JP2024086415A - シート - Google Patents
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Abstract
【課題】シートバックの高さを確保しつつ、ベッド状に変形できるシートを提供する。【解決手段】本開示の一態様は、第1シート本体と、第2シート本体と、支持フレームと、支持フレームに対し、第1シート本体を揺動可能に連結する第1リンクと、を備えるシートである。第1シート本体は、シートバックとして機能する第1起立位置と、第2シート本体と共にフラット面を構成する第1倒伏位置との間で変位可能である。第1リンクは、支持フレームに対し、シート幅方向と平行な回転軸周りに回転可能に連結された第1フレーム連結端部と、第1シート本体に対し、シート幅方向と平行な回転軸周りに回転可能に連結された第1本体連結端部と、を有する。【選択図】図1
Description
本開示は、シートに関する。
シートバックを倒伏させることで、シートをフラットなベッド状に変形させることが可能なシートが公知である(特許文献1参照)。
上述のシートでは、シートバックの高さを大きくすると、倒伏させたシートバックが構成するベッドの長さも大きくなる。そのため、ベッドの長さが十分に取れない場所では、シートバックの高さに制限が発生し、着席者の背部の支持機能が低下する場合がある。
本開示の一局面は、シートバックの高さを確保しつつ、ベッド状に変形できるシートを提供することを目的としている。
本開示の一態様は、第1シート本体(2)と、第2シート本体(3)と、支持フレーム(4)と、支持フレーム(4)に対し、第1シート本体(2)を揺動可能に連結する第1リンク(5)と、を備えるシート(1)である。第1シート本体(2)は、シートバックとして機能する第1起立位置と、第2シート本体(3)と共にフラット面を構成する第1倒伏位置との間で変位可能である。第1リンク(5)は、支持フレーム(4)に対し、シート幅方向と平行な回転軸周りに回転可能に連結された第1フレーム連結端部(51)と、第1シート本体(2)に対し、シート幅方向と平行な回転軸周りに回転可能に連結された第1本体連結端部(52)と、を有する。
このような構成によれば、第1リンク(5)を立ち上げることによって、第1起立位置における第1シート本体(2)の高さを大きくすることができる。また、第1リンク(5)を支持フレーム(4)に対し第1方向に回転させると共に、第1シート本体(2)を第1リンク(5)に対し第1方向とは反対の第2方向に回転させることで、第1シート本体(2)と第2シート本体(3)とを近づけながら、第1シート本体(2)を第1倒伏位置に変位させることができる。そのため、シート状態におけるシートバック(つまり第1シート本体(2))の高さを確保しつつ、シート(1)をベッド状に変形させることができる。
本開示の一態様は、支持フレーム(4)に対し、第2シート本体(3)を揺動可能に連結する第2リンク(6)をさらに備えてもよい。第2シート本体(3)は、シートバックとして機能する第2起立位置と、第1シート本体(2)と共にフラット面を構成する第2倒伏位置との間で変位可能であってもよい。第2リンク(6)は、支持フレーム(4)に対し、シート幅方向と平行な回転軸周りに回転可能に連結された第2フレーム連結端部(61)と、第2シート本体(3)に対し、シート幅方向と平行な回転軸周りに回転可能に連結された第2本体連結端部(62)と、を有してもよい。このような構成によれば、第1シート本体(2)をシートクッションとして機能させつつ、第2シート本体(3)をシートバックとして機能させることができる。そのため、シート(1)の着席方向を反転させることができる。
本開示の一態様では、第1シート本体(2)が第1倒伏位置にある状態において、第1リンク(5)は、その全体がシート幅方向において第1シート本体(2)と重なってもよい。このような構成によれば、第1リンク(5)がベッド状態において第1シート本体(2)の上方に突出しないため、ベッドとしての利便性を高めることができる。
本開示の一態様では、第1リンク(5)は、支持フレーム(4)に対する回転角度及び第1シート本体(2)に対する回転角度をそれぞれ保持できるロック機構を有してもよい。このような構成によれば、第1シート本体(2)の着席者を支持する表面の高さ及び傾斜角度を任意に調整することができる。
本開示の一態様は、乗物の内部に配置されてもよい。このような構成によれば、法規によってシートバックに一定の高さが求められる乗物において、フラットなベッド状に変形可能な乗物用シートを提供することができる。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本開示は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。
