JP2024078939A - 給電制御装置及びコンピュータプログラム - Google Patents
給電制御装置及びコンピュータプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2024078939A JP2024078939A JP2022191572A JP2022191572A JP2024078939A JP 2024078939 A JP2024078939 A JP 2024078939A JP 2022191572 A JP2022191572 A JP 2022191572A JP 2022191572 A JP2022191572 A JP 2022191572A JP 2024078939 A JP2024078939 A JP 2024078939A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- new
- power supply
- vehicle
- mounted device
- supply control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004590 computer program Methods 0.000 title claims abstract description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 8
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 9
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 5
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 4
- 230000006870 function Effects 0.000 description 3
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 2
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- 230000001419 dependent effect Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000005669 field effect Effects 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R16/00—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
- B60R16/02—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02J—CIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
- H02J1/00—Circuit arrangements for dc mains or dc distribution networks
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
Abstract
【課題】追加又は交換される新たな車載機に応じて適切に対応することができる給電制御装置及びコンピュータプログラムを提供する。【解決手段】車載機への給電制御を行う車両用の給電制御装置であって、前記車載機への給電を断続するスイッチと、新規接続される新規車載機から該新規車載機に係る新規機器情報を取得し、取得された新規機器情報に基づいて前記スイッチの開閉制御を行う制御部とを備える。【選択図】図2
Description
本開示は車両に装着される給電制御装置及びコンピュータプログラムに関する。
従来、車両においては、電源と車載機との間に給電制御装置が介在しており、前記電源からの電力供給を各車載機に分配している。
一方、特許文献1には、電源と負荷との間に介在する負荷制御装置であって、電源からの線を複数に分岐させて、必要に応じて複数の分岐線を介して負荷との接続を行う負荷制御装置が開示されている。
車載機が給電制御装置に接続される場合、閾値以上の過電流が流れると、誤作動又は破壊が生じるおそれがあり、また、車載機によって起動するタイミングが異なるなどの理由により、給電制御装置側から、接続される車載機の仕様に応じて適切に給電を行う必要がある。
しかし、新規に車載機が給電制御装置に接続される場合、斯かる新規車載機の仕様が分からない場合、給電制御装置が適切に対応できなくなる。
即ち、新規車載機に許容される電流の閾値が分からず、給電制御装置から斯かる閾値以上の過電流が新規車載機に流れる、又は、新規車載機が適切なタイミングで起動できず、本来の機能を果たせない等のおそれがある。
即ち、新規車載機に許容される電流の閾値が分からず、給電制御装置から斯かる閾値以上の過電流が新規車載機に流れる、又は、新規車載機が適切なタイミングで起動できず、本来の機能を果たせない等のおそれがある。
