JP2023006895A - タイヤ - Google Patents
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Abstract
Description
タイヤサイド部の内部に埋設された、通信装置と、
前記タイヤサイド部のタイヤ外表面に形成され、ベース面を有する、装飾部と、
前記装飾部に設けられた、1つ又は複数のパターン領域と、
を備えた、タイヤであって、
各前記パターン領域には、前記装飾部の前記ベース面から0.1mm以上で1.0mm以下の突出高さで突出すると共に0.1mm以上で3.0mm以下の間隔の突起が複数形成されており、
前記タイヤサイド部のタイヤ幅方向の投影面において、前記通信装置の全体が、前記装飾部の内部に位置している。
本発明のタイヤによれば、通信装置の位置が把握し易くなる。
前記1つ又は複数のパターン領域は、第一のパターン領域を含み、
前記第一のパターン領域には、前記装飾部の前記ベース面から0.1mm以上で1.0mm以下の突出高さで突出すると共に1.0mmよりも大きく3.0mm以下の間隔の第一突起が複数形成されていてもよい。
この場合、装飾部の表現の幅を広げることができる。
前記タイヤは、前記装飾部に前記パターン領域を複数備えており、
前記複数のパターン領域は、第一のパターン領域と第二のパターン領域とを含み、
前記第一のパターン領域には、前記装飾部の前記ベース面から0.1mm以上で1.0mm以下の予め決められた値の突出高さで突出すると共に0.1mm以上1.0mm以下の予め決められた値の間隔の第一突起が複数形成されており、
前記第二のパターン領域には、前記装飾部の前記ベース面から0.1mm以上で1.0mm以下の予め決められた値の突出高さで突出すると共に0.1mm以上1.0mm以下の予め決められた値の間隔の第二突起が複数形成されており、
夫々の前記第一突起の間隔と夫々の前記第二突起の間隔とが同様とされ、前記第一突起
の突出高さと前記第二突起の突出高さとが異なっていてもよい。
この場合、装飾部の表現の幅を広げることができる。
前記1つ又は複数のパターン領域は、第一のパターン領域を含み、
前記第一のパターン領域には、前記装飾部の前記ベース面から0.1mm以上で1.0mm以下の突出高さで突出すると共に0.1mmよりも大きく1.0mm以下の間隔の第一突起が複数形成されており、
少なくとも前記第一のパターン領域では、複数の前記第一突起が、前記ベース面に垂直な法線に対して一方向に傾斜していてもよい。
この場合、装飾部を斜めから見たときにコントラストを得ることができる。
前記1つ又は複数のパターン領域は、第一のパターン領域を含み、
前記第一のパターン領域には、前記装飾部の前記ベース面から0.1mm以上で1.0mm以下の突出高さで突出すると共に0.1mmよりも大きく1.0mm以下の間隔の第一突起が複数形成されており、
前記第一のパターン領域には、互いに隣接して配置される複数の前記第一突起の高さが漸減する漸減領域が設けられていてもよい。
この場合、装飾部の表現の幅を広げることができる。
前記1つ又は複数のパターン領域は、第一のパターン領域を含み、
前記第一のパターン領域には、第一突起が隣り合う形態で複数形成され、
各前記第一突起は、前記ベース面に沿って延び、
各前記第一突起は、前記ベース面の側を形成する基部と、前記突出する先端の側を形成する先端部と、を含んで構成され、
前記第一のパターン領域には、互いに隣り合う前記第一突起の少なくとも一部が、前記第一突起の長さの方向から見て、互いに重なる重なり部が形成されており、
前記第一のパターン領域における前記第一突起は、前記ベース面から0.1mm以上1.0mm以下の突出高さで突出するとともに、前記隣り合う前記第一突起のピッチは、0.1mm以上1.0mm以下とされていてもよい。
この場合、装飾部の表現の幅を広げることができる。
各前記第一突起は、アスタリスク突起であってもよい。
前記通信装置は、RFタグを有すると、好適である。
各図において共通する部材・部位には同一の符号を付している。一部の図面では、タイヤ幅方向を符号「TW」で示し、タイヤ径方向を符号「RD」で示し、タイヤ周方向を符号「CD」で示している。本明細書において、タイヤ内腔に近い側を「タイヤ内側」といい、タイヤ内腔から遠い側を「タイヤ外側」という。
図1~図2の実施形態のタイヤ1は、乗用車用空気入りタイヤとして構成されている。図5の実施形態のタイヤ1は、トラック・バス用空気入りタイヤとして構成されている。以下では、説明の便宜上、これらの実施形態について併せて説明する。
なお、本発明の任意の実施形態のタイヤ1は、任意の種類のタイヤとして構成されてよい。
図2、図5等に示すように、本明細書で説明する各実施形態において、タイヤ本体1Mは、トレッド部1aと、このトレッド部1aのタイヤ幅方向の両端部からタイヤ径方向内側に延びる一対のサイドウォール部1bと、各サイドウォール部1bのタイヤ径方向内側の端部に設けられた一対のビード部1cと、を備えている。トレッド部1aは、タイヤ本体1Mのうち、一対の接地端どうしの間のタイヤ幅方向部分である。ビード部1cは、タイヤ1をリムに装着したときに、タイヤ径方向内側及びタイヤ幅方向外側においてリムに接するように構成される。
タイヤ本体1Mは、トレッド部1aのタイヤ幅方向の両端部からタイヤ径方向内側に延びる一対のタイヤサイド部1dを有する。タイヤサイド部1dは、サイドウォール部1b及びビード部1cからなる。本明細書では、タイヤサイド部1dにおけるタイヤ外側の表面を、「タイヤサイド部1dのタイヤ外表面1ds」という。
また、タイヤ本体1Mは、一対のビードコア4aと、一対のビードフィラー4bと、カーカス5と、ベルト6と、トレッドゴム7と、サイドゴム8と、インナーライナー9と、を備えている。
ビードフィラーは、「スティフナー」と呼ばれることがある。
