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JP2023119251A - 車両の下部車体構造 - Google Patents

車両の下部車体構造 Download PDF

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JP2023119251A
JP2023119251A JP2022022044A JP2022022044A JP2023119251A JP 2023119251 A JP2023119251 A JP 2023119251A JP 2022022044 A JP2022022044 A JP 2022022044A JP 2022022044 A JP2022022044 A JP 2022022044A JP 2023119251 A JP2023119251 A JP 2023119251A
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floor
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拓哉 安達
Takuya Adachi
裕貴 棗
Yuki Natsume
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Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

【課題】乗り心地性能とEA性能とを両立することができる車両の下部車体構造を提供する。【解決手段】フロアフレーム3は、フロアパネル2の下面に対向する対向壁部31と、対向壁部31の外側端部からフロアパネル2に向かって延びる外側壁部32と、対向壁部31の内側端部からフロアパネル2に向かって延びる内側壁部33と、対向壁部31に形成されたボルト穴34と、車幅方向外方から衝撃荷重が入力された際、対向壁部31に形成された穴部35a及びビード部35bと、フロアフレーム3の閉断面内部に設けられたナットプレート8とを有し、ナットプレート8は、外側壁部32及び内側壁部33に固定される側壁固定部82,83と、対向壁部31に固定される対向壁固定部81と、外方から衝撃荷重が入力された際、車幅方向寸法が縮小するように構成された変形促進部である折曲部86a,86b,87a,87bとを備える。【選択図】 図6

Description

本発明は、車両の下部車体構造に関し、特に、フロアフレームの車幅方向内側に配置され且つ側面視にてフロアフレームと上下方向に重複したバッテリユニットとを備えた車両の下部車体構造に関する。
従来より、ハイブリッド車や電気自動車等の電動車両は、車輪を駆動する電動機(例えば、モータジェネレータ又はモータ)の動力源であるバッテリが大容量になる。
通常、車載用バッテリユニットは、リチウムイオン等のバッテリセルの集合体からなる複数のバッテリモジュールと、これら複数のバッテリモジュールを収容する金属製或いは合成樹脂製のバッテリケース等によって構成されている。
そして、このバッテリユニットは、フロアパネルの下側においてフロアフレームと上下方向に一部重複した空間を利用して配置され、取付ブラケットを介して車体に取り付けられる。
車両側突時、車幅方向外方から入力された衝撃荷重を車体強度部材を用いて吸収することにより、バッテリユニットを車両の側突から保護する技術が種々提案されている。
特許文献1の車両下部構造は、車両の床面部を構成するフロアパネルと、このフロアパネルの車幅方向両端部に車体前後方向に延びる1対のロッカ(サイドシル)と、フロアパネルと協働で車幅方向に延びて1対のロッカを接続するフロアクロスと、フロアパネルの下側で且つ1対のロッカの間の空間に配置されたバッテリユニットとを備え、フロアクロスは、車幅方向外側のロッカとの接合部分にフロアクロス低強度部分が形成されている。
特開2019-127054号公報
特許文献1の車両下部構造は、車両側突時、バッテリユニットを衝撃荷重から保護可能であるものの、定常走行時、乗員の乗り心地を改善することができない虞がある。
図11に示すように、バッテリユニット106がトンネル部を挟んで左右に配置された左右1対の分割バッテリユニット161で構成された場合、分割バッテリユニット161の車幅方向外側端部は、フロアパネル下面に接合されたフロアフレーム103の底壁部131(対向壁部)に取付ブラケット107を介してボルト締結され、分割バッテリユニット161の車幅方向内側端部は、トンネル部の下部に取付ブラケット(図示略)を介してボルト締結されている。
図12に、シミュレーションによる定常走行時の歪解析結果を示す。