以下、本開示が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.第1実施形態]
[1-1.構成]
図1に示すシート1は、第1シート本体2と、第2シート本体3と、支持フレーム4と、第1リンク5と、第2リンク6と、第3リンク7と、第4リンク8とを備える。
[1.第1実施形態]
[1-1.構成]
図1に示すシート1は、第1シート本体2と、第2シート本体3と、支持フレーム4と、第1リンク5と、第2リンク6と、第3リンク7と、第4リンク8とを備える。
本実施形態のシート1は、キャンピングカー等の乗用車の内部(つまり車室)に配置され、座席シートとして使用される。シート1は、着席者が乗物の前方を向く第1シート形態(図1参照)と、着席者が乗物の後方を向く第2シート形態(図2B参照)と、フラットな座面を有するベッド形態(図2A参照)とに変形可能である。
なお、以下の説明及び各図面における方向は、シート1の着席者を基準とした方向を意味する。すなわち、前方は、着席者の正面方向を意味し、後方は、着席者の背面方向を意味する。
<第1シート本体>
第1シート本体2は、第1シート形態において着席者の背部を支持するシートバックとして機能すると共に、第2シート形態において着席者の臀部を支持するシートクッションとして機能する。
第1シート本体2は、第1シート形態において着席者の背部を支持するシートバックとして機能すると共に、第2シート形態において着席者の臀部を支持するシートクッションとして機能する。
第1シート本体2は、フレームと、フレームに支持されたパッドとを有する。第1シート本体2は、第1リンク5及び第3リンク7によって、支持フレーム4に対し揺動可能に連結されている。
第1シート本体2は、図1に示す第1起立位置と、図2Aに示す第1倒伏位置との間で変位可能である。第1起立位置は、第1シート本体2が第1シート形態におけるシートバックとして機能する位置である。第1起立位置では、第1シート本体2の第1面21が着席者の背部と対向する。
第1倒伏位置は、第1シート本体2がベッド形態におけるベッドの一部として機能する位置である。第1倒伏位置では、第1シート本体2の第1面21及び第1面21とは反対側の第2面22のいずれかが、第2シート本体3と共にフラット面を構成する。
また、第1倒伏位置は、第1シート本体2が第2シート形態におけるシートクッションとして機能する位置でもある。第2シート形態では、図2Bに示すように第1シート本体2の第1面21が座面を構成するか、図3Aに示すように第1シート本体2の第2面22が座面を構成する。第2シート形態における第1シート本体2の向きは、第1リンク5及び第3リンク7の回転によって変更できる。
図1に示すように、第1シート本体2の端部には、ヘッドレストが着脱可能なヘッドレスト取付部23が設けられている。ヘッドレスト取付部23には、第1シート形態においてヘッドレストが取り付けられる。
<第2シート本体>
第2シート本体3は、第1シート形態において着席者の臀部を支持するシートクッションとして機能すると共に、第2シート形態において着席者の背部を支持するシートバックとして機能する。
第2シート本体3は、第1シート形態において着席者の臀部を支持するシートクッションとして機能すると共に、第2シート形態において着席者の背部を支持するシートバックとして機能する。
第2シート本体3は、フレームと、フレームに支持されたパッドとを有する。第2シート本体3は、第2リンク6及び第4リンク8によって、支持フレーム4に対し揺動可能に連結されている。
第2シート本体3は、図2Bに示す第2起立位置と、図1及び図2Aに示す第2倒伏位置との間で変位可能である。第2起立位置は、第2シート本体3が第2シート形態におけるシートバックとして機能する位置である。第2起立位置では、第2シート本体3の第1面31が着席者の背部と対向する。
第2倒伏位置は、第2シート本体3がベッド形態におけるベッドの一部として機能する位置である。第2倒伏位置では、第2シート本体3の第1面31及び第1面31とは反対側の第2面32のいずれかが、第1シート本体2と共にフラット面を構成する。
また、第2倒伏位置は、第2シート本体3が第1シート形態におけるシートクッションとして機能する位置でもある。第1シート形態では、図1に示すように第2シート本体3の第2面32が座面を構成するか、図3Bに示すように第2シート本体3の第1面31が座面を構成する。第1シート形態における第2シート本体3の向きは、第2リンク6及び第4リンク8の回転によって変更できる。
図2Bに示すように、第2シート本体3の端部には、ヘッドレストが着脱可能なヘッドレスト取付部33が設けられている。ヘッドレスト取付部33には、第2シート形態においてヘッドレストが取り付けられる。
<支持フレーム>
支持フレーム4は、第1リンク5、第2リンク6、第3リンク7及び第4リンク8を介して、第1シート本体2及び第2シート本体3を支持している。
支持フレーム4は、第1リンク5、第2リンク6、第3リンク7及び第4リンク8を介して、第1シート本体2及び第2シート本体3を支持している。
支持フレーム4は、直接又は他の部材を介して、乗物のボディに取り付けられている。支持フレーム4は、例えば、乗物に対し、シート1の前後方向にスライド可能に取り付けられる。
<リンク>
図1に示す第1リンク5及び第3リンク7は、支持フレーム4に対し、第1シート本体2を揺動可能に連結している。
図1に示す第1リンク5及び第3リンク7は、支持フレーム4に対し、第1シート本体2を揺動可能に連結している。
第1リンク5は、第1シート形態における第1シート本体2の左端部に連結されている。第3リンク7は、第1シート形態における第1シート本体2の右端部に連結されている。第3リンク7は、第1リンク5と同期して回転する。また、第3リンク7の構造は、第1リンク5と同じである。
第1リンク5は、第1フレーム連結端部51と、第1本体連結端部52とを有する。第1フレーム連結端部51は、支持フレーム4に対し、例えば軸ピンによってシート幅方向と平行な回転軸周りに回転可能に連結されている。第1フレーム連結端部51は、シート1の座面(つまり、第1倒伏位置にある第1シート本体2の上面又は第2倒伏位置にある第2シート本体3の上面)よりも下方に位置する。
第1フレーム連結端部51には、支持フレーム4に対する第1リンク5の回転角度を保持できるロック機構が設けられている。このロック機構としては、例えば公知のラウンドリクライナが使用できる。ラウンドリクライナを用いることで、第1リンク5の回転角度を一定間隔刻みで調整できる。
第1本体連結端部52は、第1シート本体2に対し、例えば軸ピンによってシート幅方向と平行な回転軸周りに回転可能に連結されている。第1本体連結端部52には、第1シート本体2に対する第1リンク5の回転角度を保持できるロック機構が設けられている。このロック機構は、第1フレーム連結端部51と同様のものである。
第2リンク6及び第4リンク8は、支持フレーム4に対し、第2シート本体3を揺動可能に連結している。第2リンク6及び第4リンク8は、第1リンク5及び第3リンク7の第1シート形態における前方に配置されている。
第2リンク6は、第1シート形態における第2シート本体3の左端部に連結されている。第4リンク8は、第1シート形態における第2シート本体3の右端部に連結されている。第4リンク8は、第2リンク6と同期して回転する。また、第4リンク8の構造は、第2リンク6と同じである。
第2リンク6は、第2フレーム連結端部61と、第2本体連結端部62とを有する。第2フレーム連結端部61は、支持フレーム4に対し、例えば軸ピンによってシート幅方向と平行な回転軸周りに回転可能に連結されている。第2フレーム連結端部61は、シート1の座面よりも下方に位置する。また、第2フレーム連結端部61の回転軸は、第1フレーム連結端部51の回転軸と同じ高さに位置する。
第2フレーム連結端部61には、第1リンク5の第1フレーム連結端部51と同様に、支持フレーム4に対する第2リンク6の回転角度を保持できるロック機構が設けられている。
第2本体連結端部62は、第2シート本体3に対し、例えば軸ピンによってシート幅方向と平行な回転軸周りに回転可能に連結されている。第2本体連結端部62には、第2シート本体3に対する第2リンク6の回転角度を保持できるロック機構が設けられている。このロック機構は、第2フレーム連結端部61と同様のものである。
<シートの変形手順>
以下では、第1シート形態において第1シート本体2を前方に倒す回転方向を第1方向D1、第1方向D1とは反対の回転方向を第2方向D2とする。第1方向D1及び第2方向D2の回転軸はシート幅方向と平行である。
以下では、第1シート形態において第1シート本体2を前方に倒す回転方向を第1方向D1、第1方向D1とは反対の回転方向を第2方向D2とする。第1方向D1及び第2方向D2の回転軸はシート幅方向と平行である。
図1に示す第1シート形態では、まず、第2シート本体3を第2リンク6及び第4リンク8に対して第1方向D1に回転させると共に、第2リンク6及び第4リンク8を支持フレーム4に対して第2方向D2に回転させる。これにより、図3Bに示すように、第2シート本体3の上下の面が入れ替わると共に、第2シート本体3が前方(つまり第1シート本体2から離れた位置)に移動する。
次に、支持フレーム4に対して第1リンク5及び第3リンク7を第1方向D1に回転させると共に、第1シート本体2を第1リンク5及び第3リンク7に対して第2方向D2に回転させることで、図2Aのベッド形態とすることができる。
一方、図3Aに示す第2シート形態では、まず、第1シート本体2を第1リンク5及び第3リンク7に対して第2方向D2に回転させると共に、第1リンク5及び第3リンク7を支持フレーム4に対して第1方向D1に回転させる。これにより、図2Bに示すように、第1シート本体2の上下の面が入れ替わると共に、第1シート本体2が前方(つまり第2シート本体3から離れた位置)に移動する。
次に、支持フレーム4に対して第2リンク6及び第4リンク8を第2方向D2に回転させると共に、第2シート本体3を第2リンク6及び第4リンク8に対して第1方向D1に回転させることで、図2Aのベッド形態とすることができる。
図2Aのベッド形態(つまり、第1シート本体2が第1倒伏位置にあり、かつ、第2シート本体3が第2倒伏位置にある状態)では、第1リンク5及び第3リンク7は、それぞれの全体がシート幅方向において第1シート本体2と重なっている。つまり、第1リンク5及び第3リンク7は、フラット面よりも下方に位置する。
同様に、ベッド形態では、第2リンク6及び第4リンク8は、それぞれの全体がシート幅方向において第2シート本体3と重なっている。つまり、第2リンク6及び第4リンク8は、フラット面よりも下方に位置する。
ベッド形態では、第1シート本体2を第1リンク5及び第3リンク7と共に起立させることで、第1シート形態とすることができる。また、ベッド形態では、第2シート本体3を第2リンク6及び第4リンク8と共に起立させることで、第2シート形態とすることができる。
図4Aに示すように、第1シート形態では、第2リンク6及び第4リンク8それぞれの支持フレーム4(図4Aでは図示省略)に対する回転角度を調整することで、シートクッションの傾きを変更することができる。第2シート形態においても同様の手順でシートクッションの傾きを変更できる。
また、図4Bに示すように、第1シート形態では、第2リンク6及び第4リンク8それぞれの支持フレーム4(図4Bでは図示省略)に対する回転角度及び第2シート本体3に対する回転角度を調整することで、シートクッションの高さを変更することができる。
さらに、第1リンク5及び第3リンク7の支持フレーム4に対する回転角度及び第1シート本体2に対する回転角度を調整することで、シートバックの位置を変更することができる。第2シート形態においても同様の手順でシートクッションの高さ及びシートバックの位置を変更できる。
<シートの配置例>
図5Aに示すように、シート1を前後の2列に並べて配置することで、図5Bに示すように、ベッド形態において前後方向に2つのシート1を連結することができる。
図5Aに示すように、シート1を前後の2列に並べて配置することで、図5Bに示すように、ベッド形態において前後方向に2つのシート1を連結することができる。
また、図5Cに示すように、前方のシート1を第2シート形態、後方のシート1を第1シート形態とすることで、2つのシート1が向かい合った配置とすることができる。2つのシート1の間隔は、支持フレーム4をスライドさせることによって調整できる。
なお、図6Aに示すように、図中右側の第1シート形態におけるシートバックの高さと、図中左側の第2シート形態におけるシートバックの高さとが異なっていてもよい。車両の停止中は、シートバックの高さに対する法規による制限がなくなる。そのため、乗物の後方を向く第2シート形態におけるシートバックの高さを抑えることで、車室の大きさに合わせて第2シート本体3の長さ(つまりベッド形態でのシート1の全長)を調整することができる。
[1-2.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)第1リンク5及び第3リンク7を立ち上げることによって、第1起立位置における第1シート本体2の高さを大きくすることができる。また、第1リンク5及び第3リンク7を支持フレーム4に対し第1方向D1に回転させると共に、第1シート本体2を第1リンク5及び第3リンク7に対し第2方向D2に回転させることで、第1シート本体2と第2シート本体3とを近づけながら、第1シート本体2を第1倒伏位置に変位させることができる。そのため、シート状態におけるシートバック(つまり第1シート本体2)の高さを確保しつつ、シート1をベッド状に変形させることができる。
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)第1リンク5及び第3リンク7を立ち上げることによって、第1起立位置における第1シート本体2の高さを大きくすることができる。また、第1リンク5及び第3リンク7を支持フレーム4に対し第1方向D1に回転させると共に、第1シート本体2を第1リンク5及び第3リンク7に対し第2方向D2に回転させることで、第1シート本体2と第2シート本体3とを近づけながら、第1シート本体2を第1倒伏位置に変位させることができる。そのため、シート状態におけるシートバック(つまり第1シート本体2)の高さを確保しつつ、シート1をベッド状に変形させることができる。
(1b)第2シート本体3を支持フレーム4に対し揺動可能とすることで、第1シート本体2をシートクッションとして機能させつつ、第2シート本体3をシートバックとして機能させることができる。そのため、シート1の着席方向を反転させることができる。
(1c)第1シート本体2が第1倒伏位置にある状態において、第1リンク5及び第3リンク7それぞれの全体がシート幅方向において第1シート本体2と重なることで、第1リンク5及び第3リンク7がベッド状態において第1シート本体2の上方に突出しない。そのため、ベッドとしての利便性を高めることができる。
(1d)第1リンク5、第2リンク6、第3リンク7及び第4リンク8が回転角度を保持できるロック機構を有することで、第1シート本体2及び第2シート本体3の着席者を支持する表面の高さ及び傾斜角度を任意に調整することができる。
(1e)法規によってシートバックに一定の高さが求められる乗物において、フラットなベッド状に変形可能な乗物用シートを提供することができる。
[2.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(2a)上記実施形態のシートにおいて、第2シート本体は必ずしも支持フレームに対し揺動可能でなくてもよい。例えば、第2シート本体は、支持フレームに固定されていてもよい。
(2b)上記実施形態のシートにおいて、第1リンク及び第3リンクは、必ずしもその全体がシート幅方向において第1シート本体と重ならなくてもよい。例えば、図6Bに示すように、第1リンク5の第1フレーム連結端部51及び第2リンク6の第2フレーム連結端部61は、それぞれシート1の座面よりも上方に位置してもよい。
(2c)上記実施形態のシートは、乗用車以外の自動車に用いられるシートや、自動車以外の例えば鉄道車両、船舶、航空機等の乗物に用いられるシートにも適用することができる。さらに、上記実施形態のシートは、乗物以外の施設に配置されてもよい。
(2d)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…シート、2…第1シート本体、3…第2シート本体、4…支持フレーム、
5…第1リンク、6…第2リンク、7…第3リンク、8…第4リンク、21…第1面、
22…第2面、23…ヘッドレスト取付部、31…第1面、32…第2面、
33…ヘッドレスト取付部、51…第1フレーム連結端部、52…第1本体連結端部、
61…第2フレーム連結端部、62…第2本体連結端部。
5…第1リンク、6…第2リンク、7…第3リンク、8…第4リンク、21…第1面、
22…第2面、23…ヘッドレスト取付部、31…第1面、32…第2面、
33…ヘッドレスト取付部、51…第1フレーム連結端部、52…第1本体連結端部、
61…第2フレーム連結端部、62…第2本体連結端部。
Claims (5)
- 第1シート本体と、
第2シート本体と、
支持フレームと、
前記支持フレームに対し、前記第1シート本体を揺動可能に連結する第1リンクと、
を備え、
前記第1シート本体は、シートバックとして機能する第1起立位置と、前記第2シート本体と共にフラット面を構成する第1倒伏位置との間で変位可能であり、
前記第1リンクは、
前記支持フレームに対し、シート幅方向と平行な回転軸周りに回転可能に連結された第1フレーム連結端部と、
前記第1シート本体に対し、シート幅方向と平行な回転軸周りに回転可能に連結された第1本体連結端部と、
を有する、シート。 - 請求項1に記載のシートであって、
前記支持フレームに対し、前記第2シート本体を揺動可能に連結する第2リンクをさらに備え、
前記第2シート本体は、シートバックとして機能する第2起立位置と、前記第1シート本体と共にフラット面を構成する第2倒伏位置との間で変位可能であり、
前記第2リンクは、
前記支持フレームに対し、シート幅方向と平行な回転軸周りに回転可能に連結された第2フレーム連結端部と、
前記第2シート本体に対し、シート幅方向と平行な回転軸周りに回転可能に連結された第2本体連結端部と、
を有する、シート。 - 請求項1又は請求項2に記載のシートであって、
前記第1シート本体が前記第1倒伏位置にある状態において、前記第1リンクは、その全体がシート幅方向において前記第1シート本体と重なる、シート。 - 請求項1又は請求項2に記載のシートであって、
前記第1リンクは、前記支持フレームに対する回転角度及び前記第1シート本体に対する回転角度をそれぞれ保持できるロック機構を有する、シート。 - 請求項1又は請求項2に記載のシートであって、
乗物の内部に配置される、シート。
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Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022201527A Pending JP2024086415A (ja) | 2022-12-16 | 2022-12-16 | シート |
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