図5に示すように、タイヤ本体1M(ひいてはタイヤ1)がトラック・バス用空気入りタイヤとして構成される場合、ビードフィラー4bは、複数(図5の例では、2つ)のビードフィラー部4b1、4b2から構成されてもよい。これら複数のビードフィラー部4b1、4b2は、例えば、硬さが異なり得る。これら複数のビードフィラー部4b1、4b2は、例えば、タイヤ径方向に沿って配列(積層)される。
カーカスコードは、ポリエステル、ナイロン、レーヨン、アラミドなどからなる有機繊維から構成されてもよいし、金属(例えばスチール)から構成されてもよい。タイヤ1がトラック・バス用空気入りタイヤとして構成される場合、カーカスコードは、金属(例えばスチール)から構成されると好適である。タイヤ1が乗用車用空気入りタイヤとして構成される場合、カーカスコードは、ポリエステル、ナイロン、レーヨン、アラミドなどからなる有機繊維から構成されると好適である。
カーカスプライ5aは、一対のビードコア4a間に位置するプライ本体部5Mを備えている。カーカスプライ5aは、さらに、プライ本体部5Mの両端からビードコア4aの廻りでタイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側に折り返される、プライ折返し部5Tを、さらに備えていてもよい。ただし、カーカスプライ5aは、プライ折返し部5Tを備えていなくてもよい。カーカス5は、ラジアル構造であると好適であるが、バイアス構造でもよい。
このように、装飾部14には、これら複数の突起Qにより、微細な凹凸が形成されているので、光が吸収されやすい。そのため、装飾部14において外側に反射される光の量は、タイヤサイド部1dのタイヤ外表面1dsのうち装飾部14以外の部分において外側に反射される光の量と比して、少なくなる。よって、装飾部14の明度は、タイヤサイド部1dのタイヤ外表面1dsのうち装飾部14以外の部分の明度と比して、低くなる。
通信装置10は、タイヤ1の外部にある所定外部装置(例えば、リーダ、あるいは、リーダ/ライタ)と無線通信可能な構成であればよく、通信装置10の構成は特に限定されるものではない。
通信装置10は、RFタグを有すると好適である。RFタグは、「RFIDタグ」とも呼ばれる。RFタグは、パッシブ型に構成されると好適であるが、アクティブ型に構成されてもよい。
通信装置10は、RFタグに代えて又は加えて、タイヤ1の加速度を検出する加速度センサや、タイヤ1の内圧を検出する内圧センサ等を有してもよい。
記憶部は、任意の情報を記憶してよい。例えば、記憶部は、タイヤ1の識別情報を記憶してもよい。タイヤ1の識別情報は、例えば、タイヤ1の製造メーカ、製造工場、製造年月日等の、各タイヤをタイヤ毎に特定できるタイヤ1の固有の識別情報である。また、記憶部は、タイヤの走行距離、急制動回数、急発信回数、急旋回回数等のタイヤ履歴情報を記憶してもよい。また、例えば、タイヤ内部温度、タイヤ内圧、タイヤ加速度等を検出するセンサがタイヤ内腔に設けられており、記憶部が、これらセンサにより検出された検出情報を記憶してもよい。この場合、RFタグ10eは、アンテナ部10bを通じて、センサと無線通信することで、センサの検出情報を取得することができる。
制御部は、記憶部からの情報の読み出しが可能に構成される。
本例において、被覆部10fは、一対のシート状の被覆部材10f1、10f2を有している。一対の被覆部材10f1、10f2は、両者間にRFタグ10eを挟んだ状態で、互いに重ねられている。一対の被覆部材10f1、10f2どうしは、接着等により互いに固着されていると、好適である。
ただし、被覆部10fは、1つの部材から構成されてもよい。
本例において、被覆部10fは、平面視において四角形状をなしているが、被覆部10fは、平面視において任意の形状をなしてよい。
なお、通信装置10は、被覆部10fを有していなくてもよく、すなわち、RFタグ10eのみから構成されてもよい。
図3~図4に示すように、通信装置10がRFタグ10eを有する場合、通信装置10の長手方向LDは、アンテナ部10bの延在方向に平行である。アンテナ部10bの各アンテナ10b1、10b2が波型である場合、アンテナ部10bの延在方向は、各アンテナ10b1、10b2のなす波型の振幅中心線の延在方向を指す。通信装置10において、通信装置10の厚さ方向TDは、通信装置10が被覆部10fを有する場合、被覆部10fの厚さ方向を指し、通信装置10が被覆部10fを有さない場合、ICチップ10cの厚さ方向を指す。
RFタグ10eの短手方向SDの長さは、例えば、10mm以下、又は、8mm以下が好適である。
RFタグ10eの厚さ方向TDの長さは、例えば、5mm以下、又は、2mm以下が好適である。
通信装置10が被覆部10fを有する場合、通信装置10の長手方向LDの長さは、例えば、30mm以上、又は、60mm以上が好適である。また、RFタグ10eの長手方向LDの長さは、例えば、110mm以下、又は、80mm以下が好適である。
通信装置10が被覆部10fを有する場合、通信装置10の短手方向SDの長さは、例えば、20mm以下、又は、15mm以下が好適である。
通信装置10が被覆部10fを有する場合、通信装置10の厚さ方向TDの長さは、例えば、6mm以下、又は、3mm以下が好適である。
被覆部10fの被覆部材10f1、10f2のそれぞれの厚さは、例えば、0.5mm以上が好適である。また、被覆部10fの被覆部材10f1、10f2のそれぞれの厚さは、例えば、1mm以下が好適である。
タイヤサイド部1dのタイヤ幅方向の投影面(図1)において、通信装置10の全体が、装飾部14の内部に位置している。ここで、「タイヤサイド部1dのタイヤ幅方向の投影面」とは、図1のように、タイヤサイド部1dをタイヤ幅方向に投影して見たときの投影面である。
通信装置10は、通信装置10の厚さ方向TDが、タイヤ幅方向にほぼ沿うように、指向される(図2、図5)。
装飾部14は、タイヤ成形用金型を用いた加硫成形後に得られた生タイヤに対して切削加工が施されることにより形成されてもよいし、あるいは、タイヤ成形用金型を用いた加硫成形により形成されてもよい。
