに用いられる染料として
は、 C.I.アシッドイエロー17、23、38、42、44、79、142 C.I.ダイレクトイエロー1、12、24、26、33、44、50、
86、142、144 C.I.フードイエロー3、4 C.I.アシッドレッド1、8、13、14、18、26、27、35、
37、42、52、82、85、87、89、92、97、106、111、11
4、115、134、186、249、254、289 C.I.ダイレクトレッド1、4、9、13、17、20、28、3
1、39、80、81、83、89、225、227 C.I.フードレッド7、9、14 C.I.ダイレクトオレンジ26、29、62、102 C.I.アシッドブルー9、29、45、80、92、249 C.I.ダイレクトブルー1、2、6、15、22、25、71、7
6、78、86、87、90、98、163、165、202 C.I.フードブルー1、2 C.I.アシッドブラック1、2、7、24、26、94 C.I.ダイレクトブラック19、22、32、38、51、56、71、
74、75、77、154 C.I.フードブラック2 が好ましい例として挙げられる。
は、 C.I.アシッドイエロー17、23、38、42、44、79、142 C.I.ダイレクトイエロー1、12、24、26、33、44、50、
86、142、144 C.I.フードイエロー3、4 C.I.アシッドレッド1、8、13、14、18、26、27、35、
37、42、52、82、85、87、89、92、97、106、111、11
4、115、134、186、249、254、289 C.I.ダイレクトレッド1、4、9、13、17、20、28、3
1、39、80、81、83、89、225、227 C.I.フードレッド7、9、14 C.I.ダイレクトオレンジ26、29、62、102 C.I.アシッドブルー9、29、45、80、92、249 C.I.ダイレクトブルー1、2、6、15、22、25、71、7
6、78、86、87、90、98、163、165、202 C.I.フードブルー1、2 C.I.アシッドブラック1、2、7、24、26、94 C.I.ダイレクトブラック19、22、32、38、51、56、71、
74、75、77、154 C.I.フードブラック2 が好ましい例として挙げられる。
また水以外の液体を主液媒体としたインクには C.I.ソルベルトイエロー1、2、3、4、5、6、7、
8、9、10、11、12、14、16、17、26、27、29、30、3
5、39、40、46、49、50、51、56、61、80、86、87、8
9、96 C.I.ソルベントオレンジ12、23、31、43、51、61 C.I.ソルベントレッド1、2、3、16、17、18、19、2
0、22、24、25、26、40、52、59、60、63、67、68、121 C.I.ソルベントブルー2、6、11、15、20、30、31、3
2、35、36、55、58、71、72 C.I.ソルベントブラック3、10、11、12、13 が好ましい染料の例として挙げることができる。
8、9、10、11、12、14、16、17、26、27、29、30、3
5、39、40、46、49、50、51、56、61、80、86、87、8
9、96 C.I.ソルベントオレンジ12、23、31、43、51、61 C.I.ソルベントレッド1、2、3、16、17、18、19、2
0、22、24、25、26、40、52、59、60、63、67、68、121 C.I.ソルベントブルー2、6、11、15、20、30、31、3
2、35、36、55、58、71、72 C.I.ソルベントブラック3、10、11、12、13 が好ましい染料の例として挙げることができる。
これらの染料はインク中に1.5〜5wt%添加することが
好ましい。
好ましい。
湿潤剤としてはエチレングリコール、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリ
コール、ポリエチレングリコール200、300、400、600、
1500、プロピレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、グリセリン等の多価ア
ルコールが水性インクの場合は、その染料溶解性の高い
点、蒸発速度の小さい点、平衡水分量の大きい点等で最
も好ましいものである。
コール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリ
コール、ポリエチレングリコール200、300、400、600、
1500、プロピレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、グリセリン等の多価ア
ルコールが水性インクの場合は、その染料溶解性の高い
点、蒸発速度の小さい点、平衡水分量の大きい点等で最
も好ましいものである。
多価アルコール以外の湿潤剤としてはN−メチル−2
−ピロリドン、1,3−ジメチルイミダゾリジノン、トリ
