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JP2598085B2 - 入力装置 - Google Patents

入力装置

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JP2598085B2
JP2598085B2 JP13689988A JP13689988A JP2598085B2 JP 2598085 B2 JP2598085 B2 JP 2598085B2 JP 13689988 A JP13689988 A JP 13689988A JP 13689988 A JP13689988 A JP 13689988A JP 2598085 B2 JP2598085 B2 JP 2598085B2
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  • Feedback Control In General (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、音響装置における音量および音質の変化量
の入力などに対して好適に実施される入力装置に関す
る。
従来の技術 従来よりたとえば車載用の音響装置などにおいて、マ
イクロコンピユータを備え、音量および音質などを電子
的に制御するようにしたものが用いられている。このよ
うな音響装置はまた、予め定められる複数の周波数帯域
毎の音響信号の利得を制御することができるようにし
た、いわゆるグラフイツクイコライザ機能なども有して
いる。
このような音響装置における音量および音質ならびに
前記各周波数帯域毎の利得などの被制御量のレベルの入
力は、自動車の運転席近傍に設けられる操作パネルを操
作することによつて行われる。この操作パネルには、た
とえば前記各被制御量毎に予め定められる各レベルが対
応付けられる複数の操作スイツチが設けられている。操
作者は、前記複数の操作スイツチのうちの所望の被制御
量レベルに対応する操作スイツチを操作することによつ
て、前記被制御量レベル、すなわち音量および音質など
のレベルを所望のレベルとすることができる。
前記被制御量レベルの入力にはまた、前述の複数の操
作スイツチの代わりに、操作パネルに被制御量レベルの
増大/減少を指示するための操作スイツチを設けるよう
にして、この操作スイツチを操作することによつて行わ
れることがある。すなわち前記操作スイツチの操作時間
によつて、被制御量の変化量が決定される。これによつ
てたとえばスピーカ装置から音響化される音量レベルは
連続的に変化し、操作者が該音量レベルが所望のレベル
であると判断した時点で、前記操作スイツチの操作を停
止することにより音量レベルは所望の値とされる。
発明が解決しようとする課題 操作パネルに複数の操作スイツチを設け、この操作ス
イツチのうちの1つの操作によつて被制御量レベルを決
定する場合には、たとえば誤操作が行われたときには音
量などの被制御量の変化量が過度に大きくなる場合があ
り、聴取者に対して違和感を感じさせる。
また被制御量の増大/減少を指示するための操作スイ
ツチが操作パネルに設けられる場合には、たとえば所望
の音量レベルへの調整に要する時間が比較的長い。これ
によつて特に車載用の音響装置では、操作応答性にきわ
めて劣り、運転操作に支障をきたすという問題点があ
る。
本発明の目的は、被制御量を連続的にしかも高速に変
化することができるようにした入力装置を提供すること
である。
課題を解決するための手段 本発明は、第1の形態によれば、 順次配列された複数の操作スイツチと、 予め定められる限時時間を計時する計時手段と、 複数の操作スイツチにわたる操作において、上記限時
時間内に連続的に順次操作された操作スイツチの数が記
憶される記憶手段と、 該操作によつて制御される被制御量の単位変化量と、
上記操作スイツチの数とで、該被制御量の変化量を演算
する演算手段とを含むことを特徴とする入力装置であ
る。
また、第2の形態によれば、 順次配列された複数の操作スイツチと、 予め定められる限時時間を計時する計時手段と、 上記限時時間内に上記複数の操作スイツチのうちの任
意の2つの操作スイツチが連続的に操作されたとき、該
2つの操作スイツチ間の範囲を検出する手段と、 該操作によつて制御される被制御量の単位変化量と、
上記2つの操作スイツチ間の範囲とで、該被制御量の変
化量を演算する演算手段とを含むことを特徴とする入力
装置である。
作用 本発明においては、複数の操作スイツチが順次配列さ
れる。そして第1の形態によれば、この複数の操作スイ
