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JP2515670B2 - 振動締固め機の前後進切換え用油圧ポンプ - Google Patents

振動締固め機の前後進切換え用油圧ポンプ

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JP2515670B2
JP2515670B2 JP4206146A JP20614692A JP2515670B2 JP 2515670 B2 JP2515670 B2 JP 2515670B2 JP 4206146 A JP4206146 A JP 4206146A JP 20614692 A JP20614692 A JP 20614692A JP 2515670 B2 JP2515670 B2 JP 2515670B2
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JP
Japan
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pressure oil
oil chamber
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piston rod
preliminary
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秀樹 持木
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Mikasa Sangyo Co Ltd
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Mikasa Sangyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動締固め機における
起振軸を前後進方向に切換えために使用する油圧ポン
プ、より詳細には、起振体ケース内の起振体前後進切換
え軸を前後進方向に切換えるための手段として、油圧ポ
ンプを使用する形式の振動締固め機における前後進切換
え用油圧ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に振動締固め機を前後進させるた
めには、起振体としての偏心振子の位相を180°相違
した方向へ切換え操作することによって行われるが、こ
の偏心振子の位相を180°相違した方向へ切換えるた
めの手段としては、振子軸の回転角度を、外部から操作
する爪の掛け外し機構により切換える形式のもの(例え
ば、実公昭58−17768号,実開昭61−1255
11号)と、振子軸に設けた伝導ギアの回転角度を外部
から供給される油圧の操作で切換える形式のもの(例え
ば、特公昭61−48997号,特開平1−26010
7号)が知られている。
【0003】前記の前後進切換え手段のうち、振子軸の
回転角度を油圧の操作で切換える形式のものは、圧油の
供給量の増減とか、圧油の供給方向の切換えにより機体
の前後進が得られるので、前後進の切換えが爪の掛け外
し機構によるものよりも衝撃がなくスムーズに行えると
いう利点を有している。
【0004】また、前記の油圧の操作により切換える方
式のうち、特公昭61−48997号の機構は、レバー
により圧油を最大限に供給した時と、最小限に供給した
時とが機体の前進か後進であって、中立状態は中間に位
置するため、オペレーターは圧油供給装置のレバーを常
に中間の位置に保持していないと、機体の中立状態が得
られないことになり、操作が面倒であるという問題点が
ある。
【0005】これに対して、特開平1−260107号
の機構では、レバーの操作により圧油の供給方向を、伝
導ギアを軸装した回転軸内のピストンロッドの一端側も
しくは他端側に対して夫々切換えるため、レバーを中立
状態で放置しておけば機体の前後進は行われないことに
なり、操作時の安全性が確保できるという利点を有して
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一方、特開平1−26
0107号の機構では、起振体における伝導ギアを軸装
した回転軸内のピストンロッドの一端側もしくは他端側
に対して、機外の圧油供給装置から圧油を供給して前後
進の切換えを行うため、圧油供給装置内におけるピスト
ンロッドの両端に設けられた前進用圧油室および後進用
圧油室と、起振体内におけるピストンロッドの一端側お
よび他端側とが、夫々の前進用圧油供給回路および後進
用圧油供給回路とにより接続されている。
【0007】そのため、圧油供給装置と起振体とを接続
する前進用圧油供給回路および後進用圧油供給回路には
同量の圧油が充填されていて、圧油供給装置の前進用圧
油室から起振体内の一端側に所定量の圧油が送られる
と、起振体内の他端側の所定量の圧油が圧油供給装置の
後進用圧油室に戻り、反対に圧油供給装置の後進用圧油
室から起振体内の他端側に所定量の圧油が送られると、
起振体内の一端側の所定量の圧油が圧油供給装置の前進
用圧油室に戻るようになっている。
【0008】上記のように、圧油供給装置と起振体とを
接続する前進用圧油供給回路および後進用圧油供給回路
に夫々同量の圧油が充填されていれば、理論的には夫々
の圧油供給回路より所定の圧油吐出量を送ることによっ
て、前後進の切換えが適性に行われることになる。しか
しながら、実際的には、前進用圧油供給回路および後進
用圧油供給回路内に夫々充填される圧油中に、若干の空
気が気泡として混入していたり、或いは、当初夫々の回
路内に同量の圧油を充填したとしても、使用中に繰り返
し受ける振動によって、回路内のシール部分や継ぎ目部
分からの圧油漏れを生じて、圧油が目減りすることがあ
る。
【0009】このように、回路内の圧油中に若干の空気
が気泡として混入していたり、或いは漏れにより回路内
の圧油が目減りしていた場合には、これによって夫々の
回路内における圧油が加圧力不足或いは不均衡になり、
使用中に圧油供給装置のレバーを前進側或いは後進側に
向けて所定の角度位置へ回動した場合でも、所定のレバ
ー回動位置で前後進の切換えに必要な圧油量が得られ
ず、切換え操作が適性かつ円滑に行えにくくなるという
問題が発生する。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための方策としては、予め圧油供給装置内に、前後進
用の夫々の回路を経由して送られる起振体の切換え作動
に必要な圧油の吐出量よりも、実質的に多い量の圧油を
貯えておき、レバーを前進側或いは後進側に向けて所定
の角度位置へ回動した際に、起振体の切換え作動に必要
な圧油の吐出量よりも若干多い量の圧油が、夫々の回路
を経由して送られるようにして、レバーを所定の角度位
置へ回動することにより切換え作動が完了した時に、こ
の切換え作動に必要とした量以外の余剰圧油が、圧油供
給装置内で適宜別の流路方向へ流出するような手段が考
えられる。
【0011】本発明は前述の課題を解決することのでき
る振動締固め機の前後進切換え用油圧ポンプを提供する
ものであり、そための具体的手段として、請求項1に記
載された発明の前後進切換え用油圧ポンプは、ポンプケ
ース内にレバーの回動により移動するピストンロッド
と、該ピストンロッドの両端に前記起振体ケースのシリ
ンダに通ずる前進用圧油室および後進用圧油室と、前記
いずれか一方の圧油室と接続する予備圧油室とを備え、
前記ピストンロッドには、該ピストンロッドが一方の圧
油室方向へ加圧された時に圧油の一部を他方の圧油室内
へ逃がすバルブを有すると共に、前記予備圧油室には、
前記ピストンロッドをこの予備圧油室と接続する圧油室
方向へ加圧した時に圧油の一部を該予備圧油室内へ逃が
すバルブを有し、前記予備圧油室と前記前進用および後
進用の圧油室との間に圧油の補給流路を有している。
【0012】また請求項2に記載された発明による前後
進切換え用油圧ポンプでは、ピストンロッドの軸方向に
沿った内部に、前進用圧油室から後進用圧油室方向に向
けて連通する圧油流路が設けられ、この圧油流路内に前
進用圧油室から後進用圧油室方向に開く逆止ボールバル
ブが配置されている。
【0013】請求項3に記載された発明による前後進切
換え用油圧ポンプでは、予備圧油室内に、前記ピストン
ロッドの圧油流路と同軸方向との圧油流路と、この圧油
流路内に後進用圧油室から予備圧油室方向に開く逆止ボ
ールバルブとを備えたバルブボデーが設けられている。
【0014】更に請求項4に記載された発明による前後
進切換え用油圧ポンプでは、ポンプケース内の前記ピス
トンロッドを作動するためのギアーケース内に、前記予
備圧油室から前記前進用圧油室および後進用圧油室へ圧
油を供給するための補給流路が設けられている。
【0015】
【作用】請求項1に記載された発明による前後進切換え
用油圧ポンプにおいて、ポンプケースに設けられたレバ