しかしながら、特許文献1では、このような問題については考慮しておらず、解決できない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、追加又は交換される新たな車載機に応じて適切に対応することができる給電制御装置及びコンピュータプログラムを提供することにある。
本開示の実施形態に係る給電制御装置は、車載機への給電制御を行う車両用の給電制御装置であって、前記車載機への給電を断続するスイッチと、新規接続される新規車載機から該新規車載機に係る新規機器情報を取得し、取得された新規機器情報に基づいて前記スイッチの開閉制御を行う制御部とを備える。
本開示の実施形態に係るコンピュータプログラムは、車載機への給電制御を行う車両用の給電制御装置のコンピュータに、新規接続される新規車載機から該新規車載機に係る新規機器情報を取得し、取得された新規機器情報に基づいて、前記新規車載機への給電を断続するスイッチの開閉制御を行う処理を実行させる。
本開示によれば、追加又は交換される新たな車載機に応じて適切に対応することができる給電制御装置及びコンピュータプログラムを提供できる。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
(1)本開示の実施形態に係る給電制御装置は、車載機への給電制御を行う車両用の給電制御装置であって、前記車載機への給電を断続するスイッチと、新規接続される新規車載機から該新規車載機に係る新規機器情報を取得し、取得された新規機器情報に基づいて前記スイッチの開閉制御を行う制御部とを備える。
本実施形態にあっては、新規に新規車載機が自装置に接続される場合、前記制御部が、新規接続される新規車載機から該新規車載機に係る新規機器情報を取得し、取得された新規機器情報に基づいて前記スイッチの開閉制御を行い、前記新規車載機への給電を断続する。従って、追加又は交換される新規車載機に応じて適切に給電を行うことができる。
(2)本開示の実施形態に係る給電制御装置は、前記制御部は、前記新規車載機への初電力供給の際、前記新規機器情報を取得する。
本実施形態にあっては、前記制御部が、前記新規車載機への初電力供給の際、新規接続される新規車載機から該新規車載機に係る新規機器情報を取得し、取得された新規機器情報に基づいて前記スイッチの開閉制御を行い、前記新規車載機への給電を断続する。従って、追加又は交換される新規車載機に応じて適切に給電を行うことができる。
(3)本開示の実施形態に係る給電制御装置は、前記制御部は、予め記憶部に記憶されている基本情報に基づいて前記開閉制御を行い、前記新規車載機から前記新規機器情報を取得した場合、前記基本情報を、取得した新規機器情報に基づいて変更する。
本実施形態にあっては、新規に新規車載機が自装置に接続される場合、予め記憶部に記憶されている基本情報に基づいて前記開閉制御が行われ、前記新規車載機から前記新規機器情報を取得した場合は、前記基本情報を取得した新規機器情報に基づいて変更し、変更後の基本情報に基づいて前記開閉制御が行われる。従って、追加又は交換される新規車載機に応じて適切に給電を行うことができる。
(4)本開示の実施形態に係る給電制御装置は、前記新規機器情報は、自装置との接続を断続する前記新規車載機のスイッチの開閉タイミングに係る情報を含む。
本実施形態にあっては、新規に新規車載機が自装置に接続される場合、前記制御部が、新規車載機から前記開閉タイミングに係る情報を取得し、取得された開閉タイミングに係る情報に基づいて前記スイッチの開閉制御を行い、前記新規車載機への給電を断続する。従って、追加又は交換される新規車載機に応じて適切に給電を行うことができる。
(5)本開示の実施形態に係る給電制御装置は、前記新規機器情報は、前記新規車載機の消費電流値又は暗電流値に係る情報を含む。
本実施形態にあっては、新規に新規車載機が自装置に接続される場合、前記制御部が、新規車載機から消費電流値又は暗電流値に係る情報を取得し、取得された消費電流値又は暗電流値に係る情報に基づいて前記スイッチの開閉制御を行い、前記新規車載機への給電を断続する。従って、追加又は交換される新規車載機に応じて適切に給電を行うことができる。
(6)本開示の実施形態に係る給電制御装置は、前記新規機器情報は、前記新規車載機の起動時間又は停止時間に係る情報を含む。
本実施形態にあっては、新規に新規車載機が自装置に接続される場合、前記制御部が、新規車載機から起動時間又は停止時間に係る情報を取得し、取得された起動時間又は停止時間に係る情報に基づいて前記スイッチの開閉制御を行い、前記新規車載機への給電を断続する。従って、追加又は交換される新規車載機に応じて適切に給電を行うことができる。
(7)本開示の実施形態に係るコンピュータプログラムは、車載機への給電制御を行う車両用の給電制御装置のコンピュータに、新規接続される新規車載機から該新規車載機に係る新規機器情報を取得し、取得された新規機器情報に基づいて、前記新規車載機への給電を断続するスイッチの開閉制御を行う処理を実行させる。
