JP2564479Y2 - カーテンレール用のブラケット - Google Patents
カーテンレール用のブラケットInfo
- Publication number
- JP2564479Y2 JP2564479Y2 JP1991040244U JP4024491U JP2564479Y2 JP 2564479 Y2 JP2564479 Y2 JP 2564479Y2 JP 1991040244 U JP1991040244 U JP 1991040244U JP 4024491 U JP4024491 U JP 4024491U JP 2564479 Y2 JP2564479 Y2 JP 2564479Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- curtain rail
- bracket
- locking member
- rail
- cam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Curtains And Furnishings For Windows Or Doors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば、窓枠、側
壁、天井等にカーテンレールを架設するために用いられ
るブラケットに関する。
壁、天井等にカーテンレールを架設するために用いられ
るブラケットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述のブラケットとしては、例え
ば、図10に示すように、窓枠や側壁等にカーテンレー
ル24を架設するためのブラケット20(実開平1−6
6182号公報)がある。このブラケット20は、カー
テンレール24の前側耳部24aを取付け座21の前端
部に形成した前側耳部受座21aに係合し、取付け座2
1の下面側に取付けたブロック体22を後端部側に圧入
したコイルスプリング23の付勢力に抗して若干後退さ
せ、カーテンレール24の後側耳部24bをブロック体
22の下面側前端部に形成した仮止め爪22bに一旦仮
止めして取付け位置を調節する。この後、ブロック体2
2を後端部側に圧入したコイルスプリング23の付勢力
に抗して後退させ、カーテンレール24の後側耳部24
bをブロック体22の前端部に形成した後側耳部受座2
2aに係合固定して取付ける。
ば、図10に示すように、窓枠や側壁等にカーテンレー
ル24を架設するためのブラケット20(実開平1−6
6182号公報)がある。このブラケット20は、カー
テンレール24の前側耳部24aを取付け座21の前端
部に形成した前側耳部受座21aに係合し、取付け座2
1の下面側に取付けたブロック体22を後端部側に圧入
したコイルスプリング23の付勢力に抗して若干後退さ
せ、カーテンレール24の後側耳部24bをブロック体
22の下面側前端部に形成した仮止め爪22bに一旦仮
止めして取付け位置を調節する。この後、ブロック体2
2を後端部側に圧入したコイルスプリング23の付勢力
に抗して後退させ、カーテンレール24の後側耳部24
bをブロック体22の前端部に形成した後側耳部受座2
2aに係合固定して取付ける。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述のブラケ
ット20からカーテンレール24を取外す場合、ブロッ
ク体22の後側耳部受座22aとカーテンレール24の
後側耳部24bとの係合部分にマイナスドライバー(図
示省略)を差込み、ブロック体22をコイルスプリング
23の付勢力に抗して後退させることで、ブロック体2
2の後側耳部受座22aからカーテンレール24の後側
耳部24bが脱落し、取付け座21の前側耳部受座21
aからカーテンレール24の前側耳部24aが脱落し
て、ブラケット20からカーテンレール24を取外すこ
とができるが、ブロック体22の後退方向とマイナスド
ライバーの差込み方向とが直交しているため、ブロック
体22を係合解除方向に後退させることが非常に困難で
ある。且つ、ブロック体22の後側耳部受座22aとカ
ーテンレール24の後側耳部24bとを深く係合してい
るため、マイナスドライバーを強引に差込むとカーテン
レール24の後側耳部24bに傷や窪みが付いたり、ブ
ロック体22の後側耳部受座22aが破損したりして、
商品価値が損なわれてしまうという問題点を有してい
る。
ット20からカーテンレール24を取外す場合、ブロッ
ク体22の後側耳部受座22aとカーテンレール24の
