JP2592372Y2 - 磁気記録再生装置のヘッド送り機構 - Google Patents
磁気記録再生装置のヘッド送り機構Info
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- JP2592372Y2 JP2592372Y2 JP1993068890U JP6889093U JP2592372Y2 JP 2592372 Y2 JP2592372 Y2 JP 2592372Y2 JP 1993068890 U JP1993068890 U JP 1993068890U JP 6889093 U JP6889093 U JP 6889093U JP 2592372 Y2 JP2592372 Y2 JP 2592372Y2
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- carriage
- side carriage
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- Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は磁気ディスクを記録媒体
とする磁気記録再生装置に関し、特に、磁気記録再生装
置のヘッド送り機構に関する。
とする磁気記録再生装置に関し、特に、磁気記録再生装
置のヘッド送り機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】周知のように、所謂”３．５インチ”フ
ロッピーディスクを記録媒体とする磁気記録再生装置に
おいては、図５及び図６に示すようなヘッド送り機構が
用いられている。符号”１Ａ”は磁気ディスクホルダ２
Ａのスロット２ａと平行な方向に延長される装置フレー
ム３Ａのガイドロッド４Ａに沿い案内される”０”サイ
ドキャリッジであり、この”０”サイドキャリッジ１Ａ
は薄い金属板を浅皿状にプレス加工することにより剛性
部材として成形される。
ロッピーディスクを記録媒体とする磁気記録再生装置に
おいては、図５及び図６に示すようなヘッド送り機構が
用いられている。符号”１Ａ”は磁気ディスクホルダ２
Ａのスロット２ａと平行な方向に延長される装置フレー
ム３Ａのガイドロッド４Ａに沿い案内される”０”サイ
ドキャリッジであり、この”０”サイドキャリッジ１Ａ
は薄い金属板を浅皿状にプレス加工することにより剛性
部材として成形される。
【０００３】そして、前記”０”サイドキャリッジ１Ａ
の基部１ａにはスペーサ５を介して可撓性のある板ばね
６が取付ブラケット７Ａ及び固定ねじ８Ａにより片持ち
的に固定され、同板ばね６の自由端部６ａには、これも
薄い金属板から剛性部材としてプレス加工する”１”サ
イドキャリッジ９Ａの基部９ａが取付ねじ１０により支
持され、この”１”サイドキャリッジ９Ａの中間部から
突起させた従動耳９ｂが前記磁気ディスクホルダ２Ａの
スロット２ａの開口縁２ｂに当接される。また、前記取
付ブラケット７Ａの取付耳７ａには支持ロッド１１が固
定され、この支持ロッド１１には前記”１”サイドキャ
リッジ９Ａの従動耳９ｂを磁気ディスクホルダ２Ａの開
口縁２ｂに圧接する付勢ばね１２Ａが取付けられる。
の基部１ａにはスペーサ５を介して可撓性のある板ばね
６が取付ブラケット７Ａ及び固定ねじ８Ａにより片持ち
的に固定され、同板ばね６の自由端部６ａには、これも
薄い金属板から剛性部材としてプレス加工する”１”サ
イドキャリッジ９Ａの基部９ａが取付ねじ１０により支
持され、この”１”サイドキャリッジ９Ａの中間部から
突起させた従動耳９ｂが前記磁気ディスクホルダ２Ａの
スロット２ａの開口縁２ｂに当接される。また、前記取
付ブラケット７Ａの取付耳７ａには支持ロッド１１が固
定され、この支持ロッド１１には前記”１”サイドキャ
リッジ９Ａの従動耳９ｂを磁気ディスクホルダ２Ａの開
口縁２ｂに圧接する付勢ばね１２Ａが取付けられる。
【０００４】前記”０”サイドキャリッジ１Ａ及び”
１”サイドキャリッジ９Ａの先端部寄りの表面には、柔
軟な薄い金属板から作られるジンバル１３Ａ，１４Ａを
介して”０”サイド磁気ヘッド１５Ａ及び”１”サイド
磁気ヘッド１６Ａがそれぞれ固定され、これらの”０”
サイド磁気ヘッド１５Ａ及び”１”サイド磁気ヘッド１
６Ａにより図示を省略する磁気ディスクの表面に情報が
記録・再生される。
１”サイドキャリッジ９Ａの先端部寄りの表面には、柔
軟な薄い金属板から作られるジンバル１３Ａ，１４Ａを
介して”０”サイド磁気ヘッド１５Ａ及び”１”サイド
磁気ヘッド１６Ａがそれぞれ固定され、これらの”０”
サイド磁気ヘッド１５Ａ及び”１”サイド磁気ヘッド１
６Ａにより図示を省略する磁気ディスクの表面に情報が
記録・再生される。
【０００５】さらに、前記”０”サイドキャリッジ１Ａ
に隣合った装置フレーム３Ａの表面には送りモータ１７
Ａが設置され、前記ガイドロッド４Ａと平行な方向に伸
びる同送りモータ１７Ａの送りねじ１８Ａには、押え板
１９及びねじ２０を用いて前記”０”サイドキャリッジ
１Ａの延長部１ｂに固定されるパラレルピン２１が係合
され、前記送りねじ１８Ａの回転運動により前記”０”
サイドキャリッジ１Ａ及び”１”サイドキャリッジ９Ａ
が磁気ディスクの半径方向に送られる。
に隣合った装置フレーム３Ａの表面には送りモータ１７
Ａが設置され、前記ガイドロッド４Ａと平行な方向に伸
びる同送りモータ１７Ａの送りねじ１８Ａには、押え板
１９及びねじ２０を用いて前記”０”サイドキャリッジ
１Ａの延長部１ｂに固定されるパラレルピン２１が係合
され、前記送りねじ１８Ａの回転運動により前記”０”
サイドキャリッジ１Ａ及び”１”サイドキャリッジ９Ａ
が磁気ディスクの半径方向に送られる。
【０００６】
【考案が解決しようとする課題】したがって、従来の磁
気記録再生装置におけるヘッド送り機構のキャリッジ部
は、”０”サイド磁気ヘッド１５Ａ及び”１”サイド磁
気ヘッド１６Ａを支持するため、ジンバル１３Ａ，１４
Ａの他に、それぞれ別部品で構成された”０”サイドキ
ャリッジ１Ａ、”１”サイドキャリッジ９Ａ、スペーサ
５、板ばね６、取付ブラケット７Ａ、固定ねじ８Ａ、取
付ねじ１０から構成されることになる。このため、従来
のヘッド送り機構は、部品点数が多く、これらの組立工
程が複雑になり、製造原価の削減には自ら限界があっ
た。本考案の目的は、以上に述べたような従来のヘッド
送り機構の問題に鑑み、部品点数が少なく、構造が簡単
で、組立工程を簡素化できる磁気記録再生装置のヘッド
送り機構を得るにある。
気記録再生装置におけるヘッド送り機構のキャリッジ部
は、”０”サイド磁気ヘッド１５Ａ及び”１”サイド磁
気ヘッド１６Ａを支持するため、ジンバル１３Ａ，１４
Ａの他に、それぞれ別部品で構成された”０”サイドキ
ャリッジ１Ａ、”１”サイドキャリッジ９Ａ、スペーサ
５、板ばね６、取付ブラケット７Ａ、固定ねじ８Ａ、取
付ねじ１０から構成されることになる。このため、従来
のヘッド送り機構は、部品点数が多く、これらの組立工
程が複雑になり、製造原価の削減には自ら限界があっ
た。本考案の目的は、以上に述べたような従来のヘッド
送り機構の問題に鑑み、部品点数が少なく、構造が簡単
で、組立工程を簡素化できる磁気記録再生装置のヘッド
送り機構を得るにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本考案は、先端部表面に”０”サイド磁気ヘッドを
搭載されかつ装置フレームに設けられる案内手段により
磁気ディスクを装填される磁気ディスクホルダのスロッ
トの長さ方向に送られる”０”サイドキャリッジと、前
記”０”サイド磁気ヘッドに対面した表面に”１”サイ
ド磁気ヘッドを搭載されかつ同”０”サイドキャリッジ
の基部に基部を可撓的に支持されると共に中間部に設け
た従動耳を前記スロットの開口縁に従動される”１”サ
イドキャリッジとを備える磁気記録再生装置のヘッド送
り機構において、連結片の対向辺に対して同連結片から
直角な方向に延長する”０”サイドキャリッジ及び”
１”サイドキャリッジを曲げ成形し、これらの”０”サ
イドキャリッジ及び”１”サイドキャリッジの周囲に面
剛性を保つ折曲縁をそれぞれ形成し、前記”０”サイド
キャリッジの基部寄りの側部に従動部となる延長部を一
体成形し、前記”１”サイドキャリッジの基部寄りの部
分に切開きにより可撓性を与えられた可撓部を成形する
と共に、前記”０”サイドキャリッジ及び前記”１”サ
イドキャリッジの先端部表面に前記”０”サイド磁気ヘ
ッド及び”１”サイド磁気ヘッドのためのジンバルを取
付けるジンバル取付部をそれぞれ成形した磁気記録再生
装置のヘッド送り機構を提案するものである。
め、本考案は、先端部表面に”０”サイド磁気ヘッドを
搭載されかつ装置フレームに設けられる案内手段により
磁気ディスクを装填される磁気ディスクホルダのスロッ
トの長さ方向に送られる”０”サイドキャリッジと、前
記”０”サイド磁気ヘッドに対面した表面に”１”サイ
ド磁気ヘッドを搭載されかつ同”０”サイドキャリッジ
の基部に基部を可撓的に支持されると共に中間部に設け
た従動耳を前記スロットの開口縁に従動される”１”サ
イドキャリッジとを備える磁気記録再生装置のヘッド送
り機構において、連結片の対向辺に対して同連結片から
直角な方向に延長する”０”サイドキャリッジ及び”
１”サイドキャリッジを曲げ成形し、これらの”０”サ
イドキャリッジ及び”１”サイドキャリッジの周囲に面
剛性を保つ折曲縁をそれぞれ形成し、前記”０”サイド
キャリッジの基部寄りの側部に従動部となる延長部を一
体成形し、前記”１”サイドキャリッジの基部寄りの部
分に切開きにより可撓性を与えられた可撓部を成形する
と共に、前記”０”サイドキャリッジ及び前記”１”サ
イドキャリッジの先端部表面に前記”０”サイド磁気ヘ
ッド及び”１”サイド磁気ヘッドのためのジンバルを取
付けるジンバル取付部をそれぞれ成形した磁気記録再生
装置のヘッド送り機構を提案するものである。
【０００８】
【実施例】以下、図１から図５について本考案の実施例
の詳細を説明する。図１及び図２は本考案による磁気記
録再生装置のヘッド送り機構を示し、このヘッド送り機
構のキャリッジ部は１枚の金属板を曲げ成形することに
より製作される。即ち、このキャリッジ部は、連結片２
２の下辺部に直角に曲げ成形される”０”サイドキャリ
ッジ１を備え、前記連結片２２に連続された基部１ａを
もつ同”０”サイドキャリッジ１は、磁気ディスクホル
ダ２のスロット２ａと平行な方向に延長される装置フレ
ーム３のガイドロッド４に沿い案内される。また、前
記”０”サイドキャリッジ１はその周辺部から直角に曲
げ成形される折曲縁１ｃにより全体の面剛性を保たれる
が、その基部１ａの一側には詳細を後述する延長部１ｂ
が成形され、また、先端部寄りの表面にはジンバル１３
を固定できる取付窓２４が形成してある。
の詳細を説明する。図１及び図２は本考案による磁気記
録再生装置のヘッド送り機構を示し、このヘッド送り機
構のキャリッジ部は１枚の金属板を曲げ成形することに
より製作される。即ち、このキャリッジ部は、連結片２
２の下辺部に直角に曲げ成形される”０”サイドキャリ
ッジ１を備え、前記連結片２２に連続された基部１ａを
もつ同”０”サイドキャリッジ１は、磁気ディスクホル
ダ２のスロット２ａと平行な方向に延長される装置フレ
ーム３のガイドロッド４に沿い案内される。また、前
記”０”サイドキャリッジ１はその周辺部から直角に曲
げ成形される折曲縁１ｃにより全体の面剛性を保たれる
が、その基部１ａの一側には詳細を後述する延長部１ｂ
が成形され、また、先端部寄りの表面にはジンバル１３
を固定できる取付窓２４が形成してある。
【０００９】そして、前記連結片２２の上辺部には、前
