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JP2505445Y2 - ドアロックのハ―フラッチ及びフルラッチ検知装置 - Google Patents

ドアロックのハ―フラッチ及びフルラッチ検知装置

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Publication number
JP2505445Y2
JP2505445Y2 JP1682490U JP1682490U JP2505445Y2 JP 2505445 Y2 JP2505445 Y2 JP 2505445Y2 JP 1682490 U JP1682490 U JP 1682490U JP 1682490 U JP1682490 U JP 1682490U JP 2505445 Y2 JP2505445 Y2 JP 2505445Y2
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JP
Japan
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latch
door
full
door lock
switch
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JP1682490U
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Inventor
純 山岸
孝一 塩田
Original Assignee
株式会社大井製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社大井製作所 filed Critical 株式会社大井製作所
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Priority to US07/659,576 priority patent/US5155937A/en
Priority to DE19914105684 priority patent/DE4105684C2/de
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B81/00Power-actuated vehicle locks
    • E05B81/12Power-actuated vehicle locks characterised by the function or purpose of the powered actuators
    • E05B81/20Power-actuated vehicle locks characterised by the function or purpose of the powered actuators for assisting final closing or for initiating opening
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B83/00Vehicle locks specially adapted for particular types of wing or vehicle
    • E05B83/36Locks for passenger or like doors
    • E05B83/40Locks for passenger or like doors for sliding doors

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車のドアロックがハーフラッチ状態及
びフルラッチ状態となったことを検知する装置に関す
る。
〔従来の技術〕 例えば、特開昭58-178778号公報に開示されているよ
うに、従来の自動車用自動ドア開閉装置においては、ド
アロックのラッチが車体側のストライカと辛うじて係合
するハーフラッチ位置に達したこと、及びラッチがスト
ライカと完全に噛合するフルラッチ位置に達したことを
検知するため、2個のリミットスイッチをドアロック内
に配設し、ラッチがハーフラッチ位置まで回動したと
き、一方のリミットスイッチがラッチに当接して作動さ
せられ、またラッチがフルラッチ位置まで回動したと
き、他方のリミットスイッチがラッチに当接して作動さ
せられるようにしたものがある。
また、特開平1-164647号公報には、車体からスライド
