JP2024104635A - 加工プログラム修正用パラメータの選択方法及び選択装置、工作機械の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】加工プログラム修正機能の適切なパラメータを自動的に選択可能とする。【解決手段】S1で加工プログラムが入力されると、S2で、各指令点の評価値eを算出し、S3で、各指令点において、特定点の評価値eと周辺点の評価値eとを比較して、各指令点の異常率vを算出し、S4で、入力された加工プログラム全体の総合異常率Vを算出する。S5で、パラメータを変更するか否かを判別し、残りのパラメータがあれば、S2~S4の手順を繰り返し、加工プログラム全体の総合異常率Vを各パラメータごとに算出する。S5で残りのパラメータがないことを確認したら、S6で、各パラメータごとの総合異常率Vを比較して、総合異常率Vが最小となるパラメータを算出し、S7で、算出したパラメータを出力する。【選択図】図4
Description
本開示は、加工プログラムの修正に用いるパラメータを適切に選択する方法及び装置と、当該選択方法を実行可能な工作機械の制御装置とに関する。
制御装置により動作する工作機械において、金型などの複雑形状を加工する際には、大量の指令点を用いた加工プログラムを用いて機械を動作させる。
このような加工プログラムは、CAMソフトウェアを用いて作成するが、微小計算誤差や近似誤差により、図1に示すような加工経路上の指令点(黒丸)のずれ(点線で囲む部分)などの不良が発生することがある。本来の形状からずれた指令点上で機械が動作すると、図2に示すように加工面に食い込みなどの不良が発生する。金型製作では、加工後に磨き作業を行うことが多いが、不良が発生した場合には、加工面が均一になるまで磨きを行う必要があり、作業時間が増加してしまう。このような不良は、機械振動、工具振動など様々な原因で発生するが、プログラムによって発生する割合も多い。
このような加工プログラムは、CAMソフトウェアを用いて作成するが、微小計算誤差や近似誤差により、図1に示すような加工経路上の指令点(黒丸)のずれ(点線で囲む部分)などの不良が発生することがある。本来の形状からずれた指令点上で機械が動作すると、図2に示すように加工面に食い込みなどの不良が発生する。金型製作では、加工後に磨き作業を行うことが多いが、不良が発生した場合には、加工面が均一になるまで磨きを行う必要があり、作業時間が増加してしまう。このような不良は、機械振動、工具振動など様々な原因で発生するが、プログラムによって発生する割合も多い。
こういった不良は加工プログラム自体をCAMで修正して対応することもあるが、一般的な製造業者ではCAM作業者と機械作業者とが別々になっていることが多いため、機械加工後に不良があった場合でも、CAM作業まで工程を戻せない場合がある。
そのため、工作機械の制御装置では、このような加工プログラムの不具合箇所を自動で修正する機能を有している。この場合、CAM工程に戻らずに対応することができる。例えば特許文献1には、3軸から選択された特定軸に対して所望の基点位置から所定分割幅ごとに特定軸方向の領域を指定し、各領域に対して所定の表示属性を与えて、特定軸に対して領域ごとの表示属性に従った表示形態で工具軌跡をXYZの3軸に沿って表示するようにした発明が開示されている。このように工具軌跡を表示させれば、制御装置上で加工プログラムの修正が行える。
そのため、工作機械の制御装置では、このような加工プログラムの不具合箇所を自動で修正する機能を有している。この場合、CAM工程に戻らずに対応することができる。例えば特許文献1には、3軸から選択された特定軸に対して所望の基点位置から所定分割幅ごとに特定軸方向の領域を指定し、各領域に対して所定の表示属性を与えて、特定軸に対して領域ごとの表示属性に従った表示形態で工具軌跡をXYZの3軸に沿って表示するようにした発明が開示されている。このように工具軌跡を表示させれば、制御装置上で加工プログラムの修正が行える。
しかし、使用するCAM、工作機械、加工形状、要求精度などが毎回異なり、加工プログラムごとに指令点の様相は異なるため、加工プログラムに適切なパラメータを設定しないと修正しきれない場合がある。
通常、プログラム修正機能のパラメータは複数存在し、様々な組み合わせからプログラムごとに適切な設定を選ぶのは困難である。また、膨大なパラメータの内容を適切に運用できるように学習するためには時間がかかり、一般的な作業者からは敬遠されやすい。さらに、パラメータの検討は加工後のワークを見ながら現象を考えてフィードバックしながら行うことが多いため、試切削作業が増加し、十分な加工時間と検証コストが必要になる。
そのため、従来では、パラメータ設定は機械ごとに設定された初期値をそのまま使用することが多くなっている。
通常、プログラム修正機能のパラメータは複数存在し、様々な組み合わせからプログラムごとに適切な設定を選ぶのは困難である。また、膨大なパラメータの内容を適切に運用できるように学習するためには時間がかかり、一般的な作業者からは敬遠されやすい。さらに、パラメータの検討は加工後のワークを見ながら現象を考えてフィードバックしながら行うことが多いため、試切削作業が増加し、十分な加工時間と検証コストが必要になる。
そのため、従来では、パラメータ設定は機械ごとに設定された初期値をそのまま使用することが多くなっている。
そこで、本開示は、加工プログラム修正機能の適切なパラメータを自動的に選択可能となる加工プログラム修正用パラメータの選択方法及び選択装置と、工作機械の制御装置とを提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、本開示の第1の構成は、予め設定された加工プログラム修正用の複数のパラメータから1のパラメータを選択する方法であって、
加工プログラムの複数の指令点において、加工面に不具合を発生させる特徴となる点についての評価値をそれぞれ算出する評価値算出ステップと、
各前記指令点において、その周辺に位置する前記指令点である少なくとも1つの周辺点との間で互いの評価値を比較して、前記周辺点に対する異常率を算出する異常率算出ステップと、
各前記指令点の前記異常率から、前記加工プログラム全体の総合異常率を算出する総合異常率算出ステップと、を各前記パラメータごとにそれぞれ実行した後、
前記総合異常率が最小となる前記パラメータを前記1のパラメータとして算出するパラメータ算出ステップを実行することを特徴とする。
上記目的を達成するために、本開示の第2の構成は、予め設定された加工プログラム修正用の複数のパラメータから1のパラメータを選択する装置であって、
加工プログラムの複数の指令点において、加工面に不具合を発生させる特徴となる点についての評価値を各前記パラメータごとにそれぞれ算出する評価値算出手段と、
各前記指令点において、その周辺に位置する前記指令点である少なくとも1つの周辺点との間で互いの評価値を比較して、前記周辺点に対する異常率を各前記パラメータごとに算出する異常率算出手段と、
各前記指令点の前記異常率から、前記加工プログラム全体の総合異常率を各前記パラメータごとに算出する総合異常率算出手段と、
各前記パラメータごとの前記総合異常率を比較して、前記総合異常率が最小となる前記パラメータを前記1のパラメータとして算出するパラメータ算出手段と、を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本開示の第3の構成は、工作機械の制御装置であって、
加工プログラム修正用の複数のパラメータが予め設定され、第1の構成に記載の加工プログラム修正用パラメータの選択方法を実行可能であることを特徴とする。
加工プログラムの複数の指令点において、加工面に不具合を発生させる特徴となる点についての評価値をそれぞれ算出する評価値算出ステップと、
各前記指令点において、その周辺に位置する前記指令点である少なくとも1つの周辺点との間で互いの評価値を比較して、前記周辺点に対する異常率を算出する異常率算出ステップと、
各前記指令点の前記異常率から、前記加工プログラム全体の総合異常率を算出する総合異常率算出ステップと、を各前記パラメータごとにそれぞれ実行した後、
前記総合異常率が最小となる前記パラメータを前記1のパラメータとして算出するパラメータ算出ステップを実行することを特徴とする。
上記目的を達成するために、本開示の第2の構成は、予め設定された加工プログラム修正用の複数のパラメータから1のパラメータを選択する装置であって、
加工プログラムの複数の指令点において、加工面に不具合を発生させる特徴となる点についての評価値を各前記パラメータごとにそれぞれ算出する評価値算出手段と、
各前記指令点において、その周辺に位置する前記指令点である少なくとも1つの周辺点との間で互いの評価値を比較して、前記周辺点に対する異常率を各前記パラメータごとに算出する異常率算出手段と、
各前記指令点の前記異常率から、前記加工プログラム全体の総合異常率を各前記パラメータごとに算出する総合異常率算出手段と、
各前記パラメータごとの前記総合異常率を比較して、前記総合異常率が最小となる前記パラメータを前記1のパラメータとして算出するパラメータ算出手段と、を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本開示の第3の構成は、工作機械の制御装置であって、
加工プログラム修正用の複数のパラメータが予め設定され、第1の構成に記載の加工プログラム修正用パラメータの選択方法を実行可能であることを特徴とする。
本開示によれば、従来は作業者が調整を行っていたプログラム修正機能のパラメータを自動的に選択できることにより、パラメータ選択検討工数が削減される。また、自動選択により、制御装置のプログラム修正機能の学習コストが低減される。
以下、本開示の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図3は、加工プログラム修正用パラメータの選択装置10を備えた工作機械の制御装置1の一例を示す機能ブロック図である。選択装置10は、本開示の第2の構成のパラメータの選択装置の一例である。制御装置1は、本開示の第3の構成の制御装置の一例である。制御装置1は、CPU及びCPUに接続されたメモリを含んで構成され、それらにより工作機械の運転制御が実現される。
この選択装置10は、評価値算出部11と、異常率算出部12と、パラメータ記憶部13と、パラメータ算出部14と、表示部15とを備えている。
評価値算出部11は、加工プログラム中から、加工経路のずれや折れなど、加工面に不具合を発生させる特徴となる点の評価値を算出する。評価値算出部11は、本開示の評価値算出手段の一例である。
図3は、加工プログラム修正用パラメータの選択装置10を備えた工作機械の制御装置1の一例を示す機能ブロック図である。選択装置10は、本開示の第2の構成のパラメータの選択装置の一例である。制御装置1は、本開示の第3の構成の制御装置の一例である。制御装置1は、CPU及びCPUに接続されたメモリを含んで構成され、それらにより工作機械の運転制御が実現される。
この選択装置10は、評価値算出部11と、異常率算出部12と、パラメータ記憶部13と、パラメータ算出部14と、表示部15とを備えている。
評価値算出部11は、加工プログラム中から、加工経路のずれや折れなど、加工面に不具合を発生させる特徴となる点の評価値を算出する。評価値算出部11は、本開示の評価値算出手段の一例である。
異常率算出部12は、加工経路上の複数の指令点から特定した指令点(以下「特定点」という。)の周辺の指令点(以下「周辺点」という。)を探索し、特定点の評価値と周辺点の評価値とを比較することで、周辺点に対する特定点の異常率を算出する。また、異常率算出部12は、加工プログラムの各指令点で異常率を計算した後、各指令点の異常率から、加工プログラム全体の総合異常率を算出する。異常率算出部12は、本開示の異常率算出手段及び総合異常率算出手段の一例である。なお、異常率を算出する機能部と、総合異常率を算出する機能部とを別々に設けてもよい。
パラメータ記憶部13は、加工プログラムの修正機能に用いる複数のパラメータを、加工プログラムに関連付けて予め記憶している。
パラメータ算出部14は、異常率算出部12で算出されたパラメータごとの総合異常率から、総合異常率が最小となるパラメータを算出する。パラメータ算出部14は、本開示のパラメータ算出手段の一例である。
表示部15は、パラメータ算出部14で算出されたパラメータを表示する。なお、表示部15は、工作機械の制御装置1用の表示部と兼用されている。
パラメータ算出部14は、異常率算出部12で算出されたパラメータごとの総合異常率から、総合異常率が最小となるパラメータを算出する。パラメータ算出部14は、本開示のパラメータ算出手段の一例である。
表示部15は、パラメータ算出部14で算出されたパラメータを表示する。なお、表示部15は、工作機械の制御装置1用の表示部と兼用されている。
次に、選択装置10による本開示の第1の構成に係るパラメータの選択方法を、図4のフローチャートに基づいて説明する。この選択方法は、制御装置1の記憶部に予め設定されたプログラムによって実行される。このプログラムは、CPU及びCPUに接続されたメモリを含む非一時的なコンピュータ可読記憶媒体に記憶されている。
まず、S1で加工プログラムが入力されると、S2で、評価値算出部11が各指令点の評価値eを算出する(評価値算出ステップ)。
評価値eは、制御装置1に設けられているプログラム修正機能を適用した状態の加工プログラムで算出してもよい。評価値eは、指令点の点間距離(例えば2点を結んだときの距離)、加工経路の折れ角度(例えば3点を結んだときの軌跡ベクトルがなす角度)、曲率、パターンマッチングなどの方法で算出してもよい。
次に、S3で、異常率算出部12が、各指令点において、特定点の評価値eと周辺点の評価値eとを比較して、各指令点の異常率vを算出する(異常率算出ステップ)。周辺点は、各指令点の前後数点、隣接する軌跡の点、隣接する軌跡の点の前後数点を取得して決定してもよい。評価値eの比較には、周辺点の評価値eの平均値と各指令点の評価値eとの差分や、中央値との差分などの手法をとってもよい。
まず、S1で加工プログラムが入力されると、S2で、評価値算出部11が各指令点の評価値eを算出する(評価値算出ステップ)。
評価値eは、制御装置1に設けられているプログラム修正機能を適用した状態の加工プログラムで算出してもよい。評価値eは、指令点の点間距離(例えば2点を結んだときの距離)、加工経路の折れ角度(例えば3点を結んだときの軌跡ベクトルがなす角度)、曲率、パターンマッチングなどの方法で算出してもよい。
次に、S3で、異常率算出部12が、各指令点において、特定点の評価値eと周辺点の評価値eとを比較して、各指令点の異常率vを算出する(異常率算出ステップ)。周辺点は、各指令点の前後数点、隣接する軌跡の点、隣接する軌跡の点の前後数点を取得して決定してもよい。評価値eの比較には、周辺点の評価値eの平均値と各指令点の評価値eとの差分や、中央値との差分などの手法をとってもよい。
評価値eで不具合箇所を検出したい場合、図5に示すように、特徴が形状隅部やピック部などの加工形状自体の折れ等によるものか、計算誤差等の不具合によるものか判断がつかない。検出したい不具合箇所は、図6に示すように、加工形状によって発生する箇所(点線で囲む領域A)ではなく、点線で囲む領域Bで示す箇所である。
加工面に悪影響を与える指令点は、周辺点との間で評価値に急変が発生し、不均一になっている点である場合が多い。そこで、図7に示すように、特定点Pの周辺の複数の周辺点P1,P2・・Pnを探索して、各周辺点Pnに対する特定点Pの異常率vを算出すると、異常率vの低い点は、評価値eが高くとも、周辺の形状の影響で値が高くなっていると判断できる。異常率vの高い点は、その点のみで異常が発生しているため、不良につながりやすいと判断できる。周辺点Pnの探索は、特定点Pとの距離、ブロック番号、評価値の類似性などの条件で探索してもよい。周辺点Pnは、少なくとも1箇所あればよい。
加工面に悪影響を与える指令点は、周辺点との間で評価値に急変が発生し、不均一になっている点である場合が多い。そこで、図7に示すように、特定点Pの周辺の複数の周辺点P1,P2・・Pnを探索して、各周辺点Pnに対する特定点Pの異常率vを算出すると、異常率vの低い点は、評価値eが高くとも、周辺の形状の影響で値が高くなっていると判断できる。異常率vの高い点は、その点のみで異常が発生しているため、不良につながりやすいと判断できる。周辺点Pnの探索は、特定点Pとの距離、ブロック番号、評価値の類似性などの条件で探索してもよい。周辺点Pnは、少なくとも1箇所あればよい。
次に、S4で、異常率算出部12が、入力された加工プログラム全体の総合異常率Vを算出する(総合異常率算出ステップ)。総合異常率Vの算出には、平均値、分散値などを使用してもよい。また、加工プログラムには、非移動点や、アプローチ、リトラクトなどの加工に関係がない移動を行う点が存在する。これらの点は、距離、角度、曲率、移動ベクトルなどの閾値を設けて除外して計算する。
次に、S5で、パラメータを変更するか否かを判別する。すなわち、パラメータ記憶部13に残りのパラメータがあれば、パラメータを変更してS2に戻って評価値eを算出し、S3で異常率vを算出し、S4で総合異常率Vを算出する。複数のパラメータのそれぞれでこの手順を繰り返し、加工プログラム全体の総合異常率Vを各パラメータごとに算出する。
次に、S5で、パラメータを変更するか否かを判別する。すなわち、パラメータ記憶部13に残りのパラメータがあれば、パラメータを変更してS2に戻って評価値eを算出し、S3で異常率vを算出し、S4で総合異常率Vを算出する。複数のパラメータのそれぞれでこの手順を繰り返し、加工プログラム全体の総合異常率Vを各パラメータごとに算出する。
そして、S5で残りのパラメータがないことを確認したら、S6で、パラメータ算出部14が、各パラメータごとの総合異常率Vを比較して、総合異常率Vが最小となるパラメータを算出し、S7で、算出したパラメータを表示部15に出力する。例えば図8に示す例では、総合異常率が0.9となるパラメータ1が算出されて表示部15に表示されることになる。このパラメータ1は、本開示の1のパラメータの一例である。
以上の手順で、各パラメータのうち最も加工面不良が発生しにくいパラメータを自動的に選択することができる。
以上の手順で、各パラメータのうち最も加工面不良が発生しにくいパラメータを自動的に選択することができる。
このように、上記形態のパラメータの選択方法及び選択装置10(制御装置1)は、加工プログラムの各指令点において、加工面に不具合を発生させる特徴となる点についての評価値eをそれぞれ算出し、各指令点において、その周辺に位置する指令点である複数の周辺点との間で互いの評価値eを比較して、周辺点に対する異常率vをそれぞれ算出し、各指令点の異常率vから、加工プログラム全体の総合異常率Vを、各パラメータごとにそれぞれ実行した後、総合異常率Vが最小となる1のパラメータを算出する。
この構成によれば、従来は作業者が調整を行っていたプログラム修正機能のパラメータを自動的に選択できることにより、パラメータ選択検討工数が削減される。また、自動選択により、制御装置1のプログラム修正機能の学習コストが低減される。
この構成によれば、従来は作業者が調整を行っていたプログラム修正機能のパラメータを自動的に選択できることにより、パラメータ選択検討工数が削減される。また、自動選択により、制御装置1のプログラム修正機能の学習コストが低減される。
なお、上記形態では、パラメータ算出部で算出された1のパラメータを自動的に表示部へ出力するようにしているが、1のパラメータの算出にとどめておき、作業者の操作に応じて1のパラメータを表示部へ出力するようにしてもよい。
また、パラメータの出力は、表示部への表示に限らず、音声出力等の他の出力手段で行ってもよい。
上記形態では、パラメータの選択装置を工作機械の制御装置に設けているが、当該選択装置は、制御装置と別に独立して設けてもよい。
また、パラメータの出力は、表示部への表示に限らず、音声出力等の他の出力手段で行ってもよい。
上記形態では、パラメータの選択装置を工作機械の制御装置に設けているが、当該選択装置は、制御装置と別に独立して設けてもよい。
1・・制御装置、10・・パラメータの選択装置、11・・評価値算出部、12・・異常率算出部、13・・パラメータ記憶部、14・・パラメータ算出部、15・・表示部、P・・特定点、Pn・・周辺点、e・・評価値、v・・異常率、V・・総合異常率。
Claims (3)
- 予め設定された加工プログラム修正用の複数のパラメータから1のパラメータを選択する方法であって、
加工プログラムの複数の指令点において、加工面に不具合を発生させる特徴となる点についての評価値をそれぞれ算出する評価値算出ステップと、
各前記指令点において、その周辺に位置する前記指令点である少なくとも1つの周辺点との間で互いの評価値を比較して、前記周辺点に対する異常率を算出する異常率算出ステップと、
各前記指令点の前記異常率から、前記加工プログラム全体の総合異常率を算出する総合異常率算出ステップと、を各前記パラメータごとにそれぞれ実行した後、
前記総合異常率が最小となる前記パラメータを前記1のパラメータとして算出するパラメータ算出ステップを実行することを特徴とする加工プログラム修正用パラメータの選択方法。 - 予め設定された加工プログラム修正用の複数のパラメータから1のパラメータを選択する装置であって、
加工プログラムの複数の指令点において、加工面に不具合を発生させる特徴となる点についての評価値を各前記パラメータごとにそれぞれ算出する評価値算出手段と、
各前記指令点において、その周辺に位置する前記指令点である少なくとも1つの周辺点との間で互いの評価値を比較して、前記周辺点に対する異常率を各前記パラメータごとに算出する異常率算出手段と、
各前記指令点の前記異常率から、前記加工プログラム全体の総合異常率を各前記パラメータごとに算出する総合異常率算出手段と、
各前記パラメータごとの前記総合異常率を比較して、前記総合異常率が最小となる前記パラメータを前記1のパラメータとして算出するパラメータ算出手段と、
を備えることを特徴とする加工プログラム修正用パラメータの選択装置。 - 加工プログラム修正用の複数のパラメータが予め設定され、請求項1に記載の加工プログラム修正用パラメータの選択方法を実行可能であることを特徴とする工作機械の制御装置。
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