JP2023010442A - サイドエアバッグ装置を搭載した車両用シート - Google Patents
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Abstract
【課題】頭部チャンバと胴部チャンバとを有するサイドエアバッグが単一の袋体により構成されていても、ショルダベルトと乗員頭部との間への頭部チャンバの膨張展開を安定させる。【解決手段】車両用シート10は、3点式のシートベルト32を用いて乗員Pが拘束されるシート本体12と、単一の袋体により構成され、シートバック16における車両幅方向外側の側部16Lから肩口16Sを経て上端部16Uに沿って折り畳み状態で収納され、インフレータからのガスが供給されて乗員Pの側方に膨張展開すると共に、頭部チャンバ42Aと胴部チャンバ42Bとの間に括れ部42Cを有するサイドエアバッグ42と、シートバック表皮24において肩口16Sに位置する部位に取り付けられ、前記膨張展開時に括れ部42Cを肩口16Sに拘束することにより、頭部チャンバ42Aをショルダベルト32Aと頭部Hとの間に膨張展開させるループ布50と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、サイドエアバッグ装置を搭載した車両用シートに関する。
下記特許文献1に開示された車両用シートの安全装置では、車両用シートの背もたれが、少なくとも1つの横方向領域と、ヘッドレストが延び出す上部領域とを有している。この背もたれには、少なくとも1つのインフレータとサイドエアバッグを備えたサイドエアバッグ装置が搭載されている。サイドエアバッグは、胸部セクションと頭部セクションとを有している。インフレータが作動すると、頭部セクションは、ヘッドレストの横で背もたれの上部領域から膨張展開する。この頭部セクションと胸部セクションとは、別々の袋体により構成されており、管状の充填セクション等を介して接続されている。これにより、頭部セクションが胸部セクションに対して車両幅方向内側(すなわち乗員の頭部側)にずれて膨張展開するように構成されている。
上記の先行技術では、頭部セクションがシートベルトのショルダベルトと乗員の頭部との間に膨張展開するので、頭部セクションによって頭部を早期に拘束することができる。しかしながら、頭部セクション(頭部チャンバ)と胸部セクション(胴部チャンバ)とが別々の袋体により構成されているので、サイドエアバッグの構造が複雑であり、製造が煩雑になる。一方、頭部チャンバと胴部チャンバとを有するサイドエアバッグが単一の袋体により構成される場合、頭部チャンバが胴部チャンバの真上に膨張展開しようとするため、ショルダベルトに対する乗員頭部側に頭部チャンバを膨張展開させることが困難である。
本発明は上記事実を考慮し、頭部チャンバと胴部チャンバとを有するサイドエアバッグが単一の袋体により構成されていても、ショルダベルトと乗員頭部との間への頭部チャンバの膨張展開を安定させることができるサイドエアバッグ装置を搭載した車両用シートを得ることを目的とする。
第1の態様の車両用サイドエアバッグ装置は、3点式のシートベルトを用いて乗員が拘束されるシート本体と、車両の側面衝突が検知又は予知された場合にガスを発生させるインフレータと、単一の袋体により構成され、前記シート本体のシートバックにおける車両幅方向外側の側部から肩口を経て上端部に沿って折り畳み状態で収納され、前記ガスが供給されて乗員の側方に膨張展開すると共に、上方の頭部チャンバと下方の胴部チャンバとの間に括れ部を有するサイドエアバッグと、前記シートバックの表皮において前記肩口に位置する部位又は当該部位に取り付けられた別布により構成され、前記膨張展開時に前記括れ部を前記肩口に拘束することにより、前記頭部チャンバを前記シートベルトのショルダベルトと乗員の頭部との間に膨張展開させるループ部と、を備えている。
第1の態様では、3点式のシートベルトを用いて乗員がシート本体に拘束される。車両の側面衝突が検知又は予知された場合、インフレータがガスを発生させる。このガスは、シート本体のシートバックにおける車両幅方向外側の側部から肩口を経て上端部に沿って折り畳み状態で収納されたサイドエアバッグに供給される。これにより、サイドエアバッグが乗員の側方に膨張展開する。このサイドエアバッグは、単一の袋体により構成されており、上方の頭部チャンバと下方の胴部チャンバとの間に括れ部を有している。この括れ部は、シートバックの表皮において上記肩口に位置する部位又は当該部位に取り付けられた別布からなるループ部により上記肩口に拘束される。これにより、頭部チャンバがシートベルトのショルダベルトと乗員の頭部との間に膨張展開する。このように、本態様によれば、頭部チャンバと胴部チャンバとを有するサイドエアバッグが単一の袋体により構成されていても、ショルダベルトと乗員頭部との間への頭部チャンバの膨張展開を安定させることができる。
