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JP2023008601A - 無線通信システム及び無線通信装置 - Google Patents

無線通信システム及び無線通信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】従来例2及び3における問題点を解決でき、従来例に比較して拡張時の設置工事が極めて簡単である無線通信システムを提供する。【解決手段】無線通信システムは、少なくとも1個の第1の無線機1と、各第1の無線機1と無線通信を行う第1の中継器2とを含む第1の無線通信サブシステムと、少なくとも1個の第2の無線機1と、各第2の無線機1と無線通信を行う第2の中継器2とを含む第2の無線通信サブシステムとを備える。第1の中継器2は、各第1の無線機1からの無線信号を受信した後、音声信号を復調し、複数の音声信号を加算し、加算後の音声信号に従って変調することで無線信号を発生して各第1及び第2の無線機1に送信する。第2の中継器2は、各第2の無線機1からの無線信号を受信した後、音声信号を復調し、複数の音声信号を加算し、加算後の音声信号に従って変調することで無線信号を発生して各第1及び第2の無線機1に送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば特定小電力無線局のための同時中継通話用無線通信装置であって、無線中継装置(中継器)に接続される無線通信装置(無線子機)と、複数の無線通信装置及び無線中継装置を含む無線通信システムとに関する。
(従来例1)
図4は従来例1に係る無線通信システムの構成例を示すブロック図である。図4において、互いに独立な2個の無線通信サブシステム61,62を含む無線通信システムを示す。無線通信サブシステム61は、3個の無線機(無線子機)51-1~51-3と、1個の中継器2-1とにより構成され、無線通信サブシステム62は、3個の無線機(無線子機)51-4~51-6と、1個の中継器2-2とにより構成されている。
ここで、各無線機51-1~51-6(総称して、符号1を付す)は、受信アンテナ(図示せず)と、受信復調部12と、スピーカ16と、マイクロホン21と、変調送信部23と、送信アンテナ(図示せず)とを備える。また、各中継器2-1~2-2(総称して、符号2を付す)は、受信アンテナ(図示せず)と、受信復調部32,33,34と、加算器35と、変調送信部37と、送信アンテナ(図示せず)とを備える。各中継器2-1~2-2において、各受信復調部32~34は受信アンテナにより受信された各無線信号を音声信号に復調し、復調された音声信号は加算器35により加算された後、加算後の音声信号は変調送信部37に出力される。変調送信部37は入力される音声信号に従って、無線搬送波を例えばFMなどの所定の変調方式で変調することにより、送信無線信号を発生して送信アンテナから送信する。
なお、図4、図5、図6及び図1において、各変調送信部23,37(TX)の右横に使用送信周波数を示しており、例えば454(A)は454MHz帯チャネルAを示す。また、各受信復調部12,32~34,34A(RX)の右横に使用受信周波数を示しており、例えば413(1)は413MHz帯チャネル1を示す。これらの使用周波数は一例である。さらに、図4、図5、図6及び図1において、点線は無線回線による接続を示し、実線は有線回線による接続を示す。
次いで、図4の2個の無線通信サブシステム61,62を互いに拡張して合体することについて以下に説明する。
(従来例2)
図5は、特許文献1に開示された従来例2に係る無線通信システムの構成例を示すブロック図である。従来例1において、中継同時通話の無線機1の個数を増大させるためには、図5に示すように、拡張元の中継器2-1の外部端子41(加算器35の出力端子)と、拡張先の中継器2-2の外部端子42(加算器35の入力端子)とを、音声信号線40により接続し、中継器2-2の変調送信部37から送信される無線信号を各無線機1により受信することで達成される。