本実施形態にあっては、新規に新規車載機が自装置に接続される場合、新規接続される新規車載機から該新規車載機に係る新規機器情報が取得され、取得された新規機器情報に基づいて前記スイッチの開閉制御が行われる。従って、追加又は交換される新規車載機に応じて適切な給電が可能である。
[本発明の実施形態の詳細]
本開示の実施形態に係る給電制御装置及びコンピュータプログラムを、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本開示の実施形態に係る給電制御装置及びコンピュータプログラムを、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る給電制御装置100が装着された車両500の要部構成を示す機能ブロック図である。車両500は、給電制御装置100と、電源200とを備えている。
図1は、実施形態1に係る給電制御装置100が装着された車両500の要部構成を示す機能ブロック図である。車両500は、給電制御装置100と、電源200とを備えている。
電源200は、例えば、バッテリーであり、給電制御装置100には、上述の新規車載機300が接続される。新規車載機300は、例えば、ルームランプ、ドライブレコーダー等の電装機器である。図1の如く、給電制御装置100は、電源200及び新規車載機300の間に介在しており、電源200から新規車載機300への電力供給を制御する。
例えば、実施形態1に係る給電制御装置100は、出力端子(図示せず)を備えており、該出力端子には電力配線Lが接続されている。新規車載機300は、電力配線Lを介して給電制御装置100に接続される。
電源200から給電制御装置100に入力される電力は電力配線Lを介して新規車載機300に供給される。この際、給電制御装置100は車載機への給電を制御する。
電源200から給電制御装置100に入力される電力は電力配線Lを介して新規車載機300に供給される。この際、給電制御装置100は車載機への給電を制御する。
図1では、電力配線Lが空き電力配線であり、電力配線Lへ新規に新規車載機300が接続される場合を例示している。また、図1では、便宜上、新規車載機300を破線にて示している。
以下では、新規車載機300が空き電力配線である電力配線Lに新たに接続される場合を例に説明するが、これに限定されるものではない。電力配線Lに既に接続されていた車載機が新規車載機300に交換される場合であっても良い。
給電制御装置100は、記憶部20と、制御部10と、スイッチ30とを備えている。
スイッチ30は電源200と新規車載機300との間に介在する。即ち、電源200からの電力配線はスイッチ30に接続されており、上述の如く、スイッチ30は電力配線Lを介して新規車載機300と接続される。制御部10はスイッチ30の開閉を制御することによって新規車載機300への給電を制御する。
スイッチ30は電源200と新規車載機300との間に介在する。即ち、電源200からの電力配線はスイッチ30に接続されており、上述の如く、スイッチ30は電力配線Lを介して新規車載機300と接続される。制御部10はスイッチ30の開閉を制御することによって新規車載機300への給電を制御する。
記憶部20は、RAM(Random Access Memory)等の揮発性のメモリ素子、又は、ROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)若しくはフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ素子によって構成される。記憶部20には、制御プログラムP及び処理時に参照するデータが予め記憶してある。また、記憶部20には、参照テーブルが記憶されている。参照テーブルでは、後述の電気信号と新規機器情報としての遮断閾値とが対応付けられている。
記憶部20に記憶された制御プログラムPは、制御部10が読み取り可能な記録媒体Aから読み出された制御プログラムPを記憶したものであってもよい。また、記憶部20に記憶された制御プログラムPは、制御部10が図示しない通信網に接続されている図示しない外部からダウンロードして記憶部20に記憶させたものであってもよい。
制御部10は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、又はMPU(Micro Processing Unit)等の演算処理装置からなる。制御部10は、記憶部20に予め記憶された制御プログラムP及びデータを読み出して実行することにより、種々の制御処理及び演算処理等を行う。制御部10は、内部バス及び複数の信号線によってスイッチ30と接続されており、スイッチ30を開又は閉にする開閉制御を行う。
スイッチ30は、例えばIPD(Intelligent Power Device)等として構成される半導体スイッチである。スイッチ30は、例えばFET(Field effect transistor)又はIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を備えたIPD( Intelligent Power Device)として構成される。スイッチ30は、電力配線Lを介して新規車載機300への給電を断続させる。また、スイッチ30は電流検出部としても機能する。
制御部10は、ゲート信号(PWM制御信号)をスイッチ30のゲート端子に出力(印加)することによって、スイッチ30を開閉させて、PWM制御を行う。即ち、スイッチ30は、制御部10から入力されたPWM制御信号に応じて開閉され、これに応じてパルス電圧(電力)が新規車載機300に出力される。
このような、スイッチ30の開閉制御は、新規に接続される新規車載機300の仕様に応じて行われる。
例えば、制御部10は、新規車載機300に応じてスイッチ30の開閉制御を行って、新規車載機300に過電流が流れることを遮断する機能をなす。詳しくは、新規車載機300に応じて定まる、過電流の遮断に用いられる閾値(以下、遮断閾値と称する)に基づいて、スイッチ30が設定され、斯かる遮断閾値を超える電流がスイッチ30に流れる場合、制御部10は、スイッチ30を閉にする。
例えば、制御部10は、新規車載機300に応じてスイッチ30の開閉制御を行って、新規車載機300に過電流が流れることを遮断する機能をなす。詳しくは、新規車載機300に応じて定まる、過電流の遮断に用いられる閾値(以下、遮断閾値と称する)に基づいて、スイッチ30が設定され、斯かる遮断閾値を超える電流がスイッチ30に流れる場合、制御部10は、スイッチ30を閉にする。
より具体的には、新規車載機300に、10Aよりも大きい電流が流れたときには誤作動又は破壊が生じるおそれがある場合、新規車載機300に係る遮断閾値は10Aであり、スイッチ30に10A(遮断閾値)を超える電流が流れる場合、制御部10はスイッチ30を開にし、新規車載機300に遮断閾値を超える過電流が流れることを遮断する。
給電制御装置100に新規車載機300が接続される場合、即ち、空き電力配線Lに、新たな新規車載機300が接続されるか、又は、既に接続されていた車載機が新たに新規車載機300へ交換される場合が想定される。
ここで、新規車載機300が新規に接続される場合、斯かる新規車載機300の仕様が分からず、給電制御装置100が適切に対応できなくなる場合があり得る。
例えば、新規車載機300が新規に接続された場合、新規車載機300に係る遮断閾値が分からず、制御部10がスイッチ30の開閉制御を適切に行うことが出来ないことから、遮断閾値を超える過電流が新規車載機300に流れるおそれがある。
例えば、新規車載機300が新規に接続された場合、新規車載機300に係る遮断閾値が分からず、制御部10がスイッチ30の開閉制御を適切に行うことが出来ないことから、遮断閾値を超える過電流が新規車載機300に流れるおそれがある。
斯かる問題に対して実施形態1に係る給電制御装置100は対応できる。以下、説明する。便宜上、以下では、空き電力配線(電力配線L)に新規車載機300が接続される場合を例に挙げて説明する。
図2は、実施形態1に係る給電制御装置100が行うスイッチ30の開閉制御を説明するフローチャートである。
例えば、車両500のIGスイッチ(図示せず)から出力される、イグニッション電源をオンにする信号を取得した場合、制御部10は、電力配線Lに新規車載機300が接続されているか否かの判定を行う(ステップS101)。
例えば、制御部10は、スイッチ30に流れる電流値を監視することによって、前記判定を行う。斯かる電流値が「0」である場合、制御部10は、電力配線Lに新規車載機300が接続されていないと判定し(ステップS101:NO)、処理を終了する。
また、斯かる電流値が「0」でない場合、制御部10は、電力配線Lに新規車載機300が接続されていると判定し(ステップS101:YES)、新規車載機300から、新規車載機300に係る車載機情報を取得する(ステップS102)。ここで、車載機情報は、新規車載機300の仕様を表す情報であり、例えば、新規車載機300の遮断閾値等を含む。以下、新規車載機300に係る車載機情報を新規機器情報と称する。
即ち、新規に接続された新規車載機300に初めて電力が供給されるとき、新規車載機300が電力配線Lを介して制御部10に自機器に係る新規機器情報を特定する電気信号を送信し、新規車載機300からの電気信号に基づいて制御部10は新規機器情報を取得する。
より詳しくは、初めて電力が供給されたとき、新規車載機300は、自機器が有するスイッチ301を所定間隔にて所定回数開閉させて電気信号を送信する。即ち、新規車載機300は、スイッチ301の開閉回数及び開閉間隔の組み合わせからなる、自機器の新規機器情報を特定する電気信号を給電制御装置100に送信する。制御部10は、スイッチ30に流れる電流を監視することによって、新規車載機300から電気信号を取得する。
電気信号を取得した制御部10は、記憶部20の前記参照テーブルを参照することによって、新規に接続された新規車載機300の遮断閾値(新規機器情報)を特定する。以降、制御部10は、特定された遮断閾値を用いてスイッチ30の開閉制御を行い(ステップS103)、新規車載機300に遮断閾値を超える過電流が流れることを遮断する。
これによって、給電制御装置100に仕様が分からない新規車載機300が接続される場合、又は、想定外の新規車載機300が接続される場合であっても、給電制御装置100が適切に対応することができる。よって、新規車載機300の如何に関わることなく、新規車載機300を適宜動作できる。