エタノールアミンが好ましく使用できるものである。
−ピロリドン、1,3−ジメチルイミダゾリジノン、トリ
エタノールアミンが好ましく使用できるものである。
これらの湿潤剤は1種又は多種をインク中にその総量
として5〜95wt%、好ましくは15〜65wt%添加される。
として5〜95wt%、好ましくは15〜65wt%添加される。
前記の染料および湿潤剤、水を主成分として成る従来
のインクはその動的表面張力r0が50dyne/cm以上のもの
である。前記の染料の中には静的表面張力をこれ以上に
低下せしめるものもあるが、これは主として染料中の不
純物の効果による低下と推定され、動的表面張力に大き
な効果を及ぼさない。
のインクはその動的表面張力r0が50dyne/cm以上のもの
である。前記の染料の中には静的表面張力をこれ以上に
低下せしめるものもあるが、これは主として染料中の不
純物の効果による低下と推定され、動的表面張力に大き
な効果を及ぼさない。
水性インクにおいてその動的表面張力を低下せしめる
にはジエチレングリコールモノフェニルエーテル、エチ
レングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリ
コールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノ
ブチルエーテル等の多価アルコールのエーテル類を添加
するが、それらが水への溶解性が高いこと、沸点が高い
こと染料の溶解性が高い点等において好ましい。特に好
ましいものはジエチレングリコールモノブチルエーテル
である。
にはジエチレングリコールモノフェニルエーテル、エチ
レングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリ
コールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノ
ブチルエーテル等の多価アルコールのエーテル類を添加
するが、それらが水への溶解性が高いこと、沸点が高い
こと染料の溶解性が高い点等において好ましい。特に好
ましいものはジエチレングリコールモノブチルエーテル
である。
多価アルコールのエーテル類においてもそれ自体の表
面張力が著しく低いにもかかわらず動的表面張力の低下
には効果が小さいものがある。例えばエチレングリコー
ルモノエチルエーテル、エチレングリコールモノメチル
エーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、
ジエチレングリコールモノエチルエーテル、エチレング
リコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールジエ
チルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ル等である。これらを水性インクに添加して動的表面張
力を所望の値にするためにはインク中に5wt%以上の添
加が必要となるが、これらの多価アルコールのエーテル
類は多価アルコール類に比較して沸点が低く湿潤作用が
小さいので水性インク中に多量にいれるのは好ましくな
い。
面張力が著しく低いにもかかわらず動的表面張力の低下
には効果が小さいものがある。例えばエチレングリコー
ルモノエチルエーテル、エチレングリコールモノメチル
エーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、
ジエチレングリコールモノエチルエーテル、エチレング
リコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールジエ
チルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ル等である。これらを水性インクに添加して動的表面張
力を所望の値にするためにはインク中に5wt%以上の添
加が必要となるが、これらの多価アルコールのエーテル
類は多価アルコール類に比較して沸点が低く湿潤作用が
小さいので水性インク中に多量にいれるのは好ましくな
い。
従って多価アルコールと前記の動的表面張力を低下せ
しめる効果の大きい多価アルコールのエーテル類をその
重量比において8〜15となるように、またその合計量が
15wt%以上となるように添加するのが好ましい。15%以
下では長期間印字を休止した時に目詰りを生じ易いから
である。また多価アルコールの一成分として少なくとも
グリセリンをインク中に2wt%含むことが好ましい。何
故なら同様に長期間印字を休止した時にグリセリンを含
むインクでは目詰りを生じにくいからである。
しめる効果の大きい多価アルコールのエーテル類をその
重量比において8〜15となるように、またその合計量が
15wt%以上となるように添加するのが好ましい。15%以
下では長期間印字を休止した時に目詰りを生じ易いから
である。また多価アルコールの一成分として少なくとも
グリセリンをインク中に2wt%含むことが好ましい。何
故なら同様に長期間印字を休止した時にグリセリンを含
むインクでは目詰りを生じにくいからである。
有機溶剤を液媒体とするインクにおいてはエチレング
リコール、ジエチレングリコールなどの多価アルコー
ル、アミノエタノール、アセトアニリド、ホルムアミド
等の比較的表面張力の高いものとアセトン、メタノー
ル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等の
通常用いられる低表面張力の溶剤とを混合して液媒体と
して用いることにより好ましく本発明のインクが得られ
る。
リコール、ジエチレングリコールなどの多価アルコー
ル、アミノエタノール、アセトアニリド、ホルムアミド
等の比較的表面張力の高いものとアセトン、メタノー
ル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等の
通常用いられる低表面張力の溶剤とを混合して液媒体と
して用いることにより好ましく本発明のインクが得られ
る。
本発明には以上の化合物の他、必要に応じて従来より
知られている任意の化合物を添加できる。
知られている任意の化合物を添加できる。
例えば防腐防黴剤としてはデヒドロ酢酸ナトリウム、
ソルビン酸ナトリウム、2−ピリジンチオール−1−オ
キサイドナトリウム、安息香酸ナトリウム、1,2−ベン
ゾチアゾリン−3−オン、ペンタクロロフェノールナト
リウム等が本発明に使用できる。
ソルビン酸ナトリウム、2−ピリジンチオール−1−オ
キサイドナトリウム、安息香酸ナトリウム、1,2−ベン
ゾチアゾリン−3−オン、ペンタクロロフェノールナト
リウム等が本発明に使用できる。
pH調整剤として調合されるインクに悪影響をおよぼさ
ずにインクのpHを制御できるものであれば任意の物質を
使用することができる。
ずにインクのpHを制御できるものであれば任意の物質を
使用することができる。
その例としてジエタノールアミン、トリエタノールア
ミンなどのアミン、水酸化リチウム、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属元素の水酸化
物、水酸化アンモニウム、4級アンモニウム水酸化物、
炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどのア
ルカリ金属の炭酸塩などがあげられる。
ミンなどのアミン、水酸化リチウム、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属元素の水酸化
物、水酸化アンモニウム、4級アンモニウム水酸化物、
炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどのア
ルカリ金属の炭酸塩などがあげられる。
キレート試薬としては例えばエチレンジアミン四酢酸
ナトリウム、ニトリロ三酢酸ナトリウム、ヒドロキシエ
チルエチレン、ジアミン三酢酸ナトリウム、ジエチレン
トリアミン五酢酸ナトリウム、ウラミル二酢酸ナトリウ
ムなどがある。
ナトリウム、ニトリロ三酢酸ナトリウム、ヒドロキシエ
チルエチレン、ジアミン三酢酸ナトリウム、ジエチレン
トリアミン五酢酸ナトリウム、ウラミル二酢酸ナトリウ
ムなどがある。
防錆剤としては例えば酸性亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリ
ウム、チオグリコール酸アンモン、ジイソプロピルアン
モニウムニトライト、四硝酸ペンタエリスリトール、ジ
シクロヘキシルアンモニウムニトライトなどがある。
ウム、チオグリコール酸アンモン、ジイソプロピルアン
モニウムニトライト、四硝酸ペンタエリスリトール、ジ
シクロヘキシルアンモニウムニトライトなどがある。
その他目的に応じて水溶性紫外線吸収剤、水溶性赤外
線吸収剤、水溶性高分子化合物、染料溶解剤、界面活性
剤などを添加することができる。
線吸収剤、水溶性高分子化合物、染料溶解剤、界面活性
剤などを添加することができる。
これらの添加物はインク中にその添加量が1wt%以下
であればインクの動的表面張力、粘度には大きな影響を
与えない。
であればインクの動的表面張力、粘度には大きな影響を
与えない。
実施例1 C.I.ダイレクトブラック19 2wt% グリセリン 7wt% ジエチレングリコール 15wt% ジエチレングリコールモノブチルエーテル 2wt% ソルビン酸ナトリウム 0.2wt% 水 残量 上記の組成物を約50℃に加熱して攪拌溶解した後、孔
径1μmのフィルターで濾過することによりインクを作
製した。インクの粘度は2.2c.p.(室温)、動的表面張
力r0は43.5dyne/cm(室温)であった。(1)式の値は4
5.7である。
径1μmのフィルターで濾過することによりインクを作
製した。インクの粘度は2.2c.p.(室温)、動的表面張
力r0は43.5dyne/cm(室温)であった。(1)式の値は4
5.7である。
このインクを用いて下記の試験を行なった。
1)画像の鮮明性 荷電制御型のインクジェットプリンター、リコーワー
ドプロセッサー・リポート5600J用インクジェットプリ