後側耳部24bとの係合部分にマイナスドライバー(図
示省略)を差込み、ブロック体22をコイルスプリング
23の付勢力に抗して後退させることで、ブロック体2
2の後側耳部受座22aからカーテンレール24の後側
耳部24bが脱落し、取付け座21の前側耳部受座21
aからカーテンレール24の前側耳部24aが脱落し
て、ブラケット20からカーテンレール24を取外すこ
とができるが、ブロック体22の後退方向とマイナスド
ライバーの差込み方向とが直交しているため、ブロック
体22を係合解除方向に後退させることが非常に困難で
ある。且つ、ブロック体22の後側耳部受座22aとカ
ーテンレール24の後側耳部24bとを深く係合してい
るため、マイナスドライバーを強引に差込むとカーテン
レール24の後側耳部24bに傷や窪みが付いたり、ブ
ロック体22の後側耳部受座22aが破損したりして、
商品価値が損なわれてしまうという問題点を有してい
る。
【0004】この考案は上記問題に鑑み、ドライバー等
の回動操作具により操作軸を回動操作して係止部材を半
係合位置及び係合解除位置に後退させることにより、カ
ーテンレールを傷付けること無く簡単に着脱することが
でき、且つ、取付け位置の調節が容易に行なえるカーテ
ンレール用のブラケットの提供を目的とする。
の回動操作具により操作軸を回動操作して係止部材を半
係合位置及び係合解除位置に後退させることにより、カ
ーテンレールを傷付けること無く簡単に着脱することが
でき、且つ、取付け位置の調節が容易に行なえるカーテ
ンレール用のブラケットの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は、上記ブラケ
ット本体の下面側に、上記係止部材に形成した軸差込み
孔を介して操作軸を回動可能に軸支し、上記係止部材の
軸差込み孔と対向する操作軸の外周面上に、該操作軸の
回動操作で係止部材をその付勢力に抗してカーテンレー
ルに付勢力を掛けないで浅い係合量となる半係合位置及
び係合解除位置に後退させる方向に当接するカム部を形
成したカーテンレール用のブラケットであることを特徴
とする。
ット本体の下面側に、上記係止部材に形成した軸差込み
孔を介して操作軸を回動可能に軸支し、上記係止部材の
軸差込み孔と対向する操作軸の外周面上に、該操作軸の
回動操作で係止部材をその付勢力に抗してカーテンレー
ルに付勢力を掛けないで浅い係合量となる半係合位置及
び係合解除位置に後退させる方向に当接するカム部を形
成したカーテンレール用のブラケットであることを特徴
とする。
【0006】
【作用】この考案は、ブラケットにカーテンレールを取
付ける場合、カーテンレールの前側上縁部をブラケット
本体のレール係止部に係合し、係止部材に付与された付
勢力に抗して、カーテンレールの後側上縁部を係止部材
のレール係止部に係合固定して取付ける。カーテンレー
ルの取付け位置が不適切である場合、ドライバー等の回
動操作具により操作軸を回動操作して、操作軸に形成し
たカム部を係止部材の軸差込み孔に当接し、係止部材を
付勢力に抗してカーテンレールに付勢力が掛からない浅
い係合量となる半係合位置まで後退させ、係止部材のレ
ール係止部とカーテンレールの後側上縁部との係合量を
浅くし、且つ、取付け金具のレール係止部とカーテンレ
ールの前側上縁部との係合量を浅くして、カーテンレー
ルに対する付勢力をなくした状態でその取付け位置を調
節する。
付ける場合、カーテンレールの前側上縁部をブラケット
本体のレール係止部に係合し、係止部材に付与された付
勢力に抗して、カーテンレールの後側上縁部を係止部材
のレール係止部に係合固定して取付ける。カーテンレー
ルの取付け位置が不適切である場合、ドライバー等の回
動操作具により操作軸を回動操作して、操作軸に形成し
たカム部を係止部材の軸差込み孔に当接し、係止部材を
付勢力に抗してカーテンレールに付勢力が掛からない浅
い係合量となる半係合位置まで後退させ、係止部材のレ
ール係止部とカーテンレールの後側上縁部との係合量を
浅くし、且つ、取付け金具のレール係止部とカーテンレ
ールの前側上縁部との係合量を浅くして、カーテンレー
ルに対する付勢力をなくした状態でその取付け位置を調
節する。
【0007】一方、ブラケットからカーテンレールを取
外す場合、ドライバー等の回動操作具により操作軸を回
動操作して、操作軸に形成したカム部を係止部材の軸差
込み孔に当接し、係止部材を付勢力に抗して係合解除位
置まで後退させ、係止部材のレール係止部からカーテン
レールの後側上縁部を脱落し、ブラケット本体のレール
係止部からカーテンレールの前側上縁部を脱落して取外