以上においては、参照テーブルに、新規機器情報として遮断閾値が記憶されている場合、即ち、新規機器情報が遮断閾値である場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。新規機器情報が給電制御装置100の接続を断続する新規車載機300のスイッチ301の開閉タイミングであっても良い。斯かる開閉タイミングの具体的な例としては、ACCリレーと連動した開閉、ドアロックと連動した開閉等が挙げられる。
また、新規機器情報は、新規車載機300の消費電流値又は暗電流値であっても良い。この場合、給電制御装置100(制御部10)は、電源200の残留量と、新規車載機300の消費電流値又は暗電流値とに基づいて、スイッチ30の開閉制御を行う。
更に、新規機器情報は、新規車載機300の起動時間又は停止時間であっても良い。ここで、起動時間は電力供給開始から起動までの時間であり、停止時間は電力供給中止から停止までの時間である。
(実施形態2)
図3は、実施形態2に係る給電制御装置100が装着された車両500の要部構成を示す機能ブロック図である。
図3は、実施形態2に係る給電制御装置100が装着された車両500の要部構成を示す機能ブロック図である。
車両500は、給電制御装置100と、電源200とを備えている。給電制御装置100には、実施形態1と同様、新規車載機300が接続されており、新規車載機300は電力配線Lを介して給電制御装置100に接続される。図3では、電力配線Lが空き電力配線であり、電力配線Lへ新規に新規車載機300が接続される場合を例示している。また、図3では、便宜上、新規車載機300を破線にて示している。
例えば、電源200はバッテリーであり、新規車載機300はルームランプ、ドライブレコーダー等の電装機器である。給電制御装置100は、電源200及び新規車載機300の間に介在しており、電源200から新規車載機300への電力供給を制御する。
給電制御装置100は、記憶部20と、制御部10と、スイッチ30とを備えており、スイッチ30は電源200と新規車載機300との間にて電源200と新規車載機300と接続を断続する。
記憶部20には、実施形態1と同様、制御プログラムP及び処理時に参照するデータが予め記憶してある。また、実施形態2に係る給電制御装置100では、記憶部20が基本車載機情報を記憶している。基本車載機情報とは、デフォルトとして記憶部20が予め記憶している車載機情報である。他、記憶部20、制御部10及びスイッチ30については、既に実施形態1で説明しており、詳しい説明を省略する。
なお、以下では、記憶部20が記憶している基本車載機情報が遮断閾値である場合を例に挙げて説明する。即ち、記憶部20には、基本車載機情報として遮断閾値(以下、基本遮断閾値と称する)が予め記憶されている。
更に、実施形態2に係る給電制御装置100においては、給電制御装置100及び新規車載機300が電力配線Lに加え、通信線Mによって接続される。即ち、給電制御装置100の制御部10には通信線Mが接続されており、制御部10は、通信線Mを介して、新規に接続される新規車載機300と通信が可能である。
図4は、実施形態2に係る給電制御装置100が行うスイッチ30の開閉制御を説明するフローチャートである。便宜上、以下では、空き電力配線(電力配線L)に新規車載機300が接続される場合を例に挙げて説明する。
例えば、車両500の前記IGスイッチからイグニッション電源をオンにする信号を取得した場合、制御部10は、新規車載機300が接続されているか否かの判定を行う(ステップS201)。
例えば、制御部10は、スイッチ30に流れる電流値を監視することによって、前記判定を行う。斯かる電流値が「0」である場合、制御部10は、新規車載機300が接続されていないと判定し(ステップS201:NO)、処理を終了する。
また、斯かる電流値が「0」でない場合、制御部10は、新規車載機300が接続されていると判定し(ステップS201:YES)、新規車載機300に係る新規機器情報を新規車載機300から取得したか否かを判定する(ステップS202)。斯かる判定は、制御部10が通信線Mを介する新規機器情報の取得を監視することによって行われる。
上述の如く、新規に接続された新規車載機300に初めて電力が供給されるとき、新規車載機300が通信線Mを介して自機器の記憶部302が記憶する新規機器情報を制御部10に送信した場合、給電制御装置100は新規車載機300から新規車載機300に係る新規機器情報を取得できる。
この際、制御部10は、新規車載機300に係る新規機器情報を新規車載機300から取得したと判定する(ステップS202:YES)。次いで、制御部10は、記憶部20に予め記憶されている基本車載機情報(基本遮断閾値)を、新規車載機300から受信した新規機器情報に基づいて更新する(ステップS203)。
以降、制御部10は、更新された基本車載機情報を用いてスイッチ30の開閉制御を行い(ステップS204)、新規車載機300に遮断閾値を超える過電流が流れることを遮断する。
一方、新規車載機300が自機器に係る新規機器情報を有していない等の場合は、給電制御装置100は、新規車載機300から新規機器情報を取得できない。
この際、制御部10は、新規機器情報を新規車載機300から取得していないと判定し(ステップS202:NO)、処理はステップS204に進む。この場合、制御部10は、記憶部20に予め記憶されている基本車載機情報(基本遮断閾値)を用いてスイッチ30の開閉制御を行い、新規車載機300に遮断閾値を超える過電流が流れることを遮断する。
これによって、給電制御装置100に、仕様が分からない新規車載機300が接続される場合、又は、想定外の新規車載機300が接続される場合であっても、給電制御装置100が適切に対応することができる。
以上においては、新規機器情報が遮断閾値である場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。新規機器情報が、新規車載機300のスイッチ301の開閉タイミングであっても良く、新規車載機300の消費電流値又は暗電流値であっても良く、新規車載機300の起動時間又は停止時間であっても良い。
また、以上においては、基本車載機情報の更新に用いられる新規車載機300の新規機器情報が通信線Mを介して給電制御装置100に送られる場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。
実施形態1と同様、記憶部20に、前記参照テーブルが記憶されており、新規車載機300から前記電気信号を給電制御装置100が受信して上述の更新を行うように構成しても良い。即ち、給電制御装置100(制御部10)が、新規車載機300からの電気信号に基づいて前記参照テーブルを参照に新規機器情報を特定(取得)し、基本車載機情報を更新する。
また、以上においては、給電制御装置100(制御部10)と、新規車載機300とが通信線Mを介して通信を行う場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、無線通信を行うように構成しても良い。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
各実施形態に記載した事項は相互に組み合わせることが可能である。また、特許請求の範囲に記載した独立請求項及び従属請求項は、引用形式に関わらず全てのあらゆる組み合わせにおいて、相互に組み合わせることが可能である。さらに、特許請求の範囲には他の2以上のクレームを引用するクレームを記載する形式(マルチクレーム形式)を用いているが、これに限るものではない。マルチクレームを少なくとも一つ引用するマルチクレーム(マルチマルチクレーム)を記載する形式を用いて記載しても良い。
10 制御部
20 記憶部
30 スイッチ
100 給電制御装置
200 電源
300 新規車載機
301 スイッチ
302 記憶部
500 車両
A 記録媒体
M 通信線
L 電力配線
P 制御プログラム
20 記憶部
30 スイッチ
100 給電制御装置
200 電源
300 新規車載機
301 スイッチ
302 記憶部
500 車両
A 記録媒体
M 通信線
L 電力配線
P 制御プログラム
Claims (7)
- 車載機への給電制御を行う車両用の給電制御装置であって、
前記車載機への給電を断続するスイッチと、
新規接続される新規車載機から該新規車載機に係る新規機器情報を取得し、取得された新規機器情報に基づいて前記スイッチの開閉制御を行う制御部とを備える給電制御装置。 - 前記制御部は、前記新規車載機への初電力供給の際、前記新規機器情報を取得する請求項1に記載の給電制御装置。
- 前記制御部は、
予め記憶部に記憶されている基本情報に基づいて前記開閉制御を行い、
前記新規車載機から前記新規機器情報を取得した場合、前記基本情報を、取得した新規機器情報に基づいて変更する請求項1に記載の給電制御装置。 - 前記新規機器情報は、自装置との接続を断続する前記新規車載機のスイッチの開閉タイミングに係る情報を含む請求項1から3のいずれか一項に記載の給電制御装置。
- 前記新規機器情報は、前記新規車載機の消費電流値又は暗電流値に係る情報を含む請求項1から3のいずれか一項に記載の給電制御装置。
- 前記新規機器情報は、前記新規車載機の起動時間又は停止時間に係る情報を含む請求項1から3のいずれか一項に記載の給電制御装置。
- 車載機への給電制御を行う車両用の給電制御装置のコンピュータに、
新規接続される新規車載機から該新規車載機に係る新規機器情報を取得し、
取得された新規機器情報に基づいて、前記新規車載機への給電を断続するスイッチの開閉制御を行う
処理を実行させるコンピュータプログラム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022191572A JP2024078939A (ja) | 2022-11-30 | 2022-11-30 | 給電制御装置及びコンピュータプログラム |