ツチにわたる操作において、計時手段によつて計時され
る限時時間内に連続的に順次操作された操作スイツチの
数が記憶手段に記憶される。このような操作スイツチの
操作によつて演算手段では、前記記憶手段に記憶される
操作スイツチの数と被制御量の単位変化量とから前記被
制御量の変化量が演算される。
前記計時手段において計時される限時時間は充分に小
さく設定される。操作者は複数の操作スイツチをいわば
「なぞる」ようにして操作することによつて被制御量を
変化させることができ、この操作する範囲が被制御量の
変化量に対応することになる。
また、第2の形態によれば、計時手段によつて計時さ
れる限時時間内に複数の操作スイツチのうち任意の2つ
の操作スイツチが連続的に操作されたとき、この2つの
操作スイツチ間の範囲(たとえば、2つの操作スイツチ
間の操作スイツチの個数など)が検出手段によつて検出
される。このような操作スイツチの操作によつて演算手
段では、前記検出手段によつて検出される操作された2
つの操作スイツチ間の範囲と被制御量の単位変化量とか
ら前記被制御量の変化量が演算される。
操作者はたとえば2本の指を変化させたい被制御量の
所望の変化量に応じて広げ、対応する2つの操作スイツ
チを順次操作することによつて被制御量を変化させるこ
とができ、この操作される操作スイツチ間の範囲が被制
御量の変化量に対応することになる。したがって被制御
量の変化量が単一のスイツチに対する操作のみによつて
決定されないため、不所望な程度に大きくなることはな
く、したがつて被制御量が急激に変化することはない。
また操作者の操作の速さに対応する速度で被制御量が変
化されるようになるため、被制御量を高速に変化させる
ことができるようになる。
実施例 第1図は、本発明の一実施例の基本的な構成を示すブ
ロツク図である。この音響装置1はたとえば自動車に搭
載されて用いられ、コンパクトデイスク、デジタルオー
デイオテープ、およびカセツトテープなどに記録された
音響信号などを再生することができる。コンパクトデイ
スク、デジタルオーデイオテープおよびカセツトテープ
はそれぞれ再生装置2,3,4によつてその記録情報が再生
される。この再生装置2〜4の出力は切換回路5に共通
に入力される。この切換回路5にはマイクロコンピユー
タなどを含んで構成される演算手段である制御部6から
切換制御信号がライン7を介して与えられている。切換
回路5では、ライン7から与えられる切換制御信号に基
づいて再生装置2〜4のうちの1つの再生装置からの音
響信号が選択され、そのようにして選択された音響信号
はライン8から電子音質制御回路9に入力される。
電子音質制御回路9には、制御部6からライン10を介
して音質制御信号が入力される。電磁音質制御回路9で
は音響信号の低音域および高音域の各利得が制御され、
また予め定められる複数の周波数帯域毎の利得が電子的
に調整される。このようにして音響装置1では、いわゆ
るグラフイツクイコライザ機能が実現されている。前述
のような電子音質制御回路9における音質調整は、ライ
ン10から与えられる音質制御信号に対応している。
電子音質制御回路9における音質調整後の音響信号
は、電子音量制御回路11に与えられる。この電子音量制
御回路11には、制御部6からライン12を介して音量制御
信号が与えられている。該電子音量制御回路11の出力
は、増幅回路13に与えられて増幅され、この増幅された
音響信号がスピーカFR,FL,RR,RLに与えられて音響化さ
れる。
スピーカFR,FL,RR,RLはそれぞれ聴取者に対して前方
右方側、前方左方側、後方右方側、後方左方側に配置さ
れ、したがつて各スピーカFR,FL,RR,RLにはそれぞれに
対応する音響信号が個別的に与えられる。
制御部6には自動車の運転席近傍に配置される操作パ
ネル14がライン15を介して接続されている。さらに制御
部6はライン16を介して、液晶パネルや蛍光表示管など
から構成される表示部17に表示制御信号を与えている。
制御部6には、後述する制御部6の処理時間を調整す
るためのタイマ18が備えられ、また計時手段であるタイ
マ19が備えられている。さらにランダムアクセスメモリ
などによつて実現される記憶手段であるメモリ20が備え
られている。
操作パネル14には順次配列される複数の操作スイツチ
S1〜Snが備えられている。この操作スイツチS1〜Snの操
作によつて後述するように音量、音質、左右のスピーカ
FL,RL;FR,RRからそれぞれ音響化される音響信号の利得
の比に対応するバランス、および前後スピーカFR,FL;R
R,RLから音響化される音響信号の利得の比に対応するフ
エーダなどが調整される。前記各被制御量の選択は操作
