JP2568150Y2 - ２風向可変ノズル - Google Patents
２風向可変ノズルInfo
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- JP2568150Y2 JP2568150Y2 JP8772292U JP8772292U JP2568150Y2 JP 2568150 Y2 JP2568150 Y2 JP 2568150Y2 JP 8772292 U JP8772292 U JP 8772292U JP 8772292 U JP8772292 U JP 8772292U JP 2568150 Y2 JP2568150 Y2 JP 2568150Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- nozzle
- wind direction
- duct
- moving member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Duct Arrangements (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、空調や換気等の必要な
空間に空気を吹出すための空気吹出し口に設けられる可
変ノズルに関し、特に吹出される空気の風向を２方向に
変更できるようにしたものである。
空間に空気を吹出すための空気吹出し口に設けられる可
変ノズルに関し、特に吹出される空気の風向を２方向に
変更できるようにしたものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の空調設備では、空気流はなるべく
人に感じさせず温度と湿度のみを調整して快適環境を作
り出している。また空調設備や換気設備の空気の吹出し
口は、吹出し空気が空間に対し均等に到達するように製
作されており、空気を２方向に吹出して風向きを調整す
るようなことはあまり行なっていない。しかし空調設備
で空気を２方向に吹き出し、風向きを調整する場合は、
１つの空間に対し複数の吹出し口を取り付け、空間全体
で空調や換気状態を調整するために、空気吹出し口に空
気調整弁を設けて空気量を調整したり、吹出し口に空気
の案内羽根を設けて風向を調整することが行なわれてい
る。
人に感じさせず温度と湿度のみを調整して快適環境を作
り出している。また空調設備や換気設備の空気の吹出し
口は、吹出し空気が空間に対し均等に到達するように製
作されており、空気を２方向に吹出して風向きを調整す
るようなことはあまり行なっていない。しかし空調設備
で空気を２方向に吹き出し、風向きを調整する場合は、
１つの空間に対し複数の吹出し口を取り付け、空間全体
で空調や換気状態を調整するために、空気吹出し口に空
気調整弁を設けて空気量を調整したり、吹出し口に空気
の案内羽根を設けて風向を調整することが行なわれてい
る。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】従来の空調設備では風
向きを２方向に吹き出すためには、２つの吹出し口を設
け、それぞれの吹出し口に取り付けた空気調整弁の開閉
により空気量を調整しなければならず、意匠や施工にと
ってあまり望ましいものではなく、価格も高く不経済で
あった。また風向きを変更するためには、案内羽根を１
つずつ調整しなければならず、大変な手間が掛かり不便
であった。そこで本考案は、空気の吹出し口を少なくし
て意匠や施工にとって望ましいものにするとともに、空
気吹出し口に向きを変えられる２つのノズルを設けて容
易に風向きを調整できるようにすることを目的とする。
向きを２方向に吹き出すためには、２つの吹出し口を設
け、それぞれの吹出し口に取り付けた空気調整弁の開閉
により空気量を調整しなければならず、意匠や施工にと
ってあまり望ましいものではなく、価格も高く不経済で
あった。また風向きを変更するためには、案内羽根を１
つずつ調整しなければならず、大変な手間が掛かり不便
であった。そこで本考案は、空気の吹出し口を少なくし
て意匠や施工にとって望ましいものにするとともに、空
気吹出し口に向きを変えられる２つのノズルを設けて容
易に風向きを調整できるようにすることを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案は、空調ダクトや
換気ダクトに接続される２風向可変ノズルであって、上
記目的を達成したものである。そのため２風向可変ノズ
ルの構成は、ダクト側に連通される吸入口と吹出し口と
なる第１ノズルとを有する球体が保持体に回動可能に保
