JP2597103B2 - 円筒ころ軸受 - Google Patents
円筒ころ軸受Info
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- JP2597103B2 JP2597103B2 JP62216095A JP21609587A JP2597103B2 JP 2597103 B2 JP2597103 B2 JP 2597103B2 JP 62216095 A JP62216095 A JP 62216095A JP 21609587 A JP21609587 A JP 21609587A JP 2597103 B2 JP2597103 B2 JP 2597103B2
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- Japan
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- raceway
- collar
- ring
- rollers
- cylindrical
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/58—Raceways; Race rings
- F16C33/60—Raceways; Race rings divided or split, e.g. comprising two juxtaposed rings
- F16C33/605—Raceways; Race rings divided or split, e.g. comprising two juxtaposed rings with a separate retaining member, e.g. flange, shoulder, guide ring, secured to a race ring, adjacent to the race surface, so as to abut the end of the rolling elements, e.g. rollers, or the cage
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2206/00—Materials with ceramics, cermets, hard carbon or similar non-metallic hard materials as main constituents
- F16C2206/40—Ceramics, e.g. carbides, nitrides, oxides, borides of a metal
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、円筒ころ軸受、とくに高速回転に適した
円筒ころ軸受に関する。
円筒ころ軸受に関する。
従来の技術とその問題点 円筒ころ軸受の内輪または外輪の両端部には、ころを
案内するすばが設けられる。このつばは内輪または外輪
に一体に形成され、ころと同一の材料であるため、とく
に高速回転時や潤滑油不足時にころとつばのすべり摩擦
による発熱が大きく、この部分に焼付きが生じやすかっ
た。円筒ころ軸受のつばは、ころと保持器を案内するこ
ともあるが、この場合にも、保持器とつばの間にも同様
に焼付きの問題が生じる。
案内するすばが設けられる。このつばは内輪または外輪
に一体に形成され、ころと同一の材料であるため、とく
に高速回転時や潤滑油不足時にころとつばのすべり摩擦
による発熱が大きく、この部分に焼付きが生じやすかっ
た。円筒ころ軸受のつばは、ころと保持器を案内するこ
ともあるが、この場合にも、保持器とつばの間にも同様
に焼付きの問題が生じる。
この発明の目的は、上記の問題を解決し、耐焼付き性
および耐久性が高く、適用範囲が広く、しかも製造が簡
単な円筒ころ軸受を提供することにある。
および耐久性が高く、適用範囲が広く、しかも製造が簡
単な円筒ころ軸受を提供することにある。
問題点を解決するための手段 この発明による円筒ころ軸受は、一方の軌道輪が、幅
方向中央部の軌道部と、上記軌道部とは別に作られ上記
軌道部を挟むように上記軌道部の両端面に設けられてこ
ろまたはころと保持器を案内するセラミックス製のつば
輪とからなり、上記軌道部と上記つば輪との合わせ面が
軸線と直交する面であり、上記軌道部、他方の軌道輪お
よび上記ころが上記つば輪と異なる材料よりなることを
特徴とするものである。
方向中央部の軌道部と、上記軌道部とは別に作られ上記
軌道部を挟むように上記軌道部の両端面に設けられてこ
ろまたはころと保持器を案内するセラミックス製のつば
輪とからなり、上記軌道部と上記つば輪との合わせ面が
軸線と直交する面であり、上記軌道部、他方の軌道輪お
よび上記ころが上記つば輪と異なる材料よりなることを
特徴とするものである。
作用 一方の軌道輪の軌道部の両端面に、ころまたはころと
保持器を案内するセラミックス製のつば輪が設けられて
いるので、ころまたはころおよび保持器とつば輪とのす
べり摩擦を低減して発熱を軽減することができ、したが
って、耐熱付き性が向上し、高速回転が可能になる。ま
た、つば輪が設けられた一方の軌道輪の軌道部、他方の
軌道輪およびころが、つば輪と異なる材料よりなるの
で、これら軌道部、他方の軌道輪およびころを使用目的
に応じた任意の材料で作ることができ、軸受の適用範囲
が広くなる。さらに、つば輪が軌道部を挟むように軌道
部の両端面に設けられ、軌道部とつば輪との合わせ面が
軸線と直交する面であるから、軌道部とつば輪とを径方
向にはめ合わせる必要がない。したがって、つば輪に径
方向の高い精度が要求されず、つば輪の加工および組付
けが容易であり、軸受の製造がきわめて簡単である。セ
ラミックス製のつば輪とこれと異なる材料たとえば金属
などよりなる軌道部とを径方向にはめ合わせたとする
と、使用時の温度上昇により、つば輪と軌道部との間に
材料を違いに基づく熱膨張の差が生じ、これにより両者
の間の径方向の隙間あるいは締めしろが変化し、脆性材
料であるセラミックス製のつば輪に割れが生じやすいと
いう問題がある。ところが、この発明の場合は、軌道部
とつば輪とは径方向にはめ合わされていないので、セラ
ミックス製のつば輪に上記のような熱膨張の差に起因す
る割れが生じるおそれがない。
保持器を案内するセラミックス製のつば輪が設けられて
いるので、ころまたはころおよび保持器とつば輪とのす
べり摩擦を低減して発熱を軽減することができ、したが
って、耐熱付き性が向上し、高速回転が可能になる。ま
た、つば輪が設けられた一方の軌道輪の軌道部、他方の
軌道輪およびころが、つば輪と異なる材料よりなるの
で、これら軌道部、他方の軌道輪およびころを使用目的
に応じた任意の材料で作ることができ、軸受の適用範囲
が広くなる。さらに、つば輪が軌道部を挟むように軌道
部の両端面に設けられ、軌道部とつば輪との合わせ面が
軸線と直交する面であるから、軌道部とつば輪とを径方
向にはめ合わせる必要がない。したがって、つば輪に径
方向の高い精度が要求されず、つば輪の加工および組付
けが容易であり、軸受の製造がきわめて簡単である。セ
ラミックス製のつば輪とこれと異なる材料たとえば金属
などよりなる軌道部とを径方向にはめ合わせたとする
と、使用時の温度上昇により、つば輪と軌道部との間に
材料を違いに基づく熱膨張の差が生じ、これにより両者
の間の径方向の隙間あるいは締めしろが変化し、脆性材
料であるセラミックス製のつば輪に割れが生じやすいと
いう問題がある。ところが、この発明の場合は、軌道部
とつば輪とは径方向にはめ合わされていないので、セラ
ミックス製のつば輪に上記のような熱膨張の差に起因す
る割れが生じるおそれがない。
実 施 例 以下、図面を参照して、この発明の実施例について説
明する。
明する。
第1図は第1実施例を示す。
第1実施例の円筒ころ軸受は、内輪(10)、外輪(1
9)、円筒ころ(14)および保持器(15)より構成され
ている。外輪(19)は、幅方向中央部の軌道部(11)
と、軌道部(11)を挟むように軌道部(11)の両端面に
設けられたつば輪(12)(13)とからなる。つば輪(1
2)(13)は、軌道部(11)とは別に作られ、軌道輪(1
1)の両端面に適宣な手段により固定されている。ま
た、つば輪(12)(13)はセラミックス製であり、これ
以外は通常の円筒ころ軸受と同様の材料よりなる。たと
えば、内輪(10)、軌道部(11)およびころ(14)は、
SUJ2(JIS高炭素クロム軸受鋼)製である。
9)、円筒ころ(14)および保持器(15)より構成され
ている。外輪(19)は、幅方向中央部の軌道部(11)
と、軌道部(11)を挟むように軌道部(11)の両端面に
設けられたつば輪(12)(13)とからなる。つば輪(1
2)(13)は、軌道部(11)とは別に作られ、軌道輪(1
1)の両端面に適宣な手段により固定されている。ま
た、つば輪(12)(13)はセラミックス製であり、これ
以外は通常の円筒ころ軸受と同様の材料よりなる。たと
えば、内輪(10)、軌道部(11)およびころ(14)は、
SUJ2(JIS高炭素クロム軸受鋼)製である。
内輪(10)にはつばは形成されておらず、その外周面
の両端部を除く部分が円筒状の軌道面(10a)となって
いる。外輪軌道部(11)の内周面は円筒状の軌道面(11
a)となっており、内輪(10)の軌道面(10a)と外輪軌
道部(11)の軌道面(11a)の間に複数のころ(14)が
配置されている。
の両端部を除く部分が円筒状の軌道面(10a)となって
いる。外輪軌道部(11)の内周面は円筒状の軌道面(11
a)となっており、内輪(10)の軌道面(10a)と外輪軌
道部(11)の軌道面(11a)の間に複数のころ(14)が
配置されている。
外輪軌道部(11)とつば輪(12)(13)との合わせ面
は軸線と直交する面であり、たとえば、軌道部(11)と
つば輪(12)(13)が図示しない軸受ハウジングに挟み
