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JP2587855Y2 - エバポレータのコネクタ固定装置 - Google Patents

エバポレータのコネクタ固定装置

Info

Publication number
JP2587855Y2
JP2587855Y2 JP1991076388U JP7638891U JP2587855Y2 JP 2587855 Y2 JP2587855 Y2 JP 2587855Y2 JP 1991076388 U JP1991076388 U JP 1991076388U JP 7638891 U JP7638891 U JP 7638891U JP 2587855 Y2 JP2587855 Y2 JP 2587855Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
connector
plate
evaporator
cord insertion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991076388U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0518912U (ja
Inventor
励 仲森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP1991076388U priority Critical patent/JP2587855Y2/ja
Publication of JPH0518912U publication Critical patent/JPH0518912U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2587855Y2 publication Critical patent/JP2587855Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車のエアコントロ
ール装置において、エバポレータケース内の温度を検出
するセンサのコネクタを固定するときなどに実施するこ
とができる、エバポレータのコネクタ固定装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のエアコントロール装置に用いら
れるエバポレータには、センサ(一般的にはサーミス
タ)が設けられており、エバポレータケース内の温度を
検出するようにしてある。図9はその一例を示すもので
あり、エバポレータケース1の吹出部2の近傍における
冷媒の温度を図示しないセンサで検出し、この検出信号
を、センサ側コネクタ3及びこのセンサ側コネクタ3に
結合する図示しないエバポレータ外部側コネクタ等を介
して図示しない制御部に出力し、制御部による制御によ
り、霜降りや氷結を防ぐようにしている。
【0003】この場合、センサ側コネクタ3は、たとえ
ば図10に示すように、エバポレータケース1に形成した
孔4に嵌合可能に爪5を設け、この爪5を前記孔4に嵌
合させることにより、あるいは図11に示すようにバンド
6での縛付け(バンドクランプ)により、または図12に
示すようにハーネスカバー7を貼着することによりエバ
ポレータケース1に固定されている。なお、インストル
メントパネルに用いられるワイヤーハーネスのコネクタ
の結合装置は実開平1-142345号公報に、また、計器側配
線コネクタにワイヤーハーネス側配線コネクタを接続す
る配線構造の一例は、実開昭61-18965号公報に開示され
ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、エバポレー
タのセンサ側コネクタ3は、その取付けが容易に行なわ
れ、しかも構成が簡易で低廉であることが望まれてい
る。しかしながら、図10に示すものでは、センサ側コネ
クタ3に爪5を設けており、その分だけコストが高くな
ってしまって上述した要望に応えられない上に、容易に
揺動して確実に固定できず、さらにこのように確実に固
定し得ないことにより、結線に熟練を要するという問題
があった。また、図11および図12に示すものでは、バン
ド6やハーネスカバー7を用意する必要があり、その
分、部品点数が増加し、かつ部品点数増加により組付工
数が増えてコストが高くなって上述した要望に応えられ
ない上に、確実に固定し得ない場合に異音を発生する虞
があった。
【0005】本考案は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、容易に取付けでき、かつ構成が簡易であるエバポレ
ータのコネクタ固定装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的と達
成するために、コードを接続する略矩形のコード挿入部
と、該コード挿入部に結合し、かつエバポレータ外部側
コネクタに連結される略矩形筒状の連結部と、からなる
コネクタを固定するエバポレータのコネクタ固定装置で
あって、エバポレータケースに、前記コネクタのコード
挿入部を挟み込むように所定距離を空けて配置した撓み
変形可能の一対の板状部を一体的に形成し、該一対の板
状部の頂部を前記コード挿入部の高さより高い位置に設
定し、該一対の板状部の頂部に相対向する側に突出し前
記コード挿入部を押えつける爪部を形成し、該一対の爪
部における前記エバポレータケースから離間する側の部
分に、相手側の爪部に近づくに従って前記板状部の基部
側に向けて傾斜する傾斜面を備え、 前記連結部は、前記
コード挿入部に比して大形で、コード挿入部との結合面
部における前記一対の板状部に沿う方向側の部分がコー
ド挿入部に対して突出してなり、 前記エバポレータケー
スに、前記一対の板状部に連接し前記コード挿入部の側
部を挟付ける挟付け部及び該挟付け部に屈曲形成されて
コード挿入部の端面部に対面する対面部からなる略L字
形の一対の壁部と、前記連結部の側部を挟み付ける一対
の壁部とを形成し、 連結部の側部を挟み付ける一対の壁
部のうち一方の壁部は、連結部の端面部に対面する部分
を有することを特徴とする。
【0007】
【作用】このような構成とすれば、一対の板状部をコネ
クタの一部で押圧すると、一対の板状部は外側に撓んで
コネクタの一部が一対の板状部間に容易に挿入され、コ
ネクタの一部が爪部を通過すると一対の板状部が元の状
態に復帰して爪部がコネクタの一部を上側から押えつけ
る。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1ないし図8に
基づいて説明する。図において、センサ側コネクタ3
は、図示しないエバポレータセンサ用のコード8を接続
する略矩形のコード挿入部9と、図示しないエバポレー
タ外部側コネクタに連結する略矩形筒状の連結部10とを
接合した構造になっており、コード挿入部9に比べ連結
部10が大形で、かつそれぞれの下面部には段差が形成さ
れている。
【0009】また、エバポレータケース1の吹出部2の
近傍には、後述する板状部11を有する略板状のコネク
タ固定部12が貼着により一体に固定されている。コネ
クタ固定部12には、センサ側コネクタ3の下面部の形
状に応じた段差が形成されていてセンサ側コネクタ3の
下面部を重ね合わせて載置し得るようになっている。コ
ネクタ固定部12の中央部分には、コード挿入部9の幅
寸法分だけ空けて一対の板状部11が突出して形成され
ている。一対の板状部11は、コード挿入部9の高さよ
り若干長い寸法になっておりその頂部には、相対向する
側に突出しコード挿入部9を押えつける爪部13が形成
されていてコード挿入部9を上側から押えるようにして
いる。この場合、一対の爪部13におけるエバボレータ
ケース1から離間する側(図1上側)の部分には、図1
に示すように、相手側の爪部13に近付くに従って板状
部11の基部側(図1下側)に向けて傾斜する傾斜面
(符号省略)が形成されている。また、図1に示すよう
に、連結部10のコード挿入部9との結合面部における
一対の板状部11に沿う方向側の部分(符号省略)は、
コード挿入部9に対して突出してたものになっている。
【0010】一対の板状部11に連接して略L字形の一
対の壁部14が、対向してコネクタ固定部12に形成さ
れており、コード挿入部9の側部を挟みつけてコード挿
入部9を支持するようにしている。図1に示すように、
略L字形の一対の壁部14は屈曲部(符号省略)を備え
ており、この屈曲部はコード挿入部の端面部に対面する
ものになっている。本実施例では、この屈曲部が対面部
を構成する。さらにコネクタ固定部12には一対の壁部
15が形成されており、連結部10の側部を挟み込んで
連結部10を支持し得るようになっている。また、一対
の壁部15のうち一方の壁部15(図1の右側の壁部1
5)は、図1に示すように略L字形をなし連結部10の
端面部(コード挿入部9と反対側の端面部)に対面する
部分(符号省略)を有している。
【0011】以上のように構成されたエバポレータのコ
ネクタ固定装置では、一対の板状部11を上側からセンサ
側コネクタ3のコード挿入部9で押圧すると、一対の板
状部11は外側に撓み、これによりコード挿入部9は一対
の板状部11間に容易に挿入され、コード挿入部9の上面
部が爪部13を通過した段階で一対の板状部11が立ち上が
った元の状態に復帰し、一対の爪部13がコード挿入部9
を押えつける。このように爪部13がコード挿入部9を抑
えつけることにより、センサ側コネクタ3は確実に固定
されることになる。この状態で同時に、壁部14,15が、
コード挿入部9及び連結部10を支持することとなり、上
述したように板状部11及び爪部13がコード挿入部9を固
定することと相まって、センサ側コネクタ3をさらに確
実に固定することとなる。
【0012】上述したように、センサ側コネクタ3を一
対の板状部11に対して押圧して一対の板状部11間に挿入
することによりセンサ側コネクタ3を固定できるので、
ワンタッチでのセンサ側コネクタ3の固定を行なえ、取
付け作業性が優れたものになる。
【0013】図11および図12に示すものに比してバンド
6やハーネスカバー7を省略して部品点数を削減してい
るので、装置全体として低廉化及び取付け作業性の向上
を図れる。また、図11や図12に示すものではバンド6や
ハーネスカバー7の締付け不良や貼着不良に伴って異音
