JP2556101Y2 - 火災感知器 - Google Patents
火災感知器Info
- Publication number
- JP2556101Y2 JP2556101Y2 JP1990405838U JP40583890U JP2556101Y2 JP 2556101 Y2 JP2556101 Y2 JP 2556101Y2 JP 1990405838 U JP1990405838 U JP 1990405838U JP 40583890 U JP40583890 U JP 40583890U JP 2556101 Y2 JP2556101 Y2 JP 2556101Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- support column
- metal cover
- heat
- seal groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Fire Alarms (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は熱検出部がシールされ
ている火災感知器に関するものである。
ている火災感知器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】火災感知器の感熱素子の支持柱の先端と
感熱板との間にはバイメタル等の感熱素子が設けられて
いる。この感熱素子が湿気や外気等に触れると火災感知
器の感度が低下してしまう。そこで、従来、前記支持柱
の先端縁と感熱板との間(以下、シール空間という)
に、水平方向から樹脂を充填することにより両者間をシ
ールしている。
感熱板との間にはバイメタル等の感熱素子が設けられて
いる。この感熱素子が湿気や外気等に触れると火災感知
器の感度が低下してしまう。そこで、従来、前記支持柱
の先端縁と感熱板との間(以下、シール空間という)
に、水平方向から樹脂を充填することにより両者間をシ
ールしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来例の火災感知器で
は、樹脂を水平方向から充填して前記シール空間をシー
ルしているので、充填作業がしにくい。そのため、作業
能率が良くない。又、樹脂は、支持台の中心側に向かっ
てシール空間に水平方向に注入されるので、わずかの量
の充填剤で該シール空間をむらなく充填するのは困難で
ある。そのため、多量の充填剤をシール空間に注入して
シール漏れを防止している。
は、樹脂を水平方向から充填して前記シール空間をシー
ルしているので、充填作業がしにくい。そのため、作業
能率が良くない。又、樹脂は、支持台の中心側に向かっ
てシール空間に水平方向に注入されるので、わずかの量
の充填剤で該シール空間をむらなく充填するのは困難で
ある。そのため、多量の充填剤をシール空間に注入して
シール漏れを防止している。
【0004】この考案は上記事情に鑑み、シール作業の
能率化を図るとともに少量の充填剤で完全にシールでき
るようにすることを目的とする。
能率化を図るとともに少量の充填剤で完全にシールでき
るようにすることを目的とする。
【0005】この考案は、感熱板の金属カバー部を感熱
素子の支持柱の先端に気密に設けた火災感知器におい
て、前記金属カバー部の内面に前記支持柱に嵌着する筒
体部を立設し、該筒体部の先端を上向きにし、該筒体部
の先端と該支持柱の外周面との間に上向きに開口するシ
ール溝を設けたことを特徴とする火災感知器、である。
又、この考案は、感熱素子の支持柱の先端に金属カバー
の筒体部を嵌着し、該金属カバーの筒体部に感熱板の脚
部を嵌着し、前記金属カバーの筒体部の先端を上向きに
し、前記金属カバーの筒体部の先端部と前記支持柱の外
周面との間に上向きに開口するシール溝を設けたことを
特徴とする火災感知器、である。
素子の支持柱の先端に気密に設けた火災感知器におい
て、前記金属カバー部の内面に前記支持柱に嵌着する筒
体部を立設し、該筒体部の先端を上向きにし、該筒体部
の先端と該支持柱の外周面との間に上向きに開口するシ
ール溝を設けたことを特徴とする火災感知器、である。
又、この考案は、感熱素子の支持柱の先端に金属カバー
の筒体部を嵌着し、該金属カバーの筒体部に感熱板の脚
部を嵌着し、前記金属カバーの筒体部の先端を上向きに
し、前記金属カバーの筒体部の先端部と前記支持柱の外
周面との間に上向きに開口するシール溝を設けたことを
特徴とする火災感知器、である。
【0006】
【作用】感熱素子の支持柱に金属カバーの筒体部を嵌着
し、該カバーの先端部と該支持柱の外周面との間にシー
ル溝を形成し、該シール溝の開口に上方から樹脂を注入
し、シール溝を埋める。
し、該カバーの先端部と該支持柱の外周面との間にシー