止められている。各つば輪(12)(13)の軌道部(11)
側の端面にころ(14)の両端面(14a)(14b)を案内す
るころ案内面(12a)(13a)がそれぞれ形成され、各つ
ば輪(12)(13)の内周面は円筒面(12b)(13b)とな
っている。外輪軌道部(11)の軌道面(11a)の両端寄
りの部分に、複数の放射方向の排油穴(16)(17)が形
成されている。
は軸線と直交する面であり、たとえば、軌道部(11)と
つば輪(12)(13)が図示しない軸受ハウジングに挟み
止められている。各つば輪(12)(13)の軌道部(11)
側の端面にころ(14)の両端面(14a)(14b)を案内す
るころ案内面(12a)(13a)がそれぞれ形成され、各つ
ば輪(12)(13)の内周面は円筒面(12b)(13b)とな
っている。外輪軌道部(11)の軌道面(11a)の両端寄
りの部分に、複数の放射方向の排油穴(16)(17)が形
成されている。
保持器(15)は円筒状をなし、これにころ(14)を保
持する複数のポケット(18)が円周方向に等間隔をあけ
て形成されている。そして、保持器(15)の両端部外周
面がつば輪(12)(13)の円筒面(12b)(13b)に対し
て適当な隙間をもって案内されるようになっている。
持する複数のポケット(18)が円周方向に等間隔をあけ
て形成されている。そして、保持器(15)の両端部外周
面がつば輪(12)(13)の円筒面(12b)(13b)に対し
て適当な隙間をもって案内されるようになっている。
上記の円筒ころ軸受では、内輪(10)と外輪(19)の
間から軸受内部に供給された潤滑油は、軸受回転中、そ
の遠心作用でつば輪(12)(13)のころ案内面(12a)
(13a)に向って効率良く供給され、案内面(12a)(13
a)に十分な潤滑油膜を形成することができる。また、
外輪軌道部(11)の軌道面(11a)の部分に集まる潤滑
油は、排油穴(16)(17)を通って軸受外へ排出される
ので、軸受回転による潤滑油撹拌抵抗が小さくなり、軸
受の温度上昇を低下させることができるとともに、動力
損失を低減することができる。このとこは、ジェット潤
滑など油を多量に供給する潤滑法に対してとくに有効で
ある。一方、保持器(15)を案内するつば輪(12)(1
3)の円筒面(12b)(13b)が、軸受回転時に潤滑油が
通過しやすい外輪(19)側に位置しているので、互いに
すべり接触する保持器(15)の外周面と外輪(19)側の
円筒面(12b)(13b)の間に十分な潤滑油膜が形成され
る。また、ころ(14)の両端面(14a)(14b)および保
持器(15)の外周面を案内するつば輪(12)(13)がセ
ラミックス製であるから、潤滑油不足時でも、これらの
間のすべり摩擦が低減して発熱が軽減され、これによ
り、耐焼付き性が向上し、高速回転が可能になる。この
ことは、オイル/エア潤滑、オイルミスト潤滑など極少
量油による境界潤滑条件時にとくに有効である。
間から軸受内部に供給された潤滑油は、軸受回転中、そ
の遠心作用でつば輪(12)(13)のころ案内面(12a)
(13a)に向って効率良く供給され、案内面(12a)(13
a)に十分な潤滑油膜を形成することができる。また、
外輪軌道部(11)の軌道面(11a)の部分に集まる潤滑
油は、排油穴(16)(17)を通って軸受外へ排出される
ので、軸受回転による潤滑油撹拌抵抗が小さくなり、軸
受の温度上昇を低下させることができるとともに、動力
損失を低減することができる。このとこは、ジェット潤
滑など油を多量に供給する潤滑法に対してとくに有効で
ある。一方、保持器(15)を案内するつば輪(12)(1
3)の円筒面(12b)(13b)が、軸受回転時に潤滑油が
通過しやすい外輪(19)側に位置しているので、互いに
すべり接触する保持器(15)の外周面と外輪(19)側の
円筒面(12b)(13b)の間に十分な潤滑油膜が形成され
る。また、ころ(14)の両端面(14a)(14b)および保
持器(15)の外周面を案内するつば輪(12)(13)がセ
ラミックス製であるから、潤滑油不足時でも、これらの
間のすべり摩擦が低減して発熱が軽減され、これによ
り、耐焼付き性が向上し、高速回転が可能になる。この
ことは、オイル/エア潤滑、オイルミスト潤滑など極少
量油による境界潤滑条件時にとくに有効である。
内輪(10)、外輪軌道部(11)およびこれらとすべり
接触するころ(14)は、ころがり面の剥離寿命などの点
より簡単には材料の変更ができず、通常の軸受材料たと
えばSUJ2などが使用される。ところが、上記実施例で
は、ころ(14)とすべり接触するつば輪(12)(13)を
外輪軌道部(11)と別に作って異種材料のセラミックス
製にすることにより、ころ(14)および保持器(15)と
つば輪(12)(13)とのすべり摩擦を低減して発熱を軽
減することができ、したがって、耐焼付き性が向上し、
高速回転が可能になる。
接触するころ(14)は、ころがり面の剥離寿命などの点
より簡単には材料の変更ができず、通常の軸受材料たと
えばSUJ2などが使用される。ところが、上記実施例で
は、ころ(14)とすべり接触するつば輪(12)(13)を
外輪軌道部(11)と別に作って異種材料のセラミックス
製にすることにより、ころ(14)および保持器(15)と
つば輪(12)(13)とのすべり摩擦を低減して発熱を軽
減することができ、したがって、耐焼付き性が向上し、
高速回転が可能になる。
第2図は第2実施例を示す。
第2実施例の円筒ころ軸受は、内輪(21)、外輪(2
8)、円筒ころ(29)および保持器(30)より構成され
ている。内輪(20)は、軸方向中央部の軌道部(25)
と、軌道部(25)を挟むように軌道部(25)の両端面に
設けられたつば輪(26)(27)とからなる。つば輪(2
6)(27)は、軌道部(25)とは別に作られ、軌道輪(2
5)の両端面に適宣な手段により固定されている。ま
た、つば輪(26)(27)はセラミックス製であり、これ
以外は通常の円筒ころ軸受と同様の材料よりなる。
8)、円筒ころ(29)および保持器(30)より構成され
ている。内輪(20)は、軸方向中央部の軌道部(25)
と、軌道部(25)を挟むように軌道部(25)の両端面に
設けられたつば輪(26)(27)とからなる。つば輪(2
6)(27)は、軌道部(25)とは別に作られ、軌道輪(2
5)の両端面に適宣な手段により固定されている。ま
た、つば輪(26)(27)はセラミックス製であり、これ
以外は通常の円筒ころ軸受と同様の材料よりなる。
外輪(28)にはつばは形成されておらず、その内周面
の両端部を除く部分が円筒状の軌道面(28a)となって
いる。内輪軌道部(25)の外周面は円筒状の軌道面(25
a)となっており、内輪軌道部(25)の軌道面(25a)と
外輪(28)の軌道面(28a)の間に複数のころ(29)が
配置されている。
の両端部を除く部分が円筒状の軌道面(28a)となって
いる。内輪軌道部(25)の外周面は円筒状の軌道面(25
a)となっており、内輪軌道部(25)の軌道面(25a)と
外輪(28)の軌道面(28a)の間に複数のころ(29)が
配置されている。
内輪軌道部(25)とつば輪(26)(27)との合わせ面
は、軸線と直交する面である。各つば輪(26)(27)の
軌道面(25a)側の端面にころ(29)の両端面(29a)
(29b)を案内するころ案内面(26a)(27a)がそれぞ
れ形成され、各つば輪(26)(27)の外周面は円筒面
(26b)(27b)となっている。
は、軸線と直交する面である。各つば輪(26)(27)の
軌道面(25a)側の端面にころ(29)の両端面(29a)
(29b)を案内するころ案内面(26a)(27a)がそれぞ
れ形成され、各つば輪(26)(27)の外周面は円筒面
(26b)(27b)となっている。
保持器(30)は円筒状をなし、これにはころ(29)を
保持する複数のポケット(31)が円周方向に等間隔をあ
けて形成されている。そして、保持器(30)の両端部内
周面がつば輪(26)(27)の円筒面(26b)(27b)によ
り案内されるようになっている。
保持する複数のポケット(31)が円周方向に等間隔をあ
けて形成されている。そして、保持器(30)の両端部内
周面がつば輪(26)(27)の円筒面(26b)(27b)によ
り案内されるようになっている。
第2実施例の円筒ころ軸受は、内輪(25)につば輪
(26)(27)が設けられているので、グリース潤滑を行
なうのが望ましい。
(26)(27)が設けられているので、グリース潤滑を行
なうのが望ましい。
発明の効果 この発明の円筒ころ軸受によれば、上述のように、こ
ろまたはころおよび保持器とつばとのすべり摩擦を低減
して発熱を軽減することができ、したがって、耐焼付き
性が向上し、高速回転が可能になる。また、つば輪が設
けられた一方の軌道輪の軌道部、他方の軌道輪およびこ
ろを使用目的に応じた任意の材料で作ることができ、軸
受の適用範囲が広くなる。さらに、製造がきわめて簡単
であり、セラミックス製のつば輪にこれと異なる材料よ
りなる軌道輪の軌道部との熱膨張の差に起因する割れが
生じるおそれがない。
ろまたはころおよび保持器とつばとのすべり摩擦を低減
して発熱を軽減することができ、したがって、耐焼付き
性が向上し、高速回転が可能になる。また、つば輪が設
けられた一方の軌道輪の軌道部、他方の軌道輪およびこ
ろを使用目的に応じた任意の材料で作ることができ、軸
受の適用範囲が広くなる。さらに、製造がきわめて簡単
であり、セラミックス製のつば輪にこれと異なる材料よ
りなる軌道輪の軌道部との熱膨張の差に起因する割れが
生じるおそれがない。
第1図は第1実施例を示す円筒ころ軸受の主要部縦断面
図、第2図は第2実施例を示す第1図相当の図面であ
る。 (10)(20)……内輪、(11)……外輪軌道部、(12)
(13)(26)(27)……つば輪、(14)(29)……円筒
ころ、(15)(30)……保持器、(19)(28)……外
輪、(25)……内輪軌道部。
図、第2図は第2実施例を示す第1図相当の図面であ
る。 (10)(20)……内輪、(11)……外輪軌道部、(12)
(13)(26)(27)……つば輪、(14)(29)……円筒
ころ、(15)(30)……保持器、(19)(28)……外
輪、(25)……内輪軌道部。
Claims (1)
- 【請求項1】一方の軌道輪が、幅方向中央部の軌道部
と、上記軌道部とは別に作られ上記軌道部を挟むように
上記軌道部の両端面に設けられてころまたはころと保持
器を案内するセラミックス製のつば輪とからなり、上記
軌道部と上記つば輪との合わせ面が軸線と直交する面で
あり、上記軌道部、他方の軌道輪および上記ころが上記
つば輪と異なる材料よりなることを特徴とする円筒ころ
軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62216095A JP2597103B2 (ja) | 1987-08-28 | 1987-08-28 | 円筒ころ軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62216095A JP2597103B2 (ja) | 1987-08-28 | 1987-08-28 | 円筒ころ軸受 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6458814A JPS6458814A (en) | 1989-03-06 |
JP2597103B2 true JP2597103B2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=16683170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62216095A Expired - Fee Related JP2597103B2 (ja) | 1987-08-28 | 1987-08-28 | 円筒ころ軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2597103B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5165804A (en) * | 1991-09-03 | 1992-11-24 | General Electric Company | Rolling element bearing having wear resistant race land regions |
JP2002181050A (ja) | 2000-03-16 | 2002-06-26 | Nsk Ltd | 転がり摺動部材とその製造方法及び転がり摺動ユニット |
JP2003139112A (ja) * | 2001-11-05 | 2003-05-14 | Nifco Inc | 二部材の結合用ファスナ |
JP4526084B2 (ja) * | 2005-09-20 | 2010-08-18 | 株式会社ジェイテクト | 円筒ころ軸受 |
JP4653040B2 (ja) * | 2006-08-24 | 2011-03-16 | オークマ株式会社 | 軸受、及び軸受装置 |
JP4852570B2 (ja) * | 2008-06-05 | 2012-01-11 | 株式会社ニフコ | クリップ |
JP5638339B2 (ja) * | 2010-10-20 | 2014-12-10 | Ntn株式会社 | 転がり軸受装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51149433A (en) * | 1975-06-18 | 1976-12-22 | Minoru Saito | Water mill |
JPS60208626A (ja) * | 1984-03-30 | 1985-10-21 | Koyo Seiko Co Ltd | 腐食環境下で使用する回転部材支持装置 |
JPH0758098B2 (ja) * | 1984-10-09 | 1995-06-21 | 光洋精工株式会社 | 高温,腐食等特殊環境で使用する軸受 |
JPS6256620A (ja) * | 1985-09-05 | 1987-03-12 | Nippon Seiko Kk | 転がり軸受 |
-
1987
- 1987-08-28 JP JP62216095A patent/JP2597103B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6458814A (en) | 1989-03-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
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R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |