JP2551170Y2 - ブラインド操作装置 - Google Patents
ブラインド操作装置Info
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- JP2551170Y2 JP2551170Y2 JP7548293U JP7548293U JP2551170Y2 JP 2551170 Y2 JP2551170 Y2 JP 2551170Y2 JP 7548293 U JP7548293 U JP 7548293U JP 7548293 U JP7548293 U JP 7548293U JP 2551170 Y2 JP2551170 Y2 JP 2551170Y2
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- Japan
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- grip
- stopper
- cord
- operation rod
- rotary operation
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ブラインド操作装置に
関するものである。
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のブラインド操作装置としては、次
のようなものがある。例えば、実公平3−305035
号公報に示されるものは、ヘッドボックス内に昇降コー
ドの昇降を拘束可能なストッパ機構が設けられており、
昇降コードは、操作ハンドル内を挿通して操作ハンドル
と一体に回転可能である昇降操作つまみの別々の位置に
昇降可能にそれぞれ連結されており、ストッパ機構を操
作可能な解除コードの下端は、操作ハンドル内を挿通し
て、操作ハンドルと一体に回転可能である解除操作つま
みに昇降可能に連結されている。解除操作つまみを引き
下げると、ストッパ機構が解除されて、スラットが下降
する。
のようなものがある。例えば、実公平3−305035
号公報に示されるものは、ヘッドボックス内に昇降コー
ドの昇降を拘束可能なストッパ機構が設けられており、
昇降コードは、操作ハンドル内を挿通して操作ハンドル
と一体に回転可能である昇降操作つまみの別々の位置に
昇降可能にそれぞれ連結されており、ストッパ機構を操
作可能な解除コードの下端は、操作ハンドル内を挿通し
て、操作ハンドルと一体に回転可能である解除操作つま
みに昇降可能に連結されている。解除操作つまみを引き
下げると、ストッパ機構が解除されて、スラットが下降
する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のブラインド操作装置には次のような問題がある。す
なわち、スラットの回転を行う際に、操作ハンドルを回
転させると、これと一体に昇降操作つまみ及び解除操作
つまみが回転してしまうため、操作ハンドル内部で昇降
コード及び解除コードが絡んでしまうという問題があ
る。昇降コードの絡みを防止するようにしたものに、実
開昭57−99094号公報に示されるものがある。す
なわち、回転操作棒の下端部に設けられるストッパ機構
から垂下する昇降コードの下端を、昇降コードの数に相
当する挿通孔を有するつまみのそれぞれの挿通孔に別々
に挿通して連結するものである。しかし、これは、回転
操作棒の下端部にストッパ機構が設けられているもので
あるため、回転操作棒の下端部から導出される昇降コー
ドの絡みを防止するためのものである。したがって、ヘ
ッドボックス内にストッパ機構が設けられているものに
これを用いても、操作ハンドル内部の昇降コードの絡み
を防止することはできない。本考案は、このような課題
を解決することを目的としている。
来のブラインド操作装置には次のような問題がある。す
なわち、スラットの回転を行う際に、操作ハンドルを回
転させると、これと一体に昇降操作つまみ及び解除操作
つまみが回転してしまうため、操作ハンドル内部で昇降
コード及び解除コードが絡んでしまうという問題があ
る。昇降コードの絡みを防止するようにしたものに、実
開昭57−99094号公報に示されるものがある。す
