JP2565835B2 - ケース一体型コネクタ及びその半田付け方法 - Google Patents
ケース一体型コネクタ及びその半田付け方法Info
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- JP2565835B2 JP2565835B2 JP5150742A JP15074293A JP2565835B2 JP 2565835 B2 JP2565835 B2 JP 2565835B2 JP 5150742 A JP5150742 A JP 5150742A JP 15074293 A JP15074293 A JP 15074293A JP 2565835 B2 JP2565835 B2 JP 2565835B2
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- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
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- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、相手側コネクタをコネ
クタを介して基板に電気的に接続するために用いるケー
ス一体型コネクタ及びその半田付け方法に関する。
クタを介して基板に電気的に接続するために用いるケー
ス一体型コネクタ及びその半田付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図4及び図5に示すコネクタ51
は、インシュレータ52と、このインシュレータ52に
組み付けられている複数の導電性コンタクト53とを有
している。
は、インシュレータ52と、このインシュレータ52に
組み付けられている複数の導電性コンタクト53とを有
している。
【0003】インシュレータ52は、一面に相手側コネ
クタ(図示せず)を受け入れて嵌合する大きな溝部55
を形成した嵌合部56と、インシュレータ52の両端面
から突出して設けられている一対の取付ブロック57と
を有している。取付ブロック57は、プリント回路基板
のような基板58にインシュレータ52を搭載して基板
58とインシュレータ52とをネジ等によって固定する
部分である。
クタ(図示せず)を受け入れて嵌合する大きな溝部55
を形成した嵌合部56と、インシュレータ52の両端面
から突出して設けられている一対の取付ブロック57と
を有している。取付ブロック57は、プリント回路基板
のような基板58にインシュレータ52を搭載して基板
58とインシュレータ52とをネジ等によって固定する
部分である。
【0004】コンタクト53は、溝部55に互いに間隔
をもって並設されている接触部53aと、各接触部53
aの一端から溝部55の底壁を貫通するとともにその貫
通部分で底壁に保持されている保持部53bと、保持部
53bがインシュレータ52の外で直角に曲げられ先端
部分に形成されている端子部53cとを有している。
をもって並設されている接触部53aと、各接触部53
aの一端から溝部55の底壁を貫通するとともにその貫
通部分で底壁に保持されている保持部53bと、保持部
53bがインシュレータ52の外で直角に曲げられ先端
部分に形成されている端子部53cとを有している。
【0005】端子部53cは、基板58に形成されてい
る複数のスルーホール59に一対一に挿入されて基板5
8の反対面に形成されている導電部に半田付け60によ
って接続される。
る複数のスルーホール59に一対一に挿入されて基板5
8の反対面に形成されている導電部に半田付け60によ
って接続される。
【0006】また、図6に示すコネクタ61は、インシ
ュレータ62と、このインシュレータ62に組み付けら
れている複数の導電性コンタクト63とを有している。
ュレータ62と、このインシュレータ62に組み付けら
れている複数の導電性コンタクト63とを有している。
【0007】インシュレータ62は、一面に相手側コネ
クタ(図示せず)を受け入れて嵌合する大きな溝部68
を形成した嵌合部64と、インシュレータ62の外底面
の設けた基板取付用フランジ65とを有している。基板
66の縁部にインシュレータ62を当接した後に、基板
取付用フランジ65は、基板66にネジ等によって固定
する部分である。
クタ(図示せず)を受け入れて嵌合する大きな溝部68
を形成した嵌合部64と、インシュレータ62の外底面
の設けた基板取付用フランジ65とを有している。基板
66の縁部にインシュレータ62を当接した後に、基板
取付用フランジ65は、基板66にネジ等によって固定
する部分である。
【0008】コンタクト63は、溝部68に互いに間隔
をもって並設されている接触部63aと、各接触部63
aの一端から溝部68の底壁を貫通するとともにその貫
通部分で底壁に保持されたている保持部63bと、保持
部63bが直角に曲げられた先端部分に形成されている
端子部63cとを有している。
をもって並設されている接触部63aと、各接触部63
aの一端から溝部68の底壁を貫通するとともにその貫
通部分で底壁に保持されたている保持部63bと、保持
部63bが直角に曲げられた先端部分に形成されている
端子部63cとを有している。
【0009】端子部63cは、これらの端子部63cが
対向する基板66の一面に形成されている導電部に半田
付けによって接続される。このコネクタ61は、ケース
70に取り付けられているものであって、コンタクト6
3の接続部63cがケース70の内側に位置する構造で
ある。
対向する基板66の一面に形成されている導電部に半田
付けによって接続される。このコネクタ61は、ケース
70に取り付けられているものであって、コンタクト6
3の接続部63cがケース70の内側に位置する構造で
ある。
【0010】図5に示したコネクタ51は、半田付け工
程やアッセンブリ工程において、図7に示すような各工
程を採用している。図5においては、各工程を1〜10の
段階で示している。まず、基板58の一面Bに接着剤8
1を塗布した後に、接着剤81部分に半導体等のチップ
部品82を装着する。そして、紫外線照射源83もしく
は赤外線加熱源によって接着剤81を硬化させてチップ
部品82を基板58の一面B上に固定する。この後、基
板58の表裏を逆転させて反対面A上にクリーム半田8
4を塗布し、このクリーム半田84上に別のチップ部品
85を装着させ、赤外線加熱源88によってリフロー半
田付けを行なう。
程やアッセンブリ工程において、図7に示すような各工
程を採用している。図5においては、各工程を1〜10の
段階で示している。まず、基板58の一面Bに接着剤8
1を塗布した後に、接着剤81部分に半導体等のチップ
部品82を装着する。そして、紫外線照射源83もしく
は赤外線加熱源によって接着剤81を硬化させてチップ
部品82を基板58の一面B上に固定する。この後、基
板58の表裏を逆転させて反対面A上にクリーム半田8
4を塗布し、このクリーム半田84上に別のチップ部品
85を装着させ、赤外線加熱源88によってリフロー半
田付けを行なう。
【0011】さらに、この基板58の反対面Aに図4に
示したコネクタ51を装着すると共に、ディスクリート
部品90を基板58の反対面Aにディスクリート挿入す
る。ついで、フロー槽91によって基板58の一面Bに
フロー半田付け60を行なった後に、洗浄槽92によっ
て洗浄して残留フラックスやゴミ等の付着物等を除去
し、半田付けした後の基板58及びコネクタ51をこれ
らとは別体のケース93内に組み付けるものである。
示したコネクタ51を装着すると共に、ディスクリート
部品90を基板58の反対面Aにディスクリート挿入す
る。ついで、フロー槽91によって基板58の一面Bに
フロー半田付け60を行なった後に、洗浄槽92によっ
て洗浄して残留フラックスやゴミ等の付着物等を除去
し、半田付けした後の基板58及びコネクタ51をこれ
らとは別体のケース93内に組み付けるものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
4及び図5に示したコネクタ51にあっては、工程数が
極めて多く、この結果、製作コストが高いものとなって
いた。
4及び図5に示したコネクタ51にあっては、工程数が
極めて多く、この結果、製作コストが高いものとなって
いた。
【0013】また、図6に示したケース70及びコネク
タ61の構成では、ケース70の一方端面72よりも内
側に基板66が位置しているため、基板66の一面Bに
おけるフロー半田付け工程における熱等による影響によ
って端子部63cやインシュレータ62などに悪影響を
与える。
タ61の構成では、ケース70の一方端面72よりも内
側に基板66が位置しているため、基板66の一面Bに
おけるフロー半田付け工程における熱等による影響によ
って端子部63cやインシュレータ62などに悪影響を
与える。
【0014】図6に示したケース70及びコネクタ61
において、フロー半田付けを行なおうとすれば、端子部
63cやインシュレータ62などを予めマスキングして
行なうこととなる。この結果、マスキング工程が別途必
要となり、さらに製作工程数の増加をきたすものとな
り、コストアップの一因となる。
において、フロー半田付けを行なおうとすれば、端子部
63cやインシュレータ62などを予めマスキングして
行なうこととなる。この結果、マスキング工程が別途必
要となり、さらに製作工程数の増加をきたすものとな
り、コストアップの一因となる。
【0015】それ故に、本発明の課題は、半田付け工程
を経てケースに設けたコネクタの半田付け工程を改善す
ることにより、ケースへの組付け工程を削減することの
できるケース一体型コネクタ及びその半田付け方法を提
供することにある。
を経てケースに設けたコネクタの半田付け工程を改善す
ることにより、ケースへの組付け工程を削減することの
できるケース一体型コネクタ及びその半田付け方法を提
供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、コネク
タ本体と、該コネクタ本体を設けたケースと、該ケース
に保持した基板とを含み、前記コネクタ本体は、インシ
ュレータと、該インシュレータに組み付けた導電性のコ
ンタクトを有し、上記インシュレータは、前記ケースの
外に突出し相手側コネクタに嵌合する嵌合部を有し、前
記コンタクトは、前記嵌合部に設けた接触部と、前記イ
ンシュレータに保持した保持部と、前記基板に接続する
端子部とを有しているケース一体型コネクタにおいて、
前記ケースは、前記嵌合部を外に突出して前記インシュ
レータを一体に設けた枠部を有し、前記基板は、前記枠
部の外側に、かつ前記枠部の一方端面に所定間隔をもっ
て前記枠部に保持されていることを特徴とするケース一
体型コネクタが得られる。
タ本体と、該コネクタ本体を設けたケースと、該ケース
に保持した基板とを含み、前記コネクタ本体は、インシ
ュレータと、該インシュレータに組み付けた導電性のコ
ンタクトを有し、上記インシュレータは、前記ケースの
外に突出し相手側コネクタに嵌合する嵌合部を有し、前
記コンタクトは、前記嵌合部に設けた接触部と、前記イ
ンシュレータに保持した保持部と、前記基板に接続する
端子部とを有しているケース一体型コネクタにおいて、
前記ケースは、前記嵌合部を外に突出して前記インシュ
レータを一体に設けた枠部を有し、前記基板は、前記枠
部の外側に、かつ前記枠部の一方端面に所定間隔をもっ
て前記枠部に保持されていることを特徴とするケース一
体型コネクタが得られる。
【0017】また、本発明によれば、前記ケースは、前
記枠部の前記一方端面よりも外にのびて、前記基板を保
持する基板取り付け用フランジを有していることを特徴
とするケース一体型コネクタが得られる。
記枠部の前記一方端面よりも外にのびて、前記基板を保
持する基板取り付け用フランジを有していることを特徴
とするケース一体型コネクタが得られる。
【0018】また、本発明によれば、前記枠部は筒状で
あって、前記枠部の前記一方端面及び他方端面のそれぞ
れにパッキング材を介し、前記一方端面及び他方端面の
それぞれに水密に取り付けた蓋体とを有していることを
特徴とするケース一体型コネクタが得られる。
あって、前記枠部の前記一方端面及び他方端面のそれぞ
れにパッキング材を介し、前記一方端面及び他方端面の
それぞれに水密に取り付けた蓋体とを有していることを
特徴とするケース一体型コネクタが得られる。
【0019】また、本発明によれば、ケース一体型コネ
クタの前記コンタクトを前記基板に半田付け接続するケ
ース一体型コネクタの半田付け方法において、前記基板
に前記コネクタ本体を装着し、前記枠部に基板を保持
し、前記端子部を前記基板のスルーホールに挿入すると
ともに、ディスクリート部品を前記基板に装着し、前記
ディスクリート部品の半田付け工程時に前記端子部を前
記基板に半田付することを特徴とするケース一体型コネ
クタの半田付け方法が得られる。
クタの前記コンタクトを前記基板に半田付け接続するケ
ース一体型コネクタの半田付け方法において、前記基板
に前記コネクタ本体を装着し、前記枠部に基板を保持
し、前記端子部を前記基板のスルーホールに挿入すると
ともに、ディスクリート部品を前記基板に装着し、前記
ディスクリート部品の半田付け工程時に前記端子部を前
記基板に半田付することを特徴とするケース一体型コネ
クタの半田付け方法が得られる。
【0020】
【作用】上記構成の本発明によれば、基板とコンタクト
の接触部とは、必ず枠部の一方端面よりも外側に位置す