ンターに試験用インクを充填し、印字を行ない、画像に
じみ、色調、濃度を目視により総合的に判定した。
ドプロセッサー・リポート5600J用インクジェットプリ
ンターに試験用インクを充填し、印字を行ない、画像に
じみ、色調、濃度を目視により総合的に判定した。
紙としてステキヒトサイズ度15秒のボンド紙、ステキ
ヒトサイズ度17秒のPPC用紙、ステキヒトサイズ度17秒
のストックフォーム紙の3種を使用した。いずれの紙種
においても鮮明性に優れた場合に○と判定した。
ヒトサイズ度17秒のPPC用紙、ステキヒトサイズ度17秒
のストックフォーム紙の3種を使用した。いずれの紙種
においても鮮明性に優れた場合に○と判定した。
2)画像の乾燥性 印字後の画像に一定時間後濾紙を押し付けインクが濾
紙に転写しなくなるまでの時間を測定した。3種の紙で
いずれも10秒以内で乾燥した場合に○と判定した。
紙に転写しなくなるまでの時間を測定した。3種の紙で
いずれも10秒以内で乾燥した場合に○と判定した。
3)噴射応答性 インクを充填したプリンターを印字休止したまま2カ
月間放置した後印字をした時に正常に印字できた場合を
○と判定した。
月間放置した後印字をした時に正常に印字できた場合を
○と判定した。
結果を表−1に示した。
実施例2 C.I.アシッドレッド92 3wt% グリセリン 4wt% トリエチレングリコール 18wt% ジエチレングリコール モノブチルエーテル 2.5wt% ソルビン酸ナトリウム 0.2wt% 水 残量 実施例1と同様に上記組成のインクを作製した。粘度
は2.3c.p.(室温)、動的表面張力r0は42.3dyne/cm(室
温)、(1)式の値44.6であった。このインクも実施例
1と同様に試験した。
は2.3c.p.(室温)、動的表面張力r0は42.3dyne/cm(室
温)、(1)式の値44.6であった。このインクも実施例
1と同様に試験した。
実施例3 C.I.フードブラック2 3wt% グリセリン 4wt% トリエチレングリコール 18wt% エチレングリコール モノフェニルエーテル 2.5wt% デヒドロ酢酸ナトリウム 0.3wt% 水 残量 r0=43.6dyne/cm、粘度2.3c.p. (1)式の値 45.9 実施例4 C.I.フードブラック2 3wt% グリセリン 4wt% ジエチレングリコール 15wt% N−メチル−2−ピロリドン 4.5wt% ジエチレングリコール モノブチルエーテル 1.5wt% ピリジンチオール−1− オキサイドナトリウム 0.2wt% 水 残量 r0=44.7dyne/cm 粘度2.3c.p (1)の値 47.0 実施例5 C.I.ダイレクトブラック19 3wt% グリセリン 10wt% ジエチレングリコール 35wt% N−メチル−2−ピロリドン 5wt% ジエチレングリコール モノブチルエーテル 5wt% 1,2−ベンゾチアゾリン−3−オン 0.1wt% 水 残量 r0=39.2dyne/cm 粘度6.7c.p (1)式の値 45.9 このインクは直径約60μmのノズルを有するカイザー
型のオンディマンド・インクジェットプリンターにて印
字を行ない実施例1と同様のテストを行なった。
型のオンディマンド・インクジェットプリンターにて印
字を行ない実施例1と同様のテストを行なった。
比較例1 実施例1においてジエチレングリコールモノブチルエ
ーテルを添加せず、その分ジエチレングリコールを増量
した(15wt%→17wt%)インクを同様に作製して同様に
テストを行なった。
ーテルを添加せず、その分ジエチレングリコールを増量
した(15wt%→17wt%)インクを同様に作製して同様に
テストを行なった。
比較例2 実施例1においてジエチレングリコールモノブチルエ
ーテルの添加量を1.0wt%としその分ジエチレングリコ
ールを増量した(15wt%→16wt%)インクを同様に作製
して同様にテストを行なった。
ーテルの添加量を1.0wt%としその分ジエチレングリコ
ールを増量した(15wt%→16wt%)インクを同様に作製
して同様にテストを行なった。
比較例3 実施例1においてジエチレングリコールモノブチルエ
ーテルの添加量を6wt%まで増量し、その分ジエチレン
グリコールの添加量を減じた(15→11wt%)インクを作
製し同様にテストした。
ーテルの添加量を6wt%まで増量し、その分ジエチレン
グリコールの添加量を減じた(15→11wt%)インクを作
製し同様にテストした。
比較例4 比較例1においてドデシル硫酸ナトリウムを1.0wt%
添加し、ジエチレングリコールをその分減じたインクを
作製しテストした。このインクの従来から測定されてい
る静的表面張力の値は26.5dyne/cmであったが、乾燥性
の改善効果はなかった。
添加し、ジエチレングリコールをその分減じたインクを
作製しテストした。このインクの従来から測定されてい
る静的表面張力の値は26.5dyne/cmであったが、乾燥性
の改善効果はなかった。
比較例5 比較例2においてノニオン化フッ素系界面活性剤を0.
