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JP2582217Y2 - 火災感知器 - Google Patents

火災感知器

Info

Publication number
JP2582217Y2
JP2582217Y2 JP1992063780U JP6378092U JP2582217Y2 JP 2582217 Y2 JP2582217 Y2 JP 2582217Y2 JP 1992063780 U JP1992063780 U JP 1992063780U JP 6378092 U JP6378092 U JP 6378092U JP 2582217 Y2 JP2582217 Y2 JP 2582217Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
base
case
fire detector
sealant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1992063780U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0630891U (ja
Inventor
慎 上吹越
義夫 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nohmi Bosai Ltd filed Critical Nohmi Bosai Ltd
Priority to JP1992063780U priority Critical patent/JP2582217Y2/ja
Publication of JPH0630891U publication Critical patent/JPH0630891U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2582217Y2 publication Critical patent/JP2582217Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

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  • Fire-Detection Mechanisms (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、素子収容部がシール
されている火災感知器に関する。
【0002】
【従来の技術】火災感知器の感熱素子の基台の先端と、
素子ケースの頭部との間には、バイメタル等からなる感
熱素子が収容される。この感熱素子の収容部が湿気や外
気等に触れると火災感知器の感度が低下してしまう。
【0003】そこで、従来、図3に示す様に、アルミ製
の素子ケース4の頭部5に設けられる数本の爪部7によ
り、素子ケースの頭部5を素子基台2にかしめ付けて固
定し、該素子ケースの頭部5と素子基台2により形成さ
れるシール溝20に、シール剤を充填し、シールするこ
とで、バイメタル55等の感熱素子が収容される素子収
容部8の気密を保っている。
【0004】尚、シール剤としては、まず、2液性エポ
キシ系シール剤30aを充填後、これを一昼夜放置して
硬化させ、更に、シリコンゴム系シール剤30bを充填
し、これも又一昼夜放置して硬化させており、2種類の
シール剤が用いられている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、前記従来例に
おいては、上述の様に、アルミ製の素子ケースの頭部5
を、数本の爪部7を素子基台2にかしめ付けることで、
固定している。したがって、そのかしめの強度は弱く、
又、スプリングバックによって、当接面Tに緩みが生じ
ることがあるので、その密着性は低い。
【0006】当接面Tの緩みの状態によっては、素子ケ
ースがガタつくことがあり、そのガタつきによって、素
子部に芯ずれが生じると、動作不良を起こすことがあ
る。また、2液性エポキシ系シール剤は、その粘度が低
いので、硬化中に、当接面の緩みから、バイメタルや接
点部分等の素子部に流れ込むことがあり、これによって
もまた、動作不良を起こすことがある。
【0007】この考案は、上記事情に鑑み、火災感知器
に於いて、素子ケース頭部と素子基台鍔部の当接面の密
着性を向上させ、該当接面の密着性の低さから生じる、
素子部の動作不良を解消することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案は、素子基台の
先端に素子収容部を設け、該先端に素子ケースの頭部を
気密に設けてなる火災感知器において、該素子ケースを
略傘型に形成し、該素子ケースの頭部該素子基台の先
端の鍔部に全周かしめにより固定、該素子ケースの頭
部と該素子基台のくびれ部により形成されるシール溝に
シール剤を充填したことを特徴とする火災感知器、によ
り前記目的を達成しようとするものである。
【0009】
【作用】素子ケースの頭部を、素子基台の先端の鍔部
に、全周に亘ってかしめ付け、当接面によって密着させ
て、固定する。該素子ケースの頭部と素子基台のくびれ
部により形成されるシール溝に、シール剤を充填し、素
子収容部の気密を保つ。
【0010】
【実施例】本考案の実施例を添付図面により説明する。
なお、同一図面符号はその名称も機能も同一である。図
1〜2において、火災感知器の本体1の中央部には、バ
イメタル55等の感熱素子を支持する素子基台2が、配
