JP2551680B2 - 位置検出装置 - Google Patents
位置検出装置Info
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- JP2551680B2 JP2551680B2 JP2142834A JP14283490A JP2551680B2 JP 2551680 B2 JP2551680 B2 JP 2551680B2 JP 2142834 A JP2142834 A JP 2142834A JP 14283490 A JP14283490 A JP 14283490A JP 2551680 B2 JP2551680 B2 JP 2551680B2
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- Japan
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- synchronization
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- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、位置や角度等の検出のために工作機械等に
用いられる位置検出装置に関する。
用いられる位置検出装置に関する。
(従来の技術) 第5図は、レゾルバを用いて位置検出を行なう従来の
位置検出装置のブロック図である。また、第6図(A)
〜(F)は、従来の位置検出装置の動作を表わすタイミ
ングチャートである。クロックジェネレータ7は第6図
(A)に示すように励磁タイミング信号及びホールド信
号としての同期信号CLK1を100us周期5us幅で発生し、そ
の同期信号CLK1は励磁回路2及びサンプルホールド回路
3へ送られる。励磁回路2は、同図(B)に示すよう
に、入力されている同期信号CLK1が“1"レベルの間正の
パルス電圧を発生し、同期信号CLK1が“0"レベルに下が
ったとき正のパルス電圧と同じ面積の負のパルス電圧を
発生し、軸倍角Xのレゾルバ1のロータ側のロータ側コ
イルを励磁する。レゾルバ1は、励磁により同図(C)
及び(D)に示すようにロータ回転角の正弦値及び余弦
値のそれぞれに比例した2つの回転角信号Sa,Sbを発生
する。サンプルホールド回路3は、同図(E)及び
(F)に示すように同期信号CLK1の立ち上がりのタイミ
ングで回転角信号Sa,Sbをホールドし、そのときのホー
ルドレベルSa1,Sb1をA/D(アナログ/デジタル)変換器
4に送る。A/D変換器4は、アナログ信号であるホール
ドレベルSa1,Sb1をその電圧レベルに比例したデジタル
値DA,DBに変換して内挿演算部5へ送る。内挿演算部5
は、デジタル値DA,DBの値に基づいて(1)式に示す演
算を行ない、レゾルバロータ1/X回転以内のアブソリュ
ート位置を0〜255の値で表現して下位データPsとす
る。
位置検出装置のブロック図である。また、第6図(A)
〜(F)は、従来の位置検出装置の動作を表わすタイミ
ングチャートである。クロックジェネレータ7は第6図
(A)に示すように励磁タイミング信号及びホールド信
号としての同期信号CLK1を100us周期5us幅で発生し、そ
の同期信号CLK1は励磁回路2及びサンプルホールド回路
3へ送られる。励磁回路2は、同図(B)に示すよう
に、入力されている同期信号CLK1が“1"レベルの間正の
パルス電圧を発生し、同期信号CLK1が“0"レベルに下が
ったとき正のパルス電圧と同じ面積の負のパルス電圧を
発生し、軸倍角Xのレゾルバ1のロータ側のロータ側コ
イルを励磁する。レゾルバ1は、励磁により同図(C)
及び(D)に示すようにロータ回転角の正弦値及び余弦
値のそれぞれに比例した2つの回転角信号Sa,Sbを発生
する。サンプルホールド回路3は、同図(E)及び
(F)に示すように同期信号CLK1の立ち上がりのタイミ
ングで回転角信号Sa,Sbをホールドし、そのときのホー
ルドレベルSa1,Sb1をA/D(アナログ/デジタル)変換器
4に送る。A/D変換器4は、アナログ信号であるホール
ドレベルSa1,Sb1をその電圧レベルに比例したデジタル
値DA,DBに変換して内挿演算部5へ送る。内挿演算部5
は、デジタル値DA,DBの値に基づいて(1)式に示す演
算を行ない、レゾルバロータ1/X回転以内のアブソリュ
ート位置を0〜255の値で表現して下位データPsとす
る。
