JP2508596B2 - アレイアンテナ - Google Patents
アレイアンテナInfo
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- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
Description
られるアンテナに関し、特に仰角方向のビーム走査の自
由度を高め、かつ利得を向上したアレイアンテナに関す
る。
用のアンテナとして利用されており、例えば一平面上に
バッチアレイを配設したものがある。この構成のアレイ
アンテナはパッチアレイへの給電を制御することでビー
ムを大きく走査することが可能であるが、低仰角では効
率が落ちるという問題がある。そこで、近年では円錐面
にパッチアレイを配設したものが提案されている。この
構成では、円錐面が予め所定の仰角に向けられているた
め、その仰角を適切に設定することによって低仰角での
効率を改善することができる。
錐面構成のアレイアンテナは、パッチアレイが円錐面に
沿って円周方向に配列されたものであるため、仰角方向
にビーム走査することができないという問題がある。本
発明の目的は、高仰角から低仰角にわたってビーム走査
を可能とし、かつそれぞれの仰角における利得を向上し
たアレイアンテナを提供することにある。
は、円錐ビームを有する第1のアンテナと、この第1の
アンテナを中心としてその周囲に配置され、第1のアン
テナとは所要の仰角をなす単峰ビームを有する複数の第
2のアンテナと、前記第1のアンテナに接続されてその
給電位相を変化させるための移相器と、前記第2のアン
テナのそれぞれに接続され、任意の1つを選択して給電
する切替スイッチと、前記移相器を介した第1のアンテ
と前記切替スイッチで選択された第2のアンテナとにそ
れぞれ合成または分売して給電を行う合成分配器とを備
え、第1及び第2のアンテナの各ビームを合成して任意
のビーム仰角に設定可能とする。ここで、第1のアンテ
ナのビームピークは高仰角位置に向けられ、第2のアン
テナのビームピークは低仰角位置に向けられ、高仰角か
ら低仰角にわたってビーム仰角を走査可能とする。ま
た、第1のアンテナがヘリカルアンテナであり、第2の
アンテナが円錐面パッチアレイアンテナである。
る。図1は本発明の一実施例の外観斜視図であり、ここ
では円錐ビームを有するアンテナとしてヘリカルアンテ
ナを用い、単峰ビームを有するアンテナとしてパッチア
レイアンテナを用いた例を示している。ヘリカルアンテ
ナ10はその螺旋の軸線を垂直に向けており、コニカル
ビームを形成する。コニカルビームは天頂Z軸方向の放
射レベルが非常に低く、仰角θ1の方向にビームピーク
があり、かつ方位方向に全方位均一な放射するビームで
ある。また、その仰角θ1は螺旋ピッチと螺旋長を調整
することで調整することができる。また、パッチアレイ
アンテナ20は、その頂角が前記角度θ1よりも大きい
頂角の円錐面、換言すれば仰角方向の面角度θ2が仰角
θ1よりも小さい円錐面に方位方向に等しく配列した複
数のパッチアンテナ21〜24で構成される。ここで
は、4つのパッチアンテナ21〜24を方位方向に等し
く配列した例を示している。このパッチアレイアンテナ
20は、各パッチアンテナ21〜24のそれぞれの垂直
面方向にビームピークを有する単峰ビームである。
記4つのパッチアンテナ21〜24を4ビーム切替スイ
ッチ30を介して合成分配器40に接続するように構成
し、各パッチアンテナ21〜24に選択的に給電を行う
ように構成する。また、前記ヘリカルアンテナ10には
移相器50を介して前記合成分配器40に接続し、この
移相器50を調整することで前記パッチアレイアンテナ
20に対して任意の位相差での給電を行うように構成す
る。
てヘリカルアンテナ10に給電し、これと同時に切替ス
イッチ30を介して選択されたパッチアンテナ21〜2
4に給電する。これにより、図3に示すように、ヘリカ
ルアンテナ10により形成される仰角θ1で全方位方向
のビームB1と、選択されたパッチアンテナにより形成
される仰角θ2で所定の方位のビームB2とが合成さ
れ、結果として仰角θ3で所定の方位の合成ビームB3
として設定される。このとき、合成ビームB3の仰角θ
3とそのビーム形状は、各ビームB1,B2間の位相差
と給電電力比によって決まるが、給電電力比は合成分配
器40によって初期設定されるため、移相器50におけ
る位相量を調整することでヘリカルアンテナ10の給電
位相をパッチアレイアンテナ20の給電位相に対して相
対的に変化させ、これにより合成ビームB3の仰角θ3
及びビーム形状を任意に変化させることが可能となる。
また、切替スイッチ30を切り替えて給電するパッチア
ンテナを変更することで、合成ビームB3の方位を変化
させることも可能である。
ビームB1の仰角θ1を天頂に近い角度とし、パッチア
レイアンテナ20によるビームB2の仰角θ2を水平に
近い角度に設定しておけば、合成ビームB3の仰角を低
角度から高角度の範囲にわたって走査することが可能と
なる。また、パッチアンテナを選択することで任意の方
位への設定も可能となる。なお、前記構成では説明を簡
略化するためにパッチアレイアンテナを4つのパッチア
ンテナで構成した例を示しているが、更に多数個のパッ
チアンテナで構成してもよく、ビームの方位を更に細か
く設定することができる。また、各パッチアンテナを個
々に選択的に切り替える構成としているが、隣接するパ
ッチアンテナをサブアレイしてこれらを同時に選択して
給電するようにしてもよく、或いは全てのパッチアンテ
ナに同時に給電するようにしてもよい。
る。ここでは、円錐ビームを有するアンテナとして高次
モードを発生しコニカルビームを放射するパッチアンテ
ナ10Aを用い、単峰ビームを有するアンテナとしてパ