第2の態様の車両用サイドエアバッグ装置は、第1の態様において、前記シートバックの前記表皮には、前記側部から前記肩口を経て前記上端部に沿ってティアシームが設定され、前記ループ部は、前記別布により構成され且つ前記シートバックを車両幅方向から見た断面において前記ティアシームを介した両側で前記表皮にそれぞれ縫製されている。
第2の態様では、インフレータから発生するガスがサイドエアバッグに供給されると、サイドエアバッグの膨張圧がシートバックの表皮に加わる。この表皮には、シートバックの側部から肩口を経て上端部に沿ってティアシームが設定されている。このティアシームが上記の膨張圧で開裂すると、サイドエアバッグがシートバックの外側へ膨張展開する。上記の表皮には、当該表皮とは別布で構成されたループ部が取り付けられている。このループ部は、シートバックを車両幅方向から見た断面において上記ティアシームを介した両側で表皮にそれぞれ縫製されている。このループ部は、上記ティアシームの開裂後、サイドエアバッグの括れ部をシートバックの肩口に拘束する。このように、シートバックの表皮とは別布によりループ部が構成されているので、ループ部の設計自由度が高くなる。
第3の態様の車両用サイドエアバッグ装置は、第2の態様において、前記ループ部は、前記表皮において前記ループ部が対向する部分よりも長く形成されている。
第3の態様では、シートバックの表皮とは別布からなるループ部は、表皮に設定されたティアシームの開裂後、サイドエアバッグの括れ部をシートバックの肩口に拘束する。このループ部は、上記表皮においてループ部が対向する部分よりも長く形成されているので、括れ部の膨張がループ部によって制限されることを防止又は抑制できる。その結果、括れ部を介したサイドエアバッグ内でのガスの流れが良好になるので、サイドエアバッグの迅速な膨張展開に寄与する。
第4の態様の車両用サイドエアバッグ装置は、第1の態様において、前記シートバックの前記表皮には、前記肩口を経ずに前記側部と前記上端部とに分かれてティアシームが設定され、前記ループ部は、前記シートバックの前記表皮において前記肩口に位置する部位により構成されている。
第4の態様では、インフレータから発生するガスがサイドエアバッグに供給されると、サイドエアバッグの膨張圧がシートバックの表皮に加わる。この表皮には、シートバックの肩口を経ずに側部と上端部とに分かれてティアシームが設定されている。これらのティアシームが上記の膨張圧で開裂すると、サイドエアバッグがシートバックの外側へ膨張展開する。この際、上記の表皮においてシートバックの肩口に位置する部位により構成されたループ部が、サイドエアバッグの括れ部をシートバックの肩口に拘束する。このように、シートバックの表皮の一部によりループ部が構成されているので、ループ部を簡素な構成にすることができる。
第5の態様の車両用サイドエアバッグ装置は、第4の態様において、前記ループ部は、前記表皮における他の部位よりも伸び易い材料で構成されている。
第5の態様によれば、シートバックの側部及び上端部に分かれて設定された各ティアシームの開裂後、シートバックの表皮の一部からなるループ部が、サイドエアバッグの括れ部をシートバックの肩口に拘束する。このループ部は、上記表皮における他の部位よりも伸び易い材料で構成されているので、括れ部の膨張がループ部によって制限されることを防止又は抑制できる。その結果、括れ部を介したサイドエアバッグ内でのガスの流れが良好になるので、サイドエアバッグの迅速な膨張展開に寄与する。
以上説明したように、本発明に係るサイドエアバッグ装置を搭載した車両用シートでは、頭部チャンバと胴部チャンバとを有するサイドエアバッグが単一の袋体により構成されていても、ショルダベルトと乗員頭部との間への頭部チャンバの膨張展開を安定させることができる。
<第1の実施形態>
以下、図1~図17を参照して本発明の第1実施形態に係るサイドエアバッグ装置を搭載した車両用シート10(以下、単に「車両用シート10」と称する)について説明する。なお、各図中に適宜示される矢印FRは車両前方を示しており、矢印UPは車両上方を示しており、矢印LH(OUT)は車両左方(車両幅方向の外方)を示している。以下、単に前後、左右、上下の方向を用いて説明する場合、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両左右方向(車両幅方向)の左右、車両上下方向の上下を示すものとする。また、各図においては、図面を見易くする関係から一部の符号を省略している場合がある。