DA≧0かつDB≧0かつDA≦DBのとき θ=256×(tan-1(DA/DB)/2π) DA≧0かつDB≧0かつDA>DBのとき θ=64−256×(tan-1(DB/DA)/2π) DA≧0かつDB<0かつDA>−DBのとき θ=64+256×(tan-1(−DB/DA)/2π) DA≧0かつDB<0かつDA<−DBのとき θ=128−256×(tan-1(−DA/DB)/2π) DA<0かつDB<0かつ−DA≦−DBのとき θ=128+256×(tan-1(DA/DB)/2π) DA<0かつDB<0かつ−DA>−DBのとき θ=192−256×(tan-1(DB/DA)/2π) DA<0かつDB≧0かつ−DA≧−DBのとき θ=192+256×(tan-1(−DB/DA)/2π) DA<0かつDB≧0かつ−DA<DBのとき θ=256−256×(tan-1(−DA/DB)/2π) 多回転計数部6は、前回のアブソリュート位置,今回
のアブソリュート位置,前回の多回転位置及び今回の多
回転位置をそれぞれPs′,Ps,Cr′及びCrとしたときに
(2)式に示す演算を行ない、今回の多回転位置である
上位データCrを算出する。
のアブソリュート位置,前回の多回転位置及び今回の多
回転位置をそれぞれPs′,Ps,Cr′及びCrとしたときに
(2)式に示す演算を行ない、今回の多回転位置である
上位データCrを算出する。
Ps′−Ps≧128の場合Cr=Cr′+1 Ps′−Ps≦−128の場合Cr=Cr′−1 ……(2) 更に、多回転計数部6は、(3)式に示す演算を行な
うことにより高分解能で多回転にわたる位置データPoを
出力する。
うことにより高分解能で多回転にわたる位置データPoを
出力する。
Po=256*Cr+Ps ……(3) 一方、上述の方法とは別の方法として、上記の多回転
計数部6の代わりにレゾルバ1の回転軸を減速機構によ
って減速させ、軸倍角1の第2のレゾルバの軸に入力す
ることによってレゾルバ1のロータの1/X回転を越える
範囲のアブソリュート位置を検出し、両方のレゾルバの
値を組み合せて高分解能で多回転にわたる位置データを
検出する方法がある。
計数部6の代わりにレゾルバ1の回転軸を減速機構によ
って減速させ、軸倍角1の第2のレゾルバの軸に入力す
ることによってレゾルバ1のロータの1/X回転を越える
範囲のアブソリュート位置を検出し、両方のレゾルバの
値を組み合せて高分解能で多回転にわたる位置データを
検出する方法がある。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上述した従来の前者の位置検出装置では、
多回転計数部6は、前回のレゾルバロータの1/X回転以
内のアブソリュート位置に基づいて演算を行なっている
ため、励磁タイミング信号でありホールド信号である同
期信号CLK1の1周期以内にレゾルバ1が1/(2X)回転以
上回転すると誤検出してしまう。ここで、同期信号CLK1
の周期である上位データ検出周期をT、レゾルバの軸倍
角をXとすると、最高応答回転数であるRMAXは(4)式
に示すようになる。
多回転計数部6は、前回のレゾルバロータの1/X回転以
内のアブソリュート位置に基づいて演算を行なっている
ため、励磁タイミング信号でありホールド信号である同
期信号CLK1の1周期以内にレゾルバ1が1/(2X)回転以
上回転すると誤検出してしまう。ここで、同期信号CLK1
の周期である上位データ検出周期をT、レゾルバの軸倍
角をXとすると、最高応答回転数であるRMAXは(4)式
に示すようになる。
この(4)式から導かれるように高分解能化するため
に軸倍角Xを大きくすると最高応答回転数RMAXは小さく
なる。また、A/D変換器4の分解能を大きくして高分解
能化すると、A/D変換器4でかかる変換時間が長くなる
ため検出周期Tが大きくなり、やはり最高応答回転数R
MAXは小さくなるとともに併せて高価な装置となる。こ
のように、一般の位置検出装置において高分解能化と高
速回転化は相対するものであり両立しないという問題点
があった。また、後者の複数のレゾルバを用いる方法で
は、高速回転には対応できるもののレゾルバを複数用い
ているため、内挿などの処理時間が長くなるのに伴ない
検出周期が長くなり、かつコストが高く、またサイズ及
び消費電力が共に大きくなるという問題点があった。
に軸倍角Xを大きくすると最高応答回転数RMAXは小さく
なる。また、A/D変換器4の分解能を大きくして高分解
能化すると、A/D変換器4でかかる変換時間が長くなる
ため検出周期Tが大きくなり、やはり最高応答回転数R
MAXは小さくなるとともに併せて高価な装置となる。こ
のように、一般の位置検出装置において高分解能化と高
速回転化は相対するものであり両立しないという問題点
があった。また、後者の複数のレゾルバを用いる方法で
は、高速回転には対応できるもののレゾルバを複数用い
ているため、内挿などの処理時間が長くなるのに伴ない
検出周期が長くなり、かつコストが高く、またサイズ及
び消費電力が共に大きくなるという問題点があった。
本発明は上述のような事情から成されたものであり、
本発明の目的は、レゾルバにパルス状の励磁波形を加え
る位置検出装置において、高分解能でありながら位置検
出周期は従来のままを保ちつつ高速回転にも対応可能な
安価かつ小型でしかも低消費電力の位置検出装置を提供
することにある。
本発明の目的は、レゾルバにパルス状の励磁波形を加え
る位置検出装置において、高分解能でありながら位置検
出周期は従来のままを保ちつつ高速回転にも対応可能な
安価かつ小型でしかも低消費電力の位置検出装置を提供
することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、位置や角度等の検出のために工作機械等に
用いられている位置検出装置に関するものであり、本発
明の上記目的は、レゾルバにパルス状の励磁信号を加え
ることにより位置検出を行なう位置検出装置において、
前記励磁信号に同期した同期信号を発生する同期信号発
生手段と、前記同期信号に同期させて記憶した前記レゾ
ルバの出力の2値化した値に基づいて位置情報の演算を
行なう第1演算手段とを具備することによって達成され
る。また、レゾルバにパルス状の励磁信号を加えること
により位置検出を行なう位置検出装置において、第1同
期信号及び第2同期信号を発生する同期信号発生手段
と、前記第1同期信号に同期させて記憶した前記レゾル
バの出力の2値化した値に基づいて位置情報の演算を行
なう第1演算手段と、前記第2同期信号に同期させてサ
ンプルホールドした前記レゾルバの2つの出力値に基づ
いて位置情報の演算を行なう第2演算手段と、前記第1
演算手段及び前記第2演算手段により求められたそれぞ
れの位置情報の桁合せを行ない位置検出値を求める桁合
せ演算手段とを具備することによって達成される。
用いられている位置検出装置に関するものであり、本発
明の上記目的は、レゾルバにパルス状の励磁信号を加え
ることにより位置検出を行なう位置検出装置において、
前記励磁信号に同期した同期信号を発生する同期信号発
生手段と、前記同期信号に同期させて記憶した前記レゾ
ルバの出力の2値化した値に基づいて位置情報の演算を
行なう第1演算手段とを具備することによって達成され
る。また、レゾルバにパルス状の励磁信号を加えること
により位置検出を行なう位置検出装置において、第1同
期信号及び第2同期信号を発生する同期信号発生手段
と、前記第1同期信号に同期させて記憶した前記レゾル
バの出力の2値化した値に基づいて位置情報の演算を行
なう第1演算手段と、前記第2同期信号に同期させてサ
ンプルホールドした前記レゾルバの2つの出力値に基づ
いて位置情報の演算を行なう第2演算手段と、前記第1
演算手段及び前記第2演算手段により求められたそれぞ
れの位置情報の桁合せを行ない位置検出値を求める桁合
せ演算手段とを具備することによって達成される。
(作用) 本発明にあっては、レゾルバの励磁信号とレゾルバの
2つの出力を2値化した値を記憶するタイミングとを同
期させ、記憶した値に基づいて計数条件を決定しその条
件に基づいて計数して上位データとしているので従来の
サンプルホールド手段やA/D(アナログ/デジタル)変
換手段や内挿手段による制限よりも短い周期で上位デー
タが検出できるので、より高速回転に対応できる。ま
た、レゾルバの励磁信号とレゾルバの2つの出力をサン
プルホールドするタイミングとを同期させ、サンプルホ
ールド手段の出力をA/D変換して内挿することにより下
位データを作り、その下位データと上位データを桁合せ
しているので、低速から高速まで高分解能で多回転にわ
たる位置検出が可能となる。さらに、計数手段に入力さ
れるアップまたはダウンのパルス間の第1同期信号の数
を計数し、その計数値によって同期信号の周期を変化さ
せており、またレゾルバの励磁時間がレゾルバの周波数
応答によって規定される最小の時間であるので、不必要
なレゾルバへの励磁が省かれて消費電力が小さくでき
る。
2つの出力を2値化した値を記憶するタイミングとを同
期させ、記憶した値に基づいて計数条件を決定しその条
件に基づいて計数して上位データとしているので従来の
サンプルホールド手段やA/D(アナログ/デジタル)変
換手段や内挿手段による制限よりも短い周期で上位デー
タが検出できるので、より高速回転に対応できる。ま
た、レゾルバの励磁信号とレゾルバの2つの出力をサン
プルホールドするタイミングとを同期させ、サンプルホ
ールド手段の出力をA/D変換して内挿することにより下
位データを作り、その下位データと上位データを桁合せ
しているので、低速から高速まで高分解能で多回転にわ
たる位置検出が可能となる。さらに、計数手段に入力さ
れるアップまたはダウンのパルス間の第1同期信号の数
を計数し、その計数値によって同期信号の周期を変化さ
せており、またレゾルバの励磁時間がレゾルバの周波数
応答によって規定される最小の時間であるので、不必要
なレゾルバへの励磁が省かれて消費電力が小さくでき
る。
(実施例) 以下、図面に基づいて本発明の実施例について詳細に
説明する。
説明する。
第1図は本発明の位置検出装置の一実施例のブロック
図である。また、第2図(A)〜(M)及び第3図
(A)〜(L)は、それぞれ高速回転時及び低速回転時
のタイミングチャートである。第1図において、サンプ
ルホールド回路3,A/D変換器4及び内挿演算部5は、従
来と構成が同一であるので説明を省略する。そこで、先
ずクロックジェネレータ17は、第2図(A)及び(B)
に示すような第1同期信号CLK0と第2同期信号CLK0′を
発生させる。発生させる信号のオン時間はレゾルバ1の
周波数応答によって規定される最小の一定時間であり、
発振周期算出回路15の指令に基づいて周期が変化する。
クロックジェネレータ17から出力された第1の同期信号
CLK0は励磁回路2,第1記憶回路10及び第2記憶回路11に
入力され、一定周期の第2同期信号CLK0′はサンプルホ
ールド回路3及び第3記憶回路16に入力される。レゾル
バ1から出力される2つの回転角信号Sa,Sbはそれぞれ
コンパレータ8及びコンパレータ9により零検出され、
第2図(F)及び(G)に示すようなパルス信号SA,SB
として得られる。第1記憶回路10は、第1同期信号CLK0
のタイミングでパルス信号SA,SBを記憶すると共に同図
(H)及び(I)に示すようなパルス信号SA1,SB1とし
て第2記憶回路11及びデコーダ12に対して出力する。第
2記憶回路11は、第1同期信号CLK0のタイミングで第1
記憶回路10の値すなわち前回のパルス信号SA1,SB1を記
憶すると共に同図(J)及び(K)に示すようなパルス
信号SA2,SB2としてデコーダ12に対して出力する。デコ
ーダ12は第4図に示すような4つのインバータ1211,121
2,1213,1214,2つのナンド回路1221,1222,2つのアンド回
路1231,1232及び1つのノア回路124で構成される論理回
路で成り、第1記憶回路10及び第2記憶回路11から入力
されるパルス信号SA1,SB1,SA2,SB2の値に基づいて論理
演算を行ない、第2図(L)及び(M)に示すようなカ
ウントアップパルスSU及びカウントダウンパルスSD並び
に4倍カウントの第1ビットPa及び第2ビットPbを出力
する。アップ/ダウンカウンタ13は、デコーダ12から入
力されるカウントアップパルスSU及びカウントダウンパ
ルスSDに基づいて計数を行ない計数値Csとして出力す
る。第3記憶回路16は、第2同期信号CLK0′からデコー
ダ12のデコード時間だけ遅れたタイミングで第1ビット
Pa,第2ビットPb及び計数値Csを記憶すると共に記憶値
をそれぞれPa′,Pb′,Cs′として桁合せ演算回路14に対
して出力する。桁合せ演算回路14は、内挿演算部5より
入力されるレゾルバロータの1/X回転以内の2進化した
アブソリュート位置の最上位ビットPmと第3記憶回路16
より入力されるサンプルホールド回路3のホールドタイ
ミングと同期した4倍カウントの第1ビットPa′及び第
2ビットPb′を利用して上位データCs′の増減の変わり
目での修正値を(5)式に基づいて求める。
図である。また、第2図(A)〜(M)及び第3図
(A)〜(L)は、それぞれ高速回転時及び低速回転時
のタイミングチャートである。第1図において、サンプ
ルホールド回路3,A/D変換器4及び内挿演算部5は、従
来と構成が同一であるので説明を省略する。そこで、先
