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JP2023025527A - 情報処理装置およびプログラム - Google Patents

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JP2023025527A
JP2023025527A JP2021130827A JP2021130827A JP2023025527A JP 2023025527 A JP2023025527 A JP 2023025527A JP 2021130827 A JP2021130827 A JP 2021130827A JP 2021130827 A JP2021130827 A JP 2021130827A JP 2023025527 A JP2023025527 A JP 2023025527A
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真琴 西田
Makoto Nishida
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Abstract

【課題】複数の店舗の商品を購入した場合に、店舗毎の購入商品の明細情報をまとめた電子データや印刷物を提供可能にする情報処理装置及びプログラムを提供する。【解決手段】情報処理装置であるサーバ装置は、所定施設内の複数の店舗の商品の情報を記憶した商品情報記憶部と、商品の注文にかかる情報を記憶する注文情報記憶部と、ユーザ端末に商品の情報を選択可能に提供する商品情報提供部と、商品の注文を複数の店舗の商品を購入可能に受け付けて注文情報記憶部に記憶させる注文受付部と、決済完了に伴い当該決済完了を通知するとともに購入明細情報の出力要求を受け付ける決済完了画面をユーザ端末に表示させる決済完了通知部と、出力要求を受けた場合に決済にかかる注文の購入明細情報を注文情報記憶部が記憶する情報に基づいて所定の書式、かつ、注文が複数の店舗の商品を含む場合には購入明細情報を店舗毎に分けて出力する明細情報出力部と、を備える。【選択図】図8

Description

本発明の実施形態は、情報処理装置およびプログラムに関する。
従来、ショッピングセンター等の施設では、フードコートと呼ばれる飲食店街が設けられている。フードコートでは、複数の店舗(飲食店)の中から所望する商品(飲食物)を注文した後、客自身が商品を運んで飲食等を行うセルフサービス形式のサービスが提供されている。また、テーブル等に置かれた端末装置や、ユーザが所持するスマートフォン等の端末装置を用いて、複数の店舗にかかる商品を一括で注文し決済できるシステムも存在している。
ところで、フードコートの複数の店舗の商品をユーザの操作により一括で注文し決済した場合には、各店舗の窓口で注文し決済する場合と異なり、購入商品の明細情報が店舗毎に分けてまとめられたレシートや領収書を入手することができない。
一方、小売店での1回の決済にかかる明細情報をレシートの形態で閲覧可能に提供するシステムにおいて、明細情報を複数のレシートに分けて提供することが提案されている(例えば特許文献1)。このようなシステムでは、通常なら1つのレシートにまとめられる明細情報を、複数のレシートに分けて表示させることができる。しかしながらこの技術では、上述の、フードコートで複数の店舗の商品を一括購入したような場合に、店舗毎の領収書を発行したいという要望を解決はできない。
なお、上ではフードコートを例に説明したが、フードコート以外であっても、複数の店舗の商品を決済可能とした所定施設であれば、上述のような問題は同様に起こり得る。
本発明が解決しようとする課題は、複数の店舗の商品を購入した場合に、例えば店舗毎の領収書やレシート等、店舗毎の購入商品の明細情報をまとめた電子データや印刷物を、提供可能にすることである。
実施形態の情報処理装置は、所定施設内の複数の店舗が取り扱う商品の情報を記憶した商品情報記憶部と、前記商品情報記憶部が記憶する商品の注文にかかる情報を記憶する注文情報記憶部と、ユーザに使用される端末に、前記商品情報記憶部が記憶する商品の情報を選択可能に提供する商品情報提供部と、前記商品情報提供部が提供した商品の情報からの注文を、複数の店舗の商品を購入可能に受け付けて、前記注文情報記憶部に記憶させる注文受付部と、前記注文受付部が受け付けた注文にかかる決済完了に伴い、当該決済完了を通知するとともに購入明細情報の出力要求を受け付ける決済完了画面を、ユーザに使用される端末に表示させる決済完了通知部と、前記出力要求を受けた場合に、当該決済完了画面が示す決済にかかる注文の購入明細情報を前記注文情報記憶部が記憶する情報に基づいて所定の書式で出力するものであって、前記注文が複数の店舗の商品を含む場合には購入明細情報を店舗毎に分けて出力する明細情報出力部と、を備える。
図1は、第1の実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。 図2は、ユーザ端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、サーバ装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図4は、店舗情報テーブルのデータ構成の一例を示す図である。 図5は、メニュー管理テーブルのデータ構成の一例を示す図である。 図6は、オーダ管理テーブルのデータ構成の一例を示す図である。 図7は、領収書管理テーブルのデータ構成の一例を示す図である。 図8は、ユーザ端末およびサーバ装置の機能構成の一例を示す図である。 図9は、注文から決済までのユーザ端末およびサーバ装置の動作の流れを示すシーケンスチャートである。 図10は、決済完了画面の一例を示す図である。 図11は、注文履歴画面の一例を示す図である。 図12は、サーバ装置が注文の受信後に行う処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図13は、サーバ装置が注文履歴画面から領収書の出力を受け付ける際の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図14は、領収書画面の一例を示す図である。 図15は、領収書画面の一例を示す図である。 図16は、領収書画面の一例を示す図である。 図17は、第2の実施形態に係る決済完了画面の一例を示す図である。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して、実施形態に係る情報処理装置及びプログラムについて説明する。以下に説明する実施形態では、ショッピングモール等の施設に設けられたフードコート(所定施設の一例)への適用例について説明する。なお、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。図1に示すように、情報処理システム1は、ユーザ端末10と、サーバ装置20と、店舗端末30とを有する。ユーザ端末10、サーバ装置20及び店舗端末30は、フードコートに設けられたLAN(Local Area Network)等のネットワークNWを介して通信可能に接続される。
ユーザ端末10はフードコートを利用する客(以下、ユーザともいう)によって使用される端末装置である。ユーザ端末10は、例えば、客が所持するスマートフォンやタブレット端末等の携帯型の端末装置である。また、ユーザ端末10は、フードコートを利用するユーザに貸し出す専用の端末装置であってもよい。後者の場合、ユーザ端末10は、例えばフードコート内に設けられた各テーブルに設置されてもよい。
ユーザ端末10は、フードコート内の店舗で販売される飲食物(以下、商品ともいう)を注文(以下、オーダともいう)する際に使用される。具体的には、ユーザ端末10は、オーダ対象となる商品の選定を支援するための操作画面をユーザに提供する。ユーザ端末10は、ユーザからオーダ対象の商品の選定を受け付けると、当該商品を指示するオーダ情報をサーバ装置20に送信する。
オーダ情報には、例えば、オーダ対象の商品を特定するための商品IDや、当該商品を販売する店舗を識別するための店舗IDの他、自己のユーザ端末10を識別するための端末情報等が含まれる。端末情報は、例えば、IPアドレス、電子メールアドレス、電話番号等のユニークな情報である。
また、ユーザ端末10は、サーバ装置20又は外部の決済サーバ等と協働することで、オーダ対象の商品の代金を電子決済により支払うことが可能となっている。電子決済の方法は特に問わず、電子マネーやクレジットカード等の公知の技術を用いることができる。オーダ情報は、オーダ対象の商品の決済が完了したことを条件に有効化される。例えば、サーバ装置20は、オーダ対象の商品の決済が完了したことを条件に、オーダ情報を受け付ける構成としてもよい。
また、ユーザ端末10は、オーダした商品を受け取る際に使用される。具体的には、ユーザ端末10は、オーダした商品の準備が完了したことを通知する完了通知を店舗端末30から受け付ける。ユーザ端末10は、店舗端末30から完了通知を受け付けると、報知画面や音声を出力することで、オーダした商品が受け取り可能な状態であることをユーザに報知する。
サーバ装置20は、情報処理装置の一例である。サーバ装置20は、ネットワークNWを介して、ユーザ端末10や店舗端末30等の外部装置と通信可能に接続される。サーバ装置20は、ユーザ端末10や店舗端末30と協働することで、商品のオーダに係る各種の情報処理を実行する。
例えば、サーバ装置20は、フードコートの各店舗で販売される商品に関するメニュー情報をユーザ端末10に提供する。メニュー情報は、例えば、各店舗で販売される商品の名称や価格、説明及び画像等を含み、オーダ対象の商品を選定することが可能な操作画面の表示に係るものである。サーバ装置20は、オーダ対象の商品を指定したオーダ情報をユーザ端末10から受信すると、受信したオーダ情報を記憶し管理する。また、サーバ装置20は、店舗端末30と協働することで、オーダ情報でオーダされた商品の状態を管理する。
具体的には、サーバ装置20は、オーダ情報でオーダされた商品を販売する各店舗の店舗端末30に、そのオーダ内容を一覧表示する画面(以下、オーダ状況画面ともいう)を提供する。また、サーバ装置20は、オーダ状況画面を介した操作に応じて、オーダされた商品の状態を変更したり、商品を注文したユーザの呼び出しを行ったりする。なお、オーダ状況画面については後述する。
なお、サーバ装置20は、例えば外部の決済サーバ等と協働することで、オーダされた商品の代金を電子決済する。電子決済の方法は特に問わず公知の技術を用いることができる。サーバ装置20は、例えばオーダされた商品の決済が完了したことを条件に、オーダ情報の管理を開始する。また、サーバ装置20は、決済内容に基づいて店舗毎の売上金額を算出し、該当する店舗端末30に通知してもよい。
店舗端末30は、フードコードの各店舗に設けられる端末装置である。店舗端末30は、例えば店舗の厨房に設置されるキッチンディスプレイ等の端末装置や、タブレット端末等で実現される。
店舗端末30は、サーバ装置20と協働することで、自店舗で販売する商品のオーダ状況を表したオーダ状況画面を表示する。店舗に従事する店員は、店舗端末30に表示されるオーダ状況画面に基づき、オーダされた商品の調理等を行う。また、店員は、オーダされた商品の調理や盛り付け等、客に受け渡す準備が完了すると、オーダ状況画面を介して、客を呼び出すための操作を行う。店舗端末30は、オーダ状況画面に対する操作を受け付け、受け付けた操作内容をサーバ装置20に通知する。
次に、上述したユーザ端末10およびサーバ装置20のハードウェア構成について説明する。
図2は、ユーザ端末10のハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示すように、ユーザ端末10は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103とを備える。
CPU101は、プロセッサの一例であり、ユーザ端末10の動作を統括的に制御する。ROM102は、各種プログラムを記憶する。RAM103は、プログラムや各種データを展開するワークスペースである。CPU101、ROM102、及びRAM103は、バス104を介して接続され、コンピュータ構成の制御部100を構成する。制御部100では、CPU101がROM102や記憶部105に記憶されRAM103に展開されたプログラムに従って動作することによって、各種の処理を実行する。
制御部100は、バス104を介して記憶部105及び通信部106に接続される。記憶部105は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等で構成されており、電源を遮断しても記憶内容を維持する。記憶部105は、CPU101が実行する各種のプログラムや、ユーザ端末10の動作に係る各種の設定情報を記憶する。例えば、記憶部105は、サーバ装置20から提供されるメニュー情報の表示に係るブラウザ等のアプリケーションプログラムを記憶する。
通信部106は、ネットワークNWに接続可能な有線又は無線の通信インタフェースである。通信部106は、ネットワークNWを介してサーバ装置20等の外部装置と通信を行う。
また、制御部100には、バス104を介して、表示部107、操作部108及び音声出力部109等が接続される。
表示部107は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示デバイスであり、制御部100の制御に従って各種の情報を表示する。表示部107は、例えばタッチパネルディスプレイによって実現される。
操作部108は、各種の操作ボタンを有し、操作者の操作に応じたキー情報を制御部100に出力する。なお、操作部108は、表示部107の表示面に設けられるタッチパネルを含むものとする。
音声出力部109は、スピーカ等の音声出力デバイスであり、制御部100の制御に従ってブザー音等の音声を出力する。
なお、ユーザ端末10のハードウェア構成は、図2の例に限定されないものとする。例えば、ユーザ端末10がスマートフォンの場合には、ユーザ端末10は、4G又は5G等の通信モジュールや、マイクロフォン等の音声入力部を備えてもよい。
図3は、サーバ装置20のハードウェア構成の一例を示す図である。図3に示すように、サーバ装置20は、CPU201と、ROM202と、RAM203とを備えている。
CPU201は、プロセッサの一例であり、サーバ装置20の動作を統括的に制御する。ROM202は、各種プログラムを記憶する。RAM203は、プログラムや各種データを展開するワークスペースである。CPU201、ROM202、及びRAM203は、バス204を介して接続され、コンピュータ構成の制御部200を構成する。制御部200では、CPU201がROM202や記憶部205に記憶されRAM203に展開されたプログラムに従って動作することによって、各種の処理を実行する。
制御部200は、バス204を介して記憶部205及び通信部206に接続される。記憶部205は、HDDやフラッシュメモリ等で構成されており、電源を遮断しても記憶内容を維持する。記憶部205は、CPU201が実行する各種のプログラムや、サーバ装置20の動作に係る各種の設定情報を記憶する。また、記憶部205は、店舗情報テーブルTa、メニュー管理テーブルTb及びオーダ管理テーブルTc、領収書管理テーブルTd等を記憶する。メニュー管理テーブルTbは、商品情報記憶部の一例である。オーダ管理テーブルTcは、注文情報記憶部の一例であり、所定の記憶部の一例である。
店舗情報テーブルTaは、各店舗に関する情報を記憶する。図4は、店舗情報テーブルTaのデータ構成の一例を示す図である。図4に示すように、店舗情報テーブルTaは、各店舗を識別するための店舗IDに関連付けて、店舗IDに対応する店舗に関する店舗情報を記憶する。
店舗情報は、例えば、店舗名、店舗画像、アドレス等の項目を有する。ここで、店舗名は、店舗の店名や屋号、略称等を示す情報である。店舗画像は、店舗のロゴマークや店舗名等の店舗を表す画像データである。アドレスは、店舗端末30のIPアドレスやホスト名等、店舗端末30との通信に係るアドレス情報である。
メニュー管理テーブルTbは、フードコートが含む複数の店舗が取り扱う商品に関する情報を記憶する。図5は、メニュー管理テーブルTbのデータ構成の一例を示す図である。図5に示すように、メニュー管理テーブルTbは、各店舗の店舗IDに関連付けて、店舗IDに対応する店舗で販売される商品のメニュー情報を記憶する。
メニュー情報は、例えば、商品ID、商品名、価格、商品説明、商品画像、及びオプション等の項目で構成される。商品IDは、各商品を識別するための識別情報である。商品名は、商品の名称や略称を示す情報である。価格は、商品の一品当たりの価格を示す情報である。商品説明には、商品に関する各種の情報が格納される。例えば、商品説明には、商品に含まれる食材に関する情報や、調理に要する調理時間等が格納される。
商品画像は、商品を表す画像データである。オプションは、「大盛り」等の盛り付け量やトッピング等を指定することが可能な場合に付加される情報である。例えば、オプションには、選択可能な盛り付け量、選択可能なトッピングの種別等の情報が含まれる。また、オプションには、盛り付け量やトッピングの選択肢に対応した金額の情報が含まれる。
オーダ管理テーブルTcは、ユーザ端末10から送信されたオーダ情報を記憶する。オーダ情報は、メニュー管理テーブルTbが記憶する商品の注文にかかる情報である。図6は、オーダ管理テーブルTcのデータ構成の一例を示す図である。図6に示すように、オーダ管理テーブルTcは、注文時間、注文番号、端末ID、オーダ情報、およびステータス等の情報を関連付けて記憶する。
ここで、注文時間は、オーダ情報を受信した日時を示す日時情報である。また、注文番号は、オーダ情報を受信した順序を示す番号情報であり、例えばオーダ情報を受信した順に昇順の番号が付与される。また、端末IDは、送信元のユーザ端末10の端末情報である。
オーダ情報は、オーダ対象の商品の商品ID及び数量や、当該商品を販売する店舗の店舗ID、領収書フラグ等を含む。なお、商品の選択時に大盛り等のオプションが選択された場合には、該当する商品の商品に関連付けて、選択された盛り付け量やトッピングの種別等のオプション内容が、オーダ情報の一部として格納される。
領収書フラグは、フラグ情報の一例であって、当該注文にかかる領収書が発行済みであるか否かを示す。本実施形態の領収書フラグは、「0」か「1」のいずれかの値をとる。領収書フラグの値「0」は領収書が未発行であることを示し、「1」は領収書が1回以上発行されていることを示す。なお、領収書およびその発行については後に詳述する。
ステータスは、オーダ情報の状態を示すステータス情報である。ステータスには、注文受け付けから商品の受け渡しまでの一連する複数段階の状態のうち、現在の状態が格納される。ここで、ステータスには、注文の受け付けから商品の受け渡しまでの複数段階の各状態を含む。例えば、注文受付直後の状態を示す「新規」、商品の調理中であることを示す「調理中」、調理が完了した状態を示す「調理完」、客を呼び出し中であることを示す「呼出中」、商品を客に受け渡した状態であることを示す「受渡完」等の状態が格納される。
ここで、本実施形態のサーバ装置20は、ユーザ端末10からの出力要求に応じて、領収書を発行する。領収書は、購入明細情報の一例である。
領収書は、オーダ管理テーブルTcから抽出した情報に基づいて作成される。より詳しくは、領収書は、ユーザ端末10から出力要求を受けた場合に、当該出力要求にかかる注文についてオーダ管理テーブルTcが記憶する情報に基づいて、所定の書式で出力されるものである。また、本実施形態の領収書は、出力要求にかかる注文が複数の店舗の商品を含む場合には、店舗毎に分けて出力される。
本実施形態における領収書は、電子データであって、例えばPDF形式のデータファイルである。領収書の発行を受けたユーザ端末10は、受信した電子データである領収書を、表示部107に表示させてもよいし、記憶部105に記憶させてもよいし、或いは通信部106経由で接続されるプリンタ等の外部装置にプリントアウトさせてもよい。
図7は、領収書管理テーブルTdのデータ構成の一例を示す図である。領収書管理テーブルTdは、発行した領収書に関する情報を記憶する。図7に示すように、領収書管理テーブルTdは、通し番号に関連付けて、注文番号、店舗ID、発行回数等を記憶する。
通し番号は、サーバ装置20が領収書を発行した順序を示す番号情報であり、例えば領収書を発行した順に昇順の番号が付与される。本実施形態では、領収書管理テーブルTdに新たなレコードが作成される都度、ユニークな通し番号が採番される。注文番号および店舗IDは、領収書の発行に際してユーザ端末10から受信する出力要求に基づいてオーダ管理テーブルTcから取得したものである。
発行回数は、同じ注文の領収書を発行した回数である。本実施形態では、ある注文の領収書の初回の発行に伴い、当該注文にかかる領収書フラグ(オーダ管理テーブルTcのオーダ情報に含まれる)が「0」から「1」に更新されるとともに、この領収書管理テーブルTdにレコードが作成され、当該レコードの発行回数は「1」にされる。また、領収書フラグが既に「1」である注文にかかる領収書が再発行されるに伴い、領収書管理テーブルTdには、新たなレコードが作成される。当該レコードの発行回数は、前回発行時の発行回数に1を足した値であって、2以上である。
図3に戻り、通信部206は、ネットワークNWに接続可能な有線又は無線の通信インタフェースである。通信部206は、ネットワークNWを介してユーザ端末10や店舗端末30等の外部装置と通信を行う。
なお、サーバ装置20のハードウェア構成は、図3の例に限定されないものとする。例えば、図3では、サーバ装置20は、店舗情報テーブルTa、メニュー管理テーブルTb及びオーダ管理テーブルTc、領収書管理テーブルTdを記憶部205に保持する構成としたが、店舗情報テーブルTa、メニュー管理テーブルTb、オーダ管理テーブルTc、および領収書管理テーブルTdの何れか又は全ては、サーバ装置20がアクセス可能な外部装置(例えば、データベースサーバ等)が保持する構成としてもよい。
次に、ユーザ端末10およびサーバ装置20の機能構成について説明する。図8は、ユーザ端末10およびサーバ装置20の機能構成の一例を示す図である。なお、図8では、各装置間で関係する機能構成を破線で繋いでいる。
ユーザ端末10は、情報取得部151と、表示制御部152と、操作受付部153と、情報送信部154とを機能構成として備える。
ユーザ端末10が備える機能構成の一部又は全ては、制御部100が実現するもの、つまりユーザ端末10のプロセッサ(例えばCPU101)とメモリ(例えばROM102、記憶部105)に記憶されたプログラムとの協働により実現されるソフトウェア構成であってもよい。また、ユーザ端末10が備える機能構成の一部又は全ては、ユーザ端末10に搭載された専用回路等で実現されるハードウェア構成であってもよい。
また、サーバ装置20は、メニュー提供部251と、オーダ受付部252と、決済完了通知部253と、注文履歴提供部254と、領収書出力部255とを機能構成として備える。
サーバ装置20が備える機能構成の一部又は全ては、制御部200が実現するもの、つまりサーバ装置20のプロセッサ(例えばCPU201)とメモリ(例えばROM202、記憶部205)に記憶されたプログラムとの協働により実現されるソフトウェア構成であってもよい。また、サーバ装置20が備える機能構成の一部又は全ては、サーバ装置20に搭載された専用回路等で実現されるハードウェア構成であってもよい。
情報取得部151は、サーバ装置20などの外部装置から情報を受信する。表示制御部152は、表示部107の表示を制御するものであって、サーバ装置20などの外部装置から受信した情報に基づく画像を表示部107に表示させる。操作受付部153は、操作部108を介して、ユーザの操作を受け付ける。情報送信部154は、操作受付部153が受け付けた操作の内容をサーバ装置20などの外部装置に送信する。
なお、ユーザ端末10において、上述の各機能部(情報取得部151、表示制御部152、操作受付部153、情報送信部154)のGUI(Graphic User Interface)が、Webブラウザを利用して実現されてもよいし、専用のアプリケーションソフトウェアにより実現されてもよい。
メニュー提供部251は、ユーザ端末10に、メニュー管理テーブルTbが記憶するメニューの情報を選択可能に提供するものであって、例えば、選択肢を表示した操作子(ボタンやハイパーリンク等)を表示部107に表示させるための情報を送信する。
オーダ受付部252は、メニュー提供部251が提供したメニューの情報からの注文を、ユーザ端末10から受け付けて、オーダ管理テーブルTcに記憶させる。また、オーダ受付部252は、注文は1つずつでなく、複数の商品の注文を一括で受け付け可能である。さらに、オーダ受付部252は、複数の店舗の商品の注文を、一括で受け付け可能である。
なお、本実施形態では、一括で受け付けた注文の決済処理は、一括で行う。また、本実施形態では、注文にかかる商品の代金の決済が完了したことをもって、商品購入完了とする。
決済完了通知部253は、オーダ受付部252が受け付けた注文にかかる決済完了に伴い、当該決済完了を通知するとともに領収書の出力要求を受け付ける決済完了画面(例えば図10の決済完了画面510、後述)を、ユーザ端末10に表示させる。また、決済完了通知部253は、決済完了画面に、領収書の出力要求を、全店舗分に関して受け付けるための領収書ボタン(第1の操作子の一例)を含める。
領収書出力部255は、明細情報出力部の一例である。領収書出力部255は、決済完了画面から領収書の出力要求を受けた場合に、当該決済完了画面が示す決済にかかる注文の領収書を、オーダ管理テーブルTcが記憶する情報に基づいて、所定の書式で出力する。
ここで、領収書は、例えばPDFファイルなどの電子データである。なお、出力要求は、注文を識別にするための識別子を含む。識別子は例えば注文番号である。
また、領収書出力部255は、注文が複数の店舗の商品を含む場合には、領収書を店舗毎に分けて出力する。例えば、領収書出力部255は、決済完了画面が含む領収書ボタンが操作を受けた場合に、全店舗分の領収書を店舗毎に分けて出力する。
また、領収書出力部255は、領収書の出力に伴い、当該領収書が出力済みか否かを示す領収書フラグをオーダ管理テーブルTc(所定の記憶部の一例)に記憶させる。さらに、領収書出力部255は、領収書の出力要求を受けた場合、領収書の出力に先立って領収書フラグを確認する。そして、領収書が出力済みの場合には、再発行であることを示す文字またはシンボルを表示した領収書を出力する。
注文履歴提供部254は、ユーザ端末10からの要求に応じて、注文履歴画面(例えば図11の注文履歴画面600、後述)を、ユーザに使用される端末に表示させる。この注文履歴画面は、オーダ管理テーブルTcが記憶する情報を提供するとともに、領収書の出力要求を受け付ける。この注文履歴画面から領収書の出力要求を受けた場合、領収書出力部255は、当該注文履歴画面が示す注文の領収書を出力する。
また、注文履歴提供部254は、店舗を指定しての領収書の出力要求を受け付けるための指定店舗領収書ボタン(第3の操作子の一例、例えば図11のボタン638)を、注文履歴画面に含める。領収書出力部255は、指定店舗領収書ボタンが操作を受けた場合、当該操作で指定された店舗の領収書を出力する。
なお、注文履歴提供部254は、注文履歴画面の表示に先立って領収書フラグを確認し、当該注文の領収書が出力済みであった場合には、指定店舗領収書ボタンに、再発行であることを示す文字またはシンボルを表示する。
続いて、注文から決済までの動作について説明する。図9は、注文から決済までのユーザ端末10およびサーバ装置20の動作の流れを示すシーケンスチャートである。
ユーザはフードコート内であってもフードコート外であってもユーザ端末10を操作して商品を注文することができる。ユーザ端末10には、ユーザによって注文に係る入力がなされる(ステップS11)。
注文が確定すると、ユーザ端末10は、注文情報をサーバ装置20に出力する(ステップS12)。ユーザ端末10から出力される注文情報は、端末ID、入力された注文商品を識別するための商品ID、および当該注文商品を提供する店舗を識別するための店舗ID等を含む。
サーバ装置20は、ユーザ端末10から取得した注文情報に基づいて決済処理を実行する(ステップS13)。この決済処理は、既存の技術によって行う。例えば、サーバ装置20は、ユーザ端末10経由でユーザにクレジット情報の入力を求め、ユーザ端末10から送信されたクレジット情報を用い、決済代行業者が管理する決済サーバ(図示せず)と通信して注文商品に係る決済を行う。
また、サーバ装置20は、受け付けた注文情報に対して注文番号を発番する(ステップS14)。続いて、サーバ装置20は、受け付けた注文情報に基づいて注文の振り分け処理を実行する(ステップS15)。注文の振り分け処理は、サーバ装置20が受け付けた注文情報で示される注文商品を、当該注文商品を提供する店舗ごとに振り分ける処理である。サーバ装置20は、振り分けた注文商品に係る情報を、各店舗の店舗端末30に出力する。
サーバ装置20は、決済処理等を終えると、注文の受付が完了したことを示す注文完了通知および発番した注文番号を、ユーザ端末10に出力する(ステップS16)。
ユーザ端末10は、サーバ装置20から取得した各情報に基づいて決済完了画面510を表示する(ステップS17)。図10は、決済完了画面510の一例を示す図である。決済完了画面510は、施設名511、メッセージ領域512、注文情報領域513、領収書ボタン515、トップ画面への遷移を指示するボタン516等が形成されている。
メッセージ領域512には、注文の受付が完了したことを示すメッセージや、サーバ装置20で発番された注文番号およびサーバ装置20で算出された提供予定時間などが表示される。注文情報領域513には受け付けた注文内容が表示される。例えば、注文情報領域513には、注文した商品の名称(商品名)、当該商品を提供する店舗名、当該商品の単価、当該商品の数量が、対応付けて表示される。
領収書ボタン515は、領収書を表示(受領)するためのボタンである。ユーザ端末10の制御部100は、領収書ボタン515が操作されると、メッセージ領域512記載の注文番号を少なくとも含めた出力要求を生成し、サーバ装置20に送信する。出力要求を取得したサーバ装置20は、ユーザ端末10に領収書としての電子データを送信する。
また、ユーザは、ユーザ端末10からの操作により、サーバ装置20が受け付けた注文の履歴を表示する注文履歴画面600を、表示させることができる。図11は、注文履歴画面600の一例を示す図である。注文履歴画面600は、オーダ管理テーブルTcのレコードに記録された情報を表示する画面であって、システムメニュー610、タイトル領域620、注文情報領域630,640等を含む。
システムメニュー610は、カテゴリーボタン611、注文履歴ボタン612、カートボタン613を含む。
タイトル領域620は、この画面が注文履歴画面600であることを示す「注文履歴」の文字と、トップ画面への遷移を指示するボタンとを含む。
注文情報領域630,640は、オーダ管理テーブルTcのレコードから取得した情報を表示する。注文情報領域630,640は、注文日付631、店舗名632、注文した商品の代金の合計金額633、注文番号634、ステータス(状況)635、明細636、再注文ボタン637、領収書ボタン638等を含む。注文情報領域630が含む領収書ボタン638は、テナントAが提供した商品M,N,Oの領収書を出力するためのボタンである。注文情報領域640が含む領収書ボタン638は、テナントBが提供した商品P,Qの領収書を出力するためのボタンである。
明細636には、注文した商品の名称(商品名)、当該商品の単価、当該商品の数量が、対応付けて表示される。なお、注文履歴画面600には、領収書ボタン638が押下された場合に送信する出力要求に負荷するために、店舗IDを含めるようにしてもよい(可視状態で含めるか否かは問わない)。
注文履歴画面600の領収書ボタン638には、過去に当該注文の領収書が発行された記録がある場合には、その旨を明示するために、例えば「再発行」等と表示される。なお、過去に領収書が発行された記録がない場合、つまり決済完了画面510で領収書ボタン515が押下されなかった場合には、注文履歴画面600の領収書ボタン638には、例えば「領収書」と表示される。
ユーザ端末10の制御部100は、注文履歴画面の領収書ボタン638が押下されると、同じ注文情報領域630内の注文番号634と店舗情報(店舗名632または店舗ID)とを少なくとも含めた出力要求を生成し、サーバ装置20に送信する。
図12は、サーバ装置20が注文の受信後に行う処理の流れの一例を示すフローチャートである。サーバ装置20は、ユーザ端末10から注文の受信を待機し(ステップS21のNo)、注文を受信すると(ステップS21のYes)、注文内容に基づいてオーダ管理テーブルTcを更新する、つまり新たなレコードを生成する(ステップS22)。なお、注文番号はここで採番される。
続いてサーバ装置20は、各店舗にオーダ内容を転送し(ステップS23)、ユーザ端末10に、決済完了画面510を表示させる(ステップS24)。
決済完了画面510において領収書ボタン515が押下されると(ステップS25のYes)、少なくとも注文番号を含んだ出力要求が、ユーザ端末10からサーバ装置20に送信される。すると、サーバ装置20は、受信した出力要求が含む注文番号に該当するレコードをオーダ管理テーブルTcから抽出し、抽出したレコードを店舗ID毎にまとめ、領収書管理テーブルTdに新たなレコードを生成する。つまりサーバ装置20は、領収書管理テーブルTdを更新する(ステップS26)。そしてサーバ装置20は、ステップS26で新たに生成したレコードの情報をユーザ端末10に送信し、ユーザ端末10に店舗毎の領収書を表示させる(ステップS27)。店舗毎の領収書は、例えば、所定の書式で記載された、PDF形式のデータファイルである。
ステップS25において、領収書ボタン515が押下されず(ステップS25のNo)、トップ画面への遷移を指示するボタン516が押下された場合(ステップS28のYes)、サーバ装置20は、ユーザ端末10にトップ画面を表示させるための画面データを送信する(ステップS29)。なお、ステップS28でボタン516が押下されない場合には(ステップS28のNo)、サーバ装置20は処理をステップS25に戻す。
次に、図13は、サーバ装置20が注文履歴画面600から領収書の出力を受け付ける際の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
サーバ装置20は、注文履歴画面600の表示中、ユーザ端末10からの操作を待機する(ステップS31のNo)。注文履歴画面600において領収書ボタン638が押下されると(ステップS31のYes)、少なくとも注文番号634および店舗情報(店舗名632または店舗ID)を含んだ出力要求が、ユーザ端末10からサーバ装置20に送信される。これに基づいて、サーバ装置20は、領収書を出力すべき注文番号および店舗情報を取得する(ステップS32)。
続いて、サーバ装置20は、ステップS32で取得した注文番号および店舗情報に該当するレコードをオーダ管理テーブルTcから抽出し、領収書の発行回数を取得する(ステップS33)。つまり、サーバ装置20は、抽出したレコードの領収書フラグを確認し、領収書フラグが「1」であれば、ステップS32で取得した注文番号および店舗IDに該当するレコードを領収書管理テーブルTdから抽出し、発行回数を確認する。なお、領収書フラグが「0」であれば発行回数は「0」であったとする。
そしてサーバ装置20は、オーダ管理テーブルTcから抽出したレコードに基づいて領収書管理テーブルTdに新たなレコードを生成する。この新たなレコードに記録する発行回数は、ステップS33で確認した発行回数に1を足した値である。そしてサーバ装置20は、ステップS34で新たに生成したレコードの情報をユーザ端末10に送信し、ユーザ端末10に、指定店舗の領収書を表示させる(ステップS35)。
図14および図15は、領収書画面700,701の一例を示す図である。領収書画面700,701は、表示部107に表示される。また、領収書画面700,701は、初回発行の領収書を表示した画面である。
領収書画面700,701は、戻るボタン710、タイトル711、通し番号712、宛名721、但書722、注文日付723、注文番号724、明細730,760、合計金額741、消費税額742、店舗名751,761、施設名752、住所753などを含む。
戻るボタン710は、前画面に戻る指示を受け付けるためのボタンであって、戻るボタン710が押下されると、ユーザ端末10からサーバ装置20に、この画面を表示する前に表示していた画面(例えば決済完了画面510)に遷移する要求が、送信される。
タイトル711には、この画面が領収書画面700,701であることを示す「領収書」の文字が表示される。通し番号712は、領収書管理テーブルTdのレコードから取得される。
宛名721は、例えば、領収書ボタン515(または638)押下時に、ユーザに入力を求めるGUIを適宜表示させるようにしてもよい。但書722は、定型文であってもよいし、或いは、上述のGUIを利用して選択肢を示し、ユーザに選択を求めるようにしてもよい。
注文日付723および注文番号724は、オーダ管理テーブルTcのレコードから取得される。明細730には、オーダ管理テーブルTcのレコードから取得された、注文した商品の名称(商品名)、当該商品の単価、当該商品の数量が、対応付けて表示される。合計金額741および消費税額742は、オーダ管理テーブルTcおよびメニュー管理テーブルTbが記憶する情報に基づいて算出される。店舗名751は、店舗情報テーブルTaから取得される。施設名752および住所753は、当該フードコートに共通の情報であるので、書式設定に含めておいて構わない。
図16は、領収書画面800の一例を示す図である。領収書画面800は、表示部107に表示される。また、領収書画面800は、発行が2回目以降の領収書を表示した画面である。
領収書画面800は、領収書画面700と同一の明細を表示した画面であって、領収書画面700とは、タイトル811と通し番号812が異なっている。タイトル811には、「領収書(再発行)」の文字が表示される。これにより、この画面が、発行が2回目以降の領収書を表示していることを示す。通し番号812は、領収書管理テーブルTdのレコードから取得される。
このような構成において、サーバ装置20は、図10に示す決済完了画面510で領収書ボタン515が押下されると、図14,15の領収書画面700,701に表示する情報をオーダ管理テーブルTcから取得し、領収書フラグを「0」から「1」に更新し、また、領収書を発行したことを領収書管理テーブルTdに記録する。
また、決済完了画面510が示す決済が、複数の店舗の商品の一括注文にかかる決済であった場合には、サーバ装置20は、当該決済にかかる注文の明細を、店舗毎に分けた領収書として出力する。
さらに、サーバ装置20は、図11に示す注文履歴画面600で領収書ボタン638が押下されると、図14,15の領収書画面700,701または図16の領収書画面800に表示する情報をオーダ管理テーブルTcから取得し、領収書フラグが「0」であれば「1」に更新し、また、領収書を発行したことを領収書管理テーブルTdに記録する。
このように、本実施形態によれば、複数の店舗の商品を購入した場合に、例えば店舗毎の領収書やレシート等、店舗毎の購入商品の明細情報をまとめた電子データや印刷物を、提供することができる。
また、領収書が複数回発行された場合には、2回目以降の領収書に「再発行」などの文字を表示することができるので、例えば、領収書の不正使用の抑止に寄与することができる。
ここで、本実施形態では、領収書を購入明細情報の一例として説明したが、実施にあたってはこれに限らず、購入明細情報がレシート等の他のものであって構わない。また、購入明細情報は、電子データでも印刷物でも構わない。また、購入明細情報の出力は、本実施形態では電子データの画面表示として説明したが、実施にあたっては、例えばダウンロードであってもよいし、印刷物の発行であってもよい。
また、本実施形態では、フラグ情報(領収書フラグ)を記憶する所定の記憶部の一例をオーダ管理テーブルTcとして説明したが、実施にあたっては、例えば記憶部205の他の記憶領域が用いられていても構わない。
また、サーバ装置20は、決済完了に伴い、その旨を記載した電子メールを、ユーザ端末10に送信してもよい。その際、電子メールに、領収書画面700,701或いは注文履歴画面600へのハイパーリンクを記載しておいてもよい。
なお、上述した実施形態は、上述した各装置が有する構成又は機能の一部を変更することで、適宜に変形して実施することも可能である。そこで、以下では、上述した実施形態に係るいくつかの変形例を他の実施形態として説明する。なお、以下では、上述した実施形態と異なる点を主に説明することとし、既に説明した内容と共通する点については詳細な説明を省略する。また、以下で説明する変形例は、個別に実施されてもよいし、適宜組み合わせて実施されてもよい。
なお、本実施形態ではフードコートを例に説明したが、実施にあたっては、複数の店舗の商品を決済できる所定施設において、本実施形態を適用してもよい。
(第2の実施形態)
図17は、本実施形態に係る決済完了画面520の一例を示す図である。本実施形態で決済完了通知部253がユーザ端末10に表示させる決済完了画面520は、前実施形態における決済完了画面510に加えてさらに、指定店舗領収書ボタン527,528を含んでいる。
指定店舗領収書ボタン527,528は、店舗を指定しての領収書の出力要求を受け付けるための第2の操作子の一例である。指定店舗領収書ボタン527は、テナントAが提供した商品M,N,Oの領収書を出力するためのボタンである。指定店舗領収書ボタン528は、テナントBが提供した商品P,Qの領収書を出力するためのボタンである。
領収書出力部255は、指定店舗領収書ボタン527,528が操作を受けた場合には、当該操作で指定された店舗の領収書を、出力する。
より具体的には、決済完了画面520で指定店舗領収書ボタン527,528が押下されると、ユーザ端末10は、注文番号および店舗情報(店舗名や店舗ID)を含む出力要求を、サーバ装置20に送信する。出力要求を受信したサーバ装置20の動作は、第1の実施形態で図13により説明した処理の、ステップS32以降と同様である。
このような本実施形態によれば、決済完了画面520においても、所望の店舗についてのみ、領収書を発行することができる。これによれば、その時点で不要な領収書を発行することがなくなるので、後に領収書が必要となった場合に、初回発行の領収書を得ることができる。
上述の実施形態の各装置で実行されるプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。上述の実施形態の各装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、上述の実施形態の各装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上述の実施形態の各装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…情報処理システム、
10…ユーザ端末、
100…制御部、101…CPU、102…ROM、103…RAM、
104…バス、105…記憶部、106…通信部、
107…表示部、108…操作部、109…音声出力部、
151…情報取得部、152…表示制御部、
153…操作受付部、154…情報送信部、
20…サーバ装置、
200…制御部、201…CPU、202…ROM、203…RAM、
204…バス、205…記憶部、206…通信部、
251…メニュー提供部、252…オーダ受付部、253…決済完了通知部、
254…注文履歴提供部、255…領収書出力部、
30…店舗端末、
510…決済完了画面、
511…施設名、512…メッセージ領域、513…注文情報領域、
515…領収書ボタン、516…トップ画面への遷移を指示するボタン、
520…決済完了画面、
527,528…指定店舗領収書ボタン、
600…注文履歴画面、
610…システムメニュー、
611…カテゴリーボタン、612…注文履歴ボタン、613…カートボタン、
620…タイトル領域、
630,640…注文情報領域、
631…注文日付、632…店舗名、633…合計金額、
634…注文番号、636…明細、
637…再注文ボタン、638…領収書ボタン、
700…領収書画面、
710…戻るボタン、
711…タイトル、712…通し番号、
721…宛名、722…但書、723…注文日付、724…注文番号、
730…明細、
741…合計金額、742…消費税額、
751…店舗名、752…施設名、753…住所、
800…領収書画面、
811…タイトル、812…通し番号。
特開2014-194736号公報

Claims (7)

  1. 所定施設内の複数の店舗が取り扱う商品の情報を記憶した商品情報記憶部と、
    前記商品情報記憶部が記憶する商品の注文にかかる情報を記憶する注文情報記憶部と、
    ユーザに使用される端末に、前記商品情報記憶部が記憶する商品の情報を選択可能に提供する商品情報提供部と、
    前記商品情報提供部が提供した商品の情報からの注文を、複数の店舗の商品を購入可能に受け付けて、前記注文情報記憶部に記憶させる注文受付部と、
    前記注文受付部が受け付けた注文にかかる決済完了に伴い、当該決済完了を通知するとともに購入明細情報の出力要求を受け付ける決済完了画面を、ユーザに使用される端末に表示させる決済完了通知部と、
    前記出力要求を受けた場合に、前記決済完了画面が示す決済にかかる注文の購入明細情報を前記注文情報記憶部が記憶する情報に基づいて所定の書式で出力するものであって、前記注文が複数の店舗の商品を含む場合には購入明細情報を店舗毎に分けて出力する明細情報出力部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記決済完了通知部は、前記出力要求を全店舗分に関して受け付けるための第1の操作子と、店舗を指定しての前記出力要求を受け付けるための第2の操作子と、の少なくともいずれかを前記決済完了画面に含め、
    前記明細情報出力部は、前記第1の操作子が操作を受けた場合には、全店舗分の購入明細情報を店舗毎に分けて出力し、前記第2の操作子が操作を受けた場合には、当該操作で指定された店舗の購入明細情報を出力する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記明細情報出力部は、購入明細情報の出力に伴い、当該購入明細情報が出力済みか否かを示すフラグ情報を所定の記憶部に記憶させ、
    また前記明細情報出力部は、前記出力要求を受けた場合、購入明細情報の出力に先立ち前記フラグ情報を確認し、出力済みの場合には再発行であることを示す文字またはシンボルを表示した購入明細情報を出力する
    請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. ユーザに使用される端末からの要求に応じて、前記注文情報記憶部が記憶する情報を提供するとともに前記出力要求を受け付ける注文履歴画面を、ユーザに使用される端末に表示させる注文履歴提供部をさらに備え、
    前記明細情報出力部は、前記注文履歴画面から前記出力要求を受けた場合に、当該注文履歴画面が示す注文の購入明細情報を出力する
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記注文履歴提供部は、店舗を指定しての前記出力要求を受け付けるための第3の操作子を前記注文履歴画面に含め、
    前記明細情報出力部は、前記第3の操作子が操作を受けた場合には、当該操作で指定された店舗の購入明細情報を出力する
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記注文履歴提供部は、前記注文履歴画面の表示に先立ち前記フラグ情報を確認し、出力済みの場合には、前記第3の操作子に、再発行であることを示す文字またはシンボルを表示する
    請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 所定施設内の複数の店舗が取り扱う商品の情報を記憶した商品情報記憶部と、
    前記商品情報記憶部が記憶する商品の注文にかかる情報を記憶する注文情報記憶部と、
    を備える情報処理装置のコンピュータを、
    ユーザに使用される端末に、前記商品情報記憶部が記憶する商品の情報を選択可能に提供する商品情報提供部と、
    前記商品情報提供部が提供した商品の情報からの注文を、複数の店舗の商品を購入可能に受け付けて、前記注文情報記憶部に記憶させる注文受付部と、
    前記注文受付部が受け付けた注文にかかる決済完了に伴い、当該決済完了を通知するとともに購入明細情報の出力要求を受け付ける決済完了画面を、ユーザに使用される端末に表示させる決済完了通知部と、
    前記出力要求を受けた場合に、前記決済完了画面が示す決済にかかる注文の購入明細情報を前記注文情報記憶部が記憶する情報に基づいて所定の書式で出力するものであって、前記注文が複数の店舗の商品を含む場合には購入明細情報を店舗毎に分けて出力する明細情報出力部と、
    として機能させるためのプログラム。
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