5wt%添加し、その分ジエチレングリコールを減じたイ
ンクを作製しテストした。その静的な表面張力は25.2dy
ne/cmであったが乾燥性の改善効果はなかった。
5wt%添加し、その分ジエチレングリコールを減じたイ
ンクを作製しテストした。その静的な表面張力は25.2dy
ne/cmであったが乾燥性の改善効果はなかった。
比較例6 実施例2においてジエチレングリコールモノブチルエ
ーテルに代えてN−メチル−2−ピロリドンを添加した
インクを同様にテストした。
ーテルに代えてN−メチル−2−ピロリドンを添加した
インクを同様にテストした。
比較例7 実施例3においてジエチレングリコールモノブチルエ
ーテルに代えてジエチレングリコールモノエチルエーテ
ルを添加したインクを作製し同様にテストを行なった。
ーテルに代えてジエチレングリコールモノエチルエーテ
ルを添加したインクを作製し同様にテストを行なった。
比較例10 実施例5においてジエチレングリコールモノブチルエ
ーテルの添加量を1.5%に減らし、代わりにジエチレン
グリコールを増量(35→38.5wt%)したインクを作製
し、実施例5と同様にテストをした。
ーテルの添加量を1.5%に減らし、代わりにジエチレン
グリコールを増量(35→38.5wt%)したインクを作製
し、実施例5と同様にテストをした。
[効果] 以上の説明から明らかなように、本発明の構成による
インク組成物は、ステキヒトサイズ度が10秒以上という
サイズ度の高い紙に対しても乾燥性が高く、にじみ等の
ない鮮明な画像を得ることができ、しかも噴射応答性等
インクジェット記録法に要求される特性にもすぐれてい
る等顕著な効果を奏するものである。
インク組成物は、ステキヒトサイズ度が10秒以上という
サイズ度の高い紙に対しても乾燥性が高く、にじみ等の
ない鮮明な画像を得ることができ、しかも噴射応答性等
インクジェット記録法に要求される特性にもすぐれてい
る等顕著な効果を奏するものである。
第1図は振動ジェット法による動的表面張力の測定法を
示す図、第2図はドデシルスルホン酸ナトリウムの0.3w
t%水溶液の測定例を示す図、第3図は不安定ジェット
法による動的表面張力の測定法を示す図。
示す図、第2図はドデシルスルホン酸ナトリウムの0.3w
t%水溶液の測定例を示す図、第3図は不安定ジェット
法による動的表面張力の測定法を示す図。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−96106(JP,A) 特開 昭50−95008(JP,A) 特開 昭56−157469(JP,A) 特開 昭63−165470(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】色剤、湿潤剤及び水を含有するインクジェ
ット用インク組成物において、該インク組成物が下記
(1)式の条件を満たすことを特徴とする水性インク組
成物。 [寿命Omsecの動的表面張力(dyne/cm)]+[粘度(c
p)] =42〜49 (1) - 【請求項2】色剤、湿潤剤及び水を含有するインクジェ
ット用インク組成物を用いた記録方法において、該イン
ク組成物が下記(1)式の条件を満たす水性インク組成
物であって、これを用いて、ステキヒトサイズ度が10秒
以上の紙に印字することを特徴とする記録方法。 [寿命Omsecの動的表面張力(dyne/cm)]+[粘度(c
p)] =42〜49 (1)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14692987A JP2516218B2 (ja) | 1987-06-15 | 1987-06-15 | インク組成物およびそれを用いる記録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14692987A JP2516218B2 (ja) | 1987-06-15 | 1987-06-15 | インク組成物およびそれを用いる記録方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63312372A JPS63312372A (ja) | 1988-12-20 |
JP2516218B2 true JP2516218B2 (ja) | 1996-07-24 |
Family
ID=15418766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14692987A Expired - Lifetime JP2516218B2 (ja) | 1987-06-15 | 1987-06-15 | インク組成物およびそれを用いる記録方法 |
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Country | Link |
---|---|
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---|---|---|---|---|
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WO2007139171A1 (ja) | 2006-05-25 | 2007-12-06 | Canon Kabushiki Kaisha | 水性インク、インクジェット記録方法、インクカートリッジ、記録ユニット、及びインクジェット記録装置 |
EP1990383A1 (en) | 2007-05-11 | 2008-11-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink set, ink jet recording method, ink cartridge, recording unit, and ink jet recording apparatus |
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JP3969056B2 (ja) * | 2001-10-26 | 2007-08-29 | コニカミノルタホールディングス株式会社 | インクジェット用顔料インクとそれを用いたインクジェットカートリッジ、インクジェット画像記録方法及びインクジェット記録画像 |
JP2003231838A (ja) * | 2002-02-08 | 2003-08-19 | Sony Corp | インクジェット記録用水性インク |
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-
1987
- 1987-06-15 JP JP14692987A patent/JP2516218B2/ja not_active Expired - Lifetime
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WO2007058369A1 (ja) | 2005-11-16 | 2007-05-24 | Canon Kabushiki Kaisha | 水性インク、インクジェット記録方法、インクカートリッジ、記録ユニット、及びインクジェット記録装置 |
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WO2020102788A1 (en) | 2018-11-17 | 2020-05-22 | International Imaging Materials, Inc. | Outdoor durable inkjet inks |
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JPS63312372A (ja) | 1988-12-20 |
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