まず、上述のように、本明細書で説明する各実施形態においては、図1~図2、図5に示すように、通信装置10が、タイヤサイド部1dの内部に埋設されている。ここで、一般的に、金属は、通信装置10と上記所定外部装置(例えば、リーダ、あるいは、リーダ/ライタ)との間の電波を弱めて、通信装置10と上記所定外部装置との間の通信性を低下させるおそれがあり、ひいては、通信装置10と上記所定外部装置との間の通信距離が短くなるおそれがある。一方、タイヤ本体1Mにおいて、金属(例えば、スチール)は、カーカス5、ベルト6、ビードコア4a、補強部材3等に使用され得る。そして、一般的に、タイヤサイド部1dのほうが、トレッド部1aに比べて、金属の量が少ない傾向がある。したがって、通信装置10をタイヤサイド部1dに配置することにより、仮に通信装置10をトレッド部1aに配置する場合に比べて、通信性を向上でき、通信装置10と上記所定外部装置との間の通信距離を長くすることが可能になる。
また、上述のように、本明細書で説明する各実施形態においては、図1に示すように、タイヤサイド部1dのタイヤ幅方向の投影面において、通信装置10の全体が、装飾部14の内部に位置していることにより、外部から視認がし易い装飾部14が、通信装置10の位置を表す表示機能を有するので、通信装置10の位置が把握しやすくなる。よって、上記所定外部装置(例えば、リーダ、あるいは、リーダ/ライタ)によって通信装置10の読み取りを行おうとする作業者は、上記所定外部装置を装飾部14の近傍にかざすだけで、通信装置10を読み取ることが可能になり、読み取り作業がスムーズになる。また、装飾部14によってタイヤ1を装飾することができるので、タイヤ1の外観を向上できる。つまり、装飾部14は、タイヤ1の装飾機能と、通信装置10の位置表示機能とを、併せ持つことができる。
また、タイヤサイド部1dのタイヤ幅方向の投影面において、通信装置10の全体が、装飾部14の内部に位置していることにより、装飾部14に形成された微細な凹凸によって、タイヤ1の転動時等において、装飾部14の近傍に歪が集中しづらくなるため、通信装置10に掛かる負荷を軽減でき、通信装置10ひいてはタイヤ1の耐久性を向上できる。
また、タイヤサイド部1dのタイヤ幅方向の投影面において、通信装置10の全体が、装飾部14の内部に位置していることにより、装飾部14に形成された微細な凹凸によって、装飾部14に対してタイヤ幅方向内側に位置する通信装置10の輪郭(特に、例えば、通信装置10がRFタグ10eを有する場合、RFタグ10eの輪郭)が目立ちにくくなるので、タイヤ1の外観を向上できる。なお、仮に、装飾部14に形成された凹凸がさほど微細ではない場合(具体的には、突起Qの突出高さが1.0mm超である場合、かつ/又は、突起Qどうしの間の間隔が3.0mm超である場合)は、通信装置10の輪郭が目立ちやすくなり、タイヤ1の外観が低下するおそれがある。
通信装置10のタイヤ径方向外端10uとカーカス5のプライ折返し部5Tのタイヤ径方向外端5eとの間のタイヤ径方向距離は、3~30mmが好適であり、5~15mmがより好適である。
ここで、「カーカス5のプライ折返し部5Tのタイヤ径方向外端5e」とは、カーカス5の各カーカスプライ5aのプライ折返し部5Tのタイヤ径方向外端のうち最もタイヤ径方向外側にあるタイヤ径方向外端を指す。
ここで、「補強部材3のタイヤ径方向外端3u」とは、補強部材3の各補強プライ3aのタイヤ径方向外端のうち最もタイヤ径方向外側にあるタイヤ径方向外端を指す。
通信装置10のタイヤ径方向中心10mとビードフィラー4bのタイヤ径方向外端4buとの間のタイヤ径方向距離は、1~30mmが好適であり、5~15mmがより好適である。
ここで、「タイヤ本体1Mのタイヤ最大幅位置」とは、タイヤ本体1Mのタイヤ幅方向の寸法が最大となるタイヤ径方向位置である。
図6~図12は、本発明の第3実施形態に係るタイヤ1を説明するための図面である。図13~図21は、本発明の第4実施形態に係るタイヤ1を説明するための図面である。図22~図26は、本発明の第5実施形態に係るタイヤ1を説明するための図面である。図27~図30は、本発明の第6実施形態に係るタイヤ1を説明するための図面である。図31~図36は、本発明の第7実施形態に係るタイヤ1を説明するための図面である。図6~図36の各実施形態は、装飾部14及びパターン領域Kの構成がそれぞれ異なる。ただし、図6~図36の各実施形態においても、図1~図5を参照しつつ上述した各実施形態と同様に、タイヤ本体1Mは、タイヤサイド部1dのタイヤ外表面1dsに形成され、ベース面30を有する、装飾部14と、装飾部14に設けられた、1つ又は複数のパターン領域Kと、を備えている。各パターン領域Kには、突起Qが複数形成されている。これら複数の突起Qは、装飾部14のベース面30から0.1mm以上で1.0mm以下の突出高さで突出している。これら複数の突起Qどうしの間の間隔は、0.1mm以上で3.0mm以下である。ベース面30は、装飾部14の底面を構成する。タイヤ本体1Mは、装飾部14を1つのみ備えてもよいし、装飾部14を複数備えてもよい。
図6~図36では、便宜のため、通信装置10の図示は省略する。ただし、図6~図36の各実施形態においても、タイヤ1は、通信装置10を備えており、通信装置10の全体が、タイヤ本体1Mのタイヤサイド部1dの内部に埋設されており、タイヤサイド部1dのタイヤ幅方向の投影面において、通信装置10の全体が、装飾部14の内部に位置している。
第3実施形態のタイヤ1において、装飾部14に設けられた1つ又は複数のパターン領域Kは、第一のパターン領域Kを含み、第一のパターン領域Kには、装飾部14のベース面30から0.1mm以上で1.0mm以下の突出高さで突出すると共に1.0mmよりも大きく3.0mm以下の間隔の第一突起Qが複数形成されている。