ドア内に給電するための給電コネクタに、ドアがハーフ
ラッチ位置(ドアロックにおけるラッチがハーフラッチ
位置に達したときのドアの位置、すなわち半ドア状態の
ときのドアの位置をもハーフラッチ位置いう。以下同
様)まで閉じたことを検知するハーフラッチ検知スイッ
チを設け、かつドアロックにおけるラッチを強制的にフ
ルラッチ位置まで回動させるクローズレバーが予め定め
た作動位置まで回動したとき、これに当接して作動させ
られるようにしたフルラッチ検知スイッチを、ドアロッ
クの近傍に設けたものが開示されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述のような従来のものにおいては、2個のスイッチ
を必要とするとともに、それらを、ドアロック内に配設
するためのスペースを確保しなければならず、そのため
に、ドアロックが大型化したり、又はそれらの配線が複
雑となる等の問題点がある。
本考案は、従来の技術が有する上記のような問題点に
鑑み、実質的に1個のスイッチのみにより、ドアロック
のラッチがハーフラッチ位置に達したこと、及びフルラ
ッチ位置に達したことを検知しうるようにしたドアロッ
クのハーフラッチ及びフルラッチ検知装置を提供するこ
とを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、従来の大部分のドアロックは、ドアを閉じ
る際、まずドアがハーフラッチ位置に達する直前に、ラ
ッチがストライカと当接して、開放位置からフルラッチ
方向へ若干回動させられ、このときのラッチの回動によ
り、本来はラッチの開放位置方向への復帰回動を阻止す
るためのものであるポールと、ポールと一体のオープン
レバーとが若干解除方向に回動させられ、またドアが全
閉位置まで閉じて、ドアロックのラッチがフルラッチ位
置に達する直前にも、オープンレバーが上記と同様に解
除方向に回動させられるようになっていることに着目
し、このオープンレーバが解除方向に回動させられる回
数を計数することにより、ラッチがハーフラッチ位置に
達したこと、及びフルラッチ位置に達したことを検知す
るようにしたものである。
すなわち、上記目的を達成するため、本考案のドアロ
ックのハーフラッチ及びフルラッチ検知装置は、ラッチ
が、開放位置から、ストライカと辛うじて係合するハー
フラッチ位置を経て、ストライカと完全に噛合するフル
ラッチ位置まで回動することができ、開放位置側からハ
ーフラッチ位置を通過するとき、及びフルラッチ位置に
達するときに、ラッチの開放位置方向への復帰回動を阻
止するポール及びそれと一体のオープンレバーを、解除
方向に回動させるようになつているドアロックを備える
自動車において、前記ラッチがハーフラッチ位置に達し
たこと、及びフルラッチ位置に達したことを検知する検
知装置であって、車体とドアとの間に設けられ、ドア
が、ドアロックがハーフラッチ状態となる前の予め定め
た位置まで閉じたとき作動させられるようにしたスター
トスイッチと、ドアに設けられ、かつドアロックにおけ
るオープンレバーが解除方向に回動させられることによ
り作動させられるようにした検知スイッチと、前記スタ
ートスイッチ及び検知スイッチと電気的に接続され、ス
タートスイッチの作動後における前記検知スイッチの作
動回数を計数し、計数値が1となることによりハーフラ
ッチ状態を、また計数値が2となることにより、フルラ
ッチ状態を検知するようにした計数手段とを備えること
を特徴としている。
スタートスイッチは、例えば上記特開平1-164647号公
報に開示されているドアへの給電を開始させるための給
電スイッチや、ドアが予め定めた位置まで閉じたとき作
動するようにした公知のドアスイッチで兼用することが
できる。
〔作用〕
ドアが開いている状態から予め定めた位置まで閉じる
と、スタートスイッチが作動させられ、それによって計
数手段による計数が開始する。
ドアがさらにハーフラッチ位置まで閉じると、そのと
きのオープンレバーの解除方向の回動により、検知スイ
ッチがほぼ瞬間的に作動させられ、計数手段は、その検
知スイッチの第1回目の作動を計数し、ドアがハーフラ
ッチ位置に達したことを検知する。
ドアがフルラッチ位置まで完全に閉じると、そのとき
にも、オープンレバーの解除方向の回動により、検知ス
イッチがほぼ瞬間的に作動させられ、計数手段は、その
検知スイッチの第2回目の作動を計数し、ドアがフルラ
ッチ位置に達したことを検知する。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を、添付図面に基づいて説明
する。なお、この実施例は、本考案のドアロックのハー
フラッチ及びフルラッチ検知装置を、自動車の自動ドア
開閉装置に組込んで、クロージャの制御用として用いた
場合のものである。
第1図において、(11)は自動車の車体、(12)は、
適宜の案内手段(図示略)により、車体(11)の側面よ
り外側方に若干平行移動した後、車体(11)の側面と平
行に後方に開き、かつその逆方向に閉じるようにしたス
ライドドア(以下単にドアという)である。
車体(11)のフロア部下面には、ドア(12)を全閉位
置から全開位置まで、及びその逆方向に強制的に開閉移
動させるドア移動装置(A)が設けられている。
このドア移動装置(A)は、ドア(12)の前下部内面
に固定されたブラケット(13)に中間部が止着され、か
つ一部がドア(12)の移動軌跡と平行に往復回走するよ
うにしたワイヤ(14)の両端末を、巻取りドラム(15)
に巻着し、この巻取りドラム(15)を、モータ(16)に
より、減速装置(17)を介して正逆回転させることによ
り、ワイヤ(14)を往復回走させて、ドア(12)を上述
のように開閉させることができるようになっている。
ドア移動装置(A)は、車体(11)に設けられ、かつ
ドア(12)が全開位置まで閉じたとき、ドア(12)の前
端面に当接して開くようにした常閉の全閉スイッチ(1
8)と、車体(11)に設けられ、かつドア(12)が全開
位置まで開いたとき、ドア(12)のブラケット(13)の
後端に当接して閉じるようにした常開の全開スイッチ
(19)とを備えている。
ドア(12)は、手動によっても開閉移動できるように
なっている。すなわち、ドア(12)の開閉移動に追従し
て、ワイヤ(14)が一体となって移動し、それに伴ない
巻取りドラム(15)、及び平歯車列等によって構成さ
れ、かつ可逆回転可能な減速装置(17)を介してモータ
(16)が逆転するように、ドア(12)とモータ(16)と
は、連結されている。
車体(11)には、ドア(12)が、後述するハーフラッ
チ位置よりわずかに開いた位置で、かつドア(12)の前
端と車体の間に手を挿入できない程度の予め定めた給電
開始位置を閉じる方向に通過するときだけ、ブラケット
(13)に当接して瞬間的に閉じるようにした、スタート
スイッチである給電開始スイッチ(20)が設けられてい
る。
(B)は、車体(11)の運転席近傍もしくはドア(1
2)により開閉される出入口近傍又はその両方に設けら
れた操作装置で、シーソー式の押しボタン(21)を、中
立位置から開扉側及び閉扉側に押すことにより、可動接
点を共通とした開扉操作スイッチ(22)と閉扉操作スイ
ッチ(23)とを選択的に閉じることができるようになっ
ている。
(24)は、電源としてのバッテリである。
(C)は、ドア(12)の前端面と対向する車体(11)
の対向面と、ドア(12)の前端面とに出没自在に設けら
れたそれぞれ1対ずつのコネクタ素子である接触子(25
a)(25b)(26a)(26b)を備え、ドア(12)が上記給
電位置とほぼ同一位置から全閉位置までの間にあると
き、互いに対向する接触子(25a)と(26a)、(25b)
と(26b)同士が接触して、車体(11)からドア(12)
への給電を可能にする給電コネクタである。
この給電コネクタ(C)における車体(11)側の接触
子(25a)(25b)、及び上述した車体(11)側のその他
の電気素子、例えばドア移動装置(A)におけるモータ
(16)、全閉スイッチ(18)、全開スイッチ(19)、操
作装置(B)、給電開始スイッチ(20)、バッテリ(2
4)は、適宜の配線コード(39)(一部図示略)を介し
て、車体側制御装置(40)に接続されている。
ドア(12)内には、ドア(12)が、ドアロック(27)
内におけるラッチ(図示略)と車体(11)側に固着され
たストライカ(図示略)とが辛うじて係合する、いわゆ
る半ドア状態であるハーフラッチ位置まで閉じたとき、
上記ラッチを強制的に回動させることにより、ドア(1
2)を全閉位置まで閉じさせるようにしたクロージャ
(D)と、ドアロック(27)におけるオープンレバー
(28)に連係され、このオープンレバーを解除方向に回
動させることにより、ラッチの拘束を解いて、ドア(1
2)を開くことができるようにするソレノイド駆動−ば
ね復帰型の公知のアクチュエータ(E)とが設けられて
いる。
クロージャ(D)は、特願昭63-219632号特許出願の
願書に添付した明細書及び図面に開示されているものと