を発生する虞があったが、本考案では上述したように確
実に固定できることにより異音を発生する虞がなくな
る。
【0014】センサ側コネクタ3を上述したように確実
に固定できることにより、エバポレータセンサが引っ張
られるような事態を招くようなことを防止でき、かつセ
ンサ側コネクタ3が他の部品に引っ掛かるようなことを
避けられる。また、センサ側コネクタ3を確実に固定で
きることにより、結線作業を容易に行なうことができる
ようになる。
【0015】なお、本実施例では、コネクタ固定部12ひ
いては板状部11をエバポレータケース1に貼着により一
体的に固定した場合を例にしたが、本考案はこれに限定
されるものではなく、例えば板状部11を、エバポレータ
ケース1に一体成形で得ることにより構成してもよい。
このように板状部11をエバポレータケース1に一体に形
成することにより装置全体の部品点数をさらに圧縮して
低廉化及び取付け作業性の向上を図ることができる。
【0016】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成した
エバポレータのコネクタ固定装置であるから、ここに取
付けるコネクタ(実施例ではセンサ側コネクタとした
が、他のコネクタでもよい)を固定装置に対して押圧す
ることにより、ワンタッチでこのコネクタの固定を行な
えることになる。この結果、取付作業性が優れたものに
なる。一対の板状部間に挿入することによりセンサ側コ
ネクタを固定するので、センサ側コネクタの固定を確実
なものにできる。また、センサ側コネクタの固定をバン
ドやハーネスカバー等の締結部材を別個に設けることな
く達成するので、部品点数を削減できて装置全体として
低廉化することができ、取付作業性の向上を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の要部を模式的に示した分解
斜視図である。
【図2】同実施例の斜視図である。
【図3】同実施例のセンサ側コネクタを示す斜視図であ
る。
【図4】同実施例のコネクタ固定部を示す正面図であ
る。
【図5】同実施例のコネクタ固定部を示す平面図であ
る。
【図6】同実施例のコネクタ固定部を示す側面図であ
る。
【図7】図4のG−G線矢視の断面図である。
【図8】図4のF−F線矢視の断面図である。
【図9】エバポレータのコネクタ固定装置の従来例を示
す斜視図である。
【図10】爪を設けたコネクタの固定装置を示す分解斜
視図である。
【図11】バンドを用いたコネクタの固定装置を示す斜
視図である。
【図12】コネクタの固定に用いられるバンドを示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 エバポレータケース 3 センサ側コネクタ 9 コード挿入部 11 板状部 13 爪部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コードを接続する略矩形のコード挿入部
    と、該コード挿入部に結合し、かつエバポレータ外部側
    コネクタに連結される略矩形筒状の連結部と、からなる
    コネクタを固定するエバポレータのコネクタ固定装置で
    あって、 エバポレータケースに、前記コネクタのコード挿入部を
    挟み込むように所定距離を空けて配置した撓み変形可能
    の一対の板状部を一体的に形成し、 該一対の板状部の頂部を前記コード挿入部の高さより高
    い位置に設定し、 該一対の板状部の頂部に相対向する側に突出し前記コー
    ド挿入部を押えつける爪部を形成し、 該一対の爪部における前記エバポレータケースから離間
    する側の部分に、相手側の爪部に近づくに従って前記板
    状部の基部側に向けて傾斜する傾斜面を備え、 前記連結部は、前記コード挿入部に比して大形で、コー
    ド挿入部との結合面部における前記一対の板状部に沿う
    方向側の部分がコード挿入部に対して突出してなり、 前記エバポレータケースに、前記一対の板状部に連接し
    前記コード挿入部の側部を挟付ける挟付け部及び該挟付
    け部に屈曲形成されてコード挿入部の端面部に対面する
    対面部からなる略L字形の一対の壁部と、前記連結部の
    側部を挟み付ける一対の壁部とを形成し、 連結部の側部を挟み付ける一対の壁部のうち一方の壁部
    は、連結部の端面部に対面する部分を有する ことを特徴
    とするエバポレータのコネクタ固定装置。
JP1991076388U 1991-08-28 1991-08-28 エバポレータのコネクタ固定装置 Expired - Lifetime JP2587855Y2 (ja)

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JPH0518912U JPH0518912U (ja) 1993-03-09
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JPS6426515U (ja) * 1987-08-10 1989-02-15
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