低明度領域18は、図12に示されるように、ベース面30から突出した複数のアスクリスク状の突起(以下、「アスタリスク突起」という。)Qを有しており、具体的には、複数の第一アスタリスク突起34(Q)と、複数の第二アスタリスク突起36(Q)とを有している。そして、第一アスタリスク突起34と、第二アスタリスク突起36とは、タイヤ周方向、及びタイヤ径方向に交互に配置されている。第一アスタリスク突起34、及び第二アスタリスク突起36は、第二突起(突起)Qの一例である。
第一アスタリスク突起34は、図11に示されるように、ベース面30に対して直交する方向(例えば、タイヤ1の回転軸方向)から見て、基点としての中心O1から夫々異なる方向へ延出された第一延出部35A-1、35A-2、第二延出部35B-1、35B-2、及び第三延出部35C-1、35C-2で構成されている。以下、これらの6本の延出部を、まとめて「延出部34E」と称する。そして、一の延出部34Eと他の延出部34E(中心O1から互いに逆向きに延出されているもの同士を除く)とで、中心O1において屈曲された線形状が構成されている。
第三延出部35C-2とを、まとめて「第三延出部35C」と称する。
第二アスタリスク突起36は、図11に示されるように、第一アスタリスク突起34と同様の形状をしている。具体的には、第二アスタリスク突起36は、ベース面30に対して直交する方向から見て、中心O1を中心にして第一アスタリスク突起34を時計回り方向に90〔度〕回転させ、さらに、中心O1を中心に90〔度〕回転させた第一アスタリスク突起34の上下を反転させた形状である。
図11、図12に示されるように、第一アスタリスク突起34と、第二アスタリスク突起36とは、タイヤ周方向、及びタイヤ径方向に交互に配置されており、低明度領域18の全体を埋めている(図7参照)。
三延出部35C-2の間、第二延出部35B-2と第三延出部35C-1の間に挿入されている。
中明度領域16は、図9に示されるように、ベース面30から突出した複数のアスクリスク状の突起(アスタリスク突起)Qを有しており、具体的には、複数の第一アスタリスク突起44(Q)と、複数の第二アスタリスク突起46(Q)とを有している。そして、第一アスタリスク突起44と、第二アスタリスク突起46とは、タイヤ周方向、及びタイヤ径方向に交互に配置されている。第一アスタリスク突起44、及び第二アスタリスク突起46は、第一突起(突起)Qの一例である。
第一アスタリスク突起44については、低明度領域18の第一アスタリスク突起34(図11参照)と異なる部分を主に説明する。
図8に示されるように、第二アスタリスク突起46は、第一アスタリスク突起44と同様の形状をしている。具体的には、第二アスタリスク突起46は、ベース面30に対して直交する方向から見て、中心O3を中心にして第一アスタリスク突起44を 時計回り方向に90〔度〕回転させ、さらに、中心O3を中心に90〔度〕回転させた第一アスタリスク突起44の上下を反転させた形状である。
図8に示されるように、第一アスタリスク突起44と、第二アスタリスク突起46とは、タイヤ周方向、及びタイヤ径方向に交互に配置されており、中明度領域16(図7参照)の全体を埋めている。
この構成において、第一アスタリスク突起44と第二アスタリスク突起46とは、タイヤ径方向の内側から外側に向かって、連結部44A、44Bを介して階段状に連結されている。
次に、第3実施形態に係るタイヤ1の装飾部14及びパターン領域Kによる作用効果について説明する。
タイヤサイド部1dの装飾部14の低明度領域18では、低明度領域18に形成された第一アスタリスク突起34及び第二アスタリスク突起36へ入射する光は、図10(A)に示す側面34D、36Dに当たる。そして、入射した光は、向かい合う側面34D、36D間で反射を繰り返しながら減衰して、外側に反射される。
さらに、タイヤサイド部1dの突起が形成されていない他の領域20では、他の領域20に入射した光は、他の領域20を構成する外面によって外側に反射される。
、他の領域と比して相対的に白色に見え、中明度領域16が、他の領域と比して相対的にグレー色に見える。
第4実施形態のタイヤ1において、タイヤ1は、装飾部14にパターン領域Kを複数備えており、複数のパターン領域Kは、第一のパターン領域Kと第二のパターン領域Kとを含み、第一のパターン領域Kには、装飾部14のベース面30から0.1mm以上で1.0mm以下の予め決められた値の突出高さで突出すると共に0.1mm以上1.0mm以下の予め決められた値の間隔の第一突起Qが複数形成されており、第二のパターン領域Kには、装飾部14のベース面30から0.1mm以上で1.0mm以下の予め決められた値の突出高さで突出すると共に0.1mm以上1.0mm以下の予め決められた値の間隔の第二突起Qが複数形成されており、夫々の第一突起Qの間隔と夫々の第二突起Qの間隔とが同様とされ、第一突起Qの突出高さと第二突起Qの突出高さとが異なっている。
第一低明度領域116は、図16に示されるように、ベース面30から突出した複数のアスクリスク状の突起(以下、アスタリスク突起)Qを有しており、具体的には、複数の第一アスタリスク突起134(Q)と、複数の第二アスタリスク突起136(Q)とを有している。そして、第一アスタリスク突起134と、第二アスタリスク突起136とは、タイヤ周方向、及びタイヤ径方向に交互に配置されている。第一アスタリスク突起134、及び第二アスタリスク突起136は、第一突起(突起)Qの一例である。
第一アスタリスク突起134は、図15に示されるように、ベース面30に対して直交する方向(タイヤ1の回転軸方向)から見て、基点としての中心1O1から夫々異なる方向へ延出された第一延出部135A-1、135A-2、第二延出部135B-1、135B-2、及び第三延出部135C-1、135C-2で構成されている。以下、これらの6本の延出部を、まとめて「延出部134E」と称する。一の延出部134Eと他の延出部134E(中心1O1から互いに逆向きに延出されているもの同士を除く)とで、中心1O1において屈曲された線形状が構成されている。