ッチアレイアンテナ20Aを用いた例を示している。即
ち、円錐台面の頂面に単一の円錐ビームパッチアンテナ
11を配置し、円錐面に複数(ここでは8つ)の単峰ビ
ームパッチアンテナ21〜28を配列した構成とする。
そして、図2に示した例と同様に、円錐ビームパッチア
ンテナ11には前記実施例のヘリカルアンテナと同様に
移相器を通して給電を行い、複数の単峰ビームパッチア
ンテナ21〜28には切替スイッチを介して給電を行な
うことにより、両ビームを合成したビームを得ることが
でき、かつ移相器の移相量を調整することでビーム仰角
を任意に設定できる。なお、このビームの合成は図3に
示したと同様であり、合成ビームB3を任意のビーム仰
角θ3に設定することが可能である。また、切替スイッ
チを切り替えて給電するパッチを選択することでビーム
方位を任意に設定することも可能である。
ムを有する第1のアンテナと、その周囲に配置されて第
1のアンテナとは所要の仰角をなす単峰ビームを有する
複数の第2のアンテナとで構成し、第1のアンテナには
移相器を介して、また第2のアンテナは切替スイッチに
より選択されたいずれか1つにそれぞれ合成分配器によ
り給電を行ない、両アンテナに対する給電位相を任意に
変化させることで、両アンテナのビームを合成して任意
のビーム仰角を得ることができる。特に、第1のアンテ
ナのビームピークを高仰角位置に向け、第2のアンテナ
のビームピークを低仰角位置に向けることで、高仰角か
ら低仰角にわたってビーム仰角を走査することを可能と
し、かつ低仰角での利得を改善することが可能となる。
ある。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 円錐ビームを有する第1のアンテナと、
この第1のアンテナを中心としてその周囲に配置され、
第1のアンテナとは所要の仰角をなす単峰ビームを有す
る複数の第2のアンテナと、前記第1のアンテナに接続
されてその給電位相を変化させるための移相器と、前記
第2のアンテナのそれぞれに接続され、任意の1つを選
択して給電する切替スイッチと、前記移相器を介した第
1のアンテと前記切替スイッチで選択された第2のアン
テナとにそれぞれ合成または分売して給電を行う合成分
配器とを備えることを特徴とするアレイアンテナ。 - 【請求項2】 第1のアンテナのビームピークは高仰角
位置に向けられ、第2のアンテナのビームピークは低仰
角位置に向けられてなる請求項1のアレイアンテナ。 - 【請求項3】 第1のアンテナがヘリカルアンテナであ
り、第2のアンテナが円錐面パッチアレイアンテナであ
る請求項1または2のアレイアンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5183177A JP2508596B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | アレイアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5183177A JP2508596B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | アレイアンテナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0722829A JPH0722829A (ja) | 1995-01-24 |
JP2508596B2 true JP2508596B2 (ja) | 1996-06-19 |
Family
ID=16131128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5183177A Expired - Lifetime JP2508596B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | アレイアンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2508596B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10530033B2 (en) | 2015-08-07 | 2020-01-07 | Nec Corporation | Demultiplexer/multiplexer, antenna device, and fading elimination method |
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FR2676310B1 (fr) * | 1991-05-06 | 1993-11-05 | Alcatel Espace | Antenne a lobe forme et grand gain. |
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-
1993
- 1993-06-30 JP JP5183177A patent/JP2508596B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10530033B2 (en) | 2015-08-07 | 2020-01-07 | Nec Corporation | Demultiplexer/multiplexer, antenna device, and fading elimination method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0722829A (ja) | 1995-01-24 |
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