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JP2542572B2 - 中空繊維 - Google Patents

中空繊維

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JP2542572B2
JP2542572B2 JP60255017A JP25501785A JP2542572B2 JP 2542572 B2 JP2542572 B2 JP 2542572B2 JP 60255017 A JP60255017 A JP 60255017A JP 25501785 A JP25501785 A JP 25501785A JP 2542572 B2 JP2542572 B2 JP 2542572B2
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JP
Japan
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hollow fiber
membrane
pores
spinning
filtration
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文夫 木田
政司 吉田
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Nikkiso Co Ltd
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Nikkiso Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D69/00Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by their form, structure or properties; Manufacturing processes specially adapted therefor
    • B01D69/08Hollow fibre membranes

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高分子化合物からなる新規な中空繊維、特に
高い透水性と優れた分離能とを有する膜濾過型の中空繊
維に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から工業、医療分野などにおいては、支持層上に
均一かつ極めて薄い緻密な活性層を設けた非対称構造の
中空繊維が製造され、逆浸透膜や限外濾過膜などとして
使用されている。しかしながら、この種の中空繊維は蛋
白質などの比較的分子量の大きい物質を通すことができ
ず、したがって細孔の寸法が0.01μm以上であるような
膜濾過型の中空繊維が切望されていた。
この要望に応じて、0.05〜1.0μmの孔径を有しかつ
活性点が均一に分散した三次元網目状組織を有する均質
膜が最近報告されている〔特公昭57−49248号〕。しか
しながら、この膜は均一な活性点を有する均質構造であ
るため、抵抗がかなり大きくなりまた透水量も1/
m2、hr.mmHgと低く、たとえば血液から血漿を分離する
場合には血漿分離速度が小さいなどの難点がある。
したがって、当業界においては用途範囲が広くかつ目
詰りの少ない、高い透水性と優れた分離能とを備えた膜
濾過型中空繊維の開発が依然として要望されている。
他方、特開昭54−15476号公報は、凝固性液体を使用
しかつ紡糸工程で巻取速度と紡糸原液吐出速度との比を
1.5〜6.0に設定することにより中空繊維膜における内表
面のフィブリルを配向させたセルロースアセテートの血
漿分離用膜を開示している。この膜は透水量2.3〜2.9
/m2.hr.mmHgかつ血漿分離速度40〜55ml/min.のようにか
なり改善されているが、内表面のフィブリル形成により
凹凸が存在するため一般の濾過膜として使用する際目詰
りが発生するなどの難点を有するためその用途は血漿分
離膜のみに限られている。さらに、この中空繊維の製造
においては芯液と凝固浴との両方から中空糸条を凝固さ
せて細孔形成を行なうので、紡糸原液,芯液および/ま
たは凝固浴の変動などにより細孔寸法が変化するなど、
製造工程の面からも難点がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
したがって、本発明は上記従来の問題点を解決すべ
く、 (1) 分離能を良好ならしめるため細孔径分布を狭く
し、 (2) 使用中の目詰りによる分離能や透水性の低下を
防止するため処理対象物質に対し吸着作用を示さない素
材を選択すると共に、濾過面を平滑とし、 (3) 透水性を大きくするために空孔率を高くし、か
つ (4) 機械的強度を高くし、かつ圧密化が殆んど生じ
ない構造にした、 中空繊維の開発に成功し、本発明に到った。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によれば、高い透水性と優れた分離能とを有す
る中空繊維は、細孔径が内側から外側に向って小さくな
っている網目構造の非対称膜に対し内表面上に多数の細
孔を有する薄い平滑な壁膜を設けることにより達成され
る。すなわち、中空繊維膜の厚み方向での大部分の細孔
径を、外表面の濾別対象によって決める孔径よりも大き
くしたので、同一目的の均一孔径の網目組織のものに較
べて高い透水量を付与することができ、また、内表面上
の薄い多孔性の壁膜、およびそれと孔径がほぼ等しい網
目構造外表面を持たせたことによる二重濾過構造によ
り、優れた分離能を付与することができる。
さらに詳細には、高い透水性を得るには空孔率60%以
上(好ましくは70%以上)を必要とする一方、圧密化を
生ぜしめないためには内表面の壁膜を支持する構造を大
きな欠損部のない網目状にするのが好ましい。さらに、
中空繊維の内部から外部へ濾過する場合、内面の壁膜は
汚染や目詰りを少なくすべく平滑にするのが好ましい。
内面の壁膜および外面の網目構造における細孔の寸法
は、分離すべき物質に応じて自由に選択しうるが、濾過
においては平均0.01〜3μmの範囲が一般的である。ま
た内面の壁膜の圧さは使用上破れなどの問題を生じない
範囲で薄いほど良く、1μm以下が好ましい。分離能を
より向上させるには、内面壁膜の細孔を円形に近づける
ことにより細孔の寸法を均一にすることが好ましい。材
料として使用する高分子化合物は、溶剤に溶けて繊維形
成能を示す重合体であれば特に限定はないが、使用中に
吸着などによる目詰りのため分離能、透水性の低下を惹
起しないものが望ましく、高い透水性と優れた分離能と
を有する膜が容易に製造されうる点でセルロース誘導
体、特にセルロースアセテートが有利である。
したがって、本発明による中空繊維は、空孔率が60%
以上の高分子膜から形成された中空繊維であり、その中
空繊維は、その中空内表面に存在する、厚さ1μm以
下、孔径0.01〜3μmの多数の細孔を備えた平滑膜から
なる壁膜と、その壁膜を外側から支持する三次元網目状
組織とにより構成され、前記壁膜の細孔の形状をほぼ円
形とすると共に、前記網目状組織が内側から外側に向っ
て密になる構造を有し、前記網目状組織の孔径が、前記
壁膜のすぐ外側では壁膜の細孔の直径より大きく、かつ
その外表面では0.01〜3μmであり、かつ、芯液として
紡糸原液および凝固液に対して溶解性が小さいかほとん
どない液体を使用し、凝固浴温度を紡糸原液のゲル化温
度以下として紡糸することによって得られる構造を有す
ることを特徴とする組織的に二重構造よりなっている。
上記のように、内表面側が粗で外表面側が密な網目構
造からなる非対称的構造でかつ内面平滑な中空繊維は本
発明によれば次のように製造される。すなわち、高分子
化合物を溶剤に溶解させた紡糸原液を環状紡糸口から吐
出すると共に環状紡糸口の中央から芯液を吐出させ、次
いで凝固浴中で凝固させる中空繊維の製造方法におい
て、−10〜+40℃でゲル化する紡糸原液をゲル化温度よ
り高い温度にて吐出させ、かつ芯液として紡糸原液と凝
固液との両者に対し凝固性、溶解性が小さいかまたは殆
んど凝固性、溶解性のない液体を使用し、かつ凝固浴温
度を紡糸原液のゲル化温度以下とすることにより製造さ
れる。
このように芯液として紡糸原液および凝固液の両者に
対し凝固性、溶解性が小さいかまたは殆んど凝固性、溶
解性のない液体を使用すれば、殆んど外表面からのみ凝
固して中空繊維の内面には平滑な細孔を有する薄い壁膜
が形成されることが判明した。ここで、「凝固性、溶解
性が小さいかまたは殆んど凝固性、溶解性のない」と
は、20℃で該当する二液を等量混合した後、静置した場
合に2層に分かれるような溶け具合でしかも殆んど凝固
を示さない状態を云う(なお、20℃で既にゲル化してい
るものについては適宜温度を上げてテストすることは勿
論である)。したがって、殆んど外面からの凝固だけに
よって中空繊維を形成させるので、製造上および細孔形
成上、紡糸原液はゲル化し易いように有機もしくは無機
溶剤の他に凝固剤や膨潤剤などを含有するのが好まし
い。また、環状紡糸口より吐出させる際、ゲル化温度よ
り高い温度(好ましくは+5〜+50℃の範囲)で吐出さ
せ、紡糸原液のゲル化温度より低い温度の凝固浴中に迅
速に導入してゲル化させるのが好適である。紡糸原液と
凝固液との両者に対し凝固性、溶解性が小さいかまたは
殆んど凝固性、溶解性のない芯液としては、特に限定し
ないが炭化水素,ハロゲンァ化炭化水素およびカルボン
酸誘導体のうち少なくとも1種を使用するのが内表面の
壁膜形成上およびその壁膜の細孔形成上好ましい。な
お、この種の芯液に少量(好ましくは10重量%以下の
量)のアルコール類を添加すれば、細孔が円形化かつ均
一化されて分離性能が向上するので有利である。紡糸原
液中の高分子化合物の濃度は10〜40重量%、好ましくは
15〜30重量%の範囲が良く、40%以上では粘度が高くな
り過ぎて紡糸が極めて困難となる一方、10%以下では製
造される中空繊維が著しく弱くなり、使用に耐え難くな
る。
紡糸方式は湿式または乾湿式のいずれでもよいが、高
速紡糸が可能となる乾湿式法がより好適である。
乾湿式紡糸の場合、空間滞留時間は延伸点の安定化の
ため、0.01〜5秒が好ましい。この空間域は、空気,炭
酸ガス,窒素などの気体なら何でも良く、また加温した
り調湿することも可能である。
凝固浴は紡糸原液から高分子化合物を凝固させうる限
り当業界に周知された任意の液体としうるが、中空繊維
の管理上、紡糸原液と同一の溶剤もしくは水を使用する
ことができ、無機塩などの塩類或いは細孔形成剤として
少なくとも1種のアルコール類を共存させてもよい。
〔作用〕
本発明による中空繊維は組織的に二重構造を有しかつ
非対称な網目構造を有するので、特公昭57−49248号の
均質膜や特開昭54−15476号の内面に0〜50゜で配向し
たフィブリルを備えた膜とは全く異なり、高い透水性と
2段濾過構造に基づく優れた分離能を有するだけでな
く、使用時においてはその特殊構造のため圧密化も少な
く、また芯液として紡糸原液および凝固液の両者に対し
凝固性、溶解性が小さいかまたは殆んど凝固性、溶解性
のない液体を使用すれば、殆んど外表面からのみ凝固し
て中空繊維の内面には平滑な細孔を有する薄い壁膜が形
成され、内面から外面への濾過に使用すれば内面が平滑
であるため汚れや目詰りが少なく、膜濾過型の中空繊維
として理想的である。
〔実施例〕
以下、本発明を一層良く理解するため幾つかの実施例
により説明するが、これらのみに限定されるものではな
い。
実施例1 酢化度55%のセルロースアセテート18重量部をジメチ
ルスルホキシド72重量部および20重量%塩化カルシウム
水溶液10重量部よりなる混液に70℃にて溶解し、濾過脱
泡して紡糸原液を作成した。この紡糸原液は20℃でゲル
化する。この紡糸原液を40℃にて慣用の環状紡糸口から
吐出させると共に、環状紡糸口の中央からイソプロピル
ミリステート80重量部とジフルオロテトラクロルエタン
15重量部とエタノール5重量部との混液よりなる芯液を
吐出させ、次いで空間中を0.05秒間走らせた後、5℃に
保たれたジメチルスルホキシドとグリセリンとエタノー
ルと水との容量比4:2:3:1の凝固浴に導入して凝固せし
め、20m/min.の速度で巻取り、次いで後処理にて充分洗
浄して溶剤などを除去した。得られた中空繊維は内径30
0μm、膜厚70μmを有し、その断面は第1図に走査型
電子顕微鏡写真で示したように内側(写真向かって右
側)から外側に向って密な網目構造を持っている。内表
面は、第2図に同様な写真で示したように、ほぼ円形に
近い細孔の壁膜を形成している。同様な写真として示し
た第3図は、配向したフィブリル構造の外表面を示して
いる。細孔の寸法は、走査型電子顕微鏡で検査した結
果、内表面において平均0.3μmかつ外表面において平
均0.5μmであった(ただし、細孔の形状が楕円形であ
る場合は、短径の寸法を採用した)。
空孔率は、セルロースアセテートの比重を1.35とし、
中空繊維の膜厚を光学顕微鏡で実測し、試料長を20cmと
しかつ試料の絶乾重量(105℃、2hrs.)を実測すること
により決定した。すなわち、空孔率は、実測重量を断面
積と長さとの積により割算して算出した結果、83%であ
った。
この中空繊維の両端をウレタンで固定して、有効面積
0.5m2の小型モジュールを作成した。蒸留水を50mmHgに
て1時間透過した際の透水量は5.2/m2.hr.mmHgの高い
値を示した。さらに、牛血清のγ−グロブリンは99%透
過し、かつ4600Åのポリスチレンラテックス粒子の阻止
率は100%であった。
次に、前記モジュールを使用して牛血液の血漿分離を
実施した。中空糸内側にヘマトクリット41%の牛血液を
100ml/minにて流し、膜厚圧力差(中空糸内側と外側の
圧力差)20mmHgの圧力にて血漿の濾過量を測定した。開
始30分後の濾過量は28ml/minであり、開始4時間後の濾
過量は25ml/minで、濾過量の低下率は10.7%であった。
比較例1 芯液としてジメチルスルホキシドとグリセリンとエタ
ノールと水との容量比3:33:1の混液を使用した以外は、
実施例1と同じ条件下で中空繊維を作成した。
得られた中空繊維は内径290μm、膜厚68μmを有
し、その断面と内表面と外表面とをそれぞれ走査型電子
顕微鏡写真として第4,5および6図に示す。細孔の平均
寸法は内表面において0.8μmかつ外表面において0.6μ
mであった。これら写真から判るように、断面はほぼ均
一な網目構造を有し、内外表面は配向したフィブリル構
造を示し、空孔率は81%であった。第4図の断面写真に
おいて、向かって左分が内側で、第1図の内側よりも粗
面であることが分かる。実施例1におけると同様に性能
を検査した結果、透水量は1.1/m2.hr.mmHgであり、牛
血清γ−グロブリンは97%透過しかつ4600Åのポリスチ
レンラテックス粒子の阻止率は100%であった。
実施例1の牛血液の血漿分離に従って、比較例1の膜
につき同様の試験を実施して、開始30分後32ml/minであ
ったが開始4時間後の濾過量は21ml/minであり、濾過量
の低下率は34.3%であった。
実施例2 ポリスルホン(P−1800,UCC社製)15重量部およびポ
リビニルピロリドン(平均分子量40,000)30重量部をN
−メチル−2−ピロリドン55重量部に60℃で溶解させ、
濾過脱泡して紡糸原液を作成した。この紡糸原液は21℃
でゲル化する。この紡糸原液を55℃で環状紡糸口から吐
出させると共に、環状紡糸口の中央からn−トリデカン
を芯液として吐出させ、次いで空間中を0.03秒間走らせ
た後、0℃に保たれたN−メチル−2−ピロリドンと水
との容量比8:2の凝固浴に導入して凝固せしめ、15m/mi
n.の速度で巻取った。次いで、後処理により充分洗浄し
て溶剤などを除去した。
得られた中空繊維は内径400μm、膜厚50μmを有
し、実施例1におけるとほぼ同様な構造を示した。空孔
率(ポリスルホンの比重を1.25とする)は86%であっ
た。透水量は4.1/m2.hr.mmHgであり、牛血清γ−グロ
ブリンは100%透過しかつ4600Åのポリスチレンラテッ
クス粒子の阻止率は99.5%であった。
比較例2 芯液としてN−メチル−2−ピロリドンと水との容量
比75:25の混液を使用した以外は、実施例2と同様にし
て中空繊維を作成した。得られた中空繊維は内径390μ
m、膜厚48μmを有しかつ比較例1と同様な構造を有し
て、その空孔率は85%であった。
実施例1におけると同様に、性能を検査した結果、透
水量は1.8/m2.hr.mmHg、牛血清γ−グロブリンの透過
は99%かつ4600Åのポリスチレンラテックス粒子の阻止
率は100%であった。
〔発明の効果〕
本発明による膜濾過型の中空繊維は単位容積当りの膜
面積が増大し、しかも膜の透水率が高いため、低価格に
て多量処理が可能である。さらに、膜の製造条件に応じ
て広範囲の細孔寸法を有するものが得られ、内面が平滑
で使用中の目詰まりが小さく使用寿命が長く、膜の分離
能が優れている点から醸造,食品工業,医療,医薬品工
業,化学工業など多くの分野で幅広く使用することがで
きる。たとえば、醸造,食品工業分野ではビール,清
酒,ワイン,炭酸飲料,糖液などの製造工程における酵
母,カビ類,雑菌,濁りなどの除去、また医療分野にお
いては無菌水の製造,血液濾過における血漿分離,血漿
中の蛋白分画,製剤の濾過精製などに、或いは化学工業
において水,溶剤,作動油など各種液体からの微粒子,
油,エマルジョンの除去など広汎な用途に使用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1で得られた中空繊維の組織構
造を示す走査型電子顕微鏡による断面写真、 第2図は本発明の実施例1で得られた中空繊維の組織構
造を示す走査型電子顕微鏡による内表面写真、 第3図は本発明の実施例1で得られた中空繊維の組織構
造を示す走査型電子顕微鏡による外表面写真、 第4図は比較例1で得られた中空繊維の同様な断面写
真、 第5図および第6図は比較例1で得られた中空繊維のそ
れぞれ同様な内表面および外表面写真である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−216804(JP,A) 特開 昭60−241904(JP,A) 特開 昭49−31912(JP,A) 特開 昭54−138615(JP,A) 特開 昭53−78323(JP,A) 特開 昭56−49010(JP,A) 特開 昭55−122010(JP,A) 特開 昭59−16503(JP,A) 特開 昭52−84183(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空孔率が60%以上の高分子膜から形成され
    た中空繊維であり、その中空繊維は、この中空内表面に
    存在する、厚さ1μm以下、孔径0.01〜3μmの多数の
    細孔を備えた平滑膜からなる壁膜と、その壁膜を外側か
    ら支持する三次元網目状組織とにより構成され、前記壁
    膜の細孔の形状をほぼ円形とすると共に、前記網目状組
    織が内側から外側に向って密になる構造を有し、前記網
    目状組織の孔径が、前記壁膜のすぐ外側では壁膜の細孔
    の直径より大きく、かつその外表面では0.01〜3μmで
    あり、かつ、芯液として紡糸原液および凝固液に対して
    溶解性が小さいかほとんどない液体を使用し、凝固浴温
    度を紡糸原液のゲル化温度以下として紡糸することによ
    って得られる構造を有することを特徴とする組織的に二
    重構造よりなる中空繊維。
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