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JP2024122731A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2024122731A
JP2024122731A JP2023030440A JP2023030440A JP2024122731A JP 2024122731 A JP2024122731 A JP 2024122731A JP 2023030440 A JP2023030440 A JP 2023030440A JP 2023030440 A JP2023030440 A JP 2023030440A JP 2024122731 A JP2024122731 A JP 2024122731A
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翔太 篠矢
智之 水野
達也 古山
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

【課題】従来よりも画像形成装置から生じる騒音を軽減する。【解決手段】画像形成装置(1)は、開口を有する本体筐体(2)と、前記開口を開閉するカバー(25)と、回転軸を中心に回転可能な感光ドラムと、前記感光ドラムにトナーを供給するカートリッジであって、前記開口を介して本体筐体(2)に対して前記回転軸の軸方向に沿って着脱可能なカートリッジと、トナー像が定着されたシートを切断する刃と、前記刃を移動させるカッターモータ(76)と、を有するカッターと、排出ローラによって排出されるシートを支持する排出トレイ(22)と、前記軸方向において、カッターモータ(76)は、排出トレイ(22)に対して、カバー(25)と反対側に配置される。【選択図】図5

Description

本開示は、画像形成装置に関する。
従来、画像が形成された用紙を切断するカッターを備える画像形成装置が知られている。例えば特許文献1の画像形成装置には、用紙の搬送方向と直交する方向に用紙を切断するカッターが設けられている。
特開2002-362823号公報
ところで、画像形成装置の前面は、画像形成装置の通常の使用時にユーザが位置すると想定される使用位置の側を向く。しかしながら、特許文献1の画像形成装置では、用紙の搬送方向と直交する方向において、カッターを駆動するカッターモータがトナーカートリッジを交換する前カバー側に設けられている。カッターモータの配置位置が、ユーザの使用位置に近いため、用紙切断時のモータの駆動音がユーザに対して届きやすい。そのため、ユーザはカッターモータの駆動音を騒音と感じるおそれがある。
本開示は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、従来よりも画像形成装置から生じる騒音を軽減することにある。
上記の課題を解決するために、本開示に係る画像形成装置は、開口を有する本体筐体と、前記開口を開閉するカバーと、回転軸を中心に回転可能な感光ドラムと、前記感光ドラムにトナーを供給するカートリッジであって、前記開口を介して前記本体筐体に対して前記回転軸の軸方向に沿って着脱可能なカートリッジと、シートに形成されたトナー像を定着させる定着器と、トナー像が定着されたシートを切断する刃と、前記刃を移動させるカッターモータと、を有するカッターと、第1搬送方向にシートを排出する排出ローラであって、前記第1搬送方向における前記カッターの下流に位置する排出ローラと、排出ローラによって排出されるシートを支持する排出トレイと、前記軸方向において、前記カッターモータは、前記排出トレイに対して、前記カバーと反対側に配置される。
上記の画像形成装置によれば、カッターモータの配置位置は、ユーザが画像形成装置の通常の使用時に位置すると想定される使用位置から離れた位置となる。そのため、ユーザに届くカッターモータの駆動音を軽減することができる。これにより、従来よりも画像形成装置から生じる騒音を軽減する。
また、前記刃は、前記軸方向に沿って移動可能であり、且つ、前記刃の交換を行う状態において前記刃を交換可能な位置である交換位置であって、前記軸方向において、前記排出トレイに対して前記カバー側に位置する交換位置に位置する。
上記画像形成装置によれば、カートリッジの着脱時に使用される開口側にカッターユニットの交換位置が設けられている。そのため、ユーザはカッターに対して開口からのアクセスがし易い。これにより、ユーザは、カッターの刃の交換を容易に行うことができる。
また、前記カッターは、前記刃が取り付けられるカッターキャリッジを更に有し、前記カバーは、前記開口を閉じる閉位置と、前記開口を開放する開位置と、の間を移動可能であり、前記カバーが前記開位置に位置し、且つ、前記刃が前記交換位置に位置するときに、前記カッターキャリッジの少なくとも一部は、前記開口を介して露出している。
上記画像形成装置によれば、カッターの刃の交換時において、カッターキャリッジの一部が本体筐体の開口を介して露出するので、ユーザはカッターキャリッジに対してアクセスし易くなる。これにより、ユーザは、カッターの刃の交換をより容易に行うことができる。
また、シートを前記排出ローラにより排出している状態において、前記軸方向における前記排出トレイに対して前記カバー側である待機位置に位置する。
上記画像形成装置によれば、待機位置が開口側に位置するため、交換位置への移動距離を短くすることができる。これにより、カッターの刃が待機位置から交換位置に移動するまでのユーザの待機時間を短くすることができる。
また、前記排出ローラを駆動する搬送モータを更に備え、前記搬送モータは、前記軸方向において、前記排出トレイに対して前記カバーと反対側に配置される。