同一のものであり、その主要な構成について簡単に説明
すると、このクロージャ(D)は、モータ(29)を正転
させることにより、減速器(30)及びその出力軸に固嵌
されたピニオン(31)を介して、該ピニオン(31)に噛
合するセクターギヤ(32)を、第1図における反時計方
向に回動させ、このセクターギヤ(32)と連係されたク
ローズレバー(34)を所要方向に回動させ、かつこのク
ローズレバー(34)の回動により、ドアロック(27)に
おけるラッチより上方に延出する腕部(35)を回動させ
て、ラッチをストライカと完全に噛合するフルラッチ位
置まで回動させ、もって、ドア(12)をハーフラッチ位
置から全閉位置まで強制的に閉じることができるように
なっている。
モータ(29)を逆転させると、セクターギヤ(32)及
びクローズレバー(34)は原位置に復帰回動させられ、
クローズレバー(34)は、ラッチの腕部(35)の回動の
妨げとならない位置で停止する。
上記の構成のうち、セクターギヤ(32)、ケーブル
(33)、クローズレバー(34)により、ラッチ回動手段
が形成されている。
(36)は、ドアロック(27)におけるオープンレバー
(28)が解除方向に回動させられたとき、オープンレバ
ー(28)に当接して作動させられるようにして、ドアロ
ック(27)の適所に設けられ、ドア(12)の閉作動時
に、ラッチが、ストライカと辛うじて係合するハーフラ
ッチ位置、及びストライカと完全に係合するフルラッチ
位置に達したことを検知する検知スイッチである。
すなわち、公知のように、ラッチがストライカと係合
していないときは、ラッチは適宜のストッパ(図示略)
に当接して、開放位置に停止している。ドア(12)がハ
ーフラッチ位置まで閉じる直前に、ラッチは、ストライ
カと当接して、開放位置からフルラッチ方向に若干回動
させられ、このときのラッチの回動により、ラッチの開
放位置方向への復帰回動を阻止するためのポール(図示
略)が、二股状のラッチの一方の脚片の先端に当接し、
ポールとポールに軸(図示略)を介して結合したオープ
ンレバー(28)とが解除方向に若干回動させられる。ま
たドア(12)が全閉位置に達する直前にも、ポールがラ
ッチの他方の脚片の先端に当接して、ポールとオープン
レバー(28)とが解除方向に若干回動させられるように
なっている。
検知スイッチ(36)は、このようなドア(12)を閉じ
る際における第1回目のオープンレバー(28)の解除方
向の回動時、及び第2回目のオープンレバー(28)の解
除方向の回動時に作動させられるようにしたものであ
る。
(38)は、セクターギヤ(32)が原位置に復帰したこ
とを検知する復帰確認スイッチで、セクターギヤ(32)
が原位置に停止しているときは、セクターギヤ(32)に
当接して開いており、セクターギヤ(32)が原位置から
離れることにより、セクターギヤ(32)から離れて閉じ
るようになっている。
クロージャ(D)におけるモータ(29)、検知スイッ
チ(36)、復帰確認スイッチ(38)、アクチュエータ
(E)及び給電コネクタ(C)におけるドア(12)側の
接触子(26a)(26b)は、適宜の配線コード(39)を介
して、ドア側制御装置(41)に接続されている。
第2図は、第1図に示す自動ドア開閉装置の制御装置
(43)のうち、クロージャ(D)の制御に関連するもの
のみを抽出して示したブロック図である。
すなわち、ドア移動装置(A)のための制御装置及び
アクチュエータ(E)のための制御装置は図示を省略し
てある。
なお、第2図において、第1図におけるのと同一の符
号をもって示したものは、上述した部材を単に電気的に
表わしただけのものである。
制御装置(43)は、車体側制御装置(40)とドア側制
御装置(41)とからなっている。
車体側制御装置(40)は、給電コネクタ(C)におけ
る車体側の接触子(25a)(25b)に接続されたクロージ
ャ給電回路(44)と、バッテリ(24)に接続されるとと
もに、クロージャ給電回路(44)及び給電開始スイッチ
(20)に接続された閉扉時給電回路(45)とを備えてい
る。
閉扉時給電回路(45)は、タイマ(T1)を備え、ドア
(12)が給電開始位置まで閉じたときの給電開始スイッ
チ(20)の作動により、その作動のときからタイマ(T
1)における予め設定した時間が経過するまでの間、ク
ロージャ給電回路(44)に給電するようになっている。
クロージャ給電回路(44)は、閉扉時給電回路(45)
から給電されたときは、給電コネクタ(C)の接触子
(25a)(25b)に、クロージャ(D)の正常作動用の極