持され、第２ノズルを取付けた曲面状の移動部材が前記
球体に設けられている長孔の位置に配置され、その移動
部材を長孔の長手方向へ移動するのを案内する案内溝が
球体に設けられている。
換気ダクトに接続される２風向可変ノズルであって、上
記目的を達成したものである。そのため２風向可変ノズ
ルの構成は、ダクト側に連通される吸入口と吹出し口と
なる第１ノズルとを有する球体が保持体に回動可能に保
持され、第２ノズルを取付けた曲面状の移動部材が前記
球体に設けられている長孔の位置に配置され、その移動
部材を長孔の長手方向へ移動するのを案内する案内溝が
球体に設けられている。
【０００５】
【作用】上記の２風向可変ノズルは、空調ダクトに連通
したチャンバに取付けられ、第１ノズルの向きを変える
ときはそれが取付けられている球体を保持体に案内させ
て回動する。また第２ノズルの向きを変えるときは、そ
れが取付けられている移動部材を球体側の案内溝に沿っ
て移動させることにより第２ノズルを球体の長孔に沿っ
て移動できる。よって１つの吹出し口において、第１と
第２のノズルを操作して空調ダクトからの空気を２方向
に調整して吹き出すことができる。
したチャンバに取付けられ、第１ノズルの向きを変える
ときはそれが取付けられている球体を保持体に案内させ
て回動する。また第２ノズルの向きを変えるときは、そ
れが取付けられている移動部材を球体側の案内溝に沿っ
て移動させることにより第２ノズルを球体の長孔に沿っ
て移動できる。よって１つの吹出し口において、第１と
第２のノズルを操作して空調ダクトからの空気を２方向
に調整して吹き出すことができる。
【０００６】
【実施例】本考案の２風向可変ノズルを図１、２により
説明する。空調設備では、空調ダクト１に接続されたチ
ャンバー２が空気吹出し口を設ける位置の近くに配置さ
れ、チャンバー２の前面側に２風向可変ノズルＡが設け
られて、空調ダクト１から供給される空気を２風向可変
ノズルＡから吹出すようになっている。
説明する。空調設備では、空調ダクト１に接続されたチ
ャンバー２が空気吹出し口を設ける位置の近くに配置さ
れ、チャンバー２の前面側に２風向可変ノズルＡが設け
られて、空調ダクト１から供給される空気を２風向可変
ノズルＡから吹出すようになっている。
【０００７】２風向可変ノズルＡは、第１ノズル３を有
する球体４と、第２ノズル５を取付けた移動部材６とを
有し、球体４は保持体７によりチャンバー２に回動可能
に保持される。なお球体４は内部が空胴に形成され、か
つ球体４の後ろ側の端部が開口されて吸入口４ａに形成
され、空調ダクト１内の空気が吸入口４ａから第１及び
第２ノズルに送られるようになっている。保持体７はリ
ング形であって、チャンバー２に設けられている円形開
口の周縁に取付けられ、さらに保持体７は球体４の外周
面に相当する曲率を有する曲面に形成されている。そし
て、球体４を保持体７に保持させた状態で、図２の矢印
Ｂ方向に回動させれば第１ノズル３の向きを変更するこ
とができる。
する球体４と、第２ノズル５を取付けた移動部材６とを
有し、球体４は保持体７によりチャンバー２に回動可能
に保持される。なお球体４は内部が空胴に形成され、か
つ球体４の後ろ側の端部が開口されて吸入口４ａに形成
され、空調ダクト１内の空気が吸入口４ａから第１及び
第２ノズルに送られるようになっている。保持体７はリ
ング形であって、チャンバー２に設けられている円形開
口の周縁に取付けられ、さらに保持体７は球体４の外周
面に相当する曲率を有する曲面に形成されている。そし
て、球体４を保持体７に保持させた状態で、図２の矢印
Ｂ方向に回動させれば第１ノズル３の向きを変更するこ
とができる。
【０００８】第２ノズル５を取付けた移動部材６は、球
体４に設けた長孔８の位置に配置され、移動部材６は球
体４と同一の曲率の曲面に形成される。また移動部材６
は、長孔８の長手方向に移動しても長孔８の全面を封鎖
できるように長孔より約１／２だけ余分に長く形成さ
れ、また長孔８より少し幅広に形成されている。また球
体４の内面には、長孔８の長手方向の両側の縁部に沿っ
て案内溝９が設けられ、移動部材６の長手方向の両縁部
が案内溝９に案内されてスライド可能になっている。そ
して移動部材６を案内溝９に案内させて図２の矢印Ｃ方
向に移動させれば、第２ノズル５の向きを変えることが
できる。
体４に設けた長孔８の位置に配置され、移動部材６は球
体４と同一の曲率の曲面に形成される。また移動部材６
は、長孔８の長手方向に移動しても長孔８の全面を封鎖
できるように長孔より約１／２だけ余分に長く形成さ
れ、また長孔８より少し幅広に形成されている。また球
体４の内面には、長孔８の長手方向の両側の縁部に沿っ
て案内溝９が設けられ、移動部材６の長手方向の両縁部
が案内溝９に案内されてスライド可能になっている。そ
して移動部材６を案内溝９に案内させて図２の矢印Ｃ方
向に移動させれば、第２ノズル５の向きを変えることが
できる。
【０００９】
【考案の効果】本考案の２風向可変ノズルによれば、空
調設備の１つの空気吹出し口に２個の吹出しノズルを設
けて、それら２つのノズルの向きをそれぞれ変更できる
ようにしたので、風向き調整のために従来では２個の吹
出し口が必要だったものが１つの吹出し口で間に合い、
意匠、施工、価格において好ましいものとなる。従来の
空調設備では、空気流はなるべく人に感じさせず、温度
と湿度のみ調整して快適環境を作り出していたが、最近
では、人にとって快適な空気流を吹き出してより快適感
を向上させるという要望が強くなってきており、その環
境を本考案によれば容易に、また意匠上望ましい状態で
施工することができる。
調設備の１つの空気吹出し口に２個の吹出しノズルを設
けて、それら２つのノズルの向きをそれぞれ変更できる
ようにしたので、風向き調整のために従来では２個の吹
出し口が必要だったものが１つの吹出し口で間に合い、
意匠、施工、価格において好ましいものとなる。従来の
空調設備では、空気流はなるべく人に感じさせず、温度
と湿度のみ調整して快適環境を作り出していたが、最近
では、人にとって快適な空気流を吹き出してより快適感
を向上させるという要望が強くなってきており、その環
境を本考案によれば容易に、また意匠上望ましい状態で
施工することができる。
【図１】本考案の２風向可変ノズルの平面の断面図であ
る。
る。
【図２】本考案の２風向可変ノズルの外観斜視図であ
る。
る。
３ 第１ノズル ４ 球体 ５ 第２ノズル ６ 移動部材 ８ 長孔 ９ 案内溝
Claims (1)
- 【請求項１】 空調ダクトや換気ダクトに接続される２
風向可変ノズルであって、ダクト側に連通される吸入口
と吹出し口となる第１ノズルとを有する球体が保持体に
回動可能に保持され、第２ノズルを取付けた曲面状の移
動部材が、前記球体に設けられている長孔の位置に配置
され、その移動部材を長孔の長手方向へ移動するのを案
内する案内溝が球体に設けられていることを特徴とする
２風向可変ノズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8772292U JP2568150Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | ２風向可変ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8772292U JP2568150Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | ２風向可変ノズル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0646246U JPH0646246U (ja) | 1994-06-24 |
| JP2568150Y2 true JP2568150Y2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=13922809
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8772292U Expired - Fee Related JP2568150Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | ２風向可変ノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2568150Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107327959B (zh) * | 2017-08-01 | 2023-11-03 | 广州地铁设计研究院股份有限公司 | 一种基于地铁车辆段的岗位空调 |
-
1992
- 1992-11-27 JP JP8772292U patent/JP2568150Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0646246U (ja) | 1994-06-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |