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JP2558062B2 - システム・バスを介して他のアダプタに可変サイズのデータ・ブロックを転送するためのアダプタ - Google Patents

システム・バスを介して他のアダプタに可変サイズのデータ・ブロックを転送するためのアダプタ

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JP2558062B2
JP2558062B2 JP6022617A JP2261794A JP2558062B2 JP 2558062 B2 JP2558062 B2 JP 2558062B2 JP 6022617 A JP6022617 A JP 6022617A JP 2261794 A JP2261794 A JP 2261794A JP 2558062 B2 JP2558062 B2 JP 2558062B2
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Publication date
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    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/14Handling requests for interconnection or transfer
    • G06F13/36Handling requests for interconnection or transfer for access to common bus or bus system
    • G06F13/362Handling requests for interconnection or transfer for access to common bus or bus system with centralised access control
    • G06F13/364Handling requests for interconnection or transfer for access to common bus or bus system with centralised access control using independent requests or grants, e.g. using separated request and grant lines

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  • Bus Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通信装置に関するもので
あり、更に詳しくいえば、可変サイズのデータ・ブロッ
クを、メイン・システム・バスに接続された他のアダプ
タに転送するためのアダプタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】高速度ディジタル通信ネットワークの出
現によって、データ、映像、及び音声を含むマルチメデ
ィア情報の転送及び処理が可能になった。しかし、その
ような複合情報を扱うことを意図した通信装置の内部構
造を考えてみると、転送されるべき情報(映像、音声
等)の性質に合った種々のサイズのデータ・ブロックを
扱うことが可能になり且つ容易になるように、通信装置
の構成(基本的にメイン・システム・バスを介して共に
通信する種々のアダプタから形成されたもの)を適応さ
せることは特に難しいと思われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明によって解決さ
れるべき課題は、多数の通信アダプタに接続され、1つ
のアダプタが他のアダプタと或可変サイズのデータを交
換することを可能にする高速度マルチメディア・バスを
提供するということである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題は、可変サイズ
を持ったデータ・ブロックを少なくとも1つの宛先アダ
プタに転送するための本発明によるアダプタによって解
決される。その宛先アダプタの各々はそれぞれのスロッ
トにプラグされ、そしてアービトレーション・プロセス
を与える中央バックプレーン・カードの制御の下にメイ
ン・システム・バスを介して一緒に接続される。本発明
によれば、各アダプタは以下の手段によって与えられ
る。
【0005】(a)送信アダプタがプラグされた物理的
ロケーションを特徴づけるスロット識別子を読み取るた
めの手段、及びシステム・バスへのアクセスを要求する
ためにそのシステム・バスを介して中央バックプレーン
・カードに送信されるべきリクエスト・ワードを発生す
るための手段。上記リクエスト・ワードは前に読み取ら
れたスロット識別子の特徴を示す。 (b)システム・バスに接続された種々のアダプタによ
って発生されたリクエスト・ワードをすべて上記中央バ
ックプレーン・カードが処理してしまったことによって
発生される肯定応答(ACK)ワードを検出するための
手段。そのACKワードはシステム・バスへのアクセス
を許容された特定のアダプタを特徴づける。 (c)システム・バスへのアクセスを与えるACKワー
ドの検出に応答して、送信されたデータを実際に受信す
る特定の宛先アダプタに送信されるべきシグナリング
(signalling)・ワードを発生するための手
段。そのシグナリング・ワードは上記送信アダプタがバ
ックプレーン・カードに要求するコマンドのタイプを特
徴づける情報、上記送信されたデータを受信する特定の
宛先アダプタのアドレス、及び上記送信アダプタのアド
レスより成る。 (d)上記シグナリング・ワードの後にデータ・ブロッ
クを連続的送信するための手段。上記シグナリング・ワ
ードは特定のサイズを持ったデータ・ブロックを受信す
べき宛先アダプタによって受信されそして処理される。
【0006】好ましくは、リクエスト・ワードは1つの
固有のゼロを持った連続する1から形成される。ワード
におけるその固有のゼロの位置がそのアダプタのスロッ
ト識別子を特徴づける。本発明の好ましい実施例におい
ては、各アダプタは以下のものより成る。
【0007】(a)RAM及びROM記憶装置(25
0、300)と関連し、アダプタのスロット識別子を読
み取ることからリクエスト・ワードを算出するためのプ
ロセッサ。 (b)スロット識別子の読み取り後にプロセッサにより
算出されたリクエスト・ワードを記憶するための第1レ
ジスタ。 (c)中央バックプレーン・カードにより発生する同期
(SYNC)制御信号を検出するための手段。そのSY
NC制御信号はシステム・バスの可用度を表わす。 (d)上記SYNC制御信号に応答して、レジスタ(4
40)に記憶されたそのリクエスト・ワードをシステム
・バスへ発生させるための手段。 宛先アダプタにおける1つのデータ・ブロックの受信は
以下の手段によって達成される。
【0008】(a)システム・バスを介して送信される
シグナリング・ワードをモニタするための手段。 (b)システム・バスを介して送信されるデータ・ブロ
ックがその宛先アダプタによって受信されるべきもので
あるかどうかを決定するためにその宛先レジスタのアド
レスをデコードするための手段より成る上記シグナリン
グ・ワードを処理するための手段。 (c)データ・ブロックを記憶するために使用される記
憶ロケーションのサイズを決定するために、上記シグナ
リング・ワードにおけるブロックのサイズを取り出すた
めの手段。
【0009】
【実施例】各アダプタの構成は図1にその概要が示さ
れ、その詳細は図2に従って配置されるべき図3乃至図
7のセットにおいて説明される。図1において、システ
ム・バスは16個のデータ信号S1−S15のセットよ
り成る。このシステム・バス600にアダプタ1ないし
アダプタNが接続されている。異なる数のデータ信号が
本発明の他の実施例において使用可能である。例えば、
32個のデータ信号のセットは32ビット・データ・バ
スを与える。データ・バス610上を搬送される16個
のデータ・ビットに加えて、クロック(CLK)線64
0、SYNC同期化線630、サイクルの終わり(EO
C)線650、及び4つのスロット識別(SID)制御
線620のセットがあり、これら種々の信号の特定な機
能は詳しく後述される。
【0010】各アダプタは、それを他のアダプタから区
別するために、バックプレーンから異なる固有のSID
0−SID3値を受ける。バックプレーンによるそれら
アダプタの働きを包括的に説明する前に、各アダプタの
構成の基本的説明を行うことにする。
【0011】図6に示されるように、各アダプタは、マ
イクロプロセッサ100の制御の下にRAM記憶装置2
50(図3参照)から16ビットのアドレス/データ・
バス101を介して取り出されるデータを記憶するため
の送信先入れ先出し(XMIT_FIFO)並列バッフ
ァ310より成る。XMIT_FIFOバッファ310
の出力は、タイプ74F244のバッファ320によっ
てシステム・バス600に接続される。
【0012】同様に、図5に示されるように、そのアダ
プタの受信部分は、システム・バスから取り出されデー
タ・バス610から受け取ったデータを記憶するための
受信先入れ先出し(RCV_FIFO)並列バッファ3
30より成る。RCV_FIFOバッファ330の出力
はマイクロプロセッサ100のデータ・バス101に接
続される。
【0013】更に、各アダプタは、システム・バス60
0及びバス620を介して搬送されたSID識別信号を
読み取るために使用される一組の回路より成る。前述の
ようなタイプ74F244のバッファ480(図7)は
その入力バスをバス620に接続され、出力バスをマイ
クロプロセッサ100のデータ・バス101に接続され
る。
【0014】ROM記憶装置300はマイクロプロセッ
サ100のデータ・バス101に接続される。ROM3
00及びRAM250(図3)はアドレス・バスA0−
A15(201)を有する。それらアドレス・バスは、
当業者には周知のタイプ74S373のデマルチプレク
サ200の出力に接続される。そのデマルチプレクサ2
00のイネーブル入力線は、マイクロプロセッサ100
のALE線102に接続される。デマルチプレクサ20
0は、その入力バスをマイクロプロセッサ100のアド
レス/データ・バス101に接続される。ROM300
は、読み取り(RD)信号103及びマイクロプロセッ
サ100のMCS3出力線から生じるチップ選択制御信
号108を含む必要な制御信号を備えている。同様に、
RAM記憶装置250は、読み取り(RD)制御信号1
03、書込(WR)制御信号104、及びマイクロプロ
セッサ100のMCS0からのチップ選択制御信号10
5を備えている。
【0015】十分に後述されるすべての動作の制御は、
レジスタ390(図5)、440(図7)及び530
(図7)に関連した比較装置380(図5)、比較装置
430(図4)、及び比較装置500(図7)によって
与えられる。図7に関しては、カウンタ520及びレジ
スタ530が関連する。それらは共に送信ブロックの長
さを決定するために使用される。第1の制御状態装置、
即ち、制御1状態装置540は送信動作のための必要な
制御信号を与え、一方、第2の制御状態装置、即ち、制
御2状態装置900(図5)は受信動作のための必要な
制御信号を与える。
【0016】種々のアダプタ・カードがプラグ可能なバ
ックプレーン・カードは、スロット・コネクタによって
後述の付加回路を接続される。そのバックプレーン・カ
ードは、図14に示される組合せ回路から作られたアー
ビタ回路700より成る。図8において、アービタ回路
700は、システム・バス600から取り出されたバス
610上の16個の信号を16ビット・ラッチ710を
介して受信する。アービタ回路700の出力バス701
は16ビット・バッファ720を介してバス610に接
続される。送信動作及び受信動作に必要な制御信号は、
制御3状態装置730によって与えられる。クロック回
路470はシステム・バス600を介してシステム全体
に分配されるクロック信号640を与える。
【0017】次に、その装置の働き、特に、2つの異な
るアダプタの間のバス600を介したデータの交換を説
明する。所与のアダプタAがそのメモリ記憶装置250
内にロードされたデータ・ブロックを第2のアダプタB
のメモリ記憶装置に転送したいものと仮定する。そのた
めに、先ずアダプタAのマイクロプロセッサ100は、
アダプタAに割り当てられ且つそのアダプタがプラグさ
れたスロットの物理的ロケーションを特徴づけるスロッ
ト識別子SIDの読み取りを始める。アダプタ・カード
がバックプレーン上の第1位置にプラグされていると仮
定すると、スロット識別子SIDは"0000"(16進
数)に等しくなるであろう。それがバックプレーン上の
第2位置であると仮定すると、スロット識別子SID
は"0001"に等しくなるであろう。
【0018】バッファ480の読み取りは、マイクロプ
ロセッサ100のPCS0線109において発生される
アウト・イネーブル制御信号の発生によって達成され、
そしてスロット識別子がアドレス/データ・バス101
において利用可能にされる。この時点から、プロセッサ
は、PCS4出力線113及びPCS3出力線112に
おいて発生される2つの制御信号によってXMIT_F
IFOバッファ310及びRCV_FIFOバッファ3
30の両方をリセットする。
【0019】しかる後、アダプタAのマイクロプロセッ
サ100はRAM記憶装置250内に記憶されたデータ
・ブロックをXMIT_FIFOバッファ310に転送
する。これはRAMへのその位置指定されたデータの逐
次読み取り及びアドレス/データ・バス101からXM
IT_FIFOバッファ310の入力への書込によって
達成される。シフト動作は、マイクロプロセッサ100
のMCS1出力線からの制御信号によって達成される。
【0020】このデータ・ブロックの第1ワードは16
ビットシグナリング・ワードとして定義され、そのデー
タ・ブロックの残りは「データ」ブロックと呼ばれる。
このシグナリング・ワードは次のように計算される。即
ち、D0−D2はそのアダプタがバックプレーンに要求
するコマンドのタイプを定義し、D3−D6は宛先アダ
プタ、即ち、この例ではアダプタB、のアドレスSID
0−3を定義し、D7−D11は転送されるべきデータ
・ブロック・サイズを、交換されるワードの数によって
定義し、D12−D15はソース・アダプタ、即ち、こ
の例ではアダプタA、のアドレスSID0−3を定義す
る。
【0021】バスを要求するために、マイクロプロセッ
サ100は、PCS1出力線110において発生されそ
してオープン・コレクタ・レジスタ440のロード入力
線に転送された制御信号によって、図7のレジスタ44
0に16ビットのリクエスト・ワードを書き込む。その
PCS1制御信号はラッチ410のクロック入力にも送
られる。その結果、ラッチ410は、そのD入力線が正
の電圧値を受けるので、論理的「1」をロードされる。
【0022】マイクロプロセッサ100によってレジス
タ440に記憶される16ビットのリクエスト・ワード
の値は、そのマイクロプロセッサ100によって前に読
み取られたスロット識別子SIDに従って固定される。
上記の例では、アダプタAは第1スロットにプラグされ
ているので、マイクロプロセッサ100は"FFFE"
(16進数)、即ち、"11111111111111
10"(2進数)をレジスタ440に記憶することにな
る。本発明の好ましい実施例では、論理的「0」は、考
察されたアダプタがプラグされているスロットの位置に
対応している。同様に、そのアダプタが第2スロット位
置にプラグされた場合、その16ビット・ワードは、"
FFFD"(16進数)又は"111111111111
1101"(2進数)となる。
【0023】バックプレーン・カード上の制御回路によ
って発生されたSYNC同期制御信号は、システム・バ
スがアダプタにとって利用可能である時、論理的「1」
に固定される。従って、NANDゲート450(図4)
の第1入力線に送られるSYNC信号はその出力で低レ
ベルを発生する。なお、NANDゲート450は、ラッ
チ410のQ出力線を受ける第2入力線を有する。上記
低レベルはレジスタ440の出力イネーブル(OE)入
力線に送られる。その結果、リクエスト・ワードが、シ
ステム・バス600のS0−S15線に接続された出力
バス610において得られる。
【0024】システム・バス600におけるS0−S1
5のうちの1つが論理的「0」にセットされる場合、バ
ックプレーン・カード上のアービタ700は、少なくと
も1つのアダプタ・カードがそのバスを要求しているこ
とを知らされる。システム・バスから取り出されたSY
NC信号は、図8に示されるように、システム・クロッ
ク640を受信する第2入力を持ったANDゲート92
0の第1入力線に送信される。そのSYNC線は論理的
「1」であるので、クロック信号が16ビット・ラッチ
710のクロック入力に送信され、その結果、リクエス
ト・ワードがバスI0−I15を介してアービタ700
にとって利用可能にされる。
【0025】システムの正しい作業を可能にするために
は、SYNC信号は、そのシステムの電源投入後は論理
的「1」にされなければならないことに注意すべきであ
る。これは、ラッチ回路940と、RC回路を構成する
抵抗器950及びコンデンサ960に関連したANDゲ
ート930とより成る付加回路によって達成される。シ
ステムの電源投入時に、コンデンサ960は、RCの期
間中ANDゲート930の第1入力において低レベルを
維持する。従って、ANDゲート930の出力も論理的
「0」状態に維持され、その結果、ラッチ940がセッ
トされる。従って、ラッチ940のQ出力、従って、S
YNC制御線がその機械の電源投入後に「1」にセット
される。上記制御信号を説明するタイミング図が図13
に示される。
【0026】そこで、アービタ700はリクエスト・ワ
ードを処理し、そしてバス610上に存在するリクエス
ト・ワードに対応するACKワードをバス701上に発
生する。このために、アービタ700はバス610上に
存在するリクエスト・ワードに対応する1つのACK1
6ビット・ワードを取り出すのを可能にする一組の組合
せロジックを含む。2つのアダプタがそのバスを同時に
要求する場合、バス610上のリクエスト・ワードは同
時に2つの論理的「0」を有するであろう。この競合は
アービタ700によって管理される。アービタ700
は、その2つのアダプタのうちの1つがより高い優先順
位を得る場合、バス701上にACK16ビット・ワー
ドを与えるであろう。そのようなアービタ機構の構造は
当業者に周知であり、従って、それを更に詳述すること
はしない。図14はアービタ700の好ましい実施例を
示す。
【0027】アービタ700によって発生された肯定応
答(ACK)ワードはバッファ720によってS0−S
15バス610に送られる。これは、制御3状態装置7
30により発生されるバッファ720の出力イネーブル
(OE)入力線の作動がACKワードをバス610に送
信させることによって達成される。これは、制御3状態
装置730のクリア(CLR)出力に接続されたセット
入力線の作動に起因する16ビット・ラッチ710のリ
セット後に行われる。制御3状態装置730は、16ビ
ットANDゲート910の出力を受信するS0−S15
ACK入力線を有する。ANDゲート910は、アービ
タ700によって発生されるACKワードの16ビット
の1つに各入力を接続される。
【0028】更に、ANDゲート910の出力はラッチ
940のリセット入力線に接続される。この結果、SY
NC制御線(ラッチ940のQ出力線に接続される)は
低電位に固定され、そしてそれは種々のアダプタにある
NANDゲート450をロックする。従って、この機構
は如何なる追加のリクエストもそのシステム・バスに与
えられないようにする。図15は制御3状態装置の作業
及び代表的なタイミング図を示す。
【0029】アービタ700によって発生されるACK
ワードはマルチプレクサ460の16入力線に送信され
る。制御1状態装置540(図7参照)は、マルチプレ
クサ460のストローブ(STB)入力線に送られる肯
定応答イネーブル(ACKEN)信号を発生する。従っ
て、マルチプレクサ460は、16ビットACKワード
に関して「16to4」エンコード・プロセスを遂行
し、その結果が比較装置430(図3参照)の第1入力
バスI0−I3に送られる。その比較装置430は、シ
ステム・バス上に存在するSID0−3ワードを受信す
る第2入力バスを有する。
【0030】比較装置430の2つの入力が同じ値を有
する(このアダプタがアービタによって許容されたこと
を表わす)場合、反転EQ出力が低レベルにセットされ
る。この結果、ラッチ420がセットされ、それに対応
して、反転Q出力が低レベルにスイッチされる。これは
ラッチ410をリセットさせ、ANDゲート450を禁
止させる。ラッチ420のQ出力線421は制御1状態
装置540の1つの入力線にも送信される。
【0031】一旦、バスがその考察したアダプタ、この
例ではアダプタA、に許容されると、アダプタAのXM
IT_FIFOからアダプタBにおけるRCV_FIF
Oへのデータの送信が開始する。このために、低レベル
のSYNC信号630及びクロック信号640を受信す
る制御1状態装置540は、ACKEN信号に加えて、
ラッチ470のセット入力に送信されるロード・イネー
ブル(LOADEN)信号を発生する。そこで、そのラ
ッチ470の出力は高レベルになり、ANDゲート49
0の第1入力に送信される。そのANDゲート490は
インバータ800を介してクロック信号の第2入力を有
し、XMIT_FIFOバッファ310のシフト・アウ
ト(SHIFT_OUT)入力線に接続された出力を有
する。低レベルを有するラッチ470の反転Q出力はバ
ッファ320の出力イネーブル(OE)制御線を作動す
ることによってそのバッファ320をオープンする。こ
れは、XMIT_FIFOバッファ310に記憶された
データ・ブロックを、SHIFT_OUT制御線で受信
したクロック信号のリズムで、システム・バス600の
バス610上に連続的に送信させる。制御2状態装置5
40の動作及びタイミング図が図9に示される。
【0032】図10はXMIT_FIFOバッファ31
0によるデータ・ブロックの送信中に使用される代表的
な信号を示す。アダプタAのXMIT_FIFOバッフ
ァ310によって逐次に送信されるデータは、次のよう
に、アダプタBの内部回路によって処理される。
【0033】レジスタ390は、バス610から取り出
されたD3−D6の内容をモニタする。上述のように、
この内容は宛先アドレス、即ち、この例ではアダプタ
B、のアドレスを有する。
【0034】アダプタBにおける制御2状態装置900
は図11のタイミング図に示されたロード宛先(LOA
DDST)制御信号を発生する。このために、制御2状
態装置はSYNC信号630及びCLK信号640を受
信する。そこで、その状態装置の出力はレジスタ390
のロード入力線に送信される。その結果、そのレジスタ
に宛先アドレスがラッチされる。第1入力においてレジ
スタ390の内容を、そして第2入力においてSID0
−3スロット識別子を受信する比較装置380は、その
2つの値が一致した時にEQ出力線において低レベルを
発生する。比較装置380の出力において発生した低レ
ベルはラッチ370をセットするために使用される。そ
のラッチ370は、それの真出力をANDゲート340
の第1入力に接続される。ANDゲート340は、イン
バータ810を介してクロック信号を受信する第2入力
を有する。従って、ANDゲート340の出力は、バス
610において得られるデータ・ブロックの逐次ローデ
ィングを可能にするシフト・イン・クロック信号を発生
する。
【0035】従って、アダプタAによって要求された宛
先アドレス、即ち、この例ではアダプタB、に対応する
スロット識別子SIDを有するそのアダプタにあるRC
V_FIFOバッファ330は、アダプタAのRAM記
憶装置から取り出されたデータ・ブロックを逐次にロー
ドされる。このローディング・プロセスに関連したタイ
ミング図が図12に示される。
【0036】再び、アダプタAの送信部分に関して、デ
ータ・ブロックの送信を完成させる方法を説明する。こ
れはレジスタ530、カウンタ520及び比較装置50
0の使用を必要とする。更に詳しくいうと、レジスタ5
30の入力は、送信されるべきデータ・ブロックのサイ
ズを有するバス(サブ・バス612を形成する)上のS
7−S11制御線で受信される。この値は、レジスタ5
30のロード(LD)入力線及びカウンタ520のリセ
ット(RST)入力線に送信されるLOADEN信号の
発生時にレジスタ530にロードされる。
【0037】レジスタ530の出力は比較装置500の
5ビット入力バスに接続される。その比較装置500は
カウンタ520の内容を受信する第2の5ビット入力バ
スを有する。カウンタ520のクロック入力線はAND
ゲート510の出力を受信し、そのANDゲート510
の1つの入力はクロック信号を受信する。ANDゲート
510はラッチ470の真のQ出力線471に接続され
た第2入力を有する。このQ出力線は高レベルを有する
ので、カウンタ520のクロック入力線はシステム・ク
ロック640を受信し、その結果、それがインクレメン
トする。
【0038】比較装置500の2つの入力バスが等しく
なると、直ちにその比較装置は低レベルにスイッチする
出力を生じる。その結果、ラッチ470はリセットされ
る。そこで、制御信号471は低レベルにされ、AND
ゲート490及び510をディスエーブルする。この結
果、XMIT_FIFOデローディング処理が完了す
る。
【0039】ANDゲート510の入力線471にも負
のパルスが送信される。それは、インバータ560を介
してオープン・コレクタ(OC)ANDゲート550の
1つの入力線に送信される。負のパルスは、システム・
クロックを受信するクロック入力線を持ったラッチ57
0のD入力線にも送信される。ラッチ570の出力はA
NDゲート550の第2入力に接続される。ラッチ57
0、インバータ560及びANDゲート550の組合せ
は、システム・クロックの1つの周期における固有の
「サイクルの終わり」パルスをゲート550の出力で発
生させる。そのパルスは、システム・バス600の線6
50に接続されたオープン・コレクタANDゲート55
0の出力において発生される。「サイクルの終わり」パ
ルスは、バックプレーン・カード、特に、ANDゲート
930の第2入力線に送信される。そのANDゲート9
30の出力は、前述のように、ラッチ940のセット入
力線に接続されている。従って、「サイクルの終わり」
パルスが発生した時、ラッチ940はリセットされ、S
YNC制御信号より成るQ出力線は高レベルにスイッチ
する。SYNC制御信号の正の遷移は、その送られたデ
ータ・ブロックをを受信したアダプタBにあるインバー
タ350を介してラッチ370のリセット入力線に送信
される。
【0040】ラッチ370のリセットの結果、それの反
転Q出力線は正の電位Vccを受けるD入力線を持ったラ
ッチ360のクロック入力線に正のパルスを送る。従っ
て、ラッチ360の反転Q出力線はダウンにスイッチ
し、線114におけるマイクロプロセッサ100に対す
る割り込み信号として使用される。従って、アダプタB
noマイクロプロセッサ100は1つのデータ・ブロッ
ク全体がRCV_FIFOバッファ330において得ら
れることを知らされる。この時点から、プロセッサ10
0は、RAM記憶装置250へのこのデータ・ブロック
の送信を遂行できる。これは、上記のように、RCV_
FIFOバッファ330のSHIFT_OUT入力線に
送信されたMCS2制御信号107の作動によって達成
される。そこで、そのデータ・ブロックは、適当なAL
F制御信号102、書込制御信号104、及びMCS0
チップ選択制御信号105によって、アドレス/データ
・バス101を介してRAM記憶装置に逐次にロードさ
れる。一旦、データ・ブロック全体がRAM記憶装置2
50に書き込まれてしまうと、マイクロプロセッサ10
0はPCS2制御信号111によってラッチ360をリ
セットする。
【0041】ラッチ370のスイッチ動作の時、それの
Q出力線は低レベルにリセットされる。それは、AND
ゲート340がRCV_FIFOバッファ330のSH
IFT_IN入力線にクロック信号を送信しないように
する。従って、そのRCV_FIFOはデータのローデ
ィングを停止する。再び、アダプタAに関連して説明す
ると、SYNC制御信号をアップにスイッチする時、イ
ンバータ400の出力はラッチ420のリセット入力線
に低レベル信号を送信する。従って、それのQ出力線は
高レベル信号を発生し、そしてその信号は制御1状態装
置540に対する制御信号として使用される。更に、ラ
ッチ410を連続してリセットした反転Q出力線はアッ
プにスイッチする。それは、アダプタAのマイクロプロ
セッサ100が、必要に応じて、更にリクエストを発生
することを可能にする。
【0042】従って、アダプタAは、そのデータ・ブロ
ック全体をシグナリング・ワードを先頭としてアダプタ
Bに送信してしまったように見える。本発明の好ましい
実施例では、アダプタAからアダプタBへのデータ・ブ
ロックの転送は、3つのコマンド・ビットをゼロにセッ
トされたシグナリング・ワードによって行われる。
【0043】従って、プロセッサBのマイクロプロセッ
サ100は、データ・ブロックがそのRCV_FIFO
バッファ330に転送されてしまったことを知らされ
る。前述のように、シグナリング・ワードは、転送され
るデータ・ブロックのサイズを特徴づけるビットD7−
D11及びソース・アダプタのアドレスを特徴づけるビ
ットD12−D15を含む。従って、アダプタBのマイ
クロプロセッサ100は、RCV_FIFOバッファ3
30に自動的にロードされそしてRAM記憶装置250
に送信されるべきデータ・ブロックのサイズも知ること
ができる。
【0044】RCV_FIFOバッファ330のローデ
ィングはマイクロプロセッサ100により遂行される如
何なる特定のオペレーションも必要としないので、これ
は実質的な利点である。特に、これは、マルチメディア
・アプリケーションに関連した高速度転送にとって有利
である。
【0045】今や、アダプタBのマイクロプロセッサ1
00は、RCV_FIFOバッファ330の内容をその
関連のRAM記憶装置250に転送し、更に、その受信
の肯定応答をアダプタAに送信する。これは、本発明の
好ましい実施例では、コマンド・ビットを"001"にセ
ットされた固有の肯定応答シグナリング・ワードより成
る付加的なデータ・ブロックをアダプタBからアダプタ
Aに送信することによって達成される。それら付加的コ
マンドは、更に複雑なアプリケーションにとっても利用
可能であることに注目すべきである。例えば、1つの付
加的コマンド(コマンド・ビットが"010"に等しいこ
とに基づく)は、アダプタBにあるRAM記憶装置の読
み取りオペレーションというアダプタAからのリクエス
トであってもよい。
【0046】従って、バックプレーン・カードにプラグ
された種々のアダプタ相互間で、可変サイズを持った多
数の特殊なブロック転送オペレーションが可能にされる
ことは明らかである。
【0047】
【発明の効果】本発明によって、多数の通信アダプタに
接続され、1つのアダプタが他のアダプタと可変サイズ
のデータを交換することを可能にする高速度マルチメデ
ィア・バスが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックプレーン・カード及び種々のアダプタの
間の通信を可能にするマルチメディア・バス600の全
体図である。
【図2】マルチメディア・バスに接続された各アダプタ
の構成の包括的図を与えるために図3乃至図7の配列を
示す図である。
【図3】各アダプタの構成の一部分の詳細図である。
【図4】各アダプタの構成の他の一部分の詳細図であ
る。
【図5】各アダプタの構成の更に他の一部分の詳細図で
ある。
【図6】各アダプタの構成の更に他の一部分の詳細図で
ある。
【図7】各アダプタの構成の更に他の一部分の詳細図で
ある。
【図8】バックプレーン・カードの構成を示す図であ
る。
【図9】制御1状態装置540の動作のタイミング図及
びフローチャートである。
【図10】XMIT_FIFOバッファ310によるデ
ータ・ブロックの転送中に使用される代表的な信号を示
す図である。
【図11】アダプタBの受信部分で発生される反転「ロ
ード宛先」(LOADDST)制御信号のタイミング図
である。
【図12】アダプタBのRCV_FIFOバッファ33
0のローディング・プロセスに関連したタイミング図で
ある。
【図13】制御信号のタイミング図である。
【図14】アービタ700の内部構成を示す図である。
【図15】制御3状態装置及びその代表的なタイミング
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャン−フランセーズ・ル・ペネ フランス国06100、ニース、シュマン・ ド・ラ・セレンナ 11番地 (72)発明者 パトリク・ミッシェル フランス国06610、ラ・ゴード、シュマ ン・フォン・ド・リーブ 621番地 (72)発明者 パトリク・シクシク フランス国06480、ラ・コール・シュー ル−ループ、シュマン・キャリエール・ モンムーユ 221番地

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1つの宛先アダプタに可変サイ
    ズのデータ・ブロックを転送するためのアダプタであっ
    て、該アダプタの各々がそれぞれのスロットにプラグさ
    れ且つ中央バックプレーンの制御の下にあるメイン・シ
    ステム・バスに接続されたものにおいて、 送信アダプタがプラグされた物理的位置を特徴づけるス
    ロット識別子を読み取るための手段と、 システム・バスへのアクセスを要求するために該システ
    ム・バスを介して前記中央バックプレーンに送信される
    べきリクエスト・ワードを発生するための手段であっ
    て、該リクエスト・ワードは前に読み取られたスロット
    識別子の特徴を示すことと、 前記システム・バスに接続された種々のアダプタにより
    発生されたリクエスト・ワードをすべて前記バックプレ
    ーンが処理したことによって発生された肯定応答ワード
    を検出するための手段であって、該肯定応答ワードは前
    記システム・バスへのアクセスを許容されたアダプタを
    特徴づけることと、 前記肯定応答ワードが前記システム・バスへのアクセス
    を与えたことの検出に応答して、送信されたデータを実
    際に受信する特定の宛先アダプタに送信されるべきシグ
    ナリング・ワードを発生するための手段であって、該シ
    グナリング・ワードは前記送信アダプタが前記中央バッ
    クプレーンに要求するコマンドのタイプ、該特定の宛先
    アダプタのアドレス、該送信されたデータ・ブロックの
    サイズ、前記送信アダプタのアドレスを特徴づける情報
    より成ること、 前記シグナリング・ワードの後にデータ・ブロックを連
    続的に送信するための手段であって、該シグナリング・
    ワードは前記サイズを持ったデータ・ブロックを受信す
    べき宛先アダプタによって受信され、処理されること
    と、 より成り、以て、所与のサイズのデータ・ブロックを任
    意の宛先アダプタに送信し得るようにしたことを特徴と
    するアダプタ。
  2. 【請求項2】前記リクエスト・ワードは1つの固有のゼ
    ロを有し、該リクエスト・ワードにおける該ゼロの位置
    が前記アダプタのスロット識別子を特徴づけることを特
    徴とする請求項1に記載のアダプタ。
  3. 【請求項3】RAM及びROM記憶装置と関連付けら
    れ、前記アダプタのスロット識別子を読み取ることから
    リクエスト・ワードを算出するためのプロセッサと、 前記スロット識別子の読み取りの後、前記プロセッサに
    より算出されたリクエスト・ワードを記憶するための第
    1レジスタと、 前記中央バックプレーンにより発生されたSYNC制御
    信号を検出するための手段であって、前記SYNC制御
    信号は前記システム・バスの可用度を表わすことと、 前記SYNC制御信号に応答して、前記第1レジスタに
    記憶されたリクエスト・ワードを前記システム・バスへ
    発生させるための手段と、 を具備したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載のアダプタ。
  4. 【請求項4】前記RAM記憶装置から取り出されて前記
    宛先アダプタに送信されるべきデータを記憶するための
    送信FIFOバッファ手段を具備し、 前記肯定応答ワードを検出するための手段はエンコーデ
    ィング・プロセスを遂行するための肯定応答ワードを受
    信するマルチプレクサと、 第1入力において前記マルチプレクサの出力を受信し、
    第2入力を前記システム・バスからのスロット識別線に
    接続された比較手段と、 前記比較手段の出力を受信し、前記システム・バスへの
    アクセスが許容されたことを表わすリクエスト肯定応答
    制御信号を発生するための手段と、 前記リクエスト肯定応答制御信号に応答して、前記送信
    FIFOバッファ手段に記憶されたデータ・ブロックの
    連続的送信を行わせるため手段と、 より成ることを特徴とする請求項3に記載のアダプタ。
  5. 【請求項5】前記宛先アダプタに送信されるべきデータ
    ・ブロックのサイズを表わす値を記憶するための第2レ
    ジスタと、 前記システム・バスを駆動するクロックで駆動されるカ
    ウンタと、 第1入力を前記第2レジスタの出力に接続され、第2入
    力を前記カウンタの出力に接続された比較手段と、 前記比較手段が前記カウンタの内容と前記第2レジスタ
    の内容との一致を検出したことに応答して前記データ・
    ブロックの送信を停止させるための手段と、 を具備し、以て、前記送信FIFOバッファは前記シス
    テム・バスにおけるデータ・ブロックの発生を停止する
    ことを特徴とする請求項4に記載のアダプタ。
  6. 【請求項6】前記システム・バスを介して送信されるシ
    グナリング・ワードをモニタする手段と、 前記シグナリング・ワードを処理するための手段であっ
    て、該手段は前記システム・バスを介して送信されるデ
    ータ・ブロックが宛先アダプタにより受信されるべきか
    どうかを決定するために該宛先アダプタのアドレスをデ
    コードするための手段より成ることと、 前記データ・ブロックを記憶するために使用される記憶
    ロケーションのサイズを決定するために、前記シグナリ
    ング・ワードにおけるブロックのサイズを取り出すため
    の手段と、 を具備し、以て、前記アダプタは可変サイズを持ったデ
    ータ・ブロックを特定のアダプタから受信できるように
    したことを特徴とする請求項1、2、3、4または5に
    記載のアダプタ。
  7. 【請求項7】前記システム・バスを介して受信されるデ
    ータ・ブロックを逐次にロードするための受信FIFO
    バッファと、 前記シグナリング・ワードから取り出されたアドレス・
    ビットを記憶し、所与のアダプタから送信される特定の
    データ・ブロックに関連する宛先アダプタのアドレスを
    特徴づけるためのレジスタと、 第1入力において前記アドレス・ビットを受信し、第2
    入力において前記システム・バスから取り出されたスロ
    ット識別ビットを受信する比較手段と、 前記比較手段の出力を受信し、前記システム・バス上で
    得られるデータ・ブロックを前記受信FIFOバッファ
    に連続的にロードさせる制御信号を発生するための手段
    と、 を具備したことを特徴とする請求項6に記載のアダプ
    タ。
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FR93480073.1 1993-06-15
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