車両の定常走行時、車輪と路面によって発生した振動エネルギーは懸架部材を介して分割バッテリユニット161に伝搬され、分割バッテリユニット161がフロアフレーム103と共振して低周波の上下挙動が発現される。
分割バッテリユニット161の上下挙動は、分割バッテリユニット161の車幅方向外側端部が締結固定されたフロアフレーム103を支点とした上下揺動運動であるため、図12に示すように、フロアフレーム103の前後に延びる角部の稜線を構成する折曲部103aに荷重が集中して網掛けで示す歪エネルギーが蓄積されている。
これにより、フロアフレーム103に断面崩れが誘発され、結果として乗員の乗り心地が悪化する。
フロアフレーム103の断面崩れを回避して乗り心地を改善するため、フロアフレーム103の閉断面内部に断面崩れ防止用の補強部材(例えば、節部材等)を設けることが考えられる。しかし、断面崩れ防止用補強部材を設けた場合、フロアフレーム103の剛性が全体的に強化されるため、乗り心地悪化は改善されるものの、乗り心地改善に反比例してフロアフレーム103自身の潰れが抑制される。
それ故、側突時の衝撃荷重を吸収するEA(Energy Absorption)性能が低下し、結果的に、バッテリユニット106の衝撃荷重からの保護が不十分になる虞がある。
即ち、バッテリユニットを搭載した車両において、定常走行時の乗り心地性能と側突時のEA性能とを両立することは容易ではない。
本発明の目的は、乗員の乗り心地性能とEA性能とを両立可能な車両の下部車体構造等を提供することである。
請求項1の車両の下部車体構造は、車両の床面部を構成するフロアパネルと、このフロアパネルの車幅方向端部に連結されて車体前後方向に延びるサイドシルと、前記フロアパネルと協働して車体前後方向に延びる閉断面を形成すると共に前記サイドシルの車幅方向内側に隣接したフロアフレームと、このフロアフレームの車幅方向内側に配置され且つ側面視にて前記フロアフレームと上下方向に重複したバッテリユニットとを備えた車両の下部車体構造において、前記フロアフレームは、前記フロアパネルの下面に対向する対向壁部と、前記対向壁部の車幅方向外側端部から前記フロアパネルに向かって延びる外側壁部と、前記対向壁部の車幅方向内側端部から前記フロアパネルに向かって延びる内側壁部と、前記対向壁部に形成されて前記バッテリユニットが締結固定される締結部と、車幅方向外方から衝撃荷重が入力された際、前記対向壁部の圧縮的変形を介して車幅方向寸法が縮小するように構成された脆弱部と、前記閉断面内部に設けられて前記締結部を補強する補強部材とを有し、前記補強部材は、前記外側壁部及び内側壁部に固定される側壁固定部と、前記対向壁部に固定される対向壁固定部と、車幅方向外方から衝撃荷重が入力された際、前記側壁固定部と対向壁固定部との間部分の圧縮的変形を介して車幅方向寸法が縮小するように構成された変形促進部とを備えたことを特徴としている。
この車両の下部車体構造では、前記フロアフレームは、前記フロアパネルの下面に対向する対向壁部と、前記対向壁部の車幅方向外側端部から前記フロアパネルに向かって延びる外側壁部と、前記対向壁部の車幅方向内側端部から前記フロアパネルに向かって延びる内側壁部と、前記対向壁部に形成されて前記バッテリユニットが締結固定される締結部と、車幅方向外方から衝撃荷重が入力された際、前記対向壁部の圧縮的変形を介して車幅方向寸法が縮小するように構成された脆弱部と、前記閉断面内部に設けられて前記締結部を補強する補強部材とを有するため、フロアフレームの断面崩れを抑制しながら対向壁部の剛性を要求に合わせて低下させることができる。
前記補強部材は、前記外側壁部及び内側壁部に固定される側壁固定部と、前記対向壁部に固定される対向壁固定部と、車幅方向外方から衝撃荷重が入力された際、前記側壁固定部と対向壁固定部との間部分の圧縮的変形を介して車幅方向寸法が縮小するように構成された変形促進部とを備えるため、フロアフレームの上下方向剛性を維持しつつ、変形促進部により対向壁部の変形に対して車幅方向に向かう方向性を付与すると共に車幅方向に向かう変形を促進することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記フロアパネルに、車両の車幅方向中間部に上方に突出して車体前後方向に延びるトンネル部が形成され、前記バッテリユニットは、前記トンネル部の車幅方向両側に配置された1対の分割バッテリユニットで構成されたことを特徴としている。
この構成によれば、バッテリユニットの上下挙動が顕著になるトンネル部を備えた車両において、乗員の乗り心地性能とEA性能とを両立することができる。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記変形促進部は、前記補強部材に形成された車体前後方向に延びる折曲部を有することを特徴としている。