パネル14に配設される切換スイツチ21の操作によつて行
われる。
第2図は前記操作スイツチS1〜Snを拡大して示す平面
図であり、その操作方法を示している。たとえば切換ス
イツチ21によつて被制御量が音量に選ばれている場合に
は、第2図(1)に示されるような操作、すなわち指31
で操作スイツチS1〜Snを矢符32方向にいわば「なぞる」
ように操作することによつて音量が増大する。このとき
たとえば指31が変位する範囲が操作スイツチS5〜Sn-3
ある場合において、音量は{(n−3)−5}に対応す
る変化量だけ増大する。すなわち操作されたスイツチの
数に対応して音量が増大される。
第2図(2)に示されるように、指31によつて操作ス
イツチS1〜Snを矢符33方向に「なぞる」ように操作する
と音量が減少される。このとき音量の変化量は前述の場
合と同様であつて、操作された操作スイツチの数に対応
する。
前述のような操作スイツチS1〜Snの操作に対応して、
制御部6は電子音量制御回路11に対応する音量制御信号
を与える。これによつてスピーカFR,FL,RR,RLから音響
化される音響信号の各利得が変化される。このとき表示
部17にはたとえば、音響化される。音響信号のレベルな
どが表示される。
他の被制御量、すなわち音質、バランス、およびフエ
ーダなどに関しても同様な操作スイツチS1〜Snの操作に
よつて各被制御量レベルの変化量を設定することができ
る。
第3図および第4図は、本実施例の動作を説明するた
めのフローチヤートである。ステツプM1において、予め
定められる処理時間T1(たとえば25msec)が経過したか
どうかが判断される。この処理時間T1は後述する処理が
過度に高速に行われないようにして、各種の割込み処理
を実現するために設定される時間であつて、制御部6内
のタイマ18において計時される。この処理時間T1が経過
するとステツプM2に進む。
ステツプM2においては、操作パネル14の切換スイツチ
21が操作されたかどうかが判断される。切換スイツチ21
が操作されるとステツプM12に進み、操作されないとき
にはステツプM3に進む。
ステツプM3においては、切換スイツチ21の操作が継続
されていることを表わすフラグF1がリセツトされる。
次にステツプM41では、パラメータP1に1が代入され
る。このパラメータP1は制御部6内のメモリ20におい
て、予め定められる記憶領域201にストアされる。次に
ステツプM51においては、操作スイツチS1が操作された
かどうかが判断される。操作スイツチS1が操作されると
ステツプM61に進み、後述する「パラメータ設定処理」
が行われ、ステツプM42に進む。ステツプM51における判
断が否定とされるときにはステツプM42に進む。
以下、同様にしてステツプM41(1≦i≦n)におい
ては、パラメータP1にiが代入され、ステツプM51に進
み、操作スイツチS1が操作されたかどうかが判断され、
操作されるとステツプM61に進んで「パラメータ設定処
理」が行われてステツプM41+1に進む。操作スイツチS1
が操作されないときにはステツプM61を経ずにステツプM
41+1に進む。ただしステツプM5nにおいて、操作スイツ
チSnが操作されるとステツプM6nからステツプM7へ進
み、操作されないときにはステツプM7に進む。
第5図は「パラメータ設定処理」を説明するためのフ
ローチヤートである。ステツプN1において、予め定めら
れる限時時間T2(たとえば250msec)が経過したかどう
かが判断される。この限時時間T2は制御部6内のタイマ
19において計時される。ステツプN1における判断が肯定
とされる場合には、操作パネル14の複数の操作スイツチ
において、押始めの操作スイツチに対応するパラメータ
P2にパラメータP1が代入されてステツプN4に進む。この
パラメータP2は制御部6内のメモリ20において記憶領域
202にストアされる。
ステツプN1における判断が否定とされる場合には、ス
テツプN3に進んで、複数の操作スイツチS1〜Snのうち、
押終わりの操作スイツチに関するパラメータP3にパラメ
ータP1がストアされてステツプN4に進む。このパラメー
タP3は制御部6内のメモリ20において、その記憶領域20
3にストアされる。
ステツプN4では、タイマ19が初期化されて起動され
る。
このようにしてたとえば第2図(1)のようにして操
作スイツチS5〜Sn-3が操作されると、パラメータP2にパ
ラメータP1(この場合にはP1=5)が代入され、タイマ
19が起動される。この後、操作者が隣接する操作スイツ
チ間を前記限時時間T2を越えないようにして複数の操作