ずクロックジェネレータ17は、第2図(A)及び(B)
に示すような第1同期信号CLK0と第2同期信号CLK0′を
発生させる。発生させる信号のオン時間はレゾルバ1の
周波数応答によって規定される最小の一定時間であり、
発振周期算出回路15の指令に基づいて周期が変化する。
クロックジェネレータ17から出力された第1の同期信号
CLK0は励磁回路2,第1記憶回路10及び第2記憶回路11に
入力され、一定周期の第2同期信号CLK0′はサンプルホ
ールド回路3及び第3記憶回路16に入力される。レゾル
バ1から出力される2つの回転角信号Sa,Sbはそれぞれ
コンパレータ8及びコンパレータ9により零検出され、
第2図(F)及び(G)に示すようなパルス信号SA,SB
として得られる。第1記憶回路10は、第1同期信号CLK0
のタイミングでパルス信号SA,SBを記憶すると共に同図
(H)及び(I)に示すようなパルス信号SA1,SB1とし
て第2記憶回路11及びデコーダ12に対して出力する。第
2記憶回路11は、第1同期信号CLK0のタイミングで第1
記憶回路10の値すなわち前回のパルス信号SA1,SB1を記
憶すると共に同図(J)及び(K)に示すようなパルス
信号SA2,SB2としてデコーダ12に対して出力する。デコ
ーダ12は第4図に示すような4つのインバータ1211,121
2,1213,1214,2つのナンド回路1221,1222,2つのアンド回
路1231,1232及び1つのノア回路124で構成される論理回
路で成り、第1記憶回路10及び第2記憶回路11から入力
されるパルス信号SA1,SB1,SA2,SB2の値に基づいて論理
演算を行ない、第2図(L)及び(M)に示すようなカ
ウントアップパルスSU及びカウントダウンパルスSD並び
に4倍カウントの第1ビットPa及び第2ビットPbを出力
する。アップ/ダウンカウンタ13は、デコーダ12から入
力されるカウントアップパルスSU及びカウントダウンパ
ルスSDに基づいて計数を行ない計数値Csとして出力す
る。第3記憶回路16は、第2同期信号CLK0′からデコー
ダ12のデコード時間だけ遅れたタイミングで第1ビット
Pa,第2ビットPb及び計数値Csを記憶すると共に記憶値
をそれぞれPa′,Pb′,Cs′として桁合せ演算回路14に対
して出力する。桁合せ演算回路14は、内挿演算部5より
入力されるレゾルバロータの1/X回転以内の2進化した
アブソリュート位置の最上位ビットPmと第3記憶回路16
より入力されるサンプルホールド回路3のホールドタイ
ミングと同期した4倍カウントの第1ビットPa′及び第
2ビットPb′を利用して上位データCs′の増減の変わり
目での修正値を(5)式に基づいて求める。
(▲▼′はPaを反転した値) 更に、桁合せ演算回路14は、(5)に基づいて求めた
Cs″と内挿演算部5の出力Psとを合せることにより位置
データPoを演算して出力する。尚、Pa′,Pb′を上位デ
ータCs′の下位ビットに使用することにより内挿演算を
行なうことなくレゾルバロータの1/X回転の1/4の分解能
で広範囲な位置データを得ることもできる。発振周期算
出回路15は、デコーダ12から入力されるカウントアップ
パルスSU又はカウントダウンパルスSDのパルス間の第1
同期信号CLK0を計算し、回転軸の回転数に応じて第1の
同期信号CLK0の発振周期を算出してクロックジェネレー
タ17に指令する。クロックジェネレータ17における第1
同期信号CLK0は、下位データを検出可能な最小周期100
μSと上位データを検出可能な最小周期10μSの2つの
周期で発振可能であり、第2周忌信号CLK0′は100μS
で固定周期である。
Cs″と内挿演算部5の出力Psとを合せることにより位置
データPoを演算して出力する。尚、Pa′,Pb′を上位デ
ータCs′の下位ビットに使用することにより内挿演算を
行なうことなくレゾルバロータの1/X回転の1/4の分解能
で広範囲な位置データを得ることもできる。発振周期算
出回路15は、デコーダ12から入力されるカウントアップ
パルスSU又はカウントダウンパルスSDのパルス間の第1
同期信号CLK0を計算し、回転軸の回転数に応じて第1の
同期信号CLK0の発振周期を算出してクロックジェネレー
タ17に指令する。クロックジェネレータ17における第1
同期信号CLK0は、下位データを検出可能な最小周期100
μSと上位データを検出可能な最小周期10μSの2つの
周期で発振可能であり、第2周忌信号CLK0′は100μS
で固定周期である。
第3図は、第1周期信号CLK0の周期が100μSである
低速時のタイミングチャートであり、上述した上位デー
タの場合と同様の処理手順により、下位データを算出す
ることが可能である。
低速時のタイミングチャートであり、上述した上位デー
タの場合と同様の処理手順により、下位データを算出す
ることが可能である。
(発明の効果) 以上のように本発明の位置検出装置によれば、軸倍角
Xのレゾルバを用いた場合、上位データがレゾルバロー
タの1/X回転に4回の励磁パルスが必要なことより、第
1同期信号CLK0の周期である上位データ検出周期をT′
とすると最高回転数R′MAXは(6)式で表され、従来
の最高応答回転数RMAXと比較すると、従来の上位データ
検出周期TはA/D変換と内挿などにかかる時間のため100
μS程度であるのに対して、本発明の周期T′は10μS
であるので(4)式と(6)式より本発明の最高応答回
転数は5倍程度速くなる。
Xのレゾルバを用いた場合、上位データがレゾルバロー
タの1/X回転に4回の励磁パルスが必要なことより、第
1同期信号CLK0の周期である上位データ検出周期をT′
とすると最高回転数R′MAXは(6)式で表され、従来
の最高応答回転数RMAXと比較すると、従来の上位データ
検出周期TはA/D変換と内挿などにかかる時間のため100
μS程度であるのに対して、本発明の周期T′は10μS
であるので(4)式と(6)式より本発明の最高応答回
転数は5倍程度速くなる。
また、1つのレゾルバのみで低速から高速まで高分解
能で多回転にわたり位置検出が可能となる。更に、レゾ
ルバへの励磁部分を1つとし、低速時は励磁回数を減ら
すと共に検出に必要な時間のみ励磁することで低消費電
力化が可能となる。また、1つのレゾルバと数個の電子
回路のみで構成されるので安価で小型になる。
能で多回転にわたり位置検出が可能となる。更に、レゾ
ルバへの励磁部分を1つとし、低速時は励磁回数を減ら
すと共に検出に必要な時間のみ励磁することで低消費電
力化が可能となる。また、1つのレゾルバと数個の電子
回路のみで構成されるので安価で小型になる。
第1図は本発明の位置検出装置における一実施例のブロ
ック図、第2図は高速時のタイミングチャート、第3図
は低速時のタイミングチャート、第4図はデコーダ12の
内部論理回路、第5図は従来の位置検出装置の構成を示
すブロック図、第6図は従来の位置検出装置におけるタ
イムチャートである。 1……レゾルバ、2……励磁回路、3……サンプルホー
ルド回路、4……A/D変換器、5……内挿演算部、6…
…多回転計数部、7,17……クロックジェネレータ、8,9
……コンパレータ、10,11,16……記憶回路、12……デコ
ーダ、13……アップ/ダウンカウンタ、14……桁合せ演
算回路、15……発振周期算出回路。
ック図、第2図は高速時のタイミングチャート、第3図
は低速時のタイミングチャート、第4図はデコーダ12の
内部論理回路、第5図は従来の位置検出装置の構成を示
すブロック図、第6図は従来の位置検出装置におけるタ
イムチャートである。 1……レゾルバ、2……励磁回路、3……サンプルホー
ルド回路、4……A/D変換器、5……内挿演算部、6…
…多回転計数部、7,17……クロックジェネレータ、8,9
……コンパレータ、10,11,16……記憶回路、12……デコ
ーダ、13……アップ/ダウンカウンタ、14……桁合せ演
算回路、15……発振周期算出回路。
Claims (7)
- 【請求項1】レゾルバにパルス状の励磁信号を加えるこ
とにより位置検出を行なう位置検出装置において、前記
励磁信号に同期した第1同期信号及び第2同期信号を発
生する同期信号発生手段と、前記第1同期信号に同期さ
せて記憶した前記レゾルバの出力の2値化した値に基づ
いて位置情報の演算を行なう第1演算手段とを具備した
ことを特徴とする位置検出装置。 - 【請求項2】前記第1演算手段は、前期レゾルバから出
力されたロータ回転角の正弦値及び余弦値のそれぞれに
比例した2つの出力値を2値化するコンパレータと、前
期同期信号に同期して前記コンパレータの出力値を記憶
する第1記憶手段と、前記同期信号に同期して前記第1
記憶手段の記憶値を記憶する第2記憶手段と、前期第1
記憶手段及び第2記憶手段に記憶されたそれぞれの記憶
値のパターンに基づいてアップ又はダウンカウントする
計数手段とで構成される請求項1に記載の位置検出装
置。 - 【請求項3】前記同期信号発生手段は、前記レゾルバの
運動速度に応答して前記同期信号を発生するようにした
請求項1に記載の位置検出装置。 - 【請求項4】レゾルバにパルス状の励磁信号を加えるこ
とにより位置検出を行なう位置検出装置において、前記
励磁信号に同期した第1同期信号及び第2同期信号を発
生する同期信号発生手段と、前記第1同期信号に同期さ
せて記憶した前記レゾルバの出力の2値化した値に基づ
いて位置情報の演算を行なう第1演算手段と、前記第2
同期信号に同期させてサンプルホールドした前記レゾル
バの2つの出力値に基づいて位置情報の演算を行なう第
2演算手段と、前記第1演算手段及び前記第2演算手段
により求められたそれぞれの位置情報の桁合せを行ない
位置検出値を求める桁合せ演算手段とを具備したことを
特徴とする位置検出装置。 - 【請求項5】前記第1演算手段は、前期レゾルバから出
力されたロータ回転角の正弦値及び余弦値のそれぞれに
比例した2つの出力値を2値化するコンパレータと、前
期第1同期信号に同期して前記コンパレータの出力値を
記憶する第1記憶手段と、前記第1同期信号に同期して
前記第1記憶手段の記憶値を記憶する第2記憶手段と、
前期第1記憶手段及び第2記憶手段に記憶されたそれぞ
れの記憶値のパターンに基づいてアップ又はダウンカウ
ントする計数手段とで構成される請求項4に記載の位置
検出装置。 - 【請求項6】前記第2演算手段は、前記サンプルホール
ドを行なうサンプルホールド手段と、前記サンプルホー
ルド手段によりホールドされたアナログ値をデジタル値
に変換する変換手段と、前記変換手段からの2つの出力
値に基づいて前期レゾルバの回転位置情報を求める内挿
手段とで構成される請求項4に記載の位置検出装置。 - 【請求項7】前記同期信号発生手段は、前記レゾルバの
運動速度に応答して前記第1同期信号を発生するように
した請求項4に記載の位置検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2142834A JP2551680B2 (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 位置検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2142834A JP2551680B2 (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 位置検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0436614A JPH0436614A (ja) | 1992-02-06 |
JP2551680B2 true JP2551680B2 (ja) | 1996-11-06 |
Family
ID=15324699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2142834A Expired - Fee Related JP2551680B2 (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 位置検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2551680B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19937737C2 (de) * | 1999-08-10 | 2003-10-30 | Pilz Gmbh & Co | Vorrichtung zum sicheren Überwachen der Drehbewegung einer Welle |
US8872511B2 (en) | 2009-07-24 | 2014-10-28 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Angle of rotation detection device |
-
1990
- 1990-05-31 JP JP2142834A patent/JP2551680B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0436614A (ja) | 1992-02-06 |
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