ル溝を形成し、該シール溝の開口に上方から樹脂を注入
し、シール溝を埋める。
【0007】
【実施例】この考案の実施例を添付図面により説明する
が、同一図面符号はその名称も機能も同一である。火災
感知器の筐体1の中央部には、バイメタル8等の感熱素
子を保持するための支持柱4が接着されている。この支
持柱4の先端面は断面凹状に形成されている。該支持柱
4の先端に金属カバー5の筒体部5aを嵌着して前記先
端面を覆い、感熱室30を形成する。
が、同一図面符号はその名称も機能も同一である。火災
感知器の筐体1の中央部には、バイメタル8等の感熱素
子を保持するための支持柱4が接着されている。この支
持柱4の先端面は断面凹状に形成されている。該支持柱
4の先端に金属カバー5の筒体部5aを嵌着して前記先
端面を覆い、感熱室30を形成する。
【0008】この感熱室30内には金属カバー5の内面
に当接するバイメタル8と、可動接点ばね9と、該ばね
9に対向する固定接点10と、リード線としての感熱素
子の脚部11が収容されている。金属カバー5の筒体部
5aの先端部5bと支持柱4の外周面4bとの間には、
上向きに開口するシール溝31が形成されている。
に当接するバイメタル8と、可動接点ばね9と、該ばね
9に対向する固定接点10と、リード線としての感熱素
子の脚部11が収容されている。金属カバー5の筒体部
5aの先端部5bと支持柱4の外周面4bとの間には、
上向きに開口するシール溝31が形成されている。
【0009】この金属カバー5の筒体部5aに感熱板6
の脚部6aを嵌着した後、このシール溝31に例えば光
硬化性の樹脂7を注入する。このシール溝31は上向き
に開口しているので注入しやすく、かつ、少量の樹脂7
で確実にシールすることができる。電気回路を実装した
プリント基板12と、電線接続部分を構成した裏蓋15
とを用意して、裏蓋15に嵌着されている図示しない端
子金具の先端をプリント基板12の所定の位置に半田付
けすることにより、両者を一体化させる。そして、感熱
素子の脚部11が内部に突出した感知器筐体1に、裏蓋
15と一体化させたプリント基板12を所定の位置に対
向させ、プリント基板12に設けられた金具13が脚部
11を挟持するようにはめ込み、ねじ16によりプリン
ト基板12を挟んで裏蓋15を固定する。プロテクタ2
の係合部を感知器筐体1の貫通孔に挿入係止させること
などにより感知器筐体1にプロテクタ2を装着する。
の脚部6aを嵌着した後、このシール溝31に例えば光
硬化性の樹脂7を注入する。このシール溝31は上向き
に開口しているので注入しやすく、かつ、少量の樹脂7
で確実にシールすることができる。電気回路を実装した
プリント基板12と、電線接続部分を構成した裏蓋15
とを用意して、裏蓋15に嵌着されている図示しない端
子金具の先端をプリント基板12の所定の位置に半田付
けすることにより、両者を一体化させる。そして、感熱
素子の脚部11が内部に突出した感知器筐体1に、裏蓋
15と一体化させたプリント基板12を所定の位置に対
向させ、プリント基板12に設けられた金具13が脚部
11を挟持するようにはめ込み、ねじ16によりプリン
ト基板12を挟んで裏蓋15を固定する。プロテクタ2
の係合部を感知器筐体1の貫通孔に挿入係止させること
などにより感知器筐体1にプロテクタ2を装着する。
【0010】なお、図において、14はプリント基板1
2の孔に挿入されているLEDである。
2の孔に挿入されているLEDである。
【0011】この考案の実施例は上記に限定されるもの
ではなく、例えば、筒体部を有する金属カバーと脚部を
有する感熱板とを別体に形成し、両者を嵌着する代わり
に、図4に示す様に構成してもよい。即ち、感熱板6の
内面中央部に筒体部6dを形成し、該筒体部6dを感熱
素子の支持柱4の先端部4aに嵌着する。そして、該筒
体部6dの先端部6bと支持柱4の外周面4bとの間に
上方に開口するシール溝31を形成する。このシール溝
31に前記実施例と同様の要領で上方から光硬化性樹脂
7を注入する。
ではなく、例えば、筒体部を有する金属カバーと脚部を
有する感熱板とを別体に形成し、両者を嵌着する代わり
に、図4に示す様に構成してもよい。即ち、感熱板6の
内面中央部に筒体部6dを形成し、該筒体部6dを感熱
素子の支持柱4の先端部4aに嵌着する。そして、該筒
体部6dの先端部6bと支持柱4の外周面4bとの間に
上方に開口するシール溝31を形成する。このシール溝
31に前記実施例と同様の要領で上方から光硬化性樹脂
7を注入する。
【0012】
【考案の効果】この考案は以上の様に構成したので、シ
ール溝は上方に向かって開口する。そのため、充填剤を
上方からシール溝にむらなく注入できるので従来例に比
べシール作業が容易になる。又、従来例に比べ使用する
充填剤が少なくても完全にシールすることができる。従
って、従来例より短時間で充填剤が固まるので作業能率