この構成によれば、対向壁部の変形方向を規制する変形促進部を簡単な構成で形成することができる。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記変形促進部は、前記フロアフレームの角部と協働して断面略三角形状の空間部を形成することを特徴としている。
この構成によれば、フロアフレームに形成された意図的な空間構造で定常走行時のフロアフレームの断面崩れ抑制と側突時のフロアフレームのEA性能確保とを達成することができる。
請求項5の発明は、請求項1~4の何れか1項の発明において、前記締結部は、前記補強部材に対応した少なくとも2つの車体前後方向に離隔した締結部を有することを特徴としている。
この構成によれば、少なくとも2つの締結部で乗員の乗り心地性能とEA性能との両立効果を高めることができる。
請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記補強部材のうち車体前後方向前側の補強部材と後側の補強部材との間に乗員が着座するシート取付部を設置したことを特徴としている。
この構成によれば、バッテリユニットの上下挙動の影響を受け易いシート取付構造であっても、乗員の乗り心地性能を向上することができる。
請求項7の発明は、請求項1~6の何れか1項の発明において、前記サイドシルの下端部は前記対向壁部よりも下側に形成され、前記バッテリユニットは取付ブラケットを介して前記締結部に締結固定され、前記サイドシルの車幅方向内側端部と前記取付ブラケットの車幅方向外側端部との間に前記変形促進部の変形を許容する隙間を設けたことを特徴としている。
この構成によれば、バッテリユニットを取付ブラケットを介して対向壁部の締結部に締結固定する場合であっても、取付ブラケットによる対向壁部の変形阻害を回避することができ、乗り心地性能とEA性能とを確実に両立することができる。
本発明の車両の下部車体構造によれば、変形の方向性を付与する脆弱部と変形を促進する変形促進部とを用いることで、乗り心地性能とEA性能とを両立することができる。
実施例1に係る車両の下部車体構造の底面図である。 図1の要部斜視図である。 下部車体構造を車室側から視た斜視図である。 下部車体構造の要部縦断面図である。 図3のV-V線断面図である。 図3のVI-VI線断面図である。 図3のフロントフロアパネルを一部省略した図である。 図7の要部平面図である。 フロアフレームの変形挙動の説明図である。 実施例1における定常走行時の歪解析結果である。 フロアフレームに取付けられたバッテリユニットの解析モデルである。 従来技術における定常走行時の歪解析結果である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的な例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
以下、本発明の実施例1について図1~図10に基づいて説明する。
本実施例1に係る車両は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関(図示略)と車両駆動用の電動機(モータジェネレータ)(図示略)とを備えたプラグインハイブリッド自動車(PHEV)である。
図1~図3に示すように、車両は、前後に延びる左右1対のサイドシル1と、車両の床面部を構成するフロアパネル2と、前後に延びる左右1対のフロアフレーム3と、左右に延びる複数のクロスメンバ4,5と、バッテリユニット6等を備えている。
以下、図において、矢印F方向を車体前後方向前方とし、矢印L方向を車幅方向左方とし、矢印U方向を車体上下方向上方として説明する。また、この車両は、略左右対称構造である。
まず、1対のサイドシル1について説明する。
サイドシル1は、車幅方向外側壁部を構成する断面略ハット状のアウタパネル11と、車幅方向内側壁部を構成する断面略ハット状のインナパネル12とを備え、両パネル11,12が協働して前後に延びる略矩形状の閉断面を形成している。
インナパネル12は、例えば、鋼板からなるプレス成形品であり、板厚1.6mm、引張強度1180MPaである。図2、図4~図6に示すように、インナパネル12の途中部内部には、サイドシル1の閉断面を部分的に前後に仕切る節13が所定間隔を空けて複数個配置されている。
1対のサイドシル1の前端側部分には、上下に延びるヒンジピラー(図示略)が夫々連結され、1対のサイドシル1の後端側部分には、上下に延びるリヤピラー(図示略)が夫々連結されている。1対のヒンジピラー間には、エンジンが搭載されているエンジンルームと車室内空間とを前後に仕切るダッシュパネル(図示略)が架設されている。
次に、フロアパネル2について説明する。
フロアパネル2は、1対のサイドシル1の間に掛け渡されるように形成されている。
このフロアパネル2は、例えば、板厚0.8mm、引張強度590MPaである。
図1~図3に示すように、フロアパネル2は、前席乗員用シート(図示略)が搭載されるフロントパネル21と、このフロントパネル21の後端から後方上り傾斜状に上方に起立したキックアップ部を介して後方に連なり後席乗員用シート(図示略)が搭載されるリヤパネル22と、車幅方向中央部分において上方(車室内方)に膨出して前後方向に延びるトンネル部23とを備えている。
トンネル部23は、その内部に相当する下側空間に前後に延びるエンジンの排気管やプロペラシャフト等が収容されている(何れも図示略)。トンネル部23の前後方向中間部頂部下方には、3組の左右1対の固定部24~26が前方から後方に向けて順に設けられている。固定部24~26は、部分四角柱状に形成され、トンネル部23の頂部の車幅方向両端側部分から下方に突出するように夫々設けられている。
固定部24,26は、後述する分割バッテリユニット61(バッテリユニット6)の車幅方向内側部分を固定するための取付座であり、固定部25は排気管やプロペラシャフトを固定するための取付座である。固定部24の突出量は小さい値に設定され、固定部25,26の突出量は固定部24の突出量よりも大きい値に設定されている。
次に、1対のフロアフレーム3について説明する。
1対のフロアフレーム3は、前側部分が前方程両者の車幅方向間隔が狭くなるように構成され、後側部分が1対のサイドシル1に夫々隣接すると共に平行状に配置されている。
図4~図6に示すように、フロアフレーム3は、断面略U字状に構成され、フロアパネル2の下面と協働して前後に延びる閉断面を形成している。
フロアフレーム3は、フロントパネル21の下面に対向した対向壁部31と、この対向壁部31の車幅方向外側端部から上方に延びる外側壁部32と、対向壁部31の車幅方向内側端部から上方に延びる内側壁部33とを備えている。このフロアフレーム3は、例えば、鋼板からなるプレス成形品であり、板厚1.4mm、引張強度780MPaである。
外側壁部32は、インナパネル12の縦壁部に接合され、その上端部分は、インナパネル12とフロアパネル2との間に挟まれて溶接にて三重接合されている。
内側壁部33は、上部で車幅方向内側に屈曲されたフランジ部を有している。このフランジ部がフロアパネル2の下面に接合されている。
図1、図6~図8に示すように、対向壁部31には、前後方向に並んだ3つのボルト穴34(締結部)と、1又は複数の穴部35aと、1又は複数のビード部35bと、各ボルト穴34に夫々挿通された3つのボルト36と、各ボルト36に締結された3つのナット37等が設けられている。ボルト穴34は、ボルト36を締結可能な周辺領域を含んでいる。対向壁部31は、インナパネル12の底部よりも高い高さ位置に形成されている。
これにより、インナパネル12の縦壁部を対向壁部31と外側壁部32が形成する折曲部(稜線)によって車幅方向内側から支持することができ、サイドシル1(インナパネル12)の内倒れを回避している。
平面視にて、前側ボルト穴34は、2.5クロスメンバ5よりも前側位置に形成され、後側ボルト穴34は、2.5クロスメンバ5よりも後側位置に形成されている。中間ボルト穴34は、2.5クロスメンバ5の下側位置に配置され、上部を覆われている。
前側ボルト穴34及び後側ボルト穴34には、補強部材としてのナットプレート8が配置され、中間ボルト穴34は、ナットプレート8が省略されている(図5参照)。
図6に示すように、複数の穴部35aは、後側ボルト36(後側ボルト穴34)の後方位置に形成されている。複数の穴部35aは、フロアパネル2とフロアフレーム3が協働で形成した閉断面の内外を連通するように構成されている。
図1、図8に示すように、前後に延びるビード部35bは、後側ボルト36よりも後側で且つ最も前側に形成された穴部35aよりも前方に形成されている。ビード部35bは、閉断面内に突出するように構成されている。
本実施形態では、穴部35aの前側にビード部35bを配置したが、穴部35aをビード部35bよりも前側に配置しても良い。これらの穴部35a及びビード部35bは、フロアフレーム3のうち対向壁部31の剛性を脆弱化することにより、側方からの衝撃荷重入力時、対向壁部31の車幅方向寸法を縮小する脆弱部を構成している。
図3、図7に示すように、前方程両者の車幅方向間隔が狭くなるフロアフレーム3の前側部分(傾斜部分)に対応して、1対のアッパフレーム38が設けられている。
1対のアッパフレーム38は、下方に開放した断面略ハット状に形成され、1対のフロアフレーム3の前側部分とフロントパネル21を挟んで上下に対向するように配置されている。これら1対のアッパフレーム38は、フロントパネル21と協働して前後に延びる閉断面を形成している。
次に、2クロスメンバ4及び2.5クロスメンバ5について説明する。
左右1対の2クロスメンバ4は、トンネル部23の左右両側の縦壁部から左右のインナパネル12に向かって夫々車幅方向に延設されている。
2クロスメンバ4は、フロアフレーム3の傾斜部分の後端部に対応して配置されている。この2クロスメンバ4は、下方に開放した断面略ハット状に形成され、フロントパネル21と協働して左右に延びる閉断面を形成している。
図3、図7に示すように、2クロスメンバ4の車幅方向外側端部及び車幅方向内側端部には、1対のシート取付部41,42が設置されている。
外側シート取付部41は、2クロスメンバ4の車幅方向外側端部とインナパネル12の上半部とに接合され、前席乗員用シートの外側シートレール(図示略)の前部を支持している。内側シート取付部42は、2クロスメンバ4の車幅方向内側端部とトンネル部23の縦壁部とに接合され、前席乗員用シートの内側シートレール(図示略)の前部を支持している。
左右1対の2.5クロスメンバ5は、トンネル部23の左右両側の縦壁部から左右のインナパネル12に向かって夫々車幅方向に延設されている。
図8に示すように、2.5クロスメンバ5は、フロアフレーム3の平行状後側部分の途中部に対応して配置されている。具体的には、平面視にて前側ナットプレート8と後側ナットプレート8との間の位置、換言すれば、中間ボルト穴34に対応する位置である。
この2.5クロスメンバ5は、下方に開放した断面略ハット状に形成され、フロントパネル21と協働して左右に延びる閉断面を形成している。
図3~図5、図7、図8に示すように、2.5クロスメンバ5の車幅方向外側端部及び車幅方向内側端部には、1対のシート取付部51,52が設置されている。
外側シート取付部51は、2.5クロスメンバ5の車幅方向外側端部とインナパネル12の上半部とに接合され、前席乗員用シートの外側シートレールの後部を支持している。内側シート取付部52は、2.5クロスメンバ5の車幅方向内側端部とトンネル部23の縦壁部とに接合され、前席乗員用シートの内側シートレールの後部を支持している。
次に、バッテリユニット6について説明する。
バッテリユニット6は、複数バッテリモジュール(図示略)を直列接続した高電圧バッテリを収容した状態でフロアパネル2の下方空間にレイアウトされている。
それ故、バッテリユニット6は、耐振性及び耐水性を有するアルミ合金ダイカスト製バッテリケース62を備えている。このバッテリケース62は、上半部と下半部とに分割可能に構成され、両者が形成する直方体状の空間部にバッテリモジュールを収容している。
車両駆動用電動機に電力を供給するバッテリモジュールは、規格電圧を有する直方体形状の複数のバッテリセル(図示略)を積層状に整列させた直方体形状のバッテリ集合体である。バッテリセルは、例えば、2次電池の一種であるリチウムイオンバッテリである。
図1、図2に示すように、バッテリユニット6は、平面視にて、2クロスメンバ4とフロアパネル2のキックアップ部との間に配置されると共に、トンネル部23を間に挟んで左右両側に配置された左右1対の分割バッテリユニット61によって構成されている。
図4~図6に示すように、これら1対の分割バッテリユニット61は、側面視にて、フロアフレーム3に対して上下方向に一部重畳している。1対の分割バッテリユニット61は、左右対称構造であるため、以下、特に説明がない場合、説明の便宜上、片方の分割バッテリユニット61についてバッテリユニット6と総称して説明を行う。
図2に示すように、バッテリユニット6は、車幅方向外側に2つ、内側に2つの計4つの金属製取付ブラケット71~74を介して車体に取り付けられている。
第1内側取付ブラケット71は、略箱状に形成され、下端部がバッテリケース62の内側前端部分にボルト締結され、上端部が固定部24にボルトを介して締結されている。
第2内側取付ブラケット72は、略箱状に形成され、下端部がバッテリケース62の内側後端部分にボルト締結され、上端部が固定部26にボルトを介して締結されている。
図1、図2に示すように、第2外側取付ブラケット74は、断面略L字状に形成され、縦壁部74aがバッテリケース62の内側後端部分にボルト締結され、横壁部74bが対向壁部31にボルトを介して締結されている。
図2、図6に示すように、第1外側取付ブラケット73は、縦壁部73aと、第1横壁部73bと、この第1横壁部73bよりも車幅方向外側端部が車幅方向外側に張り出した第2横壁部73cとを備えている。この第1外側取付ブラケット73は、アルミ合金押出材料を、例えば、板厚3.0~4.7mmとして押出成形することにより一体形成されている。
縦壁部73aは、バッテリケース62の外側前端部分にリブと一体的に形成された複数(例えば、8個)のねじ穴に複数(例えば、8個)のボルトを介して締結固定されている。