以下、図1~図17を参照して本発明の第1実施形態に係るサイドエアバッグ装置を搭載した車両用シート10(以下、単に「車両用シート10」と称する)について説明する。なお、各図中に適宜示される矢印FRは車両前方を示しており、矢印UPは車両上方を示しており、矢印LH(OUT)は車両左方(車両幅方向の外方)を示している。以下、単に前後、左右、上下の方向を用いて説明する場合、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両左右方向(車両幅方向)の左右、車両上下方向の上下を示すものとする。また、各図においては、図面を見易くする関係から一部の符号を省略している場合がある。
図1及び図2に示されるように、本実施形態に係る車両用シート10は、3点式のシートベルト(ウエビング)32を用いて乗員が拘束されるシート本体12と、サイドエアバッグ装置40とを備えている。この車両用シート10は、一例として、左ハンドル車の運転席又は右ハンドル車の助手席とされており、車室内の左側に配置されている。この車両用シート10の前後方向、左右方向(幅方向)及び上下方向は、車両の前後方向、左右方向(幅方向)及び上下方向と一致している。この車両用シート10が車室内の右側に配置される場合、本実施形態とは左右対称の構成となる。
シート本体12は、当該シート本体12に着座した乗員Pの臀部及び大腿部を支持するシートクッション14と、シートクッション14の後端部に連結されて乗員Pの背部を支持するシートバック16と、シートバック16の上端部に連結されて乗員Pの頭部Hを支持するヘッドレスト18と、を有している。
なお、図1及び図2では、実際の乗員の代わりに衝突試験用のダミーPがシート本体12に着座している。このダミーPは、例えば、国際統一側面衝突ダミー(World Side Impact Dummy;WorldSID)のAM50(米国人成人男性の50パーセンタイル)である。このダミーPは、側面衝突試験法で規定される着座方法でシート本体12に着座している。このシート本体12の車両に対する前後位置、及びシートクッション14に対するシートバック16の傾斜角度は、上記の着座方法に対応した基準設定位置に調整されている。この状態では、シートバック16の前後左右上下の方向と車両の前後左右上下の方向とが一致している。
シートバック16は、骨格部材であるシートバックフレーム20(図6及び図8参照)と、シートバックフレーム20に被せられたシートバックパッド22(図6及び図8参照)と、シートバックパッド22を覆ったシートバック表皮24と、を備えている。シートバックフレーム20は、例えば金属又は樹脂によって構成されており、シートバックパッド22は、例えばウレタンフォーム等の発泡体によって構成されている。シートバック表皮24は、例えば布材(織り物)、ニット材料(編み物)、合成皮革、皮革等からなる複数の表皮片が互いに縫製されて構成されている。
上記のシート本体12に乗員Pを拘束するシートベルト32は、車両用シートベルト装置30の主要部を構成している。図1に示されるように、シートベルト32の長手方向一端部は、シート本体12に対する車両幅方向外側(ここでは左側)で車体フロア等に固定されたアンカプレート34に係止されている。シートベルト32の図示しない他端部は、車両のBピラーの下部等に配設された図示しないリトラクタの巻取軸に係止されている。シートベルト32の図示しない中間部は、Bピラーの上部等に配設された図示しないショルダアンカに挿通されて折り返されている。
シートベルト32におけるショルダアンカからアンカプレート34までの間の部分には、タングプレート36が摺動可能に取り付けられている。このタングプレート36は、シート本体12に対する車両幅方向内側(ここでは右側)でシート本体12の下端部等に取り付けられたバックル装置38に連結される。これにより、乗員Pがシートベルト32を装着した状態となる。このシートベルト装着状態では、シートベルト32のうちショルダアンカとタングプレート36との間の部位であるショルダベルト32Aによって乗員Pの胸部及び腹部が拘束される。また、このシートベルト装着状態では、シートベルト32のうちタングプレート36とアンカプレート34との間の部位であるラップベルト32Bによって乗員Pの腰部が拘束される。
