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JP2024024879A - 表示制御システム、表示制御方法、及び表示制御プログラム - Google Patents

表示制御システム、表示制御方法、及び表示制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】仮想空間にユーザーアイコンを表示するシステムにおけるユーザーの利便性を向上させることが可能な表示制御システム、表示制御方法、及び表示制御プログラムを提供すること。【解決手段】表示制御システムは、現実空間におけるユーザーの現在位置に基づいて、仮想空間内の所定位置に前記ユーザーの第1ユーザーアイコンを表示させる第1表示処理部と、前記仮想空間内の前記所定位置に表示された前記第1ユーザーアイコンの移動操作を当該第1ユーザーアイコンに対応するユーザーから受け付ける受付処理部と、前記受付処理部が前記ユーザーから前記第1ユーザーアイコンの移動操作を受け付けた場合に、前記仮想空間において、前記ユーザーの前記移動操作に対応する第2ユーザーアイコンを表示させる第2表示処理部と、を備える。【選択図】図2

Description

本開示は、仮想空間に表示されるユーザーアイコンの表示を制御する表示制御システム、表示制御方法、及び表示制御プログラムに関する。
従来、現実空間におけるユーザーの位置情報を受信し、前記位置情報を仮想空間内の位置情報に変換し、仮想空間内において前記ユーザーに関連付けたアイコン(アバター)を前記仮想空間内の位置情報に基づいて前記仮想空間内を移動させることが可能なシステムが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2009-93478号公報
近年、オフィスに出社して業務を行う従業員と、自宅でリモート業務を行う従業員とが混在する業務形態が普及している。このような業務形態の場合、従来のシステムのように、現実空間におけるユーザーの現在位置に対応して仮想空間においてユーザーアイコンを表示する構成では、現実空間でユーザーと直接会って会話が可能であるかどうかを判断することが困難である。また、リモート業務を行うユーザーは、他のユーザーの現在位置を把握することはできるものの当該ユーザーが仮想空間内で会話可能であるかどうかを判断することが困難である。このため、仮想空間にユーザーアイコンを表示するシステムにおけるユーザーの利便性が低下する問題が生じる。
本開示の目的は、仮想空間にユーザーアイコンを表示するシステムにおけるユーザーの利便性を向上させることが可能な表示制御システム、表示制御方法、及び表示制御プログラムを提供することにある。
本開示の一の態様に係る表示制御システムは、第1表示処理部と受付処理部と第2表示処理部とを備える。前記第1表示処理部は、現実空間におけるユーザーの現在位置に基づいて、仮想空間内の所定位置に前記ユーザーの第1ユーザーアイコンを表示させる。前記受付処理部は、前記仮想空間内の前記所定位置に表示された前記第1ユーザーアイコンの移動操作を当該第1ユーザーアイコンに対応するユーザーから受け付ける。前記第2表示処理部は、前記受付処理部が前記ユーザーから前記第1ユーザーアイコンの移動操作を受け付けた場合に、前記仮想空間において、前記ユーザーの前記移動操作に対応する第2ユーザーアイコンを表示させる。
本開示の他の態様に係る表示制御方法は、現実空間におけるユーザーの現在位置に基づいて、仮想空間内の所定位置に前記ユーザーのユーザーアイコンを表示させることと、前記仮想空間において前記ユーザーアイコンの移動操作を当該ユーザーアイコンに対応するユーザーから受け付けることと、前記ユーザーから前記ユーザーアイコンの移動操作を受け付けた場合に、前記仮想空間において、前記ユーザーの前記現在位置に対応する第1ユーザーアイコンと、前記ユーザーの前記移動操作に対応する第2ユーザーアイコンとを個別に表示させることと、を一又は複数のプロセッサーが実行する表示制御方法である。
本開示の他の態様に係る表示制御プログラムは、現実空間におけるユーザーの現在位置に基づいて、仮想空間内の所定位置に前記ユーザーのユーザーアイコンを表示させることと、前記仮想空間において前記ユーザーアイコンの移動操作を当該ユーザーアイコンに対応するユーザーから受け付けることと、前記ユーザーから前記ユーザーアイコンの移動操作を受け付けた場合に、前記仮想空間において、前記ユーザーの前記現在位置に対応する第1ユーザーアイコンと、前記ユーザーの前記移動操作に対応する第2ユーザーアイコンとを個別に表示させることと、を一又は複数のプロセッサーに実行させるための表示制御プログラムである。
本開示によれば、仮想空間にユーザーアイコンを表示するシステムにおけるユーザーの利便性を向上させることが可能な表示制御システム、表示制御方法、及び表示制御プログラムを提供することができる。
図1は、本開示の実施形態に係るバーチャルオフィスシステムの概略構成を示す模式図である。 図2は、本開示の実施形態に係るバーチャルオフィスシステムの構成を示す機能ブロック図である。 図3は、本開示の実施形態に係るユーザー情報管理テーブルの一例を示す図である。 図4は、本開示の実施形態に係る設定情報管理テーブルの一例を示す図である。 図5は、本開示の実施形態に係るユーザー端末に表示される操作画面の一例を示す図である。 図6Aは、本開示の実施形態に係るユーザーアイコンの表示例を示す図である。 図6Bは、本開示の実施形態に係るユーザーアイコンの表示例を示す図である。 図7は、本開示の実施形態に係るユーザー端末に表示される操作画面の一例を示す図である。 図8は、本開示の実施形態に係るユーザー端末に表示される操作画面の一例を示す図である。 図9は、本開示の実施形態に係るユーザー端末に表示される操作画面の一例を示す図である。 図10は、本開示の実施形態に係るユーザー端末に表示される操作画面の一例を示す図である。 図11は、本開示の実施形態に係るユーザー端末に表示される操作画面の一例を示す図である。 図12は、本開示の実施形態に係るユーザー端末に表示される操作画面の一例を示す図である。 図13は、本開示の実施形態に係るユーザー端末に表示される操作画面の一例を示す図である。 図14は、本開示の実施形態に係るバーチャルオフィスシステムで実行される会話制御処理の手順の一例を説明するためのフローチャートである。 図15は、本開示の実施形態に係るバーチャルオフィスシステムで実行される会話制御処理の手順の一例を説明するためのフローチャートである。 図16は、本開示の実施形態に係るバーチャルオフィスシステムで実行される会話制御処理の手順の一例を説明するためのフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら、本開示の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本開示を具体化した一例であって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
本開示に係る表示制御システムは、仮想空間に設定される特定エリア(例えば仮想オフィス)にユーザーアイコンを表示させ、ユーザーアイコンを移動させることにより、特定エリア内にいるユーザーアイコンのユーザー同士で会話を行うことが可能なシステムである。また、前記表示制御システムは、現実空間の特定エリア(現実のオフィス)にいるユーザーの位置(現在位置)に基づいて、仮想オフィスにおいて当該ユーザーのユーザーアイコンを表示させる機能を備える。本開示に係る表示制御システムの一例として、以下の実施形態では、バーチャルオフィスシステムを例に挙げて説明する。
前記バーチャルオフィスシステムは、例えば複数のユーザーがそれぞれ異なる場所(現実空間のオフィス、自宅など)にいながら、ノートパソコン、スマートフォンなどのユーザー端末を利用して仮想空間内で音声会話を行うWebミーティング(オンライン会話、オンラインミーティング)などに適用することができる。また、前記バーチャルオフィスシステムは、前記仮想空間内でオンラインミーティングを実行するための汎用ソフトウェアであるバーチャルオフィスアプリケーションによりオンライン会話及びオンラインミーティングサービスを提供する会話サーバー、前記バーチャルオフィスを管理する管理サービスを提供する管理サーバーなどを備える。
[バーチャルオフィスシステム100]
図1は、本開示の実施形態に係るバーチャルオフィスシステム100の概略構成を示す模式図である。バーチャルオフィスシステム100は、管理サーバー1と、会話サーバー2と、ユーザー端末3とを含んでいる。バーチャルオフィスシステム100は、複数のユーザーが利用可能なバーチャルオフィスを構築するシステムである。
図1には、現実空間のオフィスR1、オフィスR1とは異なる複数の拠点(例えば、ユーザーの自宅R2,R3)を示している。例えば、3人のユーザーがオフィスR1に出社して業務を行い、2人のユーザーが自宅で業務(リモート業務)を行う例を示している。各ユーザーは、自身のユーザー端末3(例えばノートパソコン)を使用してバーチャルオフィスに参加することが可能である。
バーチャルオフィスシステム100は、各ユーザー端末3にインストールされたバーチャルオフィスアプリケーションを実行することにより、複数のユーザーが遠隔地においてオンラインミーティングを行うことが可能になる。前記バーチャルオフィスアプリケーションは汎用ソフトウェアであり、同一のバーチャルオフィスに参加する複数のユーザーは共通の前記バーチャルオフィスアプリケーションを利用する。
例えば、オフィスR1にいるユーザーと、自宅にいるユーザーとは、それぞれ自身のユーザー端末3において、前記バーチャルオフィスアプリケーションを起動させてログインすることにより、仮想空間(仮想オフィス)において会話が可能となる。
なお、バーチャルオフィスシステム100は、各拠点(オフィス、自宅など)に、ユーザー端末3に接続可能なマイクスピーカー装置及びカメラなどが接続されており、音声及びカメラ映像を双方向通信可能に構成されてもよい。マイクスピーカー装置及びカメラは、ユーザー端末3に内蔵されてもよい。
管理サーバー1及び会話サーバー2のそれぞれは、例えば1台又は複数台のサーバー装置(例えばクラウドサーバー)で構築される。また、管理サーバー1及び会話サーバー2が1台のサーバーで構築されてもよい。
管理サーバー1、会話サーバー2、及びユーザー端末3は、ネットワークN1を介して互いに接続されている。ネットワークN1は、インターネット、LAN、WAN、又は公衆電話回線などの通信網である。
[会話サーバー2]
図2に示すように、会話サーバー2は、制御部21、記憶部22、操作表示部23、通信部24などを備える。会話サーバー2は、1台又は複数台の仮想サーバー(クラウドサーバー)であってもよいし、1台又は複数台の物理サーバーであってもよい。
通信部24は、会話サーバー2を有線又は無線でネットワークN1に接続し、ネットワークN1を介して他の機器(例えば管理サーバー1、ユーザー端末3など)との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信部である。
操作表示部23は、各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルなどの操作部とを備えるユーザインターフェースである。
記憶部22は、各種の情報を記憶するHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、又はフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。記憶部22には、制御部21に各種制御処理を実行させるための制御プログラムが記憶されている。例えば、前記制御プログラムは、CD又はDVDなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に非一時的に記録され、会話サーバー2が備えるCDドライブ又はDVDドライブなどの読取装置(不図示)で読み取られて記憶部22に記憶される。なお、前記制御プログラムは、クラウドサーバーから配信されて記憶部22に記憶されてもよい。
また、記憶部22には、オンラインミーティングサービスを実行させるためのオンラインミーティングプログラムが記憶されている。前記オンラインミーティングプログラムは、ユーザー端末3にインストールされたバーチャルオフィスアプリケーションの実行に応じて前記オンラインミーティングを実行させる。本実施形態の会話サーバー2は、汎用ソフトウェアの一つであるバーチャルオフィスアプリケーションのオンラインミーティングサービスを提供するものとする。
記憶部22には、バーチャルオフィスアプリケーションを利用可能なユーザーに関するユーザー情報(ユーザーID、パスワードなど)が記憶されている。
制御部21は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムを予め記憶する。前記RAMは、各種の情報を記憶し、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部21は、前記ROM又は記憶部22に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより会話サーバー2を制御する。
具体的に、制御部21は、音声処理部211などの各種の処理部を含む。なお、制御部21は、前記制御プログラムに従った各種の処理を実行することによって前記各種の処理部として機能する。また、制御部21に含まれる一部又は全部の処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記制御プログラムは、複数のプロセッサーを前記各種の処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。
音声処理部211は、複数のユーザー端末3のそれぞれにおいてバーチャルオフィスアプリケーションを実行させてオンラインでの会話を行う。具体的には、音声処理部211は、ユーザー端末3から取得するログイン情報に基づいて、オンラインでの会話を開始する。例えば、ユーザーAがユーザー端末3aにおいてバーチャルオフィスアプリケーションを起動させてログイン操作を行うと、ユーザー端末3aは、ユーザーID及びパスワードを含むログイン情報を会話サーバー2に送信する。音声処理部211は、ユーザー端末3aから前記ログイン情報を取得してユーザーAを認証すると、前記オンラインでの会話を開始する。
また例えば、ユーザーAがユーザー端末3aにおいて前記バーチャルオフィスアプリケーションを終了させる(前記オンラインミーティングを終了させる)と、ユーザー端末3aは終了要求を会話サーバー2に送信する。音声処理部211は、ユーザー端末3aから前記終了要求を取得すると、前記オンラインミーティングを終了(ログオフ)する。
前記オンラインミーティングに参加を希望する複数のユーザーのそれぞれは、自身のユーザー端末3において、前記バーチャルオフィスアプリケーションにログインする操作を行う。前記バーチャルオフィスアプリケーションにログイン及び認証されたユーザーは、前記バーチャルオフィスアプリケーションで設定される仮想空間(バーチャルミーティングルーム)において、自身のユーザーアイコンを操作して他のユーザーと会話を行うことが可能になる。例えば、音声処理部211は、仮想空間において複数のユーザーアイコン同士の距離が所定距離未満になった場合に、当該複数のユーザーアイコンに対応する複数のユーザー端末3間において音声の送受信を開始することにより、複数のユーザー間の会話を可能にする。また、音声処理部211は、複数のユーザーアイコン同士の距離に応じて音量を調整する。
[ユーザー端末3]
図2に示すように、ユーザー端末3は、制御部31、記憶部32、操作表示部33、通信部34などを備える。ユーザー端末3は、例えばノートパソコン、スマートフォン、タブレット端末のような情報処理装置である。各ユーザー端末3は同一の構成を備えてもよい。
通信部34は、ユーザー端末3を有線又は無線でネットワークN1に接続し、ネットワークN1を介して他の機器(例えば管理サーバー1、会話サーバー2)との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信部である。
操作表示部33は、各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルなどの操作部とを備えるユーザインターフェースである。操作表示部33は、ユーザーの操作を受け付ける。
記憶部32は、各種の情報を記憶するHDD、SSD、又はフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。記憶部32には、制御部31に各種制御処理を実行させるための制御プログラムが記憶されている。例えば、前記制御プログラムは、CD又はDVDなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に非一時的に記録され、ユーザー端末3が備えるCDドライブ又はDVDドライブなどの読取装置(不図示)で読み取られて記憶部32に記憶される。なお、前記制御プログラムは、クラウドサーバーから配信されて記憶部32に記憶されてもよい。
また記憶部32には、オンラインミーティングサービスを提供するための一又は複数のバーチャルオフィスアプリケーションがインストールされている。
制御部31は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムを予め記憶する。前記RAMは、各種の情報を記憶し、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部31は、前記ROM又は記憶部32に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することによりユーザー端末3を制御する。また、制御部31は、前記バーチャルオフィスアプリケーションを実行する処理部として機能する。
具体的に、制御部31は、音声処理部311、表示処理部312、受付処理部313などの各種の処理部を含む。なお、制御部31は、前記CPUで前記制御プログラムに従った各種の処理を実行することによって前記各種の処理部として機能する。また、制御部31に含まれる一部又は全部の処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記制御プログラムは、複数のプロセッサーを前記各種の処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。
音声処理部311は、バーチャルオフィスアプリケーションに従った前記オンラインミーティングに関する各種の処理を実行する。具体的には、音声処理部311は、ユーザーによるバーチャルオフィスアプリケーションを起動させる操作(ログイン操作)を受け付けると、開始要求を会話サーバー2に送信する。会話サーバー2が前記開始要求に対して認証すると、音声処理部311は、ユーザー端末3において操作画面を表示させて前記オンラインミーティングを開始する。図5には、バーチャルオフィスアプリケーション(オンラインミーティングサービス)に対応する前記操作画面の一例を示している。
表示処理部312は、図5に示すように、前記操作画面において、現実空間のオフィスR1(図1参照)に対応する仮想オフィスBr1を仮想空間に表示させる。また、表示処理部312は、仮想空間においてユーザーを識別可能なユーザーアイコンを表示させる。図6A及び図6Bには、ユーザーアイコンの具体例を示している。図6Aに示すように、ユーザーアイコンには、ユーザーの写真、イラストなどの顔画像C1と、ユーザー名C2と、バーチャルオフィスアプリケーションにログインしてマイクの使用が可能になった場合に表示されるマイクアイコンC3と、バーチャルオフィスアプリケーションにログインしてスピーカーの使用が可能になった場合に表示されるスピーカーアイコンC4と、自宅などオフィス以外の遠隔地においてバーチャルオフィスアプリケーションにログインした場合に表示されるリモートアイコンC5とが含まれる。また、オフィスR1においてバーチャルオフィスアプリケーションにログインした場合には、図6Bに示すように、リモートアイコンC5に代えて出社アイコンC6が表示される。
表示処理部312は、ユーザーのログイン状態及び位置情報に基づいて、ユーザーアイコンの表示態様を変更する。図6Aに示す例は、ユーザーが自宅R2,R3(図1参照)においてバーチャルオフィスアプリケーションにログインした状態を示し(リモートアイコンC5)、図6Bに示す例は、ユーザーがオフィスR1(図1参照)においてバーチャルオフィスアプリケーションにログインした状態を示している(出社アイコンC6)。また、図6A及び図6Bに示す例では、各ユーザーがマイク及びスピーカーを使用可能な状態であり(ON状態)、会話可能な状態であることを示している(マイクアイコンC3、スピーカーアイコンC4)。
表示処理部312は、管理サーバー1の指示に応じて、操作表示部33に前記操作画面を表示させる。各ユーザーは、自身のユーザー端末3において、図5に示す前記操作画面を閲覧することができる。このため、各ユーザーは、他のユーザーが出社しているか否か、他のユーザーがオフィスにいるか又は自宅にいるか、他のユーザーが会話可能な状態であるか否かなどのステータス情報をリアルタイムに把握することができる。
受付処理部313は、ユーザーから各種操作を受け付ける。例えば、受付処理部313は、操作表示部33に表示される操作画面(図5参照)に含まれる仮想空間において、ユーザーからユーザーアイコンの移動操作を受け付ける。受付処理部313は、受け付けたユーザー操作の情報を管理サーバー1に出力する。
受付処理部313がユーザーアイコンの移動操作を受け付けると、表示処理部312は、前記操作画面において前記ユーザーアイコンの位置を移動して表示させる。ユーザーは、前記操作画面において、自身のユーザーアイコンをドラッグアンドドロップ操作などにより所望の位置に移動させることができる。
また、音声処理部311は、隣り合う2つのユーザーアイコンの間の距離が所定距離未満である場合に、会話サーバー2を介して会話音声を送受信する。例えば、ユーザーAのユーザーアイコンa2とユーザーCのユーザーアイコンc1との間の距離が所定距離未満の場合に(図9参照)、ユーザーAのユーザー端末3aの音声処理部311は、ユーザーAの発話音声をマイクを通じて取得すると会話サーバー2に送信し、会話サーバー2はユーザーAの発話音声をユーザーCのユーザー端末3cに送信し、ユーザー端末3cの音声処理部311は、ユーザーAの発話音声をスピーカーから出力する。また、ユーザーCのユーザー端末3cの音声処理部311は、ユーザーCの発話音声をマイクを通じて取得すると会話サーバー2に送信し、会話サーバー2はユーザーCの発話音声をユーザーAのユーザー端末3aに送信し、ユーザー端末3aの音声処理部311は、ユーザーCの発話音声をスピーカーから出力する。このようにして、ユーザーA及びユーザーCは、仮想オフィスにおいて会話(オンラインミーティング)が可能となる。
なお、本実施例では、アイコン同士の距離によって会話音声の送受信を開始する構成例について説明しているが、会話音声の送受信を開始するトリガーはアイコン同士の距離に限らず、他のユーザーアイコンをダブルクリックするなどのアクション(ユーザー操作)をトリガーとして会話音声の送受信を開始する構成としてもよい。
また、受付処理部313がユーザーからバーチャルオフィスアプリケーションを終了させる操作(終了操作)を受け付けると、音声処理部311は、終了要求を会話サーバー2に送信する。会話サーバー2が前記終了要求に対して認証すると、音声処理部311は、ユーザー端末3において前記オンラインミーティングを終了する。
前記オンラインミーティングに参加するユーザーのそれぞれは、自身のユーザー端末3においてバーチャルオフィスアプリケーションを起動させて前記オンラインミーティングを開始する。また、各ユーザーは、自身のユーザー端末3においてバーチャルオフィスアプリケーションを終了させて前記オンラインミーティングを終了する。
[管理サーバー1]
図2に示すように、管理サーバー1は、制御部11、記憶部12、操作表示部13、通信部14などを備える。管理サーバー1は、1台又は複数台の仮想サーバー(クラウドサーバー)であってもよいし、1台又は複数台の物理サーバーであってもよい。
通信部14は、管理サーバー1を有線又は無線でネットワークN1に接続し、ネットワークN1を介して他の機器(例えば会話サーバー2、ユーザー端末3など)との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信部である。
操作表示部13は、各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルなどの操作部とを備えるユーザインターフェースである。
記憶部12は、各種の情報を記憶するHDD、SSD、又はフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。記憶部12には、制御部11に後述の会話制御処理(図14参照)を実行させるための会話制御プログラムなどの制御プログラムが記憶されている。例えば、前記会話制御プログラムは、CD又はDVDなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に非一時的に記録され、管理サーバー1が備えるCDドライブ又はDVDドライブなどの読取装置(不図示)で読み取られて記憶部12に記憶される。なお、前記会話制御プログラムは、クラウドサーバーから配信されて記憶部12に記憶されてもよい。
また、記憶部12には、各種情報を含む管理テーブルが記憶されている。具体的には、記憶部12には、前記バーチャルオフィスアプリケーションを利用可能なユーザーの情報を管理するユーザー情報管理テーブルT1(図3参照)、前記バーチャルオフィスアプリケーションにログインした各ユーザーのマイク及びスピーカーの設定情報を管理する設定情報管理テーブルT2(図4参照)などのデータが記憶されている。
図3に示すように、ユーザー情報管理テーブルT1には、前記バーチャルオフィスアプリケーションを利用可能なユーザーのユーザー名、ユーザーID、ユーザー位置、ユーザーアイコン位置などの情報が登録される。前記ユーザー名及び前記ユーザーIDは、バーチャルオフィスアプリケーションのログイン情報として利用される。前記ユーザー位置は、現実空間におけるユーザーの現在位置を示す情報である。制御部11は、ユーザーの現在位置の位置情報を取得すると、ユーザー情報管理テーブルT1に登録する。
前記ユーザーアイコン位置は、仮想空間におけるユーザーアイコンの位置を示す情報である。例えば、ユーザーAがバーチャルオフィスアプリケーションにログインすると、操作画面の仮想空間において、ユーザーAのユーザーアイコンが表示される(図7等参照)。また、前記操作画面には、ログイン済みの複数のユーザーのそれぞれのユーザーアイコンが表示される。図7には、バーチャルオフィスアプリケーションにログインしたユーザーA~Eのそれぞれのユーザーアイコンが表示されている。制御部11は、仮想空間におけるユーザーアイコンの位置を取得してユーザー情報管理テーブルT1に登録する。また、制御部11は、ユーザーがオフィスR1内にいる場合にはオフィスR1における現在位置(前記ユーザー位置)に対応する仮想オフィスBr1内の位置を、前記ユーザーアイコン位置として登録する。例えば、ユーザーAがオフィスR1の自席に在席(着席)している場合には、制御部11は、図7に示すように、仮想オフィスBr1内のユーザーAの席アイコンの位置にユーザーアイコンを表示させる。ユーザーアイコンの具体的な表示方法については後述する。
図4に示すように、設定情報管理テーブルT2には、前記バーチャルオフィスアプリケーションにログインしたユーザーのユーザー名、ユーザーID、マイク設定、スピーカー設定などの情報が登録される。前記マイク設定及び前記スピーカー設定は、ユーザー端末3におけるマイク及びスピーカーの設定状態を示す情報である。例えば、ユーザーがマイク及びスピーカーをON状態に設定すると、設定情報管理テーブルT2の前記マイク設定及び前記スピーカー設定に「ON」が登録される。また例えば、ユーザーがマイク及びスピーカーをOFF状態(ミュート)に設定すると、設定情報管理テーブルT2の前記マイク設定及び前記スピーカー設定に「OFF」が登録される。
ユーザー情報管理テーブルT1及び設定情報管理テーブルT2の一部又は全部は、他のサーバーに記憶されてもよい。
制御部11は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムを予め記憶する。前記RAMは、各種の情報を記憶し、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部11は、前記ROM又は記憶部12に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより管理サーバー1を制御する。
具体的に、制御部11は、取得処理部111、表示処理部112、受付処理部113、会話処理部114などの各種の処理部を含む。なお、制御部11は、前記会話制御プログラムに従った各種の処理を実行することによって前記各種の処理部として機能する。また、制御部11に含まれる一部又は全部の処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記会話制御プログラムは、複数のプロセッサーを前記各種の処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。
取得処理部111は、現実空間におけるユーザーの現在位置を取得する。例えば、取得処理部111は、ユーザーが所持するユーザー端末3(ノートパソコンなど)又はユーザー端末3とは異なる携帯端末(スマートフォンなど)の位置情報に基づいて、当該ユーザーの現在位置を取得する。また、取得処理部111は、ユーザーが所持するICカード、ICタグなどの通信媒体と、オフィスR1内に設置されたビーコンなどの通信機(受信機)との通信結果に基づいて、当該ユーザーの現在位置を取得してもよい。また、取得処理部111は、オフィスR1内に設置されたカメラの映像に基づいて、当該ユーザーの現在位置を取得してもよい。取得処理部111は、取得したユーザーの現在位置の位置情報を、ユーザー情報管理テーブルT1の前記ユーザー位置(図3参照)に登録する。また、取得処理部111は、定期的にユーザーの現在位置を取得して、ユーザー情報管理テーブルT1の前記ユーザー位置の情報を更新する。
表示処理部112は、現実空間におけるユーザーの現在位置に基づいて、仮想空間内の所定位置に前記ユーザーのユーザーアイコンを表示させる。また、表示処理部112は、ユーザーの現在位置、バーチャルオフィスアプリケーションのログイン状態、マイク及びスピーカーの設定状態などに応じた表示態様(図6A及び図6B参照)でユーザーアイコンを表示させる。また、表示処理部112は、図5に示すように、前記操作画面において、現実空間のオフィスR1(図1参照)に対応する仮想オフィスBr1を仮想空間に表示させる。表示処理部112は、本開示の第1表示処理部及び第2表示処理部の一例である。
また、表示処理部112は、仮想空間においてユーザーを識別可能なユーザーアイコンを、現実空間におけるユーザーの現在位置に応じた位置に表示させる。例えば、オフィスR1に出社したユーザーBがオフィスR1の自席に在席(着席)している場合には、表示処理部112は、図5に示すように、仮想オフィスBr1内のユーザーBの席アイコンの位置にユーザーBのユーザーアイコンを表示させる。また例えば、ユーザーCが自宅にいる場合には、表示処理部112は、図5に示すように、仮想オフィスBr1内のユーザーCの席アイコンの位置にユーザーCのユーザーアイコンを表示させる。なお、表示処理部112は、自宅にいるユーザーのユーザーアイコンを予め設定されたエリア(リモート業務ユーザー用エリア)に表示させてもよい。
また、表示処理部112は、現実空間におけるユーザーの現在位置の移動状況(変化)に応じて、仮想空間内のユーザーアイコンの位置を移動させる。例えば図5に示すように、ユーザーAがオフィスR1に出社して取得処理部111がユーザーAの現在位置を取得すると、表示処理部112は、仮想オフィスBr1にユーザーAのユーザーアイコンを表示させる。ここでは、表示処理部112は、ユーザーAのユーザーアイコンにおいて、マイクアイコンC3及びスピーカーアイコンC4を非表示にする。その後、オフィスR1内でユーザーAが自席に向かって移動すると、表示処理部112は、仮想オフィスBr1において、ユーザーアイコンに「移動中」の情報を表示させるとともに、ユーザーアイコンを移動させる(図5及び図7参照)。なお、表示処理部112は、「移動中」の情報を付与したユーザーアイコンにおいて、マイクアイコンC3及びスピーカーアイコンC4を非表示にする。そして、ユーザーAが自席に着席してユーザー端末3aにおいてバーチャルオフィスアプリケーションにログインすると、表示処理部112は、ユーザーアイコンにマイクアイコンC3、スピーカーアイコンC4、及び出社アイコンC6を表示させる(図7参照)。なお、制御部11は、オフィスR1内でユーザーAが一日の最初にユーザー端末3aにおいてバーチャルオフィスアプリケーションにログインしたときの現在位置を自席として登録してもよい。また、ユーザーAがユーザー端末3aにおいてマイク及びスピーカーをミュートに設定した場合、表示処理部112は、マイクアイコンC3及びスピーカーアイコンC4をミュート状態に表示する又は非表示にする。
受付処理部113は、仮想空間におけるユーザーアイコンの移動操作をユーザーから受け付ける。例えば図8に示す操作画面において、ユーザーAが自身のユーザーアイコンを移動させる操作(ドラッグアンドドロップ操作)を行うと、受付処理部113は、ユーザー端末3aから前記移動操作を受け付ける。
ここで、表示処理部112は、受付処理部113がユーザーからユーザーアイコンの移動操作を受け付けた場合に、仮想空間において、前記ユーザーの前記移動操作に対応するユーザーアイコンを表示させる。例えば図8に示すように、ユーザーAが操作画面の仮想オフィスBr1において自身のユーザーアイコンa1を選択して移動させる操作を行うと、表示処理部112は、仮想オフィスBr1においてユーザーが指定した位置(移動後の位置)にユーザーアイコンa2を表示させる。また、表示処理部112は、仮想オフィスBr1において、ユーザーAのオフィスR1内の現在位置(ユーザーAの席)に対応する位置に、ユーザーアイコンa1を表示させる。このように、表示処理部112は、仮想オフィスBr1において、ユーザーAの席(所定位置)にユーザーアイコンa1を表示させた状態で、ユーザーアイコンa2をユーザーAの移動操作に応じた位置に表示させる。すなわち、表示処理部112は、ユーザーAのユーザーアイコンを2つに分離して表示させる。また、表示処理部112は、分離した2つのユーザーアイコンa1,a2が同一ユーザーAに対応するユーザーアイコンであることを認識可能に表示させる。また、表示処理部112は、仮想空間において、ユーザーAの移動操作に応じてユーザーアイコンa2を移動させる。
なお、表示処理部112は、ユーザーアイコンa1においてマイクアイコンC3及びスピーカーアイコンC4を非表示にして、ユーザーアイコンa2にマイクアイコンC3及びスピーカーアイコンC4を表示させる。このように、表示処理部112は、ユーザーアイコンa1とユーザーアイコンa2とを異なる表示態様で表示させる。
また、表示処理部112は、ユーザーのユーザー端末3における操作情報に基づいて、ユーザーアイコンを分離して表示させるか否かを判定してもよい。例えば、表示処理部112は、ユーザー端末3の操作部に対する入力の有無、スリープ状態か否か、表示部のON/OFF状態などに基づいて、ユーザーアイコンを分離して表示させるか否かを判定してもよい。
ここで、例えば図9に示すように、ユーザーAが、ユーザーアイコンa2をさらに移動させてユーザーCのユーザーアイコンc1に近付けて、ユーザーアイコンa2とユーザーアイコンc1との間の距離が所定距離未満になると、会話処理部114は、ユーザーA及びユーザーCの会話を許可する。
具体的には、会話処理部114は、ユーザーアイコンa2とユーザーアイコンc1との間の距離が所定距離未満になると、ユーザー端末3a及びユーザー端末3c間においてユーザーA及びユーザーCの発話音声の送受信を開始することにより、ユーザーA及びユーザーC間の会話を可能にする。これにより、ユーザーAは、オフィスR1において自席にいながら遠隔地(自宅)にいるユーザーCと会話を行うことができる。また、会話処理部114は、ユーザーアイコンa2とユーザーアイコンc1との間の距離が所定距離未満の場合に、当該距離が短いほど音量を大きくし、当該距離が長いほど音量を小さくする。
ここで、表示処理部112は、仮想空間において、ユーザーAとユーザーCとが会話中(オンラインミーティング中)であることを識別可能に表示させる。具体的には、表示処理部112は、ユーザーAのユーザーアイコンa1及びユーザーアイコンa2の少なくともいずれかを、ユーザーAとユーザーCとの会話状況を識別可能に表示させる。例えば図9に示すように、表示処理部112は、仮想オフィスBr1において、ユーザーAが会話中であることが分かるように、ユーザーAの席に表示されるユーザーアイコンa1にヘッドフォン(ヘッドセット)を示すアイコン画像を表示させる。また、表示処理部112は、ユーザーA及びユーザーCが会話中であることが分かるように、ユーザーアイコンa2及びユーザーアイコンc1のユーザー名を反転表示させる。なお、ユーザーA及びユーザーCが会話中であることを識別可能な情報は、図9に示す例に限定されず、他の表示方法であってもよい。このように、表示処理部112は、ユーザーAに対応する2つのユーザーアイコンa1,a2のそれぞれにおいて、ユーザーAの状況情報(例えば会話中)を表示させる。なお、前記状況情報は、ユーザーが現実空間において移動中であること、ユーザーが繁忙状態であること、自席から離席中であることなどの情報であってもよい。また、制御部11は、ユーザーの生体情報に基づいて集中度合いを推定して繁忙状態などを判定してもよい。
上記の構成によれば、例えば、各ユーザーは、図9に示す操作画面を見て、ユーザーAがオフィスR1内の自席にいること、自席でユーザーCとオンラインミーティング中であることを容易に認識することができる。
ここで、図9に示す状態において、例えば自宅にいるユーザーEがユーザーAと会話するために仮想オフィスBr1において、ユーザーEのユーザーアイコンe1を、ユーザーアイコンa1から所定距離未満の位置に移動させると、会話処理部114は、ユーザーAにユーザーEから会話要求を受け付けたことを示す情報を通知してもよい。具体的には、会話処理部114は、ユーザーAがユーザーCと仮想空間において会話中である場合において、ユーザーアイコンe1がユーザーアイコンa1から所定距離未満の位置に移動すると、ユーザーEからユーザーAに対する会話要求を受け付ける。会話処理部114は、前記会話要求を受け付けると、ユーザーEにユーザーAとの会話が不可能であること(又はユーザーAがユーザーCと会話中であること)を示す情報を通知し、ユーザーAにユーザーEから前記会話要求を受け付けたことを示す情報を通知する。
また、会話処理部114は、例えばユーザーアイコンa2がユーザーアイコンc1から所定距離以上離れて、ユーザーAとの会話が不可能の状態から可能な状態に変化した場合に、仮想空間においてユーザーアイコンa2をユーザーAとの会話が可能であることを識別可能に表示させ、前記会話要求を行ったユーザーEにユーザーAとの会話が可能になったことを示す情報を通知する。
他の例として、オフィスR1内でユーザー同士が会話するケースも考えられる。例えば図10に示すように、オフィスR1にいるユーザーBが、オフィスR1にいるユーザーDと会話するために、自席にPC(ユーザー端末3b)を置いたまま、自席から歩いてユーザーDの席に移動する場合がある。この場合、表示処理部112は、仮想空間(仮想オフィスBr1)において、現実空間におけるユーザーBの現在位置の変化に応じて、ユーザーアイコンb1を移動させる。例えば、表示処理部112は、ユーザーBが所持する携帯端末(スマートフォンなど)の位置情報に基づいてユーザーBの現在位置を取得し、仮想空間において当該位置情報に対応する位置にユーザーアイコンb1を表示させる。このとき、バーチャルオフィスアプリケーションが起動するPC(ユーザー端末3b)上での操作が一定時間以上なくなるため、会話処理部114は、バーチャルオフィスアプリケーション上では会話不可能とし、表示処理部112は、ユーザーアイコンb1において、マイクアイコンC3とスピーカーアイコンC4を非表示にする(図10参照)。また、表示処理部112は、仮想オフィスBr1においてユーザーBの自席の位置に離席中であることを示す情報を表示させる。また、表示処理部112は、ユーザーBの自席の位置にユーザーBのユーザーアイコンをグレーアウト表示(又は白黒表示)させてもよい。この場合、表示処理部112は、グレーアウト表示したユーザーアイコンにおいてマイクアイコンC3及びスピーカーアイコンC4を非表示にする。
図10に示す構成によれば、各ユーザーは、操作画面を見て、ユーザーBがオフィスR1内の自席にいないこと、ユーザーBとユーザーDとがオフィスR1内で会話中であることを容易に認識することができる。なお、表示処理部112は、図10に示すように、操作画面において、ユーザーBとユーザーDとがオフィスR1内で会話中であることが分かるように、ユーザーアイコンb1及びユーザーアイコンd1のユーザー名を反転表示させるなどしてもよい。なお、表示処理部112は、現実空間(オフィスR1)においてユーザーB及びユーザーDの間の距離が所定距離未満の状態で所定時間以上経過した場合に、ユーザーB及びユーザーDが会話中であると判断して、ユーザーアイコンb1及びユーザーアイコンd1の表示内容を変更してもよい。
また、他の例として、オフィスR1にいるユーザーが会議室に移動して、遠隔地(自宅など)にいるユーザーEと会話するケースも考えられる。例えば図11に示すように、ユーザーBは、オフィスR1に出社してバーチャルオフィスアプリケーションにログインした後(図5参照)、一旦ログオフして会議室に移動する。ユーザーBがユーザー端末3bにおいてバーチャルオフィスアプリケーションからログオフすると、表示処理部112は、ユーザーBのユーザーアイコンからマイクアイコンC3及びスピーカーアイコンC4を削除又はミュート状態にする。ユーザーBがオフィスR1内で自席から会議室に向かって移動している間、表示処理部112は、図11に示すように、仮想オフィスBr1において、ユーザーBの現在位置に基づいてユーザーアイコンb1を移動させる。また、表示処理部112は、ユーザーアイコンb1に「移動中」の情報を付与する。
ユーザーBがオフィスR1内の会議室に入ると、表示処理部112は、ユーザーBのユーザーアイコンb1を、仮想オフィスBr1において、オフィスR1の会議室に対応する仮想会議室内に表示させる(図12参照)。また、ユーザーBがユーザー端末3bにおいてバーチャルオフィスアプリケーションにログインすると、表示処理部112は、ユーザーBのユーザーアイコンb1にマイクアイコンC3及びスピーカーアイコンC4を表示させる。
また、自宅にいるユーザーEは、仮想オフィスBr1内のユーザーアイコンe1を仮想会議室に移動させる(図12参照)。ユーザーアイコンb1とユーザーアイコンe1とが同じ仮想会議室内に位置することにより互いの距離が所定距離未満になると、会話処理部114は、ユーザーB及びユーザーE間の会話を可能にする。
図12に示す構成によれば、各ユーザーは、操作画面を見て、ユーザーBがオフィスR1内の自席にいないこと、ユーザーBがオフィスR1の会議室にいること、ユーザーB及びユーザーEがオンラインミーティング中であることを容易に認識することができる。
なお、図12に示す状態においてユーザーEがユーザーアイコンe1を仮想会議室から移動(退室)させると、図13に示すように、表示処理部112は、ユーザーアイコンb1を、ユーザーBが会話な状態であることを識別可能に表示させる。これにより、各ユーザーは、オフィスR1の会議室にいるユーザーBが会話可能な状態になったことを容易に把握することができる。
[会話制御処理]
以下、図14を参照しつつ、バーチャルオフィスシステム100において実行される会話制御処理の手順の一例について説明する。
なお、本開示は、前記会話制御処理に含まれる一又は複数のステップを実行する会話制御方法(本開示の表示制御方法の一例)として捉えることができる。また、ここで説明する前記会話制御処理に含まれる一又は複数のステップが適宜省略されてもよい。また、前記会話制御処理における各ステップは、同様の作用効果を生じる範囲で実行順序が異なってもよい。
また、ここでは管理サーバー1の制御部11が前記会話制御処理における各ステップを実行する場合を例に挙げて説明するが、他の実施形態では、一又は複数のプロセッサーが前記会話制御処理における各ステップを分散して実行してもよい。
先ず、ステップS1において、制御部11は、各ユーザーの現在位置を取得する。例えば、制御部11は、各ユーザーが所持するユーザー端末3、携帯端末などの位置情報を利用してユーザーの現在位置を取得する。具体的には、制御部11は、ユーザーは屋内位置測位のための携帯端末等のデバイスや、RFID等のタグを所持し、屋内にBLEビーコンやWi-Fi(登録商標)やセンサーを設置するなどして、既存の屋内位置測位の技術を利用してユーザーの現在位置を取得する。制御部11は、取得した現在位置の位置情報をユーザー情報管理テーブルT1(図3参照)に登録する。なお、制御部11は、ユーザーがオフィスR1に出社したことを検出した場合に、当該ユーザーの現在位置を取得してもよい。この場合、制御部11は、オフィスR1に出社しないユーザーについては現在位置の取得を省略してもよい。また、制御部11は、オフィスR1外でバーチャルオフィスアプリケーションにログインした場合に、当該ユーザーの現在位置を自宅としてユーザー情報管理テーブルT1に登録してもよい。制御部11は、ユーザーの現在位置を取得すると(S1:Yes)、処理をステップS2に移行させる。一方、制御部11は、ユーザーの現在位置を取得しない場合(S1:No)、処理をステップS3に移行させる。
ステップS2において、制御部11は、仮想空間(仮想オフィスBr1)にユーザーアイコンを表示させる。例えば、ユーザーAがオフィスR1に出社すると、制御部11は、ユーザーAの現在位置を取得し、仮想オフィスBr1において当該現在位置に対応する位置にユーザーAのユーザーアイコンを表示させる(図5参照)。また、制御部11は、ユーザーAがオフィスR1内を移動すると、仮想オフィスBr1においてユーザーAの現在位置の変化に応じてユーザーアイコンを移動させる。
ステップS3において、制御部11は、バーチャルオフィスアプリケーションにログインされたか否かを判定する。例えば、ユーザーAがオフィスR1内の自席に着いてユーザー端末3aにおいてバーチャルオフィスアプリケーションを起動させてログイン操作を行うと、会話サーバー2の制御部21はログイン処理(認証処理)を実行する。会話サーバー2がユーザーAを認証すると、制御部11は、ユーザーAがバーチャルオフィスアプリケーションにログインされたと判定する。また、例えば、ユーザーCが自宅でユーザー端末3cにおいてバーチャルオフィスアプリケーションを起動させてログイン操作を行うと、会話サーバー2の制御部21はログイン処理(認証処理)を実行する。会話サーバー2がユーザーCを認証すると、制御部11は、ユーザーCがバーチャルオフィスアプリケーションにログインされたと判定する。
制御部11は、バーチャルオフィスアプリケーションにログインされたと判定すると(S3:Yes)、処理をステップS4に移行させる。一方、制御部11は、バーチャルオフィスアプリケーションにログインされていないと判定すると(S3:No)、処理をステップS5に移行させる。
また、制御部11は、ユーザーがバーチャルオフィスアプリケーションにログインすると、仮想空間(仮想オフィスBr1)にユーザーアイコンを表示させる。例えば、ユーザーCがバーチャルオフィスアプリケーションにログインすると、制御部11は、仮想オフィスBr1においてユーザーCの席の位置にユーザーCのユーザーアイコンを表示させる(図5参照)。このとき、制御部11は、各ユーザーアイコンを、各ユーザーが現実空間のオフィスにいるか、リモートで仮想オフィスにログインしているかどうかを識別可能に表示させる(図6A及び図6B参照)。
ステップS5において、制御部11は、仮想空間においてユーザーからユーザーアイコンの移動操作を受け付けたか否かを判定する。制御部11は、ユーザーから前記移動操作を受け付けると(S5:Yes)、処理をステップS6に移行させる。一方、制御部11は、ユーザーから前記移動操作を受け付けない場合(S5:No)、処理をステップS51に移行させる。
ステップS6において、制御部11は、ユーザーアイコンの位置を取得する。例えば図8及び図9に示すように、ユーザーAが仮想オフィスBr1において、自身のユーザーアイコンを移動させると、制御部11は、仮想オフィスBr1における移動後のユーザーアイコンの位置を取得する。制御部11は、ステップS6の後、処理をステップS7に移行させる。
ステップS51において、制御部11は、現実空間におけるユーザーの位置が移動したか否かを判定する。例えば、ユーザーBがオフィスR1内で自席から他の場所に移動すると、制御部11は、現実空間におけるユーザーBの位置が移動したと判定する。制御部11は、現実空間におけるユーザーの位置が移動したと判定すると(S51:Yes)、処理をステップS52に移行させる。一方、制御部11は、現実空間におけるユーザーの位置が移動しないと判定すると(S51:No)、処理をステップS8に移行させる。
ステップS52において、制御部11は、現実空間におけるユーザーの移動後の位置を取得する。例えば、ユーザーBがオフィスR1内で自席から他の場所に移動すると、制御部11は、オフィスR1における移動後のユーザーBの現在位置を取得する。制御部11は、ステップS52の後、処理をステップS7に移行させる。
ステップS7において、制御部11は、ユーザーアイコンの表示処理及び会話処理を含む制御処理を実行する。前記制御処理の具体例は後述する。
ステップS7の後、ステップS8において、制御部11は、ユーザーがバーチャルオフィスアプリケーションからログオフしたか又はオフィスR1から退社したか否かを判定する。制御部11は、ユーザーがバーチャルオフィスアプリケーションからログオフしたか又はオフィスR1から退社したと判定すると(S8:Yes)、前記会話制御処理を終了する。一方、制御部11は、ユーザーがバーチャルオフィスアプリケーションをログオフしていない場合、及び、オフィスR1から退社していない場合(S8:No)、処理をステップS1に移行させる。
例えば、オフィスR1に出社したユーザーAがオフィスR1を退社した場合、制御部11は、ユーザー端末3aにおいて前記会話制御処理を終了する。また例えば、自宅にいるユーザーCがバーチャルオフィスアプリケーションからログオフすると、制御部11は、ユーザー端末3cにおいて前記会話制御処理を終了する。
図15には、ステップS7における前記制御処理の一例を示している。
ステップS21において、制御部11は、仮想空間においてユーザーアイコンを分離して表示させる。例えば図8に示すように、ユーザーAが操作画面の仮想オフィスBr1において自身のユーザーアイコンa1を選択して移動させる操作を行うと、制御部11は、仮想オフィスBr1において、ユーザーが指定した位置(移動後の位置)にユーザーアイコンa2を表示させるとともに、ユーザーAの現在位置(ユーザーAの席)に対応する位置に、ユーザーアイコンa1を表示させる。このように、制御部11は、ユーザーAの席(所定位置)にユーザーアイコンa1を表示させた状態で、ユーザーアイコンa2をユーザーAの移動操作に応じた位置に表示させる。
次に、ステップS22において、制御部11は、ユーザーアイコン同士の距離が所定距離未満であるか否かを判定する。例えば図9に示すように、ユーザーAが、ユーザーアイコンa2をさらに移動させてユーザーCのユーザーアイコンc1に近付けると、制御部11は、ユーザーアイコンa2とユーザーアイコンc1との間の距離が所定距離未満であるか否かを判定する。制御部11は、ユーザーアイコンa2とユーザーアイコンc1との間の距離が所定距離未満であると判定すると(S22:Yes)、処理をステップS23に移行させる。一方、制御部11は、ユーザーアイコンa2とユーザーアイコンc1との間の距離が所定距離以上であると判定すると(S22:No)、処理をステップS8に移行させる。
ステップS23において、制御部11は、ユーザーが会話可能な状態であるか否かを判定する。例えば、制御部11は、ユーザーAが会話を希望する相手であるユーザーCが会話可能な状態であるか否かを判定する。制御部11は、ユーザーCが会話可能な状態であると判定すると(S23:Yes)、処理をステップS24に移行させる。一方、制御部11は、ユーザーCが会話可能な状態でないと判定すると(S23:No)、ステップS231において、ユーザーAにユーザーCとの会話が不可能であることを示す情報を通知し、ユーザーCにユーザーAから前記会話要求を受け付けたことを示す情報を通知する。制御部11は、ステップS231の後、処理をステップS23に移行させる。
ステップS24において、制御部11は、仮想オフィスBr1において、ユーザーアイコンを、ユーザーが会話中であることを識別可能に表示させる。例えば図9に示すように、制御部11は、ユーザーA及びユーザーCが会話中(オンラインミーティング中)であることを識別可能に表示させる。
ステップS25において、制御部11は、会話処理を実行する。具体的には、制御部11は、ユーザーA及びユーザーCの会話を許可する。制御部11は、ステップS25の後、処理をステップS8に移行させる。
図16には、ステップS7における前記制御処理の他の例を示している。
ステップS31において、制御部11は、仮想空間においてユーザーアイコンに離席中の情報を表示させる。例えば図10に示すように、オフィスR1にいるユーザーBが、オフィスR1にいるユーザーDと会話するために、自席にユーザー端末3bを置いたまま、自席から歩いてからユーザーDの席に移動すると、制御部11は、仮想空間(仮想オフィスBr1)において、現実空間におけるユーザーBの現在位置の変化に応じて、ユーザーアイコンb1を移動させる。また、制御部11は、仮想オフィスBr1においてユーザーBの自席の位置に離席中であることを示す情報を表示させる。
ここで、ユーザーBとユーザーDとがオフィスR1内で会話中であるものと仮定する(図10参照)。この場合に、例えば自宅にいるユーザーEがユーザーBと会話するために仮想オフィスBr1において、ユーザーEのユーザーアイコンe1を、ユーザーアイコンb1から所定距離未満の位置に移動させる(S32:Yes)。
ユーザーアイコンe1がユーザーアイコンb1から所定距離未満になると、ステップS33において、制御部11は、ユーザーが会話可能な状態であるか否かを判定する。例えば、制御部11は、ユーザーEが会話を希望する相手であるユーザーBが会話可能な状態であるか否かを判定する。制御部11は、ユーザーBが会話可能な状態であると判定すると(S33:Yes)、処理をステップS34に移行させる。一方、制御部11は、ユーザーBが会話可能な状態でないと判定すると(S33:No)、ステップS331において、ユーザーEにユーザーBとの会話が不可能であることを示す情報を通知し、ユーザーBにユーザーEから前記会話要求を受け付けたことを示す情報を通知する。
例えば、ユーザーBがユーザーDとの会話を終了して会話可能な状態になると(S33:Yes)、ステップS34において、制御部11は、ユーザーBのユーザーアイコンb1を会話可能であることを識別可能に表示させる。また、制御部11は、ユーザーEにユーザーBが会話可能になったことを通知する。
これにより、例えばユーザーEがユーザーアイコンe1を移動させてユーザーアイコンe1がユーザーアイコンb1から所定距離未満になると、制御部11は、ステップS35において、ユーザーE及びユーザーBの会話を許可する。制御部11は、ステップS35の後、処理をステップS8に移行させる。
以上のようにして、制御部11は、前記会話制御処理を実行して、仮想空間におけるユーザーアイコンの表示処理を実行する。
以上説明したように、本実施形態に係るバーチャルオフィスシステム100は、現実空間におけるユーザーの現在位置に基づいて、仮想空間内の所定位置に前記ユーザーの第1ユーザーアイコンを表示させる。またバーチャルオフィスシステム100は、前記仮想空間内の前記所定位置に表示された前記第1ユーザーアイコンの移動操作を当該第1ユーザーアイコンに対応するユーザーから受け付けた場合に、前記仮想空間において、前記ユーザーの前記移動操作に対応する第2ユーザーアイコンを表示させる。
上記構成によれば、例えばユーザーは、仮想空間において、現実空間の現在位置に対応する位置に第1ユーザーアイコンを表示させつつ、仮想空間において第2ユーザーアイコンを移動させることができる。これにより例えば図9に示すように、ユーザーAが現実空間のオフィスR1の自席にいる場合に、仮想空間(仮想オフィスBr1)において、ユーザーAの席にユーザーアイコンa1を表示させた状態で、ユーザーアイコンa1を分離したユーザーアイコンa2を移動させて他のユーザーCとオンライン会話を行うことができる(図9参照)。図9に示す操作画面によれば、各ユーザーは、ユーザーAがオフィスR1の自席にいながら、ユーザーCとオンライン会話中であることを容易に把握することができる。
よって、本実施形態に係るバーチャルオフィスシステム100によれば、仮想空間にユーザーアイコンを表示するシステムにおけるユーザーの利便性を向上させることが可能となる。
なお、本開示の表示制御システムは、図2に示すように、管理サーバー1、会話サーバー2、ユーザー端末3で構成されてもよいし、管理サーバー1単体で構成されてもよいし、ユーザー端末3単体で構成されてもよい。
[開示の付記]
以下、上述の実施形態から抽出される開示の概要について付記する。なお、以下の付記で説明する各構成及び各処理機能は取捨選択して任意に組み合わせることが可能である。
<付記1>
現実空間におけるユーザーの現在位置に基づいて、仮想空間内の所定位置に前記ユーザーの第1ユーザーアイコンを表示させる第1表示処理部と、
前記仮想空間内の前記所定位置に表示された前記第1ユーザーアイコンの移動操作を当該第1ユーザーアイコンに対応するユーザーから受け付ける受付処理部と、
前記受付処理部が前記ユーザーから前記第1ユーザーアイコンの移動操作を受け付けた場合に、前記仮想空間において、前記ユーザーの前記移動操作に対応する第2ユーザーアイコンを表示させる第2表示処理部と、
を備える表示制御システム。
<付記2>
前記第2表示処理部は、前記所定位置に前記第1ユーザーアイコンが表示された状態で、前記第2ユーザーアイコンを前記移動操作に応じた位置に表示させる、
付記1に記載の表示制御システム。
<付記3>
前記第2表示処理部は、前記仮想空間において、前記移動操作に応じて前記第2ユーザーアイコンを移動させる、
付記2に記載の表示制御システム。
<付記4>
前記第2表示処理部は、前記第1ユーザーアイコンと前記第2ユーザーアイコンとを異なる表示態様で表示させる、
付記1~3のいずれかに記載の表示制御システム。
<付記5>
前記第2表示処理部は、前記第1ユーザーアイコン及び前記第2ユーザーアイコンの少なくともいずれかを、前記仮想空間における前記ユーザーと他のユーザーとの会話状況を識別可能に表示させる、
付記4に記載の表示制御システム。
<付記6>
前記仮想空間における複数のユーザー同士の会話を制御する会話処理部をさらに備え、
前記会話処理部は、前記ユーザーが他のユーザーと前記仮想空間において会話中である場合において、第三者から前記ユーザーに対する会話要求を受け付けた場合に、前記第三者に前記ユーザーとの会話が不可能であることを示す情報を通知し、前記ユーザーに前記第三者から前記会話要求を受け付けたことを示す情報を通知する、
付記1~5のいずれかに記載の表示制御システム。
<付記7>
前記会話処理部は、前記ユーザーとの会話が不可能の状態から可能な状態に変化した場合に、前記仮想空間において前記第2ユーザーアイコンを前記ユーザーとの会話が可能であることを識別可能に表示させ、前記会話要求を行った前記第三者に前記ユーザーとの会話が可能になったことを示す情報を通知する、
付記6に記載の表示制御システム。
<付記8>
前記第1表示処理部は、前記現実空間における前記ユーザーの現在位置の変化に応じて、前記仮想空間において前記第1ユーザーアイコンを移動させる、
付記1~7のいずれかに記載の表示制御システム。
1 :管理サーバー
2 :会話サーバー
3 :ユーザー端末
11 :制御部
100 :バーチャルオフィスシステム
111 :取得処理部
112 :表示処理部
113 :受付処理部
114 :会話処理部
211 :音声処理部
311 :音声処理部
312 :表示処理部
313 :受付処理部
R1 :オフィス(現実空間)
Br1 :仮想オフィス(仮想空間)
R2 :自宅(現実空間)
R3 :自宅(現実空間)
T1 :ユーザー情報管理テーブル
T2 :設定情報管理テーブル

Claims (10)

  1. 現実空間におけるユーザーの現在位置に基づいて、仮想空間内の所定位置に前記ユーザーの第1ユーザーアイコンを表示させる第1表示処理部と、
    前記仮想空間内の前記所定位置に表示された前記第1ユーザーアイコンの移動操作を当該第1ユーザーアイコンに対応するユーザーから受け付ける受付処理部と、
    前記受付処理部が前記ユーザーから前記第1ユーザーアイコンの移動操作を受け付けた場合に、前記仮想空間において、前記ユーザーの前記移動操作に対応する第2ユーザーアイコンを表示させる第2表示処理部と、
    を備える表示制御システム。
  2. 前記第2表示処理部は、前記所定位置に前記第1ユーザーアイコンが表示された状態で、前記第2ユーザーアイコンを前記移動操作に応じた位置に表示させる、
    請求項1に記載の表示制御システム。
  3. 前記第2表示処理部は、前記仮想空間において、前記移動操作に応じて前記第2ユーザーアイコンを移動させる、
    請求項2に記載の表示制御システム。
  4. 前記第2表示処理部は、前記第1ユーザーアイコンと前記第2ユーザーアイコンとを異なる表示態様で表示させる、
    請求項1に記載の表示制御システム。
  5. 前記第2表示処理部は、前記第1ユーザーアイコン及び前記第2ユーザーアイコンの少なくともいずれかを、前記仮想空間における前記ユーザーと他のユーザーとの会話状況を識別可能に表示させる、
    請求項4に記載の表示制御システム。
  6. 前記仮想空間における複数のユーザー同士の会話を制御する会話処理部をさらに備え、
    前記会話処理部は、前記ユーザーが他のユーザーと前記仮想空間において会話中である場合において、第三者から前記ユーザーに対する会話要求を受け付けた場合に、前記第三者に前記ユーザーとの会話が不可能であることを示す情報を通知し、前記ユーザーに前記第三者から前記会話要求を受け付けたことを示す情報を通知する、
    請求項5に記載の表示制御システム。
  7. 前記会話処理部は、前記ユーザーとの会話が不可能の状態から可能な状態に変化した場合に、前記仮想空間において前記第2ユーザーアイコンを前記ユーザーとの会話が可能であることを識別可能に表示させ、前記会話要求を行った前記第三者に前記ユーザーとの会話が可能になったことを示す情報を通知する、
    請求項6に記載の表示制御システム。
  8. 前記第1表示処理部は、前記現実空間における前記ユーザーの現在位置の変化に応じて、前記仮想空間において前記第1ユーザーアイコンを移動させる、
    請求項1~7のいずれかに記載の表示制御システム。
  9. 現実空間におけるユーザーの現在位置に基づいて、仮想空間内の所定位置に前記ユーザーのユーザーアイコンを表示させることと、
    前記仮想空間において前記ユーザーアイコンの移動操作を当該ユーザーアイコンに対応するユーザーから受け付けることと、
    前記ユーザーから前記ユーザーアイコンの移動操作を受け付けた場合に、前記仮想空間において、前記ユーザーの前記現在位置に対応する第1ユーザーアイコンと、前記ユーザーの前記移動操作に対応する第2ユーザーアイコンとを個別に表示させることと、
    を一又は複数のプロセッサーが実行する表示制御方法。
  10. 現実空間におけるユーザーの現在位置に基づいて、仮想空間内の所定位置に前記ユーザーのユーザーアイコンを表示させることと、
    前記仮想空間において前記ユーザーアイコンの移動操作を当該ユーザーアイコンに対応するユーザーから受け付けることと、
    前記ユーザーから前記ユーザーアイコンの移動操作を受け付けた場合に、前記仮想空間において、前記ユーザーの前記現在位置に対応する第1ユーザーアイコンと、前記ユーザーの前記移動操作に対応する第2ユーザーアイコンとを個別に表示させることと、
    を一又は複数のプロセッサーに実行させるための表示制御プログラム。
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