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JP2582533Y2 - 農産物収穫機 - Google Patents

農産物収穫機

Info

Publication number
JP2582533Y2
JP2582533Y2 JP1992018975U JP1897592U JP2582533Y2 JP 2582533 Y2 JP2582533 Y2 JP 2582533Y2 JP 1992018975 U JP1992018975 U JP 1992018975U JP 1897592 U JP1897592 U JP 1897592U JP 2582533 Y2 JP2582533 Y2 JP 2582533Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conveyor
digging
seat
excavating
harvester
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992018975U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0568219U (ja
Inventor
豊典 佐藤
明彦 垣見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOBASHI INDUSTRIES CO., LTD.
Original Assignee
KOBASHI INDUSTRIES CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KOBASHI INDUSTRIES CO., LTD. filed Critical KOBASHI INDUSTRIES CO., LTD.
Priority to JP1992018975U priority Critical patent/JP2582533Y2/ja
Publication of JPH0568219U publication Critical patent/JPH0568219U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2582533Y2 publication Critical patent/JP2582533Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Harvesting Machines For Root Crops (AREA)
  • Harvester Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として甘藷、馬鈴
薯、玉葱、ビート、里芋、こんにゃく芋、短根人参等の
根菜類を圃場で掘取り、堀取った根菜類を傷付きが少な
く、土落しが良好に行われるように搬送する農産物収穫
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、根菜類を収穫するようにした農産
物収穫機として、例えばポテトハーベスタ、ビートハー
ベスタ、ポテトディガー、乗用トラクタあるいは歩行型
トラクタに掘取り刃を装着したもの、前記掘取り刃の後
部にリンクロッドチェンコンベヤを装着したもの、前記
リンクロッドチェンコンベヤを振動させるようにしたも
の、等が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記ポテトハーベス
タ、ビートハーベスタ、ポテトディガー等は、輸入品と
同様に大型で、北海道のような大規模な圃場で使用する
のには適しているが、小規模な圃場で使用するのには適
しておらず、しかも専用機で汎用性に乏しいものであっ
た。また、乗用トラクタあるいは歩行型トラクタに掘取
り刃を装着したもの、前記掘取り刃の後部にリンクロッ
ドチェンコンベヤを装着したもの、前記リンクロッドチ
ェンコンベヤを振動させるようにしたもの、等は小規模
な圃場で使用することが出来るように開発されたもので
あるが、コンベアの傾斜角度が急であり、例えば甘藷を
収穫する場合において、いもに蔓やひげ等がつながって
いるときなどには、堀取られたいもがコンベアに沿わな
い状態で搬送され、コンベアから転がり落ちたり,滑り
落ちたりし、また、いもに付着している土の落下が良く