第1横壁部73bは、縦壁部73aの上端部から車幅方向外側に延設され、対向壁部31の下面に面当接するように配置されている。第1横壁部73bには、対向壁部31に前後方向に並ぶように形成された3つのボルト穴34に夫々対応した3つのボルト穴が設けられている。各々のボルト穴に挿通されたボルト36がナット37に締結される。
第1横壁部73bの車幅方向外側端部は、インナパネル12の縦壁部から所定距離離隔するように配置されている。これにより、側突初期において、インナパネル12と第1外側取付ブラケット73との干渉を回避することができ、対向壁部31による車幅方向の圧縮的変形を許容している。
第2横壁部73cは、第1横壁部73bに対して水平方向に略平行状になるように形成され、第2横壁部73cの車幅方向外側端部は、第1横壁部73bの車幅方向外側端部よりも車幅方向外側下方に位置している。第2横壁部73cの車幅方向外側端部は、インナパネル12の縦壁部よりも車幅方向外側に配置されている。これにより、側突時、インナパネル12の下部に入力された衝撃荷重を第2横壁部73cとボルト36を介して対向壁部31に伝搬している。
本実施形態では、バッテリユニット6とフロアフレーム3との共振に起因したフロアフレーム3の断面崩れを抑制するため、フロアフレーム3の閉断面内部に閉断面補強用のナットプレート8を設置している。
一方、このナットプレート8の採用によってフロアフレーム3の剛性が増加した場合、フロアフレーム3の衝撃荷重を吸収するEA(Energy Absorption)性能が低下し、バッテリユニット6の衝撃荷重に対する保護が不十分になる虞がある。
そこで、ナットプレート8に、車幅方向外方から衝撃荷重が入力された際、対向壁部31の圧縮的変形を介してナットプレート8の車幅方向寸法を縮小する変形促進部が形成されている。尚、圧縮的変形の定義は、蛇腹変形以外に折曲変形等を含み、衝撃荷重の入力前後において平面視投射方向の車幅方向寸法が縮小する変形挙動一般である。
図6、図8に示すように、ナットプレート8は、断面略U字状に形成され、中央にボルト穴34に対応したボルト穴が形成され且つ対向壁部31に重畳状に固定された略矩形状の対向壁固定部81と、外側壁部32に固定された外側壁固定部82と、内側壁部33に固定された内側壁固定部83と、フロアフレーム3の稜線に相当する外側角部から内側に離隔すると共に対向壁固定部81と外側壁固定部82との間を繋ぐ途中部88aと、フロアフレーム3の稜線に相当する内側角部から内側に離隔すると共に対向壁固定部81と内側壁固定部83との間を繋ぐ途中部88b等を備えている。
このナットプレート8は、例えば、鋼板からなるプレス成形品であり、板厚1.8mm、引張強度270MPaである。
対向壁固定部81と途中部88aとの間は鈍角状に構成され、前後に延びる折曲部86aが形成されている。途中部88aと外側壁固定部82との間は鈍角状に構成され、前後に延びる折曲部87aが形成されている。対向壁固定部81と途中部88bとの間は鈍角状に構成され、前後に延びる折曲部86bが形成されている。途中部88bと内側壁固定部83との間は鈍角状に構成され、前後に延びる折曲部87bが形成されている。
以上により、折曲部86a,86b,87a,87bが変形促進部に相当し、これら折曲部86a,86b,87a,87bは、フロアフレーム3の底部(対向壁部31)に設けられた2つの角部と協働して左右1対の断面略三角形状の空間構造を形成している。
一方の第1外側取付ブラケット73の取付に対してナットプレート8が2つ設けられる。それ故、定常走行時、バッテリユニット6の上下揺動運動に起因した荷重、所謂フロアフレーム3を弾性変形させる荷重が第1外側取付ブラケット73(及びボルト36)を介して対向壁部31に入力しても、対向壁部31、外側壁部32、内側壁部33及びフロアフレーム3の角部はナットプレート8を用いたトラス構造により構造的に補強されており、フロアフレーム3の断面崩れは抑制される。
次に、側突時におけるフロアフレーム3の車幅方向外側部分の変形挙動を図9を用いて説明する。尚、この変形挙動は、本実施形態におけるフロアフレーム3の変形挙動の一例である。対向壁部31には、脆弱部(穴部35a及びビード部35b)が形成されているため、対向壁部31の剛性は、外側壁部32及び内側壁部33に比べて低く設定され、車両の側突時、変形し易く構成されている。
車幅方向外方から衝撃荷重、所謂フロアフレーム3を塑性変形させる程度の衝撃荷重が入力された場合、脆弱部(穴部35a、ビード部35b)の作用によって対向壁部31の車幅方向寸法が減少するように圧縮的変形が発生する。
そして、衝撃荷重が側方からナットプレート8に入力すると、前後に延びる折曲部86a,87aが形成されているため、ナットプレート8の前後に向かう折曲変形は制限され、ナットプレート8の車幅方向に向かう折曲変形のみが許容される。
図9に示すように、側突時の衝撃荷重がナットプレート8に伝搬された場合、変形促進部である折曲部86a,87aは、対向壁部31に対して前後方向や上下方向ではなく、車幅方向内側に向かう変形方向を付与する。ナットプレート8は、折曲部86a,87aを変形起点として車幅方向内側に変形し(θ2a<θ2,θ3a<θ3)、フロアフレーム3の角部を鈍角状に変形誘導している(θ1<θ1a)。
つまり、変形促進部である折曲部86a,87aは、側壁固定部82と対向壁固定部81との間の部分を平面視にて車幅方向に縮小する圧縮的変形を行っており、フロアフレーム3及びナットプレート8の変形により衝撃荷重を吸収している。
図10に、シミュレーションによる定常走行時の歪解析結果を示す。
図10に示すように、フロアフレーム3が、ナットプレート8を備えた変形促進部85を有しているため、網掛けで示す歪エネルギーは、ナットプレート8を有していないモデル(図12参照)に比べて集中的にナットプレート8(特に、折曲部86a,86b,87a,87b)に蓄積される。従って、フロアフレーム3の前後に延びる稜線に歪エネルギーが集中することがなく、定常走行時におけるフロアフレーム3の断面崩れを抑制することが確認された。
次に、上記下部車体構造の作用、効果について説明する。
実施例1に係る下部車体構造によれば、フロアフレーム3は、フロアパネル2の下面に対向する対向壁部31と、対向壁部31の車幅方向外側端部からフロアパネル2に向かって延びる外側壁部32と、対向壁部31の車幅方向内側端部からフロアパネル2に向かって延びる内側壁部33と、対向壁部31に形成されてバッテリユニット6が締結固定される締結部に相当するボルト穴34と、車幅方向外方から衝撃荷重が入力された際、対向壁部31の圧縮的変形を介して車幅方向寸法が縮小するように構成された穴部35a及びビード部35bと、フロアフレーム3の閉断面内部に設けられてボルト穴34を補強するナットプレート8とを有するため、フロアフレーム3の断面崩れを抑制しながら対向壁部31の剛性を要求に合わせて低下させることができる。
ナットプレート8は、外側壁部32及び内側壁部33に固定される側壁固定部82,83と、対向壁部31に固定される対向壁固定部81と、車幅方向外方から衝撃荷重が入力された際、側壁固定部82,83と対向壁固定部81との間部分の圧縮的変形を介して車幅方向寸法が縮小するように構成された変形促進部である折曲部86a,86b,87a,87bとを備えるため、フロアフレーム3の上下方向剛性を維持しつつ、折曲部86a,86b,87a,87bにより対向壁部31の変形に対して車幅方向に向かう方向性を付与すると共に車幅方向に向かう変形を促進することができる。
フロアパネル2に、車両の車幅方向中間部に上方に突出して車体前後方向に延びるトンネル部23が形成され、バッテリユニット6は、トンネル部23の車幅方向両側に配置された1対の分割バッテリユニット61で構成されたため、バッテリユニット6の上下挙動が顕著になるトンネル部23を備えた車両において、乗員の乗り心地性能とEA性能とを両立することができる。
変形促進部は、ナットプレート8に形成された車体前後方向に延びる折曲部86a,86b,87a,87bを有するため、対向壁部31の変形方向を規制する変形促進部を簡単な構成で形成することができる。
変形促進部は、フロアフレーム3の角部と協働して断面略三角形状の空間部を形成するため、フロアフレーム3に形成された空間構造で定常走行時のフロアフレーム3の断面崩れ抑制と側突時のフロアフレーム3のEA性能確保とを達成することができる。
締結部に相当するボルト穴34は、ナットプレート8に対応した少なくとも2つの前後方向に離隔したボルト穴34を有するため、少なくとも2つのボルト穴34で乗員の乗り心地性能とEA性能との両立効果を高めることができる。
ナットプレート8のうち前後方向前側のナットプレート8と後側のナットプレート8との間に乗員が着座するシート取付部51を設置したため、バッテリユニット6の上下挙動の影響を受け易いシート取付構造51であっても、乗員の乗り心地性能を向上することができる。
インナパネル12の下端部は対向壁部31よりも下側に形成され、バッテリユニット6は第1外側取付ブラケット73を介してボルト穴34に締結固定され、インナパネル12の車幅方向内側端部と第1外側取付ブラケット73の第1横壁部73bの車幅方向外側端部との間に変形促進部85の変形を許容する隙間を設けたため、バッテリユニット6を第1外側取付ブラケット73を介して対向壁部31のボルト穴34に締結固定する場合であっても、第1外側取付ブラケット73による対向壁部31の変形阻害を回避することができ、乗り心地性能とEA性能とを確実に両立することができる。
次に、前記実施形態を部分的に変更した変形例について説明する。
1〕前記実施形態においては、第1外側取付ブラケット73を取り付けるためのボルト穴34を3つ、ナットプレート8を2つ設けた例を説明したが、ボルト穴34とナットプレート8の数を同じ数にしても良く、また、ナットプレート8を単一或いは3以上にしても良い。
2〕前記実施形態においては、脆弱部として穴部35aとビード部35bを設けた例を説明したが、穴部35aとビード部35bの何れか一方のみを設けても良い。また、対向壁部31の剛性を脆弱化する方法として、薄肉化や複数のスリットを形成した構造とすることも可能であり、部分的に材質特性を変更しても良い。
3〕前記実施形態においては、ナットプレート8が折曲変形、対向壁部31が折曲変形とした圧縮的変形の例を説明したが、ナットプレート8と対向壁部31の何れもが蛇腹変形でも良く、また、一方が蛇腹変形、他方が折曲変形であっても良い。
4〕その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施形態に種々の変更を付加した形態や各実施形態を組み合わせた形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態も包含するものである。
1 サイドシル
2 フロアパネル
3 フロアフレーム
6 バッテリユニット
8 ナットプレート
23 トンネル部
31 対向壁部
32 外側壁部
33 内側壁部
34 ボルト穴
35a 穴部
35b ビード部
51,52 シート取付部
61 分割バッテリユニット
81 対向壁固定部
82 外側壁固定部
83 内側壁固定部
86a,86b 折曲部
87a,87b 折曲部

Claims (7)

  1. 車両の床面部を構成するフロアパネルと、このフロアパネルの車幅方向端部に連結されて車体前後方向に延びるサイドシルと、前記フロアパネルと協働して車体前後方向に延びる閉断面を形成すると共に前記サイドシルの車幅方向内側に隣接したフロアフレームと、このフロアフレームの車幅方向内側に配置され且つ側面視にて前記フロアフレームと上下方向に重複したバッテリユニットとを備えた車両の下部車体構造において、
    前記フロアフレームは、
    前記フロアパネルの下面に対向する対向壁部と、
    前記対向壁部の車幅方向外側端部から前記フロアパネルに向かって延びる外側壁部と、
    前記対向壁部の車幅方向内側端部から前記フロアパネルに向かって延びる内側壁部と、
    前記対向壁部に形成されて前記バッテリユニットが締結固定される締結部と、
    車幅方向外方から衝撃荷重が入力された際、前記対向壁部の圧縮的変形を介して車幅方向寸法が縮小するように構成された脆弱部と、
    前記閉断面内部に設けられて前記締結部を補強する補強部材とを有し、
    前記補強部材は、
    前記外側壁部及び内側壁部に固定される側壁固定部と、
    前記対向壁部に固定される対向壁固定部と、
    車幅方向外方から衝撃荷重が入力された際、前記側壁固定部と対向壁固定部との間部分の圧縮的変形を介して車幅方向寸法が縮小するように構成された変形促進部とを備えたことを特徴とする車両の下部車体構造。
  2. 前記フロアパネルに、車両の車幅方向中間部に上方に突出して車体前後方向に延びるトンネル部が形成され、
    前記バッテリユニットは、前記トンネル部の車幅方向両側に配置された1対の分割バッテリユニットで構成されたことを特徴とする請求項1に記載の車両の下部車体構造。
  3. 前記変形促進部は、前記補強部材に形成された車体前後方向に延びる折曲部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の下部車体構造。
  4. 前記変形促進部は、前記フロアフレームの角部と協働して断面略三角形状の空間部を形成することを特徴とする請求項3に記載の車両の下部車体構造。
  5. 前記締結部は、前記補強部材に対応した少なくとも2つの車体前後方向に離隔した締結部を有することを特徴とする請求項1~4の何れか1項に記載の車両の下部車体構造。
  6. 前記補強部材のうち車体前後方向前側の補強部材と後側の補強部材との間に乗員が着座するシート取付部を設置したことを特徴とする請求項5に記載の車両の下部車体構造。
  7. 前記サイドシルの下端部は前記対向壁部よりも下側に形成され、
    前記バッテリユニットは取付ブラケットを介して前記締結部に締結固定され、
    前記サイドシルの車幅方向内側端部と前記取付ブラケットの車幅方向外側端部との間に前記変形促進部の変形を許容する隙間を設けたことを特徴とする請求項1~6の何れか1項に記載の車両の下部車体構造。

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