性、例えば接触子(25a)がプラス、接触子(25b)がマ
イナスとなるような極性として給電するように構成され
ており、具体的には、上掲の実願平1-59120号の願書に
添付した明細書及び図面に開示されているような回路構
成とするのがよい。
ドア側制御装置(41)は、給電コネクタ(C)におけ
るドア側接触子(26a)(26b)と検知スイッチ(36)と
復帰確認スイッチ(38)とに接続されたクロージャ制御
回路(47)と、これとクロージャ(D)のモータ(29)
とに接続され、モータ(39)に正転させるための電流を
供給する正転回路(48)と、同じく、モータ(39)に逆
転させるための電流を供給するための電流を供給する逆
転回路(49)とを備えている。
これらの各回路(47)(48)(49)は、具体的には、
上掲の実願平1-59120号の願書に添付した明細書及び図
面に、ドア側制御装置として開示されているのと同様の
回路構成に、後述する係数回路(50)及びタイマ(T2)
(T3)を付加したものとすることができる。
クロージャ制御回路(47)は、計数手段である計数回
路(50)を備えている。
計数回路(50)は、ドア(12)が所要位置まで閉じ
て、給電コネクタ(C)におけるドア側の接触子(26
a)(26b)が車体側の接触子(25a)(25b)と接触し、
かつスタートスイッチである給電開始スイッチ(20)が
作動させられて、上述のように、接触子(25a)がプラ
ス、かつ接触子(25b)がマイナスとなるように給電さ
れた時点から、検知スイッチ(36)の作動回数の計数を
開始する。
ドア(12)がハーフラッチ位置に達して、検知スイッ
チ(36)の第1回目の作動を計数することにより、ラッ
チがハーフラッチ位置に達したことを検知し、またその
後、ドア(12)が全閉位置に達して、検知スイッチ(3
6)の第2回目の作動を計数することにより、ラッチが
フルラッチ位置に達したことを検知し、それらの情報
を、その都度クロージャ制御回路(47)に信号として伝
達する。
計数回路(50)は、公知のカウンター用IC又はフリッ
プ・フロップ回路等をもって構成することができる。
クロージャ制御回路(47)は、ドア(12)への給電が
開始された後、計数回路(50)から第1回目の信号が発
せられるのと同時に正転回路に給電して、モータ(29)
を正転させ、その後、ドア(12)が全閉位置に達して、
計数回路(50)から第2回目の信号が発せられるのと同
時に、正転回路(48)への給電を停止し、かつそれとほ
ぼ同時に、逆転回路(49)に通電して、モータ(29)を
逆転させ、さらにその後、復帰確認スイッチ(38)が、
セクターギヤ(32)が原位置に復帰したことを検知した
とき、逆転回路(49)への給電を停止して、モータ(2
9)の逆転を停止させる作用をする。
このクロージャ制御回路(47)には、検知スイッチ
(36)が第1回目に作動してから、予め設定した時間内
に、検知スイッチ(36)が第2回目の作動をしない場合
には、モータ(29)の正転を停止させるようにしたタイ
マ(T2)、及び検知スイッチ(36)が第2回目に作動し
てから、予め、設定した時間内に、復帰確認スイッチ
(38)が作動しない場合には、モータ(29)の逆転を停
止させるようにしたタイマ(T3)を設けてある。
次に、第3図に示すフローチャートを参照して、上記
実施例のうちの、クロージャ(D)関係の作用について
説明する。なお、その他の構成、例えばドア移動装置
(A)及びアクチュエータ(E)の作用については、本
考案に直接関係しないので説明を省略する。
操作装置(B)における閉扉操作スイッチ(23)を操
作して、ドア移動装置(A)により(又は手動によ
り)、ドア(12)を閉じる方向に移動する(ステップS
1)。
その途中で、ドア側の接触子(26a)(26b)が車体側
の接触子(25a)(25b)と接触し、かつドア(12)が給
電開始位置に達して、給電開始スイッチ(20)が作動
(ON)させられると(ステップS2)、タイマ(T1)が作
動、すなわち計時を開始し(ステップS3)、かつドア
(12)への給電が開始される(ステップS4)。
次に、ドア(12)がハーフラッチ位置に達して、検知
スイッチ(36)が第1回目の作動(ON)をすると(ステ
ップS5)、タイマ(T2)が作動を開始し(ステップS
6)、モータ(29)が正転させられる(ステップS7)。
すると、クロージャ(D)の作動により、ラッチが強
制的にフルラッチ方向に回動させられ、ドア(12)は強
力な力で全閉位置に向かって移動させられる。