ない、といった問題点があった。本考案は、上記の問題
点を解決することを目的になされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本考案は、 A.圃場に植生している農産物を収穫する収穫機1に、
農産物を掘取り、搬送を行う掘取りコンベア装置7を設
けた自走式の農産物収穫機1において、 B.上記掘取りコンベア装置7のコンベア上方位置に、
左右一対のブラケット12及びリンクアーム12aを介
して、表面が弾性材で被覆され、コンベア上に載置され
て移動して来る収穫物と接してコンベアの移動方向と同
方向に回転し該収穫物を押圧する押えローラ25を、上
下方向への移動と左右方向への傾動を可能に支持したこ
とを特徴とする。
【0005】
【作用】上記の構成によって本考案の農産物収穫機は、 .掘取りコンベア装置7のコンベア上方位置に、左右
一対のブラケット12及びリンクアーム12aを介し
て、表面が弾性材で被覆され、コンベア上に載置されて
移動して来る収穫物と接してコンベアの移動方向と同方
向に回転し該収穫物を押圧する押えローラ25を、上下
方向への移動を可能に支持したことで、圃場から堀取ら
れてコンベア上に載置されて搬送されて来る農産物に対
し、押えローラ25が上下移動状態で押圧し、農産物を
傷付けることなく、コンベアからの転がり落ちや滑り落
ちを防止する。また、農産物を押えローラ25によりコ
ンベアに押し付けるので、農産物に付着している土の落
下が良好に行われる。 .また、上記押えローラ25を、左右傾動可能に支持
したので、圃場から掘取られてコンベア上に左右に片寄
って載置されて搬送されて来る農産物があっても、押え
ローラ25が上下移動と共に左右傾動して農産物を無理
なく押圧する。
【0006】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付の図面を参照
して具体的に説明する。図1ないし図3において、符号
1はいも類収穫機で、このいも類収穫機1は、機体2に
クローラ3を装備し、機体2の一側にエンジン部4を設
けてその上側に燃料タンク4aを配設している。エンジ
ン部4には、エンジンのほか、エンジンにより駆動され
る発電機、油圧ポンプなど(図示せず)を搭載してい
る。エンジン部4と反対側の機体2の他側には操縦部5
が設けられ、操縦部5の後方に操縦席兼作業用座席6を
設けている。機体2の下部前方から機体中央上部にかけ
て、農産物を掘取り、後方に向け搬送を行う,先端側が
下降するように傾斜した掘取りコンベア装置7を設け、
このコンベア装置7は前側部分が上下動可能に基端部を
枢支している。
【0007】上記掘取りコンベア装置7は、左右の側枠
(フレーム)8,8の先端部に掘取り刃9を取付け、側
枠8,8間にリンクロッドからなる掘取りコンベヤ10
を巻装し、その傾斜上端部の回動部10aを中心に傾斜
下端側が上下方向に回動可能で、機体2と側枠8,8間
に設けた油圧シリンダ11,11の伸縮作動によって上
下動調節、即ち、掘取り深さの調節が行われるようにな
っており、また、側枠8,8の途中から掘取りコンベヤ
10と共に機体側に折り畳めるようになっていて、その
折り畳み,折り畳み解除操作を図示しない油圧シリンダ
により行うようにしている。掘取りコンベヤ10は、そ
の移動速度を、無段または有段に変速調節可能となって
いる。また、左右の側枠8,8から前方に向け突出した
ブラケット12,12には、収穫対象畝の長さ方向に沿
って機体の移動と共に追従する畝追従装置13を設けて
いる。
【0008】この畝追従装置13は、収穫対象畝の傾斜
両肩部に転接する一対のホィール14,14を対向させ
て設け、この両ホィール14を掘取りコンベア装置7に
対し上下調節機構15により上下調節可能、かつスライ
ド機構16,16により左右移動調節可能に支持してい
る。上記一対のホィール14,14は、キャンバー角及
びトーインを有している。上記掘取りコンベア装置7の
側部に、掘取りコンベヤ10により搬送されて来る収穫
物の選別などを行う補助作業者用座席17を着脱可能に
設けている。掘取りコンベア装置7の後方の機体後部位
置には、収穫物を載置して移送しながら選別作業を行う
ための平ベルト状の選別コンベア装置18を配設し、こ
の選別コンベア装置18の移送方向両側において選別作
業が行えるようになっている。
【0009】また、図8にも示すように、上記掘取りコ
ンベヤ10上方のブラケット12,12には、左右一対
