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JP2023123195A - 溶融成形装置 - Google Patents

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JP2023123195A
JP2023123195A JP2022027120A JP2022027120A JP2023123195A JP 2023123195 A JP2023123195 A JP 2023123195A JP 2022027120 A JP2022027120 A JP 2022027120A JP 2022027120 A JP2022027120 A JP 2022027120A JP 2023123195 A JP2023123195 A JP 2023123195A
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Tokuo Fujitsuka
敬一 島岡
Keiichi Shimaoka
照久 明石
Teruhisa Akashi
翔太 原田
Shota Harada
優輝 稲垣
Yuuki Inagaki
勝昭 後藤
Katsuaki Goto
啓太郎 伊藤
Keitaro Ito
貴彦 吉田
Takahiko Yoshida
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Abstract

【課題】振動子の溶融成形型を提供する。【解決手段】溶融成形装置は、溶融成形型とプレートとリング部とを備える。溶融成形型は、下面と、下面と平行な上面と、上面の一部に形成されている穴部と、穴部の底面から下面まで貫通している貫通孔と、を備えている。プレートの表面には、排気口が形成されている。リング部は、溶融成形型の下面とプレートの表面との間に配置されており、溶融成形型とプレートとを接続している。リング部は、溶融成形型の下面に表出している貫通孔の周囲およびプレートの表面に表出している排気口の周囲を取り囲んでいる。リング部が配置されていない領域では、溶融成形型の下面とプレートの表面との間に空間が形成されている。【選択図】図2

Description

本明細書は、振動子の溶融成形装置に関する。
特許文献1には、高精度化が可能であるジャイロとして、溶融シリカを振動子に用いたBird-bath Resonator Gyroscope (BRG)が開示されている。具体的には、排気機能および排熱機能を備えたプレート上に、溶融成形型を配置する。溶融成形型の表面に形成されている穴部を塞ぐように、石英板を配置する。プレートの排気機能によって穴部の内部を減圧しながら、石英板の上面をバーナで加熱する。穴部の内部に入り込むように石英板を溶融変形させることで、半球形状の振動子を作製することができる。
米国特許出願公開第2018/079129号明細書
加熱された石英板の熱は、石英板と溶融成形型の表面との接触面および溶融成形型を介して、プレートへ排熱される。これにより石英板には、穴部の中心から外周に向かって温度が低下する温度勾配が発生する。この温度勾配が、振動子の加工形状に影響してしまう場合がある。
本明細書が開示する溶融成形型の一実施形態は、溶融成形型とプレートとリング部とを備える溶融成形装置である。溶融成形型は、下面と、下面と平行な上面と、上面の一部に形成されている穴部と、穴部の底面から下面まで貫通している貫通孔と、を備えている。プレートの表面には、排気口が形成されている。リング部は、溶融成形型の下面とプレートの表面との間に配置されており、溶融成形型とプレートとを接続している。リング部は、溶融成形型の下面に表出している貫通孔の周囲およびプレートの表面に表出している排気口の周囲を取り囲んでいる。リング部が配置されていない領域では、溶融成形型の下面とプレートの表面との間に空間が形成されている。
リング部によって、溶融成形型の下面とプレートの表面との間に空間が形成されている。溶融成形型の下面の全面がプレートの表面に接触している場合に比して、溶融成形型とプレートとの接触面積を低減できるため、溶融成形型からプレートへの排熱量を減少させることが可能となる。すなわち、溶融成形型に蓄熱することが可能となる。これにより、石英板に発生する温度勾配を抑制することができるため、振動子の加工精度を高めることが可能となる。
リング部は、プレートと一体形成されており、プレートの表面から突出していてもよい。効果の詳細は実施例で説明する。
リング部は、溶融成形型と一体形成されており、溶融成形型の下面から突出していてもよい。効果の詳細は実施例で説明する。
リング部は、プレートおよび溶融成形型とは別体に構成されていてもよい。効果の詳細は実施例で説明する。
プレートの表面には、リング部の形状に対応した凹部が形成されていてもよい。リング部は、凹部の内部に配置されていてもよい。リング部が凹部の内部に配置されている状態において、リング部の上端がプレートの表面から突出していてもよい。効果の詳細は実施例で説明する。
リング部の融点は800℃以上であってもよい。
穴部の中心を通り溶融成形型の下面に垂直な中心軸からリング部の外周までの距離は、中心軸から溶融成形型の外周までの距離よりも小さくてもよい。効果の詳細は実施例で説明する。
リング部は、前記溶融成形型の下面に垂直な方向からみたときに、円形の環型を有していてもよい。
実施例1の成形装置1の上面図である。 実施例1の成形装置1の断面図である。 溶融変形後の断面図である。 BRG60の上面図および断面図である。 第1比較例のプレート1010を用いて振動子31を作製する場合の断面図である。 第2比較例の成形型2020を用いて振動子31を作製する場合の断面図である。 実施例2の成形装置201の断面図である。 実施例3の成形装置301の断面図である。 実施例4の成形装置401の断面図である。 変形例の成形装置501の断面図である。
図1および図2に、実施例1の成形装置1を示す。図1は上面図である。図2は、図1のII-II線における断面図である。成形装置1は、プレート10、排気機構11、成形型20、石英板30、リング部40、バーナ50、を備える。なお図1では、リング部40を点線で示しているとともに、バーナ50および排気機構11の記載を省略している。
プレート10は、成形型20を設置するためのステンレス製の台である。プレート10の表面10sには、排気口10aが形成されている。排気口10aは、排気経路10pを介して排気機構11(例:真空ポンプ)に接続されている。
成形型20は、石英板30を溶融変形させて半球形状の振動子31を成形するための型である。成形型20の材料はグラファイトとした。本実施例では、成形型20は、中心軸CAを備えた円柱形状である。成形型20は、下面20r、上面20s、穴部20h、支柱20p、貫通孔20e、を備える。下面20rおよび上面20sは、中心軸CAに垂直な平坦面である。上面20sは、下面20rと平行である。上面20sの一部には、穴部20hが形成されている。穴部20hは、石英板30が溶融変形するための変形空間である。本実施例では、穴部20hは、中心軸CAを中心とした円柱がくり抜かれた形状を有している。換言すると、中心軸CAは、穴部20hの中心を通り成形型20の下面20rに垂直な軸である。穴部20hは、底面20bを備えている。穴部20hの中央には、底面20bから垂直上方に伸びている支柱20pが配置されている。支柱20pは、中心軸CAを中心軸とする円柱である。底面20bには、下面20rに貫通している複数の貫通孔20eが形成されている。貫通孔20eは排気口10aに連通している。
図1に示すように、リング部40は、成形型20の下面20rに垂直な方向(z方向)からみたときに、円形の環型を有している。中心軸CAからリング部40の外周までの半径R1は、中心軸CAから成形型20の外周までの半径R2よりも小さい。リング部40は、周方向に一定の幅W1を備えている。
図2に示すように、リング部40は、プレート10と一体形成されており、プレート10の表面10sから上方(+z方向)へ突出している。リング部40の上面40sは、成形型20の下面20rに接触している。換言すると、リング部40は、成形型20の下面20rとプレート10の表面10sとの間に配置されており、成形型20とプレート10とを接続している。リング部40が配置されていない領域では、成形型20の下面20rとプレート10の表面10sとの間に空間SPが形成されている。
リング部40は、下面20rに表出している貫通孔20eの周囲、および、表面10sに表出している排気口10aの周囲を取り囲んでいる。これによりリング部40は、貫通孔20eと排気口10aとの接続経路の気密性を確保するシールとして機能する。リング部40の幅W1は、所定の気密性を維持できる幅であればよい。
成形型20の上面20sには、穴部20hを覆うように、石英板30が配置されている。石英板30は、振動子を形成するための被加工材料である。石英板30の厚さは、例えば100μm以下である。本実施例では石英板30は正方形であるが、六角形や八角形などの点対称の多角形や円形であってもよい。バーナ50は、火炎により石英板30を加熱する手段である。バーナ50は、中心軸CAに沿って上下に移動可能である。
(振動子の製造工程)