が向上する。
ール溝は上方に向かって開口する。そのため、充填剤を
上方からシール溝にむらなく注入できるので従来例に比
べシール作業が容易になる。又、従来例に比べ使用する
充填剤が少なくても完全にシールすることができる。従
って、従来例より短時間で充填剤が固まるので作業能率
が向上する。
【図1】本考案の実施例を示す縦断面図で、図2の要部
拡大図である。
拡大図である。
【図2】本考案の実施例を示す縦断面図である。
【図3】本考案の実施例を示す平面図である。
【図4】本考案の他の実施例を示す縦断面図で、図1に
相当する要部拡大図である。
相当する要部拡大図である。
1 …… 火災感知器の筐体 4 …… 感熱素子の支持柱 5 …… 金属カバー 6 …… 感熱板 7 …… 樹脂 8 …… バイメタル 31 …… シール溝
Claims (3)
- 【請求項1】 感熱板の金属カバー部を感熱素子の支持
柱の先端に気密に設けた火災感知器において; 前記金属カバー部の内面に前記支持柱に嵌着する筒体部
を立設し、該筒体部の先端を上向きにし、該筒体部の先
端と該支持柱の外周面との間に上向きに開口するシール
溝を設けたことを特徴とする火災感知器。 - 【請求項2】 感熱素子の支持柱の先端に金属カバーの
筒体部を嵌着し、該金属カバーの筒体部に感熱板の脚部
を嵌着し、前記金属カバーの筒体部の先端部の先端を上
向きにし、前記金属カバーの筒体部の先端部と前記支持
柱の外周面との間に上向きに開口するシール溝を設けた
ことを特徴とする火災感知器。 - 【請求項3】 筐体の中央部に接着され、感熱素子を保
持する支持柱; 該支持柱の先端に嵌着される金属カバーの筒体部; 該金属カバーの筒体部に嵌着される感熱板の脚部; 前記金属カバーの筒体部の先端部と前記支持柱の外周面
との間に設けられる上向きに開口したシール溝; 該シール溝に注入されるシール用樹脂; 前記筐体内部に突出した前記感熱素子の脚部; 該脚部を挟持する金属を有するプリント基板; 前記筐体の内面に固定され、前記筐体との間に該プリン
ト基板を挟んで固定する裏蓋; とを備えたことを特徴とする火災感知器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990405838U JP2556101Y2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 火災感知器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990405838U JP2556101Y2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 火災感知器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0493390U JPH0493390U (ja) | 1992-08-13 |
JP2556101Y2 true JP2556101Y2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=31883202
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990405838U Expired - Lifetime JP2556101Y2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 火災感知器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2556101Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2582217Y2 (ja) * | 1992-09-11 | 1998-09-30 | 能美防災株式会社 | 火災感知器 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5458611A (en) * | 1977-10-19 | 1979-05-11 | Kobe Steel Ltd | Manufacture of sintered ore |
JPS6011709Y2 (ja) * | 1980-09-11 | 1985-04-17 | 住友電気工業株式会社 | 金属製ドラム |
-
1990
- 1990-12-28 JP JP1990405838U patent/JP2556101Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0493390U (ja) | 1992-08-13 |
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