しかしながら、この拡張方法では、中継器2-1,2-2間を有線の音声信号線40で接続する必要があり、有線の音声信号線40の設置工事や、その設置工事での制限(場所的などの制限)という問題点が発生する。
次いで、従来例2のこの問題点を解決する方法について以下に説明する。
(従来例3)
図6は、特許文献2に開示された従来例3に係る無線通信システムの構成例を示すブロック図である。図6の無線通信システムは、図5の無線通信システムに比較して以下の相違点を有する。
(1)無線通信サブシステム62に代えて、無線通信サブシステム62Aを備える。
(2)無線通信サブシステム62Aにおいて、従来例2における有線の音声信号線40での接続を解消するため、拡張先の中継器2-2に追加の受信回路である受信復調部34Aを設ける。ここで、拡張元の中継器2-1の変調送信部37からの無線信号を当該受信復調部34Aで受信して音声信号に復調する。
(3)無線通信サブシステム62Aにおいて、加算器35に代えて、加算器35Aを備える。ここで、加算器35Aは、受信復調部34Aで復調された音声信号を受信復調部32~34からの復調された音声信号に加算して、加算結果の音声信号を変調送信部37に出力する。
特許第4812711号公報(図2) 特許第4805241号公報(図2、図3)
一般社団電波産業会,「空中線電力1mW以下の陸上移動業務の無線局(作業連絡用)の無線設備 標準規格」,RCR STD-31,4.0版,1992年7月31日策定,2020年9月28日4.0改定(11~14頁,表3-1~表3-3)
しかしながら、この従来例3に係る方法では、一般的に使用されている同時通話の周波数帯のチャネル(例えば、非特許文献1参照)で運用すると、使用できる周波数帯が上り及び下りの2系統しかないため、別の受信回路(受信復調部34A)を追加した中継器2A-2は同一周波数帯のチャネルを用いて送受信することになる。すなわち、中継器2A―2は、454MHz帯チャネルAを受信しながら454MHz帯チャネルBで送信することになるので、送信周波数と受信周波数が極めて接近することになり、受信復調部34Aが強い感度抑圧を受ける。このため、無線性能が著しく低下し、具体的には受信感度の低下、受信音声音質の劣化などを招く。その結果、現時点では上記従来例3に係る方法では製品として実用化に至っていない。
本発明の目的は、
(1)従来例2における、有線の音声信号線40の設置工事や、その設置工事での制限(場所的などの制限)という問題点と、
(2)従来例3における、別の受信回路での受信は送信波の影響を大きく受けるため、無線性能が著しく低下するという問題点とを、
同時に解決することができ、従来例に比較して拡張時の設置工事が極めて簡単である、新規の同時中継通話用無線通信装置であって、無線中継装置(中継器)に接続される無線通信装置(無線子機)と、複数の無線通信装置及び無線中継装置を含む無線通信システムとを提供することにある。
本発明の一態様に係る無線通信システムは、
1個又は複数個の第1の無線通信装置と、前記各第1の無線通信装置と無線通信を行う第1の無線中継装置とを含む第1の無線通信サブシステムと、
1個又は複数個の第2の無線通信装置と、前記各第2の無線通信装置と無線通信を行う第2の無線中継装置とを含む第2の無線通信サブシステムとを備える無線通信システムであって、
前記第1の無線中継装置は、前記各第1の無線通信装置からの無線信号を受信した後、音声信号を復調し、複数の音声信号を加算し、加算後の音声信号に従って無線搬送波を変調することで無線信号を発生して前記各第1及び第2の無線通信装置に送信し、
前記第2の無線中継装置は、前記各第2の無線通信装置からの無線信号を受信した後、音声信号を復調し、複数の音声信号を加算し、加算後の音声信号に従って無線搬送波を変調することで無線信号を発生して前記各第1及び第2の無線通信装置に送信し、
前記各第1の無線通信装置は、
入力される音声信号に従って無線搬送波を変調することで無線信号を発生して前記第1の無線中継装置に送信する第1の変調送信部と、