シートバック16の車両幅方向外側の側部16Lには、サイドエアバッグ装置40の構成要素であるインフレータ44が配設されている。シートバック16の車両幅方向外側の側部16Lから肩口16Sを経て上端部16Uに亘る部分には、サイドエアバッグ装置40の構成要素であるサイドエアバッグ42が配設されている。図3及び図4に示されるように、サイドエアバッグ42は、例えばナイロン系又はポリエステル系の布材が切り出されて形成された2枚の基布BC1、BC2が互いに重ね合わされて外周縁部を縫製部S1において縫製されることにより袋状に形成されている。なお、サイドエアバッグ42の製造方法は上記に限らず適宜変更可能である。例えば1枚の基布が二つ折りにされてその外周縁部が縫製されることによりサイドエアバッグ42が製造される構成にしてもよい。また例えば、自動織機による袋織り工法(所謂OPW工法)によってサイドエアバッグ42が製造される構成にしてもよい。
このサイドエアバッグ42は、単一の袋体として構成されており、長尺な袋状をなしている。サイドエアバッグ42の長手方向一端側は、乗員Pの頭部Hを拘束する頭部チャンバ42Aとされており、サイドエアバッグ42の長手方向他端側は、乗員Pの胴部B(ここでは胸部から腰部まで)を拘束する胴部チャンバ42Bとされている。頭部チャンバ42Aと胴部チャンバ42Bとの間には、ダクト状の括れ部(ダクト部)42Cが形成されている。このサイドエアバッグ42は、括れ部42Cにおいて括れている。
サイドエアバッグ42の一方の長辺縁部からは、インフレータ接続部42Dが延出されている。インフレータ接続部42Dには、インフレータ44が接続されている。インフレータ44は、所謂シリンダータイプのインフレータであり、円柱状に形成されている。図2に示されるように、インフレータ44は、軸線方向がシートバック16の高さ方向に沿う姿勢すなわち前下がりに傾斜した姿勢でシートバック16の車両幅方向外側の側部内に配置されており、シートバックフレーム20に固定されている。
インフレータ44の下端部には、ガスの噴出部が設けられており、当該噴出部にサイドエアバッグ42のインフレータ接続部42Dが接続されている。このインフレータ44には、図2に示されるように、車両に搭載された側突ECU46が電気的に接続されている。この側突ECU46には、側面衝突を検知する側突センサ48が電気的に接続されている。側突ECU46は、側突センサ48からの信号に基づいて側面衝突(の不可避)を検知した際にインフレータ44を起動させる構成になっている。なお、側突ECU46に側面衝突を予知(予測)する衝突予知センサ(プリクラッシュセンサ)が電気的に接続されている場合には、衝突予知センサからの信号に基づいて側突ECU46が側面衝突を予知した際にインフレータ44が起動される構成にしてもよい。
サイドエアバッグ42は、通常時には図5に示されるように、シートバック16における車両幅方向外側の側部16Lから肩口16Sを経て上端部16Uに沿って折り畳み状態で収納されている。この折り畳み状態のサイドエアバッグ42では、胴部チャンバ42Bがシートバック16の側部16Lに配置され、括れ部42Cがシートバック16の肩口16Sに配置され、頭部チャンバ42Aがシートバック16の上端部16Uに配置される。この頭部チャンバ42Aは、シートバック16の上端部16Uにおいて、車両幅方向外側のヘッドレストステー19の近傍にまで亘って収納されている。また、括れ部42Cは、シートバック16の肩口16Sに沿って曲がった状態に収納されている。シートバック表皮24には、シートバック16の車両幅方向外側の側部16Lから肩口16Sを経て上端部16Uに沿ってティアシームTSが設定されている。なお図5では、説明の都合上、シートバック表皮24においてティアシームTSが設定された箇所を太線で図示している。
図6に示されるように、シートバック16の肩口16Sにおいては、一例として、括れ部42Cがロール状に折り畳まれている。シートバック表皮24において肩口16Sに位置する部位には、ループ部としてのループ布50が取り付けられている。このループ布50は、シートバック表皮24とは別布により構成されており、シートバック表皮24とシートバックパッド22との間に配置されている。このループ布50は、シートバック16を車両幅方向から見た断面において、ティアシームTSを介した両側でシートバック表皮24にそれぞれ縫製されている。本実施形態では、一例として、シートバック表皮24の表皮片同士を縫製する縫製部S2、S3にループ布50の両端部が共縫いされている。このループ布50は、シートバック表皮24においてループ布50が対向する部分よりも長く形成されている。図6に示されるサイドエアバッグ42の収納状態では、ループ布50の中間部に設けられた余長部50Eが、一例として車両幅方向視で断面Z字状に折り畳まれている。このループ布50は、シートバック表皮24よりも延び難い布材によって構成されている。
上記構成の車両用シート10では、インフレータ44が起動すると、上記の噴出部から胴部チャンバ42B内にガスが噴出する。胴部チャンバ42B内に供給されたガスは、括れ部42Cを通って頭部チャンバ42Aにも供給され、サイドエアバッグ42が膨張し始める。このサイドエアバッグ42の膨張圧がシートバック表皮24に加わることにより、ティアシームTSが開裂する。これにより、サイドエアバッグ42が乗員Pと図示しない車体側部との間に膨張展開する。このサイドエアバッグ42の膨張展開時には、図7及び図8に示されるように、サイドエアバッグ42の括れ部42Cがループ布50によりシートバック16の肩口16Sに拘束される。この括れ部42Cは、ループ布50により肩口16Sに拘束されることで、肩口50に沿って曲がった状態に保持される。
具体的には、図8に示されるように、車両幅方向から見た断面において、円形状に膨張展開する括れ部42Cに対して上方側からループ布50が逆U字状に巻き掛かる。これにより、括れ部42Cは、その軸線が略車両幅方向に沿う姿勢で肩口16Sに拘束される。その結果、括れ部42Cよりもヘッドレスト18側でシートバック16の上端部16Uに収納されていた頭部チャンバ42Aが、車両幅方向外側への位置ずれを抑制され、シートベルト32のショルダベルト32Aと乗員Pの頭部Hとの間に膨張展開するように構成されている。なお、図1、図2及び図7では、ループ布50を認識し易くするために、ループ布50にドットを付している。
図1及び図2に示されるように、頭部チャンバ42Aは、括れ部42Cの車両幅方向内側の端部から上方側かつ前方側へ膨張展開し、乗員Pの頭部Hに対して車両幅方向外側から接触又は近接して対向する。膨張展開状態の頭部チャンバ42Aは、ヘッドレスト18に対して車両幅方向外側かつ車両前方側に隣接して配置される。胴部チャンバ42Bは、シートバック16の高さ方向を長手とする長尺状に膨張展開し、胴部チャンバ42Bの上端部が括れ部42Cの車両幅方向内側の端部に一体に繋がった状態となる。この胴部チャンバ42Bは、乗員Pの胸部、腹部及び腰部に対して車両幅方向外側から接触又は近接して対向する。なお、図示は省略するが、インフレータ44からのガスを胴部チャンバ42B内及び頭部チャンバ42A内に分配するダクト(インナチューブ)がサイドエアバッグ42の内部に配設される構成にしてもよい。
<作用及び効果>
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
上記構成の車両用シート10では、3点式のシートベルト32を用いて乗員Pがシート本体12に拘束される。車両の側面衝突が検知又は予知された場合、インフレータ44がガスを発生させる。このガスは、シート本体12のシートバック16における車両幅方向外側の側部16Lから肩口16Sを経て上端部16Uに沿って折り畳み状態で収納されたサイドエアバッグ42に供給される。これにより、サイドエアバッグ42が乗員Pの側方に膨張展開する。
このサイドエアバッグ42は、単一の袋体により構成されており、上方の頭部チャンバ42Aと下方の胴部チャンバ42Bとの間に括れ部42Cを有している。この括れ部42Cは、シートバック表皮24において肩口16Sに位置する部位に取り付けられたループ布50によって肩口16Sに拘束される。これにより、頭部チャンバ42Aがシートベルト32のショルダベルト32Aと乗員Pの頭部Hとの間に膨張展開する。このように、本実施形態によれば、頭部チャンバ42Aと胴部チャンバ42Bとを有するサイドエアバッグ42が単一の袋体により構成されていても、ショルダベルト32Aと頭部Hとの間への頭部チャンバ42Aの膨張展開を安定させることができる。