モータ(29)の正転途中で、タイマ(T2)の設定時間
内に、ラッチがフルラッチ位置に達して(またドア(1
2)が全閉位置に達して)、検知スイッチ(36)が第2
回目の作動(ON)をすると(ステップS8)、タイマ(T
3)が作動を開始し(ステップS9)、モータ(29)の正
転が終ると同時に逆転させられる(ステップS10)。
すると、ラッチ回動手段であるセクターギヤ(32)及
びクローズレバー(34)等が原位置に向かって復帰回動
させられる。
その後、タイマ(T3)の設定時間内に、セクターギヤ
(32)が原位置に達し、復帰確認スイッチ(38)が作動
(ON)すると(ステップS11)、モータの逆転は正常に
停止させられる(ステップS12)。
その後、タイマ(T3)の設定時間が経過すると(ステ
ップS13)、ドア(12)への給電が停止させられる(ス
テップS14)。
ステップS8において、検知スイッチ(36)が第2回目
の作動(ON)をせず、タイマ(T2)の設定時間が経過す
ると(ステップS15)、ステップS9に戻って、タイマ(T
3)が作動し、かつモータ(29)が逆転され(ステップS
10)、以下上述したのと同様に作動する。
また、ステップS11において、復帰確認スイッチ(3
8)が故障等の何らかの原因で作動しなかった場合は、
タイマ(T3)の設定時間が経過すると(ステップS1
6)、モータ(29)の逆転は停止させられる(ステップS
17)。
したがって、モータ(29)が逆転し続けることはな
い。
〔考案の効果〕
以上から明らかなように、本考案によると、スタート
スイッチを、既存のドアスイッチや自動ドア開閉装置に
おける給電開始スイッチ等をもって兼用することによ
り、実質的に1個の検知スイッチのみで、ドアロックに
おけるラッチがハーフラッチ位置に達したことと、フル
ラッチ位置に達したこととを検知することができるの
で、従来のように、2個のスイッチ分のスペースをドア
ロック内に確保する必要はなく、また、それらの配線が
複雑となることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の装置を組込んだ自動ドア開閉装置を
備える自動車の要部の概略斜視図、 第2図は、同じく制御装置の電気回路の構成を示すブロ
ック図、 第3図は、同じく作動状態を示すフローチャートであ
る。 (D)クロージャ (11)車体、(12)スライドドア(ドア) (20)給電開始スイッチ(スタートスイッチ) (28)オープンレバー、(29)モータ (32)セクターギヤ、(34)クローズレバー (36)検知スイッチ、(38)復帰確認スイッチ (40)車体側制御装置、(41)ドア側制御装置 (43)制御装置、(44)クロージャ給電回路 (45)閉扉時給電回路、(47)クロージャ制御回路 (48)正転回路、(49)逆転回路 (50)計数回路(計数手段) (T1)(T2)(T3)タイマ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラッチが、開放位置から、ストライカと辛
    うじて係合するハーフラッチ位置を経て、ストライカと
    完全に噛合するフルラッチ位置まで回動することがで
    き、開放位置側からハーフラッチ位置を通過するとき、
    及びフルラッチ位置に達するときに、ラッチの開放位置
    方向への復帰回動を阻止するポール及びそれと一体のオ
    ープンレバーを、解除方向に回動させるようになつてい
    るドアロックを備える自動車において、前記ラッチがハ
    ーフラッチ位置に達したこと、及びフルラッチ位置に達
    したことを検知する検知装置であって、 車体とドアとの間に設けられ、ドアが、ドアロックがハ
    ーフラッチ状態となる前の予め定めた位置まで閉じたと
    き作動させられるようにしたスタートスイッチと、 ドアに設けられ、かつドアロックにおけるオープンレバ
    ーが解除方向に回動させられることにより作動させられ
    るようにした検知スイッチと、 前記スタートスイッチ及び検知スイッチと電気的に接続
    され、スタートスイッチの作動後における前記検知スイ
    ッチの作動回数を計数し、計数値が1となることにより
    ハーフラッチ状態を、また計数値が2となることによ
    り、フルラッチ状態を検知するようにした計数手段 とを備えることを特徴とするドアロックのハーフラッチ
    及びフルラッチ検知装置。
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