ーを回動して、該ケース内に配置されたピストンロッド
を、例えばケース下方の前進用圧油室の方向へ移動する
と、この前進用圧油室内の圧油は起振体の前進用シリン
ダ内に吐出される。前記前進用圧油室内には、起振体の
切換え作動に必要な圧油の吐出量よりも多い量の圧油が
貯えられているので、その圧油が起振体の前進用シリン
ダ内に送られて所定の切換え作動が行われると、切換え
作動に必要とされた圧油吐出量よりも余分の圧油は、ピ
ストンロッドに設けられたバルブを押し開いて、前記前
進用圧油室と反対側の後進用圧油室内へ流出する。
【0016】また、レバーの回動によりピストンロッド
を、前記と反対のケース上方の後進用圧油室の方向へ移
動すると、この後進用圧油室内の圧油は起振体の後進用
シリンダ内に吐出されるが、前記と同様に後進用圧油室
内には、起振体の切換え作動に必要な圧油の吐出量より
も多い量の圧油が貯えられているので、その圧油が起振
体の後進用シリンダ内に送られて所定の切換え作動が行
われると、切換え作動に必要とされた圧油吐出量よりも
余分の圧油は、後進用圧油室と連設する予備圧油室内に
設けられたバルブを押し開いて、該予備圧油室内へ流出
する。
【0017】一方、予備圧油室と前記前進用圧油室およ
び後進用圧油室との間には、圧油の補給流路が設けられ
ているので、前記のように前進用圧油室から後進用圧油
室内に流出し、更に、後進用圧油室から予備圧油室内に
流出した圧油は、この予備圧油室から前記の補給流路を
介して再び前進用圧油室内および後進用圧油室内に戻る
ことになり、該前進用圧油室および後進用圧油室から前
記切換え作動に必要な圧油吐出量とそれよりも多い量の
圧油が起振体方向へ供給される。
【0018】請求項2に記載された発明による前後進切
換え用油圧ポンプにおいては、ピストンロッドの軸方向
に沿った内部に、前進用圧油室から後進用圧油室方向に
向けて連通する圧油流路が設けられ、この圧油流路内に
は前進用圧油室から後進用圧油室方向に開く逆止ボール
バルブが配置されているので、前記ピストンロッドによ
り前進用圧油室内の圧油が吐出されて、起振体が前進方
向への切換え作動を確実に行った後には、この切換え作
動に必要とした圧油吐出量の余剰圧油が、前記ピストン
ロッド内の圧油流路より逆止ボールバルブを押し開い
て、反対側の後進用圧油室内へ円滑に流出される。
【0019】請求項3に記載された発明による前後進切
換え用油圧ポンプにおいては、予備圧油室内に、前記ピ
ストンロッドの圧油流路と同軸方向との圧油流路と、こ
の圧油流路内に後進用圧油室から予備圧油室方向に開く
逆止ボールバルブとを備えたバルブボデーが設けられて
いるので、前記ピストンロッドにより後進用圧油室内の
圧油が吐出されて、起振体が後進方向への切換え作動を
確実に行った後には、この切換え作動に必要とした圧油
吐出量の余剰圧油が、前記予備圧油室内のバルブボデー
における圧油流路より逆止ボールバルブを押し開いて、
該予備圧油室内へ円滑に流出される。
【0020】請求項4に記載された発明による前後進切
換え用油圧ポンプにおいては、ポンプケース内の前記ピ
ストンロッドを作動するためのギアーケース内に、前記
予備圧油室から前記前進用圧油室および後進用圧油室へ
圧油を供給するための補給流路が設けられているので、
この予備圧油室内に貯えられた圧油を前記ギアーケース
内の補給流路を通して、再び前進用圧油室内および後進
用圧油室内に戻すことができ、前進用圧油室から後進用
圧油室内に流出した余剰圧油、および後進用圧油室から
予備圧油室内に流出した余剰圧油を、常に夫々の圧油室
内へ補給して、前進用圧油室および後進用圧油室から前
記切換え作動に必要な圧油吐出量とそれよりも多い量の
圧油を起振体方向へ供給することができる。
【0021】
【実施例】本発明の好適な実施例を図面と共に説明すれ
ば、図1において、この油圧ポンプを構成するポンプケ
ース10は、ピストンロッド11が内装されたシリンダ
ケース12と、前記ピストンロッド11を作動するため
のレバー19が取り付けられるギアーケース13と、こ
れらのシリンダケース12とギアーケース13の一端に
設けられた予備圧油室14とからなっている。
【0022】前記ピストンロッド11は、ラックギア1
6が前記ギアーケース13内に設けられたピニオンギア
15と噛み合い、前記レバー19を回動することによ
り、前記シリンダケース12内を移動するようになって
いる。また、シリンダケース12の両端には前進用圧油