記”０”サイドキャリッジ１と略平行に延長される”
１”サイドキャリッジ９が一体的に曲げ成形されるけれ
ども、同”１”サイドキャリッジ９の基部９ａの両側に
は、前記”０”サイドキャリッジ１の基部１ａに向かっ
て折曲げられた一対の剛性維持片２３が成形してある。
図示は省略するけれども、これらの剛性維持片２３は前
記”０”サイドキャリッジ１の基部１ａの表面及び前記
連結片２２にハンダ付け等の手段で固定されるから、こ
れらの剛性維持片２３により”０”サイドキャリッジ１
の基部１ａ及び”１”サイドキャリッジ９の基部９ａの
間の剛性が保たれる。前記”１”サイドキャリッジ９の
基部９ａの表面には切開き２５が打抜き加工され、同切
開き２５の左右に、”１”サイドキャリッジ９に可撓性
を与える可撓部９ｄが形成される。また、”１”サイド
キャリッジ９全体の面剛性を保つため、”１”サイドキ
ャリッジ９の先端部寄りの側辺には折曲縁９ｅが直角に
折立てられるが、同”１”サイドキャリッジ９の中間部
には、水平方向に突起された一対の従動耳９ｂが曲げ加
工され、これらの従動耳９ｂは前記磁気ディスクホルダ
２のスロット２ａの開口縁２ｂに当接される。
記”０”サイドキャリッジ１と略平行に延長される”
１”サイドキャリッジ９が一体的に曲げ成形されるけれ
ども、同”１”サイドキャリッジ９の基部９ａの両側に
は、前記”０”サイドキャリッジ１の基部１ａに向かっ
て折曲げられた一対の剛性維持片２３が成形してある。
図示は省略するけれども、これらの剛性維持片２３は前
記”０”サイドキャリッジ１の基部１ａの表面及び前記
連結片２２にハンダ付け等の手段で固定されるから、こ
れらの剛性維持片２３により”０”サイドキャリッジ１
の基部１ａ及び”１”サイドキャリッジ９の基部９ａの
間の剛性が保たれる。前記”１”サイドキャリッジ９の
基部９ａの表面には切開き２５が打抜き加工され、同切
開き２５の左右に、”１”サイドキャリッジ９に可撓性
を与える可撓部９ｄが形成される。また、”１”サイド
キャリッジ９全体の面剛性を保つため、”１”サイドキ
ャリッジ９の先端部寄りの側辺には折曲縁９ｅが直角に
折立てられるが、同”１”サイドキャリッジ９の中間部
には、水平方向に突起された一対の従動耳９ｂが曲げ加
工され、これらの従動耳９ｂは前記磁気ディスクホルダ
２のスロット２ａの開口縁２ｂに当接される。
【００１０】前記”１”サイドキャリッジ９の先端部寄
りの表面には上方に向かって突起されたビード部９ｃが
成形され、このビード部９ｃにジンバル１４の周辺部が
固定される。つまり、前記”０”サイドキャリッジ１１
及び”１”サイドキャリッジ９９の先端部寄りの表面に
は、柔軟な薄い金属板から作られるジンバル１３，１４
を介して”０”サイド磁気ヘッド１５及び”１”サイド
磁気ヘッド１６がそれぞれ固定され、これらの”０”サ
イド磁気ヘッド１５及び”１”サイド磁気ヘッド１６に
より図示を省略する磁気ディスクの表面に情報が記録・
再生されることになる。
りの表面には上方に向かって突起されたビード部９ｃが
成形され、このビード部９ｃにジンバル１４の周辺部が
固定される。つまり、前記”０”サイドキャリッジ１１
及び”１”サイドキャリッジ９９の先端部寄りの表面に
は、柔軟な薄い金属板から作られるジンバル１３，１４
を介して”０”サイド磁気ヘッド１５及び”１”サイド
磁気ヘッド１６がそれぞれ固定され、これらの”０”サ
イド磁気ヘッド１５及び”１”サイド磁気ヘッド１６に
より図示を省略する磁気ディスクの表面に情報が記録・
再生されることになる。
【００１１】なお、従来と同様に、前記”０”サイドキ
ャリッジ１１に隣合った装置フレーム３の表面には送り
モータ１７が設置されかつ前記ガイドロッド４と平行な
方向に伸びる同送りモータ１７の送りねじ１８が設けら
れるけれども、前記”０”サイドキャリッジ１１の延長
部１ｂには、押え板１９及びねじ２０を用いてパラレル