PCT/JP2023/041559 WO2024116921A1 (ja) | 2022-11-30 | 2023-11-20 | 給電制御装置及びコンピュータプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022191572A JP2024078939A (ja) | 2022-11-30 | 2022-11-30 | 給電制御装置及びコンピュータプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2024078939A true JP2024078939A (ja) | 2024-06-11 |
Family
ID=91323692
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022191572A Pending JP2024078939A (ja) | 2022-11-30 | 2022-11-30 | 給電制御装置及びコンピュータプログラム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2024078939A (ja) |
WO (1) | WO2024116921A1 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005088677A (ja) * | 2003-09-16 | 2005-04-07 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 車載用電気応用装置、車載電源制御装置、及び車載電源制御システム |
JP6856512B2 (ja) * | 2017-03-22 | 2021-04-07 | 矢崎総業株式会社 | 電力供給システム |
-
2022
- 2022-11-30 JP JP2022191572A patent/JP2024078939A/ja active Pending
-
2023
- 2023-11-20 WO PCT/JP2023/041559 patent/WO2024116921A1/ja unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2024116921A1 (ja) | 2024-06-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20190294431A1 (en) | On-board update system and on-board update device | |
JP2023057135A (ja) | 車両用制御装置 | |
US10581259B2 (en) | Battery switching system | |
WO2017169395A1 (ja) | 電源システム | |
JP2016043872A (ja) | 車両用電源制御システム、ワイヤハーネス及び車両用電源制御装置 | |
CN111385769B (zh) | 车载通信装置 | |
CN115315692A (zh) | 车载中继装置、信息处理方法及程序 | |
US20160036369A1 (en) | Drive device | |
US20190173311A1 (en) | Vehicle electricity storage device | |
US12117920B2 (en) | Onboard electronic control unit configured to perform an operation check | |
JP2024078939A (ja) | 給電制御装置及びコンピュータプログラム | |
JP6205214B2 (ja) | 自動車用電子制御装置 | |
US20210019139A1 (en) | Blocking and unblocking mechanism for software updates for a controller | |
CN110663156B (zh) | 能减少暗电流的输入电路 | |
JP2018120438A (ja) | 電子制御装置及びプログラム書換システム | |
WO2024029334A1 (ja) | 車載装置、情報処理方法及び車載システム | |
US11646566B2 (en) | Apparatus for permanent supply with a switch | |
JP2024156483A (ja) | 車載装置、情報処理方法及びプログラム | |
JP2024047989A (ja) | 車載装置、情報処理方法及び車載システム | |
WO2023182021A1 (ja) | 車載装置、プログラム、及び情報処理方法 | |
WO2024024480A1 (ja) | 車載装置、情報処理方法及び車載システム | |
CN117302058A (zh) | 电源系统 | |
CN117302059A (zh) | 电源系统 | |
CN118401410A (zh) | 通信系统及通信装置 | |
KR101807301B1 (ko) | 마이크로컨트롤러 유닛의 스탠바이 램 데이터 유지 전원 공급 장치 |