前記第1の無線中継装置からの無線信号を受信して音声信号に復調する第1の受信復調部と、
前記第2の無線中継装置からの無線信号を受信して音声信号に復調する第2の受信復調部とを備え、
前記各第2の無線通信装置は、
入力される音声信号に従って無線搬送波を変調することで無線信号を発生して前記第2の無線中継装置に送信する第2の変調送信部と、
前記第1の無線中継装置からの無線信号を受信して音声信号に復調する第3の受信復調部と、
前記第2の無線中継装置からの無線信号を受信して音声信号に復調する第4の受信復調部とを備える、無線通信システム。
従って、本発明に係る無線通信システムによれば、各無線通信装置が所属しない別の無線中継装置からの無線信号を受信する受信復調部をさらに備えたので、従来例2及び3における問題点を同時に解決することができ、従来例に比較して拡張時の設置工事が極めて簡単である、新規の同時中継通話用無線通信装置等を提供できる。
実施形態に係る無線通信システムの構成例を示すブロック図である。 図1の無線機1の構成例を示すブロック図である。 図1の中継器2の構成例を示すブロック図である。 従来例1に係る無線通信システムの構成例を示すブロック図である。 従来例2に係る無線通信システムの構成例を示すブロック図である。 従来例3に係る無線通信システムの構成例を示すブロック図である。
以下、本発明に係る実施形態及び変形例について図面を参照して説明する。なお、同一又は同様の構成要素については同一の符号を付している。
(発明者の知見)
図1は実施形態に係る無線通信システムの構成例を示すブロック図である。従来例2及び3の問題点を同時に解決することができ、従来例に比較して拡張時の設置工事が極めて簡単である、新規の同時中継通話用無線通信装置を提案するために、従来例2のごとく有線の音声信号線40を用いず、また、従来例3のごとく中継器2の受信回路数を増大させずかつ同一の無線通信サブシステム62において同一の送信周波数帯と受信周波数帯を使用しないで、図1の実施形態は、以下の構成を有することを特徴とする。
(A)各無線機1-1~1-6は、各中継器2-1,2-2の変調送信部37,37と対応して対向し、当該変調送信部37,37からの無線信号を受信する複数の受信復調部12,13を備える。
(B)各中継器2-1,2-2は、それぞれ所属する無線機(1-1~1-3;1-4~1-6)の変調送信部23,23と対応して対向し、当該変調送信部23,23からの無線信号を受信する複数の受信復調部32,33,34を備える。
以上の2つの構成により、2個の中継器2-1,2-2と、6個の無線機1-1~1-6とを必要十分な条件でかつ最小の構成で、各無線機1-1~1-6は、自無線機とは異なる各無線機1-1~1-6からの無線信号の音声信号を受信できるように構成できる。
(実施形態)
図1において、上述のように、図4~図6と同様に、点線は無線回線による接続を示し、実線は有線回線による接続を示す。
図1において、図1の無線通信システムは2個の無線通信サブシステム61,62を含む。ここで、無線通信サブシステム61は、3個の無線機(無線子機)1-1~1-3と、1個の中継器2-1とにより構成され、無線通信サブシステム62は、3個の無線機(無線子機)1-4~1-6と、1個の中継器2-2とにより構成される。すなわち、無線通信サブシステム61の3個の無線機1-1~1-3は中継器2-1に所属して中継器2-1と送受信可能に構成され、無線通信サブシステム62の3個の無線機1-4~1-6は中継器2-2と送受信可能に構成される。
ここで、各無線機1-1~1-6(総称して、符号1を付す)は、受信アンテナ(図示せず)と、受信復調部12,13と、スピーカ16と、マイクロホン21と、変調送信部23と、送信アンテナ(図示せず)とを備える。なお、図1において、図示の便宜上、各無線機1-1~1-6の加算器14及び音声信号増幅器15,22(いずれも図2参照)の図示を省略する。