室17および後進用圧油室18とが設けられていて、こ
れらの前進用圧油室17の開口部17aおよび後進用圧
油室18の開口部18aが、図2に示すように、振動締
固め機の起振体20における起振体前後進切換え軸21
の両端部が軸装されたシリンダ22および23と、夫々
圧油供給回路24および25を介して接続されている。
【0023】また、前記ピストンロッド11は、軸方向
に沿った内部に、前進用圧油室17から後進用圧油室1
8方向に向けて連通する圧油流路26が設けられ、この
圧油流路26内には、バネ28により前進用圧油室17
側に押し付けられて、前進用圧油室17から後進用圧油
室18方向に加圧される圧油により開放する逆止ボール
バルブ27が配置されている。
【0024】前記予備圧油室14内には、シリンダケー
ス12の後進用圧油室18と連通する位置に筒形のバル
ブボデー29が取り付けられていて、このバルブボデー
29には、前記ピストンロッド11の圧油流路26と同
軸方向の圧油流路30が設けられ、この圧油流路30内
には、バネ31により後進用圧油室18側に押し付けら
れて、後進用圧油室18から予備圧油室14方向に加圧
される圧油により開放する逆止ボールバルブ32が配置
されている。なお、この予備圧油室14の上端には、着
脱可能なネジ栓33を取り付けた開口部34が設けられ
ていて、内部の圧油40が漏れなどにより不足した場合
に、不足した必要量の圧油を外部から補給できるように
なっている。
【0025】また、前記バルブボデー29における圧油
流路30の前記バネ31側には、オリフィス35が開孔
されていて、後進用圧油室18側から圧油流路30内に
流入した圧油が、前記逆止ボールバルブ32を開くこと
により、圧油流路30内に流入した圧油がこのオリフィ
ス35より予備圧油室14内に流入するようになってい
る。
【0026】前記ギアーケース13内には、前記ピニオ
ンギア15の両側を含む位置に、一端が前記予備圧油室
14と通ずる圧油の補給流路36および37が設けられ
ており、一方の補給流路36は、前記シリンダケース1
2における後進用圧油室18に開孔したオリフィス38
と連通し、更に他方の補給流路37は、前進用圧油室1
7に開孔したオリフィス39と連通している。
【0027】更に、この油圧ポンプでは、前進用圧油室
17および後進用圧油室18内を含むシリンダケース1
2内の全域と、予備圧油室14内と、ピニオンギア15
の外周と補給流路36および37内を含むギアーケース
13内全域とに、夫々圧油40が充填されている。
【0028】そのため例えば、図2のように、前記レバ
ー19を回動して、ピストンロッド11を前進用圧油室
17の方向に移動させ、該前進用圧油室17内の圧油を
圧油供給回路24を介して振動締固め機の起振体20に
おける前進側シリンダ22に送る際に、前進用圧油室1
7内の圧油中に気泡が若干混入していたとしても、前記
起振体20を前進側に切換えるために必要な充分な圧油
を吐出することができる。その場合、起振体20を前進
側に切換えるのに必要とした吐出量以外の余剰圧油は、
ピストンロッド11の圧油流路26内における逆止ボー
ルバルブ27を押し開いて後進用圧油室18内に流出す
る。
【0029】同様に前記レバー19を前記と反対側に回
動して、ピストンロッド11を後進用圧油室18の方向
に移動させた場合には、後進用圧油室18内の圧油中に
気泡が若干混入していたとしても、前記起振体20を後
進側に切換えるために必要な充分な圧油を吐出すること
ができ、その場合、起振体20を後進側に切換えるのに
必要とした吐出量以外の余剰圧油は、予備圧油室14の
バルブボデー29における圧油流路30の逆止ボールバ
ルブ32を押し開いて予備圧油室14内に流出する。
【0030】前記のようにして、前進用圧油室17の圧
油の一部が後進用圧油室18内に流出し、また後進用圧
油室18の圧油の一部が予備圧油室14内に流出する
と、夫々の圧油室内の圧油が不足することになるが、予
備圧油室14と前進用圧油室17および後進用圧油室1
8とは、いずれもギアーケース13の補給流路36およ
び37を介して接続されているので、予備圧油室14の
圧油が該補給流路36および37を通して前進用圧油室
17および後進用圧油室18内に還流し、前進用圧油室
17および後進用圧油室18内の圧油を、常に起振体2
0を前後進に切換えるのに必要な吐出量よりも多い量と
することができる。
【0031】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