第二アスタリスク突起136は、図15に示されるように、第一アスタリスク突起134と同様の形状をしている。具体的には、第二アスタリスク突起136は、ベース面30に対して直交する方向から見て、中心1O1を中心にして第一アスタリスク突起134を時計回り方向に90〔度〕回転させ、さらに、中心1O1を中心に90〔度〕回転させた第一アスタリスク突起134の上下を反転させた形状である。
図15、図16に示されるように、第一アスタリスク突起134と、第二アスタリスク突起136とは、タイヤ周方向、及びタイヤ径方向に交互に配置されており、第一低明度領域116の全体を埋めている(図14参照)。
第二低明度領域118は、図17、図18に示されるように、ベース面30から突出した複数のアスクリスク状の突起(アスタリスク突起)Qを有しており、具体的には、複数の第一アスタリスク突起144(Q)と、複数の第二アスタリスク突起146(Q)とを有している。そして、第一アスタリスク突起144と、第二アスタリスク突起146とは、タイヤ周方向、及びタイヤ径方向に交互に配置されている。第一アスタリスク突起144、及び第二アスタリスク突起146は、第二突起(突起)Qの一例である。
第一アスタリスク突起144については、第一低明度領域116の第一アスタリスク突起134(図15参照)と異なる部分を主に説明する。
図17に示されるように、第一アスタリスク突起144は、ベース面30に対して直交する方向から見て、第一低明度領域116の第一アスタリスク突起134(図15参照)と同様の形状とされている。第一アスタリスク突起144において、第一アスタリスク突起134の第一延出部135A-1、135A-2、第二延出部135B-1、135B-2、第三延出部135C-1、135C-2、及び中心1O1に対応する部分を、第一延出部145A-1、145A-2、第二延出部145B-1、145B-2、第三延出部145C-1、145C-2、及び中心1O3と称する。以下、前述の6本の延出部を、まとめて「延出部144E」称する。
図17に示されるように、第二アスタリスク突起146は、第一アスタリスク突起144と同様の形状をしている。具体的には、第二アスタリスク突起146は、ベース面30に対して直交する方向から見て、中心1O3を中心にして第一アスタリスク突起144を時計回り方向に90〔度〕回転させ、さらに、中心1O3を中心に90〔度〕回転させた第一アスタリスク突起144の上下を反転させた形状である。
図18に示されるように、第一アスタリスク突起144と、第二アスタリスク突起146とは、タイヤ周方向、及びタイヤ径方向に交互に配置されており、第二低明度領域118(図14参照)の全体を埋めている。そして、第一アスタリスク突起144と第二アスタリスク突起146とは、第一低明度領域116の第一アスタリスク突起134と第二アスタリスク突起136と同様に、連結されている。
第三低明度領域120は、図19、図20に示されるように、ベース面30から突出した複数のアスクリスク状の突起(アスタリスク突起)Qを有しており、具体的には、複数の第一アスタリスク突起154(Q)と、複数の第二アスタリスク突起156(Q)とを有している。そして、第一アスタリスク突起154と、第二アスタリスク突起156とは、タイヤ周方向、及びタイヤ径方向に交互に配置されている。第一アスタリスク突起154、及び第二アスタリスク突起156は、第三突起(突起)Qの一例である。
第一アスタリスク突起154については、第一低明度領域116の第一アスタリスク突起134(図15参照)と異なる部分を主に説明する。
図19に示されるように、第二アスタリスク突起156は、第一アスタリスク突起154と同様の形状をしている。具体的には、第二アスタリスク突起156は、ベース面30に対して直交する方向から見て、中心1O5を中心にして第一アスタリスク突起154を時計回り方向に90〔度〕回転させ、さらに、中心1O5を中心に90〔度〕回転させた第一アスタリスク突起154の上下を反転させた形状である。
図20に示されるように、第一アスタリスク突起154と、第二アスタリスク突起156とは、タイヤ周方向、及びタイヤ径方向に交互に配置されており、第三低明度領域120(図14参照)の全体を埋めている。そして、第一アスタリスク突起154と第二アスタリスク突起156とは、第一低明度領域116の第一アスタリスク突起134と第二アスタリスク突起136と同様に、連結されている。
次に、第4実施形態に係るタイヤ1の装飾部14及びパターン領域Kによる作用効果について説明する。
タイヤサイド部1dの装飾部14の第一低明度領域116では、第一低明度領域116に形成された第一アスタリスク突起134及び第二アスタリスク突起136へ入射する光は、図21(A)に示す側面134D、136Dに当たる。そして、入射した光は、向かい合う側面134D、136D間で反射を繰り返しながら減衰して、外側に反射される
さらに、タイヤサイド部1dの突起が形成されていない他の領域122では、他の領域122に入射した光は、他の領域122を構成する外面によって外側に反射される。
第5実施形態のタイヤ1において、装飾部14に設けられた1つ又は複数のパターン領域Kは、第一のパターン領域Kを含み、第一のパターン領域Kには、装飾部14のベース面30から0.1mm以上で1.0mm以下の突出高さで突出すると共に0.1mmよりも大きく1.0mm以下の間隔の第一突起Qが複数形成されており、少なくとも第一のパターン領域Kでは、複数の第一突起Qが、ベース面30に垂直な法線に対して一方向に傾斜している。
さらに、装飾部14には、他の領域220に比して明度が低く、黒色に見える第1低明度領域218A、及び第2低明度領域218Bがタイヤ周方向、及びタイヤ径方向に交互に形成されている。第1低明度領域218A、及び第2低明度領域218Bは、パターン領域の一例である。なお、本実施形態の第1低明度領域218A、及び第2低明度領域218Bは、平面視で矩形状とされている。
