JP2559151B2 - ロ−ル状突板の製造方法 - Google Patents
ロ−ル状突板の製造方法Info
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- JP2559151B2 JP2559151B2 JP2006627A JP662790A JP2559151B2 JP 2559151 B2 JP2559151 B2 JP 2559151B2 JP 2006627 A JP2006627 A JP 2006627A JP 662790 A JP662790 A JP 662790A JP 2559151 B2 JP2559151 B2 JP 2559151B2
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- roll
- fibrous sheet
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、木工家具や建具などの表面、特に曲面部
に貼着するのに最適なロール状突板の製造方法に関する
ものである。
に貼着するのに最適なロール状突板の製造方法に関する
ものである。
木材を切削加工して得た厚さ0.3〜0.5mm程度の突板の
裏面に繊維質シートを一体的に貼着したロール状突板の
大量提供を開始したのは本出願人であった。
裏面に繊維質シートを一体的に貼着したロール状突板の
大量提供を開始したのは本出願人であった。
しかしながら、その製造方法は、前記の板厚を有する
所定の幅と長さを有する突板の端面を次々に突き合わせ
ながらロール対間に通す公知の突板製造手段によってい
たので、ロールによる加圧によって繊維質シートによる
突き合わせ面の接合が済むまでは突き合わせ状態を確実
に保持する保証がなかったので、加圧のための送りを速
くすることができず、このためロール状突板の製造能率
がきわめて非能率的で生産量をあげることができなかっ
た。
所定の幅と長さを有する突板の端面を次々に突き合わせ
ながらロール対間に通す公知の突板製造手段によってい
たので、ロールによる加圧によって繊維質シートによる
突き合わせ面の接合が済むまでは突き合わせ状態を確実
に保持する保証がなかったので、加圧のための送りを速
くすることができず、このためロール状突板の製造能率
がきわめて非能率的で生産量をあげることができなかっ
た。
この発明はかゝる現状に鑑み、最終製品とするまでの
処理工程において、突板同士を相互に噛み合わせた接合
部に仮止めテープを貼着することによって接合状態を確
実に保持し、処理工程にある長尺の突板をロール状に巻
回することによってロール状突板の生産性を向上させる
ことができるロール状突板の製造方法を提供することを
目的としたものである。
処理工程において、突板同士を相互に噛み合わせた接合
部に仮止めテープを貼着することによって接合状態を確
実に保持し、処理工程にある長尺の突板をロール状に巻
回することによってロール状突板の生産性を向上させる
ことができるロール状突板の製造方法を提供することを
目的としたものである。
前記目的を達成するため、この発明のロール状突板の
製造方法は、木材の切削によって得た板厚のきわめて薄
い所定の長さと幅を有する突板の両端の小口部にフィン
ガージョイント加工を施し、各突板のフィンガージョイ
ント加工部を順次噛み合わせ、この噛み合わせ部の表面
に幅狭の仮止めテープを接着剤で貼着しながら巻き取っ
てロール体とし、このロール体を仮止めテープを貼着し
た面が下方となるようにして巻き戻しながら上方に位置
した突板の裏面に接着剤を塗布すると共に、突板と同幅
の繊維質シートを重ねながら一対のロール間に通して加
圧接合処理して突板と繊維質シートを一体的に積層した
のち、繊維質シートを裏打ちした突板の表面を研削処理
することによって仮止めテープを除去し、かつ突板の表
面を均一な厚さに調整し、研削処理の済んだ突板を順次
巻き取ることによってロール状とすることを特徴とする
ものである。
製造方法は、木材の切削によって得た板厚のきわめて薄
い所定の長さと幅を有する突板の両端の小口部にフィン
ガージョイント加工を施し、各突板のフィンガージョイ
ント加工部を順次噛み合わせ、この噛み合わせ部の表面
に幅狭の仮止めテープを接着剤で貼着しながら巻き取っ
てロール体とし、このロール体を仮止めテープを貼着し
た面が下方となるようにして巻き戻しながら上方に位置
した突板の裏面に接着剤を塗布すると共に、突板と同幅
の繊維質シートを重ねながら一対のロール間に通して加
圧接合処理して突板と繊維質シートを一体的に積層した
のち、繊維質シートを裏打ちした突板の表面を研削処理
することによって仮止めテープを除去し、かつ突板の表
面を均一な厚さに調整し、研削処理の済んだ突板を順次
巻き取ることによってロール状とすることを特徴とする
ものである。
この発明において、突板とは、ナラやブナなどの原木
をロータリーレースまたはスライサーなどによって切削
して得た厚さが0.3〜1.0mmのもので、切削後の突板は全
体が波打ちするなど荒れているため、表面を平滑化する
ためホットプレスなどの加熱加圧処理がされる。
をロータリーレースまたはスライサーなどによって切削
して得た厚さが0.3〜1.0mmのもので、切削後の突板は全
体が波打ちするなど荒れているため、表面を平滑化する
ためホットプレスなどの加熱加圧処理がされる。
所定の幅および長さを有する突板はこれを相互に連結
して長尺とするもので、具体的には突板の長さ方向にお
ける両端の小口部にフィンガージョイント加工を施し、
加工されたフィンガージョイント部を相互に噛み合わせ
たのち、その噛み合わせ部の表面を幅狭で裏面に接着剤
を塗布した仮止めテープによって仮止め固定し、長尺に
連結しながらこれをロール状に巻き取ってロール体とす
るものである。
して長尺とするもので、具体的には突板の長さ方向にお
ける両端の小口部にフィンガージョイント加工を施し、
加工されたフィンガージョイント部を相互に噛み合わせ
たのち、その噛み合わせ部の表面を幅狭で裏面に接着剤
を塗布した仮止めテープによって仮止め固定し、長尺に
連結しながらこれをロール状に巻き取ってロール体とす
るものである。
ロール体とした長尺の突板は、仮止めテープを貼着し
た面が下方になるようにして巻き戻しながら、上方に位
置した突板の裏面に酢酸ビニル樹脂などの合成樹脂系の
接着剤を塗布して不織布などからなる繊維質シートを貼
着する。
た面が下方になるようにして巻き戻しながら、上方に位
置した突板の裏面に酢酸ビニル樹脂などの合成樹脂系の
接着剤を塗布して不織布などからなる繊維質シートを貼
着する。
長尺の裏面に繊維質シートを接着剤によって貼着する
方法は、具体的には巻き取った長尺の突板を巻き戻すと
同時にその裏面に接着剤を塗布し、一方突板と同幅に形
成してロール状に巻き取られた長尺の繊維質シートを突
板の巻き戻しに合わせながら巻き戻して両者を一対のロ
ール間に送り込み、一対のロールによって加圧しながら
一体的に接合するもので、ロールは通常温度110〜150℃
程度に加熱されている。
方法は、具体的には巻き取った長尺の突板を巻き戻すと
同時にその裏面に接着剤を塗布し、一方突板と同幅に形
成してロール状に巻き取られた長尺の繊維質シートを突
板の巻き戻しに合わせながら巻き戻して両者を一対のロ
ール間に送り込み、一対のロールによって加圧しながら
一体的に接合するもので、ロールは通常温度110〜150℃
程度に加熱されている。
裏面に繊維質シートを裏打ちされた突板は、そのまま
研削処理工程に送られ、その表面にサンディングペーパ
ーを掛けながら、突板の噛み合い部を仮固定していた仮
止めテープを除去すると同時に表面全体を研削し、突板
を一定の板厚にあるよう調整するものである。
研削処理工程に送られ、その表面にサンディングペーパ
ーを掛けながら、突板の噛み合い部を仮固定していた仮
止めテープを除去すると同時に表面全体を研削し、突板
を一定の板厚にあるよう調整するものである。
この発明のロール状突板の製造方法は、突板を相互に
連結して長尺とするに際し、両端の小口部にフィンガー
ジョイント加工を施し、各突板のフィンガージョイント
部を相互に噛み合わせ、当該噛み合わせ部の表面に裏面
に接着剤を塗布した仮止めテープを貼着するので、ロー
ル状突板の製造工程において噛み合い部が不用意に離脱
することがなく、作業を効率的に行うことができる。
連結して長尺とするに際し、両端の小口部にフィンガー
ジョイント加工を施し、各突板のフィンガージョイント
部を相互に噛み合わせ、当該噛み合わせ部の表面に裏面
に接着剤を塗布した仮止めテープを貼着するので、ロー
ル状突板の製造工程において噛み合い部が不用意に離脱
することがなく、作業を効率的に行うことができる。
また、突板同士を噛み合わせて長尺に連結した突板は
一旦これをロール状に巻き取ってロール体とするため作
業に場所を占めることがなく、工場内を有効に利用する
ことができる。
一旦これをロール状に巻き取ってロール体とするため作
業に場所を占めることがなく、工場内を有効に利用する
ことができる。
また、フィンガージョイント加工部に貼着する仮止め
テープは、突板に貼着される繊維質シートとは反対側の
面に貼り付け、繊維質シートを突板に貼着後これを研削
によって除去するため、全体をどの部位においても均一
な厚さに調整することができる。
テープは、突板に貼着される繊維質シートとは反対側の
面に貼り付け、繊維質シートを突板に貼着後これを研削
によって除去するため、全体をどの部位においても均一
な厚さに調整することができる。
以下、この発明のロール状突板の製造方法を添付の図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
たとえば、ナラの原木を所定の長さに玉切りした丸太
材をロータリーレースによって切削し、かつ表面を平滑
化して得た板厚0.2〜0.6mm、巾300mm、長さ800〜3600mm
程度の突板1,1の両端に小口部にフィンガージョイント
加工を施し、幅方向に多数の三角歯形からなるフィンガ
ー部4,4を形成する。(第1図参照) このフィンガー部4,4は三角歯形が大略15mm以内の長
さとするが、その長さは不同であることが望ましいが、
各突板1,1を巾方向に移動しないでピッタリ噛み合わせ
る形状でなくてはならない。
材をロータリーレースによって切削し、かつ表面を平滑
化して得た板厚0.2〜0.6mm、巾300mm、長さ800〜3600mm
程度の突板1,1の両端に小口部にフィンガージョイント
加工を施し、幅方向に多数の三角歯形からなるフィンガ
ー部4,4を形成する。(第1図参照) このフィンガー部4,4は三角歯形が大略15mm以内の長
さとするが、その長さは不同であることが望ましいが、
各突板1,1を巾方向に移動しないでピッタリ噛み合わせ
る形状でなくてはならない。
ついで、繋ぎ合わそうとする各突板1,1のフィンガー
部4,4を相互に噛み合わせたのち、突板1の表面2側か
ら噛み合い部に裏面に接着剤を塗布した幅狭の仮止めテ
ープ5を貼着する。(第2図および第3図参照) 各フィンガー部4,4の噛み合い部を仮止めテープによ
って長尺に形成された突板は、長尺に接合するにしたが
って巻取り、一旦ロール体6に形成する。(第4図参
照) ロール体6とした長尺のテープは、仮止めテープを貼
着した面が下方となるようにして巻き戻しながら上方に
位置した突板の裏面3にエマルジョンタイプの酢酸ビニ
ル樹脂接着剤を塗布すると同時に、ロール体6と同様に
ロール状に巻き取った突板と同幅でかつ厚さ0.05〜0.10
mm程度の不織布からなる繊維質シート8を送り出しスピ
ードを一致させながら送り出し、長尺の突板の裏面に繊
維質シート8を接合した状態で一対のロール対11,11間
に送り込む。(第5図参照) ロール11,11は、通常温度110〜120℃位に加熱されて
いるもので、このロール11,11間を通過することによっ
て加圧され、突板1と繊維質シート8は一体化される。
部4,4を相互に噛み合わせたのち、突板1の表面2側か
ら噛み合い部に裏面に接着剤を塗布した幅狭の仮止めテ
ープ5を貼着する。(第2図および第3図参照) 各フィンガー部4,4の噛み合い部を仮止めテープによ
って長尺に形成された突板は、長尺に接合するにしたが
って巻取り、一旦ロール体6に形成する。(第4図参
照) ロール体6とした長尺のテープは、仮止めテープを貼
着した面が下方となるようにして巻き戻しながら上方に
位置した突板の裏面3にエマルジョンタイプの酢酸ビニ
ル樹脂接着剤を塗布すると同時に、ロール体6と同様に
ロール状に巻き取った突板と同幅でかつ厚さ0.05〜0.10
mm程度の不織布からなる繊維質シート8を送り出しスピ
ードを一致させながら送り出し、長尺の突板の裏面に繊
維質シート8を接合した状態で一対のロール対11,11間
に送り込む。(第5図参照) ロール11,11は、通常温度110〜120℃位に加熱されて
いるもので、このロール11,11間を通過することによっ
て加圧され、突板1と繊維質シート8は一体化される。
加圧接合処理によって、裏面に繊維質シート8を一体
的に貼着した突板1は、これをそのまま研削工程に送
り、その表面2をサンダーにより研削して厚みを均一に
調整すると同時に、前記仮止めテープ5を第6図鎖線に
示すように該研削により除去して平滑面9に仕上げる。
(第6図参照) かくして研削処理された突板1は、これを巻き取って
ロール状としてロール状突板10とするものである。(第
7図参照) 前記研削処理に際し、突板1の厚さ調整は、ロール状
突板10の厚みが0.2〜0.5mm程度となるように実施するも
ので、その研削の厚みは0.05〜0.15mm程度である。
的に貼着した突板1は、これをそのまま研削工程に送
り、その表面2をサンダーにより研削して厚みを均一に
調整すると同時に、前記仮止めテープ5を第6図鎖線に
示すように該研削により除去して平滑面9に仕上げる。
(第6図参照) かくして研削処理された突板1は、これを巻き取って
ロール状としてロール状突板10とするものである。(第
7図参照) 前記研削処理に際し、突板1の厚さ調整は、ロール状
突板10の厚みが0.2〜0.5mm程度となるように実施するも
ので、その研削の厚みは0.05〜0.15mm程度である。
なお、ロール状突板10は、通常所定の幅に形成される
ものであるが、製造に際し突板の幅を300mmとし、ロー
ル状突板としたのち、これを100mmの幅に輪切りして切
断することによって幅100mmのロール状突板を3つ得る
こともできる。
ものであるが、製造に際し突板の幅を300mmとし、ロー
ル状突板としたのち、これを100mmの幅に輪切りして切
断することによって幅100mmのロール状突板を3つ得る
こともできる。
この発明のロール状突板の製造方法は、接合せんとす
る突板の両端に施したフィンガー部を次々に突き合わせ
て噛み合わせるだけではなく、その各噛み合わせ部分の
表面に仮止めテープを接着剤によって貼って、突板の裏
面に繊維質シートを貼着し終わるまでの間突板相互の噛
み合い部が位置ずれすることがない。
る突板の両端に施したフィンガー部を次々に突き合わせ
て噛み合わせるだけではなく、その各噛み合わせ部分の
表面に仮止めテープを接着剤によって貼って、突板の裏
面に繊維質シートを貼着し終わるまでの間突板相互の噛
み合い部が位置ずれすることがない。
また、仮止めテープのよって噛み合い部を固定された
長尺の突板はこれを一旦巻き取ってロール体とするの
で、製造に際して場所を占めることがなく、巻き戻し作
業をすることによって次工程処理することができる。
長尺の突板はこれを一旦巻き取ってロール体とするの
で、製造に際して場所を占めることがなく、巻き戻し作
業をすることによって次工程処理することができる。
しかして、ロール体は仮止めテープを貼着した面を下
方にして巻き戻しを行いながら、上方に位置した突板の
裏面に接着剤を塗布すると同時に、その塗布面に連続的
に繊維質シートを供給して重ね合わせることによって、
きわめて効率的に突板と繊維質シートの接合工程を処理
することができる。
方にして巻き戻しを行いながら、上方に位置した突板の
裏面に接着剤を塗布すると同時に、その塗布面に連続的
に繊維質シートを供給して重ね合わせることによって、
きわめて効率的に突板と繊維質シートの接合工程を処理
することができる。
また、裏面に繊維質シートを裏貼りした長尺の突板
は、これを研削工程に送給し、突板の表面を研削処理し
て厚み調整と仮止めテープの除去を行って平滑面を有す
る突板とし、これを順次巻き取ってロール状突板とする
ため、割れ、反り、捻じれ、伸縮などがない品質が良い
ロール状突板を高速度で能率良く製造して木工業者に安
価に提供することができるものである。
は、これを研削工程に送給し、突板の表面を研削処理し
て厚み調整と仮止めテープの除去を行って平滑面を有す
る突板とし、これを順次巻き取ってロール状突板とする
ため、割れ、反り、捻じれ、伸縮などがない品質が良い
ロール状突板を高速度で能率良く製造して木工業者に安
価に提供することができるものである。
特に、この発明においては、フィンガージョイント加
工部に貼着する仮止めテープは、これを突板に貼着され
る繊維質シートとは反対側の面に貼り付け、繊維質シー
トを突板に貼着後これを研削によって除去するため、前
記仮止めテープを突板と繊維質シートの間に介在させる
方式の製法に比し、フィンガージョイント加工部のみが
他の部位に比して厚くなり、研削に際して当該仮止め部
位の研削で表面がより薄くなることを防止し、全体をど
の部位においても均一な厚さに調整することができる。
工部に貼着する仮止めテープは、これを突板に貼着され
る繊維質シートとは反対側の面に貼り付け、繊維質シー
トを突板に貼着後これを研削によって除去するため、前
記仮止めテープを突板と繊維質シートの間に介在させる
方式の製法に比し、フィンガージョイント加工部のみが
他の部位に比して厚くなり、研削に際して当該仮止め部
位の研削で表面がより薄くなることを防止し、全体をど
の部位においても均一な厚さに調整することができる。
図面はこの発明のロール状突板の製造工程を示すもの
で、第1図は接続せんとする突板の端部にフィンガージ
ョイント加工を施し、フィンガー部を形成した状態を示
す斜視図、第2図はフィンガー部を互いに噛み合わせた
状態を示す斜視図、第3図は噛み合い部の表面に仮止め
テープを固定した状態を示す断面図、第4図はフィンガ
ージョイント処理によって長尺に形成された突板を巻き
取ってロール体とした状態を示す斜視図、第5図は突板
の裏面に繊維質シートを接合する状態を示す断面図、第
6図は研削処理された突板の断面図、第7図は最終製品
のロール状突板を示す斜視図である。 1……突板、2……突板の表面 3……突板の裏面、4……フィンガー部 5……仮止めテープ、6……ロール体 7……接着剤、8……繊維質シート 10……ロール状突板
で、第1図は接続せんとする突板の端部にフィンガージ
ョイント加工を施し、フィンガー部を形成した状態を示
す斜視図、第2図はフィンガー部を互いに噛み合わせた
状態を示す斜視図、第3図は噛み合い部の表面に仮止め
テープを固定した状態を示す断面図、第4図はフィンガ
ージョイント処理によって長尺に形成された突板を巻き
取ってロール体とした状態を示す斜視図、第5図は突板
の裏面に繊維質シートを接合する状態を示す断面図、第
6図は研削処理された突板の断面図、第7図は最終製品
のロール状突板を示す斜視図である。 1……突板、2……突板の表面 3……突板の裏面、4……フィンガー部 5……仮止めテープ、6……ロール体 7……接着剤、8……繊維質シート 10……ロール状突板
Claims (1)
- 【請求項1】木材の切削によって得た板厚のきわめて薄
い所定の長さと幅を有する突板の両端の小口部にフィン
ガージョイント加工を施し、各突板のフィンガージョイ
ント加工部を順次噛み合わせ、この噛み合わせ部の表面
に幅狭の仮止めテープを接着剤で貼着しながら巻き取っ
てロール体とし、このロール体を仮止めテープを貼着し
た面が下方となるようにして巻き戻しながら上方に位置
した突板の裏面に接着剤を塗布すると共に、突板と同幅
の繊維質シートを重ねながら一対のロール間に通して加
圧接合処理して突板と繊維質シートを一体的に積層した
のち、繊維質シートを裏打ちした突板の表面を研削処理
することによって仮止めテープを除去し、かつ突板の表
面を均一な厚さに調整し、研削処理の済んだ突板を順次
巻き取ることによってロール状とすることを特徴とする
ロール状突板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006627A JP2559151B2 (ja) | 1990-01-16 | 1990-01-16 | ロ−ル状突板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006627A JP2559151B2 (ja) | 1990-01-16 | 1990-01-16 | ロ−ル状突板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03211004A JPH03211004A (ja) | 1991-09-13 |
JP2559151B2 true JP2559151B2 (ja) | 1996-12-04 |
Family
ID=11643600
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006627A Expired - Lifetime JP2559151B2 (ja) | 1990-01-16 | 1990-01-16 | ロ−ル状突板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2559151B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0661721B2 (ja) * | 1990-11-05 | 1994-08-17 | ユアサアートボード株式会社 | 長尺状化粧板の製造方法 |
JP2626730B2 (ja) * | 1993-08-31 | 1997-07-02 | 荘太郎 津田 | 表面仕上げ材の製造法 |
CN112171836B (zh) * | 2020-09-29 | 2022-05-24 | 南京林业大学 | 一种木质缠绕复合管的制备方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62122704A (ja) * | 1985-11-25 | 1987-06-04 | 松下電工株式会社 | 複合単板の製造方法 |
JP2769877B2 (ja) * | 1989-09-07 | 1998-06-25 | 株式会社オムニツダ | 極薄状連続木板の製造方法 |
-
1990
- 1990-01-16 JP JP2006627A patent/JP2559151B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
ホルツーツェントラルブラット(Holz−Zentralblatt)1983年1月14日発行(西独) |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03211004A (ja) | 1991-09-13 |
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