前進用圧油室および後進用圧油室から起振体を前後進に
切換えるのに必要な吐出量よりも多い量の圧油を送るこ
とができるので、たとえ圧油中に気泡が混入していた場
合や、油漏れにより圧油量が目減りしていた場合でも、
常に安定した確実な切換え操作が保証される。
【0032】また、本発明では、前進用圧油室および後
進用圧油室とは別に予備圧油室があり、この予備圧油室
が上端に位置するように使用すれば、予備圧油室内に貯
留された圧油中の混入気泡は、常に該圧油室の上端に位
置することになって、気泡が補給流路を通じて前進用圧
油室および後進用圧油室方向へ流入することを防ぐこと
ができ、圧油中に気泡が混入することによるこの種の装
置の問題点を確実に解消することができる。
【0033】なお、上記の構成においては、シリンダケ
ースの下側を前進用圧油室、上側を後進用圧油室として
説明したが、シリンダケースの下側を後進用圧油室と
し、上側を前進用圧油室として使用しても何ら問題がな
いことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る前後進切換え用油圧ポ
ンプの構成を示す断面図。
【図2】本発明の油圧ポンプと振動締固め機の起振体と
の構成を示す機構説明図。
【図3】図1のA−A線に沿った側面図。
【図4】図1のB−B線に沿った断面図。
【符号の説明】
10:ポンプケース 11:ピストンロッド 12:シリンダケース 13:ギアーケース 14:予備圧油室 15:ピニオンギア 17:前進用圧油室 18:後進用圧油室 19:レバー 20:起振体 21:起振体前後進切換え軸 24,25:圧油供給回路 26:ピストンロッド内圧油流路 27,32:逆止ボールバルブ 29:バルブボデー 30:バルブボデー内圧油流路 35,38,39:オリフィス 36,37:補給流路 40:圧油

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動締固め機の起振体ケース内における
    起振体前後進切換え軸を外部の油圧ポンプにより軸方向
    に移動させて、起振体の回転を前後進方向に切換えるた
    めの油圧ポンプであり、ポンプケース内にレバーの回動
    により移動するピストンロッドと、該ピストンロッドの
    両端に前記起振体ケースのシリンダに通ずる前進用圧油
    室および後進用圧油室と、前記いずれか一方の圧油室と
    接続する予備圧油室とを備え、前記ピストンロッドに
    は、該ピストンロッドが一方の圧油室方向へ加圧された
    時に圧油の一部を他方の圧油室内へ逃がすバルブを有す
    ると共に、前記予備圧油室には、前記ピストンロッドを
    この予備圧油室と接続する圧油室方向へ加圧した時に圧
    油の一部を該予備圧油室内へ逃がすバルブを有し、前記
    予備圧油室と前記前進用および後進用の圧油室との間に
    圧油の補給流路を有していることを特徴とする振動締固
    め機の前後進切換え用油圧ポンプ。
  2. 【請求項2】 ピストンロッドの軸方向に沿った内部
    に、前進用圧油室から後進用圧油室方向に向けて連通す
    る圧油流路が設けられ、この圧油流路内に前進用圧油室
    から後進用圧油室方向に開く逆止ボールバルブが配置さ
    れている請求項1に記載の振動締固め機の前後進切換え
    用油圧ポンプ。
  3. 【請求項3】 予備圧油室内に、前記ピストンロッドの
    圧油流路と同軸方向との圧油流路と、この圧油流路内に
    後進用圧油室から予備圧油室方向に開く逆止ボールバル
    ブとを備えたバルブボデーが設けられている請求項1に
    記載の振動締固め機の前後進切換え用油圧ポンプ。
  4. 【請求項4】 ポンプケース内の前記ピストンロッドを
    作動するためのギアーケース内に前記予備圧油室から前
    記前進用圧油室および後進用圧油室へ圧油を供給するた
    めの補給流路が設けられている請求項1に記載の振動締
    固め機の前後進切換え用油圧ポンプ。
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KR100786886B1 (ko) * 2007-05-29 2007-12-20 전일기계공업 주식회사 전후진 플레이트 컴팩터용 유압장치

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