設されている。この素子基台2の先端縁には、鍔部3が
設けられている。
【0011】素子基台2内を貫通して設けられる電極5
6は、一端が接点51及び接点ばね52に接続され、他
端が本体1内に設けられる電気回路部を有するプリント
基板57に接続されている。
【0012】素子基台2の先端には、略傘型のアルミ製
の素子ケース4が被せられており、感熱素子を収容する
素子収容部8が形成される。この素子ケースの頭部5
は、かしめ部6により、素子基台先端の鍔部3に、その
全周に亘って、かしめ付けられており、当接面Tで密着
し、固定されている。このとき、バイメタル55等の感
熱素子は、設計位置に正確に設置されている。
【0013】又、素子ケースの頭部5と素子基台のくび
れ部20aにより、両者間にシール溝20が形成され
る。このシール溝20にシール剤30を充填し、シール
することで、素子収容部8が気密に保たれている。
【0014】尚、シール剤30としては、従来例の様に
2液性のシール剤を使用してもよいが、本願考案におい
ては、当接面Tの密着性が高いので、シール剤30に、
1液性の、例えば、UV硬化型シール剤を用いてもよ
い。これを用いる場合には、前記シール溝20に、該U
V硬化型シール剤を充填後、UVランプにより紫外線を
照射して、該シール剤を硬化させて、シールする。
【0015】更に又、この考案の実施例は、上記に限定
されるものでなく、図示は省略するが、例えば、予め、
素子ケース頭部5と、素子基台の鍔部3の、当接面Tに
おける内径と外径を、当接面Tが全周に亘って密着する
如く設定し、その設定値によって、両者を固定する。更
に、素子ケースの頭部5に、当接面Tの密着性を保持す
る如く、素子基台2に対する係止部を設ける。この素子
ケース頭部5を素子基台鍔部3に嵌合して、前記係止部
により固定し、これをシールしてもよい。
【0016】この考案は、以上の様に構成したので、か
しめ後の素子ケース頭部と素子基台の当接面の密着性が
全周に亘って高い。また、素子ケースの形状が傘型であ
り、その傘型の素子ケースにおける頭部を全周かしめに
より素子基台に固定しているので、素子ケースに外力が
加わっても、頭部のかしめ部が緩むのを素子ケースの形
状自体によって防ぐことができ、かしめ後の素子ケース
頭部と素子基台の当接面との高い密着性を維持し続ける
ことができる。したがって、素子ケースのガタつきによ
る、素子部の芯ずれがなく、又、シール剤を充填した際
に、シール剤が、その硬化中に、当接面から素子収容部
に流れ込むこともない。即ち、当接面の密着性の低さを
原因とする素子部の動作不良を引き起こす様な現象が生
じることがない。
【0017】又、本願考案は当接面の密着性が高いの
で、従来例の様に多量のシール剤を使用せずとも、小量
のシール剤で、充分のシール効果が期待できる。
【0018】更に又、シール剤として、UV硬化型シー
ル剤を用いると、このシール剤は、1液性でUV硬化性
に併せて嫌気硬化性を有しているので、取り扱いが容易
で、硬化時間が短い。したがって、従来例の様に、一昼
夜放置する必要がないので、製造工程が滞ることがな
く、作業能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す断面図で、図2の要部
をなす素子基台の断面図である。
【図2】この考案の実施例を示す一部断面正面図であ
る。
【図3】従来例を示す断面図で、図1に相当する部分の
断面図である。
【符号の説明】
1 火災感知器本体 2 素子基台 3 鍔部 4 素子ケース 5 頭部 6 かしめ部 20 シール溝 20a くびれ部 30 シール剤 T 当接面

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】素子基台の先端に素子収容部を設け、該先
    端に素子ケースの頭部を気密に設けてなる火災感知器に
    おいて、該素子ケースを略傘型に形成し、該素子ケース
    の頭部該素子基台の先端の鍔部に全周かしめにより固
    、該素子ケースの頭部と該素子基台のくびれ部によ
    り形成されるシール溝にシール剤を充填したことを特徴
    とする火災感知器。
  2. 【請求項2】 シール剤がUV硬化型シール剤であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の火災感知器。
JP1992063780U 1992-09-11 1992-09-11 火災感知器 Expired - Fee Related JP2582217Y2 (ja)

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JPH0630891U JPH0630891U (ja) 1994-04-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH09256328A (ja) * 1996-03-18 1997-09-30 Mitsumasa Koizumi 道路の遮音壁構造

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JP2556101Y2 (ja) * 1990-12-28 1997-12-03 能美防災株式会社 火災感知器

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JPH0630891U (ja) 1994-04-22

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