なわち、回転操作棒の下端部に設けられるストッパ機構
から垂下する昇降コードの下端を、昇降コードの数に相
当する挿通孔を有するつまみのそれぞれの挿通孔に別々
に挿通して連結するものである。しかし、これは、回転
操作棒の下端部にストッパ機構が設けられているもので
あるため、回転操作棒の下端部から導出される昇降コー
ドの絡みを防止するためのものである。したがって、ヘ
ッドボックス内にストッパ機構が設けられているものに
これを用いても、操作ハンドル内部の昇降コードの絡み
を防止することはできない。本考案は、このような課題
を解決することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、昇降コードが
上下方向に移動可能に挿通されるとともにストッパ解除
用コードが連結される絡み止めリングを、回転は自在で
あるが上下方向には一体に移動するように、グリップに
設けることにより、上記課題を解決する。すなわち、本
考案のブラインド操作装置は、ヘッドボックス(12)
と、ラダーコード(16)によって整列状態に支持され
る多数のスラット(10)と、スラット(10)列の下
端に配置されるボトムレール(14)と、ヘッドボック
ス(12)の一端から下方に導出されてこれの回転によ
りスラット(10)の傾斜が可変である中空の回転操作
棒(24)と、回転操作棒(24)の下端に設けられる
中空のグリップ(32)と、一端がボトムレール(1
4)に連結されるとともに他端がスラット(10)列を
挿通してヘッドボックス(12)内に導入され、回転操
作棒(24)及びグリップ(32)内部を挿通してグリ
ップ(32)の下端から導出される昇降コード(18)
と、ヘッドボックス(12)内に配置されて昇降コード
(18)の移動を拘束可能なストッパ(21)と、一端
がストッパ(21)に連結されるとともに他端が回転操
作棒(24)及びグリップ(32)内を挿通するストッ
パ解除用コード(30)と、を有するものにおいて、グ
リップ(32)は、回転操作棒(24)と一体に回転す
るとともに上下方向に所定量相対移動可能であり、グリ
ップ(32)には、昇降コード(18)が上下方向に移
動可能に挿通されるとともにストッパ解除用コード(3
0)が連結される絡み止めリング(48)が、回転は自
在であるが上下方向には一体に移動するように設けられ
ており、グリップ(32)を回転操作棒(24)と相対
移動させることにより、ストッパ解除用コード(30)
によってストッパ(21)が解除されるように構成され
ている、ことを特徴とする。なお、上記かっこ内の符号
は、実施例の対応する部材を示す。
上下方向に移動可能に挿通されるとともにストッパ解除
用コードが連結される絡み止めリングを、回転は自在で
あるが上下方向には一体に移動するように、グリップに
設けることにより、上記課題を解決する。すなわち、本
考案のブラインド操作装置は、ヘッドボックス(12)
と、ラダーコード(16)によって整列状態に支持され
る多数のスラット(10)と、スラット(10)列の下
端に配置されるボトムレール(14)と、ヘッドボック
ス(12)の一端から下方に導出されてこれの回転によ
りスラット(10)の傾斜が可変である中空の回転操作
棒(24)と、回転操作棒(24)の下端に設けられる
中空のグリップ(32)と、一端がボトムレール(1
4)に連結されるとともに他端がスラット(10)列を
挿通してヘッドボックス(12)内に導入され、回転操
作棒(24)及びグリップ(32)内部を挿通してグリ
ップ(32)の下端から導出される昇降コード(18)
と、ヘッドボックス(12)内に配置されて昇降コード
(18)の移動を拘束可能なストッパ(21)と、一端
がストッパ(21)に連結されるとともに他端が回転操
作棒(24)及びグリップ(32)内を挿通するストッ
パ解除用コード(30)と、を有するものにおいて、グ
リップ(32)は、回転操作棒(24)と一体に回転す
るとともに上下方向に所定量相対移動可能であり、グリ
ップ(32)には、昇降コード(18)が上下方向に移
動可能に挿通されるとともにストッパ解除用コード(3
0)が連結される絡み止めリング(48)が、回転は自
在であるが上下方向には一体に移動するように設けられ