のリンクアーム12a,12aの上端部が枢着され、こ
のリンクアーム12a,12aの下端部には、回転軸2
5aを介して押えローラ25が掘取りコンベヤ10と対
向して回転自在に軸支されている。この押えローラ25
は、表面側がウレタンラバーのような弾性体で被覆され
ている。そして、押えローラ25はコンベア10上に載
置されて移動して来る収穫物と接して、上下移動及び左
右傾動可能にコンベア10の移動方向と同方向に回転
し、収穫物を押圧するようにしている。
【0010】上記操縦席兼作業用座席6は、操縦部5と
対向すると共に、選別コンベア装置18の側方に位置し
ており、この操縦席兼作業用座席6と反対側の機体に作
業者用座席19及びステップ20を設け、操縦席兼作業
用座席6に座った作業者は、同位置で操縦作業と選別作
業の両方が行えるようになっており、操縦席兼作業用座
席6に対して機体下部に操縦部ステップ5aと選別用ス
テップ21とが設けられている。上記操縦席兼作業用座
席6、補助作業者用座席17、及び作業者用座席19
は、その場回転が可能で、かつ高さ調節及びスライド調
節が可能になっている。また、上記ステップ20,21
は、前後方向に回動して使用状態と非使用状態とに変位
(折り畳み)可能とし、少なくとも非使用時には機体2
の幅内に収まるように構成されている。
【0011】上記作業者用座席19の近傍には、操縦部
5に設けた走行クラッチレバー及び掘取りコンベア10
のクラッチレバーと連動して操作出来るクラッチレバー
22が設けられ、機体の左右両側部のどちらからでも、
走行クラッチ及び掘取りコンベアのクラッチの操作が出
来るようになっている。選別コンベア装置18の終端部
下方に図2に示すレーキ状の篩線23を設けている。ま
た、選別コンベア装置18の後方に、収穫した農産物を
収容する容器(例えばコンテナ)を載置するための荷台
24を、機体2から外側に張り出す使用状態と、機体2
側に収納する収納状態とに折り畳み可能に設けている。
この荷台24は、機体2に対し着脱可能に、また、上下
調節可能に設けてもよいものである。
【0012】図1に示す実施例では、操縦部5に操向レ
バー26,26を設けているが、この操向レバー26,
26に代えて、図5及び図6に示すステアリングハンド
ル27を設けてもよい。図4及び図5を参照して変速装
置28及び操縦操作部29について説明する。変速装置
28は、エンジン4からベルト伝動系4bを介して動力
を受け、無段変速する油圧無段変速装置(HST)30
の出力軸30aに、変速ギヤ31を装着して無段と有段
とに変速するようにし、サイドクラッチ32をクラッチ
操作アーム32a及びクラッチ操作ロッド32bにより
操作して、デファレンシャル装置33を介してクローラ
駆動軸34,34への動力伝達を接,断してクローラ
3,3により無段と有段とに変速走行するようにしてい
る。また、デファレンシャル装置33に関連してブレー
キ装置35が設けられ、ブレーキ操作アーム35a及び
ブレーキ操作ロッド35bにより操作されるようになっ
ている。
【0013】操縦操作部29は、ステアリングハンドル
27を連結したステアリングシャフト27aが作動ギヤ
27bを介してタイトアーム36に連繋され、このタイ
トアーム36に上記クラッチ操作ロッド32bを連繋し
ている。タイトアーム36の後部にはカム37,37が
形成され、このカム37,37に、ステアリングハンド
ル27を左右いずれかに大きく旋回させたときに選択的
に接するカムフォロワ(ローラ)38,38が設けら
れ、このカムフォロワ38,38に上記ブレーキ操作ロ
ッド35bが連繋されている。そして、ステアリングハ
ンドル27を左右いずれかに大きく旋回させたとき、サ
イドクラッチ32、差動機構33、ブレーキ35の作動
により機体を超信地旋回させるようにしている。
【0014】また、上述のように掘取りコンベヤ10
は、その移動速度が無段と有段とに変速調節可能であ
り、これにクローラ3,3の無段または有段走行と組合
せることにより、掘取り作業速度が自由に設定可能であ
る。上記掘取りコンベア装置7は、いも類収穫機1の非
使用時には、掘取りコンベア装置7全体を回動させる
か、あるいは図7に示すように、先端側部分を長さ方向
ほぼ中間位置で屈折して押えローラ25と共に機体側に
回動させて収納出来るようになっており、機体前後長を
短くして軽トラックの荷台に積載して運搬出来、また、
倉庫などに収納出来るようにしてある。
【0015】上記操縦席兼作業用座席6及び作業者用座