図23~図24に示すように、第1低明度領域218Aは、ベース面30から突出した複数の第一アスタリスク突起234と、複数の第二アスタリスク突起236とを有している。そして、第一アスタリスク突起234と、第二アスタリスク突起236とは、タイヤ周方向、及びタイヤ径方向に交互に配置されている。第一アスタリスク突起234、及び第二アスタリスク突起236は、突起の一例である。
図24に示すように、第一アスタリスク突起234は、ベース面30に対して直交する方向(タイヤ1の回転軸方向)から見て、基点としての中心2O1から夫々異なる方向へ延出された第一延出部235A-1、235A-2、第二延出部235B-1、235B-2、及び第三延出部235C-1、235C-2で構成されている。以下、これらの6本の延出部を、まとめて「延出部234E」と称する。そして、一の延出部234Eと他の延出部234E(中心2O1から互いに逆向きに延出されているもの同士を除く)とで、中心2O1において屈曲された線形状が構成されている。
図24に示すように、第二アスタリスク突起236は、第一アスタリスク突起234と同様の形状をしている。具体的には、第二アスタリスク突起236は、ベース面30に対して直交する方向から見て、中心2O1を中心にして第一アスタリスク突起234を時計回り方向に90〔度〕回転させ、さらに、中心2O1を中心に90〔度〕回転させた第一アスタリスク突起234の上下を反転させた形状である。
図23、図24に示されるように、第一アスタリスク突起234と、第二アスタリスク突起236とは、タイヤ周方向、及びタイヤ径方向に交互に配置されており、第1低明度領域218Aの全体を埋めている。
次に、第5実施形態に係るタイヤ1の装飾部14及びパターン領域Kによる作用効果について説明する。
タイヤサイド部1dの第一アスタリスク突起234及び第二アスタリスク突起236が形成されていない他の領域220では、入射した光は、他の領域220を構成する外面によって外側に反射される。
第6実施形態のタイヤ1において、装飾部14に設けられた1つ又は複数のパターン領域Kは、第一のパターン領域Kを含み、第一のパターン領域Kには、装飾部14のベース面30から0.1mm以上で1.0mm以下の突出高さで突出すると共に0.1mmよりも大きく1.0mm以下の間隔の第一突起Qが複数形成されており、第一のパターン領域Kには、互いに隣接して配置される複数の第一突起Qの高さが漸減する漸減領域が設けられている。
図28~図29に示すように、低明度領域18は、ベース面30から突出した複数のアスクリスク状の突起(アスタリスク突起)Qを有しており、具体的には、複数の第一アスタリスク突起34(Q)と、複数の第二アスタリスク突起36(Q)とを有している。そして、第一アスタリスク突起34と、第二アスタリスク突起36とは、タイヤ周方向、及びタイヤ径方向に交互に配置されている。第一アスタリスク突起34、及び第二アスタリスク突起36は、突起Qの一例である。
図29に示すように、第一アスタリスク突起34は、ベース面30に対して直交する方向(タイヤ1の回転軸方向)から見て、基点としての中心O1から夫々異なる方向へ延出された第一延出部35A-1、35A-2、第二延出部35B-1、35B-2、及び第三延出部35C-1、35C-2で構成されている。以下、これらの6本の延出部を、まとめて「延出部34E」と称する。そして、一の延出部34Eと他の延出部34E(中心O1から互いに逆向きに延出されているもの同士を除く)とで、中心O1において屈曲された線形状が構成されている。
出された形状となっている。
図29に示すように、第二アスタリスク突起36は、第一アスタリスク突起34と同様の形状をしている。具体的には、第二アスタリスク突起36は、ベース面30に対して直交する方向から見て、中心O1を中心にして第一アスタリスク突起34を時計回り方向に90〔度〕回転させ、さらに、中心O1を中心に90〔度〕回転させた第一アスタリスク突起34の上下を反転させた形状である。
図28、図29に示されるように、第一アスタリスク突起34と、第二アスタリスク突起36とは、タイヤ周方向、及びタイヤ径方向に交互に配置されており、低明度領域18の全体を埋めている。
本実施形態の装飾部14では、低明度領域18の明度を全体的に一様に低くしておらず(即ち、明度の値を一定の値にしていない)、装飾部を表現するための幅を広げるために、黒色から徐々に明るく見えるような明度のグラデーションを一部につけている。以後、低明度領域18において、グラデーションをつけている領域をグラデーション領域48と呼ぶ。図27に示すように、本実施形態の装飾部14には、タイヤ周方向に対して傾斜して延びる帯状のグラデーション領域48が4本設けられている。
次に、第6実施形態に係るタイヤ1の装飾部14及びパターン領域Kによる作用効果について説明する。
タイヤサイド部1dの第一アスタリスク突起34及び第二アスタリスク突起36が形成されていない他の領域20では、入射した光は、他の領域20を構成する外面によって外側に反射される。
第7実施形態のタイヤ1において、装飾部14に設けられた1つ又は複数のパターン領域Kは、第一のパターン領域Kを含み、第一のパターン領域Kには、第一突起Qが隣り合う形態で複数形成され、各第一突起Qは、ベース面30に沿って延び、各第一突起Qは、ベース面30の側を形成する基部と、突出する先端の側を形成する先端部と、を含んで構成され、第一のパターン領域Kには、互いに隣り合う第一突起Qの少なくとも一部が、第一突起Qの長さの方向から見て、互いに重なる重なり部が形成されており、第一のパターン領域Kにおける第一突起Qは、ベース面30から0.1mm以上1.0mm以下の突出高さで突出するとともに、隣り合う第一突起Qのピッチは、0.1mm以上1.0mm以下とされている。
また、タイヤサイド部1dにおいて装飾部14以外の領域で、突起等が形成されていない他の領域418に対して凹んだベース面30が、装飾部14に形成されている。このベース面30は、装飾部14の底面を構成すると共にタイヤ周方向から見て、タイヤ1の幅方向の外側に凸を成す湾曲面状とされている。本実施形態では、ベース面30は、他の領域418に対して0.4〔mm〕凹んでいる。
本実施形態の要部の構成を、図32から図36に従って説明する。
パターン領域420(K)は、図33及び図34に示すように、装飾部14のベース面30から突出するとともに、ベース面30に沿って延び、ベース面30の側を形成する基部432と、ベース面30から該ベース面に直交する方向に突出して先端の側を形成する先端部434とを含んで構成される突起430(Q)と、を備える。
また、パターン領域420は、図33に示すように、突起430が隣り合う形態で複数形成され、互いに隣り合う突起430の基部432の側が、突起430の長さの方向から見て、互いに重なる状態に形成されている。
それぞれの領域4Pには、領域4Pの範囲内において、互いに隣り合う複数の突起430がそれぞれ平行に形成されている。
これにより、パターン領域420は、領域4Pにより区画され、それぞれの領域4Pは、タイヤの中心軸CEを基準に、タイヤの径方向RDに放射状に配置されている。
突起430(Q)は、図33から図35に示すように、後述する、基部432と、先端部434と、第一壁部436と、第二壁部438と、を含んで構成されている。
また、突起430は、ベース面30に沿う突起の長さの方向から見て、基部432の側が広く、かつ、先端部434の側が狭い形状を有する。
また、基部432と先端部434とを結ぶ、第一壁部436と、第二壁部438と、を備える。
この突起430は、図33に示すように、ベース面30に沿って、本実施形態では、タイヤの径方向RDに向けて、複数が互いに隣り合って平行に配置されている。
基部432は、図34に示すように、突起430のベース面30の側を構成し、突起430の長さの方向から見て、後述する先端部434よりも広く形成されている。
また、ベース面30に直交する方向、すなわち、タイヤの幅方向WDから見て、基部432の側が波状に形成されている。
先端部は、図33、図34に示すように、突起430がベース面30から突出する先端の側を構成し、タイヤの径方向RDに向けて直線状に形成され、基部432と、後述する第一壁部436と第二壁部438とをつないでいる。
第一壁部436は、基部432の一方の端部432Aと先端部434に向かって延在して面状に形成されている。
また、第一壁部436は、ベース面30に直交する方向、すなわち、タイヤの幅方向WDから見て、波状に形成されている。
この波状の第一壁部436は、先端部434を基準として、基部432に向けて張り出す山部436Aと、基部432に向けて山部436Aよりへこんでいる谷部436Bと、を含んで構成されている。
具体的には、図35に示すように、山部436Aと谷部436Bは、線4LBの方向に振幅を有して、突起430の長さの方向に周期的に連続している。ここで、線4LBは、第一壁部436において隣り合う谷部436Bを結ぶ線4LAに直交する線である。
第二壁部438は、基部432の他方の端部432Bと先端部434に向かって延在して面状に形成されている。
また、第二壁部438は、ベース面30に直交する方向、すなわち、タイヤの幅方向WDから見て、波状に形成されている。
この波状の第二壁部438は、先端部434を基準として、基部432に向けて張り出す山部438Aと、基部432に向けて山部438Aよりへこんでいる谷部438Bと、を含んで構成されている。
具体的には、図35に示すように、山部438Aと谷部438Bは、第一壁部438において隣り合う谷部438Bを結ぶ線4LAに直交する線4LBの方向に、振幅を有して突起430の長さの方向に周期的に連続している。
上記のとおりの構成を有する突起430は、パターン領域420内において隣り合って形成されているが、隣り合う突起同士の配置関係について説明する。
本実施形態では、一方の突起430と他方の突起430とは、溝部440によって隔てられて配置されている。
同様に、一方の突起430の第二壁部438の谷部438Bと、他方の突起430の第一壁部436の山部436Aとが、対向する状態で配置されている。
具体的には、一方の突起430の第二壁部438と他方の突起430の第一壁部436は、突起430の長さの方向、すなわち、タイヤの径方向RDに対して、溝部440を挟んで、同じ位相で、例えば同一周期で対向している。
具体的には、図35に示すように、他方の突起430の山部436Aが、一方の突起430の周期的に配置されている山部438A同士を結ぶ線4LCを越えて、一方の突起430の谷部438Bの側に入り込んで、重なり部442が形成される。
具体的には、隣り合う突起430における重なり部442の高さは、突起430の突出高さ4L1の2分の1から3分の1程度であり、この高さは、突起430の突出高さ4L1と、互いに隣り合う突起430のピッチ4L2と、に依存する。
換言すれば、この重なり部442の一定の幅と一定の高さは、予め定められた幅と予め定められた高さとして設定し、該幅と高さが確保されるように、突起430の突出高さ4L1と、互いに隣り合う突起430のピッチ4L2と、を決定してもよい。
そして、装飾部14に、タイヤの回転方向CDに連続して、複数のパターン領域420が形成されている。
また、好ましくは、突起430の突出高さ4L1は0.2以上0.8以下であり、互いに隣り合う突起430のピッチ4L2は、0.2mm以上0.8mm以下である。
突起430の突出高さ4L1が、0.1mm未満であると、制作が困難となり、1.0mmを超えると、突起430の倒れや破断が生じる可能性が大きくなり、好ましくない。
また、互いに隣り合う突起430のピッチ4L2が、0.1mm未満であると制作が困難となり、1.0mmを超えると、第一壁部436及び第二壁部438の傾斜が緩やかになり、光が反射して明度を低く維持できなくなって、好ましくない。
次に、第7実施形態に係るタイヤ1の装飾部14及びパターン領域Kによる作用効果について説明する。
これに対し、本実施形態では、装飾部14において、パターン領域420に入射する光の一部は、図35、図36に示す重なり部442によって遮られ、突起430の長さの方向、すなわち、タイヤの径方向RDに対して、通過することができない。
すなわち、装飾部14の明度は、突起430が形成されていない他の領域418の明度よりも低い状態となる。
これにより、タイヤ1において、突起430が形成されているパターン領域420を有する装飾部14の表現の幅を広げることができる。
また、衝突した光の他の一部は、第一壁部436の山部436A及び第二壁部438の山部438Aの間で反射して減衰されるので、重なり部442の光の遮断機能に加え、装飾部14の明度をより低下させる機能を有する。
1M:タイヤ本体、 1a:トレッド部、 1b:サイドウォール部、 1c:ビード部、 1d:タイヤサイド部、 1ds:タイヤサイド部のタイヤ外表面、
2ab:ベース面、
3:補強部材、 3a:補強プライ、 3u:補強部材のタイヤ径方向外端、
4a:ビードコア、 4b:ビードフィラー、 4b1、4b2:ビードフィラー部、 4bu:ビードフィラーのタイヤ径方向外端、
5:カーカス、 5a:カーカスプライ、 5M:プライ本体部、 5T:プライ折返し部、 5e:カーカスのプライ折返し部のタイヤ径方向外端、 6:ベルト、 6a:ベルト層、
7:トレッドゴム、 8:サイドゴム、
9:インナーライナー、
10:通信装置、
10e:RFタグ、
10b:アンテナ部、 10b1、10b2:アンテナ、
10f:被覆部、 10f1、10f2:被覆部材、
10c:ICチップ、
10u:通信装置のタイヤ径方向外端、
10m:通信装置のタイヤ径方向中心、
14:装飾部、
30:ベース面、
Q:突起(第一突起、第二突起、第三突起)、
K:パターン領域(第一のパターン領域、第二のパターン領域、第三のパターン領域)、
CL:タイヤ赤道面、
WD:タイヤ幅方向、 RD:タイヤ径方向、 CD:タイヤ周方向、
LD:通信装置の長手方向、 SD:通信装置の短手方向、 TD:通信装置の厚さ方向
Claims (8)
- タイヤサイド部の内部に埋設された、通信装置と、
前記タイヤサイド部のタイヤ外表面に形成され、ベース面を有する、装飾部と、
前記装飾部に設けられた、1つ又は複数のパターン領域と、
を備えた、タイヤであって、
各前記パターン領域には、前記装飾部の前記ベース面から0.1mm以上で1.0mm以下の突出高さで突出すると共に0.1mm以上で3.0mm以下の間隔の突起が複数形成されており、
前記タイヤサイド部のタイヤ幅方向の投影面において、前記通信装置の全体が、前記装飾部の内部に位置している、タイヤ。 - 前記1つ又は複数のパターン領域は、第一のパターン領域を含み、
前記第一のパターン領域には、前記装飾部の前記ベース面から0.1mm以上で1.0mm以下の突出高さで突出すると共に1.0mmよりも大きく3.0mm以下の間隔の第一突起が複数形成されている、請求項1に記載のタイヤ。 - 前記タイヤは、前記装飾部に前記パターン領域を複数備えており、
前記複数のパターン領域は、第一のパターン領域と第二のパターン領域とを含み、
前記第一のパターン領域には、前記装飾部の前記ベース面から0.1mm以上で1.0mm以下の予め決められた値の突出高さで突出すると共に0.1mm以上1.0mm以下の予め決められた値の間隔の第一突起が複数形成されており、
前記第二のパターン領域には、前記装飾部の前記ベース面から0.1mm以上で1.0mm以下の予め決められた値の突出高さで突出すると共に0.1mm以上1.0mm以下の予め決められた値の間隔の第二突起が複数形成されており、
夫々の前記第一突起の間隔と夫々の前記第二突起の間隔とが同様とされ、前記第一突起
の突出高さと前記第二突起の突出高さとが異なる、請求項1に記載のタイヤ。 - 前記1つ又は複数のパターン領域は、第一のパターン領域を含み、
前記第一のパターン領域には、前記装飾部の前記ベース面から0.1mm以上で1.0mm以下の突出高さで突出すると共に0.1mmよりも大きく1.0mm以下の間隔の第一突起が複数形成されており、
少なくとも前記第一のパターン領域では、複数の前記第一突起が、前記ベース面に垂直な法線に対して一方向に傾斜している、請求項1に記載のタイヤ。 - 前記1つ又は複数のパターン領域は、第一のパターン領域を含み、
前記第一のパターン領域には、前記装飾部の前記ベース面から0.1mm以上で1.0mm以下の突出高さで突出すると共に0.1mmよりも大きく1.0mm以下の間隔の第一突起が複数形成されており、
前記第一のパターン領域には、互いに隣接して配置される複数の前記第一突起の高さが漸減する漸減領域が設けられている、請求項1に記載のタイヤ。 - 前記1つ又は複数のパターン領域は、第一のパターン領域を含み、
前記第一のパターン領域には、第一突起が隣り合う形態で複数形成され、
各前記第一突起は、前記ベース面に沿って延び、
各前記第一突起は、前記ベース面の側を形成する基部と、前記突出する先端の側を形成する先端部と、を含んで構成され、
前記第一のパターン領域には、互いに隣り合う前記第一突起の少なくとも一部が、前記第一突起の長さの方向から見て、互いに重なる重なり部が形成されており、
前記第一のパターン領域における前記第一突起は、前記ベース面から0.1mm以上1.0mm以下の突出高さで突出するとともに、前記隣り合う前記第一突起のピッチは、0.1mm以上1.0mm以下とされている、請求項1に記載のタイヤ。 - 各前記第一突起は、アスタリスク突起である、請求項2~5のいずれか一項に記載のタイヤ。
- 前記通信装置は、RFタグを有する、請求項1~7のいずれか一項に記載のタイヤ。
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