ており、グリップ(32)を回転操作棒(24)と相対
移動させることにより、ストッパ解除用コード(30)
によってストッパ(21)が解除されるように構成され
ている、ことを特徴とする。なお、上記かっこ内の符号
は、実施例の対応する部材を示す。
【0005】
【作用】スラットを上昇させる場合は、グリップの下端
から導出されている昇降コードを下方に引っ張ることに
より、行われる。次に、スラットを下降させる場合は、
グリップを持ってこれを所定量下方に引っ張る。これに
より、絡み止めリングもグリップと一体に下方に移動す
るので、絡み止めリングに連結されているストッパ解除
コードも下方に引っ張られる。このため、ストッパが解
除されて昇降コードの移動が自由になるので、ボトムレ
ール及びスラットの自重によりスラットが下降してい
く。次に、スラットの傾斜角度を変更させる場合は、グ
リップを持ってこれを回転させる。これにより、回転操
作棒はグリップと一体に回転するため、スラットの傾斜
角度が変更される。このとき、グリップが回転してもこ
れに回転自在に設けられている絡み止めリングは回転し
ないので、昇降コード及びストッパ解除用コードも回転
しない。このため、昇降コード及びストッパ解除用コー
ドが絡むことはない。
から導出されている昇降コードを下方に引っ張ることに
より、行われる。次に、スラットを下降させる場合は、
グリップを持ってこれを所定量下方に引っ張る。これに
より、絡み止めリングもグリップと一体に下方に移動す
るので、絡み止めリングに連結されているストッパ解除
コードも下方に引っ張られる。このため、ストッパが解
除されて昇降コードの移動が自由になるので、ボトムレ
ール及びスラットの自重によりスラットが下降してい
く。次に、スラットの傾斜角度を変更させる場合は、グ
リップを持ってこれを回転させる。これにより、回転操
作棒はグリップと一体に回転するため、スラットの傾斜
角度が変更される。このとき、グリップが回転してもこ
れに回転自在に設けられている絡み止めリングは回転し
ないので、昇降コード及びストッパ解除用コードも回転
しない。このため、昇降コード及びストッパ解除用コー
ドが絡むことはない。
【0006】
【実施例】図1及び図2に本考案を実施したブラインド
を示す。所定間隔で上下方向に複数のスラット10が配
列されており、このスラット10列の上端側にヘッドボ
ックス12が配置され、下端側にボトムレール14が配
置されている。ヘッドボックス12とボトムレール14
との間にはラダーコード16が設けられており、これに
よって各スラット10が支持されている。ラダーコード
16の上端は、ヘッドボックス12内に回転可能に設け
られている回転ドラム17に巻取り及び巻解き可能に連
結されている。回転ドラム17の回転により、スラット
10は傾斜角度を変更可能である。ヘッドボックス12
の一端には、中空のチルタ入力軸22が導出されてお
り、チルタ入力軸22の下端には、下端に中空のグリッ
プ32が設けられている中空の回転操作棒24がユニバ
ーサルジョイント28によって一体に回転可能であると
ともに連結角度を変更可能に連結されている。回転操作
棒24の回転は、チルタ入力軸22を介してヘッドボッ
クス12の一端付近に設けられているチルタ20に伝達
される。チルタ20に伝達された回転は、回転軸23を
介してこれと一体に連結されている回転ドラム17を回
転する。昇降コード18は、一端がボトムレール14に
連結されており、他端がスラット10に設けられている
図示していない挿通孔を挿通してヘッドボックス12内
に導入されるとともに、ヘッドボックス12内の一端付
近に設けられているストッパ21を通って、チルタ入力
軸22、回転操作棒24及びグリップ32の内部をそれ
ぞれ挿通して、グリップ32の下部に配置されているつ
まみ26にそれぞれ昇降可能に連結されている。ストッ
パ21は、スラット10上昇方向への昇降コード18の
移動は拘束せず、スラット10下降方向への昇降コード
18の移動は拘束可能に構成されている。ストッパ21
には、昇降コード18の拘束を解除可能なストッパ解除
用コード30の一端が連結されている。ストッパ解除用
コード30の他端は、チルタ入力軸22及び回転操作棒
24を挿通してグリップ32に連結されている。ストッ