ピン２１が固定され、前記送りねじ１８の回転運動によ
り前記”０”サイドキャリッジ１及び”１”サイドキャ
リッジ９が磁気ディスクの半径方向に送られることにな
る。
ャリッジ１１に隣合った装置フレーム３の表面には送り
モータ１７が設置されかつ前記ガイドロッド４と平行な
方向に伸びる同送りモータ１７の送りねじ１８が設けら
れるけれども、前記”０”サイドキャリッジ１１の延長
部１ｂには、押え板１９及びねじ２０を用いてパラレル
ピン２１が固定され、前記送りねじ１８の回転運動によ
り前記”０”サイドキャリッジ１及び”１”サイドキャ
リッジ９が磁気ディスクの半径方向に送られることにな
る。
【００１２】図３から図５は前述した”０”サイドキャ
リッジ１及び”１”サイドキャリッジ９の製造工程を示
し、図３は”０”サイドキャリッジ１及び”１”サイド
キャリッジ９を曲げ成形するキャリッジブランクＸの平
面図を示している。即ち、このキャリッジブランクＸは
１枚の金属板から打抜き加工されるもので、細長い長方
形に製作される連結片２２の両側には折曲げ線ａ，ｂを
介して”０”サイドキャリッジ１の基部１ａ及び”１”
サイドキャリッジ９の基部９ａが連続された状態にあ
る。
リッジ１及び”１”サイドキャリッジ９の製造工程を示
し、図３は”０”サイドキャリッジ１及び”１”サイド
キャリッジ９を曲げ成形するキャリッジブランクＸの平
面図を示している。即ち、このキャリッジブランクＸは
１枚の金属板から打抜き加工されるもので、細長い長方
形に製作される連結片２２の両側には折曲げ線ａ，ｂを
介して”０”サイドキャリッジ１の基部１ａ及び”１”
サイドキャリッジ９の基部９ａが連続された状態にあ
る。
【００１３】つまり、”０”サイドキャリッジ１の外周
縁には折曲縁１ｃが形成され、同”０”サイドキャリッ
ジ１の基部１ａの一側には延長部１ｂが連続された状態
にある。また、”１”サイドキャリッジ９の基部９ａの
両側には折曲げ線ｃ，ｄから直角に折立てることができ
る一対の剛性維持片２３が連続され、同”１”サイドキ
ャリッジ９の先端部寄りの外周には”１”サイドキャリ
ッジ９の面剛性を保つ折曲縁９ｅが連接されている。
縁には折曲縁１ｃが形成され、同”０”サイドキャリッ
ジ１の基部１ａの一側には延長部１ｂが連続された状態
にある。また、”１”サイドキャリッジ９の基部９ａの
両側には折曲げ線ｃ，ｄから直角に折立てることができ
る一対の剛性維持片２３が連続され、同”１”サイドキ
ャリッジ９の先端部寄りの外周には”１”サイドキャリ
ッジ９の面剛性を保つ折曲縁９ｅが連接されている。
【００１４】また、図４に示すように、前記キャリッジ
ブランクＸの表面には、後続する打抜き工程で、ジンバ
ル１３を固定できる取付窓２４が”０”サイドキャリッ
ジ１の表面に、可撓部９ｄを形成する切開き２５が”
１”サイドキャリッジ９の基部９ａの表面にそれぞれ形
成されることになる。
ブランクＸの表面には、後続する打抜き工程で、ジンバ
ル１３を固定できる取付窓２４が”０”サイドキャリッ
ジ１の表面に、可撓部９ｄを形成する切開き２５が”
１”サイドキャリッジ９の基部９ａの表面にそれぞれ形
成されることになる。
【００１５】さらに、キャリッジブランクＸの製造工程
においては、図５の紙面の下方に向かって、”０”サイ
ドキャリッジ１及び”１”サイドキャリッジ９の周辺部
に折曲縁１ｃ及び折曲縁９ｅがそれぞれ直角に曲げ加工
され、この折曲縁９ｅの両側に、”１”サイドキャリッ
ジ９の表面に対して平行な方向に一対の従動耳９ｂが曲
げ加工されると共に、図５の紙面の上方に向かって、剛
性維持片２３が直角に折立てられる。したがって、この
ように曲げ成形したキャリッジブランクＸは、折曲げ線
ａ，ｂに沿って、連結片２２に対して”０”サイドキャ
リッジ１及び”１”サイドキャリッジ９を直角に折り、
前記剛性維持片２３を”０”サイドキャリッジ１及び連
結片２２にハンダ等で固定することにより、キャリッジ
として完成される。
においては、図５の紙面の下方に向かって、”０”サイ
ドキャリッジ１及び”１”サイドキャリッジ９の周辺部
に折曲縁１ｃ及び折曲縁９ｅがそれぞれ直角に曲げ加工
され、この折曲縁９ｅの両側に、”１”サイドキャリッ
ジ９の表面に対して平行な方向に一対の従動耳９ｂが曲
げ加工されると共に、図５の紙面の上方に向かって、剛
性維持片２３が直角に折立てられる。したがって、この
ように曲げ成形したキャリッジブランクＸは、折曲げ線
ａ，ｂに沿って、連結片２２に対して”０”サイドキャ
リッジ１及び”１”サイドキャリッジ９を直角に折り、
前記剛性維持片２３を”０”サイドキャリッジ１及び連
結片２２にハンダ等で固定することにより、キャリッジ
として完成される。
【００１６】図示実施例によるヘッド送り機構は、以上
のような構造であるから、従来のスペーサ５、板ばね
６、取付ブラケット７Ａ、固定ねじ８Ａ、取付ねじ１０
を廃止できる。即ち、”０”サイドキャリッジ１の基部
１ａと”１”サイドキャリッジ９の基部９ａとの間は、
連結片２２及び剛性維持片２３により剛性を保たれ、
同”０”サイドキャリッジ１及び”１”サイドキャリッ
ジ９の面剛性は、折曲縁１ｃ及び折曲縁９ｅによりそれ
ぞれ維持される。そして、”１”サイドキャリッジ９の
基部寄りの部分には可撓性をもった可撓部９ｄが成形さ
れているため、”１”サイドキャリッジ９の従動耳９ｂ
を磁気ディスクホルダ２のスロット２ａの開口縁２ｂに
従動させることができる。
のような構造であるから、従来のスペーサ５、板ばね
６、取付ブラケット７Ａ、固定ねじ８Ａ、取付ねじ１０
を廃止できる。即ち、”０”サイドキャリッジ１の基部
１ａと”１”サイドキャリッジ９の基部９ａとの間は、
連結片２２及び剛性維持片２３により剛性を保たれ、
同”０”サイドキャリッジ１及び”１”サイドキャリッ
ジ９の面剛性は、折曲縁１ｃ及び折曲縁９ｅによりそれ
ぞれ維持される。そして、”１”サイドキャリッジ９の
基部寄りの部分には可撓性をもった可撓部９ｄが成形さ
れているため、”１”サイドキャリッジ９の従動耳９ｂ
を磁気ディスクホルダ２のスロット２ａの開口縁２ｂに
従動させることができる。
【００１７】なお、前記実施例においては、ジンバル１
４の取付けのため、”１”サイドキャリッジ９にビード
部９ｃを成形したものを例示したが、このビード部９ｃ
は取付窓２４と同様の取付窓であってもよい。
４の取付けのため、”１”サイドキャリッジ９にビード
部９ｃを成形したものを例示したが、このビード部９ｃ
は取付窓２４と同様の取付窓であってもよい。
【００１８】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によれば、従来のスペーサ、板ばね、取付ブラケット、
固定ねじ、取付ねじを廃止して、１枚のキャリッジブラ
ンクからヘッド送り機構のキャリッジ部を製作できるた
め、部品点数の削減と、組立工程の簡素化により、製造
原価の割安なヘッド送り機構を提供できる。
によれば、従来のスペーサ、板ばね、取付ブラケット、
固定ねじ、取付ねじを廃止して、１枚のキャリッジブラ
ンクからヘッド送り機構のキャリッジ部を製作できるた
め、部品点数の削減と、組立工程の簡素化により、製造
原価の割安なヘッド送り機構を提供できる。
【図１】本考案によるヘッド送り機構の斜視図である。
【図２】図１の２−２線に沿う断面図である。
【図３】同ヘッド送り機構に用いるキャリッジブランク
の平面図である。
の平面図である。
【図４】同キャリッジブランクの打抜き加工後の平面図
である。
である。
【図５】同キャリッジブランクの曲げ加工後の平面図で
ある。
ある。
【図６】従来のヘッド送り機構の斜視図である。
【図７】図６の７−７線に沿う断面図である。