上記の効果について、図9~図11に示される第1比較例60との比較により補足説明する。この第1比較例60は、ループ布50を備えていないが、それ以外の構成は、第1実施形態に係る車両用シート10と同様とされている。この第1比較例60においても、図9に示されるように、折り畳み状態の頭部チャンバ42Aは、シートバック16の上端部16Uにおいて、車両幅方向外側のヘッドレストステー19の近傍にまで亘って収納されている。この第1比較例60においてサイドエアバッグ42が膨張展開する際には、先ず図10に示されるように、インフレータ44を収容した胴部チャンバ42Bが早期に膨張してティアシームTSを開裂させ、シートバック16の外側へ展開し始める。この胴部チャンバ42Bの膨張展開により、シートバック16の上端部16Uに収納されている頭部チャンバ42Aが車両幅方向外側(図10の矢印D方向側)へ引っ張られる。この引っ張りにより、頭部チャンバ42Aは、図11に示されるように、胴部チャンバ42Bの真上に垂直に立ち上がり、ショルダベルト32Aに対する車両幅方方向外側、すなわち頭部Hに対して車両幅方向外側に離れた位置に膨張展開してしまう。その結果、頭部Hが頭部チャンバ42Aに拘束されるまでにタイムラグが生じることとなるので、頭部Hの初期拘束性能を向上させる観点で改善の余地がある。
これに対し、本実施形態では、図12に示される折り畳み状態のサイドエアバッグ42が膨張展開する際には、図13に示されるように、胴部チャンバ42Bがシートバック16の外側へ膨張展開する際の頭部チャンバ42Aの上記の引っ張りがループ布50によって抑えられる。具体的には、括れ部42Cに巻き掛かるループ布50から括れ部42Cに対して上方側への立ち上がりを抑える力(図13の矢印R参照)が加わる。これにより、図13の矢印D方向側への頭部チャンバ42Aの引っ張りが抑えられる。その結果、図14に示されるように、頭部チャンバ42Aが頭部Hとショルダベルト32Aとの間に膨張展開する。上記のようにループ布50が巻き掛かる括れ部42Cは、図15に示されるように、膨張展開したサイドエアバッグ42において最も細く括れた部分であるため、ループ布50による括れ部42Cの拘束が不用意に解除されることを防止できる。
また、上記ループ布50は、サイドエアバッグ42の括れ部42Cを面で保持するため、頭部チャンバ42Aの可動域を狭い範囲に制限することができる。つまり、例えば図16に示される第2比較例70のように、頭部チャンバ42Aの後端部とヘッドレストステー19とを帯状のテザー72で繋ぐことにより、頭部チャンバ42Aを頭部H側へ膨張展開させることが可能となる。しかしながら、この第2比較例70では、ヘッドレストステー19を中心とし、テザー72の長さを半径とする円弧Aの軌跡に沿って頭部チャンバ42Aが移動可能となるので、頭部チャンバ42Aの可動範囲が広く、頭部チャンバ42Aの展開位置が安定しないという問題がある。
これに対し、本実施形態のループ布50は、図17に矢印Kで示される方向に括れ部42Cを面で保持するため、頭部チャンバ42A及び胴部チャンバ42Bの可動域が極めて狭い範囲に制限される。これにより、頭部チャンバ42A及び胴部チャンバ42Bの展開挙動が安定し、各チャンバ42A、42Bの展開位置が更に安定するため、頭部H及び胴部Bの拘束性能が向上する。しかも、シートバック表皮24にループ布50が縫製される構成であるため、車両用シート10の製造時におけるシートバックフレーム20へのサイドエアバッグ装置40の組付作業は従来のままでよく、製造が容易である。
また、本実施形態では、インフレータ44から発生するガスがサイドエアバッグ42に供給されると、サイドエアバッグ42の膨張圧がシートバック表皮24に加わる。このシートバック表皮24には、シートバック16の側部16Lから肩口16Sを経て上端部16Uに沿ってティアシームTSが設定されている。このティアシームTSがサイドエアバッグ42の膨張圧で開裂すると、サイドエアバッグ42がシートバック16の外側へ膨張展開する。上記のシートバック表皮24には、当該シートバック表皮24とは別布で構成されたループ布50が取り付けられている。このループ布50は、シートバック16を車両幅方向から見た断面においてティアシームTSを介した両側でシートバック表皮24にそれぞれ縫製されている。このループ布50は、ティアシームTSの開裂後、サイドエアバッグ42の括れ部42Cをシートバック16の肩口16Sに拘束する。このように、シートバック表皮24とは別布によりループ布50(ループ部)が構成されているので、ループ部の設計自由度が高くなる。
また、上記のループ布50は、シートバック表皮24においてループ布50が対向する部分よりも長く形成されているので、括れ部42Cの膨張がループ布50によって制限されることを防止又は抑制できる。その結果、括れ部42Cの断面積が十分に拡大され、括れ部42Cを介したサイドエアバッグ42内でのガスの流れが良好になるので、サイドエアバッグ42の迅速な膨張展開に寄与する。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、第1実施形態と基本的に同様の構成及び作用については、第1実施形態と同符号を付与し、その説明を省略する。
図18は、本発明の第2実施形態に係る車両用シート80におけるサイドエアバッグ42の膨張展開前の状態が正面図にて示されている。図19には、図18のF19-F19線に沿った切断面が拡大断面図にて示されている。図20には、同車両用シート80におけるサイドエアバッグ42の膨張展開完了状態が正面図にて示されている。図21には、図20のF21-F21線に沿った切断面が拡大断面図にて示されている。
この実施形態では、シートバック表皮24においてシートバック16の肩口16Sに位置する部位によりループ部82が構成されており、第1実施形態におけるループ布50が省略されている。この実施形態では、シートバック表皮24において、シートバック16の車両幅方向外側の上面を構成する表皮片24Aと、シートバック16の車両幅方向外側の側部16Lの前上面を構成する表皮片24Bとによってループ部82が構成されている。このループ部82は、シートバック表皮24における他の部位よりも伸び易い材料で構成されている。また、この実施形態では、シートバック表皮24には、シートバック16の肩口16Sを経ずに側部16Lと上端部16Uとに分かれてティアシームTS1、TS2が設定されている。肩口16Sにおいては、ティアシームTS1、TS2よりも強靭な縫製部S4(図19及び図21参照)において表皮片24Aと表皮片24Bとが縫製されている。この実施形態では、上記以外の構成は第1実施形態と同様とされている。
この実施形態では、インフレータ44から発生するガスがサイドエアバッグ42に供給されると、サイドエアバッグ42の膨張圧がシートバック表皮24に加わる。これにより、シートバック16の側部16Lと上端部16Uとに分かれて設定されたティアシームTS1、TS2が上記の膨張圧で開裂し、サイドエアバッグ42がシートバック16の外側へ膨張展開する。この際、シートバック表皮24においてシートバック16の肩口16Sに位置する部位により構成されたループ部82が、サイドエアバッグ42の括れ部42Cをシートバック16の肩口16Sに拘束する。これにより、この実施形態においても、第1実施形態と同様に頭部チャンバ42Aの展開挙動を安定させることができる。しかも、シートバック表皮24の一部によりループ部82が構成されているので、第1実施形態におけるループ布50を省くことができ、ループ部82を簡素な構成にすることができる。
さらに、上記のループ部82は、シートバック表皮24における他の部位よりも伸び易い材料で構成されているので、括れ部42Cの膨張がループ部82によって制限されることを防止又は抑制できる。その結果、括れ部42Cの断面積が十分に拡大され、括れ部42Cを介したサイドエアバッグ42内でのガスの流れが良好になるので、サイドエアバッグ42の迅速な膨張展開に寄与する。
なお、前記第1実施形態では、ループ布50は、シートバック表皮24においてループ布50が対向する部分よりも長く形成されると共に、シートバック表皮24よりも延び難い布材によって構成されている。これに限らず、ループ布50は、シートバック表皮24においてループ布50が対向する部分と同等の長さに形成されると共に、シートバック表皮24よりも伸び易い布材によって構成されてもよい。
また、前記各実施形態では、サイドエアバッグ42の胴部チャンバ42Bが乗員Pの胸部から腰部までを拘束可能な大きさに形成された構成にしたが、これに限らず、胴部チャンバ42Bの大きさは適宜変更可能である。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が前記各実施形態に限定されないことは勿論である。
10 サイドエアバッグ装置を搭載した車両用シート
12 シート本体
16 シートバック
16L 側部
16S 肩口
16U 上端部
24 シートバック表皮
32 3点式のシートベルト
32A ショルダベルト
42 サイドエアバッグ
42A 頭部チャンバ
42B 胴部チャンバ
42C 括れ部
44 インフレータ
50 ループ布(ループ部)
80 サイドエアバッグ装置を搭載した車両用シート
82 ループ部
TS ティアシーム
TS1 ティアシーム
TS2 ティアシーム
P 乗員
H 頭部
12 シート本体
16 シートバック
16L 側部
16S 肩口
16U 上端部
24 シートバック表皮
32 3点式のシートベルト
32A ショルダベルト
42 サイドエアバッグ
42A 頭部チャンバ
42B 胴部チャンバ
42C 括れ部
44 インフレータ
50 ループ布(ループ部)
80 サイドエアバッグ装置を搭載した車両用シート
82 ループ部
TS ティアシーム
TS1 ティアシーム
TS2 ティアシーム
P 乗員
H 頭部
Claims (5)
- 3点式のシートベルトを用いて乗員が拘束されるシート本体と、
車両の側面衝突が検知又は予知された場合にガスを発生させるインフレータと、
単一の袋体により構成され、前記シート本体のシートバックにおける車両幅方向外側の側部から肩口を経て上端部に沿って折り畳み状態で収納され、前記ガスが供給されて乗員の側方に膨張展開すると共に、上方の頭部チャンバと下方の胴部チャンバとの間に括れ部を有するサイドエアバッグと、
前記シートバックの表皮において前記肩口に位置する部位又は当該部位に取り付けられた別布により構成され、前記膨張展開時に前記括れ部を前記肩口に拘束することにより、前記頭部チャンバを前記シートベルトのショルダベルトと乗員の頭部との間に膨張展開させるループ部と、
を備えたサイドエアバッグ装置を搭載した車両用シート。 - 前記シートバックの前記表皮には、前記側部から前記肩口を経て前記上端部に沿ってティアシームが設定され、
前記ループ部は、前記別布により構成され且つ前記シートバックを車両幅方向から見た断面において前記ティアシームを介した両側で前記表皮にそれぞれ縫製されている請求項1に記載のサイドエアバッグ装置を搭載した車両用シート。 - 前記ループ部は、前記表皮において前記ループ部が対向する部分よりも長く形成されている請求項2に記載のサイドエアバッグ装置を搭載した車両用シート。
- 前記シートバックの前記表皮には、前記肩口を経ずに前記側部と前記上端部とに分かれてティアシームが設定され、
前記ループ部は、前記シートバックの前記表皮において前記肩口に位置する部位により構成されている請求項1に記載のサイドエアバッグ装置を搭載した車両用シート。 - 前記ループ部は、前記表皮における他の部位よりも伸び易い材料で構成されている請求項4に記載のサイドエアバッグ装置を搭載した車両用シート。
Priority Applications (3)
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---|---|---|---|
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Family Applications (1)
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JP2021114573A Pending JP2023010442A (ja) | 2021-07-09 | 2021-07-09 | サイドエアバッグ装置を搭載した車両用シート |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE102009033181B3 (de) | 2009-07-13 | 2010-12-30 | Autoliv Development Ab | Fahrzeugsitz, Seitengassackeinrichtung und Sicherheitseinrichtung |
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2021
- 2021-07-09 JP JP2021114573A patent/JP2023010442A/ja active Pending
-
2022
- 2022-04-21 DE DE102022109675.0A patent/DE102022109675A1/de not_active Withdrawn
- 2022-05-10 CN CN202210504378.XA patent/CN115703423A/zh active Pending
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Publication number | Publication date |
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CN115703423A (zh) | 2023-02-17 |
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