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JP2560497Y2 - 自動車ウインドシールドガラス位置決め用のスペーサ - Google Patents

自動車ウインドシールドガラス位置決め用のスペーサ

Info

Publication number
JP2560497Y2
JP2560497Y2 JP1990127283U JP12728390U JP2560497Y2 JP 2560497 Y2 JP2560497 Y2 JP 2560497Y2 JP 1990127283 U JP1990127283 U JP 1990127283U JP 12728390 U JP12728390 U JP 12728390U JP 2560497 Y2 JP2560497 Y2 JP 2560497Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spacer
positioning
windshield glass
windshield
glass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990127283U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0483815U (ja
Inventor
正利 原田
実 則武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Togo Seisakusho Corp
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Togo Seisakusho Corp
Toyota Auto Body Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Togo Seisakusho Corp, Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Togo Seisakusho Corp
Priority to JP1990127283U priority Critical patent/JP2560497Y2/ja
Publication of JPH0483815U publication Critical patent/JPH0483815U/ja
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Anticipated expiration legal-status Critical
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は自動車ウインドシールドガラス位置決め用
のスペーサに関し、詳しくは、例えば自動車のフロント
ガラス(フロントウインドガラス)等のウインドシール
ドガラス(以下、シールドガラスと略記する)を自動車
ボディ(以下、ボディと略記する)に接着する際にシー
ルドガラスの下面(裏面)の上部に接着してシールドガ
ラスの位置を位置決めするためのスペーサの改良に係わ
るものである。
[従来の技術] 例えば、ボディフロント部等のウインド用開口部にシ
ールドガラスを装着するには、まずシールドガラスの下
面上部に位置決め用のスペーサが取付けられる。第13図
に示すように、従来のスペーサ71は横長直方体よりなる
肉厚部72の前面上端に突出片73が設けられ、肉厚部72及
び突出片73の上面が面一状の接着面75とされ、かつ肉厚
部72の前面中央部に係合突起74が設けられた形状よりな
る。スペーサ71はその接着面75にウレタン接着剤などの
接着剤76を塗った後、第14図に示すようにシールドガラ
ス78の下面上辺側の所定位置、下面における上辺から所
定間隔lの位置に接着される。
次いで、このシールドガラス78はボディのウインド用
開口部に配置し、上辺ボディフランジ81側を基準として
装着のための位置決めがされる。この位置決めは第15図
に示すようにウインド用開口部の上辺ボディフランジ81
に取付けたクリップ82の係止片83の係合孔84にシールド
ガラス78のスペーサ71の係合突起74を係合させることに
よりなされる。
[考案が解決しようとする課題] 前述したように、スペーサ71はシールドガラス78下面
においてシールドガラス78の上端辺78Aより所定間隔l
の位置に接着される。しかしながら、組立てラインの作
業においてはバラツキが生じて正しい所定間隔lの位置
にスペーサ71が接着されない場合が生ずる問題があっ
た。
また、スペーサ71の接着面75にはスペーサの接着直前
に接着剤76を塗布するので、組立てラインの作業として
は能率的でない問題があった。
そこで本考案の課題は、従来スペーサの前述した問題
点を解決しようとしたものであり、組立てラインの作業
において、シールドガラスの正しい取付け位置に簡単に
接着させることができ、シールドガラスの位置決めがし
易く、作業能率の向上を図り得るスペーサを提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 前記した課題を達成するために、本考案は自動車のシ
ールドガラスをボディのウインド用開口部に接着する際
に、シールドガラスをウインド用開口部のボディパネル
に取付けたクリップに係合させて位置決めする合成樹脂
製のスペーサであって、接着手段を介してシールドガラ
スの下面に接着されかつ前記クリップに係合させるスペ
ーサ部と、シールドガラスの前記ボディパネルに対応す
る端辺に当接して該スペーサ部をシールドガラス端辺側
下面の所定取付け位置に配置する位置決め部とよりな
り、前記スペーサ部に前記位置決め部が折曲げ切断する
薄肉の接続片を介して接続されてなることを特徴とす
る。
本考案において、前記スペーサ部は上面に両面接着テ
ープが貼られシールドガラス面に接着される支持板と、
該支持板の下面に形成された肉厚支持部と、該肉厚支持
部の前面中央部に形成されボディパネルのクリップに係
合する係合部とよりなる構造とすることができる。前記
位置決め部はシールドガラスの前記ボディパネルに対応
する端辺に当接する基準面が設けられた本体と、この後
部に形成されたつまみ部とよりなる構造とすることがで
きる。前記スペーサ部と前記位置決め部は肉厚支持部の
後面と本体の前面の間において介装した、切断用の切り
込み溝を有する接続片にて接続した構造とすることがで
きる。そしてスペーサ部、位置決め部及び接続片は全体
を一体成形したものとなし得る。
前記接着手段は両面接着テープあるいは粘着性の接着
剤が用いられ、支持板の上面はこれらを適用し、表面に
剥離紙が重ねられた状態とされ、接着の際は剥離紙を除
去する形式のものとされる。
[作用] シールドガラスの端辺に下面側より位置決め部を当接
させると、スペーサ部はシールドガラスの下面の所定位
置に位置決めされる。位置決めしたスペーサ部は接着手
段によりシールドガラスの下面に接着される。スペーサ
部の接着後は位置決め部を下方へ押し下げて接続部を切
断する。スペーサ部を接着したシールドガラスは、ボデ
ィのウインド用開口部に装着する際、ウインド用開口部
のボディパネルのクリップと係合させてシールドガラス
を位置決めする。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を第1図〜第12図に基づいて
説明する。なお、本例は第11図に示すように、ボディ61
のフロント側のウインド用開口部にフロントガラス62を
装着する場合のものである。
第1図はフロントガラス62の位置決めに用いるスペー
サ1の斜視状態を示す。このスペーサ1は第2図及び第
3図に示すように、フロントガラス62に接着するスペー
サ部11と、該スペーサ部11の後部において接続片21によ
り接続された位置決め部31とよりなる。位置決め部31は
スペーサ部11をフロントガラス62の下面上部62B(第11
図参照)に配置するためのものである。スペーサ1はポ
リブチレンフタレート等の合成樹脂により一体成形され
ている。
前記スペーサ部11はフロントガラス62の下面上部62B
に接着する長方形の支持板12と、該支持板12の下面中央
部の後辺に沿う肉厚支持部14と、該肉厚支持部14の前面
中央部に形成されたかぎ状の係合部15よりなる。係合部
15は第3図及び第4図に示すように肉厚支持部14の前方
へ突出していて、後述する上辺ボデーパネル41のクリッ
プ50の係合孔53と係合可能にされている。
前記支持板12は後辺より前辺側が少し下がった前傾状
に形成され、かつ係合部15の上方に相当する支持板12の
中央後部には窓部13が貫設されている。なお、支持板12
の窓部13は係合部15を後述するクリップ50の係合孔53に
係合させる際、係合部15と係合孔53の位置合せをフロン
トガラス62側から見る場合などに利用される。支持板12
の窓部13を除く上面全体には第5図に示すように、両面
接着テープ17が貼られている。両面接着テープ17はシー
ト材18の両面に接着剤19を塗布したものであり、貼り付
けた両面接着テープ17の表面には剥離紙20が重ねられて
いる。剥離紙20の一端側は支持板12よりはみ出す長さ
(第2図、第4図参照)にされ、剥離紙20の剥離除去が
し易くされている。
本例の位置決め部31は肉厚支持部14の長さと同じ幅に
されている。肉厚支持部14の後面下部の両端部は肉薄な
帯状の両接続片21により、位置決め部31本体33の前板34
前面下部の両端部に接続されている。両接続片21はスペ
ーサ部11と位置決め部31とを接続支持し得るに充分な強
度にされ、かつ上面には切り込み溝22が設けられてい
て、折曲げた際はこの切り込み溝22で切断可能にされて
いる。
位置決め部31は接続片21に接続された本体33とこの後
部のつまみ部38とよりなる。本体33及びつまみ部38は同
一底板32上に形成される。本体33は底板32の前部側にお
いて前記支持板12の長手方向と平行な前板34と垂直基準
板35、及びこの両者の左右両側を接続する両側板36とに
より箱状に形成される。前板34と両側板36は低い高さと
され、その各上辺は前記支持板12の後辺上端面と同じ高
さにされ、かつ垂直基準板35はこれらより高くされてい
る。垂直基準板35の両側板36より上方に突出した前面部
35Aはフロントガラス62の上端辺62Aの当接する基準面35
Aとされる。
第3図などに示すように、前板34の前面中央部の基準
面35Aを妨げない高さ位置には、肉厚支持部14の後面と
小隙間を有する突出部37が設けられている。この突出部
37はスペーサ部11の支持板12を接続片22を介して上傾す
るのを防止する作用をなす。前記つまみ部38は垂直基準
板35の後面中央部と底板32後部側の中央部に接続され、
かつ垂直基準板35と同じ高さに立設されている。なお、
つまみ部38の後端部及び底板32の後端辺には肉厚に形成
した補強部が設けられている。
一方、第6図に示すように、フロント側のウインド用
開口部の上辺ボデーパネル41は二枚重ねに接合した鋼板
42,43により形成されていて、スペーサ部11に係わるク
リップ50の取付け部分は下面側の鋼板43に取付け孔44が
設けられている。第6図に示すように、クリップ50は上
辺ボデーパネル41の狭着部51と、係合孔53を有する起立
片52とよりなり、金属板の曲げ加工により形成されてい
る。第7図に示すようにクリップ50は上辺ボデーパネル
41を挟んで取付け孔44に狭着させて固定される。
しかして、第8図に示すように、支持板12の剥離紙20
を除去したスペーサ1を、フロントガラス62の上端辺62
Aとなる辺部の下面側より配置し、基準面35Aをフロント
ガラス62の上端辺62Aに当接させてスペーサ部11をフロ
ントガラス62下面上部62Bに配置する。位置決め部31の
基準面35Aをフロントガラス62の上端辺62Aに当てがうの
で、フロントガラス62下面上部62Bにおけるスペーサ部1
1の取付け位置はフロントガラス62の上端辺62Aから所定
間隔lの一定となる。フロントガラス62下面にスペーサ
部11を配置する際、スペーサ部11の支持板12は下傾状態
にあって両面接着テープ17表面の接着剤19は作用しない
ので、スペーサ部11の配置がし易い。しかる後、第8図
の仮想線に示すようにスペーサ部11の支持板12をフロン
トガラス62下面に押さえると両面接着テープ17上面の接
着剤19によってスペーサ部11がフロントガラス62の下面
上部62Bに接着する。
次いで、位置決め部31のつまみ部38を第8図の仮想線
のように下方へ押し下げると、支持板12がフロントガラ
ス62の下面に当接していることより、第9図に示すよう
に肉薄な接続部21の切り込み溝22において位置決め部31
が切断される。
スペーサ部11を接着したフロントガラス62はフロント
側のウインド用開口部に配置し、第7図に示す上辺ボデ
ィパネル41のクリップ50の起立片52の係合孔53にスペー
サ部11のかぎ状の係合部15を係合させ、第10図に示すよ
うにフロントガラス62の位置決めがされる。なお、第10
図において、66はボディパネル62の端縁、スペーサ部11
及びクリップ50等を隠すための覆い部材である。なお、
フロントガラス62の外周とウインド用開口部の間はモー
ルにより閉じられる。
本例によればフロントガラス62に対するスペーサ部11
の取付け位置を一定に確保できるので、スペーサ部11に
おける係合部15の位置が定まり、クリップ50の起立片52
の係合孔53とスペーサ部11の係合部15との係合作業を容
易になし得る。また、スペーサ部11の取付位置が一定と
なることより、ボディパネル41のフロントガラス62との
隙間が一定となり、フロントガラス62周辺部の外観向上
をなし得る。
前記した実施例のスペーサ1はフロントガラス62の下
面上部62Bに適用した場合であったが、スペーサ1は第1
1図に示すようにクォータウインドシールドガラス63の
下面上部63B、あるいは第12図に示すようにリアウイン
ドシールドガラス(リアガラス)64の下面上部64Bな
ど、ボディ61のウインド用開口部に固定状に装着するシ
ールドガラスの下面上部側の他、シールドガラスの下面
下部側、あるいは下面側部側の位置決めに適用すること
ができる。
[考案の効果] 本考案のスペーサはスペーサ部と位置決め部を接続片
にて接続した構造としたので、位置決め部の基準面によ
って、スペーサ部はシールドガラス下面端辺側の所定取
付け位置に正確に配置することができる。スペーサ部は
上面に接着手段が設けられていることより、シールドガ
ラスの下面に容易に接着させ得る。スペーサ部の接着後
は接続片を折曲げ切断して、位置決め部を除去すること
ができる。スペーサ部を接着したシールドガラスはボデ
ィのウインド用開口部に装着する際、従来と同様にウイ
ンド用開口部のボディパネルに取付けたクリップと係合
させて位置決めするが、シールドガラスのスペーサ部は
正確な取付け位置に接着されていることよりボディパネ
ルのクリップとの係合がさせ易い。すなわち、本考案に
よればスペーサ部をシールドガラスの正確な取付け位置
に簡単に接着させ、かつシールドガラスの位置決めがし
易いので、組立てラインの作業において作業能率の向上
を図り得る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第12図は本考案の一実施例を示し、第1図はス
ペーサの斜視図、第2図はスペーサの平面図、第3図は
第2図III−III線における断面図、第4図は第2図A視
状態図、第5図は第2図V−V線における拡大断面図、
第6図は上辺ボディパネルのクリップ取付け部位及びク
リップを示す斜視図、第7図は上辺ボディパネルにおけ
るクリップ取付け状態図、第8図はスペーサ部による位
置決め状態図、第9図はスペーサにおける位置決め部の
切断状態図、第10図はシールドガラスの位置決め状態
図、第11図はスペーサの適用位置を示す斜視図、第12図
は同じくスペーサの適用位置を示す斜視図である。 第13図〜第15図は従来例を示し、第13図はスペーサの斜
視図、第14図はシールドガラスのスペーサ接着状態図、
第15図はシールドガラスの位置決め状態図である。 1…スペーサ 11…スペーサ部 12…支持板 15…係合部 17…両面接着テープ 21…接続片 22…切り込み溝 31…位置決め部 35…垂直基準板 35A…基準面 36…側板 38…つまみ部 41…上辺ボデーパネル 50…クリップ 53…係合孔 62…フロントガラス 62A…上端辺 62B…下面上部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−247513(JP,A) 実開 昭64−25914(JP,U) 実開 昭63−166818(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車のウインドシールドガラスを自動車
    ボディのウインド用開口部に装着する際に、ウインドシ
    ールドガラスをウインド用開口部のボディパネルに取付
    けたクリップに係合させて位置決めする合成樹脂製のス
    ペーサであって、接着手段を介してウインドシールドガ
    ラスの下面に接着されかつ前記クリップに係合させるス
    ペーサ部と、ウインドシールドガラスの前記ボディパネ
    ルに対応する端辺に当接して該スペーサ部をウインドシ
    ールドガラス端辺側下面の所定取付け位置に配置する位
    置決め部とよりなり、前記スペーサ部と前記位置決め部
    が折曲げ切断する薄肉の接続片を介して接続されてなる
    ことを特徴とした自動車ウインドシールドガラス位置決
    め用のスペーサ。
  2. 【請求項2】スペーサ部は上面に両面接着テープが貼ら
    れウインドシールドガラス面に接着される支持板と、該
    支持板の下面に形成された肉厚支持部と、該肉厚支持部
    の前面中央部に形成されボディパネルのクリップに係合
    する係合部が設けられてなり、位置決め部はウインドシ
    ールドガラスの前記ボディパネルに対応する端辺に当接
    する基準面が設けられた本体と、この後部に形成された
    つまみ部とよりなり、前記スペーサ部と前記位置決め部
    は肉厚支持部の後面と本体の前面の間において介装し
    た、切断用の切り込み溝を有する接続片にて接続され、
    全体が一体成形された構造よりなることを特徴とした請
    求項1記載の自動車ウインドシールドガラス位置決め用
    のスペーサ。
JP1990127283U 1990-11-29 1990-11-29 自動車ウインドシールドガラス位置決め用のスペーサ Expired - Lifetime JP2560497Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2560499Y2 (ja) * 1991-02-18 1998-01-21 株式会社東郷製作所 自動車ウインドシールドガラス位置決め用のスペーサ
FR2952995A1 (fr) * 2009-11-20 2011-05-27 Peugeot Citroen Automobiles Sa Ensemble formant cale

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61247513A (ja) * 1985-04-26 1986-11-04 Mazda Motor Corp 自動車のウインドガラス取付構造
JPS63166818U (ja) * 1987-04-20 1988-10-31
JPS6425914U (ja) * 1987-08-08 1989-02-14

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