席19は、図示しないが、回動式の背もたれを設けて、
背もたれ,座席兼用式のものにして、作業者が座った状
態、立った状態のいずれでも選別作業が出来る操縦席兼
作業用座席及び作業者用座席を構成してもよいものであ
る。また、回動式の背もたれと座席兼用式の縦席兼作業
用座席及び作業者用座席にしてもよい。この両形式の座
席とも、その場回転が可能で、かつ高さ調節及びスライ
ド調節にする。
【0016】図1に示すように、機体側部に支柱取付け
座39を角度調節及び高さ調節可能に設け、この取付け
座39に図示しないパラソルの支柱を取り付けて、操縦
席兼作業用座席6、補助作業者用座席17、及び作業者
用座席19に座った作業者の日除けを行うようにしてい
る。また、パラソルの支柱に扇風機を取り付けて上記発
電機により発電された電力により作動させて作業者に風
を送るようにしてもよく、また、扇風機のほかにもラジ
オ等の家庭用弱電製品が使用可能である。
【0017】次に、上記のように構成されたいも類収穫
機1の作用について説明する。いも類収穫機1は、例え
ば、甘藷、馬鈴薯、玉葱、ビート、里芋、こんにゃく
芋、短根人参等の根菜類を圃場から収穫するとき、畝追
従装置13のホィール14,14を、収穫対象畝の傾斜
両肩部に転接させ、掘取りコンベア装置7の掘取り刃9
を油圧シリンダ11,11によって上下動調節して掘取
り深さを調節し、機体の前進により収穫物を掘取り刃9
により掘取り、これを掘取りコンベヤ10により土と共
に搬送しながら機体斜め上方に揚上する。この搬送の間
にリンクロッド間から土が落下し、掘取りコンベヤ10
の搬送終端から選別コンベア装置18上に排出された収
穫物を、操縦席兼作業用座席6及び作業者用座席19に
座った作業者が選別して、荷台24に載置された容器
(コンテナ)に収容する。選別コンベア装置18上に残
った土や夾雑物はその搬送終端から圃場に落下する。
【0018】掘取りコンベア装置7の前方には収穫対象
畝の長さ方向に沿って機体の移動と共に追従する畝追従
装置13を設け、その収穫対象畝の傾斜両肩部に転接す
る一対のホィール14を対向させて設けて掘取りコンベ
ア装置7に対し上下調節、かつ左右調節可能に支持して
いるので、両ホィール14は収穫対象畝に対し正確に追
従して機体を自動操向し、掘取りコンベア装置7による
自動掘取り・搬送が行われる。従って、操縦席兼作業用
座席6に座った作業者は収穫対象畝の畝端における機体
操向操作以外は、ほとんどの時間を選別作業に当てるこ
とが出来る。
【0019】掘取り刃9により掘取られた収穫物は、掘
取りコンベヤ10上に土と共に載置されて搬送される始
端部で、押えローラ25が移動して来る収穫物と接し
て、上下移動及び左右傾動しながらコンベア10の移動
方向と同方向に回転し、収穫物を押圧する。その結果、
収穫物は傷つくことなく押さえられてコンベア10によ
り確実に搬送されて収穫物がコンベア10からの転がり
落ちや滑り落ちを防止する。また、収穫物をローラ25
によりコンベア10に押し付けるので、収穫物に付着し
ている土の落下が良好に行われる。
【0020】そして、選別コンベア装置18の移送方向
両側において選別作業を行うので、掘取りコンベア装置
7で掘り取った収穫物を能率よく選別出来る。掘取りコ
ンベア10の移動速度が、無段または有段に変速調節可
能なので、収穫対象作物の種類、収穫量、圃場状態等に
よって、掘取りコンベア10の移動速度を適宜選択し、
適正な作業を行うことが出来る。選別コンベア装置18
は平ベルト状なので、多くの収穫対象作物に対応出来、
また、選別コンベア装置18の搬送終端から篩線23上
に落下する夾雑物、収穫物及び土のうち、土が篩線23
の間から先に圃場に落ち、その上に収穫物が落ちて土の
上に露出することになり、収穫物の回収が容易となる。
操縦席兼作業用座席6及び作業者用座席19に対応して
それぞれステップ20,21が設けられているので、安
定した姿勢で選別作業が行える。
【0021】走行機体2のクローラ走行装置3を、走行
機体2側に設けられた無段変速機構30、ブレーキ35
を有する差動機構33、ブレーキ付き走行変速機構31
により駆動するようにしたので、超信地旋回が可能とな
り、比較的小規模の圃場においても効率のよい収穫作業
が行われる。また、上記クローラ走行装置3の操向操作
を、1つのステアリングハンドル27により行う場合に
は、左右別々の操向レバーにより操作するのに比べ操向
操作が容易となり、超信地旋回が簡単に行える。さら