１ ”０”サイドキャリッジ １ａ 基部 １ｂ 延長部 １ｃ 折曲縁 ９ ”１”サイドキャリッジ ９ａ 基部 ９ｂ 延長部 ９ｃ ビード部 ９ｄ 可撓部 ９ｅ 折曲縁 １３，１４ ジンバル １５ ”０”サイド磁気ヘッド １６ ”１”サイド磁気ヘッド ２２ 連結片 ２３ 剛性維持片 ２４ 取付窓 ２５ 切開き Ｘ キャリッジブランク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G11B 17/32 G11B 17/04 G11B 21/00
Claims (1)
- 【請求項１】 先端部表面に”０”サイド磁気ヘッドを
搭載されかつ装置フレームに設けられる案内手段により
磁気ディスクを装填される磁気ディスクホルダのスロッ
トの長さ方向に送られる”０”サイドキャリッジと、前
記”０”サイド磁気ヘッドに対面した表面に”１”サイ
ド磁気ヘッドを搭載されかつ同”０”サイドキャリッジ
の基部に基部を可撓的に支持されると共に中間部に設け
た従動耳を前記スロットの開口縁に従動される”１”サ
イドキャリッジとを備える磁気記録再生装置のヘッド送
り機構において、連結片の対向辺に対して同連結片から
直角な方向に延長する”０”サイドキャリッジ及び”
１”サイドキャリッジを曲げ成形し、これらの”０”サ
イドキャリッジ及び”１”サイドキャリッジの周囲に面
剛性を保つ折曲縁をそれぞれ形成し、前記”０”サイド
キャリッジの基部寄りの側部に従動部となる延長部を一
体成形し、前記”１”サイドキャリッジの基部寄りの部
分に切開きにより可撓性を与えられた可撓部を成形する
と共に、前記”０”サイドキャリッジ及び前記”１”サ
イドキャリッジの先端部表面に前記”０”サイド磁気ヘ
ッド及び”１”サイド磁気ヘッドのためのジンバルを取
付けるジンバル取付部をそれぞれ成形したことを特徴と
する磁気記録再生装置のヘッド送り機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993068890U JP2592372Y2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 磁気記録再生装置のヘッド送り機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP1993068890U JP2592372Y2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 磁気記録再生装置のヘッド送り機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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| JPH0732738U JPH0732738U (ja) | 1995-06-16 |
| JP2592372Y2 true JP2592372Y2 (ja) | 1999-03-17 |
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ID=13386707
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP1993068890U Expired - Fee Related JP2592372Y2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 磁気記録再生装置のヘッド送り機構 |
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1993
- 1993-11-30 JP JP1993068890U patent/JP2592372Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0732738U (ja) | 1995-06-16 |
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