ることとなるので、半田フロー槽の搬送を可能ならしめ
てコンタクトの端子部やインシュレータ等にマスキング
をしなくてもフロー半田付け工程を行なうことができ
る。
の接触部とは、必ず枠部の一方端面よりも外側に位置す
ることとなるので、半田フロー槽の搬送を可能ならしめ
てコンタクトの端子部やインシュレータ等にマスキング
をしなくてもフロー半田付け工程を行なうことができ
る。
【0021】また、本発明のケース一体型コネクタは、
別体のケースに比べて組込み工数を少なくして組み付け
ることができる。
別体のケースに比べて組込み工数を少なくして組み付け
ることができる。
【0022】
【実施例】次に、添付の図1乃至図3を参照して本発明
のケース一体型コネクタ及びその半田付け方法一実施例
について説明する。
のケース一体型コネクタ及びその半田付け方法一実施例
について説明する。
【0023】まず、図1及び図2を参照して、ケース一
体型コネクタ1は、コネクタ本体2と、このコネクタ本
体2を設けたケース3と、ケース3に保持したプリント
回路基板のような方形状の基板4とを含む。
体型コネクタ1は、コネクタ本体2と、このコネクタ本
体2を設けたケース3と、ケース3に保持したプリント
回路基板のような方形状の基板4とを含む。
【0024】コネクタ本体2は、インシュレータ5と、
このインシュレータ5に組み付けた複数ピンコンタクト
のような導電性のコンタクト6とを有している。インシ
ュレータ5は、一面に相手側コネクタ(図示せず)を嵌
合する大きな溝部7を形成した嵌合部8を有している。
コンタクト6は、嵌合部8に設けた接触部6aと、接触
部6aの一側にのびて溝部7の底壁に一部が保持された
保持部6bと、基板4に接続する端子部6cとを有して
いる。保持部6bは、インシュレータ5の外にのびてい
る部分が直角方向に曲げられている。ケース3は、嵌合
部8を外に突出して設けた筒状の枠部10を有してい
る。基板4は、枠部10の外側に、かつ枠部10の一方
端面(図1及び図2における下側端面)10aに所定間
隔をもって保持されている。
このインシュレータ5に組み付けた複数ピンコンタクト
のような導電性のコンタクト6とを有している。インシ
ュレータ5は、一面に相手側コネクタ(図示せず)を嵌
合する大きな溝部7を形成した嵌合部8を有している。
コンタクト6は、嵌合部8に設けた接触部6aと、接触
部6aの一側にのびて溝部7の底壁に一部が保持された
保持部6bと、基板4に接続する端子部6cとを有して
いる。保持部6bは、インシュレータ5の外にのびてい
る部分が直角方向に曲げられている。ケース3は、嵌合
部8を外に突出して設けた筒状の枠部10を有してい
る。基板4は、枠部10の外側に、かつ枠部10の一方
端面(図1及び図2における下側端面)10aに所定間
隔をもって保持されている。
【0025】また、枠部10の一方端面10aには、基
板4を保持する複数の基板取り付け用フランジ11が設
けられている。基板取付け用フランジ11の下端は枠部
10の一方端面10aより下側にのびている。即ち、基
板4は枠部10の一方端面10aより下側に位置するよ
うに、枠部10の内側の4隅に設けられた4つの基板取
付け用フランジ11にネジ13でもって固定保持されて
いる。枠部10及び基板取り付け用フランジ11は、モ
ールドイン成形や一体成形によって形成されている。
板4を保持する複数の基板取り付け用フランジ11が設
けられている。基板取付け用フランジ11の下端は枠部
10の一方端面10aより下側にのびている。即ち、基
板4は枠部10の一方端面10aより下側に位置するよ
うに、枠部10の内側の4隅に設けられた4つの基板取
付け用フランジ11にネジ13でもって固定保持されて
いる。枠部10及び基板取り付け用フランジ11は、モ
ールドイン成形や一体成形によって形成されている。
【0026】さらに、枠部10の一方端面10aは、枠
部10の一方側の開口を覆うように、環状の第1の防水
用パッキング材12を介して皿状の下部蓋体23がネジ
によって水密に取り付けられている。第1のパッキング
材12は、枠部10の一方端面10aに形成されている
溝条14に嵌め込まれる。
部10の一方側の開口を覆うように、環状の第1の防水
用パッキング材12を介して皿状の下部蓋体23がネジ
によって水密に取り付けられている。第1のパッキング
材12は、枠部10の一方端面10aに形成されている
溝条14に嵌め込まれる。
【0027】また、枠部10の他方端面10bには、枠
部10の他方側の開口を覆うように、環状の第2の防水
用パッキング材15を介し平板状の上部蓋体16がネジ
18によって水密に取り付けられている。第2のパッキ
ング材15は他方端面10bに形成されている溝条17
に嵌め込まれる。
部10の他方側の開口を覆うように、環状の第2の防水
用パッキング材15を介し平板状の上部蓋体16がネジ
18によって水密に取り付けられている。第2のパッキ
ング材15は他方端面10bに形成されている溝条17
に嵌め込まれる。
【0028】インシュレータ5は、嵌合部7とは反対側
に形成されている係合部20が枠部3の一壁面に形成さ
れた係合穴21に係合するように取付けられている。そ
して、コンタクト6は直角方向に曲折されて枠部10の
一方端面10aより下方に位置する基板4のスルーホー
ルに挿通されている。基板4と端子部6cとは必ず枠部
10の一方端面10aよりも外側に出ていることとな
る。
に形成されている係合部20が枠部3の一壁面に形成さ
れた係合穴21に係合するように取付けられている。そ
して、コンタクト6は直角方向に曲折されて枠部10の
一方端面10aより下方に位置する基板4のスルーホー
ルに挿通されている。基板4と端子部6cとは必ず枠部
10の一方端面10aよりも外側に出ていることとな
る。
【0029】この様に、コンタクト6の端子部6cを枠
部10の一方端面10aよりも外側に位置しているの
で、基板4の裏面側に、後述する半田工程で示すフロー
槽を位置させることが可能となり、コンタクト6の先端
が突出している基板10の裏面側においてフロー半田付
けを行なうことが可能となる。
部10の一方端面10aよりも外側に位置しているの
で、基板4の裏面側に、後述する半田工程で示すフロー
槽を位置させることが可能となり、コンタクト6の先端
が突出している基板10の裏面側においてフロー半田付
けを行なうことが可能となる。
【0030】次に、本発明のケース一体型コネクタのケ
ース内に実装される関係部品や素子の半田付け工程およ
びケースとの組込みの一例を図3を参照して説明する。
なお、この実施例においても従来例と比較するためリフ
ロー半田付けを併せて行なうものとし、従来例と同じ工
程に用いる部分には同じ符号を付して説明する。また、
半田付け工程やアッセンブリ工程において、各工程を1
〜9の段階で示している。
ース内に実装される関係部品や素子の半田付け工程およ
びケースとの組込みの一例を図3を参照して説明する。
なお、この実施例においても従来例と比較するためリフ
ロー半田付けを併せて行なうものとし、従来例と同じ工
程に用いる部分には同じ符号を付して説明する。また、
半田付け工程やアッセンブリ工程において、各工程を1
〜9の段階で示している。
【0031】まず、基板4の一面Bに接着剤81を塗布
した後に、接着剤81部分に半導体等のチップ部品82
を装着する。そして、紫外線照射源83もしくは赤外線
加熱源によって接着剤81を硬化させてチップ部品82
を基板の一面B上に固定する。その後、接着剤81が硬
化してチップ部品82が固定されたことを確認して基板
4の表裏面を逆転させる。さらに、基板4の表裏を逆転
させた反対面A上にクリーム半田84を塗布し、このク
リーム半田84上に別のチップ部品85を装着させ、赤
外線加熱源88によって基板4の一面Aにリフロー半田
付けを行なう。
した後に、接着剤81部分に半導体等のチップ部品82
を装着する。そして、紫外線照射源83もしくは赤外線
加熱源によって接着剤81を硬化させてチップ部品82
を基板の一面B上に固定する。その後、接着剤81が硬
化してチップ部品82が固定されたことを確認して基板
4の表裏面を逆転させる。さらに、基板4の表裏を逆転
させた反対面A上にクリーム半田84を塗布し、このク
リーム半田84上に別のチップ部品85を装着させ、赤
外線加熱源88によって基板4の一面Aにリフロー半田
付けを行なう。
【0032】なお、赤外線加熱は一例であって、熱風加
熱やレーザー加熱等による局部加熱であってもよいこと
はいうまでもない。
熱やレーザー加熱等による局部加熱であってもよいこと
はいうまでもない。
【0033】この後、コネクタ本体2を基板4に取付け
るとともに、コンタクト6の端子部6cを基板4のスル
ーホールに挿入し、ディスクリート部品90をディスク
リート挿通した後に、基板4の一面Bをフロー半田付け
する。このフロー半田付け部は枠部10の一方端面10
aより外側に位置していることから、フロー槽91をフ
ロー半田付け部まで搬送させることができるものとな
る。即ち、端子部6cやインシュレータ5等をマスキン
グしておかなくてもフロー半田付けを行なうことができ
る。
るとともに、コンタクト6の端子部6cを基板4のスル
ーホールに挿入し、ディスクリート部品90をディスク
リート挿通した後に、基板4の一面Bをフロー半田付け
する。このフロー半田付け部は枠部10の一方端面10
aより外側に位置していることから、フロー槽91をフ
ロー半田付け部まで搬送させることができるものとな
る。即ち、端子部6cやインシュレータ5等をマスキン
グしておかなくてもフロー半田付けを行なうことができ
る。
【0034】なお、上記実施例においては基板4の両表
面に実装として説明したが、片面表面実装であっても良
いことはいうまでもない。この場合には一方の面へのチ
ップ部品の実装工程は省略されるものである。
面に実装として説明したが、片面表面実装であっても良
いことはいうまでもない。この場合には一方の面へのチ
ップ部品の実装工程は省略されるものである。
【0035】さらに、基板4の一面Bにフロー半田付け
を行なった後に、フロー半田付けした部分から残留フラ
ックス等を除去するため洗浄工程に送り、洗浄槽92に
よって洗浄して残留フラックスやゴミ等の付着物等を除
去する。次に、洗浄後に、上部蓋体16と下部蓋体23
を枠部10に取付けて作業が終了する。
を行なった後に、フロー半田付けした部分から残留フラ
ックス等を除去するため洗浄工程に送り、洗浄槽92に
よって洗浄して残留フラックスやゴミ等の付着物等を除
去する。次に、洗浄後に、上部蓋体16と下部蓋体23
を枠部10に取付けて作業が終了する。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コンタクトの接続部が枠部の一方端面より外側に位置す
るので、コンタクトの端子部やインシュレータ等を予め
マスキングすることなくフロー半田付け作業を行なうこ
とができる。
コンタクトの接続部が枠部の一方端面より外側に位置す
るので、コンタクトの端子部やインシュレータ等を予め
マスキングすることなくフロー半田付け作業を行なうこ
とができる。
【0037】このことはフロー半田付け工程においてケ
ースをフロー半田の液面より上方に位置させておくこと
が可能となり、フロー半田付け工程によってケースの下
側端面が高温の半田液中に浸されることがなくなり、ケ
ースが損傷を負うといったこともなくなる。
ースをフロー半田の液面より上方に位置させておくこと
が可能となり、フロー半田付け工程によってケースの下
側端面が高温の半田液中に浸されることがなくなり、ケ
ースが損傷を負うといったこともなくなる。
【0038】また、防水コネクタとして利用するような
場合には特にその硬化は顕著に現れるものである。
場合には特にその硬化は顕著に現れるものである。
【図1】本発明のケース一体型コネクタの一実施例を示
す分解斜視図である。
す分解斜視図である。
【図2】図1のI−I線断面図である。
【図3】本発明における基板の部品実装(両面表面実
装)における半田付け工程を示したフローチャートであ
る。
装)における半田付け工程を示したフローチャートであ
る。
【図4】従来のコネクタの一例を示した外観斜視図であ
る。
る。
【図5】図4のコネクタの断面図である。
【図6】従来の他のコネクタを示した断面図である。
【図7】従来のコネクタにおける基板への部品実装の一
例を示したフローチャートである。
例を示したフローチャートである。
1 ケース一体型コネクタ 2 コネクタ本体 3 ケース 4,66 基板 5,52 インシュレータ 6,53 コンタクト 6c,53c 端子部 8 嵌合部 10 枠部 10a 一方端部 11 基板取り付け用フランジ 12 第1のパッキング材 15 第2のパッキング材 16 上部蓋体 17 溝条 21 係合部 23 下部蓋体 82、85 チップ部品 90 ディスクリート部品 91 フロー槽 92 洗浄槽
Claims (4)
- 【請求項1】 コネクタ本体と、該コネクタ本体を設け
たケースと、該ケースに保持した基板とを含み、前記コ
ネクタ本体は、インシュレータと、該インシュレータに
組み付けた導電性のコンタクトを有し、上記インシュレ
ータは、前記ケースの外に突出し相手側コネクタに嵌合
する嵌合部を有し、前記コンタクトは、前記嵌合部に設
けた接触部と、前記インシュレータに保持した保持部
と、前記基板に接続する端子部とを有しているケース一
体型コネクタにおいて、前記ケースは、前記嵌合部を外
に突出して前記インシュレータを一体に設けた枠部を有
し、前記基板は、前記枠部の外側に、かつ前記枠部の一
方端面に所定間隔をもって前記枠部に保持されているこ
とを特徴とするケース一体型コネクタ。 - 【請求項2】 前記ケースは、前記枠部の前記一方端面
よりも外にのびて、前記基板を保持する基板取り付け用
フランジを有していることを特徴とする請求項1記載の
ケース一体型コネクタ。 - 【請求項3】 前記枠部は筒状であって、前記枠部の前
記一方端面及び他方端面のそれぞれにパッキング材を介
し、前記一方端面及び他方端面のそれぞれに水密に取り
付けた蓋体とを有していることを特徴とする請求項1記
載のケース一体型コネクタ。 - 【請求項4】 請求項1記載のケース一体型コネクタの
前記コンタクトを前記基板に半田付け接続するケース一
体型コネクタの半田付け方法において、前記基板に前記
コネクタ本体を装着し、前記枠部に基板を保持し、前記
端子部を前記基板のスルーホールに挿入するとともに、
ディスクリート部品を前記基板に装着し、前記ディスク
リート部品の半田付け工程時に前記端子部を前記基板に
半田付することを特徴とするケース一体型コネクタの半
田付け方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5150742A JP2565835B2 (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | ケース一体型コネクタ及びその半田付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5150742A JP2565835B2 (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | ケース一体型コネクタ及びその半田付け方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0714650A JPH0714650A (ja) | 1995-01-17 |
JP2565835B2 true JP2565835B2 (ja) | 1996-12-18 |
Family
ID=15503429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5150742A Expired - Lifetime JP2565835B2 (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | ケース一体型コネクタ及びその半田付け方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2565835B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102794981A (zh) * | 2011-05-25 | 2012-11-28 | 深圳市鹏亚科技有限公司 | Smt模板钢片气动网框及配合使用的smt模板钢片 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3666827B2 (ja) * | 1995-10-27 | 2005-06-29 | 株式会社青山製作所 | ねじ締付用クリップ |
JP5194043B2 (ja) * | 2010-03-24 | 2013-05-08 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 自動車用電子制御装置 |
JP2016207781A (ja) * | 2015-04-20 | 2016-12-08 | 日本電気株式会社 | 筐体構造 |
-
1993
- 1993-06-22 JP JP5150742A patent/JP2565835B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102794981A (zh) * | 2011-05-25 | 2012-11-28 | 深圳市鹏亚科技有限公司 | Smt模板钢片气动网框及配合使用的smt模板钢片 |
CN102794981B (zh) * | 2011-05-25 | 2016-01-20 | 深圳市鹏亚科技有限公司 | Smt模板钢片气动网框及配合使用的smt模板钢片 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0714650A (ja) | 1995-01-17 |
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