パ21は、ストッパ解除用コード30が下方に引っ張ら
れている間だけ解除され、ストッパ解除用コード30を
下方に引っ張る力が加えられなくなるとストッパ解除用
コード30を若干上昇させて締結される。回転操作棒2
4には、回転操作棒24の下端から導出された昇降コー
ド18を引っ掛け可能なコード掛け34が設けられてい
る。
を示す。所定間隔で上下方向に複数のスラット10が配
列されており、このスラット10列の上端側にヘッドボ
ックス12が配置され、下端側にボトムレール14が配
置されている。ヘッドボックス12とボトムレール14
との間にはラダーコード16が設けられており、これに
よって各スラット10が支持されている。ラダーコード
16の上端は、ヘッドボックス12内に回転可能に設け
られている回転ドラム17に巻取り及び巻解き可能に連
結されている。回転ドラム17の回転により、スラット
10は傾斜角度を変更可能である。ヘッドボックス12
の一端には、中空のチルタ入力軸22が導出されてお
り、チルタ入力軸22の下端には、下端に中空のグリッ
プ32が設けられている中空の回転操作棒24がユニバ
ーサルジョイント28によって一体に回転可能であると
ともに連結角度を変更可能に連結されている。回転操作
棒24の回転は、チルタ入力軸22を介してヘッドボッ
クス12の一端付近に設けられているチルタ20に伝達
される。チルタ20に伝達された回転は、回転軸23を
介してこれと一体に連結されている回転ドラム17を回
転する。昇降コード18は、一端がボトムレール14に
連結されており、他端がスラット10に設けられている
図示していない挿通孔を挿通してヘッドボックス12内
に導入されるとともに、ヘッドボックス12内の一端付
近に設けられているストッパ21を通って、チルタ入力
軸22、回転操作棒24及びグリップ32の内部をそれ
ぞれ挿通して、グリップ32の下部に配置されているつ
まみ26にそれぞれ昇降可能に連結されている。ストッ
パ21は、スラット10上昇方向への昇降コード18の
移動は拘束せず、スラット10下降方向への昇降コード
18の移動は拘束可能に構成されている。ストッパ21
には、昇降コード18の拘束を解除可能なストッパ解除
用コード30の一端が連結されている。ストッパ解除用
コード30の他端は、チルタ入力軸22及び回転操作棒
24を挿通してグリップ32に連結されている。ストッ
パ21は、ストッパ解除用コード30が下方に引っ張ら
れている間だけ解除され、ストッパ解除用コード30を
下方に引っ張る力が加えられなくなるとストッパ解除用
コード30を若干上昇させて締結される。回転操作棒2
4には、回転操作棒24の下端から導出された昇降コー
ド18を引っ掛け可能なコード掛け34が設けられてい
る。
【0007】図3にグリップ32付近の分解斜視図を、
図4に断面図を、それぞれ示す。回転操作棒24は、外
形が断面六角形状をしており、これの下端付近には断面
六角形状をしている部分よりも径方向寸法が小さい小径
部36が形成されている。グリップ32の上端部には、
回転操作棒24の外径部とはめ合わせ可能な断面六角形
状の挿入穴38が形成されている。グリップ32内部の
挿入穴38の下端には、段部40が形成されて挿入穴3
8よりも径方向寸法が大きいとともに、第1抜け止めリ
ング42を上下方向に相対移動可能にはめ合わせ可能な
空間部44が形成されている。グリップ32内部の下部
は、段部46を形成して空間部44よりも径方向寸法が
大きくなっており、この部分に絡み止めリング48を回
転自在にはめ合わせせ可能である。グリップ32内部の
絡み止めリング48が配置される位置の下端には、第2
抜け止めリング50をはめ合わせ可能な溝部52が円周
方向に形成されている。第1抜け止めリング42及び第
2抜け止めリング50は、円周方向の一部が切り欠かれ
た形状をしている。また、絡み止めリング48には、図
5に示されるように、円周方向に所定間隔をあけた4か
所に軸方向に貫通孔54、56、58及び60が形成さ
れている。これらのうちの3つの貫通孔54、56及び
58は、昇降コード18が挿通可能な大きさに形成され
ている。挿通孔60は、ストッパ解除用コード30が挿
通可能な大きさであり、絡み止めリング48の挿通孔6
0よりも外径部寄りには、ストッパ解除用コード30を
挿通可能な大きさの貫通孔62が形成されている。ま
た、絡み止めリング48の貫通孔60及び62が形成さ
れている部分の軸方向上部には、ストッパ解除用コード
30の端部に形成される結び目30aを挿入可能な大き
さの大径部64が形成されている。それぞれの貫通孔5
4、56、58及び62から絡み止めリング48の外径
部にかけてスリット54a、56a、58a及び62a
が形成されている。グリップ32の挿入穴38に回転操
作棒24の下端が挿入されている。回転操作棒24の小
径部36には第1抜け止めリング42がはめ合わされて
いる。第1抜け止めリング42が段部40に接触するこ
とにより、グリップ32の回転操作棒24からの脱落が
防止されている。ストッパ21が締結されているとき
は、ストッパ解除用コード30を上昇させる張力によ
り、グリップ32は、図4に示されるように、第1抜け
止めリング42がこれの段部40よりも下方に位置して
おり、両者は接触していない。グリップ32の下部に
は、絡み止めリング48が回転自在にはめ合わされてい
る。絡み止めリング48の上端は段部46と接触してお
り、上方への移動が拘束されている。グリップ32の溝
部52には第2抜け止めリング50がはめ合わされてお
り、これにより、絡み止めリング48の下方への移動が
拘束されている。昇降コード18は、回転操作棒24か
ら導出された後、グリップ32の空間部44及び絡み止
めリング48の貫通孔54、56及び58をそれぞれ挿
通して、グリップ32の下端から導出されている。ま
た、ストッパ解除用コード30は、回転操作棒24から
導出された後、グリップ32の空間部44及び絡み止め
リング48の貫通孔60を挿通して、絡み止めリング4
8の下端で貫通孔62方向に折り曲げられて、貫通孔6
2の上端から導出され、これの端部に結び目30aが形
成されて大径部64に収容されている。これにより、ス
トッパ解除用コード30の結び目30aが貫通孔62か
ら抜け出すことはない。
図4に断面図を、それぞれ示す。回転操作棒24は、外
形が断面六角形状をしており、これの下端付近には断面
六角形状をしている部分よりも径方向寸法が小さい小径
部36が形成されている。グリップ32の上端部には、
回転操作棒24の外径部とはめ合わせ可能な断面六角形
状の挿入穴38が形成されている。グリップ32内部の
挿入穴38の下端には、段部40が形成されて挿入穴3
8よりも径方向寸法が大きいとともに、第1抜け止めリ
ング42を上下方向に相対移動可能にはめ合わせ可能な
空間部44が形成されている。グリップ32内部の下部
は、段部46を形成して空間部44よりも径方向寸法が
大きくなっており、この部分に絡み止めリング48を回
転自在にはめ合わせせ可能である。グリップ32内部の
絡み止めリング48が配置される位置の下端には、第2
抜け止めリング50をはめ合わせ可能な溝部52が円周
方向に形成されている。第1抜け止めリング42及び第
2抜け止めリング50は、円周方向の一部が切り欠かれ
た形状をしている。また、絡み止めリング48には、図
5に示されるように、円周方向に所定間隔をあけた4か
所に軸方向に貫通孔54、56、58及び60が形成さ
れている。これらのうちの3つの貫通孔54、56及び
58は、昇降コード18が挿通可能な大きさに形成され
ている。挿通孔60は、ストッパ解除用コード30が挿
通可能な大きさであり、絡み止めリング48の挿通孔6
0よりも外径部寄りには、ストッパ解除用コード30を
挿通可能な大きさの貫通孔62が形成されている。ま
た、絡み止めリング48の貫通孔60及び62が形成さ
れている部分の軸方向上部には、ストッパ解除用コード
30の端部に形成される結び目30aを挿入可能な大き
さの大径部64が形成されている。それぞれの貫通孔5
4、56、58及び62から絡み止めリング48の外径
部にかけてスリット54a、56a、58a及び62a
が形成されている。グリップ32の挿入穴38に回転操
作棒24の下端が挿入されている。回転操作棒24の小
径部36には第1抜け止めリング42がはめ合わされて
いる。第1抜け止めリング42が段部40に接触するこ
とにより、グリップ32の回転操作棒24からの脱落が
防止されている。ストッパ21が締結されているとき