に、収穫装置7は、少なくとも掘取り刃9の後部に掘取
りコンベヤ10を設け、この掘取りコンベヤ10の回転
速度を無段と有段とに変速調節可能とし、機体走行速度
との組合せが自由に設定出来るので、圃場条件、圃場に
植生している農産物の状態等に応じて掘取りコンベヤ1
0の回転速度を調節し、適正な収穫作業が行われる。
【0022】機体2の後部に、収穫した農産物を収容す
る容器(コンテナ)を載置するための荷台24を、機体
2から外側に張り出す使用状態と、機体2側に収納する
収納状態とに折り畳めるように設けているので、荷台2
4を使用状態にして、収穫された農産物を選別して容器
に収容しながら移動することが出来る。また、収穫作業
を行わないときは、荷台24を収納状態にすることによ
って、移動時や収穫機収納時に邪魔にならない。
【0023】機体後方寄りの一側に操縦装置5、座席6
及びステップ21を、操縦装置5の反対側に作業者用座
席19及びステップ20をそれぞれ設け、操縦装置5側
の作業者は、操縦作業と選別作業の両方が行え、しかも
座席6,19は、その場回転が可能で、高さ調節及びス
ライド調節が可能なので、操縦装置5の座席6に座った
作業者は操縦作業と選別作業への姿勢転換が容易で、ま
た、作業者用座席19に座った作業者も楽な姿勢で選別
作業が行える。また、ステップ20,21は、使用状態
と非使用状態とに変位可能で、非使用時には機体幅内に
収まるから、ステップ20,21を使用状態にして安定
した選別作業が行え、非使用時には機体幅内に収めて機
体移動や収納を行う。さらに、操縦装置5とクラッチレ
バー22により機体の左右両側部のどちらからでも、走
行クラッチ及び掘取りコンベアのクラッチが操作出来、
緊急時に、選別作業を行っている左右両側の作業者のど
ちらでも機体の走行及び掘取りコンベアの停止が行え、
作業を再開出来る。
【0024】掘取りコンベア装置7は、掘取りコンベア
10の前側に掘取り刃9を設け、機体2に対し回動部1
0aを中心に回動自在で、掘取り刃9による掘取り深さ
及び掘取りコンベア10の搬送角度の調節が自在に行え
る。掘取りコンベア装置7の非使用時には、掘取りコン
ベア装置全体あるいは先端側部分を押えローラ25と共
に機体側に回動させて収納して、非使用時に掘取り刃9
及び掘取りコンベヤ10を収納状態にすることによっ
て、機体の前後長が短くなり、運搬車等による運搬が楽
に行われる。また、倉庫等への収納時に場所を取らな
い。
【0025】機体に、原動機(エンジン)により駆動さ
れる発電機を搭載し、この発電機により発電された電力
により、機体に設けた扇風機、ラジオ等を作動するよう
にしたので、作業環境が良好となり、快適に作業が行え
る。機体に作業者用座席6,17,19を設け、その近
傍の機体に角度調節及び高さ調節可能なパラソル取付け
座を設けたので、パラソルにより日射を防ぎ、作業者を
暑さや日焼けから守り、作業環境を良好にする。掘取り
コンベア10の側部に、補助作業者用座席17を着脱可
能に設けたので、収穫物や圃場の状態によっては補助作
業を行い、不要のときは取り外しておけばよい。また、
操縦席兼作業用座席6及び作業者用座席19を、回動式
の背もたれを有するようにすると、作業者が座った状
態、立った状態のいずれでも選別作業が行える。
【0026】なお、本発明のいも類収穫機1は、いも類
収穫作業のほか、例えば海岸や砂丘地などにおいて、放
置されている空かん,空き瓶,木片等を回収する作業に
も用いることが出来る。その際には、畝追従装置13を
取外すか、あるいは掘取り刃9の掘取り深さ調節装置と
して機能させればよく、また、押えローラ25は取り外
しておく。
【0027】
【考案の効果】以上説明したように本考案の農産物収穫
機によれば、以下の効果を奏することが出来る。 .掘取りコンベア装置7のコンベア上方位置に、左右
一対のブラケット12及びリンクアーム12aを介し
て、表面が弾性材で被覆され、コンベア上に載置されて
移動して来る収穫物と接してコンベアの移動方向と同方
向に回転し該収穫物を押圧する押えローラ25を、上下
方向への移動を可能に支持したので、圃場から堀取られ
てコンベア上に載置されて搬送されて来る農産物に対
し、押えローラ25が上下移動状態で押圧し、農産物を
傷付けることなく、コンベアからの転がり落ちや滑り落
ちを防止して確実に搬送すことが出来る。また、農産物
を押えローラ25によりコンベアに押し付けるので、農
産物に付着している土の落下が良好となり、効率的な収
穫作業を行うことが出来る。 .また、押えローラ25を、左右一対のブラケット1
2及びリンクアーム12aを介して、上下方向への移動
及び左右傾動可能に支持したので、圃場から掘取られて
コンベア上に左右に片寄って載置されて搬送されて来る
農産物があっても、押えローラ25が上下移動と共に左
右傾動して、ねじれた状態でも農産物を無理なく押圧す
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のいも類収穫機全体の平面図
である。
【図2】いも類収穫機全体の側面図である。
【図3】同正面図である。
【図4】変速装置の概略平面図である。
【図5】操縦操作部の説明斜視図である。
【図6】ハンドル部分の他の実施例を示すいも類収穫機
全体の平面図である。
【図7】掘取りコンベア装置の折り畳み状態を示すいも
類収穫機全体の側面図である。
【図8】選別コンベア装置の他の実施例を示すいも類収
穫機全体の側面図である。
【符号の説明】
1 いも類収穫機 2 機体 3 クローラ 4 エンジン部(エンジン、発電機、油圧モータ) 4
a 燃料タンク 4bベルト伝動系 5 操縦部 5a 操縦部ステップ 6 操縦席兼作業用座席 7 掘取りコンベア装置 8 側枠(フレーム) 9 掘取り刃 10 掘取りコンベア 10a 回動部 11 油圧シリンダ 12 ブラケット 12a リンクアーム 13 畝追従装置 14 ホィール 15 上下調節機構 16 スライド機構 17 補助作業者用座席 18 選別コンベア装置 19 作業者用座席 20 ステップ 21 選別作業用ステップ 22 クラッチレバー 23 篩線 24 荷台 25 押えローラ 25a 回転軸 26 操向レバー 27 ステアリングハンドル 27a ステアリングシ
ャフト 27b 作動ギヤ 28 変速装置 29 操縦操作部 30 油圧無段変速装置(HST) 30a 出力軸 31 変速ギヤ 32 サイドクラッチ 32a クラッチ操作アーム
32b クラッチ操作ロッド 33 デファレンシャル装置 34 クローラ駆動軸 35 ブレーキ装置 35a ブレーキ操作アーム 3
5b ブレーキ操作ロッド 36 タイトアーム 37 カム 38 カムフォロワー 39 支柱取付け座

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圃場に植生している農産物を収穫する収
    穫機(1)に、農産物を掘取り、搬送を行う掘取りコン
    ベア装置(7)を設けた自走式の農産物収穫機(1)に
    おいて、 上記掘取りコンベア装置(7)のコンベア上方位置に、
    左右一対のブラケット(12)及びリンクアーム(12
    a)を介して、表面が弾性材で被覆され、コンベア上に
    載置されて移動して来る収穫物と接してコンベアの移動
    方向と同方向に回転し該収穫物を押圧する押えローラ
    (25)を、上下方向への移動と左右方向への傾動を可
    能に支持したことを特徴とする農産物収穫機。
JP1992018975U 1992-02-28 1992-02-28 農産物収穫機 Expired - Lifetime JP2582533Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992018975U JP2582533Y2 (ja) 1992-02-28 1992-02-28 農産物収穫機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992018975U JP2582533Y2 (ja) 1992-02-28 1992-02-28 農産物収穫機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0568219U JPH0568219U (ja) 1993-09-17
JP2582533Y2 true JP2582533Y2 (ja) 1998-10-08

Family

ID=11986641

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992018975U Expired - Lifetime JP2582533Y2 (ja) 1992-02-28 1992-02-28 農産物収穫機

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