上記画像形成装置によれば、搬送モータの配置位置は、ユーザが画像形成装置の通常の使用時に位置すると想定される使用位置から離れた位置となる。そのため、ユーザに届く搬送モータの駆動音を軽減することができる。これにより、従来よりも画像形成装置から生じる騒音を軽減することができる。
また、前記搬送モータの駆動力を前記搬送ローラに伝達する伝達機構を更に備え、前記伝達機構は、前記軸方向において、前記排出トレイに対して前記カバーと反対側に配置される。
上記画像形成装置によれば、搬送モータの駆動力を伝達する伝達機構は、ユーザが画像形成装置の通常の使用時に位置すると想定される使用位置から離れた位置となる。そのため、ユーザに届く伝達機構から生じる音を軽減することができる。これにより、より画像形成装置から生じる騒音を軽減することができる。
また、前記本体筐体は、前記定着器から前記排出ローラに繋がる第1搬送経路と、前記第1搬送経路における前記定着器と前記カッターとの間から分岐し、前記第1搬送方向とは反対側の方向である第2搬送方向に搬送されたシートが通過する第2搬送経路と、を有し、前記排出ローラは、前記第1搬送方向にシートを搬送する正転と前記第2搬送方向にシートを搬送する逆転とが可能である。
上記画像形成装置によれば、スイッチバックローラにより第2搬送方向に搬送されたシートを第2搬送経路へ搬送することが可能となる。即ち、シートが定着器にニップされた状態でシートを切断することがない。そのため、切断後のシートがカールする等、シートが受ける熱影響を軽減できる。これにより、切断後のシートの品質を保つことができる。
また、前記感光ドラムのトナー像が転写される中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトに転写されたトナー像をシートに転写する転写ローラと、を更に備え、前記第2搬送経路は、前記第1搬送方向において、前記転写ローラと前記中間転写ベルトとのニップ部よりも上流に位置する合流点において前記第1搬送経路に合流する。
また、ディスプレイを更に備え、前記ディスプレイは、前記軸方向における前記カバー側を向く。上記画像形成装置によれば、表示部の表示方向がユーザの通常の使用位置に向く。これにより、ユーザに対して表示部の表示を見やすくすることができる。
また、シートを供給する供給トレイであって、前記軸方向に引き出し可能な供給トレイを更に備る。上記画像形成装置によれば、画像形成装置の通常の使用時に位置すると想定される使用位置に位置するユーザが給送トレイを本体筐体から着脱し易くすることができる。
また、前記定着器は、加熱回転体と、前記加熱回転体を加熱するヒータと、前記加熱回転体との間でニップ部を形成する加圧回転体とを有し、前記カッターモータは、前記軸方向において、前記加熱回転体に対して前記カバーとは反対側に配置される。
上記画像形成装置によれば、カッターモータの配置位置は、ユーザが画像形成装置の通常の使用時に位置すると想定される使用位置から離れた位置となる。これにより、従来よりも画像形成装置から生じる騒音を軽減することができる。
本開示の一態様によれば、従来よりも画像形成装置から生じる騒音を軽減することができる。
本開示の実施形態1に係る画像形成装置の外観を示す斜視図である。 図1に示す画像形成装置の内部の概略構成を示す断面図である。 カバーを開放した状態の画像形成装置を示す正面図である。 カッターの概略構成を説明する斜視図である。 駆動機構及びカッターモータの配置関係を説明するための平面図である。 駆動機構及びカッターモータの配置関係を説明するための平面図である。 駆動機構及びカッターモータの配置関係を説明するための平面図である。 図1に示す画像形成装置の機能的構成を示すブロック図である。
〔実施形態〕
以下、本開示の実施形態に係る画像形成装置ついて、図1~図8を参照しながら詳細に説明する。図1は、画像形成装置1の外観を示す斜視図である。なお、説明の便宜上、図1等の矢印で示されるように、画像形成装置1の上下方向、前後方向、および左右方向を定義する。画像形成装置1が使用可能に設置された状態を基準として、設置面側を下として上下方向を定義する。また、本体筐体2が有する開口26を開閉するカバー25が位置する側を前として前後方向を定義する。
一般に、画像形成装置1は、画像形成装置1の通常の使用時に、ユーザが操作や見る頻度が高い部品がある部分が、装置前方に位置するユーザと対向するように設計されている。即ち、画像形成装置1は、装置内部の部品を操作できるように露出させる開口26を開閉するカバー25が位置する側が装置前方となるように設計されている。
尚、以下の説明では、画像形成装置1として、フルカラー画像の画像形成処理を行うカラープリンタを例示する。しかしながら、本開示はこれに限定されるものではなく、例えば、モノクロ画像の画像形成処理を行うモノクロプリンタであってもよい。また、本開示は、画像形成機能、すなわちプリント機能以外の機能、例えば、スキャナ機能、コピー機能、またはファクシミリ機能などの他の機能を併せて備えるMFP(Multi-Function Printer)であってもよい。
[画像形成装置の概要]
図1に示すように、画像形成装置1は、本体筐体2と、供給トレイ21と、排出トレイ22と、操作パネル27と、を備える。本体筐体2は、画像形成装置1の外容器を構成しており、例えば、後述する搬送部3、画像形成部4、定着器6及びカッター7などを収容している。
図1の(B)に示すように、本体筐体2の前面には、シートPにトナー像を形成するためのカートリッジを本体筐体2に対して着脱可能とする開口26が形成されている。本体筐体2には、開口26を開閉するカバー25が取り付けられている。カバー25は、図1の(A)に示す開口26を閉じる閉位置25Aと、図1の(B)に示す開口26を開放する開位置25Bとの間を移動可能である。より詳細には、カバー25は、カバー25の下端に位置する回動軸を中心に回動する。カバー25の回動軸の軸方向は、右方向に延びる。カバー25は、前後方向において下端が上端と略同じ位置にある閉位置25Aと、上端が下端よりも前方に位置する開位置25Bと、の間を移動可能である。
本体筐体2には、カバー25の開閉状態を検知する開閉センサ113(図8参照)が配置されている。開閉センサ113は、カバー25の開閉状態を検知し、カバー25の開閉状態に応じた信号を制御装置10に出力する。
本体筐体2の前面であって、カバー25の下方には、供給トレイ21が配置されている。供給トレイ21は、上面が開放した箱状の部材であり、所定量のシートを収容する。一例として、供給トレイ21には、A4サイズのシートPが載置される。なお、シートPとしては、印刷用紙などの紙媒体に限らず、他にも、例えばOHPシート等のプラスチックからなる樹脂媒体であってもよい。なお、画像形成装置1の供給トレイ21の数は、1個に限定されず、複数個有してもよい。
供給トレイ21は、前方に引き出し可能であって、本体筐体2に対して着脱可能に設けられている。供給トレイ21は、前方に移動することで本体筐体2から引き出すことができ、引き出した後に後方に移動させることで本体筐体2に装着できる。これにより、画像形成装置1の通常の使用時に位置すると想定される使用位置、つまり装置前方に位置するユーザが供給トレイ21を本体筐体2から着脱し易くすることができる。
本体筐体2から供給トレイ21が取り外された状態では、ユーザによる供給トレイ21へのシートPの補充、供給トレイ21に載置するシートPの交換等が可能となる。供給トレイ21に載置されるシートのうち、A4サイズのシートの長辺が左右方向に沿うように載置される。すなわち、A4サイズのシートの長辺が、左右方向に沿うように搬送される。
排出トレイ22は、本体筐体2に設けられ、本体筐体2の外部に位置する。より詳細には、排出トレイ22は、本体筐体2の上面の一部を構成する。排出トレイ22は、後述する排出ローラ34により排出されるシートPを支持する。
操作パネル27は、本体筐体2の上面に配置され、ユーザからの操作を受け付ける。ユーザは、操作パネル27を用いて、画像形成装置1の設定を変更する操作、シートPへの画像形成を開始させる操作などを行うことができる。例えば、ユーザは、操作パネル27を操作することにより、供給トレイ21に載置するシートPの用紙種、シートサイズ等を設定することができる。操作パネル27は、画像が表示されるディスプレイ28と、ユーザが操作する操作ボタン29とを備える。
ディスプレイ28は、表示面がカバー25側を向くように配置される。即ち、ディスプレイ28の表示方向DDは、画像形成装置1の前方を向く方向である。換言すると、ディスプレイ28の表示面は、前方かつ上方を向く傾斜面形状となっている。これにより、装置前方に位置するユーザがディスプレイ28の表示を見やすい。ディスプレイ28は、各種の設定画面および画像形成装置1の動作状態等を表示する。操作ボタン29は、ユーザによる各種の入力指示を受け付ける。
〔画像形成装置の内部構成〕
図2及び図3を参照して、画像形成装置1の内部構成について説明する。図2は、図1に示す画像形成装置1の内部の概略構成を示す断面図である。図3は、カバー25を開放した状態の画像形成装置1を示す正面図である。なお、図3において、図面の見易さを考慮してカバー25は省略している。
図2に示すように、画像形成装置1は、搬送部3と、画像形成部4と、定着器6と、カッター7と、制御装置10と、を更に備える。
本体筐体2は、第1搬送経路H1及び第2搬送経路H2を有している。第1搬送経路H1は、供給トレイ21から供給されたシートPを画像形成部4に搬送する経路であり、定着器6を通過したシートPを排出トレイに向けて搬送するための経路である。即ち、第1搬送経路H1は、供給トレイ21と、画像形成部4と、定着器6と、排出ローラ34とを繋ぐ経路である。第2搬送経路H2については後述する。
搬送部3は、シートPを搬送する。搬送部3は、駆動機構30と、ピックアップローラ31と、分離ローラ32と、供給ローラ33と、排出ローラ34と、再搬送ローラ35及び36と、を備える。
駆動機構30は、搬送部3の各ローラ31~36に駆動力を付与する機構である。駆動機構30は、メインモータ110と、排出モータ111と、伝達機構とを含む。メインモータ110及び排出モータ111は、搬送モータの一例である。
メインモータ110は、制御装置10からの動作指示に基づいて、正転駆動又は逆転駆動する。メインモータ110は、第1搬送経路H1及び第2搬送経路H2に各々設けられたローラ31~33、35、及び36を駆動する。また、メインモータ110は、制御装置10からの動作指示に基づいて、プロセスユニット40の感光ドラム42及び現像ローラ46、転写ユニット5の駆動ローラ51、及び定着器6の加圧ローラ63を駆動する。換言すれば、メインモータ110は、メインモータ110からの回転力を伝達する伝達機構が接続される画像形成装置1の各部の動力源として機能するようになっている。
排出モータ111は、制御装置10からの動作指示に基づいて、正転駆動又は逆転駆動する。排出モータ111は、排出ローラ34を駆動する。伝達機構は、メインモータ110及び/又は排出モータ111からの駆動力を伝達するギヤ、クラッチ又はソレノイド等を含む。
ピックアップローラ31は、駆動機構30のメインモータ110から伝達される駆動力により回転する。ピックアップローラ31は、供給トレイ21に収容されたシートPを、ピックアップする。分離ローラ32は、ピックアップローラ31がピックアップしたシートPを1枚ずつ分離する。シートPは、ピックアップローラ31および分離ローラ32により供給トレイ21から第1搬送経路H1へ搬送される。即ち、供給トレイ21から第1搬送経路H1へシートPが給紙される。供給ローラ33は、供給トレイ21から供給されたシートPを画像形成部4に搬送する。
排出ローラ34は、第1搬送方向D1において、定着器6よりも下流に配置されている。排出ローラ34は、駆動機構30の排出モータ111から伝達される駆動力により回転する。排出ローラ34は、第1搬送方向D1にシートPを搬送する正転と第2搬送方向D2にシートPを搬送する逆転とが可能である。第2搬送方向D2は、第1搬送方向D1とは反対の方向である。排出ローラ34は、正転することで第1搬送方向D1にシートPを排出する。排出ローラ34は、逆転することでシートPを第2搬送方向D2に搬送する。
再搬送ローラ35および36は、後述する第2搬送経路H2に配置されている。再搬送ローラ35および36は、メインモータから伝達される駆動力により回転することで、第2搬送経路H2においてシートPを第1搬送方向D1とは反対の第2搬送方向D2に搬送する。
画像形成部4は、シートPに画像を形成する。画像形成部4は、プロセスユニット40と、露光ユニット49と、転写ユニット5と、を備える。
プロセスユニット40は、転写ユニット5にトナー像を形成する。プロセスユニット40は、複数備えられている。本実施形態においては、画像形成装置1は、4つのプロセスユニット40を備えている。各プロセスユニット40は、帯電ユニット41と、現像カートリッジ45とにより構成されている。
帯電ユニット41は、帯電器43を有する。帯電器43は、例えば、帯電ワイヤ及びグリッド部を有するスコロトロン型の帯電器を含む。この帯電器では、図示しない高電圧生成回路により、帯電ワイヤに帯電電圧が印加され、グリッド部にグリッド電圧が印加されることでコロナ放電が発生し、感光ドラム42の表面が一様に帯電される。
現像カートリッジ45は、トナー像の形成に使用されるトナーを供給する。現像カートリッジ45は、感光ドラム42と、現像ローラ46と、トナー収容部47とを有する。4つのプロセスユニット40のトナー収容部47には、それぞれ異なる色のトナーが収容されている。感光ドラム42及び現像ローラ46は、トナー像の形成に使用されるトナーを収容するトナー収容部47と共に、現像カートリッジ45に対して一体的に構成されている。
感光ドラム42は、メインモータ110から伝達される駆動力により回転する。感光ドラム42は、回転軸Aを中心に回転可能である。本実施形態において、回転軸Aの軸方向は、前後方向である。トナー収容部47内のトナーは、現像ローラ46に供給される。現像ローラ46は、感光ドラム42の表面上に形成された静電潜像にトナーを供給する。これにより、静電潜像が可視像化され、感光ドラム42の表面にトナー像が形成される。現像ローラ46の回転軸の軸方向は、回転軸Aの軸方向と同方向である。
現像カートリッジ45は、プロセスユニット40に対して着脱可能である。即ち、現像カートリッジ45は、本体筐体2に対して着脱可能である。現像カートリッジ45は、カートリッジの一例である。図3に示すように、カバー25が開位置25Bの位置にある時、現像カートリッジ45の前側の面が開口26を介して露出した状態である。現像カートリッジ45は、本体筐体2の開口26を介して感光ドラム42の回転軸Aの軸方向に沿う方向に移動させることで、プロセスユニット40に対して着脱される。本実施形態において、回転軸Aの軸方向は前後方向である。即ち、現像カートリッジ45は、本体筐体2に対して前後方向に移動させることで、プロセスユニット40に対して着脱される。なお、以下の説明において、単に“軸方向”と称する場合、回転軸Aの軸方向を意味する。また、本実施形態において、前後方向は回転軸Aの軸方向を指す場合がある。
図2に示すように、露光ユニット49は、画像データに基づくレーザ光を出射し、帯電器によって表面を一様に帯電させた感光ドラム42の表面を露光する。露光ユニット49からのレーザ光により露光した感光ドラム42の表面には、画像データに基づく静電潜像が形成される。
転写ユニット5は、感光ドラム42から転写されたトナー像をシートPに転写するユニットである。転写ユニット5は、駆動ローラ51と、従動ローラ52と、中間転写ベルト53と、一次転写ローラ54と、二次転写ローラ55と、を有する。
駆動ローラ51は、メインモータ110から伝達される駆動力により回転する。従動ローラ52は、中間転写ベルト53を介して伝達される駆動ローラ51の回転に伴い回転する。中間転写ベルト53は、駆動ローラ51及び従動ローラ52に巻き掛けられている。中間転写ベルト53は、無端ベルトであり、駆動ローラ51の回転により移動する。中間転写ベルト53は、駆動ローラ51の回転に伴い移動する。中間転写ベルト53の外側の面は、各プロセスユニット40の感光ドラム42と当接する。中間転写ベルト53の外側の面には、感光ドラム42からトナー像が転写される。
転写ユニット5は、複数の一次転写ローラ54を備えている。一次転写ローラ54は、中間転写ベルト53の内側に配置され、中間転写ベルト53の内側の面と当接する。各一次転写ローラ54は、各プロセスユニット40の感光ドラム42と上下方向において対向するように配置されている。中間転写ベルト53は、各一次転写ローラ54と各感光ドラム42とにより挟み込まれている。