スイツチS5〜Sn-3を「なぞる」ことによつて、操作スイ
ツチSn-3が操作されてパラメータ設定処理が行われると
きには、パラメータP3にパラメータP1(この場合にはP1
=n−3)が代入される。
再び第3図を参照して、ステツプM7では前記限時時間
T2が経過したかどうかが判断され、経過しないときには
ステツプM26(第4図参照)に進む。この限時時間T2が
経過するとステツプM8に進んでパラメータP3が0である
かどうかが判断され、0であるときにはステツプM26に
進み、0でないと判断されるとステツプM9に進む。
ステツプM9においては複数の操作スイツチS1〜Snのう
ち、操作された操作スイツチの数に対応するパラメータ
P4に(P3−P2)が代入され、このパラメータP4は制御部
6内のメモリ20において記憶領域204にストアされる。
このパラメータP4は前述の場合には、 P4=P3−P2=(n−3)−5=n−8…(1) となる。
次にステツプM10では、パラメータP3に0が代入され
る。ステツプM11においては被制御量レベルの変化量に
関するパラメータP5に前記パラメータP4と予め定められ
る単位変化量ΔD(たとえば1dB)との積が代入され
る。このパラメータP5は制御部6内のメモリ20において
記憶領域205にストアされる。ステツプM2において切換
スイツチ21が操作されるとステツプM12に進んで、この
切換スイツチ21の操作が継続されていることを表わすフ
ラグF1がセツトされているかどうかが判断され、セツト
されているときにはステツプM26に進み、セツトされて
いないときにはステツプM13に進んでセツトされる。
ステツプM14では、被制御量を決定するパラメータk
が+1インクリメントされる。
次にステツプM15では、このパラメータkが4を越え
るかどうかが判断され、4を越えると判断されるとステ
ツプM16に進んでパラメータkに0が代入され、4を越
えないときにはステツプM26に進む。
前記パラメータkは0から4まで変化し、パラメータ
kが0,1,2,3,4のとき、それぞれ被制御量は音量、フエ
ーダ、バランス、低音域の利得、高音域の利得とされ
る。
前述のステツプM12における処理によつて、切換スイ
ツチ21の1回の操作によつてパラメータkが+2以上イ
ンクリメントされることが防がれており、これによつて
操作者は、被制御量を確実に選択することができる。
第4図を参照して、ステツプM11に引続き処理はステ
ツプM17に進み、前記パラメータkが0であるかどうか
(すなわち被制御量が音量であるかどうか)が判断さ
れ、0である場合にはステツプM22に進み、0でない場
合にはステツプM18に進む。
ステツプM18では、パラメータkが1であるかどうか
(すなわち被制御量がフェーダであるかどうか)が判断
され、1であればステツプM22に進み、1でなければス
テツプM19に進む。
ステツプM19では、パラメータkが2であるかどう
か、すなわち被制御量がバランスであるかどうかが判断
され、この判断が肯定とされるステツプM22に進み、否
定とされる場合にはステツプM20に進む。
ステツプM20においては、パラメータkが3であるか
どうかが判断される。すなわち被制御量が低音域の利得
であるかどうかが判断され、この判断が肯定とされると
きにはステツプM24に進み、否定とされる場合にはステ
ツプM21に進む。
ステツプM21では、パラメータkが4であるかどう
か、すなわち被制御量が高音域の利得であるかどうかが
判断される。パラメータkが4である場合にはステツプ
M24に進み、そうでなければステツプM26に進む。
パラメータkが0〜2である場合にはステツプM22に
進むことになる。この場合においては、制御部6では被
制御量レベルの変化量に対応するパラメータP5がメモリ
20の記憶領域205から読出され、このパラメータP5に基
づいて音量制御信号が作成される。この音量制御信号は
ステツプM23において、ライン12を介して電子音量制御
回路11に転送される。この後、処理はステツプM26に進
む。
パラメータkが0〜2の場合には、全てのスピーカF
R,FL,RR,RLに対応する音響信号の利得が、同様に、また
は個別的に制御されるけれども、このような制御は電子
音量制御回路11で行われるため、制御部6においては音
量制御信号が作成される。
パラメータkが3,4である場合においてはステツプM24
に進むことになる。ステツプM24においては、制御部6
ではパラメータP5に基づいて音質制御信号が作成され、
ステツプM25において、この作成された音質制御信号が
ライン10を介して電子音質制御回路9に転送される。こ
の後処理はステツプM26に進む。
パラメータkが3,4である場合にはそれぞれ、音響信
号のうち低音域、高音域に対応する周波数帯域における
音響信号の利得が選択的に変化されなければならない。
そのような音響信号の利得の制御は電子音質制御回路9
において行われ、したがつてこの場合には制御部6は音
質制御信号を作成することになる。
ステツプM26においては、たとえば再生装置2,3,4にお
ける記録媒体の案内動作の制御などの各種の制御処理が
行われる。次にステツプM27では、表示部17に表示制御
信号が与えられる。次にステツプM28では、タイマ18が
初期化され、この後ステツプM1に戻る。
このような制御部6における処理によつて、操作部14
における複数の操作スイツチS1〜Snを第2図に示される
ように指で「なぞる」ようにして操作することにより、
被制御量レベルを連続的にかつ操作する速度に対応する
速さで変化させることができるようになる。したがつ
て、被制御量レベルの変化量が急激に大きくなることは
ないため、聴取者に違和感を与えることがない。また、
被制御量の変化の速さは操作者の操作速度に対応するた
め、被制御量レベルを高速に変化させることも可能であ
る。
本発明の他の実施例では、第1図に示される構成にお
いて、タイマ19で計時される限時時間T2内に連続して操
作される2つの操作スイツチの間の操作スイツチの数が
制御部6で検出される。この検出された操作スイツチの
数に基づいて制御部6は、被制御量の変化量を演算し、
電子音質制御回路9または電子音量制御回路11に各制御
信号を与える。
すなわち、たとえば操作者は2本の指を変化させたい
被制御量の所望の変化量に応じて広げ、対応する2つの
操作スイツチを順次操作することによつて、被制御量を
変化させることができる。このとき、前記変化量は、操
作される操作スイツチではなく、操作された操作スイツ
チの間の操作スイツチの数、すなわち操作者の2本の指
の間隔によつて決定されるため、必ず所望の程度に設定
することができる。これによつて、たとえば音量を変化
させる場合などに、音量の変化が過度に大きくなつて、
聴取者に違和感を感じさせることが確実に防がれる。
前述の実施例においては、被制御量として音量、フエ
ーダ、バランス、低音域の利得高音域の利得を選ぶよう
にしたけれども、たとえば電子音質制御回路9において
制御される音響信号の複数の周波数帯域毎の利得などを
被制御量として選ぶようにしてもよい。
発明の効果 以上のように本発明によれば、被制御量を連続的にか
つ高速に変化させることができるようになる。このよう
な入力装置をたとえば音響装置に対して用いた場合にお
いて、たとえば被制御量として音量を選ぶ場合に、音量
が急激に変化したりすることはないため、聴取者に対し
て違和感を与えることはなく、またこの音量の変化を高
速に行うことができるため音響装置の操作性が格段に向
上されるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の基本的な構成を示すブロツ
ク図、第2図は操作スイツチS1〜Snの操作方法を説明す
るための平面図、第3図〜第5図は制御部6の動作を説
明するためのフローチヤートである。 1……音響装置、6……制御部、9……電子音質制御回
路、11……電子音量制御回路、14……操作パネル、17…
…表示部、18,19……タイマ、20……メモリ、21……切
換スイツチ、S1〜Sn……操作スイツチ、T2……限時時
間、P1〜P5……パラメータ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】順次配列された複数の操作スイツチと、 予め定められる限時時間を計時する計時手段と、 複数の操作スイツチにわたる操作において、上記限時時
    間内に連続的に順次操作された操作スイツチの数が記憶
    される記憶手段と、 該操作によつて制御される被制御量の単位変化量と、上
    記操作スイツチの数とで、該被制御量の変化量を演算す
    る演算手段とを含むことを特徴とする入力装置。
  2. 【請求項2】順次配列された複数の操作スイツチと、 予め定められる限時時間を計時する計時手段と、 上記限時時間内に上記複数の操作スイツチのうちの任意
    の2つの操作スイツチが連続的に操作されたとき、該2
    つの操作スイツチ間の範囲を検出する手段と、 該操作によつて制御される被制御量の単位変化量と、上
    記2つの操作スイツチ間の範囲とで、該被制御量の変化
    量を演算する演算手段とを含むことを特徴とする入力装
    置。
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