図2および図3を用いて、振動子の製造工程を説明する。ステップS1において、リング部40の上面40sに成形型20を設置する。ステップS2において、上面20sに石英板30を配置する。ステップS3において、排気機構11を用いて、所望の真空度で排気口10aの真空引きを行う。貫通孔20eを介して、穴部20hも真空引きされる。石英板30が上面20sに吸着され、固定される。これにより、図2に示す状態となる。
ステップS4において、加熱工程が行われる。具体的には、バーナ50に着火し、所望の速度で下降させる。これにより、図3に示すように、石英板30を所望の形状に溶融変形させることができる。ステップS5において、加工終点を検出することに応じて、バーナ50を上昇させ、消火する。ステップS6において、石英板30の未成形領域URをCMP法などによって除去することで、図4の振動子31が完成する。
ステップS7において、Bird-bath Resonator Gyroscope (BRG)を組み立てる。図4(A)に、組み立て後のBRG60の上面図を示す。また図4(B)に、図4(A)のB-B線における断面図を示す。BRG60は、振動子31、ガラス基板61、シリコン電極62、を備える。振動子31は、アンカー31aおよびリム31rを備えている。アンカー31aは、ガラス基板61の固定部61fに固定されている。シリコン電極62は、リム31rの周囲を取り囲むように配置されている。
(効果)
課題を説明する。BRG60の感度を高める(つまり、低い駆動電圧で大きく励振振動させ、出力として大きな容量変化を得る)ためには、振動子31のリム31rの傾斜角θ(図4(B)参照)を90°に近づける必要がある。リム31rとシリコン電極62の側面とを平行にするとともに距離を小さくすることで、回転角の作用による静電容量の変化を大きくするためである。ここで第1比較例として、図5に示すプレート1010を用いて振動子31を作製する場合を説明する。第1比較例のプレート1010は、リング部40を備えていない。従って、成形型20の下面20rの全面が、プレート1010の表面1010sに接触している。太い矢印は熱伝導を示しており、矢印の数および面積が大きいほど伝熱量が大きいことを示している。第1比較例の成形型20では、下面20rの全面がプレート1010への熱伝導経路となるため、熱伝導経路の幅HW1は非常に広い。従って太い矢印に示すように、石英板30の熱のうちの大きな部分が、成形型20を介してプレート1010へ排熱されてしまう。その結果、石英板30は、穴部20hの外周に向かって温度が低下する温度勾配を有することとなり、未変形領域NR(石英の軟化温度以上に加熱されず、石英板30が変形しない領域)が形成されてしまう。よって傾斜角θが90°よりも小さくなってしまう。
一方、図3に示す本実施例の成形型20を用いて振動子31を作製する場合を説明する。本実施例の成形型20では、リング部40によって、成形型20の下面20rとプレート10の表面10sとの間に空間SPが形成されている。空間SP内の空気の熱伝導率は、成形型20のグラファイトの熱伝導率に比して極めて低い。よって、リング部40のみをプレート10への熱伝導経路とすることができる。その結果、本実施例の熱伝導経路の幅HW2(図3)を、第1比較例の熱伝導経路の幅HW1(図5)よりも狭くすることができる。太い矢印に示すように、成形型20からプレート10への伝熱量を大幅に減少させることが可能となる。すなわち、成形型20に蓄熱することで、成形型20の温度分布をより均一にすることが可能となる。これにより、石英板30に発生する温度勾配を抑制することができるため、未変形領域NRの形成が抑えられ、傾斜角θを90°に近づけることが可能となる。
また本実施例の成形型20では、支柱20pが局所的に加熱されてしまうことを防止できるため、支柱20p近傍での局所的な大変形を抑制できる。よって、振動子31の頭頂部31h(図4)の厚さをより厚く形成することや、頭頂部31hの位置をより外周側に形成することが可能となる。また、成形型20へ蓄熱することができるため、石英板30の温度上昇傾きを大きくすることが可能となる。加工時間を短縮化することが可能となる。また加工時間の短縮化に伴い、ガス消費量を低減することや、成形型20の繰り返し使用回数を増加させることが可能となる。
第2比較例として、図6に示す成形型2020を用いて振動子31を作製する場合を説明する。第2比較例の成形型2020は、穴部20hの外周を取り囲むように形成された外周溝20tを備えている。また成形型2020は、リング部を備えないプレート1010上に配置されている。外周溝20tにより断熱することで、石英板30の熱が、成形型2020の外周側へ伝達することを抑制できる。その結果、石英板30に発生する温度勾配を抑制できる。しかし第2比較例では、外周溝20tの高い加工精度を必要とする。例えば、穴部20hに対する外周溝20tの位置ずれが発生したり、外周溝20tの周方向の幅にばらつきが発生すると、排熱に不均一性(非対称性)が発生し、振動子31の形状の対称性が悪化してしまう。また、外周溝20tを備えることにより、成形型2020の強度が低下してしまう。また、内壁20wのような、火炎によって加熱される細い部位が存在するため、火炎加工に伴う型の劣化(例:グラファイトの焼失)が促進されてしまう。一方、本実施例の成形型20では、プレート10が備えるリング部40によって、石英板30に発生する温度勾配を抑制することができる。従って、成形型20に外周溝20tのような加工を行う必要がない。振動子31の対称性が悪化してしまうことや、成形型20の強度が低下してしまうことや、成形型20の劣化が促進されてしまうことなどを、防止することができる。
本実施例の成形型20では、中心軸CAからリング部40の外周までの半径R1を、成形型20の外周までの半径R2よりも小さくしている(図1)。これにより、リング部40の周方向の幅W1を一定にする条件下では、半径R2を有するリング部を形成する場合に比して、上面40sの面積を小さくすることができる。成形型20からプレート10への伝熱量をさらに減少させることが可能となる。
図7に、実施例2の成形装置201の断面図を示す。実施例2は、リング部240を備える点が、実施例1と異なっている。実施例1の成形装置1と共通する部位には同一符号を付すことで、説明を省略する。
リング部240は、成形型20と一体形成されており、成形型20の下面20rから下方(-z方向)へ突出している。リング部240の下面240rは、プレート10の表面10sに接触している。実施例2によっても、成形型20の下面20rとプレート10の表面10sとの間に、空間SPを形成することができる。従って、実施例1の成形装置1と同様の効果を得ることができる。
図8に、実施例3の成形装置301の断面図を示す。実施例3は、リング部340を備える点が、実施例1と異なっている。実施例1の成形装置1と共通する部位には同一符号を付すことで、説明を省略する。
リング部340は、プレート10および成形型20とは別体に構成されている。プレート10の表面10sには、リング部340の形状に対応した第1凹部10c1が形成されている。リング部340は、第1凹部10c1の内部に配置されている。第1凹部10c1によって、リング部340の位置決めを自動的に行うことが可能となる。リング部340が第1凹部10c1の内部に配置されている状態において、リング部340の上端340uが、プレート10の表面10sから突出している。これにより、空間SPを形成することが可能となる。
また、第1凹部10c1の内周側には、第1凹部10c1よりも大きな深さを有する第2凹部10c2が形成されている。これにより、排気口10aの体積を大きくすることができる。排気口10aの真空引きを行っている場合における、リーク発生時などに発生する圧力変動を抑制することが可能となる。
リング部340は、融点が800℃以上の材料で形成されている。リング部340の材料の具体例としては、高融点金属(例:金、白金、ジルコニアなど)、各種合金、酸化物、などが挙げられる。以下に、リング部340に使用可能な材料を列挙する。これらの材料は、単独で用いてもよいし、複数を混合してもよいし、化合物として用いてもよい。
リング部340の材料の例:金、白金、ジルコニア、銀、窒化アルミニウム、窒化ケイ素、窒化ホウ素、炭化ケイ素、アルミナ、ゲルマニウム、コバルト、サマリウム、シリコン、スカンジウム、ステンレス、石英ガラス、タングステン、タンタル、チタン、鉄、銅、ニオブ、ニッケル、ネオジウム、マンガン、モリブデン。
図9に、実施例4の成形装置401の断面図を示す。実施例4は、テーパを有するリング部440および441を備える点が、実施例1と異なっている。実施例1の成形装置1と共通する部位には同一符号を付すことで、説明を省略する。
リング部440は、プレート10と一体形成されており、表面10sから上方(+z方向)へ突出している。リング部441は、成形型20と一体形成されており、下面20rから下方(-z方向)へ突出している。リング部440および441は、中心軸CAを通る面での断面が、三角形である。これによりリング部440の内径側には、テーパ面440tが形成されている。またリング部441の外径側には、テーパ面441tが形成されている。そしてテーパ面440tと441tとが互いに接触している。
成形型20をプレート10上に配置する際に、成形型20の自重により、テーパ面440t上をテーパ面441tが摺動する。これにより、成形型20の位置決めを自動的に行うことが可能となる。また隙間がなくなるようにテーパ面440tと441tとが係合するため、気密性を高めることができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
(変形例)
実施例1において、プレート10と一体に形成するリング部40の形状は、図2の形状に限られず、様々であって良い。例えば図10の変形例の成形装置501に示すように、プレート10の最外周部分に、リング部540を形成してもよい。これにより太い矢印に示すように、石英板30から成形型20の最外周を経由してプレート10へ至る熱伝熱経路を形成することができるため、熱伝熱経路の距離を大きくすることができる。よって、石英板30に発生する温度勾配を抑制することが可能となる。なお実施例2において、成形型20と一体に形成するリング部240の形状も、図7の形状に限られない。例えば、成形型20の最外周部にリング部を形成してもよい。
実施例3(図8)において、別体で形成したリング部340を配置する態様は、様々であってよい。例えば、第1凹部10c1が形成されていない平坦な表面10s上に、リング部340を配置してもよい。
実施例4(図9)において、テーパ面の形状や接触の態様は、様々であって良い。例えば、リング部440の外径側のテーパ面と、リング部441の内径側のテーパ面とが互いに接触する態様であってもよい。また例えば、リング部440が断面V字型の溝を備えており、リング部441が断面三角形状の突起部を備えており、両者が係合する態様であってもよい。
成形型20の材料はグラファイトに限られない。所定の熱衝撃耐性や熱伝導率を有する材料であれば、様々な材料を用いることが可能であり、例えば窒化ホウ素であってもよい。
振動子の材料は、石英板30に限られない。溶融変形する誘電体であれば、何れの材料であってもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1、201、301、401、501:成形装置 10:プレート 10a:排気口 20:成形型 20s:上面 20h:穴部 20r:下面 20e:貫通孔 40、240、340、440、540:リング部 SP:空間

Claims (8)

  1. 溶融成形型とプレートとリング部とを備える溶融成形装置であって、
    前記溶融成形型は、
    下面と、
    前記下面と平行な上面と、
    前記上面の一部に形成されている穴部と、
    前記穴部の底面から前記下面まで貫通している貫通孔と、
    を備えており、
    前記プレートの表面には、排気口が形成されており、
    前記リング部は、前記溶融成形型の下面と前記プレートの表面との間に配置されており、前記溶融成形型と前記プレートとを接続しており、
    前記リング部は、前記溶融成形型の下面に表出している前記貫通孔の周囲および前記プレートの表面に表出している前記排気口の周囲を取り囲んでおり、
    前記リング部が配置されていない領域では、前記溶融成形型の下面と前記プレートの表面との間に空間が形成されている、溶融成形装置。
  2. 前記リング部は、前記プレートと一体形成されており、前記プレートの表面から突出している、請求項1に記載の溶融成形装置。
  3. 前記リング部は、前記溶融成形型と一体形成されており、前記溶融成形型の下面から突出している、請求項1に記載の溶融成形装置。
  4. 前記リング部は、前記プレートおよび前記溶融成形型とは別体に構成されている、請求項1に記載の溶融成形装置。
  5. 前記プレートの表面には、前記リング部の形状に対応した凹部が形成されており、
    前記リング部は、前記凹部の内部に配置されており、
    前記リング部が前記凹部の内部に配置されている状態において、前記リング部の上端が前記プレートの表面から突出している、請求項4に記載の溶融成形装置。
  6. 前記リング部の融点は800℃以上である、請求項4または5に記載の溶融成形装置。
  7. 前記穴部の中心を通り前記溶融成形型の下面に垂直な中心軸から前記リング部の外周までの距離は、前記中心軸から前記溶融成形型の外周までの距離よりも小さい、請求項1~6の何れか1項に記載の溶融成形装置。
  8. 前記リング部は、前記溶融成形型の下面に垂直な方向からみたときに、円形の環型を有している、請求項1~7の何れか1項に記載の溶融成形装置。
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