二次転写ローラ55は、中間転写ベルト53に転写されたトナー像をシートPに転写する。二次転写ローラ55は、中間転写ベルト53に転写されたトナー像をシートPに転写する転写ローラの一例である。二次転写ローラ55は、中間転写ベルト53の外側に配置されている。二次転写ローラ55は、駆動ローラ51と対向するように配置されている。中間転写ベルト53は、二次転写ローラ55と駆動ローラ51との間に挟まれる。中間転写ベルト53の外側の面に転写されたトナー像は、二次転写ローラ55と中間転写ベルト53とのニップ部N1にてシートPに転写される。
定着器6は、シートPに転写されたトナーをシートP上に定着させる。定着器6は、加熱ローラ61と、ヒータ62と、加圧ローラ63と、温度センサ64とを有する。加熱ローラ61は、加熱回転体の一例である。ヒータ62は、例えばハロゲンヒータであり、加熱ローラ61を加熱する。本実施形態において、加熱ローラ61の回転軸の軸方向は、回転軸Aの軸方向と同方向である。なお、加熱ローラ61の回転軸の軸方向は、回転軸Aの軸方向と異なる方向であってもよい。
加圧ローラ63は、加熱ローラ61との間でニップ部N2を形成する。加圧ローラ63は、加圧回転体の一例である。本実施形態において、加熱ローラ61の回転軸の軸方向は、回転軸Aの軸方向と同方向である。なお、加熱ローラ61の回転軸の軸方向は、回転軸Aの軸方向と異なる方向であってもよい。
加圧ローラ63がメインモータ110から伝達される駆動力により回転することで、シートPはニップ部N2を通過するように搬送される。ニップ部N2を通過したシートPは加熱ローラ61により加熱され、ニップ部N2を通過したシートPにトナー像が熱定着される。加圧ローラ63の代わりに、ベルトと、ベルトを加圧ローラとの間で加圧するパッドと、を有するニップ形成部材が加圧回転体として設けられていてもよい。
温度センサ64は、例えば、サーミスタであって、加熱ローラ61の温度を検出する。制御装置10は、温度センサ64から加熱ローラ61の温度に関する情報を取得し、ヒータ62を制御する。これにより、制御装置10は、ヒータ62を制御することにより、加熱ローラ61の温度を調整する。なお、温度センサ64は、熱電対、測温抵抗体であってもよい。
排出センサ112は、第1搬送経路H1に配置され、第1搬送方向D1において定着器6とカッター7との間に位置する。排出センサ112は、そのセンサ位置におけるシートPの有無を検知し、シートPの有無に応じた信号を制御装置10に出力する。排出センサ112には、例えば、シートPが当接することで揺動するアクチュエータを有するセンサ、光センサ等を用いることができる。
カッター7は、シートPを切断可能な刃74を有する。カッター7は、第1搬送経路H1において、定着器6よりも下流に配置されている。刃74を前後方向に移動させることにより、定着器6によりトナー像が定着されたシートPが切断される。
図4を参照して、カッター7の概略構成について説明する。図4は、カッター7の概略構成を説明する斜視図である。図4に示すように、カッター7は、支持ガイド71と、スライドレール72と、固定刃73と、刃74と、カッターキャリッジ75と、カッターモータ76と、駆動プーリー77と、従動プーリー78と、プーリーベルト79と、を有している。
支持ガイド71は、第1搬送方向D1と交差する方向である主走査方向SDに延びている。本実施形態の場合、主走査方向SDは、前後方向であり、回転軸Aの軸方向である。また、主走査方向SDは、シートPの幅方向にも相当する。なお、主走査方向SDは、回転軸Aの軸方向に沿う方向であればよい。つまり、主走査方向SDは、第1搬送方向D1と直交する方向である。なお、第1搬送方向D1は、前後方向と直交する方向であるが、第1搬送方向D1と前後方向とは80度から100度をなすようであってもよく、より好適には、85度から95度までの角度をなしてもよい。
スライドレール72は、支持ガイド71に形成された主走査方向SDに延びるレールである。固定刃73は、支持ガイド71に固定された主走査方向SDに延びる平板状の刃である。支持ガイド71は、スライドレール72と固定刃73とにより、空間が形成されている。スライドレール72と固定刃73とにより形成された空間をシートPが通過する。刃74は、円板状の刃であり、カッターキャリッジ75に回転可能に取り付けられている。
カッターキャリッジ75は、スライドレール72と係合し、スライドレール72に沿って、スライド移動可能に支持ガイド71に取り付けられている。カッターキャリッジ75は、図4に破線で示す位置から実線で示す位置までの間を移動可能である。軸方向において排出トレイ22と重複するスライドレール72の範囲は、シートPが通過する範囲を含んでおり、カッター7の刃74によりシートPを切断する切断範囲でもある。カッターキャリッジ75がスライドレール72に沿って切断範囲を移動すると、1枚のシートPが固定刃73と刃74とに挟まれてシートPが切断される。一例として、A4サイズのシートPは、カッター7によりA4サイズのシートPに2等分される。
カッター7は、カッターモータ76の回転力を用いてカッターキャリッジ75を、主走査方向SDに移動させることで、シートPを切断する。これにより、シートPに対して固定刃73及び刃74による切断処理が実行されて、シートPが切断される。
駆動プーリー77は、支持ガイド71の主走査方向SDの他方側、すなわち、前後方向における後側に設けられている。駆動プーリー77は、カッターモータ76の駆動力を受けて、正転および逆転に回転可能である。従動プーリー78は、支持ガイド71の主走査方向SDの一方側、すなわち、前後方向の前側に設けられている。プーリーベルト79は、駆動プーリー77および従動プーリー78に巻き掛けられている。また、プーリーベルト79には、カッターキャリッジ75が固定されている。
これにより、プーリーベルト79の回転に対応してカッターキャリッジ75が主走査方向SDにスライド移動するようになっている。詳しくは、カッターモータ76を正転させると、カッターキャリッジ75が主査方向SDの一方側(前側)から他方側(後ろ側)に向けてスライド移動し、カッターモータ76を逆転させると、カッターキャリッジ75が主走査方向SDの他方側(後ろ側)から一方側(前側)に向けてスライド移動するようになっている。
図2に示すように、第2搬送経路H2は、定着器6を通過したシートPを画像形成部4に向けて搬送可能な経路である。定着器6により画像を形成させたシートPの表面(おもてめん)の反対面である裏面に画像を形成させるため、シートPは第2搬送経路H2を通過する。また、カッター7によりシートPの切断する際、シートPの第1搬送方向D1における後端が第2搬送経路H2に位置するように、シートPが第2搬送経路H2に搬送される。
第2搬送経路H2は、第1搬送経路H1における定着器6とカッター7との間から分岐する。より具体的には、第2搬送経路H2は、第1搬送経路H1の第1搬送方向D1において排出センサ112よりも下流、且つ、排出ローラ34よりも上流の分岐点X1から分岐する。第2搬送経路H2は、第1搬送方向D1における二次転写ローラ55と中間転写ベルト53とのニップ部N1よりも上流に位置する合流点X2において第1搬送経路H1に合流する。
第2搬送経路H2を用いてシートPの裏面にトナー像を定着させる場合、図示していないフラッパがシートPを排出ローラ34に向けて案内する。シートPが定着器6を抜けると、排出ローラ34が逆回転し、シートPを第2搬送経路H2へ搬送する。図示していないフラッパがシートPを第2搬送経路H2に向けて案内する。再搬送ローラ35および36は、メインモータ110から伝達される駆動力により、第2搬送経路H2に沿ってシートPを搬送する。第2搬送経路H2において、シートPは、第1搬送方向D1とは反対の第2搬送方向D2に搬送される。
本体筐体2が第2搬送経路H2を有する構成によれば、排出ローラ34により第2搬送方向D2に搬送されたシートPを第2搬送経路H2へ搬送することが可能となる。即ち、シートPが定着器6にニップされた状態でシートPを切断することがない。そのため、切断後のシートPがカールする等、シートPが受ける熱影響を軽減できる。これにより、切断後のシートPの品質を保つことができる。
制御装置10は、画像形成装置1の各部に対する全般的な制御を行う。図8を参照して、画像形成装置1の機能的構成について説明する。図8は、図1に示す画像形成装置の機能的構成を示すブロック図である。
図8に示すように、制御装置10は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、NVRAM(Non-Volatile Random Access Memory)104と、を備える。
ROM102には、画像形成装置1を制御するための各種制御プログラム等が記憶されている。CPU101は、RAM103を作業領域として用いてプログラムを実行する。NVRAM104は、画像形成装置1の各種処理の設定、各種処理に用いるデータが記憶されている。
制御装置10は、操作パネル27のディスプレイ28および操作ボタン29、プロセスユニット40の帯電器43および露光ユニット49、定着器6のヒータ62及び温度センサ64、カッター7のカッターモータ76、メインモータ110、排出モータ111、排出センサ112、並びに開閉センサ113と電気的に接続されている。
〔駆動機構及びカッターモータの配置関係について〕
図5~図7を参照して、駆動機構30及びカッターモータ76の配置関係について説明する。図5~図7は、駆動機構30及びカッターモータ76の配置関係を説明するための平面図である。図5~図7において、駆動機構30及びカッターモータ76との配置関係を説明するのに必要な部材のみが示され、その他の部材については図面の見易さを考慮して省略している。
図5には、画像形成装置1を平面視したときの、駆動機構30及びカッターモータ76と、本体筐体2に設けられる各構成要素との配置関係が示されている。図5に示すように、駆動機構30及びカッターモータ76は、軸方向において、排出トレイ22に対してカバー25と反対側に配置されている。即ち、駆動機構30及びカッターモータ76は、画像形成装置1の後方に配置されている。換言すると、前後方向における装置中央よりも後方側に、駆動機構30及びカッターモータ76が配置されている。さらに、換言すると、駆動機構30及びカッターモータ76は、画像形成装置1の前端よりも後端に近い位置に配置されている。
カッターモータ76を排出トレイ22に対してカバー25と反対側に配置させることで、カッターモータ76の配置位置は、ユーザが画像形成装置1の通常の使用時に位置すると想定される使用位置から離れた位置となる。そのため、ユーザに届くカッターモータ76の駆動音を軽減することができる。また、駆動機構30のメインモータ110及び排出モータ111の配置位置も、ユーザが画像形成装置1の通常の使用時に位置すると想定される使用位置から離れた位置となる。そのため、ユーザに届くメインモータ110及び排出モータ111の駆動音を軽減することができる。これにより、従来よりも画像形成装置1から生じる騒音を軽減することができる。
更に、メインモータ110及び排出モータ111の駆動力を伝達する伝達機構は、ユーザが画像形成装置1の通常の使用時に位置すると想定される使用位置から離れた位置となる。そのため、ユーザに届く伝達機構から生じる音を軽減することができる。これにより、従来よりも画像形成装置1から生じる騒音を軽減することができる。
図6には、画像形成装置1を平面視したときの、駆動機構30及びカッターモータ76と、画像形成部4との配置関係が示されている。なお、図6において、画像形成部4を構成する構成要素のうち、プロセスユニット40の感光ドラム42及び現像ローラ46のみが示され、プロセスユニット40のその他の構成要素については図示を省略している。また、画像形成部4を構成する構成要素のうち、転写ユニット5の中間転写ベルト53のみが示され、転写ユニット5のその他の構成については図示を省略している。
図6に示すように、駆動機構30及びカッターモータ76は、軸方向において、感光ドラム42及び現像ローラ46に対してカバー25と反対側に配置されている。また、駆動機構30及びカッターモータ76は、軸方向において、中間転写ベルト53に対してもカバー25と反対側に配置されている。
図7には、画像形成装置1を平面視したときの、駆動機構30及びカッターモータ76と、定着器6及び排出ローラ34との配置関係が示されている。駆動機構30及びカッターモータ76は、軸方向において、加熱ローラ61に対してカバー25と反対側に配置されている。また、駆動機構30及びカッターモータ76は、軸方向において、加圧ローラ63に対してもカバー25と反対側に配置されている。
駆動機構30及びカッターモータ76を加熱ローラ61に対してカバー25と反対側に配置させることで、カッターモータ76の配置位置は、ユーザが画像形成装置1の通常の使用時に位置すると想定される使用位置から離れた位置となる。これにより、従来よりも画像形成装置1から生じる騒音を軽減することができる。
〔カッターの待機位置及び交換位置について〕
図5~図7を参照して、カッター7の待機位置A1及び交換位置A2について説明する。
カッターキャリッジ75は、切断していないシートPを排出ローラ34により排出している状態において、待機位置A1に位置している。図5に示すように、待機位置A1は、軸方向において、排出トレイ22に対してカバー25側である。即ち、待機位置A1は、カッター7の刃74が第1搬送経路H1を通過するシートPと接触しない位置である。待機位置A1は、軸方向において、切断範囲の外側に位置する。また、待機位置A1は画像形成装置1の前方に位置する。なお、待機位置A1は、画像形成装置1の後方に位置していてもよい。
交換位置A2は、カッターキャリッジ75に取り付けられた刃74を交換可能な位置である。刃74の交換を行う状態において、カッターキャリッジ75は、交換位置A2に位置する。即ち、カッターキャリッジ75は、待機位置A1と交換位置A2との間を移動可能である。交換位置A2は、軸方向において、排出トレイ22に対してカバー25側に位置する。また、交換位置A2は、軸方向において、待機位置A1よりもカバー25側に位置する。
交換位置A2をカバー25側に位置させることにより、ユーザはカッター7に対して開口26からのアクセスがし易い。これにより、ユーザは、カッター7の刃74の交換を容易に行うことができる。
また、待機位置A1を排出トレイ22に対してカバー25側に位置させることにより、待機位置A1が開口26側に位置するため、交換位置A2への移動距離を短くすることができる。これにより、カッター7の刃74が待機位置A1から交換位置A2に移動するまでのユーザの待機時間を短くすることができる。
カッターキャリッジ75は、操作パネル27の操作に基づく制御装置10の制御により、待機位置A1から交換位置A2に移動してもよい。また、カッターキャリッジ75は、開閉センサ113によるカバー25の開状態の検知に基づく制御装置10の制御により、待機位置A1から交換位置A2まで移動してもよい。
カッターキャリッジ75は、カバー25が開位置25Bに位置するとき、且つ交換位置A2に位置するとき、カッターキャリッジ75の少なくとも一部は、開口26を介して露出している。図3に示すように、カッターキャリッジ75が交換位置A2に位置するとき、開口26からカッターキャリッジ75の前側の面が露出している。このような構成によれば、カッター7の刃74の交換時において、カッターキャリッジ75の一部が開口26を介して露出するので、ユーザはカッターキャリッジ75に対してアクセスし易くなる。これにより、ユーザは、刃74の交換をより容易に行うことができる。なお、カッターキャリッジ75の全部が開口26を介して露出する構成としてもよい。
また、待機位置A1及び交換位置A2は、図6に示すように、軸方向において、感光ドラム42及び現像ローラ46に対してカバー25側に位置する。待機位置A1及び交換位置A2は、軸方向において、中間転写ベルト53に対してカバー25側に位置している。また、図7に示すように、待機位置A1及び交換位置A2は、軸方向において、加熱ローラ61及び加圧ローラ63に対してカバー25側に位置している。
〔その他の実施形態〕
上述した実施形態において、プロセスユニット40の現像カートリッジ45を本体筐体2に対して着脱可能としたが、このような構成に限られるものではない。プロセスユニット40全体をプロセスカートリッジとし、プロセスカートリッジを、開口26を介して本体筐体2に対して軸方向において着脱する構成としてもよい。また、現像カートリッジ45は、感光ドラム42を有していなくてもよい。この場合、帯電ユニット41と、感光ドラム42と、により構成されるドラムユニットをプロセスユニット40が備える構成としてもよい。すなわち、現像カートリッジ45とドラムユニットとが独立して開口26を介して着脱する構成であってもよい。
上述した実施形態において、シートPは、中間転写ベルト53を介してトナー像が転写される構成としたが、このような構成に限られるものではない。感光ドラム42に形成されたトナー像は直接シートPに転写される構成としてもよい。この場合、転写ローラは感光ドラム42と対向するように配置され、感光ドラム42と転写ローラとの間に搬送されるシートPに対して、感光ドラム42に形成されたトナー像が転写される。
上述した実施形態において、カッターキャリッジ75の待機位置A1は、交換位置A2とは異なる位置としたが、このような構成に限られるものではない。待機位置A1と交換位置A2とは、同じ位置であってもよい。
上述した実施形態において、カッター7は、固定刃73と、前後方向に移動する刃である刃74と、を有する構成としたが、このような構成に限られるものではない。例えば、カッター7は、固定刃73が前後方向に延びており、前後方向に延びる刃が固定刃73に対して上下方向に移動することで、シートを切断する構成であってもよい。その場合、上下方向へ刃を移動させるためのカッターモータが、装置後方に位置する構成となる。また、カッター7は、固定刃73を有さず、前後方向に移動する刃74のみ有する構成としてもよいし、3以上の刃を有する構成であってもよい。
本開示は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本開示の技術的範囲に含まれる。
1 画像形成装置
2 本体筐体
3 搬送部
4 画像形成部
6 定着器
5 転写ユニット
7 カッター
10 制御装置
21 供給トレイ
22 排出トレイ
25 カバー
26 開口
27 操作パネル
A1 待機位置
A2 交換位置
D1 第1搬送方向
D2 第2搬送方向
H1 第1搬送経路
H2 第2搬送経路


Claims (11)

  1. 開口を有する本体筐体と、
    前記開口を開閉するカバーと、
    回転軸を中心に回転可能な感光ドラムと、
    前記感光ドラムにトナーを供給するカートリッジであって、前記開口を介して前記本体筐体に対して前記回転軸の軸方向に沿って着脱可能なカートリッジと、
    シートに形成されたトナー像を定着させる定着器と、
    トナー像が定着されたシートを切断する刃と、前記刃を移動させるカッターモータと、を有するカッターと、
    第1搬送方向にシートを排出する排出ローラであって、前記第1搬送方向における前記カッターの下流に位置する排出ローラと、
    排出ローラによって排出されるシートを支持する排出トレイと、
    前記軸方向において、前記カッターモータは、前記排出トレイに対して、前記カバーと反対側に配置される、画像形成装置。
  2. 前記刃は、前記軸方向に沿って移動可能であり、且つ、前記刃の交換を行う状態において、前記刃を交換可能な位置である交換位置であって、前記軸方向において、前記排出トレイに対して前記カバー側に位置する交換位置に位置する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記カッターは、前記刃が取り付けられるカッターキャリッジを更に有し、
    前記カバーは、前記開口を閉じる閉位置と、前記開口を開放する開位置と、の間を移動可能であり、
    前記カバーが前記開位置に位置し、且つ、前記刃が前記交換位置に位置するときに、前記カッターキャリッジの少なくとも一部は、前記開口を介して露出している、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記刃は、シートを前記排出ローラにより排出している状態において、前記軸方向における前記排出トレイに対して前記カバー側である待機位置に位置する、請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記排出ローラを駆動する搬送モータを更に備え、
    前記搬送モータは、前記軸方向において、前記排出トレイに対して前記カバーと反対側に配置される、請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記搬送モータの駆動力を前記排出ローラに伝達する伝達機構を更に備え
    前記伝達機構は、前記軸方向において、前記排出トレイに対して前記カバーと反対側に配置される、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記本体筐体は、前記定着器から前記排出ローラに繋がる第1搬送経路と、前記第1搬送経路における前記定着器と前記カッターとの間から分岐し、前記第1搬送方向とは反対側の方向である第2搬送方向に搬送されたシートが通過する第2搬送経路と、を有し、
    前記排出ローラは、前記第1搬送方向にシートを搬送する正転と前記第2搬送方向にシートを搬送する逆転とが可能である、請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記感光ドラムのトナー像が転写される中間転写ベルトと、
    前記中間転写ベルトに転写されたトナー像をシートに転写する転写ローラと、を更に備え、
    前記第2搬送経路は、前記第1搬送方向において、前記転写ローラと前記中間転写ベルトとのニップ部よりも上流に位置する合流点において前記第1搬送経路に合流する、請求項7に記載の画像形成装置。
  9. ディスプレイを更に備え、
    前記ディスプレイは、前記軸方向における前記カバー側を向く、請求項1に記載の画像形成装置。
  10. シートを供給する供給トレイであって、前記軸方向に引き出し可能な供給トレイを更に備る、請求項1に記載の画像形成装置。
  11. 前記定着器は、加熱回転体と、前記加熱回転体を加熱するヒータと、前記加熱回転体との間でニップ部を形成する加圧回転体とを有し、
    前記カッターモータは、前記軸方向において、前記加熱回転体に対して前記カバーとは反対側に配置される、請求項1に記載の画像形成装置。
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