す。
外す場合、ドライバー等の回動操作具により操作軸を回
動操作して、操作軸に形成したカム部を係止部材の軸差
込み孔に当接し、係止部材を付勢力に抗して係合解除位
置まで後退させ、係止部材のレール係止部からカーテン
レールの後側上縁部を脱落し、ブラケット本体のレール
係止部からカーテンレールの前側上縁部を脱落して取外
す。
【0008】
【考案の効果】この考案によれば、ドライバー等の回動
操作具により操作軸を回動して係止部材とカーテンレー
ルとの係合固定を解除するので、従来例のようにブラケ
ットを構成するブロック体とカーテンレールとの係合固
定をドライバー等で強制的に解除する必要が無く、係止
部材を後退させる方向に操作軸のカム部を回動するた
め、カーテンレールの脱落を防止するのに必要な付勢力
が係止部材に付与されていても、操作軸を回動するだけ
で係止部材を容易に後退させることができ、カーテンレ
ールを傷付けること無く、その自重で落下させるほど簡
単に取外すことができる。
操作具により操作軸を回動して係止部材とカーテンレー
ルとの係合固定を解除するので、従来例のようにブラケ
ットを構成するブロック体とカーテンレールとの係合固
定をドライバー等で強制的に解除する必要が無く、係止
部材を後退させる方向に操作軸のカム部を回動するた
め、カーテンレールの脱落を防止するのに必要な付勢力
が係止部材に付与されていても、操作軸を回動するだけ
で係止部材を容易に後退させることができ、カーテンレ
ールを傷付けること無く、その自重で落下させるほど簡
単に取外すことができる。
【0009】さらに、カーテンレールを取付けるとき、
係止部材を半係合位置に後退させてカーテンレールとの
係合量を浅くすることができので、ブラケットに対しカ
ーテンレールが付勢力を受けないで半係合状態となり、
係止部材の付勢力が作業を阻害することなく、取付け位
置の調節が簡単容易に行え、カーテンレールを適切な位
置に取付けることが素早くできる。
係止部材を半係合位置に後退させてカーテンレールとの
係合量を浅くすることができので、ブラケットに対しカ
ーテンレールが付勢力を受けないで半係合状態となり、
係止部材の付勢力が作業を阻害することなく、取付け位
置の調節が簡単容易に行え、カーテンレールを適切な位
置に取付けることが素早くできる。
【0010】
【実施例】この考案の第1実施例を以下図面に基づいて
詳述する。図面は窓枠や側壁等にカーテンレールを架設
するためのシングルブラケットを示し、図1及び図2に
於いて、このシングルブラケット1は、窓枠や側壁等に
固定するための金属製の取付け金具2と、同取付け金具
2の下面側に取付けられた合成樹脂製の係止部材3とか
ら構成される。
詳述する。図面は窓枠や側壁等にカーテンレールを架設
するためのシングルブラケットを示し、図1及び図2に
於いて、このシングルブラケット1は、窓枠や側壁等に
固定するための金属製の取付け金具2と、同取付け金具
2の下面側に取付けられた合成樹脂製の係止部材3とか
ら構成される。
【0011】上述の取付け金具2は、所定の形状寸法に
打抜き加工した1枚の金属板(図示省略)をプレス加工
して垂直部4と水平部5とを折曲げ形成し、同取付け金
具2を構成する垂直部4の上端部中央面に取付け孔4a
を形成し、同取付け金具2を構成する水平部5の後端部
中央面に挿通孔5aを形成している。且つ、水平部5の
後端部両側縁にリブ5b,5bを垂直方向に向けて直角
に折曲げ形成し、同水平部5の前端部にカーテンレール
9の前側上縁部9aと係合するレール係止部5cを下面
側に向けて折曲げ形成している。
打抜き加工した1枚の金属板(図示省略)をプレス加工
して垂直部4と水平部5とを折曲げ形成し、同取付け金
具2を構成する垂直部4の上端部中央面に取付け孔4a
を形成し、同取付け金具2を構成する水平部5の後端部
中央面に挿通孔5aを形成している。且つ、水平部5の
後端部両側縁にリブ5b,5bを垂直方向に向けて直角
に折曲げ形成し、同水平部5の前端部にカーテンレール
9の前側上縁部9aと係合するレール係止部5cを下面
側に向けて折曲げ形成している。
【0012】前述の係止部材3は、ポリカーボネート等
の合成樹脂で形成した係止部材3の下面中央部にガイド
孔3aを形成し、同係止部材3の上面中央部にガイド孔
3aと連通して方形のカム当接孔3bを形成し、同係止
部材3の後端部に弾性力を備えたV字形の板バネ3cを
一体形成している。なお、係止部材3の付勢手段とし
て、例えば、係止部材3の後端部にV字形に形成した板
バネ3cを連結したり、或いは、係止部材3の後端部に
コイルスプリングや合成ゴム等の弾性部材を介在させて
付勢するもよい。且つ、係止部材3の前端部にカーテン
レール9の後側上縁部と係合する先端鋭角形状のレール
係止部3dを一体形成し、同レール係止部3dの先端部
より若干後退した下部位置に、カーテンレール9の後側
上縁部9bと係合する仮止め突起3eを前端部全長又は
一部分に形成している。
の合成樹脂で形成した係止部材3の下面中央部にガイド
孔3aを形成し、同係止部材3の上面中央部にガイド孔
3aと連通して方形のカム当接孔3bを形成し、同係止
部材3の後端部に弾性力を備えたV字形の板バネ3cを
一体形成している。なお、係止部材3の付勢手段とし
て、例えば、係止部材3の後端部にV字形に形成した板
バネ3cを連結したり、或いは、係止部材3の後端部に
コイルスプリングや合成ゴム等の弾性部材を介在させて
付勢するもよい。且つ、係止部材3の前端部にカーテン
レール9の後側上縁部と係合する先端鋭角形状のレール
係止部3dを一体形成し、同レール係止部3dの先端部
より若干後退した下部位置に、カーテンレール9の後側
上縁部9bと係合する仮止め突起3eを前端部全長又は
一部分に形成している。
【0013】前述のシングルブラケット1を構成する取
付け金具2と係止部材3との組付け方は、図3に示すよ
うに、取付け金具2を構成する水平部5の後端部両側縁
に形成したリブ5b,5b間に係止部材3を挿入して、
水平部5に形成した挿通孔5aと、係止部材3に形成し
たガイド孔3aとを連通した後、係止部材3のガイド孔
3aに操作軸6を下方から挿通して、同操作軸6の先端
部を水平部5の挿通孔5aに挿通する。この後、水平部
5の上面側に突出した操作軸6の先端部に座金7を挿嵌
し、同操作軸6の先端部をかしめ加工して回動操作可能
に取付ける。且つ、取付け金具2を構成する垂直部4に
係止部材3に形成した板バネ3cを係止して、同板バネ
3cの付勢力により係止部材3をカーテンレール9と係
合する方向に付勢している。
付け金具2と係止部材3との組付け方は、図3に示すよ
うに、取付け金具2を構成する水平部5の後端部両側縁
に形成したリブ5b,5b間に係止部材3を挿入して、
水平部5に形成した挿通孔5aと、係止部材3に形成し
たガイド孔3aとを連通した後、係止部材3のガイド孔
3aに操作軸6を下方から挿通して、同操作軸6の先端
部を水平部5の挿通孔5aに挿通する。この後、水平部
5の上面側に突出した操作軸6の先端部に座金7を挿嵌
し、同操作軸6の先端部をかしめ加工して回動操作可能
に取付ける。且つ、取付け金具2を構成する垂直部4に
係止部材3に形成した板バネ3cを係止して、同板バネ
3cの付勢力により係止部材3をカーテンレール9と係
合する方向に付勢している。
【0014】上述の操作軸6は、図1に示すように、前
述の係止部材3に形成したカム当接孔3bの内側垂直面
と対向して操作軸6の中央部外周面に流線形のカム6a
を一体形成し、ドライバー等の回動操作具8を操作軸6
の頭部6bに係合して、操作軸6のカム6aを横向き位
置(図2参照)と、斜向き位置(図5参照)と、後向き
位置(図7参照)とに回動操作する。すなわち、図2に
示すように、操作軸6のカム6aを横向き方向に回動操
作すると、操作軸6のカム6aと係止部材3に形成した
カム当接孔3bの後方側曲面部とが当接して、係止部材
3に形成した板バネ3cの付勢力により操作軸6のカム
6aが横向き位置に回動復帰される。同時に、操作軸6
のカム6aと取付け金具2の下面側に突設した突起5d
とが当接して、操作軸6のカム6aを横向き位置に回動
規制する。
述の係止部材3に形成したカム当接孔3bの内側垂直面
と対向して操作軸6の中央部外周面に流線形のカム6a
を一体形成し、ドライバー等の回動操作具8を操作軸6
の頭部6bに係合して、操作軸6のカム6aを横向き位
置(図2参照)と、斜向き位置(図5参照)と、後向き
位置(図7参照)とに回動操作する。すなわち、図2に
示すように、操作軸6のカム6aを横向き方向に回動操
作すると、操作軸6のカム6aと係止部材3に形成した
カム当接孔3bの後方側曲面部とが当接して、係止部材
3に形成した板バネ3cの付勢力により操作軸6のカム
6aが横向き位置に回動復帰される。同時に、操作軸6
のカム6aと取付け金具2の下面側に突設した突起5d
とが当接して、操作軸6のカム6aを横向き位置に回動
規制する。
【0015】次に、図5及び図6に示すように、操作軸
6のカム6aを斜向き方向に回動操作すると、操作軸6
のカム6aと係止部材3に形成したカム当接孔3bの後
方側曲面部とが当接して、係止部材3が板バネ3cの付
勢力に抗して半係合位置まで後退される。同時に、操作
軸6のカム6aをカム当接孔3bの後方側曲面部に形成
した係止突起3fに係止して、操作軸6のカム6aを斜
向き位置に回動規制し、係止部材3を半係合位置に後退
させた状態にロック固定する。
6のカム6aを斜向き方向に回動操作すると、操作軸6
のカム6aと係止部材3に形成したカム当接孔3bの後
方側曲面部とが当接して、係止部材3が板バネ3cの付
勢力に抗して半係合位置まで後退される。同時に、操作
軸6のカム6aをカム当接孔3bの後方側曲面部に形成
した係止突起3fに係止して、操作軸6のカム6aを斜
向き位置に回動規制し、係止部材3を半係合位置に後退
させた状態にロック固定する。
【0016】次に、図7及び図8に示すように、操作軸
6のカム6aを後向き方向に回動操作すると、操作軸6
のカム6aと係止部材3に形成したカム当接孔3bの後
方側端面とが当接して、係止部材3が板バネ3cの付勢
力に抗して係合解除位置まで後退される。同時に、後向
き位置に回動した操作軸6のカム6aにカム当接孔3b
の後方側端面を圧接して、操作軸6のカム6aを後向き
位置に回動規制し、係止部材3を係合解除位置に後退さ
せた状態にロック固定する。
6のカム6aを後向き方向に回動操作すると、操作軸6
のカム6aと係止部材3に形成したカム当接孔3bの後
方側端面とが当接して、係止部材3が板バネ3cの付勢
力に抗して係合解除位置まで後退される。同時に、後向
き位置に回動した操作軸6のカム6aにカム当接孔3b
の後方側端面を圧接して、操作軸6のカム6aを後向き
位置に回動規制し、係止部材3を係合解除位置に後退さ
せた状態にロック固定する。
【0017】以上のように構成されたシングルブラケッ
ト1とカーテンレール9との着脱方法を説明する。先
ず、カーテンレール9を取付ける場合、シングルブラケ
ット1を構成する取付け金具2を窓枠や側壁等の垂直面
10に水平固定する。すなわち、図3に示すように、取
付け金具2の垂直部4に形成した取付け孔4aに取付け
ネジ11を挿通して、同取付け金具2を窓枠や側壁等の
垂直面10に水平固定した後、カーテンレール9の前側
上縁部9aを取付け金具2の水平部5に形成したレール
係止部5cに係合し、カーテンレール9の後側上縁部9
bを係止部材3の前端部斜面に当接して、係止部材3を
板バネ3cの付勢力に抗して後退させ、カーテンレール
9の後側上縁部9bを係止部材3のレール係止部3dに
係合固定して取付けることで、取付け金具2の水平部5
に形成したレール係止部5cと、係止部材3の前端部に
形成したレール係止部3dとがカーテンレール9の前後
縁部に圧接され、その圧接部分に生じる面抵抗によりカ
ーテンレール9を強固に位置固定することができる。な
お、カーテンレール9の後側上縁部9bを係止部材3の
前端部に形成した仮止め突起3eに一旦仮止めして取付
け位置を調節してもよい。
ト1とカーテンレール9との着脱方法を説明する。先
ず、カーテンレール9を取付ける場合、シングルブラケ
ット1を構成する取付け金具2を窓枠や側壁等の垂直面
10に水平固定する。すなわち、図3に示すように、取
付け金具2の垂直部4に形成した取付け孔4aに取付け
ネジ11を挿通して、同取付け金具2を窓枠や側壁等の
垂直面10に水平固定した後、カーテンレール9の前側
上縁部9aを取付け金具2の水平部5に形成したレール
係止部5cに係合し、カーテンレール9の後側上縁部9
bを係止部材3の前端部斜面に当接して、係止部材3を
板バネ3cの付勢力に抗して後退させ、カーテンレール
9の後側上縁部9bを係止部材3のレール係止部3dに
係合固定して取付けることで、取付け金具2の水平部5
に形成したレール係止部5cと、係止部材3の前端部に
形成したレール係止部3dとがカーテンレール9の前後
縁部に圧接され、その圧接部分に生じる面抵抗によりカ
ーテンレール9を強固に位置固定することができる。な
お、カーテンレール9の後側上縁部9bを係止部材3の
前端部に形成した仮止め突起3eに一旦仮止めして取付
け位置を調節してもよい。
【0018】次に、カーテンレール9の取付け位置が不
適切である場合、図5及び図6に示すように、シングル
ブラケット1の下方からドライバー等の回動操作具8を
操作軸6の頭部6bに係合して矢印方向に回動操作し、
操作軸6に形成したカム6aと、係止部材3に形成した
カム当接孔3bの後方側曲面部とを当接して、係止部材
3を板バネ3cの付勢力に抗して半係合位置まで後退さ
せ、同時に、操作軸6のカム6aをカム当接孔3bの後
方側曲面部に形成した係止突起3fに係止して、操作軸
6のカム6aを斜向き位置に回動規制し、係止部材3を
半係合位置に後退させた状態にロック固定することで、
係止部材3に形成したレール係止部3dとカーテンレー
ル9の後側上縁部9bとの係合量が浅くなり、且つ、取
付け金具2の水平部5に形成したレール係止部5cとカ
ーテンレール9の前側上縁部9aとの係合量が浅くなる
ため、シングルブラケット1にカーテンレール9を仮止
めした状態のままで取付け位置を調節することができ
る。この後、操作軸6のカム6aを横向き位置に回動復
帰させて、取付け金具2のレール係止部5cと係止部材
3のレール係止部3dとでカーテンレール9を位置固定
する。
適切である場合、図5及び図6に示すように、シングル
ブラケット1の下方からドライバー等の回動操作具8を
操作軸6の頭部6bに係合して矢印方向に回動操作し、
操作軸6に形成したカム6aと、係止部材3に形成した
カム当接孔3bの後方側曲面部とを当接して、係止部材
3を板バネ3cの付勢力に抗して半係合位置まで後退さ
せ、同時に、操作軸6のカム6aをカム当接孔3bの後
方側曲面部に形成した係止突起3fに係止して、操作軸
6のカム6aを斜向き位置に回動規制し、係止部材3を
半係合位置に後退させた状態にロック固定することで、
係止部材3に形成したレール係止部3dとカーテンレー
ル9の後側上縁部9bとの係合量が浅くなり、且つ、取
付け金具2の水平部5に形成したレール係止部5cとカ
ーテンレール9の前側上縁部9aとの係合量が浅くなる
ため、シングルブラケット1にカーテンレール9を仮止
めした状態のままで取付け位置を調節することができ
る。この後、操作軸6のカム6aを横向き位置に回動復
帰させて、取付け金具2のレール係止部5cと係止部材
3のレール係止部3dとでカーテンレール9を位置固定
する。
【0019】次に、カーテンレール9を取外す場合、図
7及び図8に示すように、シングルブラケット1の下方
から回動操作具8を操作軸6の頭部6bに係合して矢印
方向に回動操作し、操作軸6に形成したカム6aと、係
止部材3に形成したカム当接孔3bの後方側端面とを当
接して、係止部材3を板バネ3cの付勢力に抗して係合
解除位置まで後退させ、同時に、後向き位置に回動した
操作軸6のカム6aにカム当接孔3bの後方側端面を圧
接して、操作軸6のカム6aを後向き位置に回動規制
し、係止部材3を係合解除位置に後退させた状態にロッ
ク固定することで、係止部材3に形成したレール係止部
3dからカーテンレール9の後側上縁部9bが脱落し、
取付け金具2の水平部5に形成したレール係止部5cか
らカーテンレール9の前側上縁部9aが脱落するため、
シングルブラケット1からカーテンレール9を簡単に取
外すことができる。
7及び図8に示すように、シングルブラケット1の下方
から回動操作具8を操作軸6の頭部6bに係合して矢印
方向に回動操作し、操作軸6に形成したカム6aと、係
止部材3に形成したカム当接孔3bの後方側端面とを当
接して、係止部材3を板バネ3cの付勢力に抗して係合
解除位置まで後退させ、同時に、後向き位置に回動した
操作軸6のカム6aにカム当接孔3bの後方側端面を圧
接して、操作軸6のカム6aを後向き位置に回動規制
し、係止部材3を係合解除位置に後退させた状態にロッ
ク固定することで、係止部材3に形成したレール係止部
3dからカーテンレール9の後側上縁部9bが脱落し、
取付け金具2の水平部5に形成したレール係止部5cか
らカーテンレール9の前側上縁部9aが脱落するため、
シングルブラケット1からカーテンレール9を簡単に取
外すことができる。
【0020】このようにドライバー等の回動操作具8に
より操作軸6を回動して係止部材3とカーテンレール9
との係合固定を解除するので、従来例のようにブロック
体22とカーテンレール24との係合固定をマイナスド
ライバー(図示省略)で強制的に解除する必要が無く、
係止部材3を後退させる方向に操作軸6のカム6aを回
動するため、カーテンレール9の脱落を防止するのに必
要な付勢力が係止部材3に付与されていても、操作軸6
を回動操作するだけで係止部材3を容易に後退させるこ
とができ、カーテンレール9を傷付けること無く簡単に
着脱することができる。しかも、係止部材3を半係合位
置(図6参照)に後退させてカーテンレール9との係合
量を浅くするので、シングルブラケット1にカーテンレ
ール9を仮止めした状態のままで取付け位置の調節が容
易に行なえ、カーテンレール9を適切な位置に取付ける
ことができる。
より操作軸6を回動して係止部材3とカーテンレール9
との係合固定を解除するので、従来例のようにブロック
体22とカーテンレール24との係合固定をマイナスド
ライバー(図示省略)で強制的に解除する必要が無く、
係止部材3を後退させる方向に操作軸6のカム6aを回
動するため、カーテンレール9の脱落を防止するのに必
要な付勢力が係止部材3に付与されていても、操作軸6
を回動操作するだけで係止部材3を容易に後退させるこ
とができ、カーテンレール9を傷付けること無く簡単に
着脱することができる。しかも、係止部材3を半係合位
置(図6参照)に後退させてカーテンレール9との係合
量を浅くするので、シングルブラケット1にカーテンレ
ール9を仮止めした状態のままで取付け位置の調節が容
易に行なえ、カーテンレール9を適切な位置に取付ける
ことができる。
【0021】図9は天井等の水平面12にカーテンレー
ル9を架設するために用いられる第2実施例のシングル
ブラケット13である。このシングルブラケット13
は、上述の第1実施例と同様にして天井等の水平面12
に固定した取付け金具14の下面側にカーテンレール9
を取付ける。且つ、ドライバー等の回動操作具8により
操作軸6を回動操作して、係止部材3を板バネ3cの付
勢力に坑して半係合位置及び係合解除位置に後退させる
ので、第1実施例と同様にカーテンレール9の着脱及び
取付け位置の調節が容易に行なえる。
ル9を架設するために用いられる第2実施例のシングル
ブラケット13である。このシングルブラケット13
は、上述の第1実施例と同様にして天井等の水平面12
に固定した取付け金具14の下面側にカーテンレール9
を取付ける。且つ、ドライバー等の回動操作具8により
操作軸6を回動操作して、係止部材3を板バネ3cの付
勢力に坑して半係合位置及び係合解除位置に後退させる
ので、第1実施例と同様にカーテンレール9の着脱及び
取付け位置の調節が容易に行なえる。
【0022】この考案の構成と、上述の実施例との対応
において、この考案のブラケットは、第1及び第2実施
例のシングルブラケット1,13と対応し、以下同様
に、ブラケット本体は、取付け金具2,14と対応し、
軸差込み孔は、ガイド孔3aと、カム当接孔3bとに対
応し、カム部は、カム6aと対応するも、この考案は、
上述の第1実施例の構成のみに限定されるものではな
く、例えば、窓枠、側壁、天井等にカーテンレール9を
2本架設するためのダブルブラケット(図示省略)にも
適用することができる。
において、この考案のブラケットは、第1及び第2実施
例のシングルブラケット1,13と対応し、以下同様
に、ブラケット本体は、取付け金具2,14と対応し、
軸差込み孔は、ガイド孔3aと、カム当接孔3bとに対
応し、カム部は、カム6aと対応するも、この考案は、
上述の第1実施例の構成のみに限定されるものではな
く、例えば、窓枠、側壁、天井等にカーテンレール9を
2本架設するためのダブルブラケット(図示省略)にも
適用することができる。
【図1】 第1実施例のシングルブラケットを示す分解
斜視図。
斜視図。
【図2】 カーテンレール取付け前のシングルブラケッ
トを示す底面図。
トを示す底面図。
【図3】 カーテンレール仮止め時のシングルブラケッ
トを示す縦断側面図。
トを示す縦断側面図。
【図4】 カーテンレール取付け後のシングルブラケッ
トを示す縦断側面図。
トを示す縦断側面図。
【図5】 操作軸を半係合位置に回動した状態を示すシ
ングルブラケットの底面図。
ングルブラケットの底面図。
【図6】 係止部材の半係合状態を示すシングルブラケ
ットの縦断側面図。
ットの縦断側面図。
【図7】 操作軸を係合解除位置に回動した状態を示す
シングルブラケットの底面図。
シングルブラケットの底面図。
【図8】 カーテンレール取外し後のシングルブラケッ
トを示す縦断側面図。
トを示す縦断側面図。
【図9】 第2実施例のシングルブラケットを示す縦断
側面図。
側面図。
【図10】 従来例のブラケットを示す縦断側面図。
1,13…シングルブラケット 2,14…取付け金具 3…係止部材 3a…ガイド孔 3b…カム当接孔 3d…レール係止部 3f…係止突起 5c…レール係止部 6…操作軸 6a…カム 8…回動操作具 9…カーテンレール 9a…前側上縁部 9b…後側上縁部
Claims (1)
- 【請求項1】ブラケット本体の端部に形成したレール係
止部にカーテンレールの前側上縁部を係合し、ブラケッ
ト本体の下面側にカーテンレールと直交する方向に付勢
された係止部材を取付け、係止部材の前端部に形成した
レール係止部にカーテンレールの後側上縁部を係合して
取付けるカーテンレール用のブラケットであって、 上記ブラケット本体の下面側に、上記係止部材に形成し
た軸差込み孔を介して操作軸を回動可能に軸支し、 上記係止部材の軸差込み孔と対向する操作軸の外周面上
に、該操作軸の回動操作で係止部材をその付勢力に抗し
てカーテンレールに付勢力を掛けないで浅い係合量とな
る半係合位置及び係合解除位置に後退させる方向に当接
するカム部を形成したカーテンレール用のブラケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991040244U JP2564479Y2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | カーテンレール用のブラケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991040244U JP2564479Y2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | カーテンレール用のブラケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04125777U JPH04125777U (ja) | 1992-11-17 |
JP2564479Y2 true JP2564479Y2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=31921349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991040244U Expired - Lifetime JP2564479Y2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | カーテンレール用のブラケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2564479Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2531677Y2 (ja) * | 1990-08-22 | 1997-04-09 | トーソー株式会社 | カーテンレール用ブラケット |
-
1991
- 1991-04-30 JP JP1991040244U patent/JP2564479Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04125777U (ja) | 1992-11-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5377450A (en) | Adjustable door handle assembly | |
US4802644A (en) | Blind headrail bracket | |
JP2545952Y2 (ja) | ヒンジ | |
JP2564479Y2 (ja) | カーテンレール用のブラケット | |
JPS62500601A (ja) | ヒンジ | |
JP2564476Y2 (ja) | カーテンレール用のブラケット | |
JP2549961Y2 (ja) | ブラケット | |
JP2564477Y2 (ja) | ブラケット | |
JPH0640292Y2 (ja) | ドアの振動音防止構造 | |
JPH057416Y2 (ja) | ||
JPH0741414Y2 (ja) | レールへの吊り下げ装置 | |
JPH0122867Y2 (ja) | ||
JP3054097B2 (ja) | ヒンジ | |
JPH0640262Y2 (ja) | 樋受け具 | |
JPS6324040Y2 (ja) | ||
JP3181230B2 (ja) | ブラインドの取付ブラケット | |
JP2505627Y2 (ja) | ドア用蝶番 | |
JPH021422Y2 (ja) | ||
JP2532668Y2 (ja) | レール取付け用のブラケット | |
JP3730759B2 (ja) | 摘み取付装置 | |
JPS5927639Y2 (ja) | 無線機などの機器とその取付装置 | |
JP3554914B2 (ja) | カーテンウォール等における面材移動規制装置 | |
JPS5830754Y2 (ja) | 車輌用ミラ−装置 | |
JPH07222670A (ja) | レール取付け用のブラケット | |
JP2502618Y2 (ja) | 換気扇 |