また、各中継器2-1~2-2(総称して、符号2を付す)は、受信アンテナ(図示せず)と、受信復調部32,33,34と、加算器35と、変調送信部37と、送信アンテナ(図示せず)とを備える。なお、図1において、図示の便宜上、各中継器2-1~2-2の音声信号増幅器36(図3参照)の図示を省略する。各中継器2-1~2-2において、各受信復調部32~34は受信アンテナにより受信された各無線信号を音声信号に復調し、復調された音声信号は加算器35により加算された後、加算後の音声信号は変調送信部37に出力される。変調送信部37は入力される音声信号に従って、無線搬送波を例えばFMなどの所定の変調方式で変調することにより、送信無線信号を発生して送信アンテナから送信する。
なお、各中継器2の変調送信部37の送信アンテナの送信指向性は、無線通信サブシステム61,62のエリアをカバーするものとし、中継器2-1から送信された無線信号が無線機1-1~1-3の受信復調部12、および無線機1-4~1-6の受信復調部13により受信可能に構成され、中継器2-2から送信された無線信号が無線機1-1~1-3の受信復調部13、および無線機1-4~1-6の受信復調部12により受信可能に構成される。
図2は図1の無線機1の構成例を示すブロック図である。ここで、無線機1は無線通信装置の一例である。
図2において、無線機1は、制御部10と、受信アンテナ11と、受信復調部12,13と、加算器14と、音声信号増幅器15と、スピーカ16と、PTTキー20Aを含む操作部20と、マイクロホン21と、音声信号増幅器22と、変調送信部23と、送信アンテナ24とを備えて構成される。
図2において、受信アンテナ11により受信された無線信号は互いに異なる受信周波数(チャネル)を有する受信復調部12,13に入力される。各受信復調部12,13は、受信された無線信号を低雑音増幅、低域周波数変換、中間周波増幅等を行った後、例えばFM(周波数変調)復調又はPM(位相変調)復調などの所定の復調方式で音声信号に復調して加算器14に出力する。加算器14は入力される2個の音声信号を加算した後、加算結果の音声信号を音声信号増幅器15を介してスピーカ16に出力する。
マイクロホン21は入力される音声を音声信号に変換して音声信号増幅器22を介して変調送信部23に出力する。制御部10は、PTTキー20Aがオンされたときに、変調送信部23を動作させ、変調送信部23は入力される音声信号に従って無線搬送波を所定の変調方式で変調した後、変調された無線搬送波である無線信号を、高域周波数変換しかつ電力増幅した後、送信アンテナ24から送信する。
図3は図1の中継器2の構成例を示すブロック図である。ここで、中継器2は無線中継装置の一例である。
図3において、中継器2は、受信アンテナ31と、受信復調部32,33,34と、加算器35と、音声信号増幅器36と、変調送信部37と、送信アンテナ38とを備えて構成される。
図3において、受信アンテナ31により受信された無線信号は互いに異なる受信周波数(チャネル)を有する受信復調部32,33,34に入力される。各受信復調部32,33,34は、受信された無線信号を低雑音増幅、低域周波数変換、中間周波増幅等を行った後、例えばFM(周波数変調)復調又はPM(位相変調)復調などの所定の復調方式で音声信号に復調して加算器35に出力する。加算器35は入力される3個の音声信号を加算した後、加算結果の音声信号を音声信号増幅器36を介して変調送信部37に出力する。変調送信部37は入力される音声信号に従って無線搬送波を例えばFM(周波数変調)変調又はPM(位相変調)変調などの所定の変調方式で変調した後、変調された無線搬送波である無線信号を、高域周波数変換しかつ電力増幅した後、送信アンテナ38から送信する。
以上のように構成された無線通信サブシステム61において、中継器2-1の変調送信部37の送信周波数は、各無線機1-1~1-3の受信復調部12の受信周波数及び各無線機1-4~1-6の受信復調部13の受信周波数と同一であり、中継器2-1の変調送信部37からの無線信号は、各無線機1-1~1-3の受信復調部12により受信された後、音声信号に復調されてスピーカ16から出力されるとともに、各無線機1-4~1-6の受信復調部13により受信された後、音声信号に復調されてスピーカ16から出力される。また、各無線機1-1~1-3の変調送信部23の各送信周波数はそれぞれ、中継器2-1の対応する受信復調部32~34の受信周波数と同一であり、
(1)無線機1-1の変調送信部23からの無線信号は中継器2-1の受信復調部32により受信された後、音声信号に復調されて加算器35に出力され、
(2)無線機1-2の変調送信部23からの無線信号は中継器2-1の受信復調部33により受信された後、音声信号に復調されて加算器35に出力され、
(3)無線機1-3の変調送信部23からの無線信号は中継器2-1の受信復調部34により受信された後、音声信号に復調されて加算器35に出力される。
加算器35に入力された3個の音声信号は加算された後、加算後の音声信号は変調送信部37に入力され、変調送信部37は入力される音声信号に従って無線搬送波を変調して、変調された無線信号を送信する。
また、無線通信サブシステム62において、中継器2-2の変調送信部37の送信周波数は、各無線機1-4~1-6の受信復調部12の受信周波数と同一であり、中継器2-2の変調送信部37からの無線信号は、各無線機1-4~1-6の受信復調部12により受信された後、音声信号に復調されてスピーカ16から出力されるとともに、各無線機1-1~1-3の受信復調部13により受信された後、音声信号に復調されてスピーカ16から出力される。また、各無線機1-4~1-6の変調送信部23の各送信周波数はそれぞれ、中継器2-2の対応する受信復調部32~34の受信周波数と同一であり、
(1)無線機1-4の変調送信部23からの無線信号は中継器2-2の受信復調部32により受信された後、音声信号に復調されて加算器35に出力され、
(2)無線機1-5の変調送信部23からの無線信号は中継器2-2の受信復調部33により受信された後、音声信号に復調されて加算器35に出力され、
(3)無線機1-6の変調送信部23からの無線信号は中継器2-2の受信復調部34により受信された後、音声信号に復調されて加算器35に出力される。
加算器35に入力された3個の音声信号は加算された後、加算後の音声信号は変調送信部37に入力され、変調送信部37は入力される音声信号に従って無線搬送波を変調して、変調された無線信号を送信する。
以上説明したように、本実施形態によれば、無線機1の受信復調部12,13の個数を中継器2の個数と同じ複数にすることによって、各無線機1の受信復調部12,13は各中継器2からの送信無線信号をすべて受信した後、各無線機1で受信して復調した音声信号を加算してスピーカ16から出力させる。これによって、本実施形態は、従来例2に係る有線の音声信号線40による拡張方法(図5参照)に比較して中継器2の設置の自由度が向上する。また、本実施形態は、従来例3に係る中継器2に受信復調部34Aを追加する拡張方法(図6参照)の問題点である「無線性能の低下」を発生させることなく、同時中継通話システムの無線子機を容易に拡張することが可能となる。
すなわち、本実施形態によれば、従来例2及び3における問題点を同時に解決することができ、従来例に比較して拡張時の設置工事が極めて簡単である、新規の同時中継通話用無線通信装置と、複数の無線通信装置を含む無線通信システムを提供できる。
(変形例)
以上の実施形態では、2個の中継器2と、1中継器当たり3個の無線機1とを含む2個の無線通信サブシステム61,62を合体した無線通信システムについて説明したが、本発明はこれに限らず、以下のように構成してもよい。
(1)2個の中継器2と、1中継器当たり1個、2個又は4個以上の無線機1とを含む2個の無線通信サブシステムを合体した無線通信システムを構成してもよい。
(2)3個以上の中継器2と、1中継器あたり1個又は複数個の無線機1とを含む3個以上の無線通信サブシステムを合体した無線通信システムを構成してもよい。
(3)従って、複数個の中継器2と、1中継器あたり1個又は複数個の無線機1とを含む複数個の無線通信サブシステムを合体した無線通信システムを構成してもよい。このとき、各中継器2は、すべての無線機1に対して無線信号を送信する1個の変調送信部37と、当該中継器2に所属する無線機1の個数と同じ個数の受信復調部32~34等であって、当該中継器2に所属する無線機1からの無線信号を受信する受信復調部32~34等とを備える。また、各無線機1は、所属する中継器2に対して無線信号を送信する1個の変調送信部23と、すべての中継器2の個数と同じ個数の受信復調部12,13等であって、各中継器2からの無線信号を受信する受信復調部12,13等とを備える。
以上詳述したように、本発明に係る無線通信システムによれば、各無線通信装置が所属しない別の無線中継装置からの無線信号を受信する受信復調部をさらに備えたので、従来例2及び3における問題点を同時に解決することができ、従来例に比較して拡張時の設置工事が極めて簡単である、新規の同時中継通話用無線通信装置等を提供できる。特に、本発明に係る無線通信装置は、非特許文献1等に規定する特定小電力無線局の無線機等に好適である。
1,1-1~1-6 無線機(無線子機;無線通信装置)
2,2-1~2-2 中継器(無線中継装置)
10 制御部
11 受信アンテナ
12,13 受信復調部
14 加算器
15 音声信号増幅器
16 スピーカ
20 操作部
20A PTTキー
21 マイクロホン
22 音声信号増幅器
23 変調送信部
24 送信アンテナ
31 受信アンテナ
32,33,34,34A 受信復調部
35,35A 加算器
36 音声信号増幅器
37 変調送信部
38 送信アンテナ
40 音声信号線
41,42 外部端子
51-1~51-6 無線機(無線子機;無線通信装置)
61,62,62A 無線通信サブシステム

Claims (6)

  1. 1個又は複数個の第1の無線通信装置と、前記各第1の無線通信装置と無線通信を行う第1の無線中継装置とを含む第1の無線通信サブシステムと、
    1個又は複数個の第2の無線通信装置と、前記各第2の無線通信装置と無線通信を行う第2の無線中継装置とを含む第2の無線通信サブシステムとを備える無線通信システムであって、
    前記第1の無線中継装置は、前記各第1の無線通信装置からの無線信号を受信した後、音声信号を復調し、複数の音声信号を加算し、加算後の音声信号に従って無線搬送波を変調することで無線信号を発生して前記各第1及び第2の無線通信装置に送信し、
    前記第2の無線中継装置は、前記各第2の無線通信装置からの無線信号を受信した後、音声信号を復調し、複数の音声信号を加算し、加算後の音声信号に従って無線搬送波を変調することで無線信号を発生して前記各第1及び第2の無線通信装置に送信し、
    前記各第1の無線通信装置は、
    入力される音声信号に従って無線搬送波を変調することで無線信号を発生して前記第1の無線中継装置に送信する第1の変調送信部と、
    前記第1の無線中継装置からの無線信号を受信して音声信号に復調する第1の受信復調部と、
    前記第2の無線中継装置からの無線信号を受信して音声信号に復調する第2の受信復調部とを備え、
    前記各第2の無線通信装置は、
    入力される音声信号に従って無線搬送波を変調することで無線信号を発生して前記第2の無線中継装置に送信する第2の変調送信部と、
    前記第1の無線中継装置からの無線信号を受信して音声信号に復調する第3の受信復調部と、
    前記第2の無線中継装置からの無線信号を受信して音声信号に復調する第4の受信復調部とを備える、無線通信システム。
  2. 前記第1の無線中継装置は、
    前記各第1の無線通信装置からの無線信号を受信して音声信号に復調する、前記各第1の無線通信装置の個数と同じ個数の第5の受信復調部と、
    前記各第5の受信復調部からの音声信号を加算し、加算後の音声信号を出力する第1の加算器と、
    前記第1の加算器からの加算後の音声信号に従って無線搬送波を変調することで無線信号を発生して前記各第1の無線通信装置及び前記各第2の無線通信装置に送信する第3の変調送信部とを備え、
    前記第2の無線中継装置は、
    前記各第2の無線通信装置からの無線信号を受信して音声信号に復調する、前記各第2の無線通信装置の個数と同じ個数の第6の受信復調部と、
    前記各第6の受信復調部からの音声信号を加算し、加算後の音声信号を出力する第2の加算器と、
    前記第2の加算器からの加算後の音声信号に従って無線搬送波を変調することで無線信号を発生して前記各第1の無線通信装置及び前記各第2の無線通信装置に送信する第4の変調送信部とを備える、請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 請求項1又は2に記載の無線通信システムのための無線通信装置であって、
    前記無線通信装置は前記第1の無線通信装置又は前記第2の無線通信装置である、無線通信装置。
  4. 1個又は複数個の無線通信装置と、前記各無線通信装置と無線通信を行う無線中継装置とをそれぞれ含む複数N個の無線通信サブシステムを備える無線通信システムであって、
    Nは3以上の整数であり、
    前記各無線通信サブシステムに含まれる無線中継装置は、当該無線中継装置を含む同一の無線通信サブシステムに含まれる前記各無線通信装置からの無線信号を受信した後、音声信号を復調し、複数の音声信号を加算し、加算後の音声信号に従って無線搬送波を変調することで無線信号を発生して、前記同一の無線通信サブシステムに含まれる前記各無線通信装置、および前記同一の無線通信サブシステムとは別の複数の無線通信サブシステムに含まれる各無線通信装置に送信し、
    前記各無線通信装置は、
    入力される音声信号に従って無線搬送波を変調することで無線信号を発生して、前記同一の無線通信サブシステムに含まれる無線中継装置に送信する第1の変調送信部と、
    前記同一の無線通信サブシステムに含まれる無線中継装置からの無線信号を受信して音声信号に復調する第1の受信復調部と、
    前記同一の無線通信サブシステムとは別の複数の無線通信サブシステムに含まれる各無線中継装置からの無線信号をそれぞれ受信して音声信号に復調する複数の第2の受信復調部とを備える、無線通信システム。
  5. 前記同一の無線通信サブシステムに含まれる無線中継装置は、
    前記同一の無線通信サブシステムに含まれる各無線通信装置からの無線信号を受信して音声信号に復調する、前記同一の無線通信サブシステムに含まれる無線通信装置の個数と同じ個数の第3の受信復調部と、
    前記各第3の受信復調部からの音声信号を加算し、加算後の音声信号を出力する第1の加算器と、
    前記第1の加算器からの加算後の音声信号に従って無線搬送波を変調することで無線信号を発生して前記同一の無線通信サブシステムに含まれる各無線通信装置及び、前記同一の無線通信サブシステムとは別の無線通信サブシステムに含まれる各無線通信装置に送信する第2の変調送信部とを備え、
    前記別の無線通信サブシステムに含まれる各無線中継装置は、
    当該各無線中継装置を含む別の無線通信サブシステムに含まれる各無線通信装置からの無線信号を受信して音声信号に復調する、前記別の無線通信サブシステムに含まれる無線通信装置の個数と同じ個数の第4の受信復調部と、
    前記各第4の受信復調部からの音声信号を加算し、加算後の音声信号を出力する第2の加算器と、
    前記第2の加算器からの加算後の音声信号に従って無線搬送波を変調することで無線信号を発生して前記別の無線通信サブシステムに含まれる各無線通信装置及び、前記同一の無線通信サブシステムに含まれる各無線通信装置に送信する第3の変調送信部とを備える、請求項4に記載の無線通信システム。
  6. 請求項4又は5に記載の無線通信システムのための無線通信装置であって、
    前記無線通信装置は、前記同一の無線通信サブシステムに含まれる各無線通信装置、もしくは、前記別の無線通信サブシステムに含まれる各無線通信装置である、無線通信装置。
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