は、ストッパ解除用コード30を上昇させる張力によ
り、グリップ32は、図4に示されるように、第1抜け
止めリング42がこれの段部40よりも下方に位置して
おり、両者は接触していない。グリップ32の下部に
は、絡み止めリング48が回転自在にはめ合わされてい
る。絡み止めリング48の上端は段部46と接触してお
り、上方への移動が拘束されている。グリップ32の溝
部52には第2抜け止めリング50がはめ合わされてお
り、これにより、絡み止めリング48の下方への移動が
拘束されている。昇降コード18は、回転操作棒24か
ら導出された後、グリップ32の空間部44及び絡み止
めリング48の貫通孔54、56及び58をそれぞれ挿
通して、グリップ32の下端から導出されている。ま
た、ストッパ解除用コード30は、回転操作棒24から
導出された後、グリップ32の空間部44及び絡み止め
リング48の貫通孔60を挿通して、絡み止めリング4
8の下端で貫通孔62方向に折り曲げられて、貫通孔6
2の上端から導出され、これの端部に結び目30aが形
成されて大径部64に収容されている。これにより、ス
トッパ解除用コード30の結び目30aが貫通孔62か
ら抜け出すことはない。
【0008】次に、本実施例の動作について説明する。
スラット10を上昇させる場合は、つまみ26を持って
これを下方に引っ張る。ストッパ21は、昇降コード1
8がスラット10上昇方向への移動であるため、昇降コ
ード18の移動を拘束しない。これによりスラット10
が上昇していく。スラット10を所定の位置まで上昇さ
せてつまみ26から手を離すと、ボトムレール14及び
スラット10の自重により昇降コード18をスラット1
0下降方向へ引っ張る力が働くが、ストッパ21が締結
されているため、昇降コード18は移動が拘束される。
これにより、スラット10を所定の位置で停止させるこ
とができる。次に、スラット10を下降させる場合は、
グリップ32を持って下方に引っ張る。これにより、ス
トッパ21が解除されて昇降コード18の移動が自由に
なるので、ボトムレール14及びスラット10の自重に
よりスラット10が下降していく。スラット10を所定
の位置まで下降させてグリップ32から手を離すと、ス
トッパ解除用コード30が上昇する方向に引っ張られる
ため、グリップ32もストッパ解除用コード30ととも
に所定量上昇し、ストッパ21が締結される。これによ
り、スラット10の下降を所定の位置で停止させること
ができる。次に、スラット10の傾斜角度を変更させる
場合は、グリップ32を持ってこれを回転させる。これ
により、回転操作棒24はグリップ32と一体に回転す
るため、回転操作棒24の回転がチルタ入力軸22を介
してチルタ20により回転軸23と一体に回転する回転
ドラム17に伝達され、回転ドラム17が回転する。こ
れにより、スラット10の傾斜角度が変更される。この
とき、グリップ32が回転してもこれに回転自在にはめ
合わされている絡み止めリング48は回転しないので、
昇降コード18及びストッパ解除用コード30も回転し
ない。このため、昇降コード18及びストッパ解除用コ
ード30が絡むことはない。
スラット10を上昇させる場合は、つまみ26を持って
これを下方に引っ張る。ストッパ21は、昇降コード1
8がスラット10上昇方向への移動であるため、昇降コ
ード18の移動を拘束しない。これによりスラット10
が上昇していく。スラット10を所定の位置まで上昇さ
せてつまみ26から手を離すと、ボトムレール14及び
スラット10の自重により昇降コード18をスラット1
0下降方向へ引っ張る力が働くが、ストッパ21が締結
されているため、昇降コード18は移動が拘束される。
これにより、スラット10を所定の位置で停止させるこ
とができる。次に、スラット10を下降させる場合は、
グリップ32を持って下方に引っ張る。これにより、ス
トッパ21が解除されて昇降コード18の移動が自由に
なるので、ボトムレール14及びスラット10の自重に
よりスラット10が下降していく。スラット10を所定
の位置まで下降させてグリップ32から手を離すと、ス
トッパ解除用コード30が上昇する方向に引っ張られる
ため、グリップ32もストッパ解除用コード30ととも
に所定量上昇し、ストッパ21が締結される。これによ
り、スラット10の下降を所定の位置で停止させること
ができる。次に、スラット10の傾斜角度を変更させる
場合は、グリップ32を持ってこれを回転させる。これ
により、回転操作棒24はグリップ32と一体に回転す
るため、回転操作棒24の回転がチルタ入力軸22を介
してチルタ20により回転軸23と一体に回転する回転
ドラム17に伝達され、回転ドラム17が回転する。こ
れにより、スラット10の傾斜角度が変更される。この
とき、グリップ32が回転してもこれに回転自在にはめ
合わされている絡み止めリング48は回転しないので、
昇降コード18及びストッパ解除用コード30も回転し
ない。このため、昇降コード18及びストッパ解除用コ
ード30が絡むことはない。
【0009】なお、グリップ32と回転操作棒24との
連結は、第1抜け止めリング42がグリップ32の段部
40に接触することによって行われているので、グリッ
プ32の回転操作棒24への組付けが容易である。この
ため、グリップの色をスラットと同系色とすれば、回転
操作棒が透明のものでも、グリップのみ所定の色数だけ
在庫しておき、必要に応じた色のグリップと回転操作棒
とを組み合わせればよいので、在庫リスクを減らすこと
ができる。また、ストッパ解除用コード30の下端は、
絡み止めリング48の大径部64に収容されて、グリッ
プ32の下端から外部に突出されないため、外観が優れ
ている。また、絡み止めリング48に、それぞれの貫通
孔54、56、58及び62から外径部にかけてスリッ
ト54a、56a、58a及び62aを形成することに
より、それぞれの貫通孔54、56、58及び62への
昇降コード18及びストッパ解除用コード30の挿通作
業を容易にすることができる。
連結は、第1抜け止めリング42がグリップ32の段部
40に接触することによって行われているので、グリッ
プ32の回転操作棒24への組付けが容易である。この
ため、グリップの色をスラットと同系色とすれば、回転
操作棒が透明のものでも、グリップのみ所定の色数だけ
在庫しておき、必要に応じた色のグリップと回転操作棒
とを組み合わせればよいので、在庫リスクを減らすこと
ができる。また、ストッパ解除用コード30の下端は、
絡み止めリング48の大径部64に収容されて、グリッ
プ32の下端から外部に突出されないため、外観が優れ
ている。また、絡み止めリング48に、それぞれの貫通
孔54、56、58及び62から外径部にかけてスリッ
ト54a、56a、58a及び62aを形成することに
より、それぞれの貫通孔54、56、58及び62への
昇降コード18及びストッパ解除用コード30の挿通作
業を容易にすることができる。
【0010】
【考案の効果】本考案によれば、昇降コードが上下方向
に移動可能に挿通されるとともにストッパ解除用コード
が連結される絡み止めリングを、回転は自在であるが上
下方向には一体に移動するようにグリップに設けること
により、スラットの傾斜角度を変更する際にグリップを
回転させても、絡み止めリングは回転しないため、昇降
コード及びストッパ解除用コードが絡まることはない。
に移動可能に挿通されるとともにストッパ解除用コード
が連結される絡み止めリングを、回転は自在であるが上
下方向には一体に移動するようにグリップに設けること
により、スラットの傾斜角度を変更する際にグリップを
回転させても、絡み止めリングは回転しないため、昇降
コード及びストッパ解除用コードが絡まることはない。
【図1】本考案を実施したブラインド操作装置付近の図
である。
である。
【図2】図1の側断面図である。
【図3】グリップ付近の分解斜視図態である。
【図4】グリップ付近の断面図である。
【図5】図4の5−5断面図である。
10 スラット 12 ヘッドボックス 14 ボトムレール 16 ラダーコード 18 昇降コード 21 ストッパ 24 回転操作棒 30 ストッパ解除用コード 32 グリップ 48 絡み止めリング
Claims (1)
- 【請求項1】 ヘッドボックス(12)と、 ラダーコード(16)によって整列状態に支持される多
数のスラット(10)と、 スラット(10)列の下端に配置されるボトムレール
(14)と、 ヘッドボックス(12)の一端から下方に導出されてこ
れの回転によりスラット(10)の傾斜が可変である中
空の回転操作棒(24)と、 回転操作棒(24)の下端に設けられる中空のグリップ
(32)と、 一端がボトムレール(14)に連結されるとともに他端
がスラット(10)列を挿通してヘッドボックス(1
2)内に導入され、回転操作棒(24)及びグリップ
(32)内部を挿通してグリップ(32)の下端から導
出される昇降コード(18)と、 ヘッドボックス(12)内に配置されて昇降コード(1
8)の移動を拘束可能なストッパ(21)と、 一端がストッパ(21)に連結されるとともに他端が回
転操作棒(24)及びグリップ(32)内を挿通するス
トッパ解除用コード(30)と、 を有するブラインド操作装置において、 グリップ(32)は、回転操作棒(24)と一体に回転
するとともに上下方向に所定量相対移動可能であり、 グリップ(32)には、昇降コード(18)が上下方向
に移動可能に挿通されるとともにストッパ解除用コード
(30)が連結される絡み止めリング(48)が、回転
は自在であるが上下方向には一体に移動するように設け
られており、 グリップ(32)を回転操作棒(24)と相対移動させ
ることにより、ストッパ解除用コード(30)によって
ストッパ(21)が解除されるように構成されている、 ことを特徴とするブラインド操作装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7548293U JP2551170Y2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | ブラインド操作装置 |
US08/269,457 US5553649A (en) | 1993-07-05 | 1994-06-30 | Blind apparatus |
AU66090/94A AU685802B2 (en) | 1993-07-05 | 1994-07-01 | Blind apparatus |
EP94304904A EP0633384B1 (en) | 1993-07-05 | 1994-07-04 | Blind apparatus |
DE69414766T DE69414766T2 (de) | 1993-07-05 | 1994-07-04 | Vorhang |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7548293U JP2551170Y2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | ブラインド操作装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0740988U JPH0740988U (ja) | 1995-07-21 |
JP2551170Y2 true JP2551170Y2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=13577561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7548293U Expired - Lifetime JP2551170Y2 (ja) | 1993-07-05 | 1993-12-28 | ブラインド操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2551170Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6092664B2 (ja) * | 2013-03-08 | 2017-03-08 | 株式会社ニチベイ | ブラインド |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP7548293U patent/JP2551170Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0740988U (ja) | 1995-07-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |