JP2023148340A - 2ストロークエンジン - Google Patents
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Abstract
【課題】掃気効果を高めることができる2ストロークエンジンを提供する。【解決手段】本開示の2ストロークエンジンEは、燃焼室12の頂壁12aにおけるシリンダ軸線AX1を挟んで吸気ポート16および排気ポート18をそれぞれ備え、吸気ポート16および排気ポート18が吸気弁24および排気弁26でそれぞれ開閉される。エンジンEは、燃焼室12の頂壁12aにガイド部50を有している。ガイド部50は、燃焼室12に導かれる吸気を案内して、燃焼室12の内周壁面12bに沿ってシリンダ軸線AX1周りに旋回する螺旋状の第1の吸気流れAsを作る。【選択図】図1
Description
本出願は、2ストロークエンジンの吸気構造に関するものである。
2ストロークエンジンでは、燃焼ガスを掃気するための新気を、排気弁と反対側に位置するシリンダヘッド内壁面周辺部に導くものがある(例えば、特許文献1)。
要求出力、排気量、利用回転数などの各種の状況によっては、さらなる掃気効果の向上が要求される場合がある。
本出願の開示は、掃気効果を高めることができる2ストロークエンジンを提供する。
本開示の一形態に係る2ストロークエンジンは、燃焼室の頂壁におけるシリンダ軸線を挟んで吸気側に吸気ポートを、排気側に排気ポートをそれぞれ備え、前記吸気ポートが吸気弁で開閉される2ストロークエンジンであって、前記燃焼室の頂壁に、前記燃焼室に導かれる吸気を案内して、前記燃焼室の内周壁面に沿って前記シリンダ軸線周りに旋回する螺旋状の第1の吸気流れを作るガイド部を有している。
本開示の別の形態に係る2ストロークエンジンは、燃焼室の頂壁におけるシリンダ軸線を挟んで吸気側および排気側に吸気ポートおよび排気ポートをそれぞれ備え、前記吸気ポートが吸気弁で開閉される2ストロークエンジンであって、前記吸気ポートの周囲に位置して、前記吸気ポートが開いた状態の前記吸気弁の弁体に対向する対向壁を有し、前記対向壁は、前記内燃機関の内周壁面に隣接する部分が、切り欠かれている。
本開示の2ストロークエンジンによれば、吸気ポートの軸線に沿って吸気が導かれる場合に比べて、周方向に広範囲の領域の燃焼室周壁に吸気を導くことができる。これによって、燃焼室周壁付近の燃焼ガスを排気ポートに向けて掃気することができ、掃気効果が向上する。その結果、燃焼室周壁付近に残留する燃焼ガスを減らすことができる。
以下、本開示の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本開示の第1実施形態に係るエンジンを示す断面図である。本開示のエンジンEは、クランクシャフト2が1回転すると、これに連結されたピストン4が2ストローク、つまり1往復動き、この間に吸入、圧縮、爆発、排気までの1サイクルが完了する2ストロークエンジンである。本実施形態のエンジンEは、単気筒エンジンであるが、本開示のエンジンEは、2気筒以上であってもよい。本開示のエンジンEの燃料は、ガソリン、ディーゼル燃料、アルコール燃料などの炭化水素が含まれる液体燃料または気化燃料であってもよい。そのほか、燃料は、液化石油ガス(LPG)、水素等の気体燃料であってもよい。
以下の説明において、エンジンは、上死点が上側に位置して、シリンダ軸線AX1が鉛直に沿うように配置された状態で説明する。この場合、「上方」とは、シリンダ軸線AX1に沿って反クランク軸心側、すなわち、ピストン上死点側をいい、「下方」とは、シリンダ軸線AX1に沿ってクランク軸心側、すなわち、ピストン下死点側をいう。言い換えると、上方とは、シリンダ軸線に沿って、下死点から上死点に向かう方向である。また下方とは、シリンダ軸線に沿って、上死点から下死点に向かう方向である。また、「上流側」は吸気の流れ方向の「上流側」をいい、「下流側」とは、吸気の流れ方向の「下流側」をいう。
エンジンEは、前記ピストン4が接続されるクランクシャフトを支持するクランクケースと、クランクケースから上方に突出したシリンダ8と、シリンダ8の上端に取り付けられたシリンダヘッド10とを有している。シリンダ8は、その内部に円柱状の内部空間が形成されている。ピストン4は、円筒形状に形成され、燃焼室12を有し、シリンダ8の内部空間に収容されている。ピストン4は、クランクシャフトが回転することによって、シリンダ軸線AX1に沿って往復動する。
シリンダヘッド10とシリンダ8とピストン4により、燃焼室12が形成されている。言い換えると、燃焼室12は、燃料が燃焼する燃焼空間を規定する。燃焼空間は、シリンダ軸線AX1と同軸の円柱状に形成される。詳細には、シリンダヘッド10が燃焼室12の頂壁12aを構成し、シリンダ8の内周面が燃焼室12の内周壁面12bを構成し、ピストン4の上面が燃焼室12の底壁12cを構成する。ここで、「燃焼室12の頂壁12a」とは、後述の吸気ポートおよび排気ポートが形成される側の壁をいう。本実施形態では頂壁12aは、燃焼室12の上方の壁、すなわち、ピストン上死点側の壁をいう。
燃焼室12の頂壁12aに、点火プラグ15が取り付けられている。本実施形態では、点火プラグ15は、シリンダ軸線AX1上と同軸に配置されている。シリンダヘッド10は、シリンダ軸線AX1を挟んで一方側(図1の左側)に吸気ポート16を有している。また、シリンダヘッド10は、シリンダ軸線AX1を挟んで他方側(図1の右側)に排気ポート18を有している。言い換えると、シリンダ軸線AX1に直交する直交方向に対して、シリンダ軸線AX1から直交方向一方側に吸気ポート16が配置され、シリンダ軸線AX1から直交方向他方側に排気ポート18が配置されている。吸気ポート16および排気ポート18は、シリンダヘッド10の内部に形成された通路である。
吸気ポート16における吸気流れ方向の上流端16aがシリンダヘッド10の外側、すなわち燃焼室12外に開口する。吸気ポート16における吸気流れ方向の下流端16bが燃焼室12内に開口している。一方、排気ポート18における排気流れ方向の上流端18aが燃焼室12内に開口する。排気ポート18における排気流れ方向の下流端18bがシリンダヘッド10の外側、すなわち燃焼室12外に開口している。
吸気ポート16から燃焼室12内に燃料Fと空気Aが供給される。燃料Fと空気Aの混合気は、ピストン4の上昇によって圧縮され、点火プラグ15で点火されて燃焼する。燃焼ガスGは、排気ポート18を介して燃焼室12から排気される。
本開示のエンジンEは、燃焼室12に供給される吸気(空気)Aを加圧する過給機20を備えている。過給機20は、本実施形態では、クランクシャフトによって回転駆動される機械式のスーパーチャージャーである。ただし、過給機20は、これに限定されず、例えば、排気の流れを利用して回転駆動されるターボチャージャーであってもよい。
本実施形態のエンジンEは、燃料のインジェクタの噴射口22が燃焼室12に開口し、燃焼室12に直接燃料が噴射される直噴エンジンである。詳細には、インジェクタの噴射口22は、排気ポート側の燃焼室12の内周壁面12bに向けて燃料Fを噴射する。ただし、本開示のエンジンEは、直噴エンジンに限定されず、例えば、エンジンに取り付けられたスロットルボディにインジェクタが設けられ、吸気ポート16に燃料を噴射する形式であってもよい。
吸気ポート16および排気ポート18は、吸気弁24および排気弁26でそれぞれ開閉される。具体的には、吸気ポート16の下流端16bが、吸気弁24の往復動によって開閉される。同様に、排気ポート18の上流端18aが、排気弁26の往復動によって開閉される。図1では、開弁状態の各弁24,26は実線で示され、閉弁状態の各弁24,26は二点鎖線で示されている。吸気弁24は、吸気ポート16を開閉する弁体24aと、弁体24aと動弁系を繋ぐ弁棒24bを有している。排気弁26は、排気ポート18を開閉する弁体26aと、弁体26aと動弁系を繋ぐ弁棒26bを有している。吸気弁24の弁棒24bの軸心AX3はシリンダ軸線AX1に対して吸気側に傾斜しており、排気弁26の弁棒26bの軸心AX4はシリンダ軸線AX1に対して排気側に傾斜している。
各弁体24a,26aは、下底面が燃焼室12に向いた低い円錐台形状である。吸気ポート16は、吸気弁24の弁体24aが着座するバルブシート28を有している。吸気弁24が上方に移動して弁体24aの外周面がバルブシート28に着座することで吸気ポート16が閉塞され、吸気弁24が下方に移動して弁体24aがバルブシート28から離れることで吸気ポート16が開放される。
同様に、排気ポート18は、排気弁26の弁体26aが着座するバルブシート30を有している。排気弁26が上方に移動して弁体26aの外周面がバルブシート30に着座することで排気ポート18が閉塞され、排気弁26が下方に移動して弁体26aがバルブシート30から離れることで吸気ポート18が開放される。
本開示のエンジンEは、吸排気弁24,26が燃料室12の頂壁12aに配置されている頭上弁式のエンジンである。本開示のエンジンEは、カムシャフトがシリンダ側にあるオーバーヘッドバルブ(OHV)式であってもよく、1本のカムシャフトがシリンダヘッド側にあるオーバーヘッドバルブ(OHC)式であってもよく、2本のカムシャフトがシリンダヘッド側にあるダブルオーバーヘッドバルブ(DOHC)式であってもよい。
図2に示すように、本実施形態のエンジンEは、吸気弁24と排気弁26が2つずつ配置された4バルブ式のエンジンである。ただし、本開示のエンジンEは、4バルブ式に限定されず、例えば、吸気弁24と排気弁26が1つずつ配置された2バルブ式、吸気弁24と排気弁26が3つずつ配置された6バルブ式、吸気弁24と排気弁26の一方が1つで他方が2つの3バルブ式、吸気弁24と排気弁26の一方が2つで他方が3つの5バルブ式等であってもよい。
本実施形態では、排気ポート18の上流端の開口面積S1が、吸気ポート16の下流端の開口面積S2よりも大きい。排気ポート18の開口面積S1および吸気ポート16の開口面積S2とは、燃焼室12に開口する部分の面積をいう。具体的には、排気ポート18の開口面積S1および吸気ポート16の開口面積S2はそれぞれ、排気弁26および吸気弁24のバルブシート30,28の下端の面積をいう。複数の排気弁26および吸気弁24が存在する場合、排気ポート18および吸気ポート16の開口面積S1,S2は、それぞれ対応する複数の開口の面積の合計をいう。
また、本開示のエンジンEでは、吸気弁24と排気弁26の両方が開いている状態(バルブオーバーラップ)が存在する。具体的には、エンジンEの排気行程の終了間際に、すなわち、図1のピストン4が上死点に至る前に吸気弁24が開き始める。これにより、バルブオーバーラップ中に吸気と排気を同時に行い、吸気した新気によりシリンダ内の既燃ガスを掃気できるから、吸気の充填効率の改善や、燃焼ガスの掃気効果の向上が期待できる。
吸気弁24は、排気弁26よりも上方、すなわち上流側にオフセットしている。具体的には、吸気ポート側のバルブシート28が排気ポート側のバルブシート30よりも上方に位置している。つまり、頂壁12aにおける吸気ポート16と排気ポート18との間に段差32が形成されている。段差32は、実線で示す開いた状態の吸気弁24の弁体24aと、吸気弁24の軸心AX3と直交する方向に対向する部分である。言い換えると、吸気ポート側のバルブシート28は、頂壁12aにおけるシリンダ軸線AX1上の部分、本実施形態では点火プラグ15の取付部分に比べて、上方に離れた位置に配置されている。これによって、吸気ポート側のバルブシート28の下面と、頂壁12aのシリンダ軸線AX1部分とで、上下方向に段差32が形成される。
吸気弁24が全開状態、すなわち図1の最も下方に移動した状態で、頂壁12aにおけるシリンダ軸線AX1上の部分は、吸気弁24の弁体24aよりも上方に位置する。言い換えると、全開状態の吸気弁24の弁体24aと頂壁12aにおけるシリンダ軸線AX1上の部分とは、上下方向に間隔をあけて配置される。つまり、全開状態では、吸気ポート16の全周から吸気が燃焼空間に流れ込む。また、頂壁12aにおける全開状態の吸気弁24の弁体24aとの上下方向の隙間は、排気側よりも吸気側の方が大きく形成される。
図3に示すように、段差32は、吸気ポート16、すなわち吸気弁24の弁体24aに対してほぼ同心円状に、吸気ポート16に沿って形成されている。同心円状に形成されるのは、吸気ポート16における排気ポート18に隣接する領域およびシリンダ8の内周壁12bに近接する領域である。段差32は、頂壁12aのうちで、吸気ポート16に対して排気ポート18と反対側の領域、すなわち吸気側の領域R1を除く部分に形成されている。つまり、吸気側の領域R1には、段差32は形成されていない。
このように吸気側の領域R1に段差32が形成されていないので、図1に実線で示す吸気弁24が開いた状態で、頂壁12aと吸気弁24の弁体24aとの間の隙間からシリンダ軸線AX1に沿った縦の吸気流れAvが作り出される。
図3に示すように、段差32は、吸気側以外でも、その一部が切り欠かれている。詳細には、段差32におけるシリンダヘッド10の内周壁面に隣接する部分R2が切り欠かれている。シリンダ8の内周壁面12bに隣接する部分R2は、吸気ポート16と排気ポート18との間の領域で且つ、シリンダ軸線AX1の径方向外側となる領域であってもよい。図3に示すように、シリンダ軸線AX1方向から見て、段差32におけるシリンダ8の内周壁面近傍の部分に、吸気ポート16から吸気ポート16の径方向に離れるように凹入した凹所34が形成されている。
具体的には、凹所34は、吸気ポート16に対して径方向に最も近いシリンダの内周壁部分からシリンダの周方向に排気ポート18に近づく第1離間方向に延びる。また、凹所34は、シリンダ軸線AX1から排気ポート18と吸気ポート16との間を通過してシリンダの径方向外側に延びる第2離間方向に延びる。実際には、凹所34は、吸気ポート16から、第1離間方向成分と第2離間方向成分とを含む方向に延びる。本実施形態では、凹所34は、各吸気ポート16のシリンダの径方向外側に1つずつ、合計2つ設けられている。凹所34は、吸気ポート16から離れるように凹入した凹入壁36により構成されている。
このように、段差32は、吸気ポート16よりも排気側で2つの凹入壁36の間の第1の壁部分38と、2つの凹入壁36と、各凹入壁36よりも吸気側の第2の壁部分40とを有している。これら第1の壁部分38、2つの凹入壁36および2つの第2の壁部分40が滑らかに連なって、段差32が構成されている。
吸気弁24が開く際、吸気側の領域R1のほうが、排気側の領域R2よりも、弁体24aと頂壁12aとの間の上下方向隙間が大きく形成される。つまり、吸気の通過流量として、吸気側の領域R1の方が大きい。また、燃焼空間における排気ポー18トに対して離れた側の周壁に沿って吸気を導きやすい。さらに、縦の吸気流れAvは、弁体24aの傾斜に案内されて、周壁12bに向かって流れた後、周壁12bに衝突して周壁12bに沿って下方に流れる。
第1の壁部分38および第2の壁部分40,40が対向壁42を構成している。対向壁42は、吸気ポート16の径方向周囲に位置し吸気ポート16に沿って、吸気ポート16の同心円状に形成され、吸気ポート16が開いた状態の吸気弁24の弁体24aに対向する部分である。対向壁42は、凹所34を挟んで吸気ポート16の周方向両側に形成されている。つまり、凹所34が対向壁42の切り欠き領域44を構成し、切り欠き領域44によって対向壁42が部分的に切り欠かれている。
段差32の第1の壁部分38におけるシリンダ軸線AX1近傍部分は、点火プラグ15に沿って、吸気側に膨出した膨出部分38aを有している。つまり、第1の壁部分38は、膨出部分38aから吸気ポート16に沿って径方向外側に延びて、径方向外側端38bで凹入壁36に連なっている。第1の壁部分38は、図1に実線で示すように、吸気弁24が開き始めの段階において、吸気ポート16から排気ポート18への吸気の吹き抜けを防ぐ。
図3に示すように、凹入壁36は、切り欠き領域44に対して吸気ポート16の周方向両側に配置されている。具体的には、凹入壁36は、第1の壁部分38の径方向外側端38bに連なる第1凹入壁部分36aと、第2の壁部分40の排気側端40aに連なる第2凹入壁部分36bとを有している。各凹入壁部分36a,36bは、第1および第2の壁部分38,40からそれぞれ吸気ポート16の径方向に遠ざかるとともに、互いに周方向に近づくように延びている。換言すれば、第1および第2凹入壁部分36a,36bは、切り欠き領域44から吸気ポート16の径方向に遠ざかるとともに、周方向に近づいている。
凹入壁36は、図4に示すように、段差32の上部32aから下部32bに向かって吸気ポート16から離れるように下方に傾斜して延びている。凹入壁36は、対向壁32の切り欠き領域44を通過した吸気をピストン側に向けて案内する偏向壁46を構成している。偏向壁46は、段差32のうちで、吸気ポート16に対する同心円よりも径方向外側に退避した部分をいう。換言すれば、偏向壁46は、段差32のうちで、図3に破線R2で示す円弧よりも径方向外側の部分をいう。
吸気ポート16から燃焼室12に流入する吸気の一部は、対向壁42に案内されて、図4に示すように、凹入壁36に沿って流れる。具体的には、第2の壁部分38に案内された吸気と、第2の壁部分40に案内された吸気が凹入壁36の凹所34で合流して流速が高められる。凹入壁36の凹所34は、対向壁42に比べて吸気ポート16から径方向に離れているので、吸気ポート16と燃焼室12とを連通する通路として機能し、凹所34から吸気が燃焼空間に導かれる。凹所34はシリンダの内周壁面に近接しているので、凹所34から導かれた吸気は、シリンダ32の内周壁面に沿ってシリンダ軸線AX1周りに旋回する螺旋状の第1の吸気流れAsが作り出される。
この第1の吸気流れAsは、偏向壁46に沿って流れピストン側に向けて案内される。つまり、本実施形態では、第1の吸気流れAsは、ピストン軸線AX1に直交する方向に偏りを持つ流れであって、下方に傾斜した斜め方向の流れである。一方、上述の図1に示すシリンダ軸線AX1に沿った縦の吸気流れAvが、第1の吸気流れAsとは別方向の第2の吸気流れAvを構成する。
このように、凹入壁36は、燃焼室12に導かれる吸気を案内して、燃焼室12の内周壁面に沿ってシリンダ軸線AX1周りに旋回する螺旋状の第1の吸気流れAsを作るガイド部50を構成する。偏向壁46は、ガイド部50の一部を構成し、凹入壁36を通過した吸気をピストン側に向けて下方に案内して第1の吸気流れAsに下方の流れを付与する。
本実施形態では、2つのガイド部50が、シリンダ軸線AX1を挟んでシリンダ8の径方向の両側に位置している。2つのガイド部50は、周方向の逆向きに湾曲している。したがって、2つのガイド部50により、逆向きの2つの螺旋状の吸気流れAsが作られる。
対向壁42と偏向壁46は、一つの段差32として形成されている。また、本実施形態では、偏向壁46は、吸気ポート16から径方向に遠ざかるにつれて傾斜が緩やかになっている。したがって、偏向壁46の最も吸気ポート16から径方向に遠ざかった最遠方部分46aは、対向壁42に比べて緩やかな傾斜である。これにより、第1の吸気流れAsの旋回方向の流れを強くできる。また、最遠方部分46aの傾斜角度を対向壁32の傾斜角度に近づけることで、ピストン4に向かう下方向の流れを強くできる。このように最遠方部分46aの傾斜は、エンジンEの掃気状況に応じて設定できる。
つぎに、本実施形態のエンジンEの吸気の流れを説明する。図1のエンジンEが始動すると、クランクシャフト2が回転する。クランクシャフト2の回転に連動して、ピストン4が上下動するとともに、吸排気弁24,26が開閉する。具体的には、上死点付近で点火プラグ15により点火され爆発が起こり(爆発行程)、ピストン4が上死点から下方に移動する過程で排気弁26が開いた後で吸気弁24が開く(掃気行程)。掃気が完了したタイミングで排気弁26が閉じて吸気が導入されて燃料が噴射され(吸入行程)、再び上死点に達するまでに吸気弁24が閉じてピストン4が上昇して圧縮される(圧縮行程)。
掃気行程において吸気弁24が開くと、頂壁12aと吸気弁24の弁体24aとの間の隙間からシリンダ軸線AX1に沿った縦の吸気流れAvが作り出される。つぎに、吸気ポート16からの吸気の一部が、対向壁42から凹入壁36に向かって流れ、シリンダ32の内周壁面に沿ってシリンダ軸線AX1周りに旋回する螺旋状の第1の吸気流れAsが作り出される。実際には、2つの凹入壁36により互いに逆向きに旋回する2つの第1の吸気流れAsが作り出される。また、第1の吸気流れAsは、偏向壁46により斜め下方に案内される。
このように、シリンダ軸線AX1に沿う下方の吸気流れAvと、シリンダ軸線AX1まわりの2つの旋回流Asの3つの吸気流れが作り出される。それぞれ異なる部位の内周面に沿って流れる吸気を作り出すことで広範囲にわたって、未燃ガスを排気ポート18に押し出すことができる。さらに、2つの逆向きの第1の吸気流れAsは、排気側の内壁面で衝突する。
一方、縦の吸気流れAvは、シリンダ8の内壁面に沿って下方に流れた後、ピストン4の上面12cに当たって、ピストン4の上面12cに沿って排気側に流れる。排気側に流れた吸気流れAvは、シリンダ8の排気側の内壁面に沿って上方に流れ、排気弁18に向かって流れる。このとき、排気側の内壁面で衝突した第1の吸気流れAsも、この上向きの吸気流れAvにより排気弁18に向かって流れる。
互いに衝突して勢いがなくなった第1の吸気流れAsは、燃焼ガスを排気側に押し集めることになる。この燃焼ガスを含みつつ勢いがなくなった吸気を、上方の第2の吸気流れAvが排気ポート18に向けて効果的に押し出す。第2の吸気流れAvの流量が、第1の吸気流れAsに比べて多くなるように設定してもよい。これによって、排気ポート18に押し出しやすくできる。流れに時間差を与えることで、2つの第1の吸気流れAsが衝突した吸気を第2の吸気流れAvで効果的に押し出すことができる。そのほか、押し出した後で、吸気弁24が全開になると、吸気ポート16の全周にわたって吸気を燃焼室に導くことができ、圧縮率を高めやすい。
バルブオーバーラップ時、図1に示す対向壁42により、吸気ポート16からの吸気Aが排気ポート18に向かうのが防止され、下方に案内される。また、本開示のエンジンEは過給機20を有しており、吸気ポート16の吸気は加圧されているので、バルブオーバーラップ時に吸気ポート16から逆流することが防がれる。
本実施形態では、排気ポート側の壁面、詳細には、2つ第1の吸気流れAsが衝突する辺りに向けて、燃料Fが噴射されている。上述の上向きの吸気流れAvにより、排気ポート側の壁面に燃料Fが付着するのを防ぐことができる。
上記構成によれば、ガイド部50により螺旋状の第1の吸気流れAsを作ることで、吸気ポート16の軸線AX3に沿って吸気が導かれる場合に比べて、燃焼室12における周方向に広範囲の領域に吸気を導くことができる。これによって、燃焼室12の内周壁付近の燃焼ガスを排気ポート18に向けて掃気することができ、掃気効果が向上する。その結果、燃焼室12の内周壁付近に残留する燃焼ガスを減らすことができる。
ガイド部50は、対向壁42の内周壁面に隣接する部分が切り欠かれることで構成されている。吸気弁24が開いた状態では、吸気Aの一部が対向壁42に衝突して排気ポート18に向かって流れるのを防ぐ。対向壁42に衝突した吸気Aは対向壁42に沿って径方向外側に流れ、ガイド部50から燃焼室12に流れ込む。また、ガイド部50は、燃焼室12の内周壁面に隣接しているので、燃焼室12の内周壁面に沿って旋回する螺旋状の吸気流れAsとなって燃焼室12に導かれる。このように、対向壁42によって排気ポート18への吹き抜けを防止しつつ、この対向壁42の一部を切り欠くことで、ガイド部50を形成して、上述の螺旋状の第1の吸気流れAsを作り出すことができる。
対向壁42は、切り欠き領域44を挟んで吸気ポート16の周方向両側に形成されている。これにより、切り欠き領域44の両側の対向壁42に衝突した吸気Aがガイド部50から燃焼室12に流れ込むので、螺旋状の第1の吸気流れAsの流量を増やすことができる。その結果、掃気効果が向上する。
凹入壁36を通過した第1の吸気流れAsは、偏向壁46によりピストン側に向けて案内される。これにより、第1の吸気流れAsのうちでピストン4に向かう成分を大きくすることができ、ピストン4に到達する吸気量を増やすことができる。
凹入壁36および偏向壁46は、対向壁42の切り欠き領域44に対して吸気ポート16の周方向両側に配置され、切り欠き領域44から吸気ポート16の径方向に遠ざかるとともに、両側の凹入壁36および偏向壁46が周方向に近づいている。これにより、凹入壁36および偏向壁46に沿って案内された吸気流れAsを集めて燃焼室12内に導くことができ、吸気流れAsの流速を高めることができる。
対向壁42は、頂壁12aにおける排気ポート18と反対側の領域を除く位置に形成されている。つまり、排気ポート18と反対側の領域には、対向壁42が形成されていない。このため、吸気弁24が開いた状態では、吸気ポート16寄りの燃焼室12の内周壁面に沿っても吸気が導かれる。これによって、第1の吸気流れAsの他の流れAvを作り出すことができ、広範囲の燃焼室12の内周壁面に吸気を導くことができる。
吸気弁24が開いた状態で、頂壁12aと吸気弁24の弁体24aとの間の隙間から、螺旋状の第1の吸気流れAsとは別方向に、シリンダ軸線AX1に沿った第2の吸気流れAvが作り出されている。このように、螺旋状の第1の吸気流れAsに加えて、シリンダ軸線AX1に沿う第2の吸気流れAvが形成されることで、より広範囲の領域の燃焼室12の内周壁面に吸気を導くことができる。
排気ポート18の開口面積S1が吸気ポート16の開口面積S2よりも大きいので、排気効率を高めることができる。
インジェクタの噴射口22から排気ポート側の燃焼室12の内周壁面に向けて燃料Fが噴射されているが、縦方向の第2の吸気流れAsにより、壁面に燃料Fが付着するのを防ぐことができる。
また、上記構成によれば、対向壁42のうちで燃焼室12の内周壁面12bに隣接する部分が切り欠かれている。これによって、吸気ポート16における燃焼室12の内周壁面12bに隣接する部分から燃焼室12に導かれる流れを作ることができ、燃焼室12における周方向に広範囲の領域に吸気を導くことができる。これにより、燃焼室12の内周壁付近の燃焼ガスを排気ポート18に向けて掃気することができ、掃気効果が向上する。その結果、燃焼室12の内周壁付近に残留する燃焼ガスを減らすことができる。
図6は、本開示の第2実施形態にかかる2ストロークエンジンの吸気の流れを説明する斜視図である。第2実施形態では、吸気ポート16の切り欠き領域44から燃焼室12内に流入する2つの第3の吸気流れAtは、旋回流ではなく、対向壁42でガイドされた下方に向かう流れである。第2実施形態においても、シリンダ8の内周壁面12bに沿った第2の吸気流れAvと、シリンダ8の内周壁面12bに沿った2つの第3の吸気流れAtの3方向からの流れで掃気されるので、燃焼室12の内周壁付近に残留する燃焼ガスを減らすことができる。
本開示は、以上の形態に限定されるものでなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更または削除が可能である。したがって、そのようなものも本開示の範囲内に含まれる。
4 ピストン
12 燃焼室
12a 頂壁
12b 燃焼室の内周壁面
16 吸気ポート
18 排気ポート
22 インジェクタの噴射口
24 吸気弁
24a 吸気弁の弁体
42 対向壁
44 切り欠き領域
46 偏向壁
50 ガイド部
As 螺旋状の吸気流れ(第1の吸気流れ)
Av 縦の吸気流れ(第2の吸気流れ)
AX1 シリンダ軸線
E エンジン
S1 排気ポートの開口面積
S2 吸気ポートの開口面積
12 燃焼室
12a 頂壁
12b 燃焼室の内周壁面
16 吸気ポート
18 排気ポート
22 インジェクタの噴射口
24 吸気弁
24a 吸気弁の弁体
42 対向壁
44 切り欠き領域
46 偏向壁
50 ガイド部
As 螺旋状の吸気流れ(第1の吸気流れ)
Av 縦の吸気流れ(第2の吸気流れ)
AX1 シリンダ軸線
E エンジン
S1 排気ポートの開口面積
S2 吸気ポートの開口面積
Claims (10)
- 燃焼室の頂壁におけるシリンダ軸線を挟んで吸気ポートおよび排気ポートをそれぞれ備え、前記吸気ポートが吸気弁で開閉される2ストロークエンジンであって、
前記燃焼室の頂壁に、前記燃焼室に導かれる吸気を案内して、前記燃焼室の内周壁面に沿って前記シリンダ軸線周りに旋回する螺旋状の第1の吸気流れを作るガイド部を有している2ストロークエンジン。 - 請求項1に記載の2ストロークエンジンにおいて、前記ガイド部は、前記吸気ポートの周囲に位置して、前記吸気ポートが開いた状態の前記吸気弁の弁体に対向する対向壁を有し、
前記対向壁は、前記内燃機関の内周壁面に隣接する部分が、切り欠かれている2ストロークエンジン。 - 請求項2に記載の2ストロークエンジンにおいて、前記対向壁は、切り欠き領域を挟んで吸気ポートの周方向両側に形成されている2ストロークエンジン。
- 請求項2または3に記載の2ストロークエンジンにおいて、前記頂壁は、前記対向壁の切り欠き領域を通過した吸気をピストン側に向けて案内する偏向壁を有しているストロークエンジン。
- 請求項4に記載の2ストロークエンジンにおいて、前記偏向壁は、前記対向壁の切り欠き領域に対して前記吸気ポートの周方向両側に配置され、前記切り欠き領域から前記吸気ポートの径方向に遠ざかるとともに、両側の前記偏向壁が周方向に近づく2ストロークエンジン。
- 請求項2から5のいずれか一項に記載の2ストロークエンジンにおいて、前記対向壁は、前記頂壁のうちで、前記吸気ポートに対して前記排気ポートと反対側の領域を除く位置に形成されている2ストロークエンジン。
- 請求項1から6のいずれか一項に記載の2ストロークエンジンにおいて、前記吸気弁が開いた状態で、前記頂壁と前記吸気弁との間の隙間から、前記第1の吸気流れとは別方向に前記シリンダ軸線に沿った第2の吸気流れが作り出されている2ストロークエンジン。
- 請求項1から7のいずれか一項に記載の2ストロークエンジンにおいて、前記排気ポートの開口面積が、前記吸気ポートの開口面積よりも大きい2ストロークエンジン。
- 請求項1から8のいずれか一項に記載の2ストロークエンジンにおいて、さらに、前記排気ポート側の前記燃焼室の内周壁面に燃料を噴射するインジェクタの噴射口を備えた2ストロークエンジン。
- 燃焼室の頂壁におけるシリンダ軸線を挟んで吸気ポートおよび排気ポートをそれぞれ備え、前記吸気ポートが吸気弁で開閉される2ストロークエンジンであって、
前記吸気ポートの周囲に位置して、前記吸気ポートが開いた状態の前記吸気弁の弁体に対向する対向壁を有し、
前記対向壁は、前記燃焼室の内周壁面に隣接する部分が、切り欠かれている2ストロークエンジン。
Priority Applications (2)
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JP2022056295A JP2023148340A (ja) | 2022-03-30 | 2022-03-30 | 2ストロークエンジン |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022056295A JP2023148340A (ja) | 2022-03-30 | 2022-03-30 | 2ストロークエンジン |
Publications (1)
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JP2023148340A true JP2023148340A (ja) | 2023-10-13 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022056295A Pending JP2023148340A (ja) | 2022-03-30 | 2022-03-30 | 2ストロークエンジン |
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WO (1) | WO2023188881A1 (ja) |
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JPH02139331U (ja) * | 1989-04-27 | 1990-11-21 | ||
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2022
- 2022-03-30 JP JP2022056295A patent/JP2023148340A/ja active Pending
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2023
- 2023-02-13 WO PCT/JP2023